JP2003184654A - ロータリスロットルバルブ式キャブレータ及びその燃料供給調節方法 - Google Patents

ロータリスロットルバルブ式キャブレータ及びその燃料供給調節方法

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JP2003184654A JP2002296019A JP2002296019A JP2003184654A JP 2003184654 A JP2003184654 A JP 2003184654A JP 2002296019 A JP2002296019 A JP 2002296019A JP 2002296019 A JP2002296019 A JP 2002296019A JP 2003184654 A JP2003184654 A JP 2003184654A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリスロットルバルブキャブレータのた
めの改良した燃料調整装置及び方法を提供する。 【解決手段】 ロータリスロットルバルブ式キャブレー
タにおいて、スロットルバルブがアイドリング位置と開
スロットル位置の間で動く貫通空気路と、燃料噴射路の
噴射ポートの大きさを変える燃料調量ニードルと、バイ
パス空気路とが設けられる。該バイパス空気路の出口
が、エンジンのアイドリング時には該貫通空気路に通
じ、該スロットルバルブがアイドリング位置からスロッ
トル拡開位置に動くと該スロットルバルブにより閉じら
れる。アイドリング用設定において、該バイパス空気路
の上流端はバイパス空気源に開いていて、抽気可能であ
って、燃料混合空気の燃料比率が許容最大値になるよう
にし、且つ、該燃料調量ニードルが持ち上げられて該噴
射ポートの開口が広くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チエーンソー、
草刈機、低木カッター等の手持ち式器具を駆動する小型
内燃エンジンへの使用に適したロータリスロットルバル
ブ式キャブレータに関し、より詳しくは、そのロータリ
スロットルバルブ式キャブレータの燃料供給調節方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】発明の背景 ロータリスロットルバルブ式キャブレータは、現在使用
されていて、チェーンソーや草刈機等の広範囲の二行程
及び四行程エンジンの燃焼燃料要求に応じている。典型
的には、これらのキャブレータは、燃料調量ダイヤフラ
ムを利用するダイヤフラム式であり、その向きに無関係
にキャブレータからの燃料供給を制御するように作動す
る。所謂“ミニ四行程”式小型エンジンは増加傾向にあ
り、二行程エンジンと比較してより良い燃料消費率と減
少した空気汚染排出ガスを達成する。しかし、アイドリ
ング速度で“ミニ四行程”エンジンを起動するのに必要
な燃料は、極く少量であり、アイドリング用の燃料混合
ニードルは、燃料供給管の燃料噴出孔が非常に小さい出
口となるように設定されねばならない。これにより、燃
料内の垢が詰まること及びニードル先端の軸方向の動き
が敏感に影響することの問題を生じる。
【0003】この技術について理解されているように、
ロータリスロットルバルブ式キャブレータは、典型的に
は、キャブレータの吸気路に配置されたスロットルバル
ブ孔を有する円筒スロットルバルブを有し、エンジンへ
の燃焼用空気供給量は、スロットルバルブの回転により
制御される。エンジンに供給される燃料の量はスロット
ルバルブに取付けられたニードル弁の相対位置により制
御される。スロットルバルブと共に回転するカムにより
昇降されるその混合ニードルの先端は、燃料供給管の燃
料噴射側孔に沿って動いて、その燃料噴射孔の開口面積
を変える。そのロータリスロットルバルブ式キャブレー
タの低速またはアイドリング速度を調節する色々な方法
が知られている。その一つの方法が、日本特許出願公開
公報(特許文献1参照、その対応出願は、ドイツ特許DE
3247603−A1(1983)である)に開示されて
いる。又、米国特許明細書(特許文献2参照)に次のよ
うに記載されている。“日本特許出願公開公報(特許文
献1)に開示されているバルブ式キャブレータは、その
公報の図5に図示されように、ロータリスロットルバル
ブ17のスロットル孔17bに向けて突出する燃料管に
関する空気流を変えるために、即ち、スロットルバルブ
17のアイドリング用位置で燃料噴出孔16aに掛かる
吸入負圧を変えるために、吸気路44の入口に開口する
貫通穴17cが、スロットルバルブのスロットル孔17
bの壁に設けられている。この提案により、貫通孔17
Cの内径は、エンジンの使用に応じて選定される。それ
故、アイドリング位置での燃料量は、予め設定されて固
定され、自由に調整できない。”
【0004】前述の米国特許(特許文献2)のシステム
と機構では、その米国特許明細書の図3に明瞭に図示さ
れているように、抽気バイパス路41が設けられてスロ
ットルバルブ17のスロットルボア176をスロットル
バルブの上流で、キャブレータ空気路44に通じる。空
気量調整ニードル弁43がこの抽気路に設けられて、ス
ロットルボア176に入るバイパス空気量を調整する。
【0005】排気ガス規制(EPA及び/又はCARB)の最
大許容有害排出物量を超えないように、空気燃料(A/
F)混合比が工場で設定され、従来の燃料調整ニードル
15を恒久的に調整し、アイドリング用スロットルの設
定時に、燃料噴射オリフィス16aの大きさは、十分小
さくて、アイドリング運転のエンジンに最適量の燃料を
供給して、排気ガス規制の条件を満たす。このときに
は、スロットルバルブ17はねじ込まれて抽気バイパス
路41を完全に閉じている。改ざん防止部材(即ち、ボ
ール62)がニードル取付孔47a内に押し込まれてシ
ールされ(接着剤61により)、燃料調量ニードルは外
から調整ができないようにする。
【0006】しかし、操作者は、要すれば、エンジンの
アイドリング運転範囲において、未だ燃料量を調整可能
である(即ち、過薄状態に)。スロットルバルブ17の
スロットルボア176をスロットルバルブの上流でキャ
ブレータ空気路44に通じるバイパス又は遮断路41を
通って流れるアイドリング運転時の空気量は、空気量調
整ニードル弁43を調節することにより調整される。バ
イパス又は遮断路41を通る空気量がこうして増加する
と、燃料混合空気は薄くなり、このバイパス空気量が減
少すると、燃料混合空気は濃くなる。しかし、アイドリ
ング時の絞り設定における燃料混合空気の最大濃度が予
め決められているので、アイドリング時の燃料混合空気
が排気ガス基準の許容最大値を超えることはない。即
ち、空気量調整ニードル弁43が完全に開いても、ま
た、空気量調整ニードル弁43が戻されても、バイパス
空気量はある値以上であり、その混合気の濃度は更には
濃くならない。何故ならば、燃料の最大供給流量は、独
立に管理され、燃料調節ニードルが前述の如く工場で予
め設定されているからである。
【0007】前述の米国特許(特許文献2)における、
アイドルバイパス路内の空気量調節バルブの調整機能
は、多くの用途で好ましい機能であるが、前述の日本特
許出願公開公報(特許文献1)と米国特許(特許文献
2)とは、従来の燃料調節ニードルに関する、調節ニー
ドルの敏感性と、工場設定されたアイドリング時出口開
口の詰まりの問題を解決していない。
【0008】更に、ロータリキャブレータをミニ四行程
エンジンの特性に合わせる場合の別の問題が、前述の先
行技術文献には取り上げられていないし記載されてもい
ない。例えば、そのようなエンジン(このエンジンはこ
の目的のために最新の標準絞りシステムを使用する必要
はない)の低温始動を助長する濃い燃料による始動シス
テムを、スロットル拡開状態(WOT)に影響なく、提供
する調節機構がない。また、アイドリングからスロット
ル全開のスロットル設定範囲において、燃料混合空気の
調整により、燃料量とエンジン速度の関係特性を調整し
て、部分絞り範囲におけるエンジンの要求加速性能を充
足させる試みが、開示されていない。これらの問題は、
特にミニ四行程エンジンで顕著であり、そのエンジンは
供給される濃い不適切な燃料混合空気に非常に敏感なこ
とによる。、
【0009】
【特許文献1】特開昭58−110847号公報
【特許文献2】米国特許第5709822号明細書(欄
1の47〜60行目、図5)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的には、
ロータリスロットルバルブキャブレータのための改良し
た燃料調整装置と、それを作動させる改良した方法とを
含んで、前述の問題を解決し、特に、これらはミニ四行
程エンジンのキャブレータに関して、キャブレータのア
イドリング速度用設定時に、スロットルバルブ開口度を
著しく減らすことなしに、アイドリング用燃料出口オリ
フィスに掛る負圧の大きさを制御する改良した方法を提
供し、そのようなエンジンとロータリスロットルバルブ
キャブレータを使用するエンジンのために改良した始動
システムを提供し、燃料調節ニードルの工場固定調整に
おいて、アイドリング時のより大きい出口開口を可能に
して、従って、ニードル先端の軸方向の動きに敏感過ぎ
ることをなくし、その出口開口に燃料流内の垢が詰まる
のを少なくし、工場で確実に設定できて排気ガス排出物
規制を充足し、しかも、設計で毛及び/又は運転におい
て調整可能であり、エンジンのアイドリング・部分絞り
・高速運転モードのエンジン性能を改善して、最近の標
準チョークシステムとは相違する簡明な濃い燃料始動シ
ステムであり、スロットル拡開運転に影響がなく、改良
した空気抽気流路が設けられて、その流路が閉じられた
ままでも燃料は濃くなるがエンジンは十分にアイドリン
グが可能であり、スロットル拡開運転は正常である。
【0011】更にこの発明の目的は、ロータリスロット
ルバルブ(バレル式)キャブレータのための前述の特徴
を有する改良した燃料制御方法及び機構を提供すること
であり、そのキャブレータでは燃料空気混合率を工場で
較正し、燃料流とエンジン速度の関係特性で加速部分を
調整して、部分絞り運転で要求に応じて燃料を濃くし
て、しかもエンジンの特性に合うようにする。その場
合、スロットルのカム板を再取付する必要がない。従来
は、一般的には、そのカム板は、異なったカム面または
外形を有する複数のカム板から、キャブレータとエンジ
ンの較正要求を充足するように選別されていた。
【0012】更にこの発明の目的は、前述の目的を達成
できる前述の特性を有する改良した燃料制御機構及び方
法を提供することであり、しかもこの機構は比較的簡明
なデザインであり、経済的に製作・組立が可能であり、
堅個で、信頼性・耐久性があり、使用有効寿命が長い。
【0013】
【課題を解決するための手段】発明の概要 一般的には、限定するわけではないが概括的に、この発
明は、前述の目的の一つ又は複数を達成し、キャブレー
タから対応するエンジンに送る燃料を調整する改良した
機構及び方法を提供する。そのキャブレータは前述のロ
ータリスロットルバルブ式でありキャブレータボディの
吸気路に配置されたスロットル孔を有する。スロットル
バルブの回転によりキャブレータ吸気路に面したスロッ
トル孔の開口面積を変えてそこを通る空気流を制御す
る。キャブレータボディに固定された燃料供給管の燃料
噴射ポートから噴射される燃料量は、軸方向に動くよう
にスロットルバルブに取付られた燃料調量ニードルのそ
の燃料噴射ポートとの相対位置により制御される。その
燃料噴射ポートのニードル制御の調整は、アイドリング
速度用燃料量が設定され停止部材が固定された後では、
キャブレータの外からできない。
【0014】キャブレータは更に、その上流部でそのス
ロットルバルブ孔を迂回空気源に可変的に通じるバイパ
ス空気路を有する。その空気源は周囲の大気又はキャブ
レータ内の上流の空気であり、前述のスロットル孔の開
口とは迂回関係にあり、スロットルバルブのエンジンア
イドリングの設定において作動するバイパス空気路出口
を通って通じている。バイパス空気路出口は、スロット
ルバルブがアイドリング用設定から高速及び/又は最大
出力設定に動くと閉じられる。
【0015】好ましくは、バイパス空気量調整弁は、バ
イパス空気路に設けられて、スロットル孔に向かうバイ
パス空気路内を流れる空気量を可変に調整する。エンジ
ンとキャブレータの最初の設定・較正において、バイパ
ス空気調整弁はエンジンがアイドリング速度で運転して
いる間は開いたままであり、その空気弁は所定開度に設
定される。
【0016】その後、燃料調量ニードルが調整されて、
適用されるエンジン排気ガス量規則で許容される燃料空
気混合率が最大の燃料を供給可能にする。次ぎに、その
燃料ニードルは停止部材により移動しないように固定さ
れて、その燃料ニードルの調整部が外から操作できない
ようにする。
【0017】好ましくは、その後、ユーザーがエンジン
を引き続き運転する時には、バイパス空気調整弁はエン
ジンを始動する時にだけ閉じて、濃い燃料混合空気を供
給してエンジンを始動する。エンジンがそれ自体で運転
するようになると、バイパス空気調整弁は開いた状態に
なる。
【0018】オプションとして、バイパス空気調整弁
は、その燃料空気比が所定設定から調整されて、最初に
設定されたアイドリング時の燃料混合空気を再調整し
て、ユーザーがエンジンを運転するときに、より薄い又
はより濃い燃料にできる。バイパス空気調整弁は、電磁
弁の形態でも良く、エンジン制御システムに連結され
て、その弁は、エンジン始動時に自動的に閉じられ、エ
ンジンが自力で運転される状態になると、開かれる。別
のオプションとして、バイパス空気調整電磁弁は、調整
可能な開口制限停止部材を有して、その開口設定を調整
し、燃料空気比の制限値を増減して、最初の燃料混合空
気の設定をエンジン運転における他の値に再調整する。
【0019】ある実施例では、バイパス空気路は、キャ
ブレータの壁を通って延びる導管を有し、その導管はバ
イパス空気調整弁を有する外部連結部に通じている。バ
イパス空気調整弁は、 (1)可動フラプ弁であり、キャブレータの外側に配置
されたその導管の上流側入口の開閉を制御する。 (2)又は、電磁弁であり、導管に設けられた固定コイ
ルを有し、そこで往復動するプランジャーとその先端に
バルブ部材を有して、導管に設けられたバルブディスク
内のバルブ孔を開閉する。 (3)又は、通常閉状態の熱応答バルブであり、エンジ
ンに取付られて、所定温度のエンジン運転による熱に感
応して、そのバイパス弁が開く。
【0020】そのバイパス路は、置換例として、キャブ
レータ内のバイパス入口路(岐路)とバイパス出口路
(岐路)の形態であり、バイパス入口路の入口開口は、
スロットルバルブの上流に位置し、バイパス出口路はア
イドリング状態でスロットルバルブの絞り孔(スロット
ル孔)に通じるように位置している。製作と較正が容易
なように、それらの岐路は、好ましくは、キャブレータ
の外面近くのチャンバを介して互いに通じて、そのチャ
ンバはウェルチ(Welch)プラグで閉鎖される。好まし
くは、それら岐路は、互いに平行にドリルで明けられ
て、キャブレータ吸気路の軸に略垂直である。
【0021】この実施例では、電磁バルブはニードルバ
ルブ付き電機子を有し、その先端のニードル頭がそれら
岐路の一つに形成された弁シートに当接可能である。好
ましくは、ウェルチプラグチャンバーに入るバイパス入
口路の端部に形成される。
【0022】好ましくは、色々な案内角の複数のカム板
から一つを選択する代わりに、バイパス出口路はスロッ
トルバルブの絞り孔の上流側制御エッジの移動に関連し
て配置されて、その制御エッジが部分的絞りのために移
動してバイパス出口路の出口を過ぎる間において、エン
ジン速度に関連する燃料の空燃比特性を設計する時に調
整する。
【0023】この発明の前述又は他の目的・特徴・有利
性は、以下の最適実施形態の詳細な説明と請求項の記載
と添付図面とから明らかに説明される。
【0024】
【発明の実施の形態】第一実施例 図面をより詳細に説明すると、図1、2は、ロータリス
ロットルバルブ式キャブレータ10を図示し、そのキャ
ブレータは燃料ポンプ12を備え、燃料ポンプ12はダ
イヤフラム14を有して、その片側に燃料チャンバ16
を部分的に形成し、他側に圧力パルスチャンバ18を部
分的に形成する。
【0025】キャブレータ10はそこを貫通するように
形成された燃料空気混合路26を備え、そして、ロータ
リスロットルバルブ22が燃料空気混合路26内に配置
される。スロットルバルブ22は燃料空気混合路26に
回転して選択的に心が合う貫通空気路28を有し、スロ
ットルバルブ22が制御されて回転レされカムにより調
整されて、スロットルバルブ22はアイドリング位置
(図1、2)と拡開位置(図3、4)との間を動いて、
キャブレータ10を通る空気と燃料の流れを制御する。
スロットルバルブ22は、好ましくは、概して円筒のシ
ャフト29であり、燃料空気混合路26に対して概して
横方向に延びる主ボディ24内の補完形収容ボア30に
収容される。スロットルバルブ22は一端で、そこから
径方向外側に延びるカム板32を有し、カム板32は、
主ボディ24に取付固定さてたスロットルバルブ板36
に保持されたポスト又はカム従動体34と当接可能であ
る。
【0026】カム板32は、概して傾斜した面又はラン
プ37を有して、スロットルバルブがそのアイドリング
位置と拡開位置の間を、操作者がスロットル制御レバー
又はリンク(図示せず)を動かすことにより、回転す
る。スロットルバルブ22の軸方向の動きが、スロット
ルバルブ22により保持されたニードル38を動かし
て、ニードル38が主ボディ24により保持された筒状
の燃料噴射ピース40内で動いて、燃料噴射ピース40
の側部オリフィス42の大きさを変えて、少なくとも部
分的に側部オリフィス42から排出される燃料の量を制
御する。較正の目的で、ニードル38は好ましくは、ス
ロットルバルブ22の補完形収容ボア44にねじ込まれ
て、回転によりスロットルバルブ22に対する相対位置
が変えられる。球形ボール又はプラグ46が好ましくは
収容ボア44内にプレスばめされて(及び/又は、図示
しない接着性カバーでシールされ)、工場で最初に較正
された後は、ニードル38に恒久的に触れられないよう
にする。
【0027】スロットルバルブ板36は、スロットルバ
ルブ22に対向してコイルスプリング48を捕捉して、
収容ボア30内スロットルバルブ22を軸方向下側に付
勢する(図1、2に図示)。円環弾性シール50がスロ
ットルバルブ22の上部の周りに配置されて、スロット
ルバルブ22とスロットルバルブ板36との間で液密シ
ールを構成する。アイドリング調整ねじ52がスロット
ルバルブ板36内にねじ込まれ、スロットルバルブ22
の固定された径方向外側に延びるフランジ54に係合し
て、要求されるアイドリング位置におけるスロットルバ
ルブ22の動きの限界停止角度を調整して設定する。
【0028】燃料ポンプ12は、端板60と主ボディ2
4との間に捕捉されたダイヤフラム14を有し、ダイヤ
フラム14と主ボディ24との間に好ましくはガスケッ
ト62が収容される。燃料入口金物64が端板60内に
プレスばめされ、燃料入口金物64は主ボディ24の内
部路66を通って燃料チャンバ16に通じる。燃料入口
金物64は好ましくは、ダイヤフラム14と一体の入口
弁68を有し、燃料の逆流を妨げる。入口弁68を通っ
て流れる燃料は、ダイヤフラム14により部分的に形成
された燃料チャンバ16に入る。燃料チャンバ16から
送出された燃料は、出口弁70を通って流れる。出口弁
70もまた、好ましくは、ダイヤフラム14と一体のフ
ラップ式バルブである。そこから燃料は従来式の燃料調
量アセンブリ72に流れる。燃料調量アセンブリ72
は、燃料調量ダイヤフラム74と、燃料調量チャンバ7
6と、ダイヤフラムで制御される入口弁78とを有す
る。入口弁78は、燃料が燃料調量チャンバ76に流れ
るのを選択的に許容する。燃料調量チャンバ76から、
燃料噴射ピース40の前後の差圧に応じて燃料が燃料噴
射ピース40を通って燃料空気混合路26に従来知られ
ているように流れる。燃料調量アセンブリ72は、米国
特許第5711901号に開示されたものでも良く、こ
の開示の全体をここに引用する。
【0029】圧力パルスチャンバ18は、ダイヤフラム
14の他側に形成され、圧力パルス路80を介してエン
ジン吸気マニホールド又はエンジンクランクケースに通
じる。エンジン吸気マニホールド又はエンジンクランク
ケースからのエンジン圧力パルスは、圧力パルスチャン
バ18に通じて、その圧力が変わる。特に、四行程エン
ジンの場合には、主として負圧であり、ダイヤフラム1
4を動かして燃料チャンバ16の体積を増加してそこに
燃料を引くようにする。スプリング82が、それは好ま
しくは螺旋コイルスプルングであり、偏倚又は戻し力を
生じてダイヤフラム14を動かして、燃料チャンバ16
の体積を減少させて加圧された燃料を燃料チャンバ16
から押し出す。このように、ダイヤフラム14の動き
は、キャブレータ10内に燃料を引き、加圧した燃料を
燃料調量アセンブリ72に押し出して、燃料をエンジン
ンのデマンドに応じて使用可能にする。
【0030】このように、キャブレータ10は、スロッ
トルバルブ22、スロットルバルブ板36、燃料噴射ピ
ース40、燃料ポンプ12、燃料調量アセンブリ72を
有して、従来構造を利用して、キャブレータを通る燃料
と空気の流れを制御する。
【0031】抽気バイパス装置の第一例 図1〜4を参照して説明すると、この発明の抽気バイパ
ス装置の第一例とその運用方法は、バイパス抽気管10
0の配置を含み、そのバイパス抽気管100は、キャブ
レータ10の側壁104に形成された貫通ボア102内
に取付られ固定される。バイパス抽気管100は図に見
られるように、真っ直ぐな短管であり、キャブレータ1
0の取付フランジに設けられた取付けボルト孔106、
108に重なって延びるように図示されている。実際に
は、バイパス抽気管100は、曲がったエルボであり、
ホース取付け金物を有して、取付ボルト(図示せず)と
緩衝しないように配置され、その取付ボルトはそれらボ
ルト孔106、108を通ってキャブレータ10をエン
ジンに取付ける。
【0032】この発明の特徴に従って、バイパス抽気管
100の出口開口110の流量調節横断面積と、貫通空
気路28の上流側開口を形成する上流エッジ112に対
する収容ボア30内のその出口開口110の位置とは、
この発明の方法に従って、エンジンの運転要求に合うよ
うにキャブレータ10を予め設計する。
【0033】より詳しくは、図2を図4と比較すると分
かるように、図2のキャブレータ10のアイドリング状
態において、バイパス抽気管100の出口開口110
は、出口開口110の全開状態で、貫通空気路28と心
が合い、バイパス抽気管100は燃料噴射ピース40の
側部オリフィス42に略向いている。図2を図4と比較
すると分かるように、スロットルバルブ22が図におい
て反時計方向に、図2のアイドリング位置から図4のス
ロットル拡開位置に回転されると、バイパス抽気管10
0の出口開口110は、スロットルバルブ22の部分の
孔の無い外面により完全に遮断される。その孔の無い外
面は、貫通空気路28の上流エッジ112と軸に対して
反対側の出口制御下流エッジ116との間に延びてい
る。
【0034】このように、アイドリング状態では、バイ
パス抽気管100により形成されるバイパス路は、貫通
空気路28に完全に開いており、一方、スロットルバル
ブ22のスロットル拡開状態では、バイパス抽気管10
0はスロットルバルブ22の孔の無い外面114で完全
に閉じている。エンジンのアイドリングに対応するスロ
ットル(図2)の設定状態において、エンジンマニホー
ルドの吸気により、貫通空気路28の前後で、即ち貫通
空気路28の上流エッジ118における上流入口と貫通
空気路28の下流エッジ116における下流出口の間
で、圧力降下が生じる。これにより、側部オリフィス4
2に負圧が生じる。その負圧は、バイパス抽気管100
が無い場合よりも弱くなる。何故ならば、バイパス抽気
管100は、上流エッジ118による上流側の絞りに関
して、大気空気の抽気路となるからである。従って、バ
イパス抽気管100は、バイパス抽気管100は、前述
の日本特許出願公開公報(特許文献1)の貫通孔17c
と同様に機能して、スロットルバルブ22のアイドリン
グ設定位置で、側部オリフィス42に生じる吸引負圧を
変える。即ち、バイパス抽気管100の内径は、貫通孔
17cの内径と同様に、エンジン仕様に応じて選定さ
れ、即ち、側部オリフィス42(図1)に対して、ニー
ドル38の下端の軸方向位置により決まるアイドリング
用オリフィス開口の大きさに関係し、エンジンが始動
し、アイドリング状態で運転された後、エンジンの吸気
空気量に依る負圧に関係する。このように、上流エッジ
118の絞りにより負圧が生じ、その負圧は、バイパス
抽気管100を通って貫通空気路28に流れる空気によ
り効果的に弱められる。
【0035】従って、バイパス抽気管100の内径を変
えることにより、又は、バイパス抽気管100に絞りオ
リフィスプラグを設けて調整オリフィスを形成すると、
吸引負圧の変化量が決められ、ニードル38の所定の設
定に対して燃料混合空気の割合を調整できる。前述の先
行文献の米国特許(特許文献2)に記載されているよう
に、ニードル38は恒久的に調整して予め設定されて、
アイドリング時のスロットルの設定は、燃料噴射口の大
きさを小さくして、エンジンアイドリング速度での燃料
最大供給量が、排気ガス規制を遵守するようにする。ア
イドル状態で有効なバイパス抽気路を提供することは、
所定のより薄い燃料混合空気を供給してエンジンのアイ
ドリング時の燃料要求に最適になるようにする。その薄
さの度合いは、バイパス路の大きさ制御オリフィスによ
り決まる。
【0036】しかし、図1〜4のこの発明の第一実施例
による抽気バイパス路は、キャブレータ10の側壁10
4を通る管又は同等の流路の形態であり、前述の日本特
許出願公開公報(特許文献1)のスロットルバルブ17
の上流側の壁にある貫通孔17cに対して、多くの点で
便利であり、それはこれから詳細に説明する第二、三、
四実施例においてより明らかにされる。
【0037】第一実施例では、アイドリング時の燃料混
合空気は、バイパス抽気管100の制御オリフィスの大
きさを調整して所定エンジン用に較正し設定され、この
発明に従って、バイパス路がキャブレータボディから外
気に通じる管であることによって、バイパス空気は何処
からでも引かれ、例えばエンジンの吸気系統にある空気
フィルタの直ぐ下流から、または、バイパス抽気管10
0の入口位置に応じて周囲空気から直接ひけることは、
この技術の熟練者には容易に理解される。更に別の優位
性は、バイパス抽気管100と貫通ボア102とは、よ
り大きい寸法にされて、その管に挿入されるオリフィス
付制御プラグが経済的に制御オリフィスの大きさを簡単
に変えることができて、前述の日本特許出願の先行技術
でによる機械加工による変更作業を必要としない。
【0038】図1〜4の第一実施例の抽気バイパス装置
の更に重要な優位性は、図5〜8に示した、バイパス抽
気管100に置換的に設けられた外部抽気コントローラ
の説明により明らかにされる。
【0039】第一例の外部抽気コントローラ 第一例の外部抽気コントローラは首振りアーム制御機構
120として図5、6に図解的に示してして、軸122
の回りに回転するように取付けられたハブ121を有し
て制御アーム124により作動される。バルブを開閉す
るフラップアーム126がハブ121に取付けられ、制
御アーム124が図5の位置に振られると、フラップア
ーム126は、バイパス抽気管100の外側の入口端に
重なって、フラップアーム126に形成された絞りオリ
フィス128通る少量の補助抽気空気以外は、周囲空気
がその管に入らないようにする。絞りオリフィス128
は細かい調整のために設けられ、要すれば省略されて、
図5の閉鎖位置で、バイパス抽気管100に入る空気を
完全に遮断する。
【0040】図6に示したフラップアーム126の開状
態では、バイパス抽気管100の構造と作動は図1〜4
に関して説明したもの同じである。又、バイパス抽気管
100の較正は、キャブレータが搭載されるエンジンの
要求に応じて実施されて、アイドリング時に所定の燃料
混合空気を供給する。しかし、この発明の方法の一つの
特徴に従って、ニードル38は持ち上げられて、工場調
整において、前述の先行技術で説明した従来の設定より
も側部オリフィス42に設けられた制御オリフィスを大
きくして、抽気バイパス管が広く開いた状態で、十分な
燃料が引かれて、規制(EPA及び/又はCARB)限
度の最大値の燃料混合空気を達成して、エンジン初期設
定における較正をアイドリング時燃料混合空気を最適近
くにして、較正されるエンジンの最適性能を実現して、
しかも規制規則に触れないようにする。
【0041】図5、6に示す外部抽気コントローラを使
用して、エンジンをクランクする時に、フラップアーム
126が図5の閉状態に設定される。従って、バイパス
空気の極く少量がスロットルバルブ22の貫通空気路2
8に送られる。又、絞りオリフィス128が無い場合に
は、全く送られない。どちらの場合でも、空気の抽気は
この状態で効果的に邪魔されるので、エンジン始動のた
めのクランク運転の間、貫通空気路28内で負圧(吸引
圧)が著しく増加する。従って、濃い燃料混合空気が供
給されて、エンジンの始動を促進し、しかも、このため
のチョーク系統を設ける必要がない。一端エンジンが始
動すると、フラップアーム126は開かれて、この発明
に従ってエンジンアイドリング速度に応じた燃料混合空
気が得られて、エンジンのアイドリング運転において、
バイパス空気抽気を伴なって、最適許容燃料流を可能に
する。
【0042】前述のように、図1〜4の第一実施例の抽
気装置には図5、6の外部抽気コントローラが設けられ
て、側部オリフィス42におけるアイドリング時の燃料
出口オリフィスに到達する負圧(信号)の量を制御する
新規な装置及び方法を提供し、その側部オリフィス42
はアイドリング時にニードル38により設定されて、ス
ロットルバルブ開口を著しく小さくする必要はない。し
かも、この信号を制御機構120で制御可能であるの
で、低コストで、簡単な始動作動機構を提供できる。
【0043】又、工場較正において、バイパス空気を導
入することによりアイドリング時の燃料出口における負
圧量を減らして、混合用ニードルを著しく引き上げるこ
とが出来て、工場での恒久的な調整を前述のようにす
る。この結果、より大きい寸法のアイドリング用開口と
なり、ニードル先端の軸方向動きによる過敏感性を少な
くして、燃料噴射ピース40内に供給される燃料内の垢
が詰まるのを少なくする。
【0044】バイパス抽気管100は簡明な燃料濃化の
部品として使用され、バイパス抽気管100は簡単に制
御・開閉される。先行技術の最近の標準チョークシステ
ムと相違して、バイパス抽気管100の閉鎖は、スロッ
トルバルブの拡開状態運転には影響しない。その抽気管
が図5に示すモードのように不用意に閉じたままでも、
エンジンはアイドリング時に良好(幾らか濃い燃料であ
るが)であり、スロットル拡開状態では通常性能であ
る。バイパス抽気管100を有する外部抽気コントロー
ラは、簡明な、フールプルーフな、低コストの始動シス
テムを提供し、エンジンをアイドリングで始動させるた
めに以下の3工程で良い。 (1) 図9に示したパージ球202でそのキャブレー
タにおけるパージを行う。 (2) 制御機構120を図6の位置から図5の位置に
動かす。 (3) スターターを引いてエンジンを始動させる。 制御機構120がスプリングにより偏倚して開くのであ
れば、エンジンの始動後、スプリングを解放するだけ
で、制御機構120がアイドリング運転に対応する図6
の開状態になり、その燃料混合空気はEPA及び/又は
CARB規則の最大許容値を越えない。
【0045】第二例の外部抽気コントローラ 図7は第二例の外部抽気コントローラを図示し、その外
部抽気コントローラはバイパス抽気管100と同様であ
るが、電磁駆動弁130を有する置換例のバイパス抽気
管100aが設けられている。バイパス抽気管100a
は弁シート板132とバルブ孔134を有し、バルブ孔
134は球頭プランジャー136により開閉される。電
磁コイル138がバイパス抽気管100aに取付けられ
て、球頭プランジャー136を作動し、スロットルバル
ブまたはスロットルバルブの制御リンクの動きに応じ
て、従来の点火システム制御器(図示せず)、または、
“冷始動”スイッチ(図示せず)からの信号に応答す
る。置換的に、電磁コイル138はエンジン速度に応答
させても良く、その場合は、電磁コイル138を従来の
速度検知制御回路(図示せず)に接続する。バイパス空
気は、バイパス抽気管100aに設けられた側部孔14
0を通ってバイパス抽気管100aに入り、バルブ孔1
34内に流れる。
【0046】第三例の外部抽気コントローラ 置換的に図8に示すように、外部抽気コントローラは細
い管150の形態の逆止弁を有し、その細い管150
は、エンジンシリンダーブロック、又は、エンジンマフ
ラー(図示せず)のようなエンジン排気系統に配置され
た熱感応球152接続される。熱感応球152は、弁シ
ート156に対して弁頭154を動かすように作動し
て、他の実施例で説明したように、バイパス抽気管10
0で形成されるバイパス路を通る空気流を制御する。勿
論、更に別のバルブ又は別の燃料制御系統が使用され
て、バイパス抽気管100を通るバイパス空気流を要求
に合わせて制御しても良い。
【0047】第二実施例(抽気バイパス装置) 図9〜12は、この発明による第二実施例の抽気バイパ
ス装置を図示していて、ロータリスロットルバルブ式キ
ャブレータ200に設けられている。キャブレータ20
0は良く知られた構造であり、前述のキャブレータ10
と同様に作動し、この技術では良く知られた前述のパー
ジシステム用球202が設けられて、以下に説明する空
気抽気系統を組み込む変更以外は、主として従来構造で
ある。図10〜12は、第二実施例の抽気バイパス装置
の基本的特徴を図解的に示している。この実施例は、ス
ロットルバルブ22を有し、スロットルバルブ22は貫
通空気路28と、燃料噴射ピース40と、上流エッジ1
12、下流エッジ116、上流エッジ118とを有し
て、燃料空気混合路26を通る空気流Aを制御して、キ
ャブレータ10に関して前述したように、スロットルバ
ルブの回転に応じてその流れを変える。しかし、この発
明の第二実施例の抽気バイパス装置の基本的特徴に従っ
て、その抽気バイパス装置はバイパス抽気管100が無
く、その代わりに従来のウェルチプラグ204を有し、
キャブレータ200の側壁104に鋳造成形または機械
加工されたプラグチャンバ208の周縁にあるプラグポ
ケット206に嵌め込まれる。
【0048】図10〜12を互いに比較すると解るよう
に、プラグチャンバ208は燃料空気混合路26の軸と
概して平行に延びていて、貫通空気路28の上流エッジ
112の軸方向移動量と略同じ長さである。プラグチャ
ンバ208は又、プラグチャンバ208の上流にあるバ
イパス入口路212に通じる。図12に明瞭に図示した
ように、その抽気バイパス装置は更にバイパス出口路2
14を有し、その上流端はプラグチャンバ208に通
じ、その下流出口は、上流エッジ112のアイドリング
位置の少し上流で収容ボア30に通じる。
【0049】このように、スロットルバルブ22のアイ
ドリング状態において、上流エッジ118と収容ボア3
0で形成される上流開口は、バイパス入口路212とプ
ラグチャンバ208と、バイパス出口路214とにより
迂回されて、貫通空気路28内に空気を抽気して、その
流路における吸引又は負空気圧を減らす。これにより、
燃料噴射ピース40から燃料が引かれるのを減らして、
前述の図2の状態のバイパス抽気管100と同様に燃料
混合空気を薄くする。
【0050】しかし、この発明の装置及び方法の別の特
徴に従って、エンジンが始動され、アイドリングとスロ
ットル拡開の間で、図12〜10の順で反時計回りにス
ロットルバルブ22が回転されると、上流エッジ112
はバイパス出口路214の出口に到達して、それを覆い
始めて、貫通空気路28に入るバイパス空気を絞る。上
流エッジ112がバイパス出口路214のその出口を完
全に覆うと、バイパス空気が遮断されて、エンジン速度
に関係する燃料流を増加させる。燃料濃化の効果は、エ
ンジン速度と燃料流との関係において加速特性の早い時
期に利用される。
【0051】図17で説明すると、この加速における燃
料濃化の効果は、図17の曲線の部分Cに示されてい
て、部分Dと比較される。部分Cは、エンジン速度対燃
料流における、典型的な一部絞り状態の特性であり、ス
ロットルバルブの移動範囲において、早い段階でバイパ
ス路を閉じると燃料濃化の効果がない。その後、スロッ
トルバルブがさらに反時計方向に回転され、上流エッジ
112がバイパス出口路214を過ぎると、そこを閉じ
て、エンジン速度に関係する燃料流の増加を確実にし
て、バイパスの影響のない特性となる。言いかえれば、
エンジンは、その空気バイパス口が閉じられると、全開
または拡開スロットルにおける通常運転となる。
【0052】第二実施例では、バイパス出口路214の
閉鎖のタイミングは、アイドリング位置(図12)とス
ロットル外面によるバイパス出口路214の完全閉鎖
(図10)との間のスロットル回転度合いにより決ま
り、設計及び製作において、容易に変更できて、所定の
エンジンに対してキャブレータ200を較正可能であ
る。即ち、ウェルチプラグ204をはずして、燃料空気
混合路26の上流又は下流にバイパス出口路214を異
なった位置に明けるのは容易であり、その孔の方向は燃
料空気混合路26の軸に垂直にすると簡明である。従っ
て、キャブレータの鋳造は標準化して、このようにバイ
パス出口路214の位置を変更してキャブレータを経済
的に較正する余地を残すことができる。
【0053】バイパス入口路212は、最終較正には無
関係に、固定位置にあり、図10〜12に見られるよう
に、プラグチャンバ208と角度を付けて、キャブレー
タ200の取付ボス220にドリル孔として設けられ
る。これによりプラグチャンバ208がキャブレータの
デザインにおいて上流にどれだけ延びているかが決ま
る。
【0054】第二実施例の抽気バイパス装置は複数のバ
イパス出口路214が設けても良い。例えば、等しい又
は異なった寸法のそのような流路が二つ互いに平行に設
けられて、上流エッジ112の動きにより、そのバイパ
ス路装置の出口閉鎖の進行に変化を持たせる。このよう
に、この第二実施例のバイパス路装置はその抽気特性を
有して、第一実施例の有利性を備え、自動的にこの抽気
を制御して、エンジンの始動と部分絞り性能を改善し、
しかも、スロットルバルブの開度を小さくすることによ
る典型的な悪影響がない。少排気量(例えば約26c
c)のミニ四行程エンジンでは、スロットルの開度を減
らすと、始動時やアイドリング時の性能にしばしば悪影
響がある。
【0055】第二実施例の特徴である、スロットルバル
ブ22の角度位置に関係して抽気出口孔の位置(及び/
又は寸法、及び/又は数)を変えて、部分絞り状態で燃
料を濃くしたり薄くしたりする方法は、即ち、図17の
曲線Cのような特性とすることにより、ニードル38を
作動させるために従来技術で使用したカム板32の案内
カムの外形を変え得ることに比べて経済的な方法を提供
する。図17においてアイドリング状態の直ぐ上の部分
絞り速度範囲で特性を変えられることは、任意のエンジ
ンの加速性能要求にキャブレータを調整するために重要
である。この特徴により、キャブレータの調整のために
必要な種々のカム案内外形を有する一連のカム板32の
数を減らすことができる。
【0056】更に、工場でキャブレータを最大アイドリ
ング速度に対応する燃料混合空気に設定する時に、ニー
ドル38は、抽気バイパス装置が無い場合に比べてより
持ち上げることができ、燃料噴射ピース40の側部オリ
フィス42でより大きいアイドリング用オリフィスが可
能となり、燃料噴射ピース40内に供給される燃料内の
垢を詰まりにくくして、ニードル38の調整機能が敏感
過ぎるのを少なくする。
【0057】第三実施例(抽気バイパス装置) 図13、14は、この発明による第三実施例の抽気バイ
パス装置を図示していて、キャブレータ300内に組み
込まれるものである。キャブレータ300はキャブレー
タ10、200と同様であり、しかし、抽気バイパス装
置は相違している。この実施例は、ウェルチプラグ30
2を有し、鋳物のキャブレータボディの側壁308に形
成されたプラグポケット304を覆う。バイパス出口路
310が第二実施例のバイパス出口路214と同様に、
設けられて、キャブレータボディのプラグポケット30
4と収容ボア30との間に延設されている。
【0058】しかし、第三実施例に設けられるバイパス
入口路312は、第二実施例の対応するバイパス入口路
212とは異なっている。バイパス入口路312はバイ
パス出口路310と平行に延びていて、スロットルバル
ブ22における上流で燃料空気混合路26に通じてい
る。バイパス出口路310、バイパス入口路312はド
リルで穿孔されて、キャブレータの燃料空気混合路26
の軸に垂直であって、製作と位置決めがより簡明にな
る。
【0059】第三実施例の更に重要な特徴は、手動調整
可能な電磁駆動抽気調整弁314を有することである。
取付ボス316がキャブレータの側部に設けられてその
ねじ付ボアに抽気調整弁314の外ねじ付ケース318
がねじ込まれる。抽気調整弁314の電機子320がニ
ードル弁の形態で設けられ、そニードル弁の尖った先端
は、図13に示すようにバイパス入口路312の下流端
をシール可能であり、抽気調整弁314の閉鎖位置でバ
イパス入口路312を閉じる。図14に示す抽気調整弁
314の全開状態では、電機子320に関するニードル
先端は、バイパス入口路312の下流出口から十分に退
いていて、しかし、抽気調整弁314の調整設定ねじ3
22の手動設定が未だ可能である。調整設定ねじ322
は、電機子320の退却限をねじ回しにより調整可能で
ある。これにより、抽気調整弁314が開いた様態で、
バイパス入口路312とプラグポケット304とバイパ
ス出口路310を通り供給されるバイパス空気量が、操
作者の手動で調整される。尚、その手動調整は、前述の
ように工場でニードル38が設定された後である。抽気
調整弁314は一対のリード線324を有し、そのリー
ド線は適切な制御回路(図示せず)に接続されて、抽気
調整弁314内で電磁コイルの励磁と励磁停止を制御可
能である。好ましくは、抽気調整弁314のその電磁ば
ねは、電機子320を図14の調整可能な開位置に偏倚
させる。
【0060】尚、ある用途では、これと反対のモードが
採用可能である。抽気調整弁314は、図5〜8のバル
ブの置換例である抽気バイパス路を開閉する外部コント
ローラを提供する。それ故、図13、14の第三実施例
の装置は、第一実施例の装置と同様に作用して、第一実
施例の優位性を有して、従来のチョーク系統に代わっ
て、始動時の混合気を濃くする構造と方法を提供して、
エンジンのアイドリング速度で、EPA及び/又はCA
RB規則の燃料混合空気の最大許容限を充足する。
【0061】この第三実施例では、抽気調整弁314の
非励磁の開状態の手動調整により、バイパス空気の量、
即ち希釈量を変えられる。従って、前述の米国特許(特
許文献2)でねじ43に関して説明した作用形態が図1
3、14の第三実施例でも実現される。しかし、この発
明の更に別の特徴に従って、図13、14の第三実施例
では、抽気調整弁314を完全に開いた状態でエンジン
のアイドリング速度で燃料濃度が最大になるようにニー
ドル38を調整し、一方、前述の米国特許(特許文献
2)では、ニードル38を恒久的に設定してエンジンの
アイドリング速度で燃料濃度が最大になるようにするた
めにバイパス空気調整弁を閉めていて相違する。これに
よりニードル38を調整する時に最大バイパス空気が貫
通空気路28に供給され工場での最終調整で燃料噴射ピ
ース40の側部オリフィス42をアイドリング時に最大
開口にする。
【0062】その後、始動するためにエンジンをクラン
クする時に、その自動装置は抽気調整弁314の電磁コ
イルを励磁して、電機子320を図13の閉位置に動か
して、バイパス空気が貫通空気路28に流入しない。こ
れにより“チョーク効果”が生じて、エンジンを冷始動
状態でクランクする時に、エンジン始動を助長する。エ
ンジンが始動してアイドリング速度に加速されるやいな
や、抽気調整弁314がその制御装置により自動的に開
けられて所定の開度限度にされて、エンジンのアイドリ
ング速度で燃料混合空気がこの状態で濃度調整許容限度
を越えないようにする。
【0063】図17を再び説明すると、抽気路が閉じと
エンジンの始動のための燃料が濃い状態で、図17のエ
ンジン速度範囲で実線曲線Aが得られ、抽気路が開いた
状態での燃料が濃くされていない始動状態で得られた点
線曲線Eよりかなり燃料が濃い状態である。図17の曲
線で符号Bで示される速度範囲は、エンジンが始動し、
通常アイドリング速度に近づく時に、抽気路が開かれる
効果を示している。
【0064】図13、14の第三実施例は、図9〜12
の第二実施例のウェルチプラグとポケットの特徴を備え
て、スロットルバルブ22の上流エッジ112に対する
バイパス出口路310の位置を設計で簡単に変えられ
て、エンジンを較正し、及び/又は、図17に関して前
述した部分絞り加速曲線を調整できる。バイパス出口路
310は燃料空気混合路26に垂直であるから製作が容
易である。バイパス出口路310の位置は、燃料空気混
合路26の軸方向に上流又は下流に、プラグポケット3
04内で移動可能な範囲があり、従って、濃化又は希釈
の部分絞り運転はこの第三実施例の装置でも可能であ
る。
【0065】第三実施例の装置に関して、図1〜4の第
一実施例のように、簡明に図示した図13、14で(図
15、16においても同様に)、バイパス路装置の断面
図は抽気調整弁314と取付ボス316とを含んでいる
が、実際には取付けボルト孔の在る断面とはずれてい
て、取付けボルト孔がバイパス路から間隔を確保する。
【0066】第四実施例(抽気バイパス装置) 図15、16は、この発明による第四実施例の抽気バイ
パス装置を図示していて、ロータリーバルブ式キャブレ
ータ400内に組み込まれるものである。キャブレータ
400は前述のキャブレータ10、200、300と同
様である。その抽気バイパス装置は多機能を有し、図1
3、14に関して説明した第三実施例の全ての機能と運
転モードが可能である。しかし、図15、16に見られ
るように、第四実施例では、異なった手動調整可能な電
磁駆動弁402を有して、バイパス入口路404からバ
イパス出口路406へのバイパス空気流を制御する。弁
402は、抽気調整弁314と同様に、この装置の開及
び閉状態を自動的に管理して、又、弁402の設定ねじ
408により開度限を手動調整可能である。又、リード
線410が設けられて、弁402の電磁コイルが前述の
モードで作動可能な適切な制御回路(図示せず)に接続
されている。バイパス入口路404、バイパス出口路4
06は互いにある角度をなし、燃料空気混合路26の軸
に対しても角度がついていて、頂点シート412(図1
5)で互いに通じる。それらの流路はキャブレータ40
0のボディの取付けラグと干渉しないドリル角である。
弁402は、その先端に弾性パッド416を保持する電
機子414を有する。弾性パッド416は図16のその
バルブが閉じた状態で、頂点シート412と係合する。
頂点シート412と弾性パッド416との間隔は、バル
ブが開いた状態で設定ねじ408を調整して調整可能で
ある。従って、電磁コイルが非励磁となりバルブのばね
が電機子414を設定ねじ408に当接するその退却位
置に動かす。この退却限はこのねじにより要求に応じて
設定されて、アイドリング時の燃料混合空気の最も薄い
状態に対応する。好ましくは、ニードル38の恒久的な
工場調整は弁402が全開状態で実施されて、エンジン
の冷始動状態で閉じられて、燃料濃度が最高になる。エ
ンジンがアイドリング状態で運転し始めると、弁402
が未だ開いていて、アイドリング時の燃料混合空気が適
用される空気品質規則よる最大濃度限を超えないことを
確実にする。
【0067】前述の説明から理解されるように、この発
明の一つ又は複数の好適実施例は、この発明の一つ又は
複数の前述の目的を容易に達成し、エンジンのアイドリ
ング速度でアイドリング用燃料出口オリフィスに到達す
る負圧(信号)の量を制御する改良した方法を提供し、
スロットルバルブの開口を著しく減らすことはない。こ
のバイパス路装置はアイドリング時の吸気圧を制御する
ことができて、“チョーク装置”の代わりに、燃料を濃
くする低コストで、作動が簡単な始動装置である。更
に、第一実施例で説明した前述の三工程始動方法は、抽
気調整弁314又は402を使用すると二工程に減らす
ことが出来る。何故ならば、それはパージ球202(図
9)を使用して、その装置をパージして、始動コードを
引いてエンジンを始動するだけである。その空気抽気の
特徴により、抽気を利用しないキャブレータ装置より
も、混合ニードルを引き上げて、アイドリング用オリフ
ィス開口をより大きくすることができ、今までの抽気の
無い場合よりもニードル38の調整における過敏性を少
なくする。第三・第四実施例の調整ねじの特徴により、
操作者は、キャブレータの燃料希釈状態の調整を手動で
調整できて、高地、湿度等の大気状態に応じて補正でき
る。異なるエンジンへのキャブレータの較正がより精密
により経済的に達成できる。バイパス出口路の寸法及び
/又は位置は、第二・第三実施例で説明したように、多
数の容易したカム板から選択したり又それらを交換しな
くてすむ代替方法を提供して、エンジン速度対燃料流量
の部分絞り状態の加速曲線を調整できる(図17の曲線
D対曲線C)。
【0068】
【発明の効果】この発明により、ロータリスロットルバ
ルブキャブレータのための改良した燃料調整装置と、そ
れを作動させる改良した方法とを提供して、特に、これ
らはミニ四行程エンジンのキャブレータに関して、キャ
ブレータのアイドリング速度用設定時に、スロットルバ
ルブ開口度を著しく減らすことなしに、アイドリング用
燃料出口オリフィスに掛る負圧の大きさを制御する改良
した方法を提供し、ロータリスロットルバルブキャブレ
ータを使用するエンジンのために改良した始動システム
を提供し、燃料調節ニードルの工場固定調整において、
アイドリング時のより大きい出口開口を可能にして、従
って、ニードル先端の軸方向の動きに敏感過ぎるのをな
くし、その出口開口に燃料流内の垢が詰まるのを少なく
し、工場で確実に設定できて排気ガス排出物規制を充足
し、しかも、デザイン及び/又は運転において調整可能
であり、エンジンのアイドリング・部分絞り・高速運転
モードのエンジン性能を改善する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の抽気バイパス装置の第一実施例の改
良したキャブレータの図解的断面図であり、そのキャブ
レータはロータリスロットルバルブを備え、そのバルブ
はアイドリング用位置にある。
【図2】図1の切断線2−2に沿った図1のキャブレー
タの図解的断面図である。
【図3】図1のキャブレータの図解的断面図であり、ロ
ータリスロットルバルブは拡開位置にある。
【図4】図3の切断線4−4に沿った図3のキャブレー
タの簡明にした図解的断面図である。
【図5】図1〜4の機構とシステムにおけるバイパス抽
気入口のための外部抽気コントローラの第一例の閉状態
を示す簡明にした図解的破断断面図である。
【図6】図1〜4の機構とシステムにおけるバイパス抽
気入口のための外部抽気コントローラの第一例の開状態
を示す簡明にした図解的破断断面図である。
【図7】図1〜4のシステムにおけるバイパス抽気入口
のための外部抽気コントローラの第二例の閉状態を示す
簡明にした図解的図である。
【図8】図1〜4のシステムにおけるバイパス抽気入口
のための外部抽気コントローラの第三例の開状態を示す
簡明にした図解的破断図である。
【図9】この発明の第二実施例(抽気バイパス装置)の
改良したキャブレータの図解的断面図であり、そのキャ
ブレータはロータリスロットルバルブを備え、そのバル
ブはアイドリング用位置にある。
【図10】図9の切断線10−10に沿ったロータリス
ロットルバルブの簡明にした作動図解図であり、そのロ
ータリスロットルバルブは拡開位置位置にある。
【図11】図9の切断線10−10に沿ったロータリス
ロットルバルブの簡明にした作動図解図であり、そのロ
ータリスロットルバルブは部分絞り位置にある。
【図12】図9の切断線10−10に沿ったロータリス
ロットルバルブの簡明にした作動図解図であり、そのロ
ータリスロットルバルブはアイドリング速度用位置にあ
る。
【図13】この発明のロータリスロットルバルブキャブ
レータに組み込まれる第三実施例(抽気バイパス装置)
の図解的横断面図であり、電磁駆動バイパス空気調整弁
が閉じた始動位置にある。
【図14】この発明のロータリスロットルバルブキャブ
レータに組み込まれる第三実施例(抽気バイパス装置)
の図解的横断面図であり、電磁駆動バイパス空気調整弁
は調整された開いた稼動位置にある。
【図15】この発明のロータリスロットルバルブキャブ
レータに組み込まれる第四実施例(抽気バイパス装置)
の図解的横断面図であり、電磁駆動バイパス空気調整弁
は調整された開いた位置にある。
【図16】この発明のロータリスロットルバルブキャブ
レータに組み込まれる第四実施例(抽気バイパス装置)
の図解的横断面図であり、電磁駆動バイパス空気調整弁
は全閉位置にある。
【図17】エンジン速度に対してプロットした燃料流量
のグラフであり、この発明の第一から第四実施例の抽気
バイパス装置の結果の典型的な作動曲線を図示してい
る。
【符号の説明】
10、200、300、400 キャブレータ 12 燃料ポンプ 14 ダイヤフラム 16 燃料チャンバ 18 圧力パルスチャンバ 22 スロットルバルブ 24 主ボディ 26 燃料空気混合路 28 貫通空気路 29 円筒シャフト 32 カム板 36 スロットルバルブ板 38 ニードル 40 燃料噴射ピース 42 側部オリフィス 52 アイドリング調整ねじ 72 燃料調量アセンブリ 74 燃料調量ダイヤフラム 76 燃料調量チャンバ 78 入口弁 80 圧力パルス路 100 バイパス抽気管 102 貫通ボア 110 出口開口 112 上流エッジ 116 下流エッジ 118 上流エッジ 120 制御機構 121 ハブ 124 制御アーム 126 フラップアーム(弁) 128 オリフィス 130 電磁駆動弁 132 弁シート板 134 バルブ孔 136 球頭プランジャー 138 電磁コイル 100a バイパス抽気管 140 側部孔 202 パージ球 204 プラグ 208 プラグチャンバ 212 バイパス入口路 214 バイパス出口路 302 プラグ 310 バイパス出口路 312 バイパス入口路 314 抽気調整弁 320 電機子 402 弁 404 バイパス入口路 406 バイパス出口路 408 設定ねじ 412 頂点シート 414 電機子 416 弾性パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 7/24 F02M 7/24 P 9/06 9/06 N 9/12 9/12 C

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリスロットルバルブ式キャブレー
    タであって、 キャブレータボディと、 該キャブレータは入口と出口を備えた燃料混合空気路
    と、該キャブレータにより保持されたロータリスロット
    ルバルブとを有し、該スロットルバルブはエンジンアイ
    ドリング用位置と該燃料混合空気路に心が合う開スロッ
    トル位置との間で動く貫通空気路を有し、 該スロットルバルブに対して調整設定され、該スロット
    ルバルブの動きに応じて燃料噴射路の噴射ポートの大き
    さを変える燃料調量ニードルと、 バイパス空気路と、を具備し、 該バイパス空気路の出口は、エンジンのアイドリング時
    には該燃料混合空気路に通じ、そして、該スロットルバ
    ルブがアイドリング用位置からスロットル拡開位置に動
    くと、該スロットルバルブにより閉じられ、 該スロットルバルブがアイドリング用位置にある時に、
    該バイパス空気路の上流端はバイパス空気源に開いてい
    て抽気可能であって、燃料混合空気の燃料比率がエンジ
    ンのアイドリング速度運転で許容される最大値になるよ
    うにし、一方、該燃料調量ニードルは、そのアイドリン
    グ用位置において、持ち上げられて、該噴射ポートの開
    口が広くなっていることを特徴とする上記キャブレー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記バイパス空気路は、前記キャブレー
    タの壁を通って外部から抽気のための前記空気源に延び
    る導管を有して、前記キャブレータ内で前記バイパス空
    気路の前記出口を前記空気源に通じる請求項1記載のキ
    ャブレータ。
  3. 【請求項3】 前記バイパス空気路はバイパス入口路と
    バイパス出口路を有し、それらバイパス路は前記キャブ
    レータの外面と前記キャブレータの前記燃料混合空気路
    との間に延びるドリル孔であり、該バイパス入口路の入
    口開口が前記スロットルバルブの上流部分に位置し、該
    バイパス出口路の出口がアイドリング状態で前記スロッ
    トルバルブの前記バルブ貫通孔に通じるように位置した
    請求項1記載のキャブレータ。
  4. 【請求項4】 前記キャブレータの外壁にプラグチャン
    バが設けられ、プラグピースが該プラグチャンバを外気
    から遮断し、前記入口及び出口バイパス路が該プラグチ
    ャンバを介して互いに通じる請求項1記載のキャブレー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記入口及び出口バイパス路は、互いに
    平行なドリル孔であって、前記キャブレータの前記燃料
    混合空気路の軸に基本的に垂直であり、 前記プラグチャンバは、前記燃料混合空気路の軸と平行
    で、複数のドリル孔を明けられる長さであって、前記バ
    イパス出口路のドリル孔の設置位置を前記スロットルバ
    ルブの前記バルブ貫通孔の上流制御エッジの動きに対応
    して変化可能にして燃料混合空気の較正を可能にし、ア
    イドリング速度とスロットル拡開速度との間の部分絞り
    範囲で、前記スロットルバルブが回転する間における、
    燃料流量対エンジン速度の特性を調整できる請求項4記
    載のキャブレータ。
  6. 【請求項6】 電磁弁を具備し、該電磁弁において、ニ
    ードル弁を有する電機子が前記キャブレータボディ内に
    設置され、該ニードル弁の先端が、前記入口及び出口バ
    イパス路の一つに形成された弁シートに係合する請求項
    5記載のキャブレータ。請求項1記載のキャブレータ。
  7. 【請求項7】 前記弁シートは、前記バイパス入口路の
    前記プラグチャンバに通じる端部に位置した請求項6記
    載のキャブレータ。
  8. 【請求項8】 前記入口及び出口バイパス路は、前記キ
    ャブレータの前記燃料混合空気路の軸に対して鋭角に向
    いていて、頂点弁シートで互いに交わり、前記キャブレ
    ータボディはその外壁に弁取付孔を有し、該取付孔は該
    頂点弁シートに面しており、 前記キャブレータは電磁駆動弁を有し、 該電磁駆動弁は、該取付孔にねじ込まれ、前記頂点弁シ
    ートと係合する弁体を保持する電機子を有して、エンジ
    ン始動のクランク時に前記入口及び出口バイパス路を閉
    じ、エンジンが始動すると前記入口及び出口バイパス路
    を開くように構成された請求項1記載のキャブレータ。
  9. 【請求項9】 前記バイパス出口路の出口は、前記スロ
    ットルバルブの前記バルブ貫通孔の上流制御エッジの移
    動に対応して配置されて、該上流制御エッジが前記バイ
    パス出口路の出口を過ぎる間における、燃料流量対エン
    ジン速度のエンジン運転特性を調整するように構成した
    請求項8記載のキャブレータ。
  10. 【請求項10】 前記バイパス空気路は、エンジンのア
    イドリング速度に対応する前記燃料調量ニードルの調整
    設定時に、開いた状態にされた請求項1記載のキャブレ
    ータ。
  11. 【請求項11】 キャブレータから対応するエンジンに
    燃料を調整して供給する方法であって、 該キャブレータは、ロータリスロットルバルブ式であ
    り、キャブレータボディの燃料混合空気路に配置された
    バルブ貫通孔を有し、少なくともスロットルバルブの回
    転によりキャブレータ燃料混合空気路に面した該バルブ
    貫通孔の開口面積を変えてそこを通る空気流量を制御し
    て、該燃料混合空気路を通る空気流量を制御し、 該スロットルバルブはその回転動さ中にその軸方向に可
    動であり、 該キャブレータボディに固定された燃料供給管の燃料噴
    射ポートから噴射される燃料量は、該スロットルバルブ
    と共に軸方に動くように該スロットルバルブに取付られ
    た燃料調量ニードルと、該燃料噴射ポートとの相対位置
    により制御され、 前記キャブレータに取り外せないように閉鎖部材を固定
    して、該燃料調量ニードルの一端の調整部に触れられな
    いようにし、 該燃料調量ニードルの他端は該燃料供給管に挿入され
    て、エンジンアイドリング速度用燃料量が設定され停止
    部材が固定された後では、該燃料噴射ポートのニードル
    制御調整が該キャブレータの外からできないようにし、 該キャブレータは、その上流部で該スロットルバルブ孔
    を空気源に可変的に通じるバイパス空気路を有し、該空
    気源は周囲の大気又は該キャブレータ内の吸気であり、
    該バイパス空気路は該バルブ貫通孔の開口領域とは迂回
    関係にあり、該開口領域は該スロットルバルブのエンジ
    ンアイドリング時の設定においてバイパス空気路出口に
    通じ、該バイパス空気路出口は、該スロットルバルブが
    アイドリング用位置から高速又は最大出力位置に動くと
    閉じられれ、該バルブ貫通孔が該バイパス空気路出口か
    らずれるように構成され、 前記方法は、 (a)該キャブレータをエンジンに対して最初に設定し
    較正するときに、エンジンがアイドリング速度の状態で
    該バイパス空気路を開いた状態に維持する工程と、 (b)該工程(a)の間に、該燃料調量ニードルを調整
    して、適用されるエンジン排気ガス量規則で許容される
    最大燃料空気混合率の燃料を供給する工程と、 (c)該燃料ニードルの設定は該閉鎖部材を取付けるこ
    とにより固定されて、該燃料ニードルの調整部が外から
    操作できないようにする工程と、を含む上記方法。
  12. 【請求項12】 前記方法は、 (d)その後、ユーザーがエンジンを引き続き運転する
    時に、前記バイパス空気路をエンジンを始動するするた
    めのクランンク時にだけ閉じて、濃い燃料混合空気を供
    給してエンジンを始動する工程と、 (e)その後、エンジンがそれ自体で運転するようにな
    ると、前記バイパス空気路が開かれる工程と、 を含む請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記方法は、 (f)前記バイパス空気路内に設けられた空気流量を可
    変にするバイパス空気調整弁により、ユーザーがエンジ
    ンを運転する際に、最初に設定された燃料混合空気を再
    調整する工程と、 とを含む請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記方法は、 前記バイパス空気調整弁は電磁弁であり、 (g)該電磁弁がエンジン制御システムに接続されて、
    該電磁弁は、エンジン始動時に前記バイパス空気路を自
    動的に閉じ、エンジンが自力で運転される状態になる
    と、前記バイパス空気路を自動的に開く工程、 を含む請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記工程(f)は、前記電磁弁に設け
    られた調整可能な開口制限設定部材により、前記電磁弁
    の開口設定を調整して、燃料混合空気をエンジン運転性
    能に応じて再調整することを含む請求項14記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 前記バイパス空気路は、前記キャブレ
    ータの壁を通って延びる導管の形態であり、該導管はバ
    イパス空気源に通じて、該バイパス空気源を前記キャブ
    レータ内にある前記バイパス空気路出口に通じることを
    含む請求項11記載の方法。
  17. 【請求項17】 可動フラップ弁式のバイパス空気調整
    弁が、前記バイパス空気源に通じる前記導管の入口を開
    閉制御するように配置された請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記バイパス空気路を開閉する通常閉
    状態の熱応答バルブであるバイパス空気調整弁が設けら
    れ、該バイパス空気調整弁はエンジンに作動的に連結さ
    れて、エンジン運転による所定温度の熱に感応して、該
    バイパス空気調整弁が、従って、前記バイパス空気路が
    開くように構成された請求項11記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記バイパス空気路はバイパス入口路
    とバイパス出口路の形態であり、該バイパス出口路は該
    バイパス入口路に通じ前記バイパス空気路の出口まで延
    設された請求項11記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記バイパス出口路の出口は前記スロ
    ットルバルブの前記バルブ貫通孔の上流側制御エッジの
    移動に関連して配置されて、該制御エッジが前記バイパ
    ス出口路の出口を過ぎる間において、エンジン速度に関
    連する燃料空燃比特性を調整するように構成された請求
    項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記入口及び出口バイパス路はドリル
    孔であり、前記キャブレータの前記燃料混合空気路の軸
    に対して鋭角に向いていて、頂点弁シートで互いに交わ
    り、 前記キャブレータボディはその外壁に弁取付孔を有し、
    該取付孔は該頂点弁シートに面しており、 前記キャブレータは電磁駆動弁を有し、 該電磁駆動弁は、該取付孔にねじ込まれ、前記頂点弁シ
    ートと係合する弁体を保持する電機子を有して、前記バ
    イパス空気路を開閉するように構成された請求項19記
    載の方法。
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