JPS6394221A - 眼鏡フレ−ム用チタン合金 - Google Patents
眼鏡フレ−ム用チタン合金Info
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- JPS6394221A JPS6394221A JP24026186A JP24026186A JPS6394221A JP S6394221 A JPS6394221 A JP S6394221A JP 24026186 A JP24026186 A JP 24026186A JP 24026186 A JP24026186 A JP 24026186A JP S6394221 A JPS6394221 A JP S6394221A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本願発明は、眼鏡フレーム用として好適なチタン合金に
関し、AtとSnを特別の量添加することにより加工性
を純チタンと同等にしてばね性を向上させたもの、およ
び、AlとSnとSiを特別の量添加することにより加
工性を純チタンと同等にしてばね性を向上させたもので
ある。
関し、AtとSnを特別の量添加することにより加工性
を純チタンと同等にしてばね性を向上させたもの、およ
び、AlとSnとSiを特別の量添加することにより加
工性を純チタンと同等にしてばね性を向上させたもので
ある。
「従来の技術」
耐食性に浸れ、加えて軽量で強度が高い等の利点を有し
ている純チタン材、あるいはチタン合金は、近年、添加
する合金成分の調整により、あるいは、ろう付は技術の
向上とめっき処理技術の向上に伴って眼鏡フレーム用と
して用いられるようになってきている。
ている純チタン材、あるいはチタン合金は、近年、添加
する合金成分の調整により、あるいは、ろう付は技術の
向上とめっき処理技術の向上に伴って眼鏡フレーム用と
して用いられるようになってきている。
そして従来、チタン合金としてα十β型のTi−6A1
−4V、Ti−3Al−2,5V、あるいは、β型のT
i−13V−11cr−3AL a型のTi−5Al−
2,5Vが知られている。
−4V、Ti−3Al−2,5V、あるいは、β型のT
i−13V−11cr−3AL a型のTi−5Al−
2,5Vが知られている。
「発明が解決しようとする問題点」
ところが、前述の純チタン材と各種チタン合金において
は、眼鏡フレーム用材料として要求される諸特性を考慮
した場合、欠点を有するしのが多い。即ち、まず、Ti
−6Al−4V、Ti−3Al−2,5vにおいては、
加工性とスポット溶接性に劣り、ロウ付は性が低い問題
を有する欠点がある。また、Ti −13V −11C
r−3Alにあっては、加工硬化能か大きいために、加
工性に難点があり、眼鏡フレーム用としての微細加工に
不向きであるとともに、β相領域を広げるために添加さ
れるβ安定化元素量が多く、めっき性も劣る問題がある
。更に、Ti−5Al−2,5Vt:あッテは、硬質の
ために、加工性に劣る欠点がある。即ち、従来、眼鏡フ
レーム用として十分満足な特性を具備したチタン合金が
供されていない現状である。
は、眼鏡フレーム用材料として要求される諸特性を考慮
した場合、欠点を有するしのが多い。即ち、まず、Ti
−6Al−4V、Ti−3Al−2,5vにおいては、
加工性とスポット溶接性に劣り、ロウ付は性が低い問題
を有する欠点がある。また、Ti −13V −11C
r−3Alにあっては、加工硬化能か大きいために、加
工性に難点があり、眼鏡フレーム用としての微細加工に
不向きであるとともに、β相領域を広げるために添加さ
れるβ安定化元素量が多く、めっき性も劣る問題がある
。更に、Ti−5Al−2,5Vt:あッテは、硬質の
ために、加工性に劣る欠点がある。即ち、従来、眼鏡フ
レーム用として十分満足な特性を具備したチタン合金が
供されていない現状である。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、純チタン
より高いばね性を有し、眼鏡フレーム用の微細加工がで
きるとともに、スポット溶接性とロウ付は性、並びに、
めっき性が純チタン材と同等に優れている眼鏡フレーム
用チタン合金の提供を目的とする。
より高いばね性を有し、眼鏡フレーム用の微細加工がで
きるとともに、スポット溶接性とロウ付は性、並びに、
めっき性が純チタン材と同等に優れている眼鏡フレーム
用チタン合金の提供を目的とする。
「問題点を解決するための手段」
第1の発明は、前記問題点を解決するために、Al(ア
ルミニウム)0.01〜4% Sn(スズ)0.01〜4% ’ri(チタン) 残部 の組成を有し、かつ、 AlとSnの合計含有量を5%以下にしてなるものであ
る。
ルミニウム)0.01〜4% Sn(スズ)0.01〜4% ’ri(チタン) 残部 の組成を有し、かつ、 AlとSnの合計含有量を5%以下にしてなるものであ
る。
ここで、AlとSnの含有量を前記範囲に限定した理由
は、A1とSnはTiに固溶してマトリックス(基地)
を強化し、ばね性を向上させるが、それらの6含有量が
0.01%以下ではその効果が見られず、また、各含有
量が4%を越える値では、過度に硬化して加工困難にな
るためである。
は、A1とSnはTiに固溶してマトリックス(基地)
を強化し、ばね性を向上させるが、それらの6含有量が
0.01%以下ではその効果が見られず、また、各含有
量が4%を越える値では、過度に硬化して加工困難にな
るためである。
なお、前記組成の合金においては、O(酸素)とN(窒
素)とFeとH(水素)からなる不純物を合計で1%以
下に抑えることが好ましい。この理由は、前記不純物の
合計含有量が1%を越えると合金の加工性が低下するた
めである。
素)とFeとH(水素)からなる不純物を合計で1%以
下に抑えることが好ましい。この理由は、前記不純物の
合計含有量が1%を越えると合金の加工性が低下するた
めである。
前記組成の合金にあっては、純Tiに比較して高いばね
性を有し、しかも、純Tiと同等の加工性とスポット溶
接性とロウ付は性を有している。
性を有し、しかも、純Tiと同等の加工性とスポット溶
接性とロウ付は性を有している。
なお、前記組成の合金はα型チタン合金であり、β型チ
タン合金に必要なβ安定化元素の添加が不要なためにめ
っき性にも優れている。従って前記組成の合金は、眼鏡
フレーム用として極めて優れている。
タン合金に必要なβ安定化元素の添加が不要なためにめ
っき性にも優れている。従って前記組成の合金は、眼鏡
フレーム用として極めて優れている。
まr二、第2の発明は、前記問題点を解決するために1
、八 l O,0
1〜 4 %Sn O,01〜4% Si(シリコン) 0.01−1.0%・1・1
残部 の組成を有し、かつ1 、八lとSnとSlの合計含有量を5%以下としてなる
しのである。
1〜 4 %Sn O,01〜4% Si(シリコン) 0.01−1.0%・1・1
残部 の組成を有し、かつ1 、八lとSnとSlの合計含有量を5%以下としてなる
しのである。
ここで、Siの含有量を前記範囲に限定したのは、Si
含有量が多い場合には加°工性が低下するか、l 0%
以下ならば加工性を低下させることなくばね性を向上で
きるためである。また、AtとSnの含有量を前記範囲
に限定した理由は、AtとSnはTiに固溶してマトリ
ックス(基地)を強化し、ばね性を向上させるが、それ
らの各含有量が0.01%以下ではその効果が見られず
、また、6含Nff1が4%を越える値では、過度に硬
化して加工困難になるためである。
含有量が多い場合には加°工性が低下するか、l 0%
以下ならば加工性を低下させることなくばね性を向上で
きるためである。また、AtとSnの含有量を前記範囲
に限定した理由は、AtとSnはTiに固溶してマトリ
ックス(基地)を強化し、ばね性を向上させるが、それ
らの各含有量が0.01%以下ではその効果が見られず
、また、6含Nff1が4%を越える値では、過度に硬
化して加工困難になるためである。
なお、前記組成の合金においてはOとNとFeとHから
なる不純物の含有率を合計で1%以下に抑えろことが好
ましい。この限定理由は、不純物の合計含有量が1%を
越えると合金の加工性か低下するためである。
なる不純物の含有率を合計で1%以下に抑えろことが好
ましい。この限定理由は、不純物の合計含有量が1%を
越えると合金の加工性か低下するためである。
前記組成の合金にあっては、純Tiに比較して高いばね
性を有し、しかも、純Tiと同等の加工性とスポット溶
接性とロウ付は性を有している。
性を有し、しかも、純Tiと同等の加工性とスポット溶
接性とロウ付は性を有している。
なお、前記組成の合金はα型チタン合金であり、β型チ
タン合金に必要なβ安定化元素の添加が不要なためにめ
っき性にも優れている。従って前記組成の合金は、眼鏡
フレーム用として極めて浸れている。
タン合金に必要なβ安定化元素の添加が不要なためにめ
っき性にも優れている。従って前記組成の合金は、眼鏡
フレーム用として極めて浸れている。
「試験例」
第1表に示す各組成の合金試料(Nol=No17)を
作製した。合金試料を作成するには、真空溶解鋳造と圧
延加工を行って直径3.0mmの線材を作製し、高純度
Ar(アルゴン)雰囲気中において700℃に30分間
加熱した後に徐冷する焼鈍処理を施して作成した。
作製した。合金試料を作成するには、真空溶解鋳造と圧
延加工を行って直径3.0mmの線材を作製し、高純度
Ar(アルゴン)雰囲気中において700℃に30分間
加熱した後に徐冷する焼鈍処理を施して作成した。
各合金試料について引張り強さと伸びを測定し、その結
果を第1表に示す。
果を第1表に示す。
第1表
第1表の化学成分の欄において、Rは、OとNとFeと
Hとからなる不純物の合計含有量を示す。
Hとからなる不純物の合計含有量を示す。
一方、第1表に示す各合金試料と同等の組成を有する合
金からなる直径2.6mmの圧延材に、プレス加工を施
して厚さ0 、5 mm、幅3 、1 mm、長さ15
0mmの試料を作製する。そして、各試料をスパン10
0mmの片持ち梁と想定し、個々の試料の自由端を30
°と60°に曲げた際のスプリングバック率(戻り角度
7曲げ角度)を算出し、その時の曲げモーメントを調べ
るばね性試験を行った。
金からなる直径2.6mmの圧延材に、プレス加工を施
して厚さ0 、5 mm、幅3 、1 mm、長さ15
0mmの試料を作製する。そして、各試料をスパン10
0mmの片持ち梁と想定し、個々の試料の自由端を30
°と60°に曲げた際のスプリングバック率(戻り角度
7曲げ角度)を算出し、その時の曲げモーメントを調べ
るばね性試験を行った。
その結果を第2表に示す。
更に、第1表に示す各合金試料と同等の組成を有する合
金からなる厚さ1 mm、幅30mmの圧延材を2枚重
ね、スポット溶接を行い、溶接状況により純Ti材を溶
接した場合の溶接状況と比較する試験を行い溶接試験状
況を判定した。その結果を第2表に示す。なお、溶接試
験結果において、O印を付した試料は純Tiと同程度の
溶接強度を有するしのであり、Δ印を付した試料は純T
iの溶接強度より劣るが一般の使用には十分耐え得るも
のを示し、Xを付した試料は強度が弱く使用不可能なも
のを示している。また、スポット溶接は、先端径3 、
5 mmのCr−Cu合金製の電極を用いるとともに、
ンールドガスは高純度Arガスを用い、電流を6000
A、加圧力を300kgに設定して行った。
金からなる厚さ1 mm、幅30mmの圧延材を2枚重
ね、スポット溶接を行い、溶接状況により純Ti材を溶
接した場合の溶接状況と比較する試験を行い溶接試験状
況を判定した。その結果を第2表に示す。なお、溶接試
験結果において、O印を付した試料は純Tiと同程度の
溶接強度を有するしのであり、Δ印を付した試料は純T
iの溶接強度より劣るが一般の使用には十分耐え得るも
のを示し、Xを付した試料は強度が弱く使用不可能なも
のを示している。また、スポット溶接は、先端径3 、
5 mmのCr−Cu合金製の電極を用いるとともに、
ンールドガスは高純度Arガスを用い、電流を6000
A、加圧力を300kgに設定して行った。
第1表に示す機械強度の測定結果から、TiにAlとS
nを添加した合金試料No1−No3とN。
nを添加した合金試料No1−No3とN。
5〜No7においては、AlとSnの添加量が増加する
と引張り強さが向上する反面、伸びは低下することが明
らかになった。また、第2表に示す試験結果から、合金
試料No1−No3とNO5〜N07にあっては、 A
1とSnの添加量が増加するとばね性が向上しているが
、Alの添加量が5%の試料No4(比較例)と、Sn
の添加量が5%の試料N08(比較例)ではスポット溶
接性の低下が見られる。(即ち、試料Nol〜No3お
よび試料No5〜No7の試料はスポット溶接性が良で
あるのに対し、試料No4と試料No8ではスポット溶
接性が可となっていて、溶接性に若干の低下が見られる
。)更に、第1表から明らかなように、合金試料Nol
〜No3とNo5〜No7は、純Tiに比較して高い
引張り強さを有するとともに、第2表から明らかなよう
に純Tiに比較して優れたばね性を有している。
と引張り強さが向上する反面、伸びは低下することが明
らかになった。また、第2表に示す試験結果から、合金
試料No1−No3とNO5〜N07にあっては、 A
1とSnの添加量が増加するとばね性が向上しているが
、Alの添加量が5%の試料No4(比較例)と、Sn
の添加量が5%の試料N08(比較例)ではスポット溶
接性の低下が見られる。(即ち、試料Nol〜No3お
よび試料No5〜No7の試料はスポット溶接性が良で
あるのに対し、試料No4と試料No8ではスポット溶
接性が可となっていて、溶接性に若干の低下が見られる
。)更に、第1表から明らかなように、合金試料Nol
〜No3とNo5〜No7は、純Tiに比較して高い
引張り強さを有するとともに、第2表から明らかなよう
に純Tiに比較して優れたばね性を有している。
以上の検討結果から総合的に判断することにより、第1
の発明合金においては、眼鏡フレーム用として望ましい
引張り強さと伸びを兼ね備えさせろとと乙に、良好なば
ね特性とスポット溶接性を確保するために、AlとSn
の各含有率を各々、0゜01〜4%、合計含有量で5%
以下に限定した。
の発明合金においては、眼鏡フレーム用として望ましい
引張り強さと伸びを兼ね備えさせろとと乙に、良好なば
ね特性とスポット溶接性を確保するために、AlとSn
の各含有率を各々、0゜01〜4%、合計含有量で5%
以下に限定した。
一方、第1表に示す機械強度の測定結果から、Tiに4
%以下のAlおよびSnと1.00%以下のSiを添加
した合金試料No9〜N014においては、Si1ある
いは、Snの含有量が増加すると引張り強さは向上する
ものの、伸びが低下することが明らかである。また、第
2表に示す結果から、Tiに4%以下のAlおよびSn
と1.00%以下のSiを添加した合金試料No9〜N
ol 4にあっては、AlとSnとSiの添加量を増加
するとばね性が向」ニすることが明らかであり、スポッ
ト溶接性は概ね良好であることが明らかである。なおT
iに1.00%のAiと5.00%のSnと0.20%
のSiを添加した試料No15と、Tiに500%のA
lと25%のSnを添加した合金試料17?比較例)に
おいては、スポット溶接が不良となっている。加えて、
第1表から明らかなように、合金試料No9〜Not
4は、純Tiに比較して高い引張り強さを有するととも
に、第2表から明らかなように純Tiに比較して優れた
ばね性を有し、優秀なスポット溶接性を有している。
%以下のAlおよびSnと1.00%以下のSiを添加
した合金試料No9〜N014においては、Si1ある
いは、Snの含有量が増加すると引張り強さは向上する
ものの、伸びが低下することが明らかである。また、第
2表に示す結果から、Tiに4%以下のAlおよびSn
と1.00%以下のSiを添加した合金試料No9〜N
ol 4にあっては、AlとSnとSiの添加量を増加
するとばね性が向」ニすることが明らかであり、スポッ
ト溶接性は概ね良好であることが明らかである。なおT
iに1.00%のAiと5.00%のSnと0.20%
のSiを添加した試料No15と、Tiに500%のA
lと25%のSnを添加した合金試料17?比較例)に
おいては、スポット溶接が不良となっている。加えて、
第1表から明らかなように、合金試料No9〜Not
4は、純Tiに比較して高い引張り強さを有するととも
に、第2表から明らかなように純Tiに比較して優れた
ばね性を有し、優秀なスポット溶接性を有している。
以上の検討結果から鑑みて第2の発明においては、Al
とSnの各含有率の上限を各々4%、Si含有率の上限
を1%に限定するとともに、AlとSnとSiの合計含
有量を5%以下に限定した。
とSnの各含有率の上限を各々4%、Si含有率の上限
を1%に限定するとともに、AlとSnとSiの合計含
有量を5%以下に限定した。
「発明の効果」
以北説明したように第1の発明合金は、TiにAlとS
nを各々0.01〜4%含有させ、合計含有量を5%以
下にしたものであるために、純Tiけに比較して高いば
ね性を存している。しかも、純Tiと同等の加工性を有
するために、眼鏡フレーム用の微細加工も施すことがで
き、更に、優秀なスポット溶接性と、ロウ付は性、並び
に、めっき性を存する。従って第1の発明合金は、眼鏡
フレーム用として極めて優れている。
nを各々0.01〜4%含有させ、合計含有量を5%以
下にしたものであるために、純Tiけに比較して高いば
ね性を存している。しかも、純Tiと同等の加工性を有
するために、眼鏡フレーム用の微細加工も施すことがで
き、更に、優秀なスポット溶接性と、ロウ付は性、並び
に、めっき性を存する。従って第1の発明合金は、眼鏡
フレーム用として極めて優れている。
また、第2の発明の合金は、TiにAlとSnを各々0
.01〜4%とSiを0.01〜1.0%含有さU゛、
それらの合計含有量を5%以下にしたものであるために
、純Ti材に比較して高いばね性を存している。しかも
、純Tiと同等の加工性を有するために、眼鏡フレーム
用の微細加工ら施すことかてさ、更に、優秀なスポット
溶接性と、ロウ付は性、並びに、めっき性を有する。従
って第2の発明合金は、眼鏡フレーム用として極めて優
れている。
.01〜4%とSiを0.01〜1.0%含有さU゛、
それらの合計含有量を5%以下にしたものであるために
、純Ti材に比較して高いばね性を存している。しかも
、純Tiと同等の加工性を有するために、眼鏡フレーム
用の微細加工ら施すことかてさ、更に、優秀なスポット
溶接性と、ロウ付は性、並びに、めっき性を有する。従
って第2の発明合金は、眼鏡フレーム用として極めて優
れている。
出頭人 日本楽器製造株式会社
Claims (2)
- (1)Al0.01〜4%(重量%、以下同じ)Sn0
.01〜4% Ti残部 の組成を有し、かつ、 AlとSnの合計含有量が5%以下である 眼鏡フレーム用チタン合金。 - (2)Al0.01〜4% Sn0.01〜4% Si0.01〜1.0% Ti残部 の組成を有し、かつ、 AlとSnとSiの合計含有量が5%以下 である眼鏡フレーム用チタン合金。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24026186A JPS6394221A (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 眼鏡フレ−ム用チタン合金 |
DE19873734056 DE3734056A1 (de) | 1986-10-09 | 1987-10-08 | Ti-basislegierung fuer brillengestelle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24026186A JPS6394221A (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 眼鏡フレ−ム用チタン合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6394221A true JPS6394221A (ja) | 1988-04-25 |
Family
ID=17056864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24026186A Pending JPS6394221A (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 | 眼鏡フレ−ム用チタン合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6394221A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6039022B2 (ja) * | 1977-09-06 | 1985-09-04 | 東レ株式会社 | ポリエステルフイルム |
-
1986
- 1986-10-09 JP JP24026186A patent/JPS6394221A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6039022B2 (ja) * | 1977-09-06 | 1985-09-04 | 東レ株式会社 | ポリエステルフイルム |
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