JP2797914B2 - 冷間加工性および溶接性に優れた高強度チタン合金 - Google Patents

冷間加工性および溶接性に優れた高強度チタン合金

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学工業(配管な
ど)、エネルギー開発(アンビリカルチューブ、石油開
発用油井管など)、一般工業用構造材、航空機関連(油
圧配管など)、スポーツ用品(自転車のフレーム、ゴル
フクラブ、テニスラケットなど)および建材などの分野
で用いられる、冷間加工性および溶接性に優れた高強度
チタン合金に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、一般的にチタンおよびチ
タン合金は比強度と耐食性に優れるという長所を持つ反
面、冷間加工性や溶接性に乏しいために熱間加工後、機
械加工で仕上げなければならない場合が多い。しかし、
チタン合金は切削性が悪く、そのため製品歩留りの低
下、切削の長時間化などによりコスト高を招く。
【0003】チタンおよびチタン合金の中で冷間加工が
可能な合金としては、α型チタンである純Ti、α+β型
チタン合金であるTi−3Al− 2.5V、および多くのβ型
チタン合金が挙げられる。
【0004】これらのうち、β型チタン合金は冷間加工
は可能であるものの、熱間における変形抵抗が大き
く、従来工程では製造が困難である。高温域(100〜40
0 ℃前後) で使用した場合には、α相やω相の析出によ
り脆化し、熱的安定性に欠ける、という問題がある。
【0005】Ti−3Al− 2.5Vは代表的な冷間加工可能
なα+β型チタン合金であり、その基本的な成分はAlが
2.5〜3.5 重量%、Vが 2.0〜3.0 重量%である (この
合金はAMSに規格化されている) 。この合金も純Tiと
同様に冷間加工は可能であるものの、多くの他のチタン
合金と比べて強度が低く、実用的な用途が狭められてい
る。
【0006】特開昭50−25418 号公報には、強度および
破壊靱性向上を目的としたチタン合金が示されている。
このチタン合金はTiにAl、VおよびMoなどを添加し、さ
らに必要に応じてZr、NiおよびFeを添加したものである
が、冷間加工性と溶接性に関しては十分に検討されてい
ない。
【0007】特開昭61−257448号公報には、Al、Zr、M
o、V、Cr、Niなどを添加し、NiとZrの複合効果により
高い耐食性と高強度を付与したチタン合金が開示されて
いる。
【0008】また、特開昭63−179033号公報には、Tiに
Al、V、Ni、Moなどを添加し、高強度と高耐食性を達成
したチタン合金が開示されている。しかし、これらのチ
タン合金でも、冷間加工性と溶接性について十分な検討
がなされていない。例えば、前者の発明では、冷間圧延
の圧下率が30%のときの耳割れの発生程度を冷間加工性
良否の判断基準としている。しかし、この30%という圧
下率はかなり低い基準であって、さらに高い圧下率の場
合でも冷間加工性に優れたチタン合金は示されていな
い。
【0009】特開平3−166350号公報および特開平3−
274238号公報には、β相安定化元素( Fe、Ni、Co、Cr、
Mo 、V )の添加によりβ相率を増加させて、高い冷間
加工性と固溶強化による強度向上を達成したチタン合金
が示されている。また本発明者らは、特開平5−117791
号公報において、Ti−3Al− 2.5V合金にNbを 0.1%以
上10.0%以下添加し、良好な冷間加工性を維持しながら
高強度と高靱性を有するチタン合金を開示した。しか
し、これらの発明では、溶接性については明らかとなっ
ていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】チタン合金は、高強
度、低比重の特性を活かし、構造材として用いることが
期待されている。しかし、多くの高強度チタン合金は冷
間加工性や溶接性に乏しいために、チタン合金を構造材
として使用する場合、熱間仕上げの状態から機械加工な
どによって製品を製造する必要がある。そのため、製品
の歩留りの低下とコスト上昇を招いている。
【0011】本発明は、チタン合金から構造用部材など
を製造する際の製品歩留りを向上させ、生産コストを低
減するために、冷間加工性と溶接性に優れた高強度チタ
ン合金を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0012】具体的な目標は次の〜のとおりとし
た。
【0013】冷間加工性は、後述の冷間加工性試験に
おいてTi−3Al− 2.5V合金以上であること。
【0014】溶接性を示す室温の溶接部の0.2 %耐力
が 650MPa 以上であり、室温の母材部の0.2 %耐力に
おいても 650MPa 以上であること。
【0015】室温における溶接部の破断強度が母材部
のそれの90%以上であること。
【0016】構造材などに適用する実用面から、溶接
性を示す伸びについても下限値を設け、室温での溶接部
の引張伸びが5.0 %以上であり、室温での母材部の引張
伸びにおいても10.0%以上であること。
【0017】後述の曲げ試験において溶接部に割れが
発生しないこと。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者らは種々の添加
元素が冷間加工性、溶接性および強度に与える影響を検
討し、熱的安定性に優れ、強度と冷間加工性および溶接
性を高度にバランスさせたチタン合金を開発した。
【0019】本発明の要旨は次の高強度チタン合金にあ
る。
【0020】重量%で、Al: 1.0%〜3.0 %未満、V:
1.5〜4.5 %、Mo:0.1 %〜2.5 %未満、Zr: 0.1〜1
0.0%およびNi: 0.1〜1.5 %を含有し、残部はTiおよ
び不可避的不純物からなる冷間加工性および溶接性に優
れた高強度チタン合金。
【0021】
【作用】本発明の高強度チタン合金は、TiにAl、Vおよ
びMoを数%添加し、さらにZrとNiを添加することによっ
て強度、冷間加工性および溶接性の向上を図ったもので
ある。化学組成を前記のように限定した理由について説
明する。以下、%は重量%を意味する。
【0022】Al、V:Alはα相安定化元素、Vはβ相安
定化元素であり、いずれも固溶強化作用を有する元素で
ある。これらの元素は固溶強化の目的で含有させるが、
所望の効果を得るためには、Al含有量は 1.0%以上、V
含有量は 1.5%以上とする必要がある。しかし、Al含有
量が 3.0%以上になり、V含有量が4.5 %を超えると、
冷間加工性が低下するために冷間加工時に割れが生じ
る。よって、Al含有量の範囲は1.0 %〜3.0 %未満、V
含有量の範囲は 1.5〜4.5 %とした。好ましい範囲は、
Alで 2.0〜2.8 %、Vで 2.5〜3.5 %である。なお、V
はMoと同様に溶接性を劣化させる元素であるが、その程
度はMoに比べて小さく、上記の範囲内であれば問題はな
い。
【0023】Mo:Moはβ相安定化元素であり、冷間加工
性と強度の向上に寄与する。これらの効果を得るには、
0.1%以上のMo含有量が必要である。一方、冷間加工性
向上の観点からは、後述する図2に示すように、Mo含有
量は 6.0%程度まで許容される。
【0024】しかし、Mo含有量が 2.5%以上になると溶
接性に悪影響を与え、溶接部の強度、伸びおよび曲げ加
工性を低下させる。そのため、Mo含有量の範囲は 0.1%
〜2.5%未満とした。好ましいのは、 0.8〜2.3 %の範
囲である。
【0025】なお、V、Moは単体の金属として添加して
もよいが、Al−V母合金、Al−Mo母合金、Al−Mo−V母
合金という形で添加してもよい。
【0026】Zr:Zrは、冷間加工性および強度の向上に
寄与し、特に冷間加工性の向上効果が大きい元素である
(後述の図2参照)。Zr含有量が0.1 %未満ではその効
果は小さい。一方、10.0%を超えると固溶強化のため強
度は上昇するが、伸びが著しく劣化する。また冷間加工
性も劣化する。このために、Zr含有量の範囲は 0.1〜1
0.0%とした。好ましいのは 0.5〜7.0 %の範囲であ
る。
【0027】Ni:Niは少量でも強度向上に寄与する元素
であるが、Ni含有量が 0.1%未満ではその効果が小さ
い。一方、 1.5%を超えると脆化相であるTi2Ni が生成
し、冷間加工性を著しく劣化させる。そのため、Ni含有
量は 0.1〜1.5 %とした。
【0028】その他:不可避的な不純物とはC、H、
O、NおよびYなどを指すが、通常の含有量レベルであ
れば特に問題はない。
【0029】Feは、固溶強化作用が大きく、少量でも強
度向上に寄与する元素であるが、Fe含有量が 0.5%を超
えるとTiと反応して低融点金属間化合物を生じ、冷間加
工性を著しく劣化させる。そのため、Fe含有量は 0.5%
以下とすべきである。FeはスポンジTiや添加元素原料に
幾分か含まれているため、不可避的に混入するが、0.5
%以下であれば問題ない。
【0030】Oも固溶強化度が大きく、少量でも強度向
上に寄与する元素であるが、その反面、冷間加工性を劣
化させる。そのため、O含有量は 0.2%以下であること
が望ましい。
【0031】上記の化学組成とすることで、前記の目標
とする強度、冷間加工性、伸びおよび溶接性を備えたチ
タン合金を得ることができる。
【0032】本発明の合金は、これらの特性によってエ
ネルギー開発、化学工業、スポーツ用品などの分野で用
いる部材などに適用することが可能である。特に冷間加
工性、溶接性および強度などが要求されるアンビリカル
チューブ用素材として好適である。アンビリカルチュー
ブとは、海底の油田と海上のプラットホームを結ぶ制御
管のことであり、管中に油圧を制御する電線などが通さ
れるものである。
【0033】
【実施例】表1と表2に示す組成の合金を真空溶解法に
よって溶製し、直径 120mm×長さ300mm の円柱状インゴ
ットとした。表1の合金 No.1〜18が本発明例、表2の
合金 No.19〜29が本発明範囲外の組成の比較例、表2の
合金 No.30、31が既存の冷間加工可能な純Ti、Ti−3Al
− 2.5V合金である。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】これらのインゴットを1100℃に加熱した
後、850 ℃以上で鍛造を行い、厚さ60mm×幅70mm×長さ
680mm の角状とした。その後、熱間圧延(900℃加熱、 7
50℃打ち上げ) を施して厚さ15mm×幅70mmの板材にした
後、750 ℃で焼鈍を行った。
【0037】熱間加工性の評価は、上記の熱間鍛造、熱
間圧延によって割れが生じた場合を熱間加工性が劣悪
「×」、割れが生じない場合を良好「○」とした。
【0038】このようにして得られた各供試材から、冷
間圧延試験片 (厚さ12mm×幅35mm×長さ200mm)と冷間据
え込み加工試験片 (φ6mm×長さ9mm) を切り出し、冷
間加工性試験に供した。
【0039】また、熱間圧延後の板材から切り出した供
試材 (厚さ3mm×幅70mm) に、TIG溶接 (Ar雰囲気
中、両面各1パス、溶接棒も熱間圧延材から切り出した
もの)を行った後、溶接部と母材部からそれぞれ平行部
寸法:厚さ2mm×幅6.25mm×長さ32mmの板引張試験片を
切り出し、引張強度を測定した。さらに各供試材の溶接
部の曲げ加工性を調べるために曲げ試験片 (厚さ2mm×
幅15mm×長さ100mm)を切り出し、曲げ試験を実施した。
【0040】次に各試験の詳細な内容について述べる。
【0041】〔冷間圧延試験〕厚さ12mm×幅35mm×長さ
200mm の前記試験片を、ロールで1パスあたり 0.5mmづ
つ減厚し、板端部から3mm以上の長さの耳割れが板側面
にそって5cm以内の間隔で生じた場合を限界冷間加工度
とし、下記 (1)式に従い算出した。
【0042】
【数1】
【0043】〔冷間据え込み加工試験〕φ6mm×長さ9
mmの前記試験片を、歪速度= 1.0×10-2 sec-1で加工フ
ォーマスター試験装置により冷間据え込み加工を行い、
割れが発生した加工度を限界冷間加工度とした。なお、
この据え込み加工試験は各合金につき3回試験を行い、
その平均値を限界冷間加工度とし、下記 (2)式に従い算
出した。
【0044】
【数2】
【0045】〔引張試験〕母材部と溶接部から切り出し
た平行部寸法:厚さ2mm×幅6.25mm×長さ32mmの前記試
験片に、0.2 %耐力までは 0.5%歪/min、耐力後は15%
歪/minの引張速度を与えて破断させ、強度を測定して溶
接性を評価した。この引張試験は室温で行い、強度と伸
びを比較した。
【0046】〔溶接部曲げ試験〕厚さ2mm×幅15mm×長
さ100mm の前記試験片を各供試材の溶接部から切り出
し、2mmの曲げ半径で90℃曲げを行った。曲げ試験後、
光学顕微鏡で曲げ部の20倍観察を行い、割れの有無を調
査して溶接性を評価した。図1はこの試験片の形状を示
す図である。
【0047】以上の各評価試験の結果を表3、表4およ
び図2、図3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】
【表4(1)】
【0050】
【表4(2)】
【0051】表3、表4の結果から以下のことが明らか
である。
【0052】合金 No.1〜3および No.19、20の結果に
よれば、Alは固溶強化による強度向上に大きく寄与する
が、含有量が少ないとその効果は小さい (合金 No.19で
は、Alは0.3 %であり強度が低い) 。また、過度のAl含
有は冷間加工性を低下させる( 合金No.20 では同じく5.
0 %であり冷間加工性が非常に低い)。
【0053】合金 No.4、5および No.21、22の結果に
よれば、Vも固溶強化による強度向上に寄与する。しか
し、含有量が少ないとその効果は小さい (合金 No.21
では、Vは0.5 %であり強度が低い) 。また、過度のV
含有は冷間加工性を低下させる (合金 No.22では、同じ
く6.0 %であり、冷間加工性はTi-3Al-2.5V合金の場合
以下に低下している)。
【0054】Moは、合金 No.6、7および No.23、24の
結果によれば、冷間加工性と強度の向上に寄与すること
がわかる。しかし、合金 No.23の結果によれば、Mo含有
量が0.1 %未満であると、上記の二種類の特性の向上に
対する寄与は小さい。また、過度のMo含有は溶接性の低
下をもたらし、好ましくない (合金 No.24では、Moは3.
5 %であり溶接部の曲げ加工性が低く、溶接部の強度が
母材に較べて小さい)。
【0055】合金 No.8、9および No.26の結果によれ
ば、酸素は強度向上に大きく寄与するものの、冷間加工
性を低下させる。しかし、通常の量(0.2%以下) なら問
題はない。
【0056】合金 No.11〜18および No.27〜29の結果に
よれば、NiとZrは強度向上に寄与し、特にNiは少量でも
この効果が大きいが、合金No.29 の場合のように過度の
Ni含有(Niは2.5 %)は、加工性を低下させ、熱間加工
すら困難となる。合金 No.28の場合のように過度のZr含
有(Zrは13.0%)は、冷間加工性と延びの低下を招く。
しかし、本発明で定めるNi含有量の範囲内であれば、冷
間加工性を損なうことなく強度の向上を得ることができ
る。また、Zrの過少含有も冷間加工性の向上には寄与し
ない(合金 No.27では、Zrは0.05%であり、冷間加工性
が低い)。
【0057】合金 No.30、31の既存の純TiやTi−3Al−
2.5V合金では、本発明合金に比べて強度が低い。
【0058】図2は、冷間据え込み加工試験の場合の、
限界冷間加工度に及ぼすMo含有量の影響の例を示す図で
ある。この場合のチタン合金のベース組成は、Al:2.0
%、V:3.0%、Ni:0.4%、Zr:2.0%、O:0.1%、Fe:0.1
%、bal.:Ti である。
【0059】図2に示すように、限界冷間加工度はMo含
有量が約2.5 %前後でピークを示すが、6%程度までは
既存のTi−3Al− 2.5V合金よりも良好である。しか
し、前記のように、Mo含有量が約3%を超えると、限界
冷間加工度は低下し、同時に溶接性が悪化して溶接部の
強度、伸びおよび曲げ加工性を低下させる。
【0060】図3は、冷間据え込み加工試験の場合の、
限界冷間加工度に及ぼすZr含有量の影響の例を示す図で
ある。この場合のチタン合金のベース組成は、Al:2.0
%、V:3.0%、Ni:0.4%、Mo:1.5%、O:0.1%、Fe:0.1
%、bal.:Ti である。
【0061】図3に示すように、限界冷間加工度はZr含
有量が約5%前後でピークを示すが、本発明で定める含
有量の範囲内では、既存のTi−3Al− 2.5V合金よりも
良好である。
【0062】
【発明の効果】本発明の合金は、冷間加工性および溶接
性(溶接部強度)にも優れた高強度チタン合金である。
溶接性が良好であるから、機械切削によることなく、化
学工業、エネルギー開発、航空機、スポーツ用品などの
分野で用いるのに好適なチタン合金構造用部材などを、
低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶接部曲げ試験の試験片形状を示す図である。
【図2】冷間据え込み加工試験の場合の、限界冷間加工
度に及ぼすMo含有量の影響の例を示す図である。
【図3】冷間据え込み加工試験の場合の、限界冷間加工
度に及ぼすZr含有量の影響の例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C22C 14/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で、Al: 1.0%〜3.0 %未満、V:
    1.5〜4.5 %、Mo:0.1 %〜2.5 %未満、Zr: 0.1〜1
    0.0%およびNi: 0.1〜1.5 %を含有し、残部はTiおよ
    び不可避的不純物からなる冷間加工性および溶接性に優
    れた高強度チタン合金。
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