JP3297011B2 - 冷延性に優れた高強度チタン合金 - Google Patents

冷延性に優れた高強度チタン合金

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高強度で且つ冷間
加工性に優れた新規なチタン合金に関し、特にチタン合
金の中でも最も汎用されているTi−6Al−4V合金
に匹敵し若しくはそれを上回る強度を有すると共に、そ
の欠点である冷間加工性を高めたチタン合金に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】チタン合金は、軽量で且つ強度、靱性、
耐食性に優れたものであることから、近年、航空宇宙産
業や化学工業等の分野で広く使用されている。しかしな
がらチタン合金は元々加工性の悪い材料であり、それゆ
え成形加工のためのコストが他の材料に比較して著しく
高くつくという大きな欠点がある。例えば代表的なα+
β型チタン合金であるTi−6Al−4V合金は難加工
材であって冷間加工性が極めて悪く、冷間圧延法による
板材の製造は実質的に不可能とされている。
【0003】そこでTi−6Al−4V合金を板状に加
工する際には、パック圧延と呼ばれる手法が採用されて
いる。即ちパック圧延とは、熱間圧延によって得たTi
−6Al−4V合金板を層状に重ね合わせて軟鋼製の箱
に入れ、所定の温度より下がらない様に保温しつつ熱間
圧延により薄板を製造する方法である。
【0004】ところがこの方法では、パックを製造する
ための軟鋼カバーやパック溶接が必要になる他、チタン
合金板の拡散接合を阻止するための離型剤の塗布など、
冷間圧延に比べて作業が極めて煩雑で多大な費用を要す
る上に、熱間圧延に適した温度域が限られているため加
工上の制約も多い。
【0005】これに対し特開平3−274238号公報
や同3−166350号公報には、Ti母材中のAl,
VおよびMoの含有量を規定し且つ、Fe,Ni,C
o,Crから選ばれる少なくとも一種の合金元素を適量
含有させることによって、上記Ti−6Al−4V合金
並みの強度を有すると共に、超塑性加工性や製造時の熱
間加工性においてもTi−6Al−4V合金よりも優れ
たチタン合金が得られると記述されている。
【0006】しかしながら加工温度域にもよるが、一般
に超塑性加工性が優れるということは加工温度において
変形抵抗が低いということであり、上記公開公報に開示
されたチタン合金の高温域における強度はTi−6Al
−4V合金に比較して不十分であることが懸念される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】化学工業分野を始めと
する様々の分野においては、チタン合金を高温条件下で
用いられることも多いので、Ti−6Al−4V合金に
匹敵し或いはこれを上回る常温強度を有すると共に高温
強度にも優れ、且つ加工コスト低減のため冷間加工性を
一段と高めることは、最近のチタン合金分野における大
きな課題となっている。
【0008】本発明は上記の様な事情に着目してなされ
たものであって、その目的は、Ti−6Al−4Vと同
等もしくはそれ以上の常温強度と高温強度を有すると共
に、優れた冷間加工性を兼ね備えたチタン合金を提供し
ようとすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
のできた本発明に係る高強度チタン合金とは、質量%で
Al:3.5〜5.5%、Mo:3.5〜5.5%、C
r:0.3〜1.5%、Fe:0.2〜1.0%、を含
み、もしくは更に他の元素としてO:0.25%以下
(0%を含まない)、あるいは更に、Si:0.5%以
下(0%を含まない)を含み、残部が実質Tiからなる
ところに特徴を有している。
【0010】このチタン合金はその優れた冷間加工性と
高い常温および高温強度を活かして様々の用途に活用で
きるが、中でも熱交換器用プレート材としての用途は、
本発明合金の特徴を最も活かした代表的な用途として推
奨される。
【0011】
【発明の実施の形態】上記の様に本発明では、優れた常
温強度と高温強度を有すると共に冷間加工性にも優れた
チタン合金を提供するもので、具体的にはTi中に含有
させる合金元素の種類と各含有率を厳密に規定したとこ
ろに特徴を有している。
【0012】周知の通りα+βチタン合金は、六方晶の
結晶構造を持つα相と、体心立方晶の結晶構造を持つβ
相との2相混合組織からなるものであるが、このうちα
相は加工による塑性変形時の滑り面がβ相より少なく、
冷間加工性に劣る。Ti−6Al−4V合金の冷間加工
性が劣る原因は、該α相の体積比率が高いためであり、
従ってβ相の体積比率を相対的に多くすることで、冷間
加工性を改善することが可能と思われる。
【0013】そこで本発明者らは、チタン合金中のα相
の体積比率を下げるためα安定化元素の添加量を抑え、
且つチタン中のβ相の体積比率を大きくするためβ安定
化元素を増大する方向で研究を進めた。その結果、α安
定化元素であるAl量やO量と、β安定化元素であるM
o、Crの含有量を適正にコントロールしてやれば、冷
間加工性および延性が高められると共に、これらの元素
がTi母材中に固溶して固溶強化効果を発揮し、その結
果としてTi−6Al−4Vと同等以上の常温強度と優
れた冷間加工性を兼ね備えたチタン合金が得られること
を知り、上記本発明に想到したものである。
【0014】尚高温強度は、常温強度と同様Ti母材中
に合金元素が固溶して強化されることによって高められ
るが、これに加えて、高温で曝露されたときに結晶粒が
粗大化しないことが大切である。ちなみに、高温曝露に
より結晶粒が粗大化するとチタン合金が脆化し、高温で
の延性が低下するため所望の高温特性が得られなくな
る。
【0015】そのため本発明では、高温曝露において結
晶粒が粗大化しない様に適量のFeが添加される。即ち
適量のFeは結晶粒界に析出し、高温時における結晶粒
の成長を抑制して延性低下を抑える作用を発揮するので
ある。
【0016】また適量のSiの添加は、冷間加工性への
悪影響を殆ど生じることなく高温における耐酸化性を高
めて高温強度を向上させる作用を発揮する。
【0017】本発明では、上記の様な観点から合金元素
の含有量を規定するが、個々の含有元素の好適含有率範
囲を更に詳細に説明すると、次の通りである。
【0018】Al:3.5〜5.5% Alは、α安定化元素として強度向上に寄与する元素で
あり、Al含有量が3.5%未満ではチタン合金が強度
不足となる。しかし、Al含有量が5.5%を超えると
冷間加工性が低下し、所定の厚さに圧延するまでの冷延
および焼鈍回数が増えるためコストの上昇につながる。
強度と冷間加工性の兼ね合いを考慮してより好ましいA
l含有量の下限は4.0%、より好ましい上限は5.0
%である。
【0019】Mo:3.5〜5.5% Moは、前述の如くβ安定化元素であってβ相の体積比
を増加させると共に、β相に固溶して強度上昇に寄与す
る。また、チタン中に固溶して微細な等軸晶組織を作り
易くする性質もあり、強度・延性バランス向上の観点か
らも極めて重要な元素である。こうしたMoの作用を有
効に発揮させるには3.5%以上、より好ましくは4.
0%以上含有させるべきである。
【0020】しかしながらMo量が多過ぎると、焼鈍時
に生成する酸化スケールやαケースと呼ばれる酸素固溶
層の耐食性が高まり、その除去が困難になる。即ち本発
明のチタン合金を冷間圧延するに当たっては、該冷延の
前もしくは冷延の途中で大気雰囲気下の軟化焼鈍が行な
われ、該焼鈍工程でチタン合金板表面に酸化スケールや
αケースが生成し、それらはその後の圧延工程や加工工
程で表面割れ等を起こす原因になるばかりでなく、外観
劣化の原因になるので、いずれにしても除去しなければ
ならないが、Mo含有量が多くなり過ぎると、常温での
延性が低下するほか、チタン合金表層部の上記酸化スケ
ールやαケースの除去が困難になり、酸洗などのデスケ
ーリングが困難になって加工性を却って悪くするのであ
る。
【0021】しかもMo含有量が多くなり過ぎると、チ
タン合金全体の密度を増大し、チタン合金が本来有して
いる高比強度特性が損なわれるので、5.5%以下、よ
り好ましくは5.0%以下に抑えるべきである。
【0022】Cr:0.3〜1.5% Crも、β相安定化元素であってβ相の体積比率の増大
に寄与する他、主にβ相に固溶して強度を高める作用を
有しており、これらの作用を有効に発揮させるには0.
3%以上、より好ましくは0.5%以上含有させなけれ
ばならない。しかしながらCr含有量が多くなり過ぎる
と延性が低下し、本発明で意図する優れた強度/延性バ
ランスが保てなくなるので、1.5%以下、より好まし
くは1.2%以下に抑えるべきである。
【0023】Fe: 0.2〜1.0% Feは加工時の変形抵抗を下げる効果があり、冷間加工
性に寄与する他、結晶粒界に析出して高温時の結晶粒の
粗大化を抑制し、チタン合金の脆化を防ぐ作用を有して
おり、こうした作用を有効に発揮させるには0.2%以
上、より好ましくは0.4%以上のFeを含有させるべ
きである。しかしながら、Fe含有量が多くなり過ぎる
と、常温での延性が低下すると共に鋳塊製造時の偏析が
顕著になって品質安定性を阻害する原因になるので、
1.0%以下、より好ましくは0.8%以下に抑えるべ
きである。
【0024】本発明にかかるチタン合金における必須の
合金元素は上記の4種であり、残部は実質的にTiであ
るが、次に示すような理由から更に他の元素として少量
のSiやO( 酸素) を含有させることも有効である。
【0025】Si:0.5%以下 チタン合金中に少量のSiを含有させると、冷間加工性
に殆ど悪影響を及ぼすことなく、高温における耐酸化性
が向上して高温強度が高められるので、特に高温用途に
適用する場合は適量のSiを含有させることが望まし
い。しかしながら、Si量が多くなり過ぎると冷間加工
性に悪影響が現れてくるので、0.5%以下、より好ま
しくは0.3%程度以下に抑えるべきである。
【0026】O:0.25%以下 Oはα安定化元素でありα相内に固溶して強度上昇に寄
与するが、多過ぎると冷間加工性を劣化させるので、
0.25%以下、より好ましくは0.15%程度以下に
抑えるべきである。
【0027】本発明のチタン合金には、前述した特性を
阻害しない範囲で許容される元素もしくは不可避不純物
元素として上記以外の元素が微量混入してくることがあ
るが、上記本発明チタン合金の特性を阻害しない限りそ
れら元素の微量の含有は許容される。
【0028】かくして得られる本発明のチタン合金は、
常温および高温においてTi−6Al−4V合金に匹敵
し若しくはそれを上回る強度を有すると共に冷間加工性
においても優れたものであり、鋳造後通常の分塊圧延お
よび熱間圧延の後冷間圧延を行なうことによって、薄板
状、波板状、棒状、管状など任意の形状に成形加工する
ことができ、様々の用途に広く活用できる。
【0029】なお冷間加工は、通常一回当りの圧下率4
0〜80%程度で行なわれ、この程度の加工率であれば
一回の加工で目標厚さにまで加工できる。加工率を更に
高めたい場合は、冷間加工の途中で700〜850℃程
度で3〜120分程度の軟化焼鈍処理を1回乃至複数回
行なうことにより、目標厚さまで加工を行なえばよい。
即ち本発明のチタン合金は、前述の如く優れた冷間加工
性を有しているので、従来のチタン合金の様に煩雑なパ
ック圧延などを要することなく冷間圧延によって目標厚
さとサイズにまで加工することができ、加工コストを大
幅に低減できると共に加工効率も飛躍的に高めることが
可能となる。
【0030】従って本発明のチタン合金は、優れた強度
特性と耐食性および加工性を活用し、ゴルフクラブヘッ
ド素材や熱交換器用のプレートフィン材等として極めて
有効に利用できる。特に、熱交換器用の素材としては、
従来より耐食性に優れ且つ加工性の良好なステンレス鋼
やアルミニウム合金が汎用されており、チタン合金につ
いては加工が困難であるという理由からあまり利用され
ていないが、本発明のチタン合金は、常温および高温強
度や耐食性、比強度等においてはステンレス鋼やアルミ
ニウム合金を凌駕する特性を有しているので、特に強度
特性の要求される高温高圧用途に適用される素材、例え
ば熱交換器用素材として使用することにより、設備寿命
等の一段と優れた熱交換器の製造を可能にする。
【0031】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明の構成と作用効
果をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実
施例によって制限を受ける訳ではなく、前・後記の趣旨
に適合し得る範囲で適当に変更して実施することも可能
であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含さ
れる。
【0032】実施例 表1に示した成分組成のチタン合金鋳塊( 直径100m
m)を真空アーク溶解で製造し、次にβ温度域(100
0〜1050℃) で厚さ15mmの板に分塊圧延した
後、β温度域(1000〜1050℃)で約30分間保
持してから空冷する。次いでβ変態点以下のα+β温度
域(約850℃)で熱間圧延し、厚さ5.7mmの熱延
板を製造した。その後、再びα+β温度域(約760
℃)で5分間焼鈍した後、ショットブラスト処理および
酸洗を行なって表面の酸化層を除去し、これを冷延素材
とした。冷延は、1パス当たり圧下量0.2mmとし、
板エッヂの割れが発生するまで冷延を続けて冷延性を評
価した。この間、圧延率40%の時点でサンプリング
し、これをα+β域(約720℃) で5分間焼鈍してか
ら、常温および高温(400℃)で引張試験を行なっ
た。なお試験片は、供試板の表面を機械加工し、標点間
距離50mm、平行部の巾を12.5mmに加工した。
【0033】なお上記試験を行なう際に、冷延限界が4
0%に満たなかった供試板については、冷延限界到達時
のものを流用した。また従来合金であるTi−6Al−
4V合金としては、市販の板を用いた。結果を表2に示
す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】表1,2より次の様に考察できる。 合金No.1:従来のTi−6Al−4V合金であり、
性能評価の基準とする。
【0037】合金No.2,3:本発明の規定要件を満
たす実施例であり、冷延限界が60%以上で優れた冷延
性を有しており、しかも冷延・焼鈍後の常温および高温
時の強度特性が良好で優れた強度(TS)−伸び(E
l)バランスを有している。
【0038】合金No. 4:Al含有量が不足する比較
材であり、冷延性は良好であるが、冷延・焼鈍後の常温
および高温強度が不足する。
【0039】合金No. 5:Al含有量が多過ぎる比較
材であり、強度は良好であるが伸び率が低く冷延性が悪
い。
【0040】合金No. 6:Mo含有量が不足するため
固溶強化効果が不十分であり、冷延・焼鈍後の常温およ
び高温強度が不足する。
【0041】合金No. 7:Mo含有量が多過ぎる比較
材であり、固溶強化効果が大き過ぎるため常温での延性
が乏しい。
【0042】合金No. 8:Cr含有量が不足する比較
材であり、冷延・焼鈍後の常温および高温強度が不足す
る。
【0043】合金No. 9:Cr含有量が多過ぎる比較
材であり、強度は良好であるが、伸び率が低く冷間加工
性が悪い。
【0044】合金No. 10:Fe含有量が不足する比
較材であり、強度が良好でかつ常温における伸び率も良
好であるが、高温強度が低く高温用途への適合性に欠け
る。
【0045】合金No. 11:Fe含有量が多過ぎる比
較材であり、常温での延性が不足する。
【0046】合金No. 12:Si量が多過ぎる比較材
であり、強度、特に高温強度が不足する。
【0047】合金No. 13:酸素含有量が多過ぎる比
較材であり、常温および高温における強度と高温時の伸
び率も良好であるが、常温時の伸び率が低く冷延性に欠
ける。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、チ
タン中に含有させる合金元素としてAl,Mo,Cr,
Feの各含有率を規定し、或いは更に適量のSiやO
(酸素)を含有させることによって、最も汎用されてい
るチタン合金であるTi−6Al−4V合金に勝るとも
劣らない常温および高温強度を有すると共に、該合金に
欠けている冷延性を改善し、成形加工性と強度特性を兼
ね備えたチタン合金を提供し得ることになった。そして
このチタン合金は、その優れた冷間加工性と機械的特性
を生かして様々の用途に広く活用できるが、特にその優
れた耐食性、軽量性、伝熱特性を活かし、且つその優れ
た冷延性を活用することにより、例えば熱交換器用のプ
レートフィン素材などとして極めて有効に利用できる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−3645(JP,A) 特開 平3−166350(JP,A) 特開 昭47−29212(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 1/00 - 49/14 F28F 21/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質量%で Al:3.5〜5.5%、 Mo:3.5〜5.5%、 Cr:0.3〜1.5%、 Fe:0.2〜1.0%、 を含み、残部が実質的にTiからなることを特徴とする
    冷延性に優れた高強度チタン合金。
  2. 【請求項2】 更に他の元素としてO:0.25%以下
    (0%を含まない)を含むものである請求項1に記載の
    高強度チタン合金。
  3. 【請求項3】 更に他の元素としてSi:0.5%以下
    (0%を含まない)を含有するものである請求項1また
    は2に記載の高強度チタン合金。
  4. 【請求項4】 熱交換器用プレート材として使用される
    ものである請求項1〜3のいずれかに記載の高強度チタ
    ン合金。
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