JPS639293A - 文字信号分離抽出回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は符号化伝送方式文字放送において１、テレビ映
像信号から多重化されている文字信号を分離し、文字処
理部に送出する回路に関する。

〔従来の技術〕

最近、符号化伝送方式文字放送（以下では文字放送とい
う）が、開始される段階になった。文字放送では垂直帰
線期間内の特定のＨ期間に文字信号が多重化されるが、
先ず文字信号データを分離抽出する。

文字信号は２値ＮＲＺ符号で、クロックレートは８１５
　ｆｓｃ　Ｃｆ５ｃ：色副搬送波周波数）で、伝送され
てくる。文字信号再生のためには、文字信号データをス
ライスするしきい値レヘルを設定し、また文字信号の頭
初に含まれるクロックランイン（ＣＲ）信号から８１５
ｆｓｃのクロックを作成し、これによってデータの２値
化・ランチを行ない、分離抽出する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

文字放送の受信方法としては、既存のテレビ受像機の普
及度から、当面はテレビ受信機にアダプタをつけるアダ
プタ方式が考えられる。しかし近い将来には、テレビ受
信表示系と文字放送のデコーダの双方を合わせ合理的に
設計を行なう内蔵方式が開発されることはまちがいない
。この場合、文字デコーダ自体がディジクル機器である
から、内蔵すべき受信機としてもディジタルテレビ受信
機を想定することによって、テレビ受信表示系との接続
、回路部分の共有が可能になり、高品質・コストダウン
が期待される。

しかし、文字放送ではクロック周波数が８１５ｆｓｃで
あるのに対し、ディジタルテレビジョンでは一般に＋１
−ｆｓｃが用いられ、両者との間は整数比がとれずディ
ジタル部分の接続が困難であるという問題点がある。

本発明の目的は、上記の欠点を除去し、文字放送の映像
信号を、１つのサンプリングクロックでサンプリングし
、その後のディジタル処理によって、文字信号を抽出す
る新規の文字信号分離抽出回路を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の文字信号分離抽出回路は、文字信号を含むテレ
ビ映像信号を４ｆｓｃ（ｆｓｃ：色副搬送波周波数）の
クロックによってＡ／Ｄ変換し、５個の連続したサンプ
リングデータを記憶し、中央のデータを除く前後２個ず
つのデータからそれぞれ１個の文字信号を再構成する手
段と、前記５個の連続サンプリングデータをクロックラ
ンイン信号の立上りに同期して確定し、前記２個の文字
信号をラッチする手段とを有し、前記ラッチされた２個
の文字信号を５サンプリング周期内に直列に出力するよ
うにしている。

〔作用〕

文字信号のクロックは８１５　ｆｓｃ：　５．　７２８
Ｍ　Ｈｚで、データ１個分の長さが１７４．５ｎＳであ
る。テレビ信号は、４．’２ＭＨｚに帯域制限されてい
るので、文字信号は方形波でなくなり、波形は正弦波に
近くなっている。第３図は文字信号の波形を示すものだ
がこのようなくずれた波形を有する文字信号を４　ｔｓ
ｃ’：　１４　、　３２　Ｍｌ（ｚでサンプリングする
。サンプリング周期は７０ｎＳである。

この関係から４ｆｓｃでサンプリングされたデータ５個
と文字信号データ２個とが１対１で対応する。

したがって、４．ｆｓｃでサンプリングされた連続した
５つのサンプリングデータから文字信号２個を再生する
ことができる。

文字信号を再生する５個のサンプリングデータは、文字
信号と位相同期がとれたデータでなければならない。そ
れにはクロックランイン信号の立上りからはじまる５個
のサンプリングデータを確定し、５個のうち中央のデー
タを除く前後２個ずつのデータからそれぞれ１個の文字
信号を再生する。

〔実施例〕

作用の項で述べたように、Ａ／Ｄ変換されて得た５個の
サンプリングデータから２個の文字信号を再生するので
あるが、回路構成として、大別して１つは５個のサンプ
リングデータから２個の文字信号値を決定する部分と、
文字信号を正しく含む位相の５個のサンプリングデータ
をラッチするタイミングを決定する部分とにわかれる。

文字信号の頭初にあるＣＲ倍信号１０１０−　　とつづ
く１６ビノトの信号）は文字放送のビットクロック（８
１５ｆｓｃ）再生のための信号でこのＣＲ倍信号立上り
エツジでタイミングをとるようにすればよい。２個の文
字信号は前記立上りエツジで確定される５個のサンプリ
ングデータのうち、１番目・２番目のデータの平均と４
番目・５番目のデータの平均をとって２個の文字信号を
定める。

３番目のデータは前・後の２文字信号の中間にあり、文
字信号の定めるデータとしては信頼性が乏しい。

以下、第１図に示す回路ブロック図を参照して、本発明
の一実施例につき説明する。文字放送映像信号１００は
ＡＩＤ変換器１で４　ｆｓｃ　（１４，３２ＭＨｚ）で
サンプリングされる。このサンプリングされた信号は信
号１０１としてテレビ受信機の映像信号処理部１１に入
力し、スイッチ１２がＱ側の文字放送側に接続しない限
り、通常のテレビ映像を表示する。またサンプリングさ
れた信号は信号１０２Ａとして文字信号を決定する回路
部分へ、信号１０２Ｂとして前記文字信号をラッチする
タイミングを発生する回路部分へ導かれる。

先ず、信号１０２Ｂ系の回路について第２図のタイムチ
ャーｌ・を参照して説明する。ゲート回路２は、ＣＲ倍
信号一定期間、データ位相決定パルス１０３により開き
ＣＲ倍信号とおす。この期間はデータをスライスし、文
字信号の“１”、“０”を判定するしきい値レヘルを確
定するために必要な時間だけとればよい（第３図）。第
２図ではデータ位相決定パルス１０３は、４点でちょう
ど“０″になり、その前の１”の期間（図では一部のみ
しか示されていない）で、信号１０２Ｂをとおす。しき
い値決定回路３は信号１０２Ｂの最大値ＭＡＸ、最小値
ＭＩＮの１／２をとり、しきい値レベル１０４を定める
。

しきい値決定回路３は、信号の最小値決定回路３１、最
大値決定回路３２で得られた値を加算して、１／２回路
３３で平均をとり、ランチ回路３４で、ＩＨ期間保持し
ておく。このしきい値レベルの決定方法は、ＣＲ倍信号
は“１”と“Ｏ”とが交互にくることを利用している。

ＦＣ信号・データバケットに対してもこの値をＩＨ期間
保持することで、スライスレヘル゛として用いられる。

このしきい値レヘル１０４と、信号１０２Ｂとを比較器
４で比較する。比較器４はゲート回路２が開いている間
、ＣＲ倍信号“１”のときに出力１０５としてａ１″を
出力する。エツジトリガ信号発生器５はそのエツジにあ
たる信号１０６を発生し、５進カウンク６をリセットす
る。信号１０６の立上りが文字信号の立上りに相当し、
サンプリングデータと文字信号との同期がとられる。

５進カウンタ６の出力は、６番目のクロックで、“０”
となり、並置（Ｐ／Ｓ）変換回路７のロード信号１０７
となる。ゲート回路２が閉じた後、すなわち信号１０３
の１点以降の時刻でも、５進カウンタ６はクロックを計
数しロード信号１０７を点線で示した信号ｍとして継続
的に出力する。

次に、信号１０２Ａ系の回路につき説明する。

ここでは５個のサンプリングデータから２個の文字信号
を定める。文字信号決定回路９は、４個のＤ型フリップ
フロップ（ＤＦＦ）ＩＯＡ〜ＩＯＤを直列に接続する。

第２図はＣＲ倍信号ついて図示したものだが、前述した
文字信号との同期がとられた後は、すべての文字信号（
ＦＣ信号・データパケット）について信号１０７と信号
１０２Ａとの関係は第２図のように信号１０’７の周期
（“１″の繰返し周期）内に５個のサンプリングデータ
が文字信号と対応して得られる。そこで各ＤＦＦの出力
と文字信号波形との対応関係を例示すると、図のように
信号１０２Ａ上でｕ、ｖ、　−Ｘであられされる。

１番目のデータｕ、２番目のデータＶとを加算器１１ａ
で加算し、第１の文字信号とし、４番目のデータＷと５
番目のデータＸとを加算器１１ｂで加算し、第２の文字
信号とすればよい。加算器１１ａ、ｌｌｂは１／２の係
数を乗ず係数加算器とする。

上記の加算器１１ａ、ｌｌｂの出力は、ロード信号１０
７によって５Ｔ（Ｔ’：サンプリング時間）ごとにＰ／
Ｓ変換回路７にとりこまれる。Ｐ／Ｓ変換回路７のデー
タはデータ取出しクロック１０８によって直列データと
して送出され、比較器８に入力する。比較器８はしきい
値レベル１゜４と比較して、“１”または“０”を出力
し、２値化して文字信号処理部へ送り出す。Ｐ／Ｓ変換
回路７からのデータ取出しクロック１０８は４ｆｓｃの
５クロツク期間で２クロツクが生ずるようにすればよく
、８１５ｆｓｃのクロックを利用できるが、４ｆｓｃの
クロックの２クロツクと３クロツクを用いてつくったデ
ユーティ比の異なるクロックを用いることもできる。

〔発明の効果〕

以上、詳しく説明したように、本発明はディジタルテレ
ビ受信機で用いられる４ｆｓｃクロツクによって、文字
信号を含む映像信号をサンプリングし、文字信号のクロ
ックと、４Ｅｓｃクロツクとの関係から、サンプリング
された信号値から文字信号を抽出し分離する。

従来、文字信号のクロックとして、特別に８１５ｆｓｃ
の発振器を用意し、その位相をＣＲ倍信号同期させると
か、色副搬送波信号からＰＬＬで８１５ｆｓｃを発生す
るとかの手段に較べて、特別の発振器は不要となる。ま
た文字デコーダを内蔵するディジタルテレビ受信機とし
て、統一的に取扱うことができ回路の簡単化、あるいは
相互接続の容易性が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例に係り、第１図は回路ブロック
図、第２図は各部の信号タイムチャート、第３図は文字
信号波形図である。 １−−−Ａ　／　Ｄ変換器、　２−ゲート回路、３−Ｌ
きい値決定回路、　４−比較器、５−エツジトリガ信号
発生器、 ６−５進カウンタ、７−並置（Ｐ／Ｓ）変換回路、８−
比較器、　９−文字信号決定回路、１０Ａ〜１０　Ｄ−
Ｄ型フリップフロップ、１１ａ、ｌ１ｔ）−一−加算器
、 １１−映像信号処理部、 １２−文字放送切替スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 文字信号を含むテレビ映像信号を４ｆｓｃ（ｆｓｃ：色
   副搬送波周波数）のクロックによってＡ／Ｄ変換し、５
   個の連続したサンプリングデータを記憶し、中央のデー
   タを除く前後２個ずつのデータからそれぞれ１個の文字
   信号を再構成する手段と、前記５個の連続サンプリング
   データをクロックランイン信号の立上りに同期して確定
   し、前記２個の文字信号をラッチする手段と、前記ラッ
   チされた２個の文字信号を５サンプリング周期内に直列
   に出力させる手段とを有することを特徴とする文字放送
   における文字信号分離抽出回路。