JPS6392861A - 自動変速機の変速シヨツク軽減装置 - Google Patents

自動変速機の変速シヨツク軽減装置

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JPS6392861A
JPS6392861A JP61237844A JP23784486A JPS6392861A JP S6392861 A JPS6392861 A JP S6392861A JP 61237844 A JP61237844 A JP 61237844A JP 23784486 A JP23784486 A JP 23784486A JP S6392861 A JPS6392861 A JP S6392861A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機の変速ショックを軽減するだめの装
置に関するものである。
(従来の技術) 自動変速機は、各種摩擦要素の選択的油圧作動により動
力伝達経路を切換えられて変速を行うよう構成するが、
動力伝達経路の切換えが急過ぎると、変速ショックを生
ずる。
そこで従来特開昭57−47056号公報等により、第
19図の如く瞬時t。で立上がる摩擦要素の作動油圧を
瞬時1.−12間のトルクフェーズ中及び瞬時t2〜t
3間のイナーシャフェーズ中も含めてゆるやかに上昇さ
せ、瞬時t4で元圧(ライン圧)と同じ値に高める変速
ショック軽減技術が提案された。
(発明が解決しようとする問題点) しかしかかる従来の変速ショック軽減技術では、変速中
のショックを軽減できても、同じく第19図に示す如く
イナーシャフェーズ中変速機出力トルクのうちギヤ比変
化分を差引いたイナーシャフェーズトルクT。1の単調
増加により変速終了時t、にトルクが急減することとな
り、これを変速ショックと感するのを避けられない。又
、第19図には図示しなかったが、イナーシマフェーズ
初期における作動油圧の上昇タイミングや上昇量が実際
の変速とマツチングしきれず、ここでもショックを発生
することがあった。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明はこれらイナーシャフェーズの終了及び開始時に
おけるショックも生ずることがないようにしたもので、
第1図に概念を示す如く、各種摩擦要素1の選択的油圧
作動により動力伝達経路を切換えられて変速を行うよう
にした自動変速機2において、 イナーシャフェーズ時間を推定するイナーシャフェーズ
時間推定手段3と、 このイナーシャフェーズ時間中における滑らかな目標変
速進行度合を求める目標変速進行度合演算手段4と、 イナーシャフェーズ中この目標変速進行度合が得られる
よう前記選択作動される摩擦要素1の作動油圧を制御す
る油圧制御手段5とを設けた構成に特徴づけられる。
(作 用) 自動変速機2は各種摩擦要素1の選択的油圧作動により
動力伝達経路を切換えられて変速を行ない、この変速時
作動されることとなった摩擦要素の作動油圧を以下の如
くに制御することで、変速ショックの軽減がなされる。
即ち、目標変速進行度合演算手段4は、手段3により推
定したイナーシャフェーズ時間中における滑らかな目標
変速進行度合を求める。油圧制御手段5は、この目標変
速進行度合が得られるよう摩擦要素の作動油圧を制御す
ることで、トルクの急変がトルクフェーズ中に生ずるの
を防止して、変速ショックを軽減することができる。加
えて、上記目標変速進行度合が得られるよう摩擦要素の
作動油圧を制御することで、トルクフェーズ終了時に変
換機出力トルクが変速後のトルク値に一致することとな
って、変速機出力トルクに段差を生ずることもなく、こ
れを変速ショックと感する問題を回避し得る。更に、イ
ナーシャフェーズ初期における摩擦要素作動油圧の上昇
タイミングや上昇量が実際の変速に必らずマツチングす
ることとなり、ここでもショックを生ずることがない。
(実施例) 以下、図示の実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
第2図は本発明装置を具えた自動変速機のギヤトレーン
を示し、第3図はこのギヤトレーンの変速に当って変速
ショックを軽減するようにした本発明装置の一実施例を
示す。
第2図のギヤトレーンは、1984年日産自動車0@発
行「オートマチックトランスアクスルRN4FO2A型
、RL4FO2A型整備要領書J (A261CO6)
 に記載のものと同じもので、トルクコンバータT/C
を経てエンジン動力を供給される人力軸Iと、出力軸0
と、これら入出力軸に同軸配置したプラネタリギヤ組G
、、G、とを具え、これを以下の摩擦要素により相関さ
せて構成する。プラネタリギヤ組G、のサンギヤS1、
キャリアロ、リングギヤR1のうち、サンギヤS1はバ
ンドブレーキB/Bにより固定可能にすると共にリバー
スクラッチR/Cにより人力軸■に結合可能とし、キャ
リアCIはハイクラブチH/Cにより人力軸Iに結合可
能にする他、ワンウェイクラッチOWCによりエンジン
と逆方向の回転を阻止スると共に、ローリバースブレー
キLR/Bにより固定可能とする。プラネタリギヤ組G
2のサンギヤS2、キャリアC2、リングギヤR2のう
ち、サンギヤS2は人力軸■に結合し、キャリアC2は
リングギヤR1及び出力軸0に結合し、リングギヤR2
はロークラッチL/Cによりキャリアロに結合可能とす
る。
かかるギヤトレーンは各種摩1察要素の上記文献中東5
1頁の表に示された選択的油圧作動(但しワンウェイク
ラッチOWCは自己作動)により所定変速段を得ること
ができると共に、油圧作動する摩擦要素の変更により対
応変速段への自動変速が可能である。
本発明においては、トルクコンバータT/Cの出力(タ
ービン)トルクTL、つまり人力軸Iへの人力トルクを
検出する人力トルクセンサ10と、出力軸Oの回転数ω
。及びトルクT。を夫々検出する出力回転センサ11及
び出力トルクセンサ12とを設ける。
第3図の本発明装置はこれらセンサ10〜12からの信
号を人力情報とするマイクロコンピュータ13を具え、
このマイクロコンピュータは摩擦要素L/C,H/C,
B/B、 R/C,LR/Bのうち、変速時作動される
こととなったものの作動油圧Pを、対応する電気−油圧
変換器14〜18の電子制御(信号S、)により上昇制
御して変速ショックを軽減するものとする。
ここで本発明装置による変速ショック軽減の原理を第1
8図により説明する。この図中TLは変速機入力トルク
、Toは変速機出力トルクの変速時の変化具合を夫々示
し、変速前のギヤ比をg6、変速中のギヤ比をgA と
すると、出力トルクT。
は変速前T。B” ga xTtであり、瞬時し1〜t
2間のトルクフェーズに続く瞬時t2〜t3間のイナー
シャフェーズ時間し、中gAxTLとトルク突出分子O
+との和値となり、変速後最終ギヤ比に対応したT。A
に落着く。そして、トルク突出分子。、が第18図の如
くイナーシャフェーズ開始時t2より立上がり、イナー
シャフェーズ終了時t3で消失するようにすれば、変速
ショックを皆無にし1尋ることが判る。即ち、イナーシ
ャフェーズ初期のトルク突出分をT。、。、この時の人
力トルクをT、。とすると、 To+o :(ga−gA)Tto−(1)し To+  −(1−−) TOIO−(2)となるよう
にすれば変速ショックをなりシ得る。
ところで、イナーシャフェーズのエネルギー(=K ・
(gA−ga )  ω0 (但し、Kは変速の種類毎の定数) で表わされ、又イナーシャフェーズ量EがT。1゜及び
t、を直交2辺とする三角形の面積と見做せるから ■ E=     XTo+o  Xtt B 、°9t□: □ TOIO である。従って、イナーシャフェーズ時間t、はより求
めることができる。
第3図のマイクロコンピュータ13はかかる原理に基づ
き第4図及び第5図の制御プログラムを実行して変速シ
ョックを軽減する。第4図の制御プスグラムは図示せざ
る変速判別プログラムで変速指令が発せられる度に1回
に限り実行され、第5図の制御プログラムはその後一定
時間△t 海に実行される。
第4図中ステップ20においては、変速指令時の人力ト
ルクT、をイナーシャフェーズ開始時の入カトククTL
oとして読込み、次のステップ21で(1)式による変
速ショック防止上目標とすべきイナーシャフェーズ初期
突出トルクT。1oを演算する。
ステップ22では目標突出トルクT。、0を得るための
摩擦要素作動油圧に対応する電気量5pboを算出又は
テーブルルックアップし、次のステップ23でこの電気
量5pboを出力信号SP として、当該変速時作動さ
れることとなった摩擦要素の電気−油圧変換器14〜1
8に出力する。
次のステップ24では変速機出力回転ω。をイナーシャ
フェーズ開始時の出力回転ω。。とじて読込み、次のス
テップ25で(3)式によるの演算によりイナーシャフ
ェーズ時間t1を推定する。そしてステップ26におい
てイナーシアフェーズ開始時t2(第18図参照)から
の経過時間を計測するクイマカウンクtを0にリセット
し、ステップ27で変速開始時の人出力トルクTta、
Tooの比に、を lL。
により求めて、制御を終了する。
その後△を時間毎に繰返される第5図の制御プログラム
では、先ずステップ30.31において人力トルクT、
及び出力トルクT。を読込む。ステップ32では前記の
タイマカウンタtがカウントアツプを開始済か否かによ
りイナーシャフェーズ開始済か否かをチェックし、未だ
イナーシャフェーズに入ってなければステップ33で人
出力トルク比に=T、 /T、を演算する。ステップ3
4でこの人出力トルク比kが前記イナーシャフェーズ開
始時の人出力トルク比に、を越えたか否かによりイナー
シャフェーズ開始か否かをチェックし、未開始であれば
ステップ35でkをに、としてメモリし、次回のステッ
プ34における判別に用いる。
ステップ34でイナーシャフェーズ開始と判別すると、
ステップ36で前記タイマカウンタtを第5図のプログ
ラムの演算サイクル△tだけ歩進させ、以後ステップ3
2がステップ36を選択するようになす。かかるイナー
シャフェーズ開始後はステップ37で前記のタイマカウ
ンタtがイナーシャフェーズ時間推定値t1以上を示し
ているか否かにより変速終了かイナーシャフェーズ中か
を判別する。
イナーシャフェーズ中はステップ38で前記(2)式に
より時々刻々(1)の目標トルク突出分子。+(1)を
算出し、ステップ39でこの目標トルク突出骨を得るた
めの摩擦要素作動油圧に対応する電気量SPbを算出又
はテーブルルックアップする。次のステップ40では実
際のトルク突出骨7をTo−gA4tの演算により求め
、ステップ41でこれを上記理想値T。+(1) と比
較する。
T、t<T。1(t)の場合、ステップ42でフィード
パ。
ツク電気量S□を正として出力信号S、の増加によりT
。1をT。+(j)へ近付けるようになし、To r 
> To r (t)の場合、ステップ43でSl、を
負として出力信号Spの減少によりTコをT。I (t
)へ近付けるようになし、Tコ=T0+ (t)の場合
、ステップ44で80=0として現在OT、汀−T。、
(t)状態を保持するようになす。ステップ42.43
又は44から制御はステップ45に進み、ここで出力信
号SPをSp ” Spb+ S、(と定め、これを次
のステップ46で対応する電気−油圧変換器14〜18
へ出力することにより第18図のイナーシャフェーズ中
における理想的な出力トルク(’ro )特性が得られ
るようにする。
かくてイナーシャフェーズ中出力トルクT。は変速ショ
ックを生ずるように急変することがないと共に、イナー
シャフェーズ前後の出力トルクと滑らかに継かり、ここ
でも変速ショックを生ずることがない。
ステップ37で変速終了と判別した後は、ステップ47
で出力S、を摩擦要素の作動油圧が最高値となるような
最終出力値5PENDにセットし、ステップ48でこの
信号S、を対応する電気−油圧変換器14〜18に出力
することにより、摩擦要素が滑って焼付いたり、動力損
失を生ずることのないようにする。次のステップ49で
は変速終了フラッグを1にセットすることにより、制御
を第5図のプログラムから離脱させ、別のルーチンに移
行させるようになす。
第6図及び第7図は夫々第5図に示す制御プログラムの
変形例を示す。第6図の変形例では、ステップ34.3
6間にステップ50〜53を追加し、これらステップで
夫々第4図中ステップ20〜23におけると同様の制御
を行わせることにより、変速指令からイナーシャフェー
ズ開始時迄の間に人力トルクTtが変化した場合でも精
度よく対応できるようにする。この場合、第4図のプロ
グラム実行時ステップ20〜23による電気!S、b、
が仮の値となるが、ステップ50〜53による電気it
s、b0 と大きな差はないため問題となることはない
又第7図の変形例では、ステップ31.32間にステッ
プ54〜56を追加し、これらステップによりイナーシ
ャフェーズになる迄イナーシャフェーズ初期の目標トル
クT。10をリアルタイムで修正し続け、もって制御の
精度を高めるようにする。
なお上記実施例では、突出トルクT。[がイナーシャフ
ェーズの開始に調時して立上がり、イナーシャフェーズ
の終了時0となるよう出力トルクT。
を漸減させることで変速ショック防止効果を達成するよ
う構成したが、人力回転変化率α、が出力トルクToに
比例することから、この入力回転変化率が目標値となる
よう制御したり、α、の積分値である人力回転ω、が目
標値となるよう制御したり、或いは入出力回転比λ=ω
、/ω0が目標値となるよう制御しても同様の変速ショ
ック軽減効果を達成することができる。
前2者の考え方に基づく本発明装置の他の例を第8図乃
至第13図に、又後者の考え方に基づく本発明装置の更
に他の例を第14図乃至第17図に示す。
第8図乃至第13図の例では、第8図に示すように入力
軸Iの回転数ω、を検出する人力回転センサ57及びエ
ンジン回転数ω8を検出するエンジン回転センサ58を
設け、第9図に示すようにマイクロコンピュータ13は
これらセンサからの信号を人力情報とし、第10図及び
第11図の制御プログラムを実行して電気−油圧変換器
14〜18のうち変速を司どるものを電子制御するもの
とする。
第10図の制御プログラムは一定時間△を毎に繰返し実
行され、先ずステップ60において図示せざる別の変速
判定プログラムから変速指令があったか否かをチェック
する。変速指令がある度に1回だけ制御はステップ61
に進み、ここで変速後のギヤ比GAをメモリにセットし
、次のステップ62でエンジン回転数ω。及び人力回転
数ω、を読込む。
ステップ64では読込んだ入力回転数ω、を人力回転数
の前回値ω。とじてメモリしておき、次のステップ65
で変速前における人力軸IのトルクTLB(第18図参
照)を算出する。この算出に当っては周知の如く、先ず
トルクコンバータT/Cの速度比e・ω、/ω8からト
ルクコンバータ性能曲線に対応したテーブルデータを基
にトルク比Tt及び人力トルク容量係数τをテーブルル
ックアップし、T LB=TRXτ×ω8′により人力
トルクTLBを求める。次のステップ66では、第11
図につき後述するようにメモリしておいた変速前のギヤ
比g8 と人力回転数ω、との乗算により変速前の出力
回転数ωOBを演算し、ステップ67で変速前後のギヤ
比g、、GAと変速前の入力トルクTLBとに応じ変速
ショック防止上目標となるべきイナーシャフェーズ初期
の人力回転変化率α、。を算出すると共に、変速前の出
力回転数ω。Bと上記α、。、g、、G八  とからイ
ナーシャフェーズ時間t、を推定する。
ステップ68では、初期目標人力回転変化率α、。
をf%るための摩擦要素作動油圧に対応する電気量5p
boを算出又はテーブルルックアップし、次のステップ
69でこの電気量Spb、を出力信号S、として、当該
変速時作動されることとなった摩擦要素の電気−油圧変
換器14〜18に出力する。次でステップ70において
、イナーシャフェーズ開始時t2(第18図参照)から
の経過時間を計測するタイマカウンタtをOにリセット
し、ステップ71で変速指令があったことを示すように
フラッグFLGを1にセットして、制御を終了する。
ところで次回よりステップ60はステップ72を選択す
るようになり、このステップでFLG =Oか否かをチ
ェックするが、上記のようにFLG =1にされている
から制御はステップ73に進んで、第11図に示すプロ
グラムの実行により変速制御がなされる。
第11図中ステップ74では人力回転数ω、を読込み、
次のステップ75で人力回転読込値ω、と人力回転前回
値ω5.(第10図中ステップ64参照)との差から現
在の人力回転変化率てを算出する。次でステップ76に
おいて、入力回転読込値ω、を次回のステップ75で用
いるために人力回転前回値ωL、Lとしてメモリする。
次のステップ77では上記のフラッグFLGが1か否か
、つまり変速指令後イナーシャフェーズ未開始か否かを
チェックし、そうであればステップ78で実人力回転変
化率α、が負(アップシフト変速の場合)になったか否
かによりイナーシャフェーズが開始されたか否かを判別
する。開始されていなければ制御をそのまま終了し、イ
ナーシマフェーズが開始されるとステップ79で上記の
フラッグFLGを3にセットしてステップ77がステッ
プ80を選択するようになした後、ステップ82へ制御
を進める。
ステップ80では前記のタイマカウンタtを演算サイク
ル△tだけ歩進させてイナーシャフェーズの経過時間を
計測し、次のステップ81でタイマカウンタtがイナー
シャフェーズ時間1.  (第10図中ステップ67参
照)以上を示しているか否かによりイナーシャフェーズ
が終了したか否かをチェックする。イナーシャフェーズ
期間中はステップ82において の演算により時々刻々(1)の変速ショック防止上目標
とすべき人力回転変化率α、(1)を求め、ステップ8
3でこの目標人力回転変化率α、(t)と実人力回転変
化率α、とを比較する。両者が等しければステップ84
で出力信号S、を現在のままに保ち、α1 (1)  
>α、の場合ステップ85で出力信号S、を補正量△S
、だけ増大してα、をα、(t)に近付けるようにし、
α、 (t)  <a、−の場合ステップ86で出力信
号S、を補正量△S、だけ減少してα、をα、(L)に
近付けるようになす。このように定めた信号Spを次の
ステップ87で対応する電気−油圧変換器14〜18へ
出力することにより、入力回転変化率α、は目標値α、
(む)に持ち来たされることとなり、イナーシャフェー
ズ中の変速ショック軽減効果はもとより、イナーシャフ
ェーズ前後におけるショック防止効果も前述した例と同
様に達成することができる。
ステップ81でイナーシャフェーズ終了と判別する場合
、ステップ88で出力SPを摩擦要素の作動油圧が最高
値となるような最終出力値S、□0にセットし、ステッ
プ89でこの信号SPを対応する電気−油圧変換器14
〜18に出力することにより、摩擦要素が滑って焼付い
たり、動力損失を生ずることのないようにする。次のス
テップ90では前記のフラッグFLGを0に戻して、制
御を第10図及び第1I図のプログラムから離脱させ、
別のルーチンに移行させるようになし、ステップ91で
ギヤ比GAをギヤ比前回値g、としてメモリすることに
より次回の第10図中におけるステップ66の実行に(
Baitえる。
第12図及び第13図は第1θ図及び第11図の変形例
を示し、本例では第12図の如く第10図中のステップ
65.66間にステップ94を加入すると共に、第13
図の如く第11図中のステップ82.83をステップ9
2゜93と置換することにより、人力回転変化率でなく
人力回転ω、が目標値ωL(t)となるよう制御する。
ステップ94では人力回転読込値ω、をイナーシャフェ
ーズ初期の人力回転ωlとしてメモリする。
そしてステップ92ではこのω、及び前記α、。+F1
しより時々刻々(1)の変速ショック防止上目標とすべ
き人力回転数ω、([)を求め、ステップ93でこの目
標人力回転数ωt(t)と読込人力回転数ω、とを比較
する。ω1 (1)=ω、ならステップ84を実行し、
ω1 (1)  >ωtならステップ85を実行し、ω
1 (1)  <ω、ならステップ86を実行すること
で、人力回転数ω、が目標値ω、(t)となるよう制御
し、上記と同様の変速ショック軽減効果を達成する。
第14図乃至第17図の入出力回転比λ=ω、/ω。
が目標値となるよう制御する例では、第14図に示すよ
うに出力回転センサ11、人力回転センサ57及びエン
ジン回転センサ58を設け、第15図に示すようにマイ
クロコンピュータ13はこれらセンサからの信号を人力
情報とし、第16図及び第17図の制御プログラムを実
行して電気−油圧変換器14〜18のうち変速を司どる
ものを電子制御するものとする。
第16図の制御プログラムは第10図の制御プログラム
に、又第17図の制御プログラムは第11図の制御プロ
グラムに夫々対応し、第16図及び第17図中第1O図
及び第11図と同様なステップを同一符号にて、又内容
は異なるが対応するステップをaのサフィックスが付い
た同一符号にて夫々示す。
第16図中ステップ62aにおいては、エンジン回転数
ω、及び人力回転数ω、の他に出力回転数ω。
をも読込むこととし、ステップ67aではイナーシャフ
ェーズ初期の目標人力回転変化率α、。のみを算出する
こととする。そしてステップ73の変速制置内容を示す
第17図においては、ステップ74aで人力回転数ω、
の他にエンジン回転数ω8及び出力回転数ω。をも読込
み、ステップ75aでは現在の入出力回転比λ=ω、/
ω。を算出する。そして、ステップ77、78間にステ
ップ95.96を追加し、ステップ95ではステップ6
5(第1O図参照)におけると同様の演算により現在の
人力トルクT、を算出し、ステップ96ではこの実人力
トルクT、と出力回転数ω。とからイナーシャフェーズ
初期の目標人力回転変化率α、。及びイナーシャフェー
ズ時間L1を求ある。
イナーシャフェーズ中選択されるステップ82aでは、
時々刻々(1)の変速ショック防止上目標とすべき入出
力回転比λ(1)を求め、ステップ83aでこの目標入
出力回転比λ(1)と実際の入出力回転比λとを比較す
る。λ(1)・λの場合ステップ84を実行し、λ(t
)〉λの場合ステップ85を実行し、λ(シ)<λの場
合ステップ86を実行することで、入出力回転比λはイ
ナーシャフェーズ中目標値λ(1)に持ち来たされるこ
ととなり、前記各実施例と同様の変速ショック軽減効果
を達成することができる。
(発明の効果) かくして本発明装置は上述の如く、イナーシャフェーズ
中変速進行度合(第2図乃至第7図の例ではTO+、第
8図乃至第11図の例ではα1、第12図及び第13図
の例ではωt、第14図乃至第16図の例ではλ)が目
標値となるよう制御する構成としだから、トルクフェー
ズ中トルクの急変が発生して変速ショックを生ずるよう
なことがないのはもとより、トルクフェーズの終了時ト
ルクを変速後のトルク値に一致させ得て、この時点でシ
ョックを発生するようなこともなくなる。又、イナーシ
ャフェーズ初期の摩擦要素作動油圧の上昇タイミングや
上昇量を実際の変速にマツチさせ得て、ここでもショッ
クを生ずるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の概念図、 第2図は本発明の一実施例を示す自動変速機のギヤトレ
ーン模式図、 第3図は同側装置のブロック線図、 第4図及び第5図は同例においてマイクロコンピュータ
が実行する制御プログラムのフローチャート、 第6図及び第7図は同制御プログラムの変形例を示す要
部フローチャート、 第8図及び第9図は本発明の他の例を示す第2図及び第
3図と同様な模式図及びブロック線図、第10図及び第
11図は同例においてマイクロコンピュータが実行する
制御プログラムのフローチャート、 第12図及び第13図は同制御プログラムの変形例を示
す要部フローチャート、 第14図及び第15図は本発明の更に他の例を示す第2
図及び第3図と同様な模式図及びブロック線図、 第16図及び第17図は同例においてマイクロコンピュ
ータが実行する制御プログラムのフローチャート、 第18図は本発明の変速ショック軽減原理を示す変速機
人出力トルクのタイムチャート、第19図は一般的な自
動変速機の変速動作タイムチャートである。 ■・・・各種摩擦要素   2・・・自動変速機3・・
・イナーシャフェーズ時間推定手段4・・・目標変速進
行度合演算手段 ■・・・人力軸      0・・・出力軸G、、 G
2・・・ブラネクリギャ組 R/B・・・リバースクラッチ H/C・・・ハイクラ
ッチB/B・・・バンドブレーキ L/C・・・ローク
ラッチLR/B・・・ローリバースブレーキ IO・・・人力トルクセンサ 11・・・出力回転センサ  12・・・出力トルクセ
ンサ13・・・マイクロコンピュータ 14〜18・・・電気−油圧変換器 57・・・人力回転センサ 58・・・エンジン回転センサ 特許出願人  日産自動車株式会社 第4図 第8図 第19図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、各種摩擦要素の選択的油圧作動により動力伝達経路
    を切換えられて変速を行うようにした自動変速機におい
    て、 イナーシャフェーズ時間を推定するイナーシャフェーズ
    時間推定手段と、 このイナーシャフェーズ時間中における滑らかな目標変
    速進行度合を求める目標変速進行度合演算手段と、 イナーシャフェーズ中この目標変速進行度合が得られる
    よう前記選択作動される摩擦要素の作動油圧を制御する
    油圧制御手段と を設けてなることを特徴とする自動変速機の変速ショッ
    ク軽減装置。
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