JPS639115Y2 - - Google Patents

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JPS639115Y2
JPS639115Y2 JP8871982U JP8871982U JPS639115Y2 JP S639115 Y2 JPS639115 Y2 JP S639115Y2 JP 8871982 U JP8871982 U JP 8871982U JP 8871982 U JP8871982 U JP 8871982U JP S639115 Y2 JPS639115 Y2 JP S639115Y2
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ring
shaft
rotating
reel
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JP8871982U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気コード用のリールに設けるスリツ
プリング装置に関するものである。
電線用のリールはコードを巻き取るための回転
ドラムと、該ドラムの軸と、上記の軸を支承する
固定部材であるブラケツトとからなる。上記の回
転ドラムが回転しつつコードを巻き込み、繰り出
しするため、回転部材と静止部材との間で相対的
に回転しつつ導通を保持する手段が必要である。
従来上記の回転しつつ導通を保持する手段とし
て一般に、円柱面を有する導電体製のスリツプリ
ングと上記スリツプリングに摺触するブラシとの
組合せが用いられた。
しかし、上記の従来技術においてはコードが多
芯の場合、芯線の数と同数のスリツプリング及び
ブラシを回転軸に沿つて列設するため、軸心方向
の長さが大きくなり、リール装置全体を大型なら
しめるという不具合があつた。この不具合は、特
に、芯線の数が多くしかも通電容量の大きい場合
に顕著に現われる。ところが、リールに対する技
術的要求は、三芯若しくはそれ以上の多芯であつ
て、しかも数アンペア以上の通電容量を必要とす
る場合が少なくない。
本考案は上述の事情に鑑みて為され、多芯コー
ド用であつて比較的大電流を通電することがで
き、しかも軸心方向の寸法の短かいリール用スリ
ツプリングを提供することを目的とする。
本考案の基本的原理は、回転する導電体と静止
している導電体とが比較的大きい摺触面積を有し
しかも軸心方向の寸法を小さくするため、双方の
摺動部材を平板状リングに形成し、これらを電気
絶縁リングを介して多板クラツチ状に交互に重ね
合わせる。
上記の原理に基づいて前記の目的を達成するた
め、本考案は、電気絶縁体で形成したスプライン
軸状の静止軸に、上記静止軸のスプライン溝に嵌
合する内歯を備えた導電体製の平板状静止リング
と、前記静止軸のスプライン溝に嵌合する内歯を
有しない導電体製の平板状回転リングとのペアを
前記静止軸に遊嵌する電気絶縁リングを介して複
数組外嵌し、これらの平板状リング類を静止軸の
軸心方向に挾圧する手段と、前記内歯を有しない
導電体製の平板状回転リングと、静止軸と共に静
止している内歯を有しない導電体製の平板状静止
リングとが各ペア毎に導通し得べく為したること
を特徴とする。
次に本考案の一実施例を第1図乃至第6図につ
いて説明する。第1図は本実施例のリール用スリ
ツプリング付近の回転軸心を含む断面図、第2図
は第1図に示すX−X断面図、第3図は本実施例
のリール用スリツプリング装置の分解斜視図であ
る。
この実施例は4芯コード用に形成した部材を用
いて3芯コード用に組み立てたリール用スリツプ
リング装置の例である。
第3図に示すように4本のスプライン溝1a,
1b,1c,1dを有する静止軸1を合成樹脂な
どの電気絶縁性の材料で形成する。2は上記の静
止軸1の中央部付近に一体成形したフランジ状の
ストツパ、3はスナツプリング溝、1eは同心状
の中空部である。
上記の静止軸1のスプライン溝に嵌合する内歯
を有する導電体製の平板状静止リングを構成す
る。この平板状静止リングは第4図に示すように
少なくとも1個の内歯4を有する舌付丸座金状の
部材であれば良い。本実施例においては第5図の
ように内歯を延長した形状に銅板を打ち抜き、第
6図のように折り曲げてその根元部分で内歯5を
形成し先端部分6を導電杆として用い得るように
構成する。6aは電線接続用のネジ孔である。以
上のような構成によりその環状部に切欠7が形成
されるが後述のごとく用いるについて機能上の支
障を生じない。本実施例においては第6図のよう
に構成した導電体製の平板状静止リング(以下静
止リングと略称する)を3個設ける。説明の便宜
上これら3個の静止リングをそれぞれ静止リング
8a、同8b、同8cと名付ける。
前記の静止軸1のスプライン溝に嵌合する内歯
を有しない導電体製の平板状回転リングを3個構
成し、説明の便宜上それぞれ回転リング9a、同
9b、同9cと名付ける。第3図に示すように回
転リング9aは静止軸1に遊嵌する内径と、静止
リング8aよりも大きい外径とを有する丸座金状
であつて、その外周に電線接続用の突起10と、
回転を拘束するための4箇所の切欠11とを設
け、銅板を打ち抜いて構成する。10aは電線接
続用のネジ孔である。回転リング9b,9cは同
9aと同様に構成する。
12は電気絶縁リングである。合成樹脂など適
宜の絶縁材料により静止軸1に遊嵌する内径と、
静止リング8aにほぼ等しい外径とを有する丸座
金状のリングに形成する。
回転リング9a〜9cとほぼ等しい内、外径を
有する丸座金状の加圧リング13を合成樹脂など
の電気絶縁材料で形成し、この加圧リング13に
前述の切欠11,11……と係合する脚柱14,
14を一体成形する。15はコイルスプリング、
16は同座金、17はスナツプリングである。
静止軸1のスプライン溝1aに静止リング8a
の内歯5を嵌合させて該静止リング8aを静止軸
1に外嵌し、ストツパ2に当接させる。その次に
回転リング9aを静止軸1に外嵌し、次いで電気
絶縁リング12を外嵌する。これにより静止リン
グ8aと回転リング9aとは互いに当接して静止
軸に外嵌される。次に、上記と同様に静止リング
8bの内歯をスプライン溝1bに嵌合させて静止
リング8bを静止軸1に外嵌し、続いで回転リン
グ9b、電気絶縁リング12を静止軸1に外嵌す
る。更に、静止リング8c、回転リング9cを同
様にして静止軸1に外嵌する。3枚の回転リング
9a,9b,9cを回してそれぞれの切欠11を
揃え、これらの切欠に脚柱14を係合させて加圧
リング13を静止軸1に外嵌する。上記の加圧リ
ング13の背後にワツシヤ16及びコイルスプリ
ング15を外嵌し、スナツプリング17をスナツ
プリング溝3を止めつける。
上述の構成から明らかなように、3枚の静止リ
ング8a,8b,8cはそれぞれ内歯をスプライ
ン溝に嵌合されているのでその回転は静止軸1に
よつて拘束される。また3枚の回転リングは切欠
11に脚柱14を係合されているのでその回転は
加圧リング13によつて拘束される。
上述のように、静止軸1に、静止リング8aと
回転リング9aとのベア、静止リング8bと回転
リング9bとのペア、及び、静止リング8cと回
転リング9cとのペア、以上3組のペアを電気絶
縁リング12を介装して外嵌し、ストツパ2と加
圧リング13とによつて挾み、コイルスプリング
15によつて圧しつける。
第1図は静止軸1に組みつけた3組のペアの
内、静止リング8bと回転リング9bとのペアを
描き、他の2組のペアを省略してある。
静止軸1をリール装置のドラム軸18に嵌着
し、回り止めワツシヤ19と取付ネジ20とによ
りリール装置のブラケツト21に対して回り止め
を施す。これにより静止軸1、及び静止リング8
a,8b,8cはドラム軸18を中心とする回転
を拘束されて静止する。
回転リング9a,9b,9cの切欠11に係合
した脚柱14の先端を、リール装置のドラム22
に設けた孔23に嵌合させる。これにより加圧リ
ング13及び回転リング9a,9b,9cはドラ
ム22に対して回転を拘束され、該ドラム22が
回転するとこれと共に回転せしめられる。
24は静止軸1の軸端を覆う形状のカバー、2
5は電気コード挿通用の孔である。
リールのドラムに巻きつける3芯コード26の
各芯線を第3図に示すようにそれぞれ回転リング
9a,9b,9cに接続し、リールの電源側の3
芯コード27の各芯線をそれぞれ静止リング8
a,8b,8cの導電杆部分の先端に接続する。
第3図から容易に理解できるように、本実施例
においては静止軸1に4本のスプライン溝を設け
てあるので、静止リングと回転リングとのペアを
もう一組追加して組みつけると4芯コードのリー
ル用スリツプリング装置として用いることができ
る。また、静止軸1に設けるスプライン溝を増加
させると共に静止リングと回転リングとのペアを
追加し、電気絶縁リングを介して組みつければ容
易に5芯以上の多芯コードに適応することができ
る。
そして、本考案における静止リングと回転リン
グとは平板状であるから多極型に構成しても軸心
方向の寸法を小さく収めることができる。その
上、静止リングはその片面の全部を回転リングに
密着させて摺触するので電流容量を大きくとるこ
とができる。また回転リングの径を適宜に大きく
すると放熱フインの機能を果たして摺触面の焼付
防止の効果がある。本実施例においては静止リン
グと回転リングとの1組における摺触面積が約2
cm2で、15アンペアの電流を安全、確実に通電し
得ることを確認した。
以上詳述したように、本考案を適用すると多芯
コード用のリール用スリツプリング装置の軸心方
向の寸法を小さく、しかも通電容量を大きくする
ことができるという優れた実用的効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案のリール用スリツプ
リング装置の一実施例を示し、第1図は軸心を含
む断面図、第2図は第1図に示したX−X断面
図、第3図は分解斜視図、第4図は静止リングの
形状の説明図、第5図は静止リングの打ち抜き形
状の説明図、第6図は静止リングの斜視図であ
る。 1……静止軸、1a,1b,1c……スプライ
ン軸、2……ストツパ、3……スナツプリング
溝、4,5……内歯、6……導電杆部分、6a…
…ネジ孔、7……切欠、8a,8b,8c……静
止リング、9a,9b,9c……回転リング、1
0……突起、10a……ネジ孔、11……切欠、
12……電気絶縁リング、13……加圧リング、
14……脚柱、15……コイルスプリング、16
……ワツシヤ、17……スナツプリング、18…
…リールのドラム軸、19……回り止めワツシ
ヤ、20……取付ネジ、21……ブラケツト、2
2……リールのドラム、23,25……孔、24
……カバー、26,27……3芯コード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気コード用リールのスリツプリングにおい
    て、スプライン溝を形成した電気絶縁体製の静止
    軸に、上記静止軸のスプライン溝に嵌合する内歯
    を備えた導電体製の平板状静止リングと、前記静
    止軸のスプライン溝に嵌合する内歯を有しない導
    電体製の平板状回転リングとのペアを、電気絶縁
    リングを介して複数組外嵌し、上記の静止軸に外
    嵌した部材を静止軸の軸心方向に挾圧する手段
    と、前記の内歯を有しない平板状回転リングの回
    転をリールドラムに対して拘束する手段とを設け
    て、リードラムと共に回転する内歯を有しない導
    電体製の平板状回転リングと、静止軸と共に静止
    している内歯を有しない導電体製の平板状静止リ
    ングとが各ペア毎に導通し得べく為したることを
    特徴とするリール用スリツプリング装置。
JP8871982U 1982-06-16 1982-06-16 リ−ル用スリツプリング装置 Granted JPS58192493U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8871982U JPS58192493U (ja) 1982-06-16 1982-06-16 リ−ル用スリツプリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8871982U JPS58192493U (ja) 1982-06-16 1982-06-16 リ−ル用スリツプリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58192493U JPS58192493U (ja) 1983-12-21
JPS639115Y2 true JPS639115Y2 (ja) 1988-03-17

Family

ID=30097379

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8871982U Granted JPS58192493U (ja) 1982-06-16 1982-06-16 リ−ル用スリツプリング装置

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JP (1) JPS58192493U (ja)

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JPS58192493U (ja) 1983-12-21

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