JPH0613089U - リール用スリップリング装置 - Google Patents

リール用スリップリング装置

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JPH0613089U
JPH0613089U JP1076092U JP1076092U JPH0613089U JP H0613089 U JPH0613089 U JP H0613089U JP 1076092 U JP1076092 U JP 1076092U JP 1076092 U JP1076092 U JP 1076092U JP H0613089 U JPH0613089 U JP H0613089U
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JP
Japan
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ring
stationary
insulator
rotating
conductor ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP1076092U
Other languages
English (en)
Inventor
橘川伊作
小林実
Original Assignee
三協自工株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】リール用スリップリング装置をコンパクトにす
ると共に円滑に動作させる。 【構成】複数のスプライン溝1aと、中央部にフランジ
1dと、中空部を備えて形成した絶縁体からなる静止軸
1に、スプライン溝1aに嵌合する導電杆5aを内縁で
折曲げて設けた静止電導体リング4aと、静止電導体リ
ング4aの外周に遊嵌し、かつ回転外周電導体リング6
aの外周から突出させた突子8aを案内する案内溝10
aを有する外周絶縁体11aの内部で保持される回転外
周電導体リング6aと静止電導体リング4aとの間に、
静止電導体リング4aの外周と、回転外周電導体リング
6aの内周面に回転しながら接触するコロ形状の電導体
7aを設け、更に静止電導体リング4aの一側には導電
杆5aの基部を嵌める切欠13aを設けたリングを一体
に形成した構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電気コードを巻き取るリールに設けたリール用スリップリング装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
電線用のリールは、コードを巻き取る回転ドラムと、該ドラムの軸と、前記軸 を支承する固定部材であるカバーとからなり、上記回転ドラムが回転しながらコ ードを巻き込み、また繰出すため、回転部材と静止部材との間で相対的に回転し ながら導通を保持しなければならない。そのため、一般には円柱面を有する導電 体のスリップリングと、スリップリングに摺触するブラシとの組合せが用いられ ている。
【0003】 しかし、近来ではコードが多芯の場合、芯線の数と同数のスリップリング及び ブラシを回転軸に沿って列設するようにしたものが、本件出願人の所有する実用 新案登録第1747433号のリール用スリップリング装置が存在する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この前記公知の登録第1747433号は回転する導電体と静止導電体とが比 較的大きい摺動面積を有し、しかも軸方向の寸法を小さくするため摺動部材を平 板状リングに形成し、これらを電気絶縁リングを介して多板クラッチ状に交互に 重ね合わせたもので、即ち導電体の平板状静止リングと導電体の平板状回転リン グ一組を前記絶縁リングを介して設け、これら平板状リングを挾圧し、平板状回 転リングと平板状静止リングが導通するようにしたものであるが、平板回転リン グの回転時に摩擦による抵抗があり、円滑な動作のできない不都合があり、また 多芯の場合の軸に沿ってリングを並設するため長さが大きくなる、そのためリー ル全体が大きくなる不都合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は斯様な実情に鑑み、この不都合を解決するため、絶縁体のスプライン 溝に嵌合する静止電導体リングと、回転外周電導体リングを内部で保持する外周 絶縁体と、回転外周電導体リングの内周面に接触し、かつ前記静止電導体を有し 、更に外周絶縁体の両側に固定側面絶縁体と側面絶縁体を設けて一組にセットさ れたセット体を芯線数と同数配装するようにして、よりコンパクトにすると共に 円滑に動作のできるスリップリング装置を提供するものである。
【0006】
【作用】
静止軸1をリール装置の巻取りドラム23の軸2の小径部2aに嵌着し、更に 、静止軸1をリール装置のカバー21aに対し回り止めワッシャ23により回り 止めを施す。従って静止軸1と、静止軸1のスプライン溝1a〜1cに嵌合させ た各セットA,B,Cの静止電導体リング4a〜4cからの導電杆5a〜5cは 軸2を中心とした回転は拘束されて静止する。また回転外周電導体リング6a〜 6cは、前記静止電導体4a〜4cの何れも外周面と回転外周電導体リング6a 〜6cの内周面を回転しながら接触するコロ形状の電導体7a〜7cを介して回 転し、更に突子8a〜8cを有する回転外周電導体リング6a〜6cを保持して 回転する外周絶縁体11a〜11cは巻取りドラム22の側板22aに接点積層 固定ボルト18で固定して巻取りドラム22に対する回転を拘束される。従って 巻取りドラム22の回転で外周絶縁体11a〜11cは回転し、同時に回転外周 電導体リング6a〜6cは静止電導体リング4a〜4cの外周面を転動する電導 体7a〜7cを介して通電することになる。
【0007】
【実施例】
図は、本考案に係るリール用スリップリング装置の一実施例を示すもので、以 下図に基づいて、具体的に説明する。
【0008】 1は合成樹脂等の絶縁体で成形して軸2の小径部2aを嵌着する中空部を備えた 静止軸で、この静止軸1の周りには3本のスプライン溝1a,1b,1cと、中 央部分にストッパとなるフランジ1dを形成してある。
【0009】 静止軸1の前記スプライン溝1a,1b,1cには、後記静止電導体リング4 a,4b,4cの各内縁で折曲げ先端部分に電線を接続可能にした導電杆5a, 5b,5cを夫々のスプライン溝1a〜1c内に嵌合するようにしてある。更に 、前記静止電導体リング4a〜4cの夫々の外周に、回転外周電導体リング6a ,6b,6cを遊嵌し、この静止電導体リング4a〜4cの外周面と回転外周電 導体リング6a〜6cの内周面の各間に接触回転するコロ形状の電導体7a〜7 cを設けて、夫々回転外周電導体リング6a〜6cで保持している。更に、回転 外周電導体リング6a〜6cには各外周に突起させて折曲げた電線接続用の突子 8a,8b,8cを設けてある。
【0010】 前記静止電導体リング及び電導体を保持した回転電導体リング6a〜6cは夫 々外周に、前記突子8a〜8cを案内する切欠案内溝10a,10b,10cと 、3箇所にボルト挿通孔12a〜12cを設けた外周絶縁体11a,11b,1 1c内に嵌められ保持されている。この外周絶縁体11a〜11c内で保持され た静止電導体リング4a〜4c、回転外周電導体6a〜6c及び電導体7a〜7 cは、前記導電杆5a〜5cの基部を案内して嵌める切欠13a〜13cを設け たリング14を一体に成形した固定側面絶縁体15a〜15cの前記リング部に 静止電導体4a〜4cの内周面を嵌めて前記外周絶縁体11a〜11cの一端側 に当て、更に、外周絶縁体11a〜11cの各他側には、前記固定側面絶縁体1 5a〜15cからのリング14の外周に嵌める側面絶縁体17a〜17cと、前 記固定側面絶縁体15a〜15で夫々組合せセットA,B,Cとし、この各A, B,Cセット毎前記静止軸1に導電杆5a〜5cをスプライン溝1a〜1cに嵌 めてフランジ1dに先端セットAが当てるようにして順次セットB、セットCを 外套積層して前記外周絶縁体11a〜11cに設けた夫々のボルト挿通孔12a 〜12cに固定用ボルト18に挿込んで締付け固定する。
【0011】 また静止軸1に外套したセットCの固定側面絶縁体15cの背後にスラストワ ッシャ19とスナップリング20を外套し、スナップリング20を静止軸1に設 けた端部のスナップリング溝1eに嵌めて抜けを止めている。
【0012】 図2及び図3はスリップリング装置を備えたリール装置で、このリール装置2 1はカバー21a,21bを合掌させて形成し、内部には前記軸2を横架して、 この軸2で巻取りドラム22を支持すると共に軸2の小径部2aを前記静止軸1 の中空部3に嵌着し、一方のカバー21a側に設けたターミナルキャップ24に ネジ杆25によって固定し、更に軸2の他方はカバー21b側でナット26によ り締付け固定されている。
【0013】 前記静止軸1は、カバー21aに対して回り止めワッシャ23により拘束され て静止する。また、静止軸1には、静止電導体リング4a、電導杆5a、回転外 周電導体リング6aを外周絶縁体11a及び両側面絶縁体15a,17aで回転 可能に保持されてセットAを構成し、このセットを芯線に合せ例えば3セットA ,B,Cを配して、静止電導体リング4a〜4cの電導杆5a〜5cは静止軸1 のスプロケット軸1a〜1cに嵌まって拘束され、更に外周絶縁体11a〜11 cは積層されて固定ボルト18で巻取りドラム22の側板22aに固定している 。
【0014】
【考案の効果】
上述したように、本考案は、静止電導体リングと回転電導体リングは、静止電 導体リングの外周面と回転電導体リングの内周面を回転しながら接触するコロ形 状の電導体を介在させて組合せセットとして構成したものであって、動作はコロ 形状の電導体を用いることで、接触しながら転動するため摩擦が少なく円滑に動 作し、更に回転電導体リングと静止電導体リングは軸方向に並列するのと異なり 円周方向に重ねられるため軸方向の寸法が小さくなりコンパクトとなるなどの効 果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるスリップリング装置を用いたリー
ル装置の正面図である。
【図2】図1の軸を含めた一部の拡大断面図である。
【図3】スリップリング装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 静止軸 1a,1b,1c スプライン溝 1d フランジ 2 軸 2a 小径部 3 中空部 4a,4b,4c 静止電導体リング 5a,5b,5c 導電杆 6a,6b,6c 回転外周電導体リング 7a,7b,7c 電導体 8a,8b,8c 突子 10a,10b,10c 案内溝 11a,11b,11c 外周絶縁体 12a,12b,12c ボルト挿通孔 13a,13b,13c 切欠 14 リング 15a,15b,15c 固定側面絶縁体 17a,17b,17c 側面絶縁体 18 固定用ボルト 19 スラストワッシャ 20 スナップリング 21 リール装置 21a,21b カバー 22 巻取りドラム 22a 側板 23 回り止めワッシャ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気コード用リールのスリップリングに
    おいて、スプライン溝を形成した絶縁体の静止軸に、前
    記スプライン溝に嵌合する導電杆を有する静止電導体リ
    ングと、この静止電導体リングの外周に遊嵌し、かつ案
    内溝を有する外周絶縁体の内部で保持された突子を有し
    た回転外周電導体リングとの間に、静止電導体リングの
    外周と、回転外周電導体リングの内周面に回転しながら
    接触するコロ形状の電導体を設け、更に前記静止電導体
    リングの一側には、導電杆を嵌める切欠を設けた固定側
    面絶縁体と、回転可能に固定側面絶縁体と外周絶縁体と
    の間に保持される側面絶縁体とを有することを特徴とす
    るリール用スリップリング装置。
JP1076092U 1992-03-04 1992-03-04 リール用スリップリング装置 Pending JPH0613089U (ja)

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JPH0613089U true JPH0613089U (ja) 1994-02-18

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ID=11759289

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55151758U (ja) * 1979-04-17 1980-11-01

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5150488A (ja) * 1974-10-28 1976-05-04 Nissan Motor
JPS5788719A (en) * 1980-11-21 1982-06-02 Nippon Electric Co Metod of cutting lead wire for electronic part

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