JPS6390667A - スタ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関用のスタータに係り、更に詳細にはス
タータのピニオンギヤを内燃機関のリングギヤに噛合せ
るためのシフトレバ−機構に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のスタータには、例えば実公昭４１−１７６８７号
公報等に開示されるように、スタータに使用されるシフ
トレバ−機構を、スタータのピニオンギヤをシフトさせ
るシフトレバ−と、ピニオンギヤを内燃機関のリングギ
ヤに噛合せるために押圧するスプリングとにより構成し
、スタータ入力時にシフトレバ−を電磁プランジャ機構
のプランジャの作動に連動させて作動させて、ピニオン
ギヤを機関のリングギヤに噛合せるものがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この種の電磁作動方式のスタータは、始動応答性が早い
利点を有しているが、シフトレバ−とピニオンギヤ押圧
用のスプリングが別体に製作されているために、シフト
レバ−とスプリングの組合せ構造が複雑化し、機構の簡
素化については充分な配慮がなされておらず、コスト高
となる傾向があった。

本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり。

その目的とするところは、スタータのシフトレバ−機構
の構造の簡素化１組立作業の合理化及び製作コストの低
減化を図り得るスタータを提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記目的を達成するためには、ピニオンギヤ
をシフトさせるシフトレバ−と、ピニオンギヤをリング
ギヤに押圧させるスプリングとを一体化して、両者の機
能を併せ持つ部材によりシフトレバ−機構を構成すれば
良いことに着目してなされたものである。

すなわち２本発明は以上の見地から、スタータのシフト
レバ−として線状のばね部材を使用し、この線状ばね部
材を２つ折りにして、この折曲げ部位を前記プランジャ
端に掛り止めし、この２つ折りした線状ばね部材の各月
の一部を巻回して、この巻回した部分をスタータ本体の
内部に設けた支点ビンに巻装して該部位を支点とし、更
に前記線状ばね部材の各月を支点より垂下する位置で左
右に広がるよう折曲げ形成して、この広がり部位が前記
ピニオンギヤのスリーブに跨がるよう配置すると共に、
この広がり部位の各端を前記ピニオンギヤのシフト用押
込位置に位置させて、前記シフトレバ−を構成し、且つ
前記ピニオンギヤがリングギヤ側にシフトされた時には
、前記シフトレバ−自身のばね力で前記ピニオンギヤを
リングギヤ側に押圧して噛合せるよう設定してなるもの
である。

〔作用〕

このような構成よりなる本発明によれば、線状ばね部材
からなるシフトレバ−は、スタータの入力時にプランジ
ャが作動すると、レバー全体で変形することにより、プ
ランジャとの係合部が荷重点となり、ギヤケースに固定
されたビンを巻込んだ部分が支点となり、ばね部材の広
がり部位の各端が作用点となり、この作用点がピニオン
ギヤの後部側を押込んでピニオンギヤを内燃機関のリン
グギヤ側にシフトさせ、更にこのシフトレバ−自身のば
ね力でピニオンギヤがリングギヤ側に押圧されて噛合う
ことになる。

従って、本発明によればシフトレバ−単体で。

ピニオンギヤをシフトする機能と、ピニオンギヤをリン
グギヤに押圧するばね機能とを発揮することができ、レ
バーとスプリングの一体化を図ることができる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づき説明す
る６ 第１図は本発明の一実施例であるスタータの一部切欠断
面図、第２図は第１図のＩ−１線断面図。

第３図は本実施例に使用するシフトレバ−の具体的態様
を示す斜視図である。

図中、１はスタータのモータ、２はモータ１の回転軸、
３は回転軸２に配設されたスプライン、４はピニオンギ
ヤ５及びオーバランニングクラッチ６と一体的に構成さ
れるビニオンスリーブ（以下、スリーブと略記する）で
、スリーブ４がスプライン３と係合して回転軸２に嵌装
され、このようにしてスリーブ４、オーバランニングク
ラッチ６及びピニオンギヤ５が回転軸２と共に回転し且
つ軸方向に移動可能に取付けられている。ピニオンギヤ
４はクラッチ５に一体的に固定されている。

７はマグネティックスイッチ、７ａはマグネティックス
イッチ７ａのオン・オフ動作により往復動するプランジ
ャで、プランジャ７ａの先端にフック７ｂが形成され、
フック７ｂに本実施例の要部となるスプリング兼用のシ
フトレバ−８の一端８ａが掛けられている。シフトレバ
−８は、１本の線状ばね部材で形成され、第３図に示す
ように。

フック７ｂに掛けられる部分８ａが２つ折りに折り曲げ
られ、折り曲げ部８ａを中心に左右対称形となして、支
点となる８ｂ、８ｂがコイル状に１巻きされ、支点８ｂ
、８ｂの下側で更に広がるように垂下して、その広がり
部８Ｃの各端８ｄが夫ぞれ丸めて成形されている。そし
て、このような形状をなすシフトレバ−８が、第２図に
示すように一端８ａがプランジャ７ａのフック７ｂに掛
り止めされ、且つ支点となる部分８ｂ、８ｂがスタータ
のギヤケース９に支持されたビン１０の周りに巻付いて
嵌装し、更にその下側に垂下する広がり部８ｃ、８ｃが
スリーブ４上方に跨がるように配置されて、広がり部８
ｃの各端部８ｄがスリーブ４に設けたフランジ４ａとオ
ーバランニングクラッチ６との間のピニオンギヤ押込位
置に位置し、との各端部８ｄがクラッチ６と接触可能と
なるようにしである。、１１は内燃機関のリングギヤ、
１２はプランジャのリターンスプリングである。

次に本実施例の動作を説明する。スターティングスイッ
チを入れると、マグネティックスイッチ７が通電しプラ
ンジ７ａがスプリング１２に抗して矢印Ａ方向に吸引移
動する。この移動によりフックｂと係合するシフトレバ
一端部８ａも入方向に引張られ、更にシフトレバ−８の
他端８ｄがピン１０を支点としてクラッチ６及びピニオ
ンギヤ５を押し込んで、ピニオンギヤ５が内燃機関のリ
ングギヤ１１側にシフトし、更にシフトレバ−８のばね
力でピニオンギヤ５がリングギヤ１１側に押圧されてリ
ングギヤ１１と噛合う、この時、スタータモータ１の回
転によりピニオンギヤ５及びリングギヤ１１が回転する
。

また、マグネティックスイッチ７をオフすると、スプラ
イン３によるクラッチの推力とリターンスプリング１２
の復帰力により、シフトレバ−８の端部８ｄが矢印Ｂ方
向と反対方向に移動してクラッチ６及びピニオンギヤ５
が旧位に復帰し、ギヤ係合が解除される。

しかして、本実施例によれば、線状のばね部材で形成さ
れたシフトレバ−８単体で、ピニオンギヤ５を内燃機関
のリングギヤ１１側に移動させる機能と、ピニオンギヤ
５をリングギヤ１１に噛合せるためピニオンギヤ５を弾
性的に押圧する機能を発揮し、そのため、ピニオンギヤ
をリングギヤ側に移動させ噛合せるスタータのシフトレ
バ−機構の構造的簡略化を図り得る。しかもシフトレバ
−機構の組立作業を容易にし、且つ部品点数を減らして
スタータ全体のコストの低減化を図ることができる。

更に、本実施例によれば、シフトレバ−の端部８ｄを丸
めることにより、シフトレバ−８が支点８ｂを中心に作
動時に振り予約な回転動作をしても、シフトレバ一端部
８ｄとクラッチ６或いはスリーブフランジ４ａとの接触
点が点接触する構造となり、回転動作に支障が生じるこ
と、はない。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、シフトレバ−とスプリン
グとを一体化して単体の部品で構成できるので、スプリ
ングとレバーとを個別に組立てずにすみ、その結果シフ
トレバ−機構の構造の簡素化２部品点数の減少９組立作
業の合理化を図り、製作コストの低減化を図ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例たるスタータの内部構造を表
わす一部切欠断面図、第２図は第１図の１−１線断面図
、第３図は上記実施例に使用されるシフトレバ−を示す
斜視図である。 １・・・スタータ用モータ、２・・・モータ回転軸、４
・・・ピニオンスリーブ、５・・・ピニオンギヤ、６・
・・オーバランニングクラッチ、７・・・マグネティッ
クスイッチ、７ａ・・・プランジャ、７ｂ・・・プラン
ジャ端１　（フック）、８・・・シフトレバ−，８ａ・
・・レバーの折曲げ部位、８ｂ・・・支点、８ｃ・・・
レバーの広がり部位、８ｄ・・・レバーの左右両端、９
・・・ギヤケース、茅３　目 δ＾

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、スタータのスイッチ入力時に作動するプランジャの
   一端にシフトレバーを連結し、このシフトレバーを介し
   てモータ回転軸に嵌装したピニオンギヤを内燃機関のリ
   ングギヤ側にシフトさせる方式のスタータにおいて、前
   記シフトレバーは線状のばね部材よりなり、この線状ば
   ね部材を２つ折りにして折曲げ部位を前記プランジャ端
   に掛り止めし、この２つ折りした線状ばね部材の各片の
   一部を巻回して、この巻回した部分をスタータ本体の内
   部に設けた支点ピンに巻装して該部位を支点とし、更に
   前記線状ばね部材の各片を支点より垂下する位置で左右
   に広がるよう折曲げ形成して、この広がり部位が前記ピ
   ニオンギヤのスリーブに跨がるよう配置すると共に、こ
   の広がり部位の各端を前記ピニオンギヤの押込位置に位
   置させて、前記シフトレバーを構成し、且つ前記ピニオ
   ンギヤがリングギヤ側にシフトされた時には、前記シフ
   トレバー自身のばね力で前記ピニオンギヤをリングギヤ
   側に押圧して噛合せるよう設定してなることを特徴とす
   るスタータ。