JPS6390446A

JPS6390446A - 自動車のメ−タ表示装置

Info

Publication number: JPS6390446A
Application number: JP61236220A
Authority: JP
Inventors: Masashi Taniguchi; 谷口　真史; Koji Ito; 浩司伊藤; Kuniomi Morinaka; 守中　邦臣
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1986-10-06
Filing date: 1986-10-06
Publication date: 1988-04-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、自動車の運転席正面のインストルメント・
パネルに配設されるメータ表示器＠（いわゆるコンビネ
ーション・メータ）に関し、特に、’ＣＲＴや液晶パネ
ル、ＥＬパネルなどの表示器を用いた電子表示式のもの
に関する。

（従来の技術）自動車のメータ表示装置では、運転者にとって見やすい
ということが極めて重要なことであり、そのためにレイ
アウトや表示技術などの面で様々な工夫がなされている
。この種の技術課題の１つに、運転席とステアリング・
ハンドルとメータ表水装置との相対的な位置関係があり
、人間工学的に多くの検討が加えられている。

運転者がメータ表示装置を見たとき、視覚上の最大の障
害になるのはステアリング・ハンドルである。一般には
、ハンドルの円形内の上方部分を通してメータ表示を見
る配置関係になっている。

運転席に座って運転姿勢をとったときの目の位置は人に
よって異なる。目の位置が不変であれば見やすいメータ
表示の位置は容易に定まるが、実際には、ある人にとっ
て見やすくても、他の人にとってはメータ表示の一部が
ステアリング・ハンドルに隠れて見にくくなることがあ
る。また、チルト機構やテレスコピック機構などによっ
てステアリング・ハンドルの位置を運転者に合せて変化
させた場合、ハンドルによってメータ表示が見にくくな
ることもある。

そのため、例えば実開昭６０−６６５７９号公報に開示
されているように、ステアリング・ハンドルの位置を変
化させると、それに機械的に連動させてメータ表示装置
の表示ユニットを全体的に揺動させ、表示面の位置を変
えるようにしたものがある。

（発明が解決しようとする問題点）ステアリング・ハンドルの位置調整機構に機械的に連動
させて表示ユニットを揺動させる構成では、部品点数が
非常に増加し、構造も複雑になるし、組立ても面倒にな
る。また、ハンドルの位置変化に対し表示ユニットの位
置を適切に変化させる連動機構を実現させるのはなかな
か困難である。

さらに、この種の機械的な連動機構は振動音を発生しや
すいとともに、故障の原因になりやすい。

また従来の装置では、運転者の目の位置（アイポイント
）の変化には対応できず、運転者の座高の高低や、運転
姿勢の変化や、座蒲団を使用するか否かといったアイポ
イントの違いによってメータの表示を見やすくなるよう
に変化させる機能はなかった。

この発明は上述した従来の問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的は、機械的な位置調整機構によらず、運
転者のアイポイントが変化したときに自動的にメータ表
示が変化して見やすい状態を維持できるようにした自動
車のメータ表示装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）そこでこの発明では、まず、ステアリング・ハンドルの
前方のインストルメント・パネルに取付けられ、電子的
に制御される多数の画素からなる画面に任意の図形や文
字などを表示可能な表示器と、自動車の各種状態情報を
処理して上記表示器に適当な画像パターンで表示する表
示制御手段とからなる電子表示式メータを採用した。

そしてこの装置に、バックミラーの角度を検出するミラ
ー角度検出手段と、上記表示器の画面中における各情報
要素の全部または一部について、その表示形態を上記ミ
ラー角度検出手段の出力に対応して変化させる表示形態
変更手段とを付加したく第１図参照）。

（作　用）上記バックミラーの角度は、運転者が適切な後方視界を
確保できるように胴面される。従って、このミラー角度
は運転者のアイポイントに対応して変化する。

上記ミラー角度を運転者に合せて変化させると、その変
化が上記ミラー角度検出手段で検出され、上記表示形態
変更手段に伝えられる。この表示形態変更手段は、運転
者のアイポイントの変更によって見にくくなりやすい表
示画像の一部あるいは全部について、上記画面中でその
表示形態を見やすい状態に変化させる。

（実　施　例）第２図に示すように、ステアリング・ハンドル１１の前
方のインストルメント・パネル１２に表゛示器１３を固
定的に組み込み、運転者がハンドル１１の円形内の上方
部分を通して表示器１２の画面を見る基本レイアウトに
なっている。

表示器１２としてはＣＲＴや液晶あるいはＥＬパネルな
ど、充分な解像度を有し、望ましくはカラー表示が可能
な表示器を用いる。この実施例の表示器１２はＥＬパネ
ルとする。

第３図に示すように、メーター装置としての表示のため
の信号処理および制御はマイクロコンピュータからなる
表示コントａ−ラ１４によって行なわれ、この表示コン
トローラ１４からの信号が表示器１３のドライバ１５に
与えられ、以下に述べるような表示が表示器１３になさ
れる。

表示コントローラ１４には自動車の各種状態情報信号が
それぞれのセンサ系や設定系から与えられる。表示コン
トローラ１４はこれら状態情報信号を処理し、表示器１
３に所定の画像パターンでこれら情報を表示する。表示
器１３に表示されるのは、スピード・メーター、タコ・
メーター、フューエル・メーター、サーモ・メーター、
オド・メーター、トリップ・メーター、インジ４ケータ
。

各種ワーニング表示、オートマチック・トランスアクス
ル（ＡＴ）の設定ポジションなど多岐にわたっているが
、以下では説明を簡便にするためにスピード・メーター
やタコ・メーターなどの一部の表示を中心にして説明す
る。

この実施例のステアリング・ハンドル１１にはチルト機
構が付帯しており、この機構でハンドル１１の位置を運
転者に合わせて変えることができる。

ハンドル１１の位置調整を行なうべくチルト機構のロッ
クレバ−を「解放」位置にすると、第３図に示す検知ス
イッチ１６がオンする。このロックレバ−を「固定」位
置にしてハンドル１１の位置（傾き）を固定すると、検
知スイッチ１６がオフする。

また、チルト機構の可動部には、ポテンショメーター１
７が付設ざ′れており、これによってステアリング・コ
ラムの傾斜角度、すなわちハンドル１１の位置が検出さ
れる。

この実施例においては、上記ポテンショメーター１７の
出力に応じて表示器１３の画面中でメーター類の表示位
置が自動変更される。また表示器、　置は手動でも変更
可能である。そのための手動入力手段として操作スイッ
チ１８が設けられている。

第２図に示すように、この操作スイッチ１８は。

運転者が操作しやすいようにインストルメント・パネル
１２の運転席の近くに取り付けられている。

また、本実施例においては、バックミラーの１つである
運転席脇のドアミラー５０（第２図）に、前記ミラー角
度検出手段としてのポテンショメータ５１（第３図）が
付設されている。このポテンショメータ５１は、ドアミ
ラー５０の垂直方向の角度を検出するものである。

この実施例においては、ポテンショメータ５１の出力に
応じて表示器１３の画面中でメータ類の表示位置が自動
変更される。

次に具体的な表示例を説明する。第５図（Ａ＞（Ｂ）は
第１の表示例を示している。この例では、表示器１３の
画面に、円形の指針式メーターの形態のスピード・メー
ター画像２０とタコメーター画！＆２１とがあり、これ
らメーター画像２０と２１の間にＡＴポジションのイン
ジケータ画像２２やターン・ランプのインジケータ画像
２３などがある。またスピード・メーター画像２０の中
にはトリップ・メーター画像などが含まれている。

第５図（Ａ＞において、実線で示す位置にあるハンドル
１１を上記チルトＲ構で点線で示すように下方へ下げる
か、あるいは運転者のアイポイントが高くなると、ハン
ドル１１の上部で表示器１３の画面の上部が隠れて、表
示が見にくくなる。

反対に、ハンドル１１の中央バッド１１ａが相対的に下
がることによって、表示器１３の画面の下部が見やすく
なる。

この実施例装置では、ハンドル１１の位置を下方に下げ
たとぎ、およびアイポイントが高くなったとき、第５図
（Ｂ）に示すように、表示器１３の画面における前述し
た各画像の位置を下げることによって、ハンドル１１が
表示を見る際の障害物にならないようにしている。

゛　上記のように表示位置を変更するための処理手順の
一例を第４図（Ａ）（Ｂ）のフローチャートに示してい
る。この処理は表示コントローラ１４においてメインル
ーチンとともに繰返し実行される。

第４因は運転者のアイポイントに関連したポテンショメ
ータ５１の出力値とハンドル１１の位置に応じてメータ
類の表示位置を自動変更する処理である。

ステップ４００，４０１，４０２．４０３の制御と、ス
テップ４１０，４１１，４１２の制御とは並列に行なわ
れる。

ステップ４００では検出スイッチ１６の状態をチェック
する。ハンドル１１の位置調整時にチルト１１Ｎ構のロ
ックレバ−を「解放」位置にすると、検出スイッチ１６
がオンする。この場合にステップ４０１以降の処理を行
ない、スイッチ１６がオフであれば何せずにメインルー
チンに戻る。

ステップ４０１ではハンドル１１の位置に対応したポテ
ンショメータ１７の出力値を読み取り、レジスタＡにス
トアする。次のステップ４０２でレジスタＡの値がレジ
スタＢの値と一致するか否かをチェックする。以下の説
明で明らかになるように、レジスタＢには前回読み込ん
だポテンショメータ１７の出力値がストアされている。

従って、ポテンショメータ１７の出力値が変化するとス
テップ４０２でＮＯと判定される。その場合次のステッ
プ４０３でレジスタＢにレジスタＡの値を移し、ステッ
プ４０４に進む。

一方、ステップ４１０ではドアミラー５０の垂直方向の
角度を示すポテンショメータ５１の出力値を読み取り、
これをレジスタＣにストアする。

次のステップ４１１でレジスタＣの値がレジスタＤの値
と一致するか否かをチェックする。以下の説明で明らか
になるように、レジスタＤには前回読み取ったポテンシ
ョメータ５１の出力値がストアされている。従って、ポ
テンショメータ５１の出力値が変化するとステップ４１
１でＮＯと判定される。その場合次のステップ４１２で
レジスタＤにレジスタＣの値を移し、ステップ４０４に
進む。

ステップ４０４では、レジスタＢの値（すなわちハンド
ル１１の現在位＠）と、レジスタＤの値（すなわち運転
者のアイポイントに対応したドアミラー５０の角度）と
に基づいて、表示器１３の画面における表示位置Ｈ（画
像パターンの基準点の画面上における高さを表わす情報
）を算出する。

そしてステップ４０５で、算出された値Ｈに従って表示
器１３での表示位置を決める制御を行なう。

その後ステップ４０１→４０２と実行されたとき、ハン
ドル１１の位置が前回と変っていなければ、ステップ４
０２でＹＥＳと判定され、表示位置は変更されない。ハ
ンドル１１の位置が前回と変っていると、ステップ４０
２でＮＯと判定され、前記と同様にして、ハンドル１１
の現在位置に応じた表示位置に変更される。

ここで、ステップ４０１〜４０５の表示位置変更のため
の処理は検知スイッチ１６がオンの時しか行なわれない
。そのため、上記ロックレバ−を「固定」位置にしであ
る通常の状態において、走行時に自動車が激しく振動し
たりして、ポテンショメーター１７の出力値が振動的に
変化しても、これによって表示器１３の画像が揺れるこ
とは絶対にない。

第４図（Ｂ）は上記表示位置を手動で調整するための処
理である。

操作スイッチ１８を「上昇Ｊ側へ切り換えると信号Ｓ１
がオンとなり、「下降」側へ切り換えると信号Ｓ２がオ
ンとなる。

ステップ５０１で信号Ｓ１のオンが検出されると、ステ
ップ５０２で上記表示位置Ｈ（指令データ）に単位量△
ｈを加算し、ステップ５０３でフラグＦをセットする。

同様に、ステップ６０１で信号Ｓ２のオンが検出される
と、ステップ６０２で上記表示器ＭＨから単位量△ｈを
減算し、ステップ６０３でフラグＦをセットする。

そして、ステップ７０１にてフラグＦがセットされてい
ると、ステップ７０２の表示位置変更処理を実行し、修
正されたＨの値に対応した表示位置にする。またステッ
プ７０３でフラグＦをリセットする。

このようにして、スイッチ１８によって信号Ｓ１または
Ｓ２をオンにする度に、表示器１３の画像が単位量ずつ
上昇または下降する。これによって運転者自身がメータ
ー類の画像を見やすい位置に手動設定することができる
。

第５図の例では表示器１３の画像全体を上下方向に移動
させているが、本発明はこれに限定されず、表示画像の
所要の一部のみを移動させても良い。その移動方向も上
下だけでなく、左右あるいは斜め方向にしても良い。

第６図（Ａ＞（Ｂ）は他の表示例を示しており、（Ａ）
はハンドル位置が高いか、またはアイポイントが低い場
合であり、（Ｂ）はハンドル位置が低いか、またはアイ
ポイントが高い場合である。

この例では、ディジタルのスピード・メーターやタコメ
ーターやフューエル・メーターなどの各種の状態情報を
含んだ主となる複合画像６１が表示器１３のほぼ中央に
表示されており、この画像６１の位置は変化しない。表
示位置が変化するのは、ｒＣＨＥＣＫ　　ＥＮＧＩＮＥ
Ｊと記されたワーニング画像６２である。

つまり、ハンドル１１がある位置より高い場合、または
アイポイントがある位置より低い場合、ワーニング画像
６２は画面の中央よりに表示され、ハンドル１１の円形
内に見える。ハンドル１１が上記位置より低く調整され
るか、アイポイントが上記位置より高くなると、ワーニ
ング画像６２は画面の左上すみよりに表示され、ハンド
ル１１の円形の外側に見える。このようにハンドル１１
が障害物とならない位置にワーニング画像６２が表示さ
れる。なお、この場合の表示位置変更処理は、２段階に
表示位置を切り換える処理となる。

なお、上記の実施例においては、表示形態変更手段は、
表示器の画面における表示画像の位置を変化させるもの
であったが、本発明はこれに限定されない。表示形態変
更手段としては、表示器の画面における表示画像の大き
さを変化させるものや、表示器の画面における表示画像
のパターンを変化させるものなどを採用しても、上記と
同様に゛メータ表示を見やすい状態に保つという作用効
果を得ることができる。

また、自動車のバックミラーには前記実施例におけるド
アミラーのほかに、ドアミラーに代わるフェンダ−ミラ
ーや、車至内に設けられているルームミラーがあり、こ
れらのいずれのバックミラーでもその角度が運転者のア
イポイントに合せて調整されるので、上記ミラー角度検
出手段はこれらのいずれに付設してもよい。

（発明の効果）以上詳細に説明したように、この発明に係る自動車のメ
ータ表示装置にあっては、機械的な運動機構を含まずに
、運転者のアイポイントに合せて調節設定さるバックミ
ラーの角度に応じて表示器上のメータ類の表示画像の形
態を自動的に変更する構成としたので、ハンドルが障害
物とならない状態で常に見やすいメータ表示を容易に実
現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は特許請求の範囲の構成要件を図解したブロック
図、第２図は本発明の一実施例によるインストルメント
・パネル部分の外観図、第３図は本発明の一実施例装置
のブロック図、第４図は表示位置変更のための処理手順
例を示すフローチャート、第５図および第６図はそれぞ
れ本発明による表示例を示す図である。１１・・・・・・ステアリング・ハンドル１２・・・・
・・インストルメント・パネル１３・・・・・・表示器１４・・・・・・表示コントローラ１７・・・・・・ポテンショメータ５０・・・・・・ドアミラー

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ステアリング・ハンドルの前方のインストルメン
ト・パネルに取付けられ、電子的に制御される多数の画
素からなる画面に任意の図形や文字などを表示可能な表
示器と、自動車の各種状態情報を処理して上記表示器に
適当な画像パターンで表示する表示制御手段と、バック
ミラーの角度を検出するミラー角度検出手段と、上記表
示器の画面中における各情報要素の全部または一部につ
いて、その表示形態を上記ミラー角度検出手段の出力に
対応して変化させる表示形態変更手段とを備えた自動車
のメータ表示装置。
（２）上記表示形態変更手段は、上記表示器の画面にお
ける表示画像の位置を変化させることを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の自動車のメータ表示装置。
（３）上記表示形態変更手段は、上記表示器の画面にお
ける表示画像の大きさを変化させることを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載の自動車のメータ表示装置。
（４）上記表示形態変更手段は、上記表示器の画面にお
ける表示画像のパターンを変化させることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の自動車のメータ表示装置。