JP6154193B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば速度計や回転計等の計器類を表示する車両用のメータユニット等に利用可能な表示装置に関し、特にグラフィック表示が可能な表示装置に関する。
車両用のメータユニットとして、従来より、物理的に指針を動かして車速、エンジン回転数等の車両の状態を示す情報を表示するアナログメータや、数値や文字のセグメント表示により情報を表示するデジタルメータが知られている。
また、近年では、個別に表示形態を制御可能な多数の画素の組み合わせにより任意の画像をグラフィック表示可能な液晶表示パネル等が比較的安価に入手可能である。このため、様々なグラフィック表示を用いてメータユニットにおける計器等の表示を実現することが試みられている。
例えば、特許文献1においては、液晶表示パネルの画面に画像を表示することにより、様々な計器の表示を可能にしている。
特開2000−221915号公報
ところで、メータユニットにグラフィック表示を採用する場合には、表示する内容を様々な形態で自由に表現することが可能である。しかしながら、グラフィック表示を採用した場合であっても、運転中の視認性を重視するために、メータユニットの表示画面上には、指針を有する従来のアナログメータと同等の内容を表示することが求められる傾向がある。
このようにアナログメータと同等の表現方法を利用する場合には、高機能のグラフィック表示を採用しているにもかかわらず、既視的な古い表示と変わりないものと車両のユーザに認識されてしまう虞があった。即ち、斬新さや特別な高級感をユーザに感じさせることができないために、グラフィック表示を採用してもそれに見合った特別な付加価値を生み出すことができない虞があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、表示態様の斬新さを向上させた表示装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 車両外部を撮影する複数のカメラが設置された車両に搭載されて用いられる表示装置であって、
画像表示式の表示部と、
前記表示部の表示内容を制御する制御部と、を備え、
前記表示部は、通常表示状態においては、車両の外観を表す車両画像と、前記車両に関する情報を呈示するための計器画像と、を表示し、方向呈示状態においては、前記車両画像と、前記複数のカメラのうちの少なくとも1つのカメラにより撮影された外部画像と、前記車両画像の周囲に配置され、前記少なくとも1つのカメラの撮影方向を呈示する方向呈示画像と、を表示し、
前記制御部は、所定の入力信号を受け付けると、前記表示部を前記通常表示状態から前記方向呈示状態に遷移させ、前記計器画像に代えて前記外部画像を表示させ、
前記車両画像として、前記通常表示状態では、前記表示部の表示面に対する傾斜角が所定の大きさであり後方且つ上方から視た車両の画像が使用され、前記方向呈示状態では、前記傾斜角が前記通常表示状態での前記傾斜角よりも小さく直上から視た車両の画像が使用される、
こと。
(2) 上記()に記載の表示装置であって、
前記表示部は、前記通常表示状態から前記方向呈示状態に遷移する過程において、前記表示部の表示面に対する傾斜角が徐々に小さくなるように前記車両画像を表示する、
こと。
(3) 上記()及び()のいずれか1つに記載の表示装置であって、
前記制御部は、方向指示器が操作されたことを示す入力信号を受け付けると、前記表示部を前記通常表示状態から前記方向呈示状態に遷移させ、
前記表示部は、前記方向呈示状態に遷移すると、前記車両画像と、前記複数のカメラのうちの、前記方向指示器の操作に対応する撮影方向を撮影したカメラにより撮影された前記外部画像と、前記方向呈示画像と、を表示する、
こと。
(4) 上記()〜()のいずれか1つに記載の表示装置であって、
前記制御部は、前記車両の周辺に検知物が存在することが検知されたことを示す入力信号を受け付けると、前記表示部を前記通常表示状態から前記方向呈示状態に遷移させ、
前記表示部は、前記方向呈示状態に遷移すると、前記車両画像と、前記複数のカメラのうちの、前記車両に対する前記検知物の存在方向に対応する撮影方向を撮影したカメラにより撮影された前記外部画像と、前記方向呈示画像と、を表示する、
こと。
(5) 上記()〜()のいずれか1つに記載の表示装置であって、
前記表示部は、前記通常表示状態においては、前記車両画像と、各々で呈示する情報が異なる複数の前記計器画像と、を表示し、前記方向呈示状態においては、前記車両画像と、前記外部画像と、前記方向呈示画像と、を表示し、
前記制御部は、前記入力信号を受け付けると、前記表示部を前記通常表示状態から前記方向呈示状態に遷移させ、受け付けた前記入力信号に基づいて特定した前記計器画像に代えて、当該特定した計器画像が表示されていた位置に、前記外部画像を表示させる、
こと。
上記(1)の構成の表示装置によれば、車両の外観を表す車両画像と、当該車両画像の周囲に配置され、外部画像を撮影したカメラの撮影方向を呈示する呈示画像とが併せて表示されるので、これらの画像が関連付けられ、グラフィック表示を用いた新奇な表現によって、外部画像がどの方向を撮影したものであるかをユーザに伝達することができる。これにより、表示態様の斬新さを向上させつつ、外部画像の撮影方向をユーザに適切に伝達することができる。
加えて、上記()の構成の表示装置によれば、車両画像と計器画像とが表示された通常表示状態から方向呈示状態に遷移すると、当該計器画像が外部画像に切替わり、更に方向呈示画像が表示される。このため、例えば、ユーザは、所定の操作を行なって入力信号を制御部に入力することにより、表示装置を通常表示状態から方向呈示状態に遷移させ、外部画像及び方向呈示画像を表示させることができる。或いは、所定の条件を満たすことにより、ユーザからの入力なしで所定の入力信号が制御部に入力され、表示装置が通常表示状態から方向呈示状態に遷移し、外部画像及び方向呈示画像を表示する構成とすることができる。このように表示内容が遷移するので、利便性を向上しつつ、新奇な表現とすることができ、ユーザに斬新な印象を与えることができる。また、計器画像に代えて外部画像を表示するので、表示スペースを有効活用することができる。この場合、外部画像に代替される計器画像としては、法規制対象外のもの(例えば、回転数計、水温計等の速度計以外の計器画像。)を選択する。法規制上、メータユニットには速度情報を呈示する必要があるからである。
上記()の構成の表示装置によれば、視点が車両の側方から上方に向けて変化するような印象をユーザに与えることができ、表示態様の斬新さを向上することができる。また、遷移後には車両を上方視した状態となるため、方向呈示画像を車両画像の近傍に表示した場合にカメラの撮影方向をユーザが把握し易い。
上記()の構成の表示装置によれば、ユーザは、方向指示器を操作することにより、表示装置を通常表示状態から方向呈示状態に遷移させ、外部画像及び方向呈示画像を表示させることができる。この際、方向指示器の操作に対応する撮影方向を撮影したカメラにより撮影した外部画像が表示される。これにより、表示される外部画像の撮影方向を直感的に把握することができ、利便性を向上することができる。また、操作方向と撮影方向を一致させて新奇な表現とすることができ、ユーザに斬新な印象を与えることができる。
上記()の構成の表示装置によれば、検知物の存在が検知されることにより、表示装置が通常表示状態から方向呈示状態に遷移し、外部画像及び方向呈示画像が表示される。また、この場合には、検知物の存在方向に対応する撮影方向を撮影したカメラにより撮影した外部画像が表示される。このため、例えば障害物である検知物の存在をユーザが速やかに認識することができるので、利便性を向上することができる。また、検知物の存在方向と撮影方向を一致させて新奇な表現とすることができ、ユーザに斬新な印象を与えることができる。
上記()の構成の表示装置によれば、通常状態では複数の計器画像が表示され、方向呈示状態では、当該複数の計器画像のうちの、入力信号に基づいて特定された計器画像に代えて、当該特定された計器画像が表示されていた位置に、外部画像が表示される。即ち、入力信号の種別に従って、外部画像に代替される計器画像が異なり、外部画像が表示される位置が異なる。入力信号は、ユーザからの操作によるものでもよいし、その他の例えば検知物の検知情報に基づくものでもよい。この構成によれば、表示画面の遷移を多様なものとすることができ、ユーザに斬新な印象を与えることができる。
本発明によれば、表示態様の斬新さを向上させた表示装置を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係る表示装置100のハードウェアの構成例を示した図である。 図2は、車両62に設置されたカメラ81及び障害物検知センサ83の配置を示す図である。 図3は、通常表示状態における表示装置100の液晶表示器111に表示されるグラフィック表示領域111aを示す図である。 図4は、表示内容の変更時における表示装置100の表示動作手順を示すフローチャートである。 図5(A)〜図5(C)は、表示内容の変更時におけるグラフィック表示領域111aの遷移を示す図である。 図6は、液晶表示器111の表示面に対する車両の傾斜角を説明するための説明図である。
以下、本実施形態に係る表示装置について図面を用いて説明する。本実施形態に係る表示装置は、車室内のインストルメントパネルに設置されたグラフィックメータに適用される。実施形態の表示装置は、通常表示状態と方向呈示状態とで表示内容を変更する機能を有するものである。
<表示装置の構成例>
図1は、本実施形態に係る表示装置100のハードウェアの構成例を示した図である。図1に示すように、表示装置100は、マイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)101、読み出し専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)102、インタフェース103、インタフェース104、CPU電源部105、グラフィックコントローラ106、フレームメモリ107、Xドライバ108、Yドライバ109、LCD(Liquid Crystal Display)電源部110、液晶表示器(TFT−LCD:Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)111、及びインタフェース112を備えている。
マイクロコンピュータ101は、制御部であり、予め用意されたプログラムを実行し、表示装置100の機能を実現するために必要な様々な処理を行う。例えば、後述する図4のフローチャートに示した処理等をマイクロコンピュータ101が行う。
読み出し専用メモリ102は、マイクロコンピュータ101が実行するプログラムの内容や、各計器画像(後述する速度計41、燃料計42、回転計51、水温計52を表す画像)、車両画像61等の画像データや、各種固定データ等を保持している。
インタフェース103は、車両側のイグニッションスイッチの状態を表す信号(IGN+)をマイクロコンピュータ101に入力する。
インタフェース104は、マイクロコンピュータ101と車両側の各種制御装置(ECU:Electric Control Unit)との間で、CAN(Controller Area Network)規格による通信を行うために利用される。具体的には、現在の車両の走行速度、エンジン回転数、冷却水温、燃料残量、クラッチ接続の有無等の現在の様々な車両状態を表すデータが、ほぼリアルタイムのデータとして車両側からインタフェース104を介してマイクロコンピュータ101に入力される。
例えば、インタフェース104は、車両が所定量移動する毎に当該車両側に搭載された速度センサから出力される車速パルス信号を受け付け、現在の車両の走行速度の値を表す走行速度情報としてマイクロコンピュータ101に出力する。
また、インタフェース104は、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサから出力されるパルス信号を受け付け、エンジン回転数情報としてマイクロコンピュータ101に出力する。また、インタフェース104は、燃料センサによって検出された燃料残量に関する情報を受け付け、マイクロコンピュータ101に出力する。また、インタフェース104は、ラジエータ内の冷却水の温度を検出する水温センサからの信号を受け付け、冷却水情報としてマイクロコンピュータ101に出力する。
インタフェース112は、液晶表示器111に表示されるグラフィック画面に関する操作等を受付可能なスイッチである方向指示器(ウインカスイッチ)に接続され、ウインカ操作指示を受け付け、当該ウインカ操作指示に対応した信号をマイクロコンピュータ101に出力する。即ち、インタフェース112は、左側の方向指示灯(図示せず)を点灯させるためのウインカ操作が為されたのか、右側の方向指示灯(図示せず)を点灯させるためのウインカ操作が為されたのかを識別可能な信号をマイクロコンピュータ101に出力する。
また、インタフェース112は、車両の前方、後方及び左右方向にそれぞれ設置された複数の障害物検知センサ83(図2参照)に接続され、障害物検知センサ83によって検知された信号をマイクロコンピュータ101に出力する。障害物検知センサとしては、例えば、送信部及び受信部を備えた超音波センサを用いることができる。超音波センサは、送信部から発した超音波が障害物によって反射され、反射した超音波が受信部で一定時間内に検出された場合、障害物有りの信号を出力する。尚、障害物検知センサとしては、検知物までの距離を測定可能な他の公知のセンサを利用することができる。
また、インタフェース112は、車両の前方、後方及び左右方向にそれぞれ設置された複数のカメラ81(図2参照)に接続され、カメラ81によって撮影された映像データをマイクロコンピュータ101に出力する。
図2は、車両62に設置されたカメラ81及び障害物検知センサ83の配置を示す図である。車両62には、車両62の前方、後方及び左右方向をそれぞれ撮影するカメラ81a、81b、81c、81dからなる4台のカメラ81が設置されている。以下では、これらのカメラ81a、81b、81c、81dを特に区別する必要がない場合、単にカメラ81と総称する。これら4台のカメラ81のうちのいずれか1つにより撮影された映像(画像)が、後述する外部画像71(図5(C)参照)として用いられる。
また、車両62には、車両62の前方、後方及び左右方向に障害物の有無を検知する障害物検知センサ83a、83b、83c、83dが設置されている。以下では、これらの障害物検知センサ83a、83b、83c、83dを特に区別する必要がない場合、単に障害物検知センサ83と総称する。
また、車両62のステアリングコラム(図示せず)には、公知のレバースイッチであるウインカスイッチ(方向指示器、図示せず)が設けられている。
再び図1を参照して、CPU電源部105は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力してマイクロコンピュータ101の動作に必要な直流電圧(Vcc)を生成する。また、必要に応じてリセット信号を生成したり、マイクロコンピュータ101から出力されるスリープ信号に従って電力供給を抑制するための動作も行う。
液晶表示器111は、画像表示式の表示部であり、液晶デバイスにより構成された多数の微小表示セルをX方向およびY方向に並べて配置されたカラーの2次元表示画面を有している。多数の微小表示セルの表示状態をセル毎に個別に制御することにより、2次元表示画面上に図形、文字、画像等の所望の情報をグラフィック表示することができる。
このように、液晶表示器111は、2次元画面表示によって表示装置100のグラフィック表示領域111aを表示する。また、液晶表示器111の表示内容の制御は、後述するようにマイクロコンピュータ101によって実行される。
液晶表示器111の表示画面のY方向の走査位置は、Yドライバ109の出力により順次に切り替わる。Yドライバ109は、グラフィックコントローラ106から出力される垂直同期信号に同期して、Y方向の走査位置を順次に切り替える。
Xドライバ108は、グラフィックコントローラ106から出力される水平同期信号に同期して液晶表示器111の表示画面のX方向の走査位置を順次に切り替える。また、Xドライバ108はグラフィックコントローラ106から出力されるRGB各色の画像データを走査位置の表示セルに与えて画面中の表示内容を制御する。
グラフィックコントローラ106は、マイクロコンピュータ101から入力される様々な命令に従って、様々なグラフィック要素を液晶表示器111の画面上に表示する。実際には、画素毎の表示内容を保持するフレームメモリ107に対して、マイクロコンピュータ101又はグラフィックコントローラ106が表示データを書き込みグラフィックの描画を行う。また、液晶表示器111の画面を2次元走査するための垂直同期信号及び水平同期信号を生成し、これらの同期信号に同期したタイミングでフレームメモリ107上の該当するアドレスに格納されている表示データを液晶表示器111に与える。
LCD電源部110は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力して、液晶表示器111の表示に必要とされる所定の直流電力を生成する。
<表示画面の具体例>
図3は、通常表示状態における表示装置100の液晶表示器111に表示されるグラフィック表示領域111aを示す図である。図3に示したグラフィック表示領域111a上には、速度計41、燃料計42、回転計51、水温計52、及び車両画像61がそれぞれ表示されている。尚、これらの各表示要素は、多数の表示画素の集合により表現されるグラフィック表示要素として実現されている。
速度計(計器画像)41は、車両の状態に関する情報として現在の走行速度(車速:km/h)を呈示するための円形状の表示要素である。本実施形態では、一般的なアナログ計器と同様に、速度計41は、円環状の速度スケール45と、速度スケール45の中心近傍に配置され、速度スケール45の一部を指し示して現在の車速を呈示する指針46と、を含んで構成されている。速度計41は、図3に示すように、グラフィック表示領域111aにおける一端側(図中左端側)に配置されている。
燃料計(計器画像)42は、車両の状態に関する情報として現在の車両の燃料残量を呈示するための円形状の表示要素である。本実施形態では、一般的なアナログ計器と同様に、燃料計42は、上記速度スケール45よりも径が小さい円環状の燃料スケール47と、燃料スケール47の中心近傍に配置され、燃料スケール47の一部を指し示して現在の燃料残量を呈示する指針48と、を含んで構成されている。図3に示すように、燃料計42は、速度計41よりも表示面積が小さい。また、燃料計42は、グラフィック表示領域111aにおいて、速度計41と重複する部分を有するように、当該速度計41よりも回転計51側に(即ち、中央側、他端側に。)配置されている。また、当該重複部分には、燃料計42は表示されず、速度計41が表示されている。
回転計(計器画像)51は、車両の状態に関する情報として現在のエンジンの回転数(×1000rpm)を呈示するための円形状の表示要素である。本実施形態では、一般的なアナログ計器と同様に、回転計51は、上記速度スケール45と略同一形状の円環状の回転速度スケール55と、該回転速度スケール55の中心近傍に配置され、回転速度スケール55の一部を指し示して現在の回転速度を呈示する指針56と、を含んで構成されている。回転計51は、図3に示すように、グラフィック表示領域111aにおいて、速度計41が配置された一端側とは反対側の他端側(図中右端側)に、速度計41と対向して配置されている。
水温計(計器画像)52は、車両の状態に関する情報として現在の車両の冷却水の温度を呈示するための円形状の表示要素である。本実施形態では、一般的なアナログ計器と同様に、水温計52は、上記燃料スケール47と略同一形状の円環状の水温スケール57と、該水温スケール57の中心近傍に配置され、水温スケール57の一部を指し示して現在の冷却水の温度を呈示する指針58と、を含んで構成されている。水温計52は、図3に示すように、グラフィック表示領域111aにおいて、回転計51と重複する部分を有するように、当該回転計51よりも速度計41側に(即ち、中央側、一端側に。)配置されている。また、当該重複部分には、水温計52は表示されず、回転計51が表示されている。
これら回転計51及び水温計52は、図1に示す通常表示状態においては表示される。一方、後述する方向呈示状態では、回転計51及び水温計52は消去され、これらの代わりに、前方、後方、左方向及び右方向に設置された4つのカメラ81a、81b、81c、81dのうちのいずれか1つのカメラにより撮影された外部画像71(図5(C)参照)が表示される。即ち、本実施形態では、通常表示状態においては、各々で呈示する情報が異なる複数の計器画像(走行速度を呈示する速度計41、燃料残量を呈示する燃料計42、エンジンの回転数を呈示する回転計51、冷却水の温度を呈示する水温計52)が表示され、方向呈示状態においては、これらのうちの2つの計器画像(回転計51、水温計52)に代えて外部画像71が表示される。この表示内容の遷移の詳細については後述する。
車両画像61は、車両の外観を表す表示要素であり、図3に示したグラフィック表示領域111aにおいては画面の中央部に配置されている。即ち、車両画像61は、一端側に配置された速度計41及び燃料計42と、他端側に配置された回転計51及び水温計52との間に配置されている。この車両画像61は、例えば、車両の現在の状態を数値等による表示ではなくグラフィック的に表現するために利用できる。例えば、表示装置100が搭載された車両の助手席のドアが開いている場合に、車両画像61の助手席のドアが開いているように表示することにより、ユーザに助手席のドアが開いていることを報知できる。つまり、車両画像61は、車両の状態に関する情報を、車両を模擬した画像により表示するための装飾画像である。また、本実施形態では、車両画像61が、外部画像71を撮影したカメラの撮影方向を呈示するためにも用いられる。即ち、本実施形態では、車両画像61の周囲に後述する方向呈示画像65(図5(C)参照)が表示され、当該方向呈示画像65の車両画像61に対する位置関係(配置位置)によって外部画像71の撮影方向が呈示される。この表示内容の遷移の詳細については後述する。
<表示装置の動作>
以上の構成を有する表示装置100の表示内容の変更動作について図4〜図6を参照しつつ説明する。図4は、表示内容の変更時における表示装置100の表示動作手順を示すフローチャートである。図5(A)〜図5(C)は、表示内容の変更時におけるグラフィック表示領域111aの遷移を示す図である。図4に示す処理を実行するための動作プログラムは、読み出し専用メモリ102に記憶されており、マイクロコンピュータ101によって実行される。
まず、運転手は、イグニッションスイッチをオンにする。直流電圧(Vcc)が供給されたマイクロコンピュータ101は、グラフィック表示領域111aへの表示を開始する。
マイクロコンピュータ101は、表示を開始すると、通常表示状態におけるメータ表示処理を行う。通常表示状態においては、図5(A)に示すように、マイクロコンピュータ101は、グラフィック表示領域111aの表示内容が自動車用の通常のメータユニットとして機能するように、表示制御を実施する。即ち、最新の車速の情報をインタフェース104を介して取得して、この車速を速度計41の指針46の表示位置及び向きに反映するように表示内容を更新する。また、最新のエンジン回転数の情報をインタフェース104を介して取得して、このエンジン回転数を回転計51の指針56の表示位置及び向きに反映するように表示内容を更新する。燃料計42、水温計52等の他の表示要素についても同様である。
ステップS1では、マイクロコンピュータ101は、インタフェース112を介して入力される表示遷移情報を取得する。例えば、ウインカ操作指示の有無等を検出する。
マイクロコンピュータ101は、外部画像71を表示すべきである外部映像表示状態でか否かを判別する(ステップS2)。より具体的には、ウインカ操作指示が有ったか否かを判定し、ウインカ操作指示があったと判定した場合には、外部映像表示状態であると判別し、ウインカ操作指示がなったと判定した場合には、外部映像表示状態でないと判別する。外部映像表示状態でない場合、マイクロコンピュータ101はステップS1の処理を再度実行する。
一方、外部映像表示状態である場合、マイクロコンピュータ101は、インタフェース112からの信号に基づいて、ウインカ操作が為された方向が左方向であるか右方向であるかを識別する(ステップS3)。以下では、ウインカ操作指示により特定された方向が左方向である場合について説明する。
続いて、マイクロコンピュータ101は、車両画像61の表示態様を変更する処理を行う(ステップS4)。
ここで、図6を参照して、車両画像61の表示処理について説明する。図6は、液晶表示器111の表示面に対する車両62の傾斜角を説明するための説明図である。液晶表示器111の表示面に対する車両62の傾斜角θが変化するように車両画像61の表示態様を変更することにより、視点(アイポイント)からの車両62の視え方が変化する。傾斜角θが値0である場合、上方から視たように車両62が液晶表示器111に表示される。
通常表示状態では、図5(A)に示すように、傾斜角θが大きく、つまり、車両の後方よりやや上方から視た状態の車両62が描かれた車両画像61Aが液晶表示器111に表示される。
一方、通常表示状態から方向呈示状態に遷移する過程では、図5(B)に示すように、傾斜角θが徐々に小さくなるように車両62が描かれた車両画像61Bが液晶表示器111に表示される。
そして、方向呈示状態では、図5(C)に示すように、傾斜角θが値0、つまり、上方から視たように車両62が描かれた車両画像61Cが液晶表示器111に表示される。これら3枚の車両画像61A、61B、61Cは、EEPROM102に予め記録されている。マイクロコンピュータ101は、ステップS4の処理を開始すると、車両画像61Aから車両画像61B、61Cと切り替える表示制御を行う。以下では、これらの車両画像61A、61B、61Cを特に区別する必要が無い場合、単に車両画像61と称する。
また、ここでは、通常表示状態から方向呈示状態に遷移する過程では、3枚の車両画像61A、61B、61Cを用いる構成について説明したが、任意の枚数の車両画像が用いられる構成としても構わない。また、傾斜角θが異なる複数の車両画像を段階的に切り替えて表示する代わりに、立体的なグラフィック処理により連続的に車両が変化するように車両画像を表示させてもよい。傾斜角θが徐々に小さくなるように車両画像61が表示され、最終的に上方から視たように車両62が描画される構成であればよい。
ステップS4で車両画像61の表示処理を終えると、マイクロコンピュータ101は、上方から視た車両62が描かれた車両画像61Cに対して、カメラ81で撮影された画像の撮影方向に対応する位置に方向呈示画像65を表示し、方向呈示状態とする(ステップS5)。ここでは、ステップS3において特定された方向が左方向であるので、図5(C)に示すように、カメラ81の撮影方向を表すための方向呈示画像65である、左方向を表す方向呈示画像65c、右方向を表す方向呈示画像65d、後方を表す方向呈示画像65b及び前方を表す方向呈示画像65aのうち、左方向を表す方向呈示画像65cの輝度が高く表示されている。これにより、ユーザは、外部画像71の撮影方向が左方向であることを容易に把握できる。尚、以下では、方向呈示画像65a、65b、65c、65dを特に区別する必要がない場合、単に方向呈示画像65と総称する。
その後、マイクロコンピュータ101は、回転計51及び水温計52を消去し(ステップS6)、これらの計器画像の代わりに、当該計器画像が消去された位置に外部画像71を表示する(ステップS7)。ここでは、ステップS3において特定された方向が左方向であるので、車両62の左方向を撮影するカメラ81cにより撮影された画像が外部画像71として表示されている。本実施形態では、ウインカ操作が左方向、右方向のいずれの場合であっても、外部画像71は常に右側に表示される。ステップS7の処理の後、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS1の処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態に係る表示装置100では、液晶表示器111には、通常表示状態においては、傾斜角θが比較的大きい状態の車両画像61と、計器画像である速度計41、燃料計42、回転計51、水温計52等が表示される(図5(A))。この通常表示状態において、方向指示器が操作されてウインカ操作指示がマイクロコンピュータ101に入力されると、表示状態が方向呈示状態に遷移する。通常表示状態から方向呈示状態に遷移する過程においては、傾斜角θが徐々に小さくなるように車両画像61が表示される(図5(B)、図5(C))。そして、方向呈示状態に完全に遷移すると、車両画像61は、傾斜角が値0に近づき、車両62を上方から視たように表示される。また、当該方向呈示状態に遷移すると、計器画像のうちの回転計51及び水温計52に代えて、4台のカメラ81のうちの方向指示器の操作に対応する撮影方向を撮影したカメラにより撮影された外部画像71が表示される。さらに、方向呈示状態に遷移すると、外部画像71の撮影方向に対応した位置に配置された方向呈示画像65が、他の方向呈示画像65とは異なる表示態様で、識別可能に表示され、外部画像71を撮影したカメラ81の撮影方向が呈示される。
尚、以上説明した処理では、ステップS3において特定されたウインカの操作方向が左方向である場合について説明したが、右方向が特定された場合についても同様に処理される。即ち、この場合には、ステップS5で、方向呈示画像65のうち、右方向を表す方向呈示画像65dの輝度が高く表示され、ステップS7では、右方向を撮影するカメラ81dにより撮影された画像が外部画像71として表示される。
(変形例1)
上記実施形態では、方向指示器によるウインカ操作指示が検知された場合に方向呈示状態に遷移する構成としたが、ウインカ操作指示の検知の代わりに車両62の周辺に検知物(障害物)が検知された場合に遷移する構成としても構わない。即ち、図4のステップS1で、マイクロコンピュータ101が表示遷移情報として障害物の検知情報を用いる構成としても構わない。より具体的には、図4のステップS1で障害物検知センサ83により障害物の有無を検知し、ステップS2で障害物の有無に応じて、外部映像表示状態であるか否かを判別し、さらに、ステップS3で障害物が検知された方向である障害物の存在方向を識別する。その他の処理については、上記実施形態と同様であり、例えば車両前方に配置された障害物検知センサ83が障害物を検知した場合には、車両前方を撮影するカメラ81aにより撮影された画像を外部画像71として表示し、車両画像61の近傍に配置された、前方を表す方向呈示画像65aの輝度を高く表示する。
(変形例2)
また、上記実施形態では、通常表示状態では、右方向及び左方向のいずれのウインカ操作指示が為された場合であっても、必ず回転計51及び水温計52に代えて、外部画像71が表示される例について説明した。変形例として、右方向を示すウインカ指示が為された場合には、上記実施形態と同様に、計器画像である速度計41、燃料計42、回転計51、水温計52のうちの、右方に表示された回転計51及び水温計52に代えて右方を撮影した外部画像71を表示し、これに対して、左方向を示すウインカ指示が為された場合には、計器画像である速度計41、燃料計42、回転計51、水温計52のうちの、左方に表示された速度計41及び燃料計42に代えて左方を撮影した外部画像71を表示し、且つ当該速度計41及び燃料計42を、右方に表示された回転計51及び水温計52に代えて表示する構成としても構わない。車両画像61及び方向呈示画像65についてはいずれの場合においても表示位置は変わらない。尚、この変形例2において、回転計51及び水温計52に代えて速度計41及び燃料計42を表示する構成としたのは、法律により速度計41をグラフィック表示領域111aから消去することはできないからである。即ち、変形例2では、マイクロコンピュータ101は、入力信号(ウインカ操作入力信号又は障害物検知信号)を受け付けると、液晶表示器111を通常表示状態から方向呈示状態に遷移させ、受け付けた前記入力信号に基づいて特定した計器画像に代えて、当該特定した計器画像が表示されていた位置に、外部画像71を表示させる。
以下では、本実施形態に係る表示装置100の作用及び効果について説明する。
(1)実施形態に係る表示装置100は、個別に表示形態を制御可能な多数の画素の組み合わせにより任意の画像を表示可能な画像表示式の表示部である液晶表示器111を備え、車両外部を撮影する複数のカメラ81が設置された車両62に搭載されて用いられる表示装置である。液晶表示器111は、車両の外観を表す車両画像61と、複数のカメラ81のうちの1つのカメラ(例えば、カメラ81c)により撮影された外部画像71と、車両画像61の周囲に配置され、当該1つのカメラの撮影方向(例えば、左方向)を呈示する方向呈示画像65(例えば、方向呈示画像65c)と、を表示する。
このように、車両の外観を表す車両画像61と、当該車両画像61の周囲に配置され、外部画像71を撮影したカメラの撮影方向を呈示する方向呈示画像65とが併せて表示されるので、これらの画像が関連付けられ、グラフィック表示を用いた新奇な表現によって、外部画像71がどの方向を撮影したものであるかをユーザに伝達することができる。これにより、表示態様の斬新さを向上させつつ、外部画像の撮影方向をユーザに適切に伝達することができる。
(2)また、実施形態に係る表示装置100は、液晶表示器111の表示内容を制御するマイクロコンピュータ101を更に備える。液晶表示器111は、通常表示状態においては、車両画像61と、車両に関する情報を呈示するための計器画像(速度計41、燃料計42、回転計51、水温計52)とを表示し、方向呈示状態においては、車両画像61と、外部画像71と、方向呈示画像65とを表示する。マイクロコンピュータ101は、ウインカ操作指示や障害物検知信号等の所定の入力信号を受け付けると、液晶表示器111を通常表示状態から方向呈示状態に遷移させ、回転計51及び水温計52に代えて外部画像71を表示させる。
これにより、車両画像61と計器画像とが表示された通常表示状態から方向呈示状態に遷移すると、当該計器画像が外部画像71に切替わり、更に方向呈示画像65が表示される。このため、例えば、ユーザは、ウインカ操作等の所定の操作を行なって入力信号をマイクロコンピュータ101に入力することにより、表示装置100を通常表示状態から方向呈示状態に遷移させ、外部画像71及び方向呈示画像65を表示させることができる。或いは、障害物の検知情報に基づいて、ユーザからの入力なしで所定の入力信号がマイクロコンピュータ101に入力され、表示装置100が通常表示状態から方向呈示状態に遷移し、外部画像71及び方向呈示画像65を表示する構成とすることができる。このように表示内容が遷移するので、利便性を向上しつつ、新奇な表現とすることができ、ユーザに斬新な印象を与えることができる。また、計器画像に代えて外部画像71を表示するので、表示スペースを有効活用することができる。この場合、外部画像71に代替される計器画像としては、法規制対象外のもの(例えば、回転数計51、水温計52等の速度計41以外の計器画像。)を選択する。法規制上、メータユニットには速度情報を呈示する必要があるからである。
(3)また、実施形態に係る表示装置100では、液晶表示器111は、通常表示状態から方向呈示状態に遷移する過程において、液晶表示器111の表示面に対する傾斜角θが徐々に小さくなるように車両画像61を表示する。これにより、視点が車両の側方から上方に向けて変化するような印象をユーザに与えることができ、表示態様の斬新さを向上することができる。また、遷移後には車両を上方視した状態となるため、方向呈示画像65を車両画像61の近傍に表示した場合にカメラ81の撮影方向をユーザが把握し易い。
(4)また、実施形態に係る表示装置100では、マイクロコンピュータ101は、方向指示器が操作されたことを示す入力信号を受け付けると、液晶表示器111を通常表示状態から方向呈示状態に遷移させる。液晶表示器111は、方向呈示状態に遷移すると、車両画像61と、複数のカメラ81のうちの、方向指示器の操作に対応する撮影方向(例えば、左方向)を撮影したカメラ(例えば、カメラ81c)により撮影された外部画像71と、方向呈示画像65(例えば、方向呈示画像65c)と、を表示する。
このため、ユーザは、方向指示器を操作することにより、表示装置100を通常表示状態から方向呈示状態に遷移させ、外部画像71及び方向呈示画像65を表示させることができる。この際、方向指示器の操作に対応する撮影方向を撮影したカメラ81により撮影した外部画像71が表示される。これにより、表示される外部画像71の撮影方向を直感的に把握することができ、利便性を向上することができる。また、操作方向と撮影方向を一致させて新奇な表現とすることができ、ユーザに斬新な印象を与えることができる。
(5)また、変形例1に係る表示装置100では、マイクロコンピュータ101は、車両62の周辺に検知物が存在することを示す入力信号を受け付けると、液晶表示器111を通常表示状態から方向呈示状態に遷移させる。液晶表示器111は、方向呈示状態に遷移すると、車両画像61と、複数のカメラ81のうちの、検知物の存在方向に対応する撮影方向(例えば前方向)を撮影したカメラ(例えば、カメラ81a)により撮影された外部画像71と、方向呈示画像65(例えば、方向呈示画像65a)とを表示する。
この構成によれば、検知物の存在が検知されることにより、表示装置100が通常表示状態から方向呈示状態に遷移し、外部画像71及び方向呈示画像65が表示される。また、この場合には、検知物の存在方向に対応する撮影方向を撮影したカメラ81により撮影した外部画像71が表示される。このため、例えば障害物である検知物の存在をユーザが速やかに認識することができるので、利便性を向上することができる。また、障害物の存在方向と撮影方向を一致させて新奇な表現とすることができ、ユーザに斬新な印象を与えることができる。
(6)また、変形例2に係る表示装置100では、液晶表示器111は、通常表示状態においては、車両画像61と、各々で呈示する情報が異なる複数の計器画像(速度計41、燃料計42、回転計51、水温計52)と、を表示し、方向呈示状態においては、車両画像61と、外部画像71と、方向呈示画像65とを表示する。マイクロコンピュータ101は、ウインカ操作指示や障害物検知信号等の所定の入力信号を受け付けると、液晶表示器111を通常表示状態から方向呈示状態に遷移させ、受け付けた当該入力信号に基づいて特定した計器画像(速度計41及び燃料計42、又は回転計51及び水温計52)に代えて、当該特定した計器画像が表示されていた位置に、外部画像71を表示させる。
このように、通常状態では複数の計器画像が表示され、方向呈示状態では、当該複数の計器画像うちの、入力信号に基づいて特定された計器画像(例えば、速度計41及び燃料計42)に代えて、当該特定された計器画像が表示されていた位置に、外部画像71が表示される。即ち、入力信号の種別に従って、外部画像に代替される計器画像が異なる。入力信号は、ユーザからの操作によるものでもよいし、その他の例えば検知物の検知情報に基づくものでもよい。この構成によれば、表示画面の遷移を多様なものとすることができ、ユーザに斬新な印象を与えることができる。また、例えば左方向の操作が為された場合には、左側に表示されている計器画像に代えて外部画像が表示され、右方向の操作が為された場合には、右側に表示されている計器画像に代えて外部画像が表示される構成とすれば、ユーザの操作の方向と、外部画像が現れる方向とが一致するため、自身の操作に起因して外部画像の表示が開始されたことをユーザが直感的に把握し易い。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、上述した実施形態では、4台のカメラ81を備える構成としたが、2台以上のカメラを備える構成であればよく、カメラの取り付け位置も任意である。
また、上述した実施形態では、方向呈示画像65である、方向呈示画像65a、65b、65c、65dのうち、外部画像71を撮影したカメラの撮影方向を表す方向呈示画像の輝度を高く表示することにより、外部画像71を撮影したカメラの撮影方向を呈示する構成としたが、撮影方向を呈示可能であれば、この他の構成も用いても構わない。例えば、外部画像71を撮影したカメラの撮影方向を表す方向呈示画像(例えば、前方を表す方向呈示画像65a)のみを表示し、これ以外の方向呈示画像(例えば、方向呈示画像65b、65c、65d)を表示しない構成としてもよいし、矢印等により撮影方向を呈示する構成としても構わない。
また、上述した実施形態では、複数(4台)のカメラ81のうちの1つのカメラにより撮影された画像を外部画像71とする構成としたが、外部画像71としては少なくとも1つのカメラにより撮影された画像を用いればよく、例えば2つのカメラ81a、81bにより撮影された画像をそれぞれ外部画像とし、2つの外部画像71を表示する構成としても構わない。この場合には、方向呈示画像として、方向呈示画像65a、65bの2つの画像の輝度を高く表示する構成とすることが考えられる。
41 速度計
42 燃料計
51 回転計
52 水温計
61、61A、61B、61C 車両画像
62 車両
65、65a、65b、65c、65d 方向呈示画像
71 外部画像
81、81a、81b、81c、81d カメラ
83、83a、83b、83c、83d 障害物検知センサ
100 表示装置
101 マイクロコンピュータ(制御部)
102 読み出し専用メモリ
103、104、112 インタフェース
105 CPU電源部
106 グラフィックコントローラ
107 フレームメモリ
108 Xドライバ
109 Yドライバ
110 LCD電源部
111 液晶表示器(表示部)
111a グラフィック表示領域

Claims (5)

  1. 車両外部を撮影する複数のカメラが設置された車両に搭載されて用いられる表示装置であって、
    画像表示式の表示部と、
    前記表示部の表示内容を制御する制御部と、を備え、
    前記表示部は、通常表示状態においては、車両の外観を表す車両画像と、前記車両に関する情報を呈示するための計器画像と、を表示し、方向呈示状態においては、前記車両画像と、前記複数のカメラのうちの少なくとも1つのカメラにより撮影された外部画像と、前記車両画像の周囲に配置され、前記少なくとも1つのカメラの撮影方向を呈示する方向呈示画像と、を表示し、
    前記制御部は、所定の入力信号を受け付けると、前記表示部を前記通常表示状態から前記方向呈示状態に遷移させ、前記計器画像に代えて前記外部画像を表示させ、
    前記車両画像として、前記通常表示状態では、前記表示部の表示面に対する傾斜角が所定の大きさであり後方且つ上方から視た車両の画像が使用され、前記方向呈示状態では、前記傾斜角が前記通常表示状態での前記傾斜角よりも小さく直上から視た車両の画像が使用される、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示部は、前記通常表示状態から前記方向呈示状態に遷移する過程において、前記表示部の表示面に対する前記傾斜角が徐々に小さくなるように前記車両画像を表示する、
    ことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、方向指示器が操作されたことを示す入力信号を受け付けると、前記表示部を前記通常表示状態から前記方向呈示状態に遷移させ、
    前記表示部は、前記方向呈示状態に遷移すると、前記車両画像と、前記複数のカメラのうちの、前記方向指示器の操作に対応する撮影方向を撮影したカメラにより撮影された前記外部画像と、前記方向呈示画像と、を表示する、
    ことを特徴とする請求項及び請求項のいずれか1項に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、前記車両の周辺に検知物が存在することが検知されたことを示す入力信号を受け付けると、前記表示部を前記通常表示状態から前記方向呈示状態に遷移させ、
    前記表示部は、前記方向呈示状態に遷移すると、前記車両画像と、前記複数のカメラのうちの、前記車両に対する前記検知物の存在方向に対応する撮影方向を撮影したカメラにより撮影された前記外部画像と、前記方向呈示画像と、を表示する、
    ことを特徴とする請求項〜請求項のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記表示部は、前記通常表示状態においては、前記車両画像と、各々で呈示する情報が異なる複数の前記計器画像と、を表示し、前記方向呈示状態においては、前記車両画像と、前記外部画像と、前記方向呈示画像と、を表示し、
    前記制御部は、前記入力信号を受け付けると、前記表示部を前記通常表示状態から前記方向呈示状態に遷移させ、受け付けた前記入力信号に基づいて特定した前記計器画像に代えて、当該特定した計器画像が表示されていた位置に、前記外部画像を表示させる、
    ことを特徴とする請求項〜請求項のいずれか1項に記載の表示装置。
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