JPS639043A - 光学式情報記録担体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、上面及び下面の両面が情報記録面である光デ
ィスク等の光学式記録媒体で形成され、該光軸式記録媒
体間にスペーサを貼着し、両光学式記録媒体間に空気層
が形成されているエアサンドイッチ型の光学式情報記録
担体に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種のエアサンドインチ型の光学式情報記録担
体を第１６図に示し、以下これについて説明する。

同図において、ａは光ディスクで、その基板１の内面側
に光学式の情報記録層２が設けられている。

この光ディスクａの情報記録層２を対向させて２枚の光
ディスクａの間に、外周に沿ってスペーサｂを挟み、接
着剤３で接着したものである。

このように、光ディスクａを２枚、スペーサｂに貼着す
る工程としては、 １、　１枚の光ディスクａは、その情報記録層２を上に
して、受は治具の上にセットする。

２、接着剤３をこの光ディスクａの外周に沿って塗布す
る。

３、　その上に位置を合せてスペーサｂを置く。

４、　このスペーサｂの上に接着剤３を塗布する。

５、　その上に、他の一枚の光ディスクａを、情報記録
面２を下にして、位置を合せて置く。

６、更に、その上に重錘を載せ、接着剤を硬化させる。

の順で行なうものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記の接着において、接着剤３は硬化する以前は柔軟で
、重錘による加圧によって押し出される傾向がある。

そのため、光ディスクａ、スペーサｂの接着面が完全に
平坦であると、殆んど総ての接着剤３が重錘の加圧によ
って押出されてしまい、光ディスクａとスペーサｂとの
間に残る接着剤３の厚さは数μｍ以下にまで薄くなって
しまう。

又、光ディスクａ、スペーサｂの何れか、又は両方に反
りがある場合には、重錘はその反りを矯正することがで
きないので、第１７図に示すように、光ディスクａとス
ペーサｂとの間に隙間ができた部分では接着剤３は厚く
なり、隙間がない部分では数μｍ以下と薄くなってしま
う。

このように、接着剤３の厚さが数μｍ以下と薄くなって
しまうと、接着剤３の接着力は極端に低下して、剥離し
てしまう危険性があった。

〔発明の目的〕

本発明は、従来のエアサンドインチ型の光学式情報記録
担体の前述の欠点を除去するためのもので、光ディスク
等の光学式記録媒体とスペーサとの間に、接着剤層の厚
さを確保して、その接着が剥離するのを未然に防止する
ことを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は前述の目的を達成するために、光学式記録媒体
と、その周縁との間に挟み込まれるスペーサの何れかの
接着面に突起を形成し、該突起が他方に接する部分以外
の接着面に接着剤層を形成してエアサンドイッチ型とし
たことを要旨とする。

（発明の実施例〕 本発明の突起を光ディスク等の光学式記録媒体に設けた
実施例を、第１図〜第３図について説明する。

光ディスクａの外周縁に近接して、その情報記録層２の
面に、環状に突出している突起５が設けられている。

ｂはスペーサで、平板な素材を環状に打抜いて上下両面
が平面に形成されている。

この光ディスクａとスペーサｂとを、前述の従来と同様
な方法で積層接着することにより、第２図のようなエア
サンドイッチ型の光学式情報記録担体が製造される。

この光学式情報記録担体においては、突起５がスペーサ
ｂに接するので、突起５以外の部分には最低限、突起５
の高さだけの空間が形成され、この空間が接着剤３の厚
さを確保することになり、従来のように接着剤３の厚さ
が極端に薄くなることによる剥離の危険性は無くなる。

又、光ディスクａ、スペーサｂの何れか、又は両方に反
りがある場合には、第３図のように一面の光ディスクａ
の突起５とスペーサｂとの間に隙間ができる場合には、
突起５の部分でも強力な接着ができる。

そして、他面の光ディスクａとスペーサｂとは突起５に
よって接着剤３の層厚が確保され、その層厚が従来のよ
うに極端に薄くなることはない。

このように、突起５が接着剤３の層厚を確保するためは
、 １、突起５の高さは０．００１ｍｍ以上であればよい。

２、突起５の巾（大きさ）はＯ，００１ｗ以上であれば
よい。

３、突起５の位置は、第４図に例示するようにスペーサ
ｂの中白にあればよい。

４、突起５は、１条ではなく、複数条でもよい。

５、突起５は環状ではなく、部分的、或いは第５図に例
示するように点であってもよい。

６、第５図の点とする場合、４角形、楕円等任意の形状
でよい。

７、突起５の断面形状は、Ｕ字形、■字形、その他の形
状でよい。

８、突起５の配置、形状は対称でなくてもよい。

９、他面の光ディスクａとスペーサｂの接着は、第６図
に示すように、突起６が形成されたスペーサｂとの接着
、第７図に示すように、他面の光ディスクａに溝７を設
けて接着する等種々の手段を用いてもよい。

次に、本発明の突起を、スペーサに設けた実施例を、第
８図〜第１１図について説明する。

この場合の光ディスクａの周縁部分は平面なままでよい
。

そして、スペーサｂの上下両面には、第９図。

第１０図に示すように、環状の突起６が設けられるもの
である。

これ等を、前述の従来と同じ方法で接着することにより
、第８図に示すエアサントイフチ型の光学式情報記録担
体が製造される。

そして、突起６は前実施例と同様に、接着剤３の層厚を
確保するのに役立ち、又光ディスクａ、スペーサｂの何
れか、又は両方が反っている場合に、第１１図に示すよ
うに、前実施例と同様な作用をする。

この突起６の条件としては、第１２図のようにスペーサ
ｂの外周沿いに設ける等の位置の変更、第１３図に示す
ような断面形状の変更、第１４図。

第１５図に示すような部分化等、前実施例の条件が通用
される。

〔発明の効果〕

本発明は叙上のように、光ディスク等の光学式記録媒体
、又はスペーサの何れかに突起を形成して、この突起が
他方に接することにより、これ等を接着してエアサンド
インチ型とする接着剤の最低必要限度の層厚を確保する
ものである。

従って、光学式記録媒体とスペーサの両方が略完全な平
面である場合は勿論、反りのある場合でも、接着時の押
圧によって接着剤が押し出されて極端に接着剤層が薄（
なって接着力が落ちる欠点が除去される。

そのため、これ等が剥離したり、或いは不完全接着の不
良品等が発生する危険性が無く、又接着作業も容易にな
る等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は光ディスクの断面図、第２図はこの光
学式情報記録担体の断面図、第３図は反りのある場合の
断面図、第４図と第５図は突起の変形例の断面図と平面
図、第６図と第７図は他面の接着方法を変えた断面図、
第８図〜第１１図はスペーサに突起を設けた実施例で、
第８図はその断面図、第９図と第１０図はそのスペーサ
の平面図と断面図、第１１図は反りのある場合の断面図
、第１２図〜第１６図は突起の変形例で、第１２図と第
１３図は断面図、第１４図と第１５図はスペーサの平面
図と断面図、第１６図は従来例の断面図、第１７図は反
りのある場合を示す断面図である。 ａ・・・光ディスク、ｂ・・・スペーサ、１・・・基板
、２・・・情報記録層、３・・・接着剤、５，６・・・
突起。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図 第１Ｑ図 第１１図 第１２図 第１３図 第１４図 第１５図 、５　　？ 第１６図 第１７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２枚の光ディスク等の光学式記録媒体の間に、その外周
   に沿って挟み込まれて接着されるスペーサ、前記光学式
   記録媒体の何れかの接着面に突起を形成し、該突起が他
   方に接する部分以外の接着面に接着剤層が形成されるよ
   うにして、スペーサ以内に空気層を形成し、エアサンド
   イッチ型としたことを特徴とする光学式情報記録担体。