JPS6390001A - ヘツドシエル - Google Patents

ヘツドシエル

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JPS6390001A
JPS6390001A JP23415686A JP23415686A JPS6390001A JP S6390001 A JPS6390001 A JP S6390001A JP 23415686 A JP23415686 A JP 23415686A JP 23415686 A JP23415686 A JP 23415686A JP S6390001 A JPS6390001 A JP S6390001A
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JP
Japan
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polyester
acid
aromatic
units
mol
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JP23415686A
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English (en)
Inventor
Tsuneyoshi Okada
岡田 常義
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Polyplastics Co Ltd
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Polyplastics Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はピックアップ用ヘッドシェルに関するものであ
る。
〔従来の技術及び問題点〕
従来よりこの種のへラドシェルは、第1図に示す如く、
カートリッジを取付けるための水平部1とその後辺に形
成されたコネクター取付用の垂直部2とからなり、各垂
直部2にコネクター3をカシメ、ビス止め、接着等の手
段により固定するようになっており、第1図における■
−■線断面図でみた形状としては、これを大別すると第
2図(^) 、(B) 、(C)に示す如き形状となっ
ている。
また、これを材質、成型手段の面からみると、アルミニ
ウム、マグネシウム、セラミック等の軽合金を使用して
、ダイカスト成型により、或いは、プラスチックの成型
によって作られている。
一般にピックアップの性能は、カートリッジは勿論のこ
と、アーム、ヘッドシェルの善し悪しが再生音を左右す
ると言われており、ヘッドシェルに要求される特性とし
ては、軽量であること、曲げ、ねじれに強いこと、振動
減衰率が大きいこと等を挙げることができる。
しかるに、従来のへラドシェルにおいては軽量であるこ
とはほぼ満足しているが、曲げ、ねじれ強度が不足して
おり、このため第3図の周波数特性図においてrで示す
如く部分共振の発生を伴い、音質の劣化がある。これは
コネクター3からみたヘッドシェルの剛性不足が原因と
なっている。
上記した欠点を改善するためにカーボンファイバーを用
いたヘッドシェルが提案されているが、第1図に示す垂
直部2にコネクターを取付けるための穴が必要なため、
ヘッドシェルとコネクターとの機械的強度(曲げ剛性、
ねじれ剛性)を大きくできず、満足できるものではなく
、カーボンファイバーの有する優れた特性が発揮されて
いないという難点がある。
本発明は上記した従来製品の欠点を解消して、ヘッドシ
ェルに要求される特性を満足し、周波数特性上の部分共
振の発生を防止でき、これにより音質の向上を図り得る
ヘッドシェルを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる目的を達すべく、本発明者等はへラドシェルの素
材として好適な物質について鋭意検討した結果、異方性
溶融相を形成しうる溶融加工性ポリエステル(以下、液
晶性ポリエステルと略す)が、本来持つその高強度、高
剛性、高振動減衰性の故に上記目的に最適であることを
見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、高強度、高剛性、高振動減衰性の周波数
特性上共振を示さない液晶性ポリエステルを用いて成型
したヘッドシェルに関する。
本発明で使用する液晶性ポリエステルを具体的に説明す
ると、溶融加工性ポリエステルで、溶融状態でポリマー
分子鎖が規則的な平行配列をとる性質を有している。分
子がこのように配列した状態をしばしば液晶状態または
液晶性物質のネマチック相という。このようなポリマー
は、一般に細長く、偏平で、分子の長軸に沿ってかなり
剛性が高く、普通は同軸または平行のいずれかの関係に
ある複数の連鎖伸長結合を有しているようなモノマーか
ら製造される。
異方性溶融相の性質は、直交偏光子を利用した慣用の偏
光検査法により確認することができる。より具体的には
、異方性溶融相の確認は、Leitz偏光顕微鏡を使用
し、Leitzホットステージにのせた試料を窒素雰囲
気下で40倍の倍率で観察することにより実施できる。
上記ポリマーは光学的に異方性である。すなわち、直交
偏光子の間で検査したときに光を透過させる。試料が光
学的に異方性であると、たとえ静止状態であっても偏光
は透過する。
上記の如き異方性溶融相を形成するポリマーの構成成分
としては ■ 芳香族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸の1つま
たはそれ以上からなるもの ■ 芳香族ジオール、脂環族ジオール、脂肪族ジオール
の1つまたはそれ以上からなるもの■ 芳香族ヒドロキ
シカルボン酸の1つまたはそれ以上からなるもの ■ 芳香族チオールカルボン酸の1つまたはそれ以上か
らなるもの ■ 芳香族ジチオール、芳香族千オールフェノールの1
つまたはそれ以上からなるもの■ 芳香族ヒドロキシア
ミン、芳香族ジアミンの1つまたはそれ以上からなるも
の 等があげられ、異方性溶融相を形成するポリマーは ■)■と■からなるポリエステル ■)■だけからなるポリエステル ■)■と■と■からなるポリエステル ■)■だけからなるポリチオールエステル■)のと■か
らなるポリチオールエステル■)■と■と■からなるポ
リチオールエステル■)■と■と■からなるポリエステ
ルアミド■)■と■と■と■からなるポリエステルアミ
ド 等の組み合わせから構成される。
更に上記の成分の組み合わせの範晴には含まれないが、
異方性溶融相を形成するポリマーには芳香族ポリアゾメ
チンが含まれ、かかるポリマーの具体例としては、ポリ
 にトリロー2−メチル−1,4−フェニレンニトリロ
メチリジン−1,4−フェニレンメチリジン);ポリ 
(ニトリロ−2−メチル−1,4−フェニレンニトリロ
メチリジン−1,4−フェニレンメチリジン);および
ポリにトリロー2−クロロ−1,4−フェニレンニトリ
ロメチリジン−1,4−フェニレンメチリジン)が挙げ
られる。
更に上記の成分の組み合わせの範晴には含まれないが、
異方性溶融相を形成するポリマーとしてポリエステルカ
ーボネートが含まれる。これは本質的に4−オキシベン
ゾイル単位、ジオキシフェニル単位、ジオキシカルボニ
ル単位及びテレフタロイル単位からなるものがある。
以下に上記り〜■)の構成成分となる化合物を列記する
芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、4.4′
−ジフェニルジカルボン酸、4.4’ −)ジフェニル
ジカルボン酸、2.6−ナフタレンジカルボン酸、ジフ
ェニルエーテル−4,4°−ジカルボン酸、ジフェノキ
シエタン−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシブタ
ン−4,4゛−ジカルボン酸、ジフェニルエタン−4,
4′−ジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルエーテ
ル−3,3′−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン−3
,3’−ジカルボン酸、ジフェニルエタン−3,3°−
ジカルボン酸、ナフタレン−1,6−ジカルボン酸の如
き芳香族ジカルボン酸、または、クロロテレフタル酸、
ジクロロテレフタル酸、ブロモテレフタル酸、メチルテ
レフタル酸、ジメチルテレフタル酸、エチルテレフタル
酸、メトキシテレフタル酸、エトキシテレフタル酸の如
き前記芳香族ジカルボン酸のアルキル、アルコキシまた
はハロゲン置換体等があげられる。
脂環族ジカルボン酸としては、トランス−134−シク
ロヘキサンジカルボン酸、シス−1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸、1.3−シクロヘキサンジカルボン酸
等の脂環族ジカルボン酸またはトランス−1,4−(1
−メチル)シクロヘキサンジカルボン酸、トランス−1
,4−(1−クロル)シクロヘキサンジカルボン酸等、
上記脂環族ジカルボン酸のアルキル、アルコキシ、また
はハロゲン置換体等があげられる。
芳香族ジオールとしては、ハイドロキノン、レゾルシン
、4.4’−ジヒドロキシジフェニル、4.4′−ジヒ
ドロキシトリフェニル、2.6−ナフタレンジオール、
4,4”−ジヒドロキシジフェニルエーテル、ビス(4
−ヒドロキシフェノキシ)エタン、3.3′−ジヒドロ
キシジフェニル、3.31−ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル、ll6−ナフタレンジオール、2,2−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2.2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)メタン等の芳香族ジオールまた
は、クロロハイドロキノン、メチルハイドロキノン、1
−ブチルハイドロキノン、フェニルハイドロキノン、メ
トキシハイドロキノン、フェノキシハイドロキノン: 
4−クロルレゾルシン、4−メチルレゾルシン等上記芳
香族ジオールのアルキル、アルコキシまたはハロゲン置
換体があげられる。
脂環族ジオールとしては、トランス−1,4−シクロヘ
キサンジオール、シスニ1,4−シクロヘキサンジオー
ル、トランス−1,4−シクロへキサンジメタツール、
シス−1,4−シクロヘキサンジメタツール、トランス
−1,3−シクロへキサンジオール、シス−1,2−シ
クロヘキサンジオール、トランス−1,3−シクロヘキ
サンジメタツールの如き脂環族ジオールまたは、トラン
ス−1,4−(1−メチル)シクロヘキサンジオール、
トランス−1,4−(1−クロロ)シクロヘキサンジオ
ールの如き上記脂環族ジオールのアルキル、アルコキシ
またはハロゲン置換体があげられる。
脂肪族ジオールとしては、エチレングリコール、1.3
−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール等の直鎖状または分校状脂肪族ジオー
ルがあげられる。
芳香族ヒドロキシカルボン酸としては、4−ヒドロキシ
安息香酸、3−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸等の
芳香族ヒドロキシカルボン酸または、3−メチル−4−
ヒドロキシ安息香酸、3.5−ジメチル−4−ヒドロキ
シ安息香酸、2.6−シメチルー4−ヒドロキシ安息香
酸、3−メトキシ−4−ヒドロキシ安息香酸、3.5−
ジメトキシ−4−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドロキシ
−5−メチル−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−5−
メトキシ−2−ナフトエ酸、3−クロロ−4−ヒドロキ
シ安息香酸、2−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、2
,3−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3.5−ジ
クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、2,5−ジクロロ−
4−ヒドロキシ安息香酸、3−プロモー4−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−5−クロロ−2−ナフトエ
酸、6−ヒトロキシー7−クロロー2−ナフトエ酸、6
−ヒドロキシ−5,7−ジクロロ−2−ナフトエ酸等の
芳香族ヒドロキシカルボン酸のアルキル、アルコキシま
たはハロゲン置換体があげられる。
芳香族メルカプトカルボン酸としては、4−メルカプト
安息香酸、3−メルカプト安息香酸、6−メルカブトー
2−ナフトエ酸、7−メルカブトー2−ナフトエ酸等が
あげられる。
芳香族ジチオールとしては、ベンゼン−1,4−ジチオ
ール、ベンゼン−1,3−ジチオール、2.6−ナフタ
レン−ジチオール、2.7−ナフタレン−ジチオール等
があげられる。
芳香族メルカプトフェノールとしては、4−メルカプト
フェノール、3−メルカプトフェノ−ル、6−メルカプ
トフェノール、7−メルカプトフェノール等があげられ
る。
芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジアミンとしては4−
アミノフェノール、N−メチル−4−アミノフェノール
、1.4−フェニレンジアミン、N−メチル−1,4−
フェニレンジアミン、N、 N’−ジメチル−1,4−
フェニレンジアミン、3−アミノフェノール、3−メチ
ル−4−アミノフェノール、2−クロロ−4−アミノフ
ェノール、4−アミノ−1−ナフトール、4−アミノ−
4゛−ヒドロキシジフェニル、4−アミノ−4゛−ヒド
ロキシジフェニルエーテル、4−アミノ−4′−ヒドロ
キシジフェニルメタン、4−アミノ−4′−ヒドロキシ
ジフェニルスルフィド、4.4゛−ジアミノフェニルス
ルフィド(チオジアニリン) 、4.4°−ジアミノジ
フェニルスルホン、2.5−ジアミノトルエン、4.4
’−エチレンジアニリン、4,4”−ジアミノジフェノ
キシエタン、4.4”−ジアミノジフェニルメタン(メ
チレンジアニリン)、4.4’−ジアミノジフェニルエ
ーテル(オキシジアニリン)などが挙げられる。
上記各成分からなる上記ポリマーI)〜■)は、構成成
分及びポリマー中の組成比、シーフェンス分布によって
は、異方性溶融相を形成するものとしないものが存在す
るが、本発明で用いられるポリマーは上記のポリマーの
中で異方性溶融相を形成するものに限られる。
本発明で用いるのに好適な異方性溶融相を形成するポリ
マーである上記I)、II)、III)のポリエステル
及び■)のポリエステルアミドは、縮合により所要の反
復単位を形成する官能基を有している有機モノマー化合
物同士を反応させることのできる多様なエステル形成法
により生成させることができる。たとえば、これらの有
機モノマー化合物の官能基はカルボン酸基、ヒドロキシ
ル基、エステル基、アシルオキシ基、酸ハロゲン化物、
アミン基などでよい。上記有機モノマー化合物は、溶融
アシドリシス法により熱交換流体を存在させずに反応さ
せることができる。この方法ではモノマーをまず一緒に
加熱して反応物質の溶融溶液を形成する。反応を続けて
いくと固体のポリマー粒子が液中に懸濁するようになる
。縮合の最終段階で副生した揮発物(例、酢酸または水
)の除去を容易にするために真空を適用してもよい。
また、スラリー重合法も本発明に用いるのに好適な完全
芳香族ポリエステルの形成に採用できる。この方法では
、固体生成物は熱交換媒質中に懸濁した状態で得られる
上記の溶融アシドリシス法およびスラリー重合法のいず
れを採用するにしても、完全芳香族ポリエステルを誘導
する有機モノマー反応物質は、かかるモノマーの常温で
のヒドロキシル基をエステル化した変性形態で(すなわ
ち、低級アシルエステルとして)反応に供することがで
きる。低級アシル基は炭素数約2〜4のものが好ましい
。好ましくは、かかる有機モノマー反応物質の酢酸エス
テルを反応に供する。
更に溶融アシドリシス法又はスラリー法のいずれにも任
意に使用しうる触媒の代表例としては、ジアルキルスズ
オキシド(例、ジブチルスズオキシド)、ジアリールス
ズオキシド、二酸化チタン、二酸化アンチモン、アルコ
キシチタンシリケート、チタンアルコキシド、カルボン
酸のアルカリおよびアルカリ土類金属塩(例、酢酸亜鉛
)、ルイス(例、BFs ) 、ハロゲン化水素(例、
HCI)などの気体状酸触媒などが挙げられる。触媒の
使用量は一般にはモノマーの全重量に基づいて約0.0
01〜1重量%、特に約0.01〜0.2重量%である
本発明に使用するのに通した完全芳香族ポリマーは、一
般溶剤には実質的に不溶である傾向を示し、したがって
溶液加工には不向きである。
しかし、既に述べたように、これらのポリマーは普通の
溶融加工法により容易に加工することができる。特に好
ましい完全芳香族ポリマーはペンタフルオロフェノール
にはいくらか可溶である。
本発明で用いるのに好適な完全芳香族ポリエステルは一
般に重量平均分子量が約2.000〜200.000 
、好ましくは約10,000〜50,000、特に好ま
しくは約20,000〜25.000である。一方、好
適な完全芳香族ポリエステルアミドは一般に分子量が約
5,000〜50,000、好ましくは約10.000
〜30,000、例えば15.000〜17,000で
ある。かかる分子量の測定は、ゲルパーミェーションク
ロマトグラフィーならびにその他のポリマーの溶液形成
を伴わない標準的測定法、たとえば圧縮成形フィルムに
ついて赤外分光法により末端基を定量することにより実
施できる。また、ペンタフルオロフェノール溶液にして
光散乱法を用いて分子量を測定することもできる。
上記の完全芳香族ポリエステルおよびポリエステルアミ
ドはまた、60℃でペンタフルオロフェノールに0.1
重量%濃度で溶解したときに、少なくとも約2.0 d
l/g、たとえば約2.0〜10.0a/gの対数粘度
(1,V、)を一般に示す。
本発明で用いられる異方性溶融相を示すポリマーは、芳
香族ポリエステル及び芳香族ポリエステルアミドが好ま
しく、芳香族ポリエステルb 及び芳香族ポリエステルアミドを同一分子鎖中に部分的
に含むポリエステルも好ましい例である。
それらを構成する化合物の好ましい例は、2゜6−ナフ
タレンジカルボン酸、2,6−ジヒドロキシナフタレン
、1.4−ジヒドロキシナフタレン及び6−ヒドロキシ
−2−ナフトエ酸等のナフタレン化合物、4.4°−ジ
フェニルジカルボン酸、4,4”−ジヒドロキシビフェ
ニル等のビフェニル化合物、下記一般式(1)、(U)
又は(I[[)で表わされる化合物: (但し、x:アルキレン(C+〜C4)、アルキリデン
、−O−、−5O−1−3O!−、−5−1−CO−よ
り選ばれる基 Yニー(CHz)11−  (n=1〜4)、−0(C
Iり−0−(n=1〜4)より選ばれる基) p−ヒドロキシ安息香酸、テレフタル酸、ハイドロキノ
ン、p−アミノフェノール及びp−フェニレンジアミン
等のパラ位置換のベンゼン化合物及びそれらの核置換ベ
ンゼン化合物(置換基は塩素、臭素、メチル、フェニル
、1−フェニルエチルより選ばれる)、イソフタル酸、
レゾルシン等のメタ位置換のベンゼン化合物である。
又、上述の構成成分を同一分子鎖中に部分的に含むポリ
エステルの好ましい例は、ポリアルキレンテレフタレー
トであり、アルキル基の炭素数は2乃至4である。
上述の構成成分の内、ナフタレン化合物、ビフェニル化
合物、パラ位置換ベンゼン化合物より選ばれる1種若し
くは2種以上の化合物を必須の構成成分として含むもの
が更に好ましい例である。又、p−位置換ベンゼン化合
物の内、p−ヒドロキシ安息香酸、メチルハイドロキノ
ン及び1−フェニルエチルハイドロキノンは特に好まし
い例である。
構成成分の具体的な組み合わせとしては以下のものが例
示される。
式中Zは−CL −Br+−CH2より選ばれる置換基
であり、Xはアルキレン(C+〜C1)、アルキリデン
、−O−、−5O−1−so、−、−s−、−co−よ
り選ばれる置換基である。
本発明で用いられるのに特に好ましい異方性溶融相を形
成するポリエステルは、6−ヒドロキシ−2−ナフト4
ル、2,6−シヒドロキシナフタレン及び2,6−ジカ
ルボキシナフタレン等のナフタレン部分含有反復単位を
約10モル%以上の量で含有するものである。好ましい
ポリエステルアミドは上述ナフタレン部分と4−7ミノ
フェノール又は1.4−フェニレンジアミンよりなる部
分との反復単位を含有するものである。具体的には以下
の通りである。
111  本質的に下記反復単位Iおよび■からなるポ
リエステル。
このポリエステルは約10〜90モル%の単位Iと約1
0〜90モル%の単位■を含有する。1態様において単
位■は約65〜85モル%、好ましくは約70〜80モ
ル%(例、約75モル%)の量まで存在する。別の態様
において、単位■は約15〜35モル%、好ましくは約
20〜30モル%というずっと低濃度の量で存在する。
また環に結合している水素原子の少な(とも一部は、場
合により、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4の
アルコキシ基、ハロゲン、フェニル、置換フェニルおよ
びこれらの組み合わせよりなる群から選ばれた置換基に
より置換されていてもよい。
(2)本質的に下記反復単位■、■および■からなるポ
リエステル。
このポリエステルは約30〜70モル%の単位■を含有
する。このポリエステルは、好ましくは、約40〜60
モル%の単位■、約20〜30モル%の単位■、そして
約20〜30モル%の単位■を含有する。また、環に結
合している水素原子の少なくとも一部は、場合により、
炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、ハロゲン、フェニル、置換フェニルおよびこれらの
組み合わせよりなる群から選ばれた置換基により置換さ
れていてもよい。
(3)本質的に下記反復単位■、■、■および■からな
るポリエステル: (式中、Rはメチル、クロロ、ブロモまたはこれらの組
み合せを意味し、芳香環上の水素原子に対する置換基で
ある)、からなり、かつ単位■を約20〜60モル%、
単位■を約5〜18モル%1、単位■を約5〜35モル
%、そして単位■を約20〜40モル%の量で含有する
。このポリエステルは、好ましくは、約35〜45モル
%の単位■、約10〜15モル%の単位II 、約15
〜25モル%の単位■、そして約25〜35モル%の単
位■を含有する。ただし、単位■と■の合計モル濃度は
単位■のモル濃度に実質的に等しい。
また、環に結合している水素原子の少なくとも一部は、
場合により、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4
のアルコキシ基、ハロゲン、フェニル、置換フェニルお
よびこれらの組み合わせよりなる群から選ばれた置換基
により置換されていてもよい。この完全芳香族ポリエス
テルは、60℃でペンタフルオロフェノールに0.3w
/vχ濃度で熔解したときに少なくとも2.0 d17
gたとえば2.0〜10.0d!/gの対数粘度を一般
に示す。
(4)本質的に下記反復単位I、■、■および■からな
るポリエステル: ■ 一般式(0−Ar−0)(式中、Arは少なくとも
1個の芳香環を含む2価基を意味する)で示されるジオ
キシアリール単位、少なくとも1個の芳香環を含む2価
基を意味する)で示されるジカルボキシアリール単位、 からなり、かつ単位■を約20〜40モル%、単位■を
1θモル%を越え、約50モル%以下、単位■を5モル
%を越え、約30モル%以下、そして単位■を5モル%
を越え、約30モル%以下の量で含有する。このポリエ
ステルは、好ましくは、約20〜30モル%(例、約2
5モル%)の単位■、約25〜40モル%(例、約35
モル%)の単位■、約15〜25モル%(例、約20モ
ル%)の単位■、そして約15〜25モル%(例、約2
0モル%)の単位■を含有する。また、環に結合してい
る水素原子の少なくとも一部は、場合により、炭素数1
〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ハロ
ゲン、フェニル、置換フェニルおよびこれらの組み合わ
せよりなる群から選ばれた置換基により置換されていて
もよい。
単位■と■は、ポリマー主鎖内でこれらの単位を両側の
他の単位につなげている2価の結合が1または2以上の
芳香環上で対称的配置にある(たとえば、ナフタレン環
上に存在するときは互いにパラの位置か、または対角環
上に配置されている)という意味で対称的であるのが好
ましい。ただし、レゾルシノールおよびイソフタル酸か
ら誘導されるような非対称単位も使用できる。
好ましいジオキシアリール単位■は であり、好ましいジカルボキシアリール単位■は (5)本質的に下記反復単位I、■および■からなるポ
リエステル: ■ 一般式(0−Ar−0)(式中、Arは少なくとも
1個の芳香環を含む2価基を意味する)で示されるジオ
キシアリール単位、少なくとも1個の芳香環を含む2価
基を意味する)で示されるジカルボキシアリール単位、 からなり、かつ単位Iを約10〜90モル%、単位■を
5〜45モル%、単位■を5〜45モル%の量で含有す
る。このポリエステルは、好ましくは、約20〜80モ
ル%の単位I。
約10〜40モル%の単位■、そして約10〜40モル
%の単位■を含有する。さらに好ましくは、このポリエ
ステルは約60〜80モル%の単位I、約10〜20モ
ル%の単位■、そして約10〜20モル%の単位■を含
有する。また、環に結合している水素原子の少なくとも
一部は、場合により、炭素数1〜4のアルキル基、炭素
数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン、フェニル、置換フ
ェニルおよびこれらの組み合わせよりなる群から選ばれ
た置換基により置換されていてもよい。
好ましいジオキシアリール単位■は であり、好ましいジカルボキシアリール単位■は である。
(6)  本質的に下記反復単位■、■、■および■か
らなるポリエステルアミド: くども1個の芳香環を含む2価基または2価トランス−
シクロヘキサン基を意味する)、■ 一般式−EY−A
r−Z)  (式中、Arは少なくとも1個の芳香環を
含む2価基、Yは0、NHまたはNR,ZはNHまたは
NRをそれぞれ意味し、Rは炭素数1〜6のアルキル基
か、またはアリール基を意味する)、■ 一般式(0−
Ar’−0)  (式中、Ar’ は少なくとも1個の
芳香環を含む2価基を意味する)、 からなり、かつ単位Iを約10〜90モル%、単位■を
約5〜45モル%、単位■を約5〜45モル%、そして
単位■を約0〜40モル%の量で含有する。また、環に
結合している水素原子の少なくとも一部は、場合により
、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキ
シ基、ハロゲン、フェニル、置換フェニルおよびこれら
の組み合わせよりなる群から選ばれた置換基により置換
されていてもよい。
好ましいジカルボキシアリール単位■はであり、好まし
い単位■は であり、好ましいジオキシアリール単位■はである。
更に、本発明の異方性溶融相を形成するポリマーには、
一つの高分子鎖の一部が上記までに説明した異方性溶融
相を形成するポリマーのセグメントから構成され、残り
の部分が異方性溶融相を形成しない熱可塑性樹脂のセグ
メントから構成さ糺るポリマーも含まれる。
上述の液晶性ポリエステルは自己補強効果と相まって高
強度の素材であり、線膨張係数が小さく成型収縮率も小
さ□いため寸法の狂いが少ない。溶融粘度が低く硫動性
が良い反面、200〜240℃の高温にも耐える。耐薬
品性、耐候性、耐熱水性が良く、化学的に極めて不活性
であると同時に、他に対しても影響を及ぼさない。
また液晶性ポリエステルには、さらに目的に応じて各種
の無機充填剤を含有せしめることができる。無機物とし
ては、例えば一般の熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂に添
加される物質で、すなわち、ガラス繊維、炭素繊維、金
属繊維、セラミック繊維、ボロン繊維、チタン酸カリウ
ム繊維、アスベスト等の一般無機繊維、炭酸カルシウム
、高分散性けい酸塩、アルミナ、水酸化アルミニウム、
タルク、クレー、マイカ、ガラスフレーク、ガラス粉、
ガラスピーズ、石英粉、けい砂、ウオラストナイト、各
種金属粉末、カーボンブラック、硫酸バリウム、焼石膏
等の粉末物質及び炭化けい素、アルミナ、ボロンナイト
ライドや窒化けい素等の粉粒状、板状の無機化合物、ウ
ィスカーや金属ウィスカー等が含まれる。
これらの無機充填剤は一種又は二種以上併用混合使用で
きる。
また、一般の熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂に添加され
る全知の物質、すなわち、可塑剤、酸化防止剤や紫外線
吸収剤等の安定剤、帯電防止剤、難燃剤、染料や顔料等
の着色剤及び流動性や離型性の改善のための滑剤、潤滑
剤及び結晶化促進剤(核剤)等も要求性能に応じ適宜使
用することがで2・る。
〔発明の効果〕
液晶性ポリエステルは溶融時の流動性が良く、成型性が
極めて優れており、射出成型法により如何なる構造のヘ
ッドシェルにも成型することができる。また、繊維補強
プラスチックスと異なり、樹脂自体が高強度であり、且
つ成型品はその断面構造が他の樹脂と異なり分子配向の
大きい表面層と内部の配向の小さい部分の所謂サンドウ
ィッチ構造が成型条件、成型品形状に関係なく自然に形
成されるため、ヘッドシェルの形状を構造的に制約しな
い利点がある。
本発明は以上の様に構成されているので液晶性ポリエス
テルの高強度、高剛性、高振動減衰性が生かされ、周波
数特性上共振を示さない。
〔実 施 例〕
以下実施例により本発明を更に詳述するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
実施例1〜6 液晶性ポリエステルポリマーA、B、C,D。
E及びFを使用し、ポリマー100重量部に炭素繊維3
0重量部添加して第1図及び第2図(C)に示す形状の
へラドシェルを射出成型した。
本発明のヘッドシェルを実際に使用したところ、第3図
のrで示した如き部分共振は見出せなかった。
実施例7〜12 実施例1〜6に於いて炭素繊維を使用しない以外は同様
にヘッドシェルを成型し、使用したところ部分共振は見
られなかった。
尚、実施例で使用したポリマーA−Fは下記の構成単位
を有するものである。
= 60/20/20 、j!J C70/15/1 5 = 60/20/20 C0 C68/16/16 (以上の数字はモル比)
【図面の簡単な説明】
第1図はへラドシェルの部分断面略示図、第2図は第1
図のn−n線断面略示図、第3図は従来品のへラドシェ
ルの一例の周波数特性図である。 1・・・ヘッドシェルの水平部 2・・・ヘッドシェルの垂直部 3・・・コネクター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 異方性溶融相を形成しうる溶融加工性ポリエステルから
    なることを特徴とするヘッドシェル。
JP23415686A 1986-10-01 1986-10-01 ヘツドシエル Pending JPS6390001A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0253824A (ja) * 1988-08-18 1990-02-22 Dainippon Printing Co Ltd サーモトロピック液晶高分子材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0253824A (ja) * 1988-08-18 1990-02-22 Dainippon Printing Co Ltd サーモトロピック液晶高分子材料

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