JPS6389082A - 振動波モ−タ - Google Patents
振動波モ−タInfo
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- JPS6389082A JPS6389082A JP61232667A JP23266786A JPS6389082A JP S6389082 A JPS6389082 A JP S6389082A JP 61232667 A JP61232667 A JP 61232667A JP 23266786 A JP23266786 A JP 23266786A JP S6389082 A JPS6389082 A JP S6389082A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/10—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
- H02N2/16—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors using travelling waves, i.e. Rayleigh surface waves
- H02N2/163—Motors with ring stator
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/10—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
- H02N2/12—Constructional details
- H02N2/123—Mechanical transmission means, e.g. for gearing
- H02N2/126—Mechanical transmission means, e.g. for gearing for conversion into linear motion
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、リング状振動体に発生させた進行性振劾波に
より該リング状振動体に加圧接触している移動体を摩擦
回転駆動するタイプの進行波型振励波モータに関する。
より該リング状振動体に加圧接触している移動体を摩擦
回転駆動するタイプの進行波型振励波モータに関する。
(発明の背景〕
振動波モータは、圧電素子、電歪素子または磁歪素子等
の電気−機械エネルギー−変換素子(以下、圧電素子で
代表する)に周波電圧を印加した時に振動体に生じる振
動運動を移動体の急動に利用するもので、従来の電6f
tモータに比べて巻線を必要としない為、構造が簡単で
小型となり、低速回転時にも高トルクが得られるという
利点があり、近年注目されている。その中で、リング状
の進行波型振動波モータと称されるものは、リング状の
振動体に位置的に位相が90°ずれた定在波を時間的に
90°ずらして発生させ、これらの定在波の重ね合せに
より該振動体の周方向に進む進行波を発生させ、これに
加圧接触している移動体を該進行波によって(実際は波
の進行方向と逆の方向に)動かすものである。
の電気−機械エネルギー−変換素子(以下、圧電素子で
代表する)に周波電圧を印加した時に振動体に生じる振
動運動を移動体の急動に利用するもので、従来の電6f
tモータに比べて巻線を必要としない為、構造が簡単で
小型となり、低速回転時にも高トルクが得られるという
利点があり、近年注目されている。その中で、リング状
の進行波型振動波モータと称されるものは、リング状の
振動体に位置的に位相が90°ずれた定在波を時間的に
90°ずらして発生させ、これらの定在波の重ね合せに
より該振動体の周方向に進む進行波を発生させ、これに
加圧接触している移動体を該進行波によって(実際は波
の進行方向と逆の方向に)動かすものである。
リング状の進行波型振動波モータには、振動体と移動体
がモータの回転軸(リング状振動体の中心軸線)に対し
て垂直な面で接触するいわゆる面対向型、および振動体
と移動体がモータの回転軸まわりの内・外径の円筒面で
接触するいわゆる周対向型があるが、従来、前者が主流
であった。その理由は、後者の場合、円筒面の接触であ
る為、均一に振動体と移動体を加圧させる事が難しく、
構造が複雑で高加工精度が必要となり、更に、所望の振
動を励振するのに円柱型の圧電素子が必要であり、加工
が非常に難しいからである。更に、周対向型では振動体
のの振動に悪影響を与えることなく振動体を位置決めす
ることが難しく、特に移動体が高負荷の時、移動体の回
転時の反力で振動体が回転してしまうという欠点があっ
た。
がモータの回転軸(リング状振動体の中心軸線)に対し
て垂直な面で接触するいわゆる面対向型、および振動体
と移動体がモータの回転軸まわりの内・外径の円筒面で
接触するいわゆる周対向型があるが、従来、前者が主流
であった。その理由は、後者の場合、円筒面の接触であ
る為、均一に振動体と移動体を加圧させる事が難しく、
構造が複雑で高加工精度が必要となり、更に、所望の振
動を励振するのに円柱型の圧電素子が必要であり、加工
が非常に難しいからである。更に、周対向型では振動体
のの振動に悪影響を与えることなく振動体を位置決めす
ることが難しく、特に移動体が高負荷の時、移動体の回
転時の反力で振動体が回転してしまうという欠点があっ
た。
(発明の目的)
本発明は、周対向型の進行波型の振動波モータにおいて
上記従来の欠点を除去すると同時に、振動体の特性に悪
影グを与える事なく、)3動体の高負荷時にも振動体の
位置決めを確実にできるオニにすることを目的とする。
上記従来の欠点を除去すると同時に、振動体の特性に悪
影グを与える事なく、)3動体の高負荷時にも振動体の
位置決めを確実にできるオニにすることを目的とする。
本発明の振動波モータは、内側または外側にネジを有す
るリング状弾性体と、該リング状弾性体に周方向に進む
進行性振劾波を発生させる手段と、該リング状弾性体に
ネジ嵌合関係にあり、上記リング状弾性体に生じた進行
性振劾波により駆動される移動体と、上記リング状弾性
体の端面に設けられた周方向に等ピッチ配列の凹凸部と
、該凹凸部と係合してリング状振動体を位置決めする゛
部材と、を備えたことを特徴とする。
るリング状弾性体と、該リング状弾性体に周方向に進む
進行性振劾波を発生させる手段と、該リング状弾性体に
ネジ嵌合関係にあり、上記リング状弾性体に生じた進行
性振劾波により駆動される移動体と、上記リング状弾性
体の端面に設けられた周方向に等ピッチ配列の凹凸部と
、該凹凸部と係合してリング状振動体を位置決めする゛
部材と、を備えたことを特徴とする。
第2図は本発明の一実施例のモータユニット構成の上半
分を示した断面図であり、第1図はその振動体まわりの
構成斜視図である。これらの図において、1はリング板
状の圧電素子、2は金属製の弾性体、3は移動体、4は
固定体、5a、 5bはフェルト等の吸振体、6は回転
止め輪、7は固定ビス、8は荷重センサ、9は底板、1
0は外筒、11は押え管、12は連結部材、13は加圧
バネ、14は直動管、15は出力板、16は回転止め、
17は加圧部材、18.19は軸受であり、これらは図
示の如く軸線0を中心軸線としてリング状ないし円筒状
をなしている。
分を示した断面図であり、第1図はその振動体まわりの
構成斜視図である。これらの図において、1はリング板
状の圧電素子、2は金属製の弾性体、3は移動体、4は
固定体、5a、 5bはフェルト等の吸振体、6は回転
止め輪、7は固定ビス、8は荷重センサ、9は底板、1
0は外筒、11は押え管、12は連結部材、13は加圧
バネ、14は直動管、15は出力板、16は回転止め、
17は加圧部材、18.19は軸受であり、これらは図
示の如く軸線0を中心軸線としてリング状ないし円筒状
をなしている。
圧電素子1はBsよりなる弾性体2の端面に接着されて
、振動体を構成している。該振動体はその断面中立軸位
置においてフェルト等の吸振体5a、 5bに保持され
て固定体4内に収納される。弾性体2の端面には径方向
に溝28が等ピッチで5ケ所設けられてお゛す、回転止
め輪6のL字状の先端6aか弾性体2の断面中立軸位置
で溝2aと係合する。回転止め輪6は固定ビス7で固定
体4に固定される。弾性体2の内径面には台形ネジ2b
(ピッチ1.0mm )が切ってあり、ネジ表面はNi
メッキ処理で硬化している。移動体3は外径面に台形ネ
ジ3aが切られており、台形ネジ2bと38が螺合する
。移動体3ばAjlL製であり、ネジ部3aは表面に硬
質アルマイト処理を施しである。移動体3は連結部材1
2にビス止めされ、連結部材12は押え管′11から軸
受18、加圧部材17を介して加圧バネ13により軸線
O方向に加圧される。固定体4は3個の荷重センサ8を
介して底板9及び外筒1o内に収納され、軸方向にはわ
動可能であるが回転しないように軸方向溝4aと外筒1
0からのビンで位ご決めされる。外筒1oに対する押え
管11の位置でバネ13の加圧力が調整できるように外
筒10と押え管11はネジ結合しており、その加圧力は
荷重センサ8でモニタできる。直動管14は連結部材1
2と軸受19を介して結合している。押え管11に取り
付けられた回転止め16の先端と直動管14の軸方向溝
14aが係合していることにより直動管14は回転不能
であるが軸線0方向に直線運動可能であり、出力板15
からは直線運動が出力として取り出せるようになってい
る。すなわち、後述するように、弾性体2に生ゼしぬら
れた進行性振劾波によって8′vJ体3が軸線0方向の
周りに回転すると同時にネジ2a、 3aの螺合によっ
て軸線O方向にυ動するとき、それに伴い連結部材12
を介して直動管14は軸線0方向のみに直線運動せしめ
られ、この直線運動が出力板15からモータ出力として
取り出されるようになっている。
、振動体を構成している。該振動体はその断面中立軸位
置においてフェルト等の吸振体5a、 5bに保持され
て固定体4内に収納される。弾性体2の端面には径方向
に溝28が等ピッチで5ケ所設けられてお゛す、回転止
め輪6のL字状の先端6aか弾性体2の断面中立軸位置
で溝2aと係合する。回転止め輪6は固定ビス7で固定
体4に固定される。弾性体2の内径面には台形ネジ2b
(ピッチ1.0mm )が切ってあり、ネジ表面はNi
メッキ処理で硬化している。移動体3は外径面に台形ネ
ジ3aが切られており、台形ネジ2bと38が螺合する
。移動体3ばAjlL製であり、ネジ部3aは表面に硬
質アルマイト処理を施しである。移動体3は連結部材1
2にビス止めされ、連結部材12は押え管′11から軸
受18、加圧部材17を介して加圧バネ13により軸線
O方向に加圧される。固定体4は3個の荷重センサ8を
介して底板9及び外筒1o内に収納され、軸方向にはわ
動可能であるが回転しないように軸方向溝4aと外筒1
0からのビンで位ご決めされる。外筒1oに対する押え
管11の位置でバネ13の加圧力が調整できるように外
筒10と押え管11はネジ結合しており、その加圧力は
荷重センサ8でモニタできる。直動管14は連結部材1
2と軸受19を介して結合している。押え管11に取り
付けられた回転止め16の先端と直動管14の軸方向溝
14aが係合していることにより直動管14は回転不能
であるが軸線0方向に直線運動可能であり、出力板15
からは直線運動が出力として取り出せるようになってい
る。すなわち、後述するように、弾性体2に生ゼしぬら
れた進行性振劾波によって8′vJ体3が軸線0方向の
周りに回転すると同時にネジ2a、 3aの螺合によっ
て軸線O方向にυ動するとき、それに伴い連結部材12
を介して直動管14は軸線0方向のみに直線運動せしめ
られ、この直線運動が出力板15からモータ出力として
取り出されるようになっている。
第3図は圧電素子1の平面図で同図(a)が外側の面(
表)、同図(b)が弾性体2との接着面(裏)である。
表)、同図(b)が弾性体2との接着面(裏)である。
表・裏面はともにNiスパッタにより図中の斜線で示す
電極が形成されており、扇状のパターンをしている。i
面(b)の+、−は表面(a)に対してそれぞれ予め+
、−の直流電圧を加えて分極処理している事を示してい
る。十の分極処理を施した区域と−の分極処理を施した
区域とでは同一極性の電圧を印加したとき、その周方向
における伸縮が互いに逆になる。電441aはいわゆる
A相と称する1つの定在波を発生させる駆動用電極で、
波長λに対して長さλ/2の扇状電極が+、−交互に複
数枚で構成される。リング状弾性体2の周長は定在波の
波長λの整数(K)倍であるように作られている。波数
(リング状弾性体2の全周に乗る定在波の波数)をKと
するとA相駆動用電i1aは長さくk−1)λ/2の扇
状電極群をなす。第3図では波数3の例である為、A相
駆動用電極1aはλ分の扇状電極群となっている。同様
に電極1bはいわゆるB相と称する他の定在波を発生さ
せる駆動用電極であり、A相駆動用電極1aと同様に(
K−1)λ/2の扇状電極群となっている。
電極が形成されており、扇状のパターンをしている。i
面(b)の+、−は表面(a)に対してそれぞれ予め+
、−の直流電圧を加えて分極処理している事を示してい
る。十の分極処理を施した区域と−の分極処理を施した
区域とでは同一極性の電圧を印加したとき、その周方向
における伸縮が互いに逆になる。電441aはいわゆる
A相と称する1つの定在波を発生させる駆動用電極で、
波長λに対して長さλ/2の扇状電極が+、−交互に複
数枚で構成される。リング状弾性体2の周長は定在波の
波長λの整数(K)倍であるように作られている。波数
(リング状弾性体2の全周に乗る定在波の波数)をKと
するとA相駆動用電i1aは長さくk−1)λ/2の扇
状電極群をなす。第3図では波数3の例である為、A相
駆動用電極1aはλ分の扇状電極群となっている。同様
に電極1bはいわゆるB相と称する他の定在波を発生さ
せる駆動用電極であり、A相駆動用電極1aと同様に(
K−1)λ/2の扇状電極群となっている。
A相およびB相駆動用電極1a、 lbは空間的な位相
で90°即ちλ/4ずれており、その間に電極1eが存
在している。電極1eは直接モータ駆動に関係しないが
、圧電素子全体での分極処理時の歪の影σを減らす為、
分極処理を行っである。
で90°即ちλ/4ずれており、その間に電極1eが存
在している。電極1eは直接モータ駆動に関係しないが
、圧電素子全体での分極処理時の歪の影σを減らす為、
分極処理を行っである。
電極ICはいわゆるS相という振動検知用の電極で、振
動による逆圧電効果による変位電圧をとり出し、A−B
相電極の印加電圧や駆動用波数にフィードバック制御を
かけたり、振動のモニター用として利用される。
動による逆圧電効果による変位電圧をとり出し、A−B
相電極の印加電圧や駆動用波数にフィードバック制御を
かけたり、振動のモニター用として利用される。
電極1dは、電極1eと同様に分極処理時の歪の減少の
為に分極処理されているが、ここではいわゆるC相とい
うコモン電極として利用している。圧電素子1の裏面(
b)は弾性体2の端面に高圧で接着しており、マクロ的
にみて弾性体2と裏面電極の全ては電気的に接触してい
て電気的に一体の導体となっている。弾性体2と表面(
a)の電極1dはAg等の導電性のペースト11で側面
から電気的に結合して、C相のコモン電極となる。表面
(a)では、電極1a、lb、]d、1cはリード線2
0a、20b、20d、20cと導電性の接着剤22で
結合され、それぞれA相、B相、C相、S相の電極とし
て役割をはたす。リード線20a〜20dは外部駆動回
路(不図示)と結合している。
為に分極処理されているが、ここではいわゆるC相とい
うコモン電極として利用している。圧電素子1の裏面(
b)は弾性体2の端面に高圧で接着しており、マクロ的
にみて弾性体2と裏面電極の全ては電気的に接触してい
て電気的に一体の導体となっている。弾性体2と表面(
a)の電極1dはAg等の導電性のペースト11で側面
から電気的に結合して、C相のコモン電極となる。表面
(a)では、電極1a、lb、]d、1cはリード線2
0a、20b、20d、20cと導電性の接着剤22で
結合され、それぞれA相、B相、C相、S相の電極とし
て役割をはたす。リード線20a〜20dは外部駆動回
路(不図示)と結合している。
外部電源(不図示)によって、C相電極に対してA相駆
動用電極1aにはV=Vosfnωtの交番電圧が印加
され、B相駆乃用電極1bにはV=相互にずれたA相定
在波およびB相定在波の合成の結果、弾性体2にはその
周方向に進む波長λの進行波が生じ、その進行の向きは
両足在波の時間的位相差である上記の士−の正負によっ
て切換わり、これでモータの正逆転が行われる。
動用電極1aにはV=Vosfnωtの交番電圧が印加
され、B相駆乃用電極1bにはV=相互にずれたA相定
在波およびB相定在波の合成の結果、弾性体2にはその
周方向に進む波長λの進行波が生じ、その進行の向きは
両足在波の時間的位相差である上記の士−の正負によっ
て切換わり、これでモータの正逆転が行われる。
ここで上記のようにして弾性体2に生ぜしめられる振動
モードを第4図(a) 、 (b)で説明する。
モードを第4図(a) 、 (b)で説明する。
本実施例においては伸縮モードを用いている。このモー
ドは質点の変位がリング状弾性体2の周方向に生ずる゛
ような縦振動と半径方向に生ずるような横振動が合成さ
れたもので、あたかも棒状の振動体に生じる縦振動モー
ドをリング状に結合したようなモードである。第4図(
a) に示すリング断面の変位座標において、半径方向
変位Uおよび周方向変位Wは u = A cos(kθ+ψ1 )cos(ωt
→−ψ2 )w x k A cos(kθ+ψ1
)cos(ωt +ψ2 )と表わされる。ここに
Aは振巾、には波数、θはリング断面角度位置、ωは印
加交番電圧の周波数、ψ1.ψ2は位相ずれである。第
4図(1))はリング状弾性体2のu、wの変位を表わ
しており、24aが振動体の内径(ネジ部2b)。
ドは質点の変位がリング状弾性体2の周方向に生ずる゛
ような縦振動と半径方向に生ずるような横振動が合成さ
れたもので、あたかも棒状の振動体に生じる縦振動モー
ドをリング状に結合したようなモードである。第4図(
a) に示すリング断面の変位座標において、半径方向
変位Uおよび周方向変位Wは u = A cos(kθ+ψ1 )cos(ωt
→−ψ2 )w x k A cos(kθ+ψ1
)cos(ωt +ψ2 )と表わされる。ここに
Aは振巾、には波数、θはリング断面角度位置、ωは印
加交番電圧の周波数、ψ1.ψ2は位相ずれである。第
4図(1))はリング状弾性体2のu、wの変位を表わ
しており、24aが振動体の内径(ネジ部2b)。
24bが中心線、24cが外径のそれである。半径方向
の変位Uと周方向変位Wがあり、伸縮によるポアソン変
形によりリング断面の形状がわずかに変化する。同図(
b)では説明の為、ポアソン変形分を極端に大きく表現
しである。25は穆動体3の接触面(ネジ部3a)を表
わすものでこのように波数がKの場合に個の点の接触部
をもち、これが進行波に伴って周方向に8動じ回転する
。従って、ネジ部2b、3aを介さなければ穆勅体3は
回転運動のみを行うが、ネジ部を設けた為、ネジの送り
方向にスクリュー運動しながら8動する。
の変位Uと周方向変位Wがあり、伸縮によるポアソン変
形によりリング断面の形状がわずかに変化する。同図(
b)では説明の為、ポアソン変形分を極端に大きく表現
しである。25は穆動体3の接触面(ネジ部3a)を表
わすものでこのように波数がKの場合に個の点の接触部
をもち、これが進行波に伴って周方向に8動じ回転する
。従って、ネジ部2b、3aを介さなければ穆勅体3は
回転運動のみを行うが、ネジ部を設けた為、ネジの送り
方向にスクリュー運動しながら8動する。
さて、以上の実施例では、進行波の波数に;3であるの
に対し、回転止め溝2aが等ピッチで5ケ所である。つ
まり、進行波の波長λ/2と溝2aのピッチρが互いに
素である関係(倍数関係にない)にしである。これは、
次の理由による。回転止め溝28は弾性体2に生ずる波
の不連続部を形成するが、もしλ/2とρが同じか又は
互に倍数(約数)関係の場合、回転止め溝28で形成さ
れる波の不連続部の複数が進行波に従って同時に振動の
腹と節に一致するので、腹になった時と節になった時と
で剛性が変り、2つの隣接した共振点が生じてしまうた
めに、振動に不要振動がまじり、所望の振動に悪影舌を
与える。これに対し、本実施例の如く、λ/2とρが互
いに素(倍数関係にないという事)の場合は、波の不連
続部の複数が同時に振動の腹・節と一致する事がないの
で、安定な振動状態が得られる。
に対し、回転止め溝2aが等ピッチで5ケ所である。つ
まり、進行波の波長λ/2と溝2aのピッチρが互いに
素である関係(倍数関係にない)にしである。これは、
次の理由による。回転止め溝28は弾性体2に生ずる波
の不連続部を形成するが、もしλ/2とρが同じか又は
互に倍数(約数)関係の場合、回転止め溝28で形成さ
れる波の不連続部の複数が進行波に従って同時に振動の
腹と節に一致するので、腹になった時と節になった時と
で剛性が変り、2つの隣接した共振点が生じてしまうた
めに、振動に不要振動がまじり、所望の振動に悪影舌を
与える。これに対し、本実施例の如く、λ/2とρが互
いに素(倍数関係にないという事)の場合は、波の不連
続部の複数が同時に振動の腹・節と一致する事がないの
で、安定な振動状態が得られる。
振動体の位置決めの他の実施例を第5図、第6図に示す
。これらの図に図示した以外の部分の構成は前記実施例
と同様である。
。これらの図に図示した以外の部分の構成は前記実施例
と同様である。
第5図に示した実施例においては、弾性体2にはネジ部
2bが内径側に設けられており、回転止め用の浅い穴2
cが周方向に等ピッチで5ケ所たけ断面の中立軸位置に
配列され、これに回転止め輪6のL字状の先端部分6a
が嵌入するようになっている。この実施例の場合、振動
体を回転方向と径方向の両方に関して位置決めができる
というメリットがあり、径方向の吸振体5a(第2図参
照)が不必要となる。
2bが内径側に設けられており、回転止め用の浅い穴2
cが周方向に等ピッチで5ケ所たけ断面の中立軸位置に
配列され、これに回転止め輪6のL字状の先端部分6a
が嵌入するようになっている。この実施例の場合、振動
体を回転方向と径方向の両方に関して位置決めができる
というメリットがあり、径方向の吸振体5a(第2図参
照)が不必要となる。
第6図に示した実施例においては、弾性体2にはネジ部
2bが内径側に設けられており、径方向にのびた回転止
め用の低く巾のせまい突起2dが、等ピッチで5ケ所設
けられており、回転止め揄6に形成された溝部6bと嵌
合するようになっている。
2bが内径側に設けられており、径方向にのびた回転止
め用の低く巾のせまい突起2dが、等ピッチで5ケ所設
けられており、回転止め揄6に形成された溝部6bと嵌
合するようになっている。
第5図、第6図において、穴2c、突起2dのλ
ピッチpと−とを互いに素の関係にすることは前述と同
様である。
様である。
以上は、伸縮モードを用いた実施例であるが、次に面内
曲げモードを用いる実施例を説明する。このモードは質
点の変位が第4図(a)でいうU方向すなわちリングの
半径方向に生ずるような曲げ振動である。この面内曲げ
モードを励振する為に前記の圧電素子1に代えて用いる
圧電素子31の平面図を第7図に示す。第7図(a)が
外側(表面)、同図(b)が弾性体2との接着面側(裏
面)である。Niスパッタによる電極は図中の斜線部分
である事、図中の+、−が予めの分極処理の方向を表わ
す事、A相、B相、C相、S相がそれぞれ電極(群)
31a、31b。
曲げモードを用いる実施例を説明する。このモードは質
点の変位が第4図(a)でいうU方向すなわちリングの
半径方向に生ずるような曲げ振動である。この面内曲げ
モードを励振する為に前記の圧電素子1に代えて用いる
圧電素子31の平面図を第7図に示す。第7図(a)が
外側(表面)、同図(b)が弾性体2との接着面側(裏
面)である。Niスパッタによる電極は図中の斜線部分
である事、図中の+、−が予めの分極処理の方向を表わ
す事、A相、B相、C相、S相がそれぞれ電極(群)
31a、31b。
31d、31cに対応しその長さや位置関係は第3図と
同様であるので、重複する詳しい説明は省略する。ここ
で第3図と大きく異なる点は、各扇状電極か全て内外2
列の且つ分極処理方向の互に異なるペアから形成されて
いる点であり、このベアに同電位を与えた場合、内径側
が伸びると外径側が縮み、内径側が縮むと外径側が伸び
るという態様になり、つまりU方向の曲げを励振する事
になる。前述と同様にC相7;fi、 Tl1i 31
dに対してA相、B相、駆動電極31a、31 bに
は夫々Vo sinωt 、 Vo 5in(ωi±−
)の電圧を印加すると、これによりA相、B相定在波の
合成としてリング状弾性体の周方向に進行する波長λの
振動波(但し本実施例では曲げ振動の波)がひいてはモ
ータの駆動方向が切換わる。
同様であるので、重複する詳しい説明は省略する。ここ
で第3図と大きく異なる点は、各扇状電極か全て内外2
列の且つ分極処理方向の互に異なるペアから形成されて
いる点であり、このベアに同電位を与えた場合、内径側
が伸びると外径側が縮み、内径側が縮むと外径側が伸び
るという態様になり、つまりU方向の曲げを励振する事
になる。前述と同様にC相7;fi、 Tl1i 31
dに対してA相、B相、駆動電極31a、31 bに
は夫々Vo sinωt 、 Vo 5in(ωi±−
)の電圧を印加すると、これによりA相、B相定在波の
合成としてリング状弾性体の周方向に進行する波長λの
振動波(但し本実施例では曲げ振動の波)がひいてはモ
ータの駆動方向が切換わる。
このような面内曲げモードを利用する実施例においても
、第1図、第5図、第6図の各側で示したと同様の振動
体位置決め構造を採用することができる。
、第1図、第5図、第6図の各側で示したと同様の振動
体位置決め構造を採用することができる。
また、振動体および移動体の螺合し合うネジの形状は台
形ネジに限るものではなく、三角ネジや、その他のネジ
でもよく、そのねじ山数。
形ネジに限るものではなく、三角ネジや、その他のネジ
でもよく、そのねじ山数。
ピッチ、長さなどは所望に応じ適宜設計により定めてよ
い。
い。
以上説明したように、本発明によれば、進行波型の振動
波モータの振動体と移動体をネジで係合する事で、移動
体と振動体の加圧を安定化でき、また簡単な手段で振動
体の位置決め、高負荷時の回転止めが振動体の振動に悪
影響を与えることなく可能となる。
波モータの振動体と移動体をネジで係合する事で、移動
体と振動体の加圧を安定化でき、また簡単な手段で振動
体の位置決め、高負荷時の回転止めが振動体の振動に悪
影響を与えることなく可能となる。
第1図は本発明の実施例における振動体まわりの構成斜
視図、第2図は本発明の実施例に係るモータユニットの
構成断面図、第3図(a)。 (b)は上記モータユニットにおける伸縮モード用の圧
電素子の平面図、第4図(a) 、 (b)は伸縮モー
ドの動作説明図、第5図、第6図は本発明による振動体
まわりの他の実施例の構成斜視図、第7図(a) 、
(b)は面内曲げモード用の圧電素子平面図である。 1・・・圧電素子 2・・・弾性体3・・・移動
体 4・・・固定体6・・・回転止めの輪
8・・・荷重センサ9・・・底板 10・・・
外筒11・・・押え管 12・・・連結部材13
・・・加圧バネ 14・・・直動管15・・・出力
板 18.19・・・軸受2a・・・溝
2c・・・浅穴2d・・・凸起 第4図 (b) 第6図
視図、第2図は本発明の実施例に係るモータユニットの
構成断面図、第3図(a)。 (b)は上記モータユニットにおける伸縮モード用の圧
電素子の平面図、第4図(a) 、 (b)は伸縮モー
ドの動作説明図、第5図、第6図は本発明による振動体
まわりの他の実施例の構成斜視図、第7図(a) 、
(b)は面内曲げモード用の圧電素子平面図である。 1・・・圧電素子 2・・・弾性体3・・・移動
体 4・・・固定体6・・・回転止めの輪
8・・・荷重センサ9・・・底板 10・・・
外筒11・・・押え管 12・・・連結部材13
・・・加圧バネ 14・・・直動管15・・・出力
板 18.19・・・軸受2a・・・溝
2c・・・浅穴2d・・・凸起 第4図 (b) 第6図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内側または外側にネジを有するリング状弾性体と、
該リング状弾性体に周方向に進む進行性振動波を発生さ
せる手段と、該リング状弾性体にネジ嵌合関係にあり、
上記リング状弾性体に生じた進行性振動波により駆動さ
れる移動体と、上記リング状弾性体の端面に設けられた
周方向に等ピッチ配列の凹凸部と、該凹凸部と係合して
リング状振動体を位置決めする部材と、を備えたことを
特徴とする振動波モータ。 2 前記凹凸部のピッチと前記進行性振劾波の波長の半
分とが互いに素の関係にある特許請求の範囲第1項の振
動波モータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61232667A JPS6389082A (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 振動波モ−タ |
US07/029,182 US4734610A (en) | 1986-03-25 | 1987-03-23 | Vibration wave motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61232667A JPS6389082A (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 振動波モ−タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6389082A true JPS6389082A (ja) | 1988-04-20 |
Family
ID=16942904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61232667A Pending JPS6389082A (ja) | 1986-03-25 | 1986-09-30 | 振動波モ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6389082A (ja) |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP61232667A patent/JPS6389082A/ja active Pending
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