JPS6387253A - サ−マルプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマルプリンタにおけるサーマルヘッドの
プラテンへの加圧構造に関する。

従来の技術 従来、サーマルプリンタの印字機構部は、第４図に示す
ように概略構成されている。

プリンタ本体には、フラットバー状のプラテン１が一面
を垂直にして水平に支持されている。プラテン１の一面
側には、ガイドシャフト２がプラテン１の長手方向と平
行に支持されている。ガイドシャフト２には、キャリッ
ジ３がプラテン１と平行に摺動可能に装着されている。

キャリ、ツジ３は、図示しない駆動手段によって、ガイ
ドシャフト２に沿う水平方向に往復移動される。キャリ
ッジ３には、ガイドシャフト２に平行な支持軸４を回転
中心にして回動可能にサーマルヘッド５が装着されてい
る。サーマルヘッド５は、その発熱部６をガイドシャフ
ト２に直交する縦方向に形成し、発熱部６がプラテン１
にその長手方向と直交する垂直面内方向に回動して加圧
されるように配置されている。すなわち、従来のサーマ
ルヘッド支持構造では、サーマルヘッドはプラテン１の
長手方向と直交する垂直面内方向に回動するように支持
されていた。

以上の如きサーマルプリンタは、プラテン１とサーマル
ヘッド５との間にプラテン側から用紙７とインクリボン
８を挟んでサーマルヘッド５をプラテン１に加圧し、発
熱部６を発熱させることによってインクリボン８に塗布
されたインクを融解させ、用紙７に転写せしめてドツト
を形成するものである。このようにして熱転写により１
印字分ずつ用紙にドツトを形成し、１印字毎にヘッドキ
ャリッジを駆動してヘッドを１印字分ずつ右に送り、１
行の印字が終わると、ヘッドを左端に復帰させ用紙を１
行分ステップおくすする構成である発明が解決しようと
する問題点 従来のサーマルヘッド支持構造は、第４図に示すように
、プラテン１の長手方向と直交する垂直面内方向に回動
するように支持されており、その発熱部６はプラテン長
手方向と直交する垂直面内方向に回動し、プラテン１の
面にリボン８、用紙７を介して上下に沿って圧接される
構成であった。そのため、第５図に示すように、サーマ
ルヘッド５の発熱部６をプラテン１に圧接させたとき、
その回転中心Ｏから遠く離れた発熱部６の上方−端がプ
ラテン１を加圧する押付圧力をｐＨ回転中心０に近い側
の下方他端がプラテン１を加圧する押付圧力をＰ２とす
ると、発熱部６の上方一端と下方他端の回転中心Ｏから
の回転半径に差があるので、その両端間で異なるモーメ
ント力で加圧されることになる。すると、上述した発熱
部両端の押付圧力ＰＩ　１Ｐ２に差が生じ、ＰＩ　＞Ｐ
２となる。すなわち、発熱部６の回転中心０から遠い側
の上方一端の押付圧力ｐｔが近い側の下方他端の押付圧
力よりも大きくなる。

このように発熱部両端部で押付圧力Ｐ１．Ｐ２に差が生
じていると、印字の際、押付圧力ＰＩの大きい発熱部の
一端側が潰＜、押付圧力Ｐ２の小さい他端側か淡くなり
、１文０字中の両端（例えば上下）で印字ムラが生じ、
印字品質が悪くなる問題が生ずる。

この発明は、サーマルヘッドの発熱部がプラテンの面に
均一に加圧・圧接されるようにし、印字ムラをなくすこ
とを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この発明は、プラテンと平行に往復移動されるキャリッ
ジ上に発熱部がプラテンと圧接する方向に回動可能に支
持されたサーマルヘッドを備えたサーマルプリンタに係
るもので、サーマルヘッドをキャリッジ上に立てられた
支持軸を中心にプラテン長手方向と平行な水平面内方向
に回動可能に枢着し、この回動により発熱部がプラテン
の面に平行な方向から加圧舎圧接される構成のものであ
る。

作　　用 リボン、用紙を挟んでプラテンに加圧させる際、サーマ
ルヘッドはプラテン長手方向と平行な水平面内方向に回
動し、発熱部がプラテンの面と平行な方向から加圧・圧
接される。したがって、発熱部の両端がサーマルヘッド
の回動支持軸を中心とする等しい回転半径でプラテンに
圧接され、その両端の押付圧力が等しくなる。これによ
って、発熱部の両端間で印字の濃淡ムラが生じる印字ム
ラがなくなる。

実施例 以下、本発明の実施例について第１図〜第３図の図面を
参照して説明する。

第１図、第２図は、本発明に係るサーマルプリンタの印
字機構部を示すもので、プリンタ内にフレーム１０が支
持され、このフレーム１０の前面にゴム材料からなるフ
ラットバー状のプラテン１１が取り付けられている。

プラテン１１の下部から後方に至る近傍に、ペーハーガ
イド、紙送りローラおよびこのローラを回転駆動する駆
動手段とから構成される紙送り装置（いずれも図示しな
い）が配設されている。この紙送り装置によって、用紙
７がプラテン１１の前面に沿ってプラテン１１の長手方
向と直交する垂直方向に一方から他方におくられる。

プラテン１１の前方には、プラテン１１の長手方向に平
行な水平方向にガイドシャフトト１２が支持されている
。ガイドシャフト１２には、キャリッジ１３がプラテン
１１と平行に摺動可能に装着されている。キャリッジ１
３は、キャリッジ駆動手段１４によって往復移動される
。この駆動手段１４としては、例えば、周知のネジ送り
装置、電磁駆動装置等が採用されている。キャリッジ１
３は、駆動手段１４による駆動によって、ガイドシャフ
ト１２に沿う直線方向にプラテン１１に沿って往復駆動
される。

キャリッジ１３上のプラテン側には、ガイドシャフト１
２の軸方向と直交してキャリッジ上面に垂直に支持軸１
５が立設されている。支持軸１５には、回動可能にアダ
プター１６が装着されている。アダプター１６の一端に
サーマルヘッド２０が装着されている。アダプター１６
は、サーマルヘッド２０をプラテン１１に加圧する方向
に、スプリング１７によって一方向に付勢されている。

アダプター１６の周辺には、紙送り時およびキャリッジ
の移動時にサーマルヘッド２０とプラテン１１とを離間
させる駆動機構１８が配設されている。さらに、キャリ
ッジ１３には、インクリボン巻取り装置（図示しない）
が装着され、この装置上にインクリボン８を装着したリ
ボンカセ・ント（図示しない）が装填されている。イン
クリボン８は、サーマルヘッド２０と用紙７との間を通
して一方から他方に巻き取られる。

サーマルヘッド２０は、アダプター１６の一端に装着さ
れ、プラテン１１に対向して位置している。サーマルヘ
ッド２０は、その先端の角部に発熱部２１が形成されて
いる。発熱部２１は、１ドツト分の発熱素子２２・舎Φ
をアダプター１６を回動可能に支持した支持軸１５と平
行に数ド、ット分、印字列方向に配列して形成されてい
る。発熱部２１は、スプリング１７の付勢力によって、
プラテン側にインクリボン８と用紙７とをその順に挟ん
でプラテン１１に加圧されるようになっている。

コノヨウに、サーマルへラド２０の発熱部２１は、プラ
テン１１の長手方向と直交する支持軸１５と平行に形成
され、用紙送り方向に平行な印字列方向に数ドツト分の
発熱素子２２・・拳を配列して形成されている。

サーマルヘッド２０は、支持軸１５を中心にプラテン１
１の長手方向と平行な水平面内方向に回動可能に枢着さ
れている。印字の際、サーマルヘッド２０は、プラテン
長手方向と平行な水平面内を回動し、その発熱部２１が
プラテン１１の面と平行な方向から平行を保って加圧・
圧接される。

その時、発熱部２１の発熱素子２２・Φ・は印字列方向
と平行で、かつプラテン１１の面と平行な関係を保って
支持軸１５を中心に回動し、プラテン１１にリボン８、
用紙７を挟んで圧接される。

したがって、各発熱素子２２・拳・と支持軸１５を中心
とするヘッド回転中心０が上下で等しくなる。これによ
って、サーマルヘッド２０の発熱部２１が上下両端間で
均一な押付圧力Ｐでプラテン１１の面に圧接される。し
たがって、１文字の上下両端で濃淡ムラが生じるような
ことはなくなる次に以上のように支持されたサーマルヘ
ッドを備えたプリンタの印字動作について説明する。

印字動作の開始に当たり、先ず、紙送り装置によってプ
ラテン１１とヘッド２０の間を通してプリンタに装着し
、次いでキャリッジ１５の駆動によりヘッド２０を印字
開始位置に送り、位置決めした後、サーマルヘッド２０
の支持軸１５を中心とした水平面内方向の回動により、
その発熱部２１をリボン８、用紙７を介してプラテン１
１に圧接させる。すると、発熱部２１の各発熱素子２２
・嗜・がバネ１７の付勢による均一な押付圧力でリボン
８を介して用紙７、プラテン１１に加圧される。

その後、印字動作が開始されると、ヘッド駆動回路から
の印字信号を受けて発熱部２１の発熱素子２２＠−−が
選択的に順次連続して発熱される。この発熱によってイ
ンクリボン８に塗付されたインクが融解して用紙７に転
写される。これで、文字１図形等を構成するドツトが形
成される。このようにしてヘッド２０を１ドツト分ずつ
横に送りながら数ドツト分ずつドツト形成を繰り返し、
キャラクタジェネレータのドツトパターンに従ってドツ
トを形成することによって、ドツトの集合により、１文
字・固形分の印字がドツトマトリックス状に形成される
。このようにして１行分の印字が行われると、サーマル
ヘッド２０がプラテン１１から離脱され、キャリツジ１
３の駆動により、印字開始位置に戻される。同時に、用
紙７がプラテン１１と直交する紙送り方向へ１行分ステ
ップ送りされる。

上記の印字動作の際、インクリボン８はリボン巻取り機
構により、供給側から巻取り側に順次に巻き取られて行
（。

上述した印字動作の繰り返しによって、用紙７に文字・
図形等が印字される。

発明の詳細 な説明してきたように、本発明に係るヘッド支持構造に
よれば、サーマルヘッドが支持軸を中心にプラテン長手
方向と平行な水平面内で回動され、発熱部がプラテンの
面に平行な方向から平行を保って加圧されるので、発熱
部の上部と下部の両端間で均一な押付圧力でプラテンに
圧接されることになる。したがって、押付圧力の差に起
因して生ずる上下両端間の印字の濃淡ムラはなくなる。

その結果、均一な濃さで印字が行えることになり、印字
品質が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るサーマルプリンタの印字機構部を
示す平面図、第２図はその要部を示す斜視図、第３図は
本発明によるサーマルヘッドのプラテンへの加圧状態を
示す部分平面図、第４図は従来のサーマルヘッドの支持
構造を示す部分側面図、第５図は従来のヘッド支持構造
における問題点を説明する部分側面図である。 ２０・φ争す−マルヘッド、 １３・・・キャリッジ、 １５令・Φ支持軸、 ２１・・・発熱部、 ２２・・・発熱素子、 １１・・・プラテン　、 ７−・・用紙、 ８＊・・リボン。 特許出願人　　日本電気ホームエレクトロニクス第１図 第２ｒ４ 第３図 第４図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）プラテンと平行に往復移動されるヘッドキャリッ
   ジ上に発熱部が前記プラテンと圧接する方向に回動可能
   に支持されたサーマルヘッドを備えたサーマルプリンタ
   において、前記サーマルヘッドを前記キャリッジ上に立
   てられた支持軸を中心に前記プラテンの長手方向と平行
   な水平面内方向に回動可能に枢着し、この回動により前
   記発熱部が前記プラテンの面に平行な方向から加圧・圧
   接されるようにしたことを特徴とするサーマルプリンタ
   。
2. （２）前記発熱部が前記サーマルヘッドの回動支持軸と
   平行な１ドット列で形成されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第（１）項に記載のサーマルプリンタ。