JPS6387234A - 両面多色刷りオフセツト印刷機の胴配列 - Google Patents

両面多色刷りオフセツト印刷機の胴配列

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JPS6387234A
JPS6387234A JP61231338A JP23133886A JPS6387234A JP S6387234 A JPS6387234 A JP S6387234A JP 61231338 A JP61231338 A JP 61231338A JP 23133886 A JP23133886 A JP 23133886A JP S6387234 A JPS6387234 A JP S6387234A
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cylinders
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JP61231338A
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Saburo Higuchi
樋口 三郎
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J M INSATSU KIKAI KK
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J M INSATSU KIKAI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「竜業上の利用分野1 この発明は、フィーダから送り出される紙葉(枚葉紙)
の裏面に最初の印刷ユニットで2色、次の印刷ユニット
でその紙葉表面に2色の多色刷りを行う両面多色刷りオ
フセット印l1ilI機の胴配列に関するものである。
「従来の技術」 枚葉紙の表裏にオフセット印刷を施す両面刷りオフセッ
ト印刷機は、これまで種々のものが開発されて−る。
その代表的なものは、同一直径からなる版胴2本とゴム
胴2本の4胴で構成される4胴型の胴配列のものである
。2本のゴム胴間に枚葉紙を通し、版胴から転写される
画像を紙葉の両面に同時印刷する形式のものである。こ
の型は現在なお両面刷りオフセット印刷機の主流を占め
ていて、特開昭58−205768号公報にもそのいく
つかの例が開示されて埴る。
しかしながら、上記のものは表裏各車色刷ゆであるから
、表裏の各面に多色刷りが要求されるような場合は、版
を変えてその色数だけ機械通しする必要がある。
また、前記同様4胴型のものであるが、表裏各2色の印
刷を同時に行うことのできるものも開発されている。こ
れは版胴をゴム胴の2倍直径に構成し、その各版胴に2
組の版を取り付けるものである。ゴム胴は版胴1回転に
対し2回転して前記版胴の2色の画像を移し取り、表裏
同時に各2色の印刷を行うようになしている。
このものは胴数こそ4胴で少ないが、1枚印刷する毎に
ゴム胴間を離間(胴逃し)させねばならないので、現在
性われてしるような高速印刷には不適である。
前記のものとは逆に、各ゴム胴が版胴の直径の2倍直径
に構成されているものがある。ドライオフセット版を用
いるものでシムルタン印刷Q (Simul tan)
として知られている。これは各ゴム胴のまわりに複数の
版胴を配置したもので、表面用ゴム胴のまわ9に版胴が
3個、裏面用のそれには2個の版胴が連接されている。
ゴム胴が1回転すると2枚の紙葉のそれぞれに表3色、
裏2色の多色刷ゆや混合色の印刷を行うことができる。
シムルタン印刷機はドライオフセットとして開発された
ものであるが、各ゴム胴に連接する版胴を各2本ずつと
し、その版胴に湿し水機構を付加する構成とすれば、表
裏各2色刷りのオフセット印刷機を構成することは容易
であろう。
しかしながら、裏2色、表4色刷りの印刷を行おうとし
ても、前記の胴配列ではこれに対応することができない
(以上3例については、書名「印刷機械J昭和34年1
0月10日第1刷発行、 発行所 印刷学会出版部、 
著者 中村信夫、第85頁乃至第86頁参照)。
以上述べた胴配列構造のものは、すべて2本のゴム胴間
に紙葉を通すいわゆるB−Bタイプと称され2婿式に属
する。その胴配列は設計上それなりに独立して完成され
ているものであって、これを更に拡張して例えばタンデ
ム型(ユニット型)印刷機のように、これ等を複数個並
ぶように配置して連接したり、または他の胴配列のもの
と組合わせた〜してiく設計的考慮はまった(なされて
いない。
前記に触れたユニット型両面多色刷り印刷機については
、ドイツ連邦共和国特許第881043号公報に開示さ
れているものがある。同−型共の複数の両面刷り印刷ユ
ニットをチェーン搬送装置で連結していく型戎のもので
ある。すなわち。
前記の印刷ユニットはローランド型と通称されている5
胴横■型胴配列(同一径からなる版胴2本、ゴム胴2本
、これ等と等径の共通の圧胴1本の5胴で全体が横V字
状に配列されている構成)の表面2色刷り印刷機におi
て、前記共通の圧胴の斜下方に、等径の版・ゴム・圧の
3胴からなる裏面単色刷昨月の印刷ユニットを配置し、
その圧胴を前記共通の圧胴に連接させて構成したもので
ある。2組並置された前記印刷ユニット間の紙葉の搬送
は前述の通りチェーン権送機構が利用されている。上記
は表面4色、裏面2色刷りの印刷機である。なお、同公
報には前記5胴横V型配列の表面刷り用の胴のうち、共
通の圧胴の上方にある版胴とゴム胴を除いて両面単色刷
やaに構成したものや、下方にある版胴とゴム胴を除い
て両面単色刷り機に構成したもの、また、これ等の印刷
ユニットを2組並置し、両者の間を前記同様チェーン微
送機構で結び両面2色刷り印刷を行うようにしたもの等
において、裏面刷り用の3本の胴が殆んど横に並ぶよう
なゆるり角度で配置されているので、機械の据付面積を
大きくとることになる。両面単色刷ユ機として構成され
たものも同様である。
その上印刷ユニット間の紙葉の受は渡しti%−−ン畿
送機構によらなければならないので、数少ない紙送り胴
を用いてする型Xの印刷機に比し、印刷物の見当精度を
維持するのに雅がある。
前記の他に、タンデム型多色刷り印刷機を両面刷り印刷
機に切替えて用いる兼用機がこれまで数多く開発されて
いる。各印刷ユニット間を中間胴(紙送り胴)で゛連接
していくタンデム型印刷機には周知のように各種の胴配
列のものがある。例えば、版・ゴム・圧の3胴及び中間
胴が共に同一直径で構成され、各印刷ユニット間を連接
する中間胴が3本であるもの(特開昭53−14940
4号公報参照)。前記の中間胴3本のうち真中に位置す
る1本が倍胴で形成されているもの(特開昭51−52
010号広報、特開昭52−21905号公報参照)。
中間胴3本が倍胴からなるもの(特開昭53−7960
7号公報参照)。圧胴と中間胴が共に倍胴で構成され、
中間胴1本が各印刷ユニット間を連接しているもの(特
開昭59−1260号公報参照)等である。上記公報に
それぞれ開示されてiるものは構成こそ異なるが、iず
れも印刷ユニット間の中間胴部分に紙の襄返し機構が設
けられていて、原理的には切替え操作を行うと、紙尻を
くわえて紙葉を反転させる装置が働く点で軌を−にして
−る。
上記の構成によるものは、兼用機として提供されたもの
であるからそれな動の利点はある。
その反面両面刷り専用機に比し機械そのものが著しく長
大なものとなり、また、扱う印刷物の質、量等によって
は経済上等の理由から間尺に合わなi面がでてくるのは
兼用機なるが故に当然である。さらに紙葉の反転装置は
紙尻をくわえて反転するので装置が複雑で高価なものと
ならざるを得ない。反転に際し紙葉の進行方向が急変す
るので慣性上の問題からも好ましiものとは言えない。
さらにまた、形態の異なる複数の印刷ユニットを中間胴
により連接した両面刷りオフセット印刷機も特開昭52
−86801号に開示されている。
すなわち、裏面印刷を行うための独立した裏面単色刷り
印刷ユニットと、表面単色刷り印刷ユニットとを、3本
の中間胴で連接したものである。なお、この表面単色刷
り印刷ユニットの後方には、所望の印刷色数に応じて更
に他の表面刷り印刷ユニットが設けられるようになって
いる。このものは、最初に紙葉の裏面に印刷が行われる
点では、後記する本発明に一脈通じているところがある
が、裏面に2色の印刷を行うことができない。
ところで、枚葉紙の表裏にオフセット印刷するには、両
面刷り機を用いずとも、表面印刷後、裏返して版籍えと
ともに機械に再通しすれば希望の多色刷りが行えること
から、両面刷り機は印刷物の汚れの問題もあって、これ
迄そり需要は多いとは言えなかった。近年汚れの問題も
種々改良され(特開昭52−86801号、特開昭58
−205768号参照)、印刷物によっては両面刷り機
での印刷が有利であることが見直されてきた。
最近に至っては一層要望が多様化し、表裏2色かまたは
裏2色で表4色の印刷が行えるものでコンパクトなもの
が求められるようになってiる。操作性が良く見当も正
確で汚れの問題もない高能率で廉価なものが望まれてい
ることは云うまで本ない。
「発明が解決しようとする問題点J 従来技術の項に列挙した両面刷りjfj、Fi、いずれ
も上記要望を満たすような胴配列に構成されて−な−。
既に述べてきたように、B−Bタイプのものは表裏単色
刷りであったり、表裏2色刷りのものは能率が悪かつた
りしてその要望を満たさず、ローランド型のものにコン
パクトでない点、見当精度維持に雉がある点等で不満で
ある。通常のタンデム型による兼用機は周数も多く前記
同様コンパクトでないし、最後に挙げたものは表裏2色
刷りが行えない等々である。
この発明は、上記の欠点を排除し、前項で述べた要望に
応えるために創案されたものである。
つまり枚葉紙の両面に各2色の印刷を行えるオフセット
印刷機を、従来より一層コンパクトで新規な胴配列のも
とに提供することを目的とするもので、他の印刷ユニッ
トを容易に増結し得る胴配列構造であることもまた目的
の1つである。
「問題点を解決するための手段J 前記の目的を達成するための本発明の構成を以下に説明
する。
(5)、上下に配置した2本のゴム胴と、この各ゴム胴
と対をなしていて前記ゴム胴間の間隔よりも広い間隔で
上下に配置した2本の版胴と、これ等胴の3倍直径を持
ちかつ前記の各ゴム胴が共に接してiる1本の共通の圧
胴とで構成した上記の通りの態様からなる5胴型2色刷
り印刷ユニットと、 (ロ)、間隔をおき横に並べて配置した2本のゴム胴と
、この各ゴム胴にそれぞれ積み重ねるように配置した2
本の版胴と、これ等胴の3倍直径を持ちかつ前記各ゴム
胴が共に接してiる1本の共通の圧胴とで構成した上記
の通りの態様からなる5胴型2色刷り印刷ユニットとを
設けて、 (q、前者を給紙側に後者を排紙側に配置して両印刷ユ
ニットの正胴同志を連接せしめ、0、さらに、前記給紙
側印刷ユニットの前記圧胴の上方には、該圧胴と給紙機
構との間に給紙受は渡し胴を設けて圧胴に連接せしめる
。という構成である。
「作用1 前記構成の胴配列によるものは、次のようにして表裏各
2色の印刷を行うことができる。
給送されてくる枚葉紙は、給紙側の印刷ユニットを通っ
て、先ずその裏面に2色の印刷が行われ、引続き排紙側
の印刷ユニットに送られて表面2色の印刷が行われるの
である。
すなわち、周知の給紙機構等を経て給送される枚葉紙は
、給紙側印刷ユニットの圧胴上方に連接して設けた給紙
受は渡し胴の図示しない周知のくわえ爪によってくわえ
とられて圧胴爪に引き渡される。給送紙葉の上面側(表
面)Fi、前記の如くして圧胴に引き渡されるとき必然
灼に圧胴円筒面に面するようになり、そのまま連接して
−る排紙側印刷ユニットの圧胴に向けて送られることに
なる。この際紙葉Fi2個のゴム胴を通過するので紙葉
裏面に先づ2色の印刷を行うことができる。排紙側圧胴
の爪にくわえ替えられた紙葉は、前記同様印刷面が今度
は圧胴円筒面側になるので、この排紙側印刷ユニットで
は紙葉の表面が印刷されることになるのである。
[実施例J 次に、この発明の実施例を図面に基づ−て詳細に説明す
る。
第1図はこの全町の胴配列を示す正面概要図である。A
は給紙側印刷ユニット(裏面刷り用で、以下Aユニット
という)、Bは排紙側印刷ユニット(表面刷怜用で、以
下Bユニットという)である。この両ユニットは共に圧
胴がゴム胴および版胴の3倍直径で構成される5胴型2
色刷り印刷ユニットであるが胴装置の点で以下述べるよ
うにその態様を異にしている。
Aユニットについて説明すると、1は圧胴でゴム胴1a
、1bの3倍直径からなる。言う迄もないが、この圧胴
1には図示しない周知の胴爪が3個所に設けられていて
、1回転で3枚の紙葉を壜送するようになっている。2
本のゴム胴1a、1bは上下二段に配置され圧胴1に連
接している。
版胴1c、 ldはゴム胴1a、 lb間の間隔よりも
広い間隔をもって上下に配置しである。すなわち、ゴム
胴1aと版胴IC,そして、ゴム胴1bと版胴1dにお
いて、その胴芯を結ぶ各々の線が全体として横向きの1
ハ”の字状を呈するように前記4胴が配設されているの
である。このようにすることで、版胴1c、 ld間に
は必要な作業空間Xがとれるとともに、圧・ゴム・版の
各胴芯を結ぶ線は1く”の字状になるので設計上必要な
胴逃し角度(ゴム胴を版・圧の両組から離間させるため
に必要な角度)を充分にとることができる。
この人ユニットの圧胴lの上方には、袷祇受は渡し胴3
が連接されている。そしてこの袷紙受は渡し胴3は、周
知の給紙機構4(図示のものはスインググリッパ装置を
略示)が間欠的に送給してくる紙葉を、図示しないくわ
え爪によりくわえ取って、圧胴1の図示しないくわえ爪
に転送するために設けられている。給紙受は渡し胴3が
紙葉を圧胴1に転送するとき、必然的に給送紙葉の上面
(表面)が圧胴円筒面側に面するので、ゴム胴1a、 
lbを紙葉が通ったとき、裏面側に2色の印刷がなされ
る。
Aユニットにおいて、版胴ICの版替え等の作業を行う
には、圧胴1の斜上方に形成される空間部Yで行う。こ
の際該空間部Yを覆っている給紙板5ti邪魔になるの
で、給紙板5はフィーダ6のテープローラ6′ヲ中心と
して2点鎖線で示すように上方にはね上げることが出来
るようにしておく。他の版胴1dの版替え等の作業や、
ゴム胴13%lbの洗滌等の作業は、作業空間Xを大き
くとっであるので核部で行うことができ、操作性#″を
良好である。
なお、1e、1fは湿し水機構。Ig、 1hFiイン
キ壺。その他のローラはインキングローラ群を略示した
もので、これ等必要な装置の配置状態の1例を示した。
このような配置によれば作業空間Xを確保できる。
なお、7は枚葉紙の堆積を示す。
次に、Bユニットについて説明すると、2は前記Aユニ
ットの圧胴1と同じ直径からなろBユニットの圧胴であ
る。2本のゴム胴2a12bは間隔をおいて横に並ぶよ
うに配置され、圧胴2の上方部において該圧胴2に共に
連接している。
ゴム胴2a、2bのそれぞれには版胴2c、2dが丁度
ゴム胴上に積み重なるようにして配置され、これ等全体
でBユニットを構成している。
版胴2c、 2dt;を第1図示においてはゴム胴2a
、2bの直上になく、版胴2c、2d間の間隔がゴム胴
間のそれよりもや\広く設定されている。が、これに限
定されるものではなく版胴はゴム胴の直上に設けてもよ
い。いずれにしても設計上の問題であって本質的差異は
ない。
以上述べてきたAユニットとBユニットは圧胴l、2同
志が横に並ぶようにして連接される。
第1図の実施例においては、圧胴1.2同志が水平に並
んで連接されているが、設計上の都合によ吟多少上下し
て連接させることを妨げない。
この発明による胴配列は以上の構成によるものであるか
ら、Aユニットの圧胴1のくわえ爪にくわえられた紙葉
が、圧胴2のくわえ爪に引き渡たされるとき、今度は裏
面印刷面が圧胴2の胴表面に面することになり、Bユニ
ットでは前記紙葉の表面側に2色の印刷を行うことにな
る。このようにしてこの発明の胴配列によって両面各2
色刷り印刷が行われるのである。
なお、前記したBユニットのような態様の胴配列そのも
のは、特公昭50−6805号公報、及び、特開昭54
−135008号公報によりよく知られている。
付言すると、同公報記戦のものは、この発明の構成要素
として用いた前記のBユニットの胴配列のものを二組t
iし、その両正胴間に圧胴と同様構造の渡し胴(中間胴
)を介在させて表面4色刷り機の胴配列となしたもので
ある。したがって、この発明の前記Aユニットの排紙側
にこのような胴配列のものを連接できる。このようにす
れば裏面2色、表面4色刷りの印刷機を直ちに提供でき
る。これにつめては更に後記する。
なお、2C12fti湿し水装置。2g、2hFiイン
キ壺、その他のローラーはインキングローラ群を略示し
ている。
ところで、両面刷り印刷機においては特にそうであるが
、別紙(印刷が終った枚葉紙)の汚れを埴かに防ぐかと
いう問題がある。刷紙の流れは当然側配列の面からも考
究されている。この発明のものはAユニットの圧胴1が
3倍胴であり、裏面印刷が終って圧胴2に刷紙が送られ
る過程に、従来機のような中間胴による刷紙のくわえ替
えもない上、道中も比較的長いのでインキの固化時間も
長くとれ有利である。必要があれば、圧胴1の下方には
障害物がないので、特開昭52−86801号公報にみ
られるようなUV光線照射装置(図示せず)や、他のイ
ンキ同化手段を配備することができる。
一方、Bユニットの圧胴2には云うまでもなく排紙機構
が連接されることになる。別紙汚れの問題は従来この排
紙機構部におりて多く発生している。例えば、まだ印刷
中にある別紙を圧胴から周知のチェーン搬送機構(排紙
機構)のくわえ爪がくわえとって−(ときに、刷面が部
材に接触しこすれて発生するもの、別紙を棒積みしたと
きの裏写りによる汚れ、或いは、棒積みを避けるために
行われるいわゆるスノコ取りに際し、スノコ板投入時に
該スノコ板が別紙に触れて汚れるとき等である。
印刷中の別紙を中間胴と同様構造の排紙胴に(わえとり
、印刷終了後それをチェーン搬送機構に引き渡すように
すれば、こすれによる汚れの問題は軽減されることが分
ってiる。
この発明の胴配列におけるBユニットには、次に説明す
るような排紙胴を連接し得るので、排紙機構部における
従来のような刷紙汚れの問題は解消できると同時に、後
記するように他の印刷ユニットを必要に応じ連接するこ
とができる。つまり、第1図にみるように圧胴2の左方
に中間胴と同様構造で圧胴2と同一直径の胴8を排紙胴
として連接する構成をとり得るからである。
では、排紙胴を用いた排紙機構について付言することと
する。
胴8は第1排紙胴で、この第1排紙胴8は図示のもので
は圧胴2と同径の3倍胴であるが、4倍胴のものでも可
である(図示せず)。
また、9は第2排祇胴で図示のものは版・ゴム胴の2倍
直径を持つ。10.11はそのそれぞれが周知のチェー
ン搬送機構で上下二段に2個設けられ、後記のように切
替えて使用するものである。12は堆積位置に下部チェ
ーン搬送機構10で運ばれた別紙を示す。
A・8両ユニットを通って表裏に各2色印刷された別紙
は、圧胴2を経て第1排抵胴8の図示しなiくわえ爪に
(わえ取られて送られる。
次いで該別紙は、第2排紙胴9のくわえ爪13を経てチ
ェーン排紙機構のくわえ爪28、または、(わえ爪29
に引き渡される。紙放し位置では該別紙は周知のスノコ
取り装置(図示省略)にスノコ取りされて堆積12する
か(スノコは図示省略)、または、排紙台30上に堆積
する。
上部チー−ン排送機構11は、印刷中刷紙を抜き取って
点検するとき、または、スノコ投入時の際に使用される
もので、切替え操作(例えばボタンスイッチによゆアク
チェータの作動を行う)をすると、それ迄下部チェーン
搬送機構10により搬送されて−た別紙は、−時的に上
部慢送機構11が働くようになって紙受台30上に排紙
される。このような装置を用いれば必要時紙受台30上
に別紙を取り出せるので充分な時間的余裕をもって別紙
の点検を行うことができる。また、スノコ板を投入する
作業も、刷紙を上部チェーン搬送機構により紙受台30
上に堆積させてその間に行うことができるので刷紙をこ
すって汚すような恐れはない。
上記に述べたチェーン排紙機構の切替え装置の1例を5
42図に示す。これについて説明すると、13は第2排
紙胴9のくわえ爪で、14はくわえ爪開閉カムである。
該カム14の凹所15にくわえ爪13のコロ16が落ち
こんだとき、(わえ爪13は170点で開くが、通常は
補助カム18が凹所15を覆って−て、くわえ爪13は
閉じたまま核部を通過するようになって−る。そして、
くわえ爪先端が17′の位置に至ればコロ16がカム1
4の低所に落ち、周知のくわえ替えが行われ、別紙は下
部チー−ン搬送機構10のくわえ爪28に引き渡たされ
るのである。
前記の補助カム18は支点19を中心に回動し得るよう
になっていて、中間レバー20、作動レバー21を介し
てアクチェータ22に連結している。
また、上部チー−ン搬送機構11には、通常の爪開閉カ
ム23の他に補助カム24が枢軸25により支持され、
作動レバー26を介してアクチェータ27に連結してφ
る。
vhま、アクチェータ27(図示のものは油圧シリンダ
)が指令により作動せしめられると、補助カム24Fi
上方に回動し爪開閉カム23が働くようになる。一方、
第2排紙胴9の補助カム18もアクチェータ22が同時
に動作せしめられるので、くわえ爪開閉カム14の凹所
15を覆う通常位置から退避する。このような状態のと
き、第2排紙胴9のくわえ爪13は17の位置で開き、
別紙は上部チェーン搬送機構11のくわえ爪29に引き
渡されて排紙台30上に運ばれるようになるのである。
ところで前にも触れたように、本発明による胴配列にお
いては、Bユニットが図示実施例にみる通り、圧胴と同
径の第1排紙胴8を連接し得る余地を持っているので、
この第1排紙胴8を中間胴として、これに例えばBユニ
ットと同一形態の胴配列のものを増結することができ、
裏2色、表4色刷りの胴配列構造が容易に得られる。
「発明の効果」 上述したように、この発明によれば、給紙側印刷ユニッ
トの圧胴に搬送されて裏面2色の印刷が終った輸送紙葉
は、すぐに排紙側印刷ユニットの圧胴に引き渡されて表
面2色の印刷を行う構成であるから、この種在来機の胴
配列にみられるような数多くの中間胴やチーーン搬送機
構等はまったく必てとしない。したがって、胴配列はコ
ンパクトとなり廉価に提供できる。また、給紙側印刷ユ
ニットにおいては、版胴とゴム胴を3倍直径の圧胴に対
し横1ハ”の字状に配置して作業空間XおよびYを形成
するようにしたから、作業性は良好であり、しかも、こ
のように配置したことで排紙側印刷ユニットの圧胴を給
紙側印刷ユニットの圧胴に並べて連接させることができ
るのである。また、圧胴の斜上方の空所には給紙受は渡
し胴、給紙機構等配置出来るので胴装置に無駄が無く、
コンパクト化の2助ともなっている。
排紙側印刷ユニットの圧胴に対する版胴とゴム胴の配置
は、この種5胴型印刷ユニットの通常にみる配置である
から、他の印刷ユニットを簡単な構成のもとに増結し得
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す正面概要図、第2図は
排紙機構の1例を示す参考図であって第1図の部分拡大
図 1a11b、 2a、 2b・・−・=・ゴム胴、 l
c、 ld、 2c。 2d・・−・−・・版胴、 1.2・・−・−・・圧胴
、 3・・−・−・・給紙受は渡し胴、 4・・−・−
・・給紙機構、 A・・−・−・・給紙側印刷ユニット
、 B・・−・−・・排紙側印刷ユニット、X、Y・・
−・−・・作業空間、 8・・−・−・・第1排紙胴、
9・−・−・・第2排紙胴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オフセット印刷機の胴配列において、上下に配置した2
    本のゴム胴と、この各ゴム胴と対をなしていて前記ゴム
    胴間の間隔よりも広い間隔で上下に配置した2本の版胴
    と、これ等胴の3倍直径を持ちかつ前記の各ゴム胴が共
    に接している1本の共通の圧胴とで構成した当該態様の
    5胴型2色刷り印刷ユニットと、間隔をおき横に並べて
    配置した2本のゴム胴と、この各ゴム胴にそれぞれ積み
    重ねるように配置した2本の版胴と、これ等胴の3倍直
    径を持ちかつ前記各ゴム胴が共に接している1本の共通
    の圧胴とで構成した当該態様の5胴型2色刷り印刷ユニ
    ットとを設けて、前者を給紙側に後者を排紙側に配置し
    て両印刷ユニットの正胴同志を連接せしめ、さらに、前
    記給紙側印刷ユニットの前記正胴の上方には、該圧胴と
    給紙機構との間に給紙受け渡し胴を設けて圧胴に連接せ
    しめたことを特徴とする両面多色刷りオフセット印刷機
    の胴配列。
JP61231338A 1986-10-01 1986-10-01 両面多色刷りオフセツト印刷機の胴配列 Pending JPS6387234A (ja)

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