JPS6381623A - デイスク媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、磁気記録媒体に係りより詳しくは高密度記録
再生が可能でかつ良好なヘッドタッチを有するディスク
媒体に関する０ （従来の技術） 近年、多量の情報を記録するために、高密度磁気記録媒
体の要求が高まっている。たとえば７０ツピーデイスク
等に代表されるディスク状磁気記録媒体においても、高
密度記録が可能な媒体の開発がすすめられているが、同
時にこのような高密度磁気記録媒体においては、同一ト
ラック連続運転で１０００万パス以上の耐久性が保証で
きる高い信頼性が必要とされる０すなわち高密度磁気記
録媒体には、高密度記録が可能なことと高信頼性を有す
ることの両方の特性を兼備することが要求される。

従来から用いられているγ−ＦｅｔＯいＣＯ添加型Ｆｅ
、Ｏ，等の針状微粉末を用いて磁気記録媒体を作成した
場合、保磁力、飽和磁化量等の静磁気的問題の他に、粒
子サイズ、粒子形状等に由来する配向性の問題がある。

すなわちこれらの磁性微粒子は針状であるため磁化容易
軸が磁気記録媒体の面と平行に存在し、これを面内長手
方向に高密度で磁化しようとすると減磁界が大きくなっ
て高密度記録が達成できないという問題がある０さらに
ディスク状磁気記録媒体では面内配何が出力変動（モジ
ェレーシ、ン）を生み出すという深刻力間題が発生して
いる０ この問題の解決案の一つとして、針状磁性微粒子に代え
て、板状性の磁性粉末を用いることが提案されている。

すなわちＣ軸に磁化容易軸を持つ、たとえばＢａフェラ
イトのような六方晶系の強磁性粉末は、その粒子形状が
板状でかつ磁化容易軸が厚さ方向に向いているため、現
在盛んに研究されている垂直磁気記録方式に適しており
、特に高゛密度記録用ディスク状磁気記源媒体に最適な
材料として期待されている。

ところで、高密度記録においては、安定したヘッドタッ
チが不可欠である。両面ヘッドドライブにおいては、デ
ィスクによく追随するジンバルの採用及び高密度記録を
目差しより、安定したタッチ（ディスクとヘッド）を得
るためラライダー形状、ヘッド荷重が検討されている。

しかし、これらの試みではヘッド・媒体間の摩擦力は増
加する傾向になり、ヘッドタッチがとれない、等の問題
が発生した。これに対して媒体サイドとして摩擦係数を
低下させる等の試みもなされているが、電気特性、耐環
境性のバランスまで考えると十分なレベルには達してい
ない。また、ディスク耐久性が低下するという致命的欠
陥がある事も発見された。

〔本発明が解決しようとする問題点〕

上述した様に、高密度記録の要請から来る安定したヘッ
ドタッチ実現のためのジンバルの構造や、ヘッド形状、
荷重の増大といった装置側での対策はむしろディスク耐
久性を劣化する要因でもあった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のディスク媒体は媒体スティ７ネスが１．０〜２
．０にコントロールすることで達成される。

本発明におけるスティフネスとは、巾５．３嘱長さ７０
鴫に切り出された磁気シートをのりしろ３０個の状態で
輪状にし、その輪を上から押して、上下の間が５埠まで
変形させた時に要する力よりマゲモーメントを算出した
ものである。

本発明におけるベースフィルムのスティフネスは０．８
〜２．０が望ましく、ＰＥＴフィルムであれば３０〜５
０μ風程度で上記スティフネスの範囲におさまる。

本発明における磁性層厚は、両面とも０．５〜３μ肩程
度であって、磁性層のみの力学的性質の測定は困難であ
るが、磁性層構成物であるバインダーは、通常よく用い
られる例えば日本ポリウレタン社制Ｎ−２３０１等、及
び配合組成比も従来比のままで本発明の目的を果す。

本発明における磁性担体としては、とくに六方晶強磁性
体が望ましい。すなわち従来の針状粒子においては、塗
布工程（こおいて針状粒子が塗布方向に配列する傾向が
ある。それに起因して、配向による電気的性質としてモ
デエレーシ、ンが発生するのみならず、媒体の力学的性
質において異方性が出現し、同一トラックにおいて、ス
ティフネスの変動をおよぼし、ベースフィルムの力学的
異方性と相まって、ヘッド・ディスク間のタッチが変動
するからである。

これに対し、大方晶系強磁性体を使用した場合４　−／
ｚ　　Ｉｙ　　　ｓ＋　ｆｆ　　ｎ　　＋Ｊ−ｔ　　−
％　　（Ｊ、ｌｊ　　ｍ　！　　Ｉｆ　　４Ｌ　　ｌ　
　　　　　ｒＭ　　I　　１ｍ　　＜　　＋　　Ｗ 配向し、膜面内には完全に等方向であり粒子配向による
力学的物性の変動はない。

本発明に用いる大方晶系磁性体は、たとえば−般式ＭＯ
−ｎ（ＦｅｔＯ５）（式中、ＭはＢａ、Ｓｒ、　Ｐｂ。

Ｃａのいずれか一種の元素を、ｎは５〜６の数を表わす
。ただし、Ｆｅ）一部はＴｉ１Ｃｏ、　Ｚｎ、　Ｉｎ。

Ｍｎ、　Ｃｕ１Ｇａ、　Ｎｂ等の遷移金属で置換されて
いてもよい。）が適している。

本発明に使用する六方晶系強磁性粉末の保磁力は２００
〜２００００ｅであることが好ましい。六方晶系強磁性
粉末の保磁力が２０００ｅ未満では記録密度を高めるこ
とができず、また２００００ｅを越えると、記録ヘッド
の飽和により記録再生が困難になってくるためである。

この六方晶系フェライトは、たとえば本出願人が先に特
許出願した特願昭５４−１４３８５９号、特願昭５５−
３４７６９号の明細書に記載したガラス結晶化法等によ
り製造することが可能である。

なお、本発明の磁気記録媒体の磁性層中には、とｈ瓜の
虜分の楠番ど醜什〃ロム−シリコン六−バイド々どの研
磨剤を必要に応じて添加することができる。

本発明の磁気記録媒体製造するための磁性塗料の塗布方
法としては、可撓性の基体に塗布する場合にはドクター
ブレード方式、グラビヤ方式、リバースロール方式、ス
ロットダイ方式等の任意の方式を採用することができる
。この際塗膜の均一性、平滑性をさらに高めために、上
記方式による。

塗布の直後にスムーザを接触させるようにしてもよい。

またリジットな基体に塗布する場合は浸漬法やスピンコ
ード法等を用いることもできる。さらに塗布乾燥した塗
膜の表面平滑性を高めるために可撓性基体上に塗布した
ものについては、スーパーカレンダー処理装置を用いて
表面平滑化処理を行なうことが望ましい。また、パーニ
ツシング処理による表面仕上げにより、表面の平滑化と
突起の除去を行なうことも可能である。

本発明のへラドタッチ改善のメカニズムについては、完
全には明確ではないものの、次に挙げる点が考えられる
。

従来ヘッドがジンバルによってディスク媒体の歪み変形
に追随させる思想でヘッドタッチを追求して来た。とこ
ろが、ジンバルによるヘッドの追随が完全なものではな
く、また、ジンバル側ヘッドがディスク媒体の変形歪み
に追随する事で、固定ヘッド側には、安定したディス媒
体との接触が得られない。本発明のディスク媒体は、媒
体スティ７ネスを等方化し、その絶対値を適度にコント
ロールする事により全周、全トラックにわた９、ディス
ク媒体がヘッド荷重によって、媒体自身の歪み、変形を
修正し安定なヘッドタッチを実現させているものと考察
される。

本発明における利点は、上述した、ヘッドタッチ改善の
みならずヘッド荷重軽減化が可能であり、ヘッド媒体間
の接触圧低下によって、ディスク耐久性が著しく向上す
る事が可能になった。

（実施例） 以下、本発明のディスク媒体を実施例によって詳細する
。

第１図は本発明のディスク媒体の一部断面図で、ベース
フィルム１の両面に磁気担体の塗料２，３が着設されて
いる。

第１表に示す配合で磁気塗料を作成し、ＰＥＴベースフ
ィルム２５μｍ＜実施例１）、３０μｍ　＜実施例２）
、５０μ罵（実施例３）、ｚｏμｍ（比較例１）。

７５μ痛（比較例２）の両面に厚さ１μｍになる様に塗
布した後キエアーにより硬化反応を完了せしめた。その
後、上記塗膜を直径３．５インチに打抜き加工し評価サ
ンプルを得た。得られた塗膜物性及び特性を表２に示す
。

以下余白 表　　　１ 磁性塗料組成（単位は重量部） 以下余白 第　　２　表 註：（１）　　ヘッド荷重２０？、モデエレーシ１ン２
０チを基準としている （２）　　へラドタッチ良好な荷重の最小値（３）ヘッ
ド荷重が最小ヘッド荷重の３倍下での耐久性 以下余白 表２より明らかなように、各実施例のディスク媒体は、
良好なヘッドタッチと荷重マージンを有している０ （３）耐久性：ディスクドライブ装置を用いて３．５イ
ンチディスク媒体の外周をパッド荷重１２ｉｆ回転数３
０ｏｒｐｍの条件下で連続運転し、再生出力が初期値よ
りｌｄＢ低下した時のパス回数を耐久性とした。

〔発明の効果〕

以上の実施例からも明らかなように本発明のディスク媒
体は良好なヘッドタッチ、耐久性を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す一部断面図である０ １・・・ベースフィルム、２．３・・・ａ気ｍ体。 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　　　竹　花　喜久男

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ベースフィルムの表面に磁性担体を着設してなる
   ものにおいて、前記ベースフィルムのステイフネスが１
   ．０〜２．０ｇｆｃｍであることを特徴とするディスク
   媒体。
2. （２）磁性担体を、六角板状強磁性粉末をバインダ中に
   混練せしめて構成したことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載のディスク媒体。