JPH04119518A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH04119518A
JPH04119518A JP24082390A JP24082390A JPH04119518A JP H04119518 A JPH04119518 A JP H04119518A JP 24082390 A JP24082390 A JP 24082390A JP 24082390 A JP24082390 A JP 24082390A JP H04119518 A JPH04119518 A JP H04119518A
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JP
Japan
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magnetic
coat layer
inorganic powder
layer
back coat
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Pending
Application number
JP24082390A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Hatanaka
畠中 秀夫
Tetsuo Satake
哲郎 佐竹
Yasuhiro Kamiyama
康博 上山
Keiichi Ochiai
落合 圭一
Hideaki Komoda
英明 菰田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04119518A publication Critical patent/JPH04119518A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高量性で薄手なオディオテープ、ビデオテー
プ、フロッピーディスクなどを得るため、非磁性無機粉
末を分散混合した下塗層とバックコート層を設けた磁気
記録媒体に関する。
従来の技術 磁気記録媒体は、NMi信号の記録用として広く使用さ
れており、使用の態様に合わせてテープ状。
ディスク状、あるいはガード状など種々の形態のものが
利用されている。このような磁気記録媒体の中でテープ
状のものは、オーディオ、ビデオ機器あるいはコンピュ
ータ用などの磁気記録媒体として、これまで種々のもの
が実用化されている。
近年、テープ状磁気記録媒体に高密度記録への要求が高
まるにつれて、記録信号の短波長化とともに、記録容量
の大容量化を目的としたテープ全厚の薄手化が進みつつ
ある。記録信号の短波長化については、塗布型磁気記録
媒体と金属薄膜型磁気記録媒体のいずれを問わず、磁性
層表面の高平滑化が不可避となっている。また、テープ
状磁気記録媒体における全厚の薄手化については、テー
プ剛性の著しい低下によるテープの走行耐久性を著しく
損なうだけでなく、磁気ヘッドとテープの当たり性の低
下によるt磁変換特性の低下を生じ易い。そこでテープ
剛性の改善策としては、非磁性支持体、あるいは磁性層
やバンクコート層の強度を増加させることが既に検討さ
れている。前者の例としては、テープ状磁気記録媒体の
代表的な非磁性支持体材料であるポリエチレンテレフタ
レート(以下、PETと略す)やポリエチレン−2゜6
−ナフタレート(以下、PENと略す)のようなポリエ
ステル系材料の代わりに芳香族ポリアミド、芳香族ポリ
イミドを用いるといった高強度材料の検討例があるが、
従来材料のPETやPENに比べ極めて高価格である他
、磁性層、バックコート層の接着性の不足や吸湿性が大
きいといった問題があった。一方、後者の例では、例え
ば、特開昭63−29318号公報に見られるように非
磁性支持体より剛性の高い材料を結合剤と混合として、
磁性層と非磁性支持体の間に中間層として設けることに
より薄手化された磁気テープ全体の剛性を保つことが捉
案されている。また特開昭59−92436号公報や特
開昭64−60819号公報では、磁気テープのバック
コート層の性能を向上するため、平板状非磁性無機質粉
末をカーボンブラックとともに結合剤を用いて構成する
ことにより、走行耐久性、耐摩耗性、ドロップアウト減
少などの効果が知られている。
このように磁気記録層と非磁性支持体の間の層(以下下
塗層という)や非磁性支持体の反対面にバックコート層
の剛性を高くしたり、走行耐久性。
表面性を改善するには、一般に高剛性の微粉末を混入す
る方法が多くとられている。
発明が解決しようとする課題 このような従来の方法では、下塗層あるはバンクコート
層を構成する材料選定、構成配分などが適切でなかった
ため、磁気記録媒体の薄手化による剛性の低下を充分補
償することができなかった。
すなわち、記録信号の短波長化のため、磁性層表面を超
平滑化するほど走行性が低下したり、バックコート層の
表面性が形状転写したり、物質汚染して!磁変換特性を
損うため、高剛性で短波長記録性能のよい薄手テープを
生産することは極めて困難であった。
本発明は、上記課題を解決し、走行耐久性、磁気ヘッド
とのインターフェース、M!気変換特性が優れた大容量
記録の薄手な磁気記録媒体を捉供することを目的とする
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、非磁性支持体の一
方の面に、結合剤中に非磁性無機質粉末を分散させてな
る下塗層を介して磁性層を、他方の面に結合剤中に非磁
性無機質粉末を分散させてなるバックコート層をそれぞ
れ設けた磁気記録媒体であって、上記下塗層およびバッ
クコート層の中に板状比(平均直径/平均厚み)が5以
上150以下の平板状無機質粉末を含有させたことを基
本的手段とするものである。
また、本発明における上記下塗層およびバックコート層
用非磁性無機質粉末として上記の平板状態@譬粉末を用
いる目的は、塗膜面内方向で塗膜の弾性率(剛性と比例
関係にある)の異方性が極めて少なく、かつ高い弾性率
を得ることにある。
本発明における上記下塗層およびバックコート層用平板
状無機質粉末の粉末形状ならびに板状比は、次のように
定義されるものである。上記平板状無機質粉末の平面形
状は特に限定されることはなく、円形、楕円形、三角形
、四角形、その他の多角形等任意の形状であってよい。
上記下塗層およびバックコート層用平板状無機質粉末の
板状比とは、上記平板状粉末の平均厚みに対する粉末の
平均直径の比(平均直径/平均厚み)であり、この場合
の平均直径とは、上記の各種平面形状を有する粉末にお
ける最大差渡し長さと最小差渡し長さとの平均値である
本発明で使用される上記およびバックコート層用平板状
無機質粉末の板状比は、5以上、150以下であり、特
に10〜120であるものが好ましい。
上記平板状無機質粉末の板状比が5未満だと塗膜の弾性
率を充分に上げることが難しく、その結果、テープの弾
性率(テープの剛性)も充分に上げることが難しくなる
。一方、上記無機質粉末の板状比が150を超えると、
これらを結合剤中に分散させる際に上記平板状粉末の折
れ(構造破壊)が生じ易く、塗膜の充分な弾性率向上が
望めなくなる。
本発明における上記下塗層およびバックコート層用平板
状無機質粉末の種類としては、α−Fez03、グラフ
ァイトカオリン、雲母、酸化亜鉛を単独もしくは複数種
組み合わせて使用することができる。
上記のような粉末形状および板状比を有する平板状無機
質粉末は、天然物として入手する、あるいは公知の方法
によって製造することができる。
例えば、α−Fe、O,の板状粉末は、硫酸鉄の濃厚水
溶液と水酸化ナトリウム水溶液との反応により生しる無
定形水酸化第二鉄をアルカリ水溶液中で水熱処理する。
あるいは水熱処理する際に、d酒石酸、l−酒石酸およ
びこれらの誘導体からなる結晶成長制御剤を添加するな
どして得ることができる。なお、本発明におけるバック
コート層中には、帯電防火性、遮光性改善のために上記
平板状無機質粉末とともにカーボンブラックを添加する
ことが好しい。
本発明で使用される上記バックコート層カーボンブラッ
ク粉末は、ファーネスブランク、サーマルブラック、カ
ラー用ブラック、アセチレンブラック等を単独もしくは
複数種組み合わせて使用することができる。また、これ
らカーボンブラックは、その表面がグラファイト化もし
くはグラフト化されているものも使用することができる
本発明における上記下塗層中の結合剤と上記非磁性無機
質粉末との配合割合は、上記結合剤100重量部当たり
の上記非磁性無機質粉末を100〜600重量部とする
ことが好ましい。上記非磁性無機質粉末の配合割合が1
00重量未満の場合、上記下塗層塗膜の弾性率を充分に
上げることが難しくなる。
一方、600重量部を超えると、無機質粉末の充填性の
低下による上記下塗層の弾性率低減や脆弱化が生じる他
、塗膜の平滑性も低下する。
本発明におけるバックコート層の結合剤と上記非磁性無
機質粉末(平板状粉単独または平板状とカーボンブラッ
ク)との配合割合は、上記結合剤100重量部当たりの
上記無機質粉末を100〜600重量部とすることが好
ましい。上記無機質粉末の配合割合が100重量部未満
の場合、上記バックコート層塗膜の弾性率、耐摩耗性を
充分に上げることが難しくなる為、滑り性も低下する。
一方、600重量部を超えると、無機質粉末の充填性の
低下による上記バックコート層の弾性率低減や脆弱化が
生じる他、塗膜の平滑性も低下する。
本発明における上記バックコート層中の上記無機質粉末
中に占める上記平板状粉末の配合割合は、60重量%以
上とすることがすることが好ましい。
上記平板状粉末の配合割合が600重量%未満の場合、
上記バックコート層塗膜の弾性率を充分に向上させるこ
とが難しくなる。
本発明における上記下塗層およびバックコート層用結合
剤は、繊維素系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリエステル系樹脂。
アクリル系樹脂、ゴム系樹脂などの熱可塑性樹脂に、イ
ソシアネート化合物を組み合わせたものや、放射線感応
性不飽和二重結合を有する樹脂(化合物)を組み合わせ
たものなど従来知られているものが広く使用可能である
なお、上記下塗層およびバックコート層の構成成分とし
ては、上記無機質粉末と上記結合剤の他に、脂肪酸およ
びまたは脂肪酸エステルを分散荊ならびに潤滑剤として
組み合わせることが可能である。
本発明で得られる磁気記録媒体の磁性層は、上記のよう
な塗布型磁性層と金属薄膜型磁性層とがあるが、特に限
定されるものではなく、いずれであってもかまわない。
本発明の磁気記録媒体用非磁性支持体の材質としては、
PETやPEN等のポリエステル、ボIJエチレンやポ
リプロピレン等のポリオレフィンセルローストリアセテ
ートセルロースジアセテート等のセルロース誘導体、ポ
リカーボネート。
ポリ塩化ビニル2ポリイミド、芳香族ポリアミド等、特
には限定さないが、支持体の耐久性1強度価格等の総合
特性面から上記基材のうちポリエステル系支持体を用い
ることが望ましい。
本発明で得られる上記下塗層およびバックコート層用塗
料の混線分散にあたっては、各種の混線機、例えば、ロ
ールミル、ニーダ、アトライタ。
ダブルプラネタリミキサ、高速ミキサ、高速ストーンミ
ル、アジテータミル、サンドミル、ビンミル、ボールミ
ル、ペブルミル、高速撹拌機、超音波分散機などを単独
もしくは複数種組み合せて使用することができる。
作用 本発明は上記した構成により、高剛性な平板状無機質粉
末が、下塗層およびハックコート層面内で整然と揃い易
いため、それらの層の表面は平滑され、また剛性が高く
なる。このような高剛性な層が支持体の両側に設けられ
るため、表裏の剛性がバランスする。
実施例 以下、本発明の実施例についてビデオテープを例にとり
具体的に説明する。なお、実施例に述べている成分の部
数はすべて重量部を示すものとする。
(実施例1) 磁性層用塗料(M)の調整; 強磁性Co含有7Fe、O3 ポリウレタン樹脂 10部 水酸基含有塩ビ・酢ビ共重合樹脂 ・・・・・・ 10
部αAlzoz(平均粒径=0.3μm)−7部カーボ
ンブラック〔平均粒径=50mμ]・・・1部ミリスチ
ン酸          ・・・・・・ 2部ステアリ
ン酸ブチル       ・・・・・・ 1混合合有機
溶剤 (MEK/)ルエン/シクロヘキサノン=3:2:l) ・・・・・・250部 上記組成物を加圧ニーダとサンドミルを用いて混線分散
を行った後、ポリイソシアネート化合物[日本ポリウレ
タン社製、コロネートL]5部を添加混合して得られた
混線物を平均孔径1μmのフィルターで濾過して磁性層
用塗料(M)を調製、準備した。
下塗層用塗料(A−1,)の調製; 平板状α−FezO+ ポリウレタン樹脂 ・・・・・・ 14部 水酸基含有塩ビ・酢ビ共重合樹脂 ・・・・・・ 14
部混合有機溶剤 (MEK/I−ルエン/シクロヘキサノン−3: 2 
: 1) ・・・・・・200部 上記組成物を加圧ニーダとサンドミルを用いて混線分散
を行った後、ポリイソシアネート化合物(日本ポリウレ
タン社製、コロネートL)6部を添加混合して得られた
混練物を平均孔径2μmのフィルターで濾過して下塗層
用塗料(A−1)を調製、準備した。
上記下塗層用塗料A−1中の平板状α−Fe。
03の板状比と平均粒径をそれぞれ下表に示すものに置
き換えた他は、Alと全く同様にして下塗層用塗料A−
2〜A−7を調製、準備した。
バンク要用塗料(B−1)の調製; 平板状α−Fe203 カーボンブラック〔平均粒径=20mμ〕・・・・・・
 25部 ポリウレタン樹脂        ・・・・・・ 14
部ニトロセルロース樹脂       ・・・・・・ 
14部混合有機溶剤 [MEK/)ルエン/シクロへキサノン=3:2:l) ・・・・・・300部 上記組成物を加圧ニーダとサンドミルを用いて混線分散
を行った後、ポリイソシアネート化合物〔日本ポリウレ
タン社製、コロネートL16部を添加混合して得られた
混練物を平均孔径2μmのフィルターで濾過してバック
コート層用塗料(B1)を調製、準備した。
上記バックコート要用塗料B−1中の平板状αFezO
+の板状比と粒径をそれぞれ下表に示すものに置き換え
た他は、B−1と全く同様にして下塗層用塗料B−2〜
B−7を調製、準備した。
次に、上記下塗り雇用塗料(A−1)を6.3μm厚の
PETフィルム上に塗布、乾燥処理を施した後、スーパ
ーカレンダロールによる鏡面加工処理、次いで熱処理を
施して厚さ2.2μmの下塗り層を形成した。この下塗
り層上に磁性層用塗料(M)を塗布、磁場配向、乾燥処
理を施した後、スーパーカレンダロールによる鏡面加工
処理を施して厚さ2.5μmの磁性層を有する原反ロー
ルを得た。この原反ロール上の磁性層とは反対の面に、
バックコート層用塗料(B−1)を塗布、乾燥、次いで
熱処理を施して厚さ0.8μmのバックコート層を形成
した。これを2分の1インチ幅に裁断してビデオテープ
試料(250部長)を作成した。
(実施例2〜7) 実施例1における下塗層用塗料(A−1)およびバック
コート層用塗料(B−1)をそれぞれ下表に示す組み合
わせに変えた他は、実施例1と全く同様にしてビデオテ
ープ試料(250部長)を作成した。
(実施例8) 下塗層用塗料(A−8)の調製; 平板状α−Fe、O。
ポリウレタン樹脂        ・・・・・・ 28
部水酸基含有塩ビ・酢ビ共重合樹脂 ・・・・・・ 2
8部混合有機溶剤 [:MEK/トルエン/シクロヘキサノン=3  : 
2  :  1) ・・・・・・250部 上記組成物を加圧ニーダとサンドミルを用いて混線分散
を行った後、ポリイソシアネート化合物〔日本ポリウレ
タン社製、コロネートし〕11部を添加混合して得られ
た混練物を平均孔径2μmのフィルターで濾過して下塗
層用塗料(A−8)を調整、準備した。
バックコート層用塗料(B −8)の調製;平板状α−
Fe203 カーボンブランク〔平均粒径=20mμ〕・・・・・・
 25部 ポリウレタン樹脂        ・旧・・ 28部ニ
トロセルロース引樹脂      ・旧・・ 28部混
合有機溶剤 (MEK/)ルエン/シクロヘキサノン=3 : 2 
: t3 ・・・・・・400部 上記組成物を加圧ニーダとサンドミルを用いて混線分散
を行った後、ポリイソシアネート化合物〔日本ポリウレ
タン社製、コロネートし]11部を添加混合して得られ
た混線物を平均孔径2μmのフィルターでI遇してバッ
クコート層用塗料(B−8)を調整、準備した。
次いで実施例1における下塗層用塗料(A−1)および
バックコート層用塗料(B−1)をそれぞれA−8、B
−8の組み合わせに変えた他は、実施例1と全く同様に
してビデオテープ試料(250部長)を作成した。
(実施例9) 下塗層用塗料(A−9)の調製; 平板状α−Fe、O。
ポリウレタン樹脂        ・・・・・・ 8部
水酸基含有塩ビ・酢ビ共重合樹脂 ・・・・・・ 8部
混合有機溶剤 (MEK/)ルエン/シクロヘキサノン=3: 2 :
 1) ・・・・・・180部 上記組成物を加圧ニーダとサンドミルを用いて混線分散
を行った後、ポリイソシアネート化合物〔日本ポリウレ
タン社製、コロ2−トL)6部を添加混合して得られた
混練物を平均孔径2μmのフィルターで濾過して下塗層
用塗料(A−9)を調整、準備した。
バックコート層用塗料(B−9)の調製;平板状α−F
ezO:+ カーボンブラック〔平均粒径=20mμ〕・・・・・・
 25部 ポリウレタン樹脂        ・・・・・・ 8部
ニトロセルロース樹脂      ・・・・・・ 8部
混合有機溶剤 [MEK/)ルエン/シクロヘキサノン−3:2:1〕 ・・・・・・280部 上記組成物を加圧ニーダとサンドミルを用いて混線分散
を行った後、ポリイソシアネート化合物〔日本ポリウレ
タン社製、コロネートL)6部を添加混合して得られた
混練物を平均孔径2μmのフィルターで濾過してバック
コート層用塗料(B−9)を調整、準備した。
次いで実施例1における下塗層用塗料(A−1)および
バックコート層用塗料(B−1)をそれぞれA−9、B
−9の組み合わせに変えた他は、実施例1と全く同様に
してビデオテープ試料(250部長)を作成した。
(実施例10) バックコート層用塗料(B−10)の調製;平板状α−
FezO。
カーボンブラック〔平均粒径=20mμ〕・・・・・・
 25部 ポリウレタン樹脂        ・・・・・・ 22
部ニトロセルロース樹脂      ・・・・・・ 2
22部混有機溶剤 〔MEK/トルエン/シクロへキサノン=3;2:1) ・・・・・・360部 上記組成物を加圧ニーダとサンドミルを用いて混線分散
を行った後、ポリイソシアネート化合物[日本ポリウレ
タン社製、コロネート上110部を添加混合して得られ
た混練物を平均孔径2μmのフィルターで濾過してバッ
クコート層用塗料(B10)を調整、準備した。
次いで実施例1における下塗層用塗料(A−1)および
バックコート層用塗料(B−1)をそれぞれA−3、B
−10の組み合わせに変えた他は、実施例1と全く同様
にしてビデオテープ試料(250部長)を作成した。
(実施例11) バックコート層用塗料(B−11)の調製;平板状α−
FezO3 カーボンブランク〔平均粒径=20mμ]25部 ポリウレタン樹脂        ・・・・・・ 8部
ニトロセルロース樹脂      ・・・・・・ 8部
混合有機溶剤 rMEK/)ルエン/シクロへキサノン=3:2:1) ・・・・・・280部 上記組成物を加圧ニーダとサンドミルを用いて混線分散
を行った後、ポリイソシアネート化合物[日本ポリウレ
タン社製、コロネートL)5部を添加混合して得られた
混線物を平均孔径2μmのフィルターで濾過してバック
コート層用塗料(B11)を調整、準備した。
次いで実施例1における下塗層用塗料(A−1)および
バックコート層用塗料(B−1)をそれぞれA−3、B
−10の組み合わせに変えた他は、実施例1と全く同様
にしてビデオテープ試料(250部長)を作成した。
(実施例12) 実施例1におけるバックコート層用塗料(B1)をB−
4に変えた他は、実施例1と全く同様にしてビデオテー
プ試料(250部長)を作成した。
(実施例13) 下塗り要用塗料(A−3)を6.3μm厚のPETフィ
ルム上に塗布、乾燥処理を施した後、スーパーカレンダ
ロールによる鏡面加工処理、次いで熱処理を施して厚さ
1.5μmの下塗層を形成した。
この下塗層上に磁性層用塗料(M)を塗布、磁場配向、
乾燥処理を施した後、スーパーカレンダロールによる鏡
面加工処理を施して厚さ2.5μmの磁性層を有する原
反ロールを得た。この原反ロール上の磁性層とは反対の
面に、バックコート層用塗料(B−3)を塗布、乾燥、
次いで熱処理を施して厚さ1.5μmのバックコート層
を形成した。
これを2分の1インチ幅に裁断してビデオテープ試料(
250部長)を作成した。
(比較例1) 実施例1における下塗層用塗料(A−1)およびバック
コート層用塗料(B−1)中のα−Fe。
03を粒状のもの(平均粒径−0,1μm)に変えた他
は、実施例1と全く同様にしてビデオテープ試料を作成
した。
(比較例2) 実施例1におけるバックコート層用塗料(B1)中のα
−FezO,、を粒状のもの(平均粒径−0,1μm)
に変えた他は、実施例1と全く同様にしてビデオテープ
試料を作成した。
(比較例3) 実施例1における下塗層用塗料(A−1)中のα−Fe
203を粒状のもの(平均粒径=1.0μm)に変えた
他は、実施例1と全く同様にしてビデオテープ試料を作
成した。
(比較例4) 実施例1における下塗層用塗料(A−1>およびバック
コート層用塗料(B−1)中のα−Fe203を針状の
もの(針状比=10、長軸長=0.2μm)に変えた他
は、実施例1と全く同様にしてビデオテープ試料を作成
した。
(比較例5) 実施例1におけるバックコート層用塗料(B−1)中の
α−FezO:+を針状のもの(針状比=10、長軸長
=0.2μm)に変えた他は、実施例1と全く同様にし
てビデオテープ試料を作成した。
(比較例6) 実施例1における下塗層用塗料(A−1)中のα−Fe
zO3を針状のもの(針状比=10、長軸長=0.2μ
m)に変えた他は、実施例1と全く同様にしてビデオテ
ープ試料を作成した。
以上の各実施例および比較例で得られた種々のビデオテ
ープ試料について、それぞれ以下に示す評価試験を行っ
た。
(1)表面粗さ(μm) 磁性層、バックコート層の表面粗さは、ランク・テーラ
−・ホブノン社製のクリステツブ触針型表面粗さ計を用
いて測定した。値は粗さチャートにおけるピーク高さの
自乗平均平方根を算出して求めた(参考文献; Nat
ional Technical Reportvol
、2B No、3 June 1982 p、520 
)。
(2)テープスティフネス(m g )東洋精機■製の
ルーブスティフネステスターを用い、テープの長手(M
D)および幅(TD)方向のスティフネスC座屈強度)
を求めた。
(3)  C/N(dB) 各試料テープをカセットハーフに巻き込んで7MHzの
信号と5MHzのノイズの比(C/N)を5VH5用V
TRを用いて測定した。表中の値は、基準テープの測定
値との相対比較値として示した。
(4)テープの走行耐久性 各試料テープを40°C180%RHの環境下でそれぞ
れ100回再走行させた後の各試料テープの巻姿、テー
プの形状変化およびテープ表裏の傷付き性等についての
目視観察結果を示した。
各試料テープそれぞれの評価試験結果を次表に示す。
(以下余白) 上表から明らかなように本発明により得られた磁気テー
プは、電磁変換特性、走行耐久性ともに優れていること
がわかる。
すなわち本発明においては、下塗層およびバックコート
層を非磁性支持体に設けることにより、高剛性層が非磁
性支持体の両側よりバランスしてより効果を発揮する。
発明の効果 以上詳述したように本発明では、特定範囲の板状比を有
する無機質粉末と結合剤とを特定の配合割合で分散させ
ることにより、高剛性、かつ平滑性に優れた下塗層、バ
ックコート層が得られるとともに、これら高剛性層を非
磁性支持体の両面に設けていることから、テープ全厚の
薄手化に際しても、電磁変換特性が良好で、走行耐久性
に優れた磁気記録媒体を提供することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性支持体の一方の面には結合剤中に非磁性無
    機質粉末を分散させてなる下塗層を介して磁性層を、他
    方の面には結合剤中に非磁性無機質粉末を分散させてな
    るバックコート層をそれぞれ設けた磁気記録媒体であっ
    て、上記下塗層およびバックコート層中の非磁性無機質
    粉末として、板状比(平均直径/平均厚み)が5以上、
    150以下の平板状無機質粉末を含有させたことを特徴
    とする磁気記録媒体。
  2. (2)下塗層中の結合剤と非磁性無機質粉末との配合割
    合を、前記結合剤100重量部に対し、前記非磁性無機
    質粉末を100〜600重量部としたことを特徴とする
    請求項(1)に記載の磁気記録媒体。
  3. (3)バックコート層中の結合剤と非磁性無機質粉末と
    の配合割合を、前記結合剤100重量部当たり前記非磁
    性無機質粉末を100〜600重量部としたことを特徴
    とする請求項(1)に記載の磁気記録媒体。
  4. (4)バックコート層中の非磁性無機質粉末に占める平
    板状無機質粉末の配合割合を、60重量%以上としたこ
    とを特徴とする請求項(1)または(3)に記載の磁気
    記録媒体。
  5. (5)下塗層およびバックコート層中の平板状無機質粉
    末が、α−Fe_2O_3、グラファイト、カオリン、
    雲母、酸化亜鉛のうちの少なくとも1種であることを特
    徴とする請求項(1)、(2)、(3)または(4)に
    記載の磁気記録媒体。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5778630A (en) * 1980-10-29 1982-05-17 Hitachi Maxell Ltd Magnetic recording medium
JPS6381623A (ja) * 1986-09-25 1988-04-12 Toshiba Corp デイスク媒体
JPS6460819A (en) * 1987-08-31 1989-03-07 Fuji Photo Film Co Ltd Magnetic recording medium

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