JPS6379590A - β−アミラ−ゼを製造する方法 - Google Patents

β−アミラ−ゼを製造する方法

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JPS6379590A
JPS6379590A JP22649986A JP22649986A JPS6379590A JP S6379590 A JPS6379590 A JP S6379590A JP 22649986 A JP22649986 A JP 22649986A JP 22649986 A JP22649986 A JP 22649986A JP S6379590 A JPS6379590 A JP S6379590A
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JP
Japan
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gluten
amylase
protease
dispersion
wheat flour
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JP22649986A
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Inventor
Makoto Katayama
誠 片山
Takeshi Murayama
村山 武
Akira Onoe
尾上 旦
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GLYCO EIYOU SHOKUHIN KK
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GLYCO EIYOU SHOKUHIN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 産業上の利用分野 本発明は、小麦粉又はそれから分別した未変性の生グル
テン区分をそのまま又は分散させた上、プロテアーゼを
作用させ又はさせないでそのまま、もしくは更に精製す
るなどにより、液体又は粉末状のβ−アミラーゼを製造
することにある。
■ 従来の技術及びその問題点 現在、α−アミラーゼを含まないβ−アミラーゼの酵素
剤として市販されているものは、大豆分離蛋白質製造時
の廃液を限外濾過濃縮した後、そのままもしくは塩析し
て精製し、これを液体又は粉末として製品化したものが
殆んどである。
しかし、上記廃液中のβ−アミラーゼカ価(力価測定法
については末尾記載の注を参照されたい)は20単位/
 we程度であり、これを原料として高力価製品(通常
、2000単位/)程度以上のものをいう)を製造する
には力価がひくすぎて膨大なr過面積を有する限外濃縮
機が必要であり、製造設備及びランニングコストが高い
等の問題点があった。
■ 問題点を解決するための手段 本発明者等は、小麦粉を分別して得られる小麦グルテン
区分が高力価のβ−アミラーゼ活性を有すること及び小
麦粉にプロテアーゼを作用させるとβ−アミラーゼ力価
が約2倍に上昇することを発見した。このことは従来全
く知られていなかった新しい事実である。
そこで、この事実に基き、小麦グルテンをpH3,8〜
7.8の範囲で分散後そのまま粉末化するか、又は生グ
ルテンもしくは小麦粉そのものをプロテアーゼで処理し
て得られる水可溶部をそのままあるいは更に精製する等
、鋭意工夫して本発明を完成させたものである。
本発明で採用する小麦粉は、格別なものでなく、グルテ
ン含艮、小麦粉の市価などにより適宜選択される。また
、ここでいう未変性グルテンとは、加熱変性をうけてい
ないものであって、I)Hがおよそ4以下又は8以上に
なるような処理を受けていないものをいう。
β−アミラーゼが失活しない安定領域がpHおよそ3.
8〜7.8であるから以後の処理においてもこのpH領
域又は好ましくはpH4,0〜7.5を外れないように
することが肝要である。
第1発明(特許請求の範囲の■に記載の発明を第1発明
、同範囲の■に記載の発明を第2発明、同範囲の■に記
載の発明を第3発明という。以下同じ)から第3発明に
かけて共通にいえることは、未変性グルテンを充分分散
させるか又はβ−アミラーゼの酵素活性が失活しない条
件で加水分解することが大切である、ということである
。充分に分散するためには、グルテンの等電点であるp
H7付近から4〜5.5程度に下げる必要がある。もっ
とも、第2発明、第3発明においては、場合によっては
pH調整を必要としないときもある。pH調整のために
は、通常、酢酸、乳酸等の他適宜な緩衝液を加えればよ
い。
未変性グルテンを酸性で分散するとき、亜硫酸水素ナト
リウムの如き亜硫酸塩を加えるとグルテンのS−8結合
を切断して分散液の粘度を下げることができるので、そ
れでもって通常の粘度範囲になるまで分散液の固型分濃
度を上げることができ、作業性、経済性を改善すること
ができる。
第1発明ではかかるグルテン分散後そのまま乾燥しても
よいし、又は、更に精製してもよい。精製するには、た
とえば食塩、硫安、リン酸塩の如きを溶解して塩析し、
溶解部分を分取するとか、又は単にかかる分散液のpH
を再び7付近にもどして液部のみを分取するとかによれ
ばよい。このようにして分取されたものは、限外f過已
縮、真空乾燥、噴霧乾燥等の適宜の処理を経て製品化さ
れることとなる。かかる精製法は第2〜3発明において
も同様に採用することができる。
本発明で使用するプロテアーゼは、酸〜中性プロテアー
ゼであればよく、特定なものには限らない。加水分解の
程度についても特に限定はないが分解の程度がひくけれ
ばβ−アミラーゼ力価が余り向上しないし、逆に分解度
が高いと可溶化が進み最終製品に水可溶性ペプタイドが
不純物としてくるLlが大きくなる。もっともこの場合
は、可溶区分を分取し限外1過濃縮とか硫安等による塩
析によって精製することにより最終製品のβ−アミラー
ゼ力価をあげることが出来る。しかし精製工程を経ない
ときは、力価向上と可溶化の程度を調べなから適宜に作
用させ可溶化するとよい。最終製品から使用したプロテ
アーゼを除去する必要があるときは、安定域のせまいプ
ロテアーゼを使用し、グルテン分解後、液のpHをその
安定域外に変更することによってプロテアーゼのみ不活
性化するなどが考えられる。
第3発明においては、たとえば、小麦粉に2倍以上(好
ましくは5倍)の水を加え、得られた懸濁液に直接プロ
テアーゼを作用させ、小麦粉中のグルテンを充分分解し
てからそのままもしくは逮心分離で水不溶分を除去した
のち、乾燥するか又は更に限外f過濃縮とかε)を安等
による塩析によって精製後乾燥する。
又他の方法としては、たとえば、小麦粉に3倍の水を加
え、酢酸、乳酸等でpH4,5〜4.8とし分散し遠心
公認で水不溶部を除去した後、可溶部を分取し、それを
そのまま乾燥するかあるいは更にプロテアーゼを作用さ
せグルテンを充分分解してからそのままもしくは1過し
たのち乾燥するか又は更に限外n縮とか硫安等による塩
析によって精製後乾燥する。
硫安で処理する場合、硫安濃度を段階的に変えて沈でん
物を分取し精製度合をたかめることもできる。
プロテアーゼを作用させるについてはpHや温度をどの
ようにするかの他、作用時間中の発酵・腐敗を防止する
ため、低濃度のアルコール、プロピレングリコール等を
加えるとか、食塩その他殺菌性、静菌効果のある物質を
添加することも有用である。
■ 作用及び効果 通常市販されている未変性グルテンにはβ−アミラーゼ
活性が殆んどみられないため、従来はグルテンにはβ−
アミラーゼ活性はないと思われていた。しかし、これは
生グルテンを活性グルテン粉末として製品化する工程で
、アンモニア水を加えてpH10付近にするため酵素が
失活したものであろうと推定される。本発明ではかかる
高pH処理をうけていない未変性グルテンにはβ−アミ
ラーゼ活性があり、かつ、グルテンを加水分解すればそ
の力価が向上することを発見したのは、先述の通りであ
る。
そして、この現象は、小麦粉中には水溶性タイプのβ−
アミラーゼと小麦グルテンと結合した非水溶性タイプの
β−アミラーゼが存在するのか、又はその他何らかの理
由でグルテンによりβ−アミラーゼ活性が阻害されてい
ることを推察させるものである。従って、単にグルテン
を水で洗ってもアミラーゼ力価は出ない。グルテンを分
散させ、又は加水分解して初めてグルテンにより阻害さ
れていたアミラーゼ活性が顕在化し、力価が向上する。
たとえば、小麦種粒の糊粉層付近から分別されたいわゆ
るマルシー粉(九〇粉、たとえば日清製粉株式会社製の
青銀杏など)に含まれているβ−アミラーゼの力価は約
200単位/ノであるが、これにプロテアーゼを作用さ
せると約2倍の400単位/?であったし、この小麦粉
から分別した生グルテンをpH調整して適宜分散させた
後噴霧乾燥したものは、グルテンを分解したわけでもな
く単に分散させただけのものであるにもかかわらず、実
に約1,400単位/?という高力価を示した。このも
のは不純物は多いが力価が高いのでこのまま糖化用酵素
として利用できるものである。
本発明は、このような未変性グルテンの酸分散液又はプ
ロテアーゼ分解液は従来の活性グルテン及び小麦でん粉
の製造設備をそのまま利用できるのでβ−アミラーゼ酵
素粉末を大量・安価に製造できること及び小麦でん粉も
従来通り分取でき、かつ場合によってはグルテンを再び
回収することもできるという経済的に有利な方法である
。即ち大豆分離蛋白質製造時に副生ずるβ−アミラーゼ
含有液が約20単位/ yxlであるのに対し、未変性
グルテンの酸分散液の再破壊(グルテンの再沈でん)に
よるときの液が28単位/ we、未変性グルテンのプ
ロテアーゼ処理液が約460単位/ ml 、小麦粉に
加水してプロテアーゼ処理後遠沈による液が80単位/
 ml等の如く、本発明によるものが大豆起源より高濃
度の(のかえられるから、はるかにその後の精製が容易
・低部となる。
以下実施例をあげ本発明の内容を詳述する。
実施例1 日清製粉株式会社製の小麦粉青銀杏500 kqに水4
001を加え、ニーターで混線しドウを作り30分間放
置後水洗機に移し、水4,0OO1で水洗し生グルテン
259kgとでん粉濃度約6.8%の粗でん粉乳的3,
7001を得た。次に水5201に酢酸6.74を加え
、生グルテン259kqを投入しホモゲナイザーで分散
した後直ちに噴霧乾燥機で乾燥しβ−アミラーゼ活性を
有するグルテン粉末(pH4,8、β−アミラーゼ力価
1,400単位/P)81.5&りを得た。
実施例2 実施例1と同様に処理して得たグルテン分散液785&
gに食塩7.85 kg、リン酸2ナトリウム3.9 
kgを加えて分散状態を破壊した。次にこれを遠心分離
して液部を分取し、更にグーソー上25&りを加えて濾
過し清澄液(β−アミラーゼ力価28単位/zl)49
011を得、噴霧乾燥してβ−アミラーゼ粉末(β−ア
ミラーゼカ価1,400単位/7)23.8に9を得た
実施例3 実施例2と同様に処理して得た清澄液4901を日東電
気工業株式会社製限外r過濃縮膜NTU3520で10
Ol迄濃縮し、濃縮液を濾過後r液を噴霧乾燥してβ−
アミラーゼ粉末(β−アミラーゼ力価3,500単位/
P)8.2に9を得た。
実施例4 実施例1と同様に処理して得た生グルテン259に9に
、オリエンラーゼ3ON(上田化学工業株式会社製中性
プロテアーゼ) 0.65kgを入れ、40℃で5時間
反応させて分解液を得、これを真空乾燥してβ−アミラ
ーゼ活性を有する粉末(β−アミラーゼ力価1,400
単位/))を80に9得た。
実施例5 実施例1と同様に処理して得た生グルテン2B9kqに
、オリエンラーゼ3ON(上田化学工業株式会社製中性
プロテアーゼ) 0.65kgを入れ、40°Cで5時
間反応させて分解液を得、次にグーソー上15#を加え
て濾過し清澄液(β−アミラーゼ力価460単位/g/
)  1301を得、これを噴霧乾燥してβ−アミラー
ゼ粉末(pH6,2、β−アミラーゼ力価2,000単
位/iP) 29.4kgを得た。
実施例6 実施例1と同様に処理して得た生グルテン259に9に
、オリエンラーゼ3ON(上田化学工業株式会社製中性
プロテアーゼ) 0.65に9を入れ、40°Cで5時
間反応させて分解液を得、次にグーソー上15k(jを
加えて濾過し清澄液(β−アミラーゼ力価460単位/
Mt)1301を得、これを日東電気工業株式会社製限
外濾過濃縮膜NTU3520で3ol迄濃縮し、濃縮液
をC過後P液を噴霧乾燥してβ−アミラーゼ粉末(β−
アミラーゼ力価4,000単位/?)12.8 kgを
得た。
実施例7 日清製粉株式会社製の小麦粉V!?銀杏500 kgに
水2,5001加え、オリエンラーゼ3ON(上田化学
工業株式会社製中性プロテアーゼ)0.65にりを入れ
40°Cで5時間反応後遠心分離機で不溶部1,201
qと液部1,8001を得た、液部は更にグーソー上9
0に9加え濾過して清澄液(β−アミラーゼ力価80単
位/m1)1.6501とし、これを日東電気工業株式
会社製限外濾過濃縮膜NTU3520で30ol迄濃縮
し、濃縮液を再度r過後f液を噴霧乾燥してβ−アミラ
ーゼ粉末(β−アミラーゼ力価3.800単位/?) 
34.7に9を得た。
一方、遠心分離で得た不溶部に水4,500 gを加え
、ノズルセパレーターで澱粉乳を分別し以下常法に従っ
て乾燥した所、小麦でん粉270 kqを得た。
(注)β−アミラーゼ力価測定法 2%可溶性でん粉 参考:1単位とは、酵素1グラム当り 1分間にブドー糖として1■生 成する力価を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)小麦粉から分別された未変性のグルテンを、それ
    に含有されているβ−アミラーゼの酵素活性が失活しな
    い範囲においてpHを調整することにより分散させ、必
    要に応じてこれをそのまま又は水溶性区分のみを分取す
    ることを特徴とするβ−アミラーゼを製造する方法。
  2. (2)小麦粉から分別された未変性のグルテンを、必要
    に応じてそれに含有されているβ−アミラーゼの酵素活
    性が失活しない範囲においてpHを調整することにより
    分散させたのち、プロテアーゼを作用させることを特徴
    とするβ−アミラーゼを製造する方法。
  3. (3)小麦粉に加水して得られる懸濁液を、それに含有
    されているβ−アミラーゼの酵素活性が失活しない範囲
    においてpHを調整して小麦粉中のグルテンを分散させ
    たのち、これを遠心分離により沈殿物を除去するか又は
    しないで、必要に応じてプロテアーゼを作用させること
    を特徴とするβ−アミラーゼの製造法。
JP22649986A 1986-09-24 1986-09-24 β−アミラ−ゼを製造する方法 Pending JPS6379590A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7399622B2 (en) 2001-02-06 2008-07-15 Danisco Sugar Oy Process for the extraction of β-amylase

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7399622B2 (en) 2001-02-06 2008-07-15 Danisco Sugar Oy Process for the extraction of β-amylase

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