JPS6378673A - 画像伝送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、静止画像を伝送する画像伝送方式に関する。

［従来技術］ 一般に、電話回線等の狭帯域の伝送回線を用いて静止画
像を伝送するとき、画像情報の情報量が厖大なため非常
に長い時間がかかる。とくに、カラー静止画像を伝送す
るときには、１画素あたりの情報量として複数ビット（
例えば１６ビツト）を必要とするので、さらに長い時間
を要する。

従来、かかる不都合を解消するため、送信側で画像情報
を符号化圧縮し、受信側で受信情報を復号化伸張して元
の画像情報を形成することがなされていた。

しかしながら、かかる従来方法では、符号化復号化のた
めの手段を必要とするために装置のコストが高くなると
いう不都合を生じていた。とくに、カラー静止画像を効
率よく符号化圧縮するための符号化方式は複雑であるの
で、コストがさらに高くなるという不都合を生じていた
。

［目的］ 本発明は、かかる従来技術の不都合を解消するためにな
されたものであり、効率よく静止画像を伝送できる画像
伝送方式を提供することを目的としている。

［構成］ 本発明では、送信装置は、最初は所定の方式で画素を間
引いた画像を受信装置に伝送し、受信装置から領域が指
定されるとその指定領域の部分の画像を画素を間引かな
い状態で再送しており、このようにして受信装置でとく
に必要とする部分以外の画像の情報量を減少することで
、伝送する画像の情報量を削減している。

以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳細
に説明する。

第１図は、本発明の一実施例にかかる端末装置を示して
いる１本実施例では、この端末装置を送信装置および受
信装置に使用している。

この端末装置は、キーボード１と画面表示部２を備えて
種々の処理を実行するための本体部３、伝送するカラー
画像を入力するためのカラービデオカメラとその信号処
理装置からなる画像入力部４゜カラー画像を表示するた
めのカラーモニタテレビとその信号処理装置からなる画
像表示部５、および、電話回線を用いてデータを伝送す
るためのモデム部６から構成されている。

この端末装置の制御系の一例を第２図に示す。

同図において１画像入力部４から出力された３原色の映
像信号はアナログ／デジタル変換部１１に加えられ、お
のおのの画素単位に、赤成分、緑成分および青成分がそ
れぞれ所定ビット数のデジタル信号に変換されるととも
にそれらのデジタル信号が所定ビット数の画素データに
整形されて画像メモリ１２に記憶される。

画像メモリ１２に記憶された画素データは、所定の順序
に読み出されてデジタル／アナログ変換部１３に加えら
れ、赤成分、緑成分および青成分がそれぞれ対応するア
ナログ信号に変換されて画像表示部５に加えられる。こ
れによって、画像メモリ１２に記憶された画像データに
対応した画像が画像表示部５に表示される。

また、システム制御部１４は、この端末装置の全体を制
御するものであり、タイミング制御部１５は、各部の動
作タイミングを制御するものである。また、モデム部６
は、データを変復調するためのモデム６ａと、この端末
装置を電話回線に接続するための自動発着信機能を備え
た網制御装置６ｂからなる。

そして、画像入力部４、アナログ／デジタル変換部１１
、画像メモリ１２．デジタル／アナログ変換部１３、画
像表示部５およびモデム６ａは、システムパスライン１
６を介して、システム制御部１４およびタイミング制御
部１５と相互に制御情報や各種のデータをやりとりして
いる。

また、画像入力部４では、カラービデオカメラは第３図
（ａ）に示すようにラスタースキャンしており、この１
画面を水平走査線方向に２５６画素画素面方向に２００
ラインの解像度で分解する。なお、カラービデオカメラ
としては、一般に使用されているものを流用できる。た
だし、かかるカラービデオカメラは１画面を２対１のイ
ンターレーススキャンしているので、その１回のスキャ
ンによって得られた画像信号を用いている。また、１秒
間に６０フレームの画像が得られる。

また、画像メモリ１２に蓄積される１画素分の画像デー
タは、第４図に示すように、１つの画素の赤成分、緑成
分および青成分を、おのおの５ビツトであられした赤デ
ータ、緑データおよび青データを順次並べて形成した１
６ビツトのデータからなり、画像入力部４のスキャン順
序に従って時系列的に各画素のデータが記憶されて、１
画面分の画像データが記憶される。ただし、その１６ビ
ツトのデータの最上位桁は使用されない。

また、このようにして画像メモリ１２に蓄積されている
１画面分の画像データが、画素順序に読み出されてデジ
タル／アナログ変換部１３に加えられることで、画像表
示部５に１画面分の画像が表示されている。したがって
、システム制御部１４が画像メモリ１２の内容を適宜に
書き換えると、その書き換えた結果の画像が画像表示部
５に表示されるにれにより、システム制御部１４は、画
像表示部５に表示する画像に任意のパターンを重ねたり
、画像を書き換えることができる。

以上の構成で、送信装置から受信装置に画像を伝送する
ことを考える。

まず、送信装置では、送信する画像を撮像している状態
で、オペレータが画像の取り込みのためのコマンド等を
キーボード１から操作入力すると、システム制御部１４
はそのときに得られている画像データを画像メモリ１２
に取り込ませる。

次に、オペレータが画像伝送のためのコマンドをキーボ
ード１から操作入力し、さらに宛先の電話番号等を入力
して、画像伝送のための条件が全て揃うと、画情報の伝
送が開始される。

すなわち、第５図に示すように、送信装置が受信装置を
発呼すると（状態Ｓｌ）、受信装置は回線が確立された
ことを送信装置に応答する（状態Ｓ２）。

これにより、送信装置は、まず、伝送する画像の情報量
を１／４に低減させた状態の画情報を受信装置に伝送す
る（状態Ｓ３）。　。

このとき、情報量を１／４に低減した画像は、例えば第
６図（ａ）に示すように、画像メモリ１２に蓄積されて
いる画像データを、スキャン順序に、水平垂直方向にそ
れぞれ２画素の計４画素を１つの領域としてその領域の
左上に位置する画素の情報を抽出することで、形成され
る。

このように、情報量が１７４に低減された画情報を受信
した受信装置は、第６図（ｂ）に示すように、受信した
おのおのの画素のデータを、画像メモリ１２上において
、水平垂直方向にそれぞれ２画素の計４画素からなる領
域の左上に位置するもの以外の各画素のデータとして用
い、それによって、送信装置で撮像した画像よりも解像
度が１／４に低減された画像を形成する。

したがって、送信装置で撮像した第７図（ａ）のような
画像は、受信装置の画像表示部５には、同図（ｂ）に示
すような粗い画像として表示される。

ここで、受信装置のオペレータは、その画像表示部５の
表示を見ながら、第８図（ａ）に示すように、表示され
ている画像のうち元の解像度で見たい矩形の領域を、そ
の左下の点Ｐ１の座標（Ｘｘ＊ｙｚ）とその右上の点Ｐ
２の座［（ｘ２ｙｙｚ）をキーボード１を操作入力して
指定するに のとき、その領域を指定するための２点の座標が入力さ
れると、システム制御部１４は、その領域の枠ＦＬ上に
位置している画素を判別し、画像メモリ１２において、
その画素のデータを枠ＦＬのデータと置換し、それによ
って、オペレータから指定された領域を画像表示部５に
表示する。

オペレータは、入力した座標が適切なものであったかど
うかをその枠ＦＬの表示によって確認することができ、
入力した座標に対応した領域が予期したものでないとき
には、キーボード１を操作入力して入力した座標を取り
消し、再度座標を入力することができる。そして、適切
な座標を設定できたところで、キーボード１を操作入力
して領域を確定する。

これにより、システム制御部１４は、その最終的な領域
をあられす２点の座標を送信袋にに応答する（状態Ｓ４
）。

送信装置のシステム制御部１４は、応答された座標から
再送する画像の領域を判別し、その領域内の画素のデー
タを、スキャン順序に画像メモリ１２から順次読み出し
て受信装置に伝送しく状態Ｓ５）。

その伝送を終了すると回線を開放する（状態Ｓ６）。

ただし、このとき、最初に伝送した画素のデータは伝送
しない。また、さらに伝送する画像がある場合には、状
態Ｓ６から次の画像伝送のためのフェーズが開始される
。

このようにして、指定した領域の残りのデータが再送さ
れてくると、受信装置のシステム制御部１４は、それら
のデータによって画像メモリ１２の相当するデータを置
換する。

その結果、第８図（ｂ）に示すように、その指定した領
域のみ送信装置で読み取ったときと同等の解像度で画像
が表示される。

このようにして、受信装置のオペレータが所望する部分
の画像だけが詳細に表示され、それ以外の部分の画像は
低解像度で表示される。ただし。

発明者の観測によれば、本実施例のように低解像度の部
分を元の画像の１／４の解像度にしたとき、その低解像
度の部分の画像としては、その概要を明確に識別できる
程度のものが得られる。すなわち、その低解像度の部分
の解像度をさらに低減してもよい場合がある。

したがって、本実施例によれば、まず、最初に情報量が
低減された状態で画情報が伝送されて、低解像度の画情
報が受信装置で表示されるので、画像伝送が開始されて
から、ある程度意味をもつ情報が伝送終了するまでに要
する時間が短縮されるので、オペレータが待つ時間を短
縮できる。

また、受信装置のオペレータが所望する領域の画像のみ
を元の解像度で再送しているので、１画面分の画情報を
伝送するさいに要する時間を短縮できる。

したがって、本実施例は、例えば車の損傷箇所やナンバ
ープレート、あるいは１人物の顔などが特に重要視され
る保険の査定業務等に適用したときに有効である。

ところで、上述した実施例においては、受信装置から指
定する領域を矩形の領域としているが、この指定できる
領域としては、矩形に限らず、第９図（ａ）に示すよう
な円形や、同図（ｂ）に示すような任意の多角形、ある
いは、同図（ｆ）に示すような長丸でもよい。また、指
定できる領域の数も１つに限ることはなく、同図（ｄ）
に示すように２つ以上にすることもできる。

さらに、単に領域を指定するだけではなく、同図（ｅ）
　、　（ｆ）に示すように、指定領域の画像を拡大した
状態で伝送するように要求することもできる。

またさらに、これらの領域の指定を全て実行できるよう
にしてもよい。

なお、上述した実施例においては、領域を指定するとき
にキーボードから直接座標を入力しているが、この領域
を指定するときには、例えば、マウスやジョイスティッ
ク等画像表示部の任意の一点を指示できるポインティン
グデバイスを用いることもできる。

また、上述した実施例においては１画像入力部にインタ
ーレーススキャン型の撮像手段を用いているが、ノンイ
ンターレーススキャン型の撮像手段を用いることもでき
る。

またさらに、上述した実施例においては、カラー静止画
像を伝送する場合に本発明を適用しているが、白黒静止
画像を伝送する場合にも本発明を同様に適用することが
できる。

［効果］ 以上説明したように、本発明によれば、送信装置は、最
初は所定の方式で画素を間引いた画像を受信装置に伝送
し、受信装置から領域が指定されるとその指定領域の部
分の画像を画素を間引かない状態で再送しており、この
ようにして受信装置でとくに必要とする部分以外の画像
の情報量を減少することで、伝送する画像の情報量を削
減しているので、効率よく静止画像を伝送できるという
利点を得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかる端末装置を示す斜視
図、第２図は第１図に示した装置の制御系を示すブロッ
ク図、第３図（ａ）　Ｉ　（ｂ）は画像入力部の画像入
力状態を説明するための概略図、第４図は１画素分の画
像データの形式を示す信号配置図、第５図は画像伝送例
を示すフローチャート、第６図（ａ）は送信装置で画像
を間引く様子を説明するための概略図、同図（ｂ）は受
信装置で間引いたデータから低解像度の画像を形成する
ときの様子を説明するための概略図、第７図（ａ）は元
の画像例を示す概略図、同図（ｂ）は受信装置で表示さ
れる低解像度の画像を示す概略図、第８図（ａ）は領域
指定の一例を示す概略図、同図（ｂ）は指定領域のみが
詳細に表示されていることを示す概略図、第９図（ａ）
〜（ｆ）は領域の形状の他の例を示す概略図である。 ４・・・画像入力部、５・・・画像表示部、６・・・モ
デム部、１２・・・画像メモリ、１４・・・システム制
御部。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 （ａ） （ｂ） 第７図 （ａ）　　　　　　（ｂ） 第８図 第９図 （ａ）　　　　　　（ｂ） （Ｃ）　　　　　　（ｄ） （ｅ）　　　　　　（ｆ） 手続補正書（自発） 昭和６２年３月２７日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 静止画像を伝送する画像伝送方式において、送信装置は
   、所定の方式で画素を間引いた画像を受信装置に伝送し
   、受信装置から領域が指定されるとその指定領域の部分
   の画像を画素を間引かない状態で再送することを特徴と
   する画像伝送方式。