JPS6378316A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPS6378316A
JPS6378316A JP22160486A JP22160486A JPS6378316A JP S6378316 A JPS6378316 A JP S6378316A JP 22160486 A JP22160486 A JP 22160486A JP 22160486 A JP22160486 A JP 22160486A JP S6378316 A JPS6378316 A JP S6378316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferromagnetic metal
thin film
metallic film
magnetic
thin ferromagnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22160486A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Kondo
洋文 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP22160486A priority Critical patent/JPS6378316A/ja
Publication of JPS6378316A publication Critical patent/JPS6378316A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、真空蒸着やスパッタリング等の真空薄膜形成
技術等の手法により非磁性支持体上に強磁性金属薄膜を
磁性層として形成した、いわゆる強磁性金属Tit膜型
の磁気記録媒体に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、非磁性支持体上に強磁性金属薄膜を磁性層と
して形成してなる磁気記録媒体において、磁性層である
強磁性金属薄膜上にN−アルキルパーフルオロアルカン
アミドを被着し、あらゆる使用条件下においても優れた
走行性。
耐摩耗性、耐久性を発揮する磁気記録媒体を提供しよう
とするものである。
〔従来の技術〕
従来より磁気記録媒体としては、非磁性支持体上にr 
 Fe2O2,coを含有するr−FexOx+Fe2
O4+COを含有するF e *Oa+ T −F e
 203とFe2O2とのベルトライド化合物、Coを
含有するベルトライド化合物、CrOx等の酸化物強磁
性粉末あるいはFe、Co、Ni等を主成分とする合金
磁性粉末等の粉末磁性材料を塩化ビニル−酢酸ビニル系
共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等の有
機バインダー中に分散せしめた磁性塗料を塗布・乾燥す
ることにより作製される塗布型の磁気記録媒体が広く使
用されている。
これに対して、高密度磁気記録への要求の高まりととも
に、Co−Ni合金等の強磁性金属材料を、メッキや真
空薄膜形成技術(真空蒸着法やスパッタリング法、イオ
ンブレーティング法等)によってポリエステルフィルム
やポリイミドフィルム等の非磁性支持体上に直接被着し
た、いわゆる強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体が提案さ
れ、注目を集めている。この強磁性金属薄膜型磁気記録
媒体は、抗磁力や角形比等に優れ、短波長での電磁変換
特性に優れるばかりでなく、磁性層の厚みを捲めて薄く
することが可能であるため記録減磁や再生時の厚み損失
が著しく小さいこと、磁性層中に非磁性材である有機バ
インダーを混入する必要がないため磁性材料の充填密度
を高めることができること等、数々の利点を有している
しかしながら、上述の強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体
では、磁性層表面の平滑性が極めて良好であるために実
質的な接触面積が大きくなり、凝着現象(いわゆるはり
つき)が起こり易くなったり摩擦係数が大きくなる等、
耐久性や走行性等に欠点が多く、その改善が大きな課題
となっている。
一般に、磁気記録媒体は&i気(3号の記録・再生の過
程で磁気ヘッドとの高速相対運動のもとにおかれ、その
際走行が円滑に、かつ安定な状態で行われなければなら
ない。また、磁気ヘッドとの接触による摩耗やt員傷は
なるべく少ないほうがよい。
そこで例えば、上記磁気記録媒体の磁性層、すなわち強
磁性金属薄膜表面に潤滑剤を塗布して保護膜を形成する
ことにより、上記耐久性や走行性を改善することが試み
られている。
(発明が解決しようとする問題点〕 ところで、上述のように潤滑剤を塗布して保護膜を形成
した場合には、この保護膜が磁性層である強磁性金属薄
膜に対して良好な密着性を示し、かつ高い潤滑効果を発
揮することが要求される。
また、これら密着性や潤滑効果は、熱帯、亜熱帯地方等
のように高温多湿の条件下でも、寒冷地のように低温の
条件下でも優れたものでなければならない。
しかしながら、従来広く用いられている潤滑剤の使用温
度範囲は限られており、特に、0〜−5℃のような低温
下では同体化または凍結するものが多く、充分にその潤
滑効果を発揮させることができなかった。
そこで本発明は、如何なる使用条件下においても密着性
や潤滑性が保たれ、かつ長期に亘り潤滑効果が持続する
潤滑剤を提供し、走行性、耐久性に優れた磁気記録媒体
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、上述の目的を達成せんものと鋭意研究の結
果、N−アルキルパーフルオロアルカンアミドが広い温
度範囲に亘って良好な潤滑効果を発揮することを見出し
本発明を完成するに至ったものであって、第1図に示す
ように、非磁性支持体(1)上に強磁性金属薄膜(2)
を形成し、上記強磁性金属薄膜(2)にN−アルキルパ
ーフルオロアルカンアミドを主成分とする潤滑剤N(3
)を被着したことを特徴とするものである。
本発明で潤滑剤として使用されるN−アルキルパーフル
オロアルカンアミドは、一般式%式%() (但し、式中Rは炭化水素基を表し、飽和、不飽和、直
鎖状または分枝状のいずれであってもよい。
また、nは3以上の整数である。) で表される化合物である。
上記N−アルキルパーフルオロアルカンアミドは、相当
するパーフルオロカルボン酸クロライドをアミンと塩基
(例えばピリジン、トリエチルアミン)を含有する溶液
中に滴下することによって容易゛に合成される。その後
、再結晶あるいは減圧薄溜によって精製する。
反応式を示せば、次のようになる。
Cnhn−+COCl + RNH2−一 〇、Fz、
、+C0NIIR塩基    ・・・(1) ここで、上記一般式(1)において、N−アルキルパー
フルオロアルカンアミドのパーフルオロ基の炭素数nは
3以上の整数であることが望ましく、パーフルオロ基の
炭素数が3未満の場合には所定の潤滑効果を期待するこ
とができない。一方、Rは炭化水素基であればよく、飽
和、不飽和、直鎖状または分枝状のいずれであってもよ
いが、その炭素数は6以上であることが好ましい。
上述のようにして合成されるN−アルキルパーフルオロ
アルカンアミドは、単独で潤滑剤として用いてもよいが
、従来公知の潤滑剤と混合して用い、さらに使用温度帯
域の拡大を図るようにしてもよい。
使用される潤滑剤としては、脂肪酸またはその金属塩、
脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、脂肪族アルコールまた
はそのアルコキシド、脂肪族アミン、多価アルコール、
ソルビタンエステル、マンニソタンエステル、硫黄化脂
肪酸、脂肪族メルカプタン、変性シリコーンオイル、パ
ーフルオロアルキルエチレンオキシド、パーフルオロポ
リエーテル類、高級アルキルスルホン酸またはその金属
塩、パーフルオロアルキルスルホン酸またはそのアンモ
ニウム塩あるいはその金属塩、パーフルオロアルキルカ
ルボン酸またはその金属塩等が例示される。
特に、一般式C,Fz−,1COOR’  (但し、式
中mは6〜10の整数を表し、R゛は炭素数1〜25の
炭化水素基を表す、)で示されるパーフルオロアルキル
カルボン酸エステルや一般式R”C00(CHz)=C
hFzb−+ (但し、R”は炭素数1〜25の炭化水
素基を表し、O≦j≦5、k≧3である。)も低温特性
が良好であることから上記不飽和脂肪酸アミドと併用す
るのに好適である。
さらには、より厳しい使用条件に対処し、かつ潤滑効果
を持続するために、上記N−アルキルパーフ゛ルオロア
ルカンアミド中に重量化で30;70〜7010程度の
配合比で極圧剤を併用してもよい。
上記極圧剤は、境界潤滑領域において部分的に金属接触
を生じたとき、これに伴う摩擦熱によって金属面と反応
し、反応生成物被膜を形成することにより摩擦・摩耗防
止作用を行うものであって、リン酸エステル、亜リン酸
エステル又はリン酸エステルアミン塩等のリン系極圧剤
、硫化油脂、モノサルファイド又はポリサルファイド等
のイオウ系極圧剤、ヨウ素化合物、臭素化合物又は塩素
化合物等のハロゲン系極圧剤、チオリン酸塩、チオカル
バミン酸塩又は金属アルキルジチオカルバミン酸塩等の
有機金属系極圧剤、ジアルキルチオリン酸アミン、チオ
フォスフェート又はチオフォスファイト等の複合型極圧
剤等が知られている。
また、上述の潤滑剤、極圧剤の他必要に応じて防錆剤を
併用してもよい。
使用可能な防錆剤としては、通常この種の磁気記録媒体
の防錆剤として使用されるものであれば如何なるもので
もよく、例えば二価フェノール。
アルキルフェノールあるいはニトロソフェノール等のフ
ェノール類、純ナフトール又はニトロ、ニトロソ、アミ
ノ、ハロゲノ置換ナフトール等のナフトール類、メチル
キノン、ヒドロキシキノン。
アミノキノン、ニトロキノン又はハロゲノキノン等のキ
ノン類、ベンゾフェノン及びその誘導体であるヒドロキ
シヘンシフエノン、アミノベンゾフェノン等のジアリー
ルケトン、アクリジン、4−キノリツール、キヌレン酸
又はリボフラビン等の窒素原子を含む複素環化合物、ト
コフェロール又はグアノシン等の酸素原子を含む複素環
化合物、スルホラン、スルホレン又はビチオン等の硫黄
原子を含む複素環化合物、チオフェノール、ジチゾン又
はチオオキシン等のメルカプト基を有する化合物、エン
タチオ酸又はルベアン酸等のチオカルボン酸またはその
塩、ジアゾスルフィド又はヘンジチアゾリン等のチアゾ
ール系化合物等が挙げられる。上記防錆剤は、潤滑剤と
混合させて用いても良いが、例えば第2図に示すように
、非磁性支持体(1)上に形成された強磁性金属Fil
W1(2)の表面に先ず上記防錆剤層(4)を塗布し、
しかる後潤滑剤層(3)を塗布するというように、2層
以上に分けて被着すると効果が高い。
これらN−アルキルパーフルオロアルカンアミドを含有
する潤滑剤層を強磁性金属薄膜上に付着させる方法とし
ては、上記潤滑剤を溶媒に溶解して得られた溶液を強磁
性金属薄膜の表面に塗布もしくは噴霧するか、あるいは
逆にこの溶液中に強磁性金属薄膜を浸漬し乾燥すればよ
い。
ここで、その塗布量は、0.5w/rrr〜100s/
dであるのが好ましく、1■/d〜20■/イであるの
がより好ましい、この塗布量があまり少なすぎると、摩
擦係数の低下、耐摩耗性・耐久性の向上という効果が顕
れず、一方あまり多すぎると、摺動部材と強磁性金属f
j[膜との間ではりつき現象が起こり、却って走行性が
悪くなる。
本発明が通用される磁気記録媒体は、非磁性支持体上に
磁性層として強磁性金属′?It膜を設けたものである
が、ここで非磁性支持体の素材としては、ポリエチレン
テレフタレート等のポリエステル類、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン類、セルローストリア
セテート、セルロースダイアセテート、セルロースアセ
テートブチレート等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリイミド、ポリアミドイミド等のプラスチッ
ク、アルミニウム合金、チタン合金等の軽金属、アルミ
ナガラス等のセラミックス等が挙げられる。
この非磁性支持体の形態としては、フィルム、シート、
ディスク、カード、ドラム等のいずれでもよい。
上記非磁性支持体には、その表面に山状突起やしわ状突
起3粒状突起等の突起を1種以上を形成し、表面粗さを
コントロールしてもよい。
上記山状突起は、例えば高分子フィルム製膜時に粒径5
00〜3000λ程度の無1微粒子を内添することによ
り形成され、高分子フィルム表面からの高さは100〜
1000人、密度はおよそI X I O’〜l0XI
O’個/鶴2とする。山状突起−を形成するために使用
される無8g微粒子としては、炭酸カルシウム(CaC
Oz)やシリカ、アルミナ等が好適である。
上記しわ状突起は、例えば特定の混合溶媒を用いた樹脂
の希薄溶液を塗布乾燥することにより形成される起伏で
あって、その高さは0.01〜10μm、好ましくは0
.03〜0.5μm、突起間の最短間隔は0.1〜20
μmとする。このしわ状突起を形成するための樹脂とし
ては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート等の飽和ポリエステル、ポリアミド、ポリスチ
ロール、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリス
ルホン、ポリエーテルスルホン、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリビニルブチラール、ポリフェニレ
ンオキサイド、フェノキシ樹脂等の各種樹脂の単体7混
合体または共重合体であり、可溶性溶剤を有するものが
適している。そして、これらの樹脂をその良溶媒に溶解
せしめた樹脂濃度1〜11000ppの溶液に、その樹
脂の貧溶媒であって前記良溶媒より高い沸点を有する溶
媒を樹脂に対して10〜100倍量添加した溶液を、高
分子フィルムの表面に塗布・乾燥することにより、非常
に微細なしわ状凹凸を有する11を得ることができる。
粒状突起は、アクリル樹脂等の有機超微粒子またはシリ
カ、金属粉等の無機微粒子を球状あるいは半球状に付着
させることにより形成される。この粒状突起の高さは、
50〜500人、密度は1×10h〜50X10’個/
論−2程度とする。
これら突起の少なくとも一種以上を形成すれば磁性層で
ある強磁性金属薄膜の表面性が制御nされるが、2種以
上を組み合わせることにより効果が増し、特に山状突起
を設けたベースフィルム上にしわ状突起とつぶ状突起を
形成すれば、極めて耐久性、走行性が改善される。
この場合、突起の全体としての高さは、100〜200
0人の範囲内であることが好ましく、その密度はl菖朧
2当り平均でlXl0’〜lXl0’個であることが好
ましい。
また、上記磁性層である強磁性金属薄膜は、真空蒸清法
やイオンブレーティング法、スパッタリング法等の真空
薄膜形成技術により連Vt膜として形成される。
上記真空蒸着法は、10−’〜10−IITorrの真
空下で強磁性金属材料を抵抗加熱、高周波加熱、電子ビ
ーム加熱等により7発させ、ディスク基板上に蒸発金属
(強磁性金属材料)を沈着するというものであり、一般
に高い抗磁力を得るため基板に対して上記強磁性金属材
料を斜めに蒸着する斜方蒸着法が採用される。あるいは
、より高い抗磁力を得るために酸素雰囲気中で上記渾着
を行うものも含まれる。
上記イオンブレーティング法も真空蒸着法の一種であり
、10−4〜l 0−3Torrの不活性ガス雰囲気中
でDCグロー放電、RFFa−放電を起こして、放電中
で上記強磁性金属材料を蒸発させるというものである。
上記スパッタリング法は、10−’〜10−1↑orr
のアルゴンガスを主成分とする雰囲気中でグロー放電を
起こし、生じたアルゴンガスイオンでターゲット表面の
原子をたたき出すというものであり、グロー放電の方法
により直流2橿、3極スパツタ法や、高周波スパッタ法
、またはマグネトロン放電を利用したマグネトロンスパ
ッタ法等がある。
このスパッタリング法による場合には、CrやW。
V等の下地膜を形成しておいてもよい。
なお、上記いずれの方法においても、基板上にあらかじ
めBi、Sb、Pb、Sn、Ga、In。
Cd、Ge、Si、T1等の下地金属層を被着形成して
おき、基板面に対して垂直方向から成膜することにより
、磁気異方性の配向かなく面内等方法に優れた磁性層を
形成することができ、例えば磁気ディスクとする場合に
は好適である。
このような真空′ili膜形成技術により金属磁性薄膜
を形成する際に、使用される強磁性金属材料としては、
Fs、Co、Ni等の金属の他に、C。
−Ni合金、Co−Pt合金、Co−Ni−Pt合金、
Fe−Co合金、Fa−Ni合金、Fe−Co−Ni合
金、Fe−Co−B合金、Co−N1−Fe−B合金、
Co−Cr合金あるいはこれらに−Cr、Af等の金属
が含有されたもの等が挙げられる。特に、Co−Cr合
金を使用した場合には、垂直磁化膜が形成される。
このような手法により形成される磁性層の膜1¥は、0
.04〜1μm程度である。
また、第3図に示すように、非磁性支持体(1)上の強
磁性金r!A薄膜(2)及び潤滑剤層(3)が設けられ
る面とは反対側に、いわゆるバックコート層(5)を形
成してもよい、バンクコート層は、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル、フェノール樹脂又はポリフッ化ビニル並びにポリ
ウレタン樹脂又はブタジェン系共重合体等の結合剤樹脂
と導電性を付与するためのカーボン系微粉末又は表面粗
度のコントロール及び耐久性向上のために添加される無
機顔料等の粉末成分とをアセトン1メチルエチルケトン
又はベンゼン等の存機溶媒に混合分散させたバンクコー
ト用塗料を非磁性支持体面に塗布することにより形成さ
れる。
前述のバックコート層には潤滑剤を使用してもよい、こ
の場合、上記バンクコート層中に潤滑剤を内添する方法
、あるいはバックコート層上に潤滑剤を被着する方法が
ある。いずれにしても、上記潤滑剤としては、脂肪酸、
脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、金属石鹸、脂肪族アル
コール、パラフィン、シリコーン等従来より周知の潤滑
剤が使用できる。
〔作用〕
N−アルキルパーフルオロアルカンアミドを強磁性金属
薄膜に被着することにより良好な潤滑作用を発揮して摩
擦係数を低減する。
特に、N−アルキルパーフルオロアルカンアミドは、低
温下においても良好な潤滑効果を発揮する。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
N′−アルキルパーフルオロアルカンアミドを用いて強
磁性金属薄膜型の磁気記録媒体を作製した。
実施例1 14μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムに斜
め蒸着法によりCOをm着させ、膜厚1000人の強磁
性金属薄膜を形成した。
次に、この強磁性金属薄膜表面に、N−オレイル−ペン
タデカフルオロオクタンアミド(C4F + sc。
NlIC+J3s)をフレオンを容ン夜に)8解したも
のを、塗布量が5■/r+?となるように塗布し、1/
2インチ幅に裁断してサンプルテープを作製した。
実施例2 14μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムに斜
め蒸着法によりCOを被着させ、膜厚1000人の強磁
性金属薄膜を形成した。
次に、この強磁性金属薄膜表面に、N−オレイル、−ノ
ナデカフルオロデカンアミド(C9F 1ecON)l
c+ m113s)をフレオン溶液に溶解したものを、
塗布量が5n++r/r+(となるように塗布し、1/
2インチ幅に裁断してサンプルテープを作製した。
実施例3 14μmWのポリエチレンテレフタレートフィルムに斜
め蒸着法によりCOを被着させ、膜厚1000人の強磁
性金属薄膜を形成した。
次に、この強磁性金属3.膜表面に、N−ステアリル−
ペンタデカフルオロオクタンアミド(C?FISCON
HC+ allzt)をフレオン?容’t&にン容解し
たものを、塗布量が5nw/rr+となるように塗布し
、1/2インチ幅に裁断してサンプルテープを作製した
実施例4 14μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムに斜
め蒸着法によりCOを被着させ、膜[1000人の強磁
性金属vgj膜を形成した。
次に、この強磁性金属rJ膜表面に、N−IJルニルー
ペンタデカフルオロオクタンアミド(C7F 1sCO
NHC+、Hll)をフレオン溶液に溶解したものを、
塗布量が5■/rdとなるように塗布し、l/2インチ
幅に裁断してサンプルテープを作製した。
実施例5 14μmrg、のポリエチレンテレフタレートフィルム
に斜め蒸着法によりCoを被着させ、膜厚1000人の
強磁性金属薄膜を形成した。
次に、この強磁性金属薄膜表面に、N−フェニル−ペン
タデカフルオロオクタンアミド(C,F、、C0NII
C−1ts)をフレオン溶液に溶解したものを、塗布量
が5■/dとなるように塗布し、1/2インチ幅に裁断
してサンプルテープを作製した。
実施例6 14μmf’lのポリエチレンテレフタレートフィルム
に斜め蒸着法によりCOを被着させ、膜厚1000人の
強磁性金属薄膜を形成した。
次に、この強磁性金属薄膜表面に、N−イソステアリル
ーペンタデカフルオロオクタンアミド(CtF+5CO
NII−isoc+5llzt)をフレオン?容液に?
容解したものを、塗布■が5■/dとなるように塗布し
、l/2インチ幅に裁断してサンプルテープを作製した
実施例7 14μml”Jのポリエチレンテレフタレートフィルム
に斜め蒸着法によりGoを被着させ、膜厚1000人の
強磁性金属薄膜を形成した。
次に、この強磁性金属薄膜表面に、N−シクロヘキシル
−ペンタデカフルオロオクタンアミド(CtFISCO
N)IC61111)をフレオン溶液7flにン容解し
たものを、塗布量が5■/Mとなるように塗布し、1/
2インチ幅に裁断してサンプルテープを作製した。
実施例8 14μmpJのポリエチレンテレフタレートフィルムに
斜め蒸着法によりCOを被着させ、膜171000人の
強磁性金属薄膜を形成した。
次に、この強磁性金属薄膜表面に、N−ノニル−ペンタ
デカフルオロオクタンアミド(C1F + 5cONH
−4so℃J19)をフレオン?容液に)8解したもの
を、塗布量が5■/Mとなるように塗布し、1/2イン
チ幅に裁断してサンプルテープを作製した。
作製された各サンプルテープについて、温度25℃、相
対湿度(RH)60%、および−5℃の各条件下での動
Yγ擦係数及びシャトル耐久性を測定した。この動yX
+=係数は、材質がステンレス(SUS304)のガイ
ドピンを用い、一定のテンションをかけ5 mm/se
cの速度で送り、試験したものである。また、シャトル
耐久性は、1回につき2分間のシャトル走行を行い、出
力が一3dB低下までのツヤトル回数で評価した。スチ
ル耐久性はポーズ状態での出力の一3dBまでの減衰時
間を評価した。なお、比較例として、全(潤滑剤を被着
しないブランクテープについても測定した。
結果を次表に示す。
(以下余白) 上記表から明らかなように、本発明の各実施例の条件下
で動摩擦係数が小さく、走行が掻めて安定しており、ま
た100回往復走行後もテープ表面の損傷は全く見られ
なかった。また、メチル耐久性も極めて良く、150回
シャトル走行を行っても出力の一3dB低下は見られな
かった。これに対して、潤滑剤層のない比較例のテープ
では、摩擦係数が往復走行回数が多くなるにつれて大と
なり、走行も不安定でテープの摩擦が見られ、耐久性も
悪いものであった。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明においては、
強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体の潤滑剤としてN−ア
ルキルパーフルオロアルカンアミドを用いているので、
如何なる温度条件下においても動摩擦係数を小さくする
ことができ、走行安定性や耐l!j耗性に便れた磁気記
録媒体とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した磁気記録媒体の一構成例を示
す要部拡大断面図、第2図は本発明を通用した磁気記録
媒体の他の構成例を示す要部拡大断面図、第3図は本発
明を適用した(イ(気記録媒体のさらに他の構成例を示
す要部拡大断面図である。 1・・・非磁性支持体 2・・・強磁性金属薄膜 3・・・潤滑剤層 4・・・防錆剤層 5・・・バックコート層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非磁性支持体上に強磁性金属薄膜を形成し、上記強磁性
    金属薄膜上にN−アルキルパーフルオロアルカンアミド
    を被着したことを特徴とする磁気記録媒体。
JP22160486A 1986-09-19 1986-09-19 磁気記録媒体 Pending JPS6378316A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22160486A JPS6378316A (ja) 1986-09-19 1986-09-19 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22160486A JPS6378316A (ja) 1986-09-19 1986-09-19 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6378316A true JPS6378316A (ja) 1988-04-08

Family

ID=16769360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22160486A Pending JPS6378316A (ja) 1986-09-19 1986-09-19 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6378316A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5137784A (en) * 1989-04-06 1992-08-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic record medium with a magnetic layer coated with successive layers of carbon, organic amine, and fluoro lubricant

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5137784A (en) * 1989-04-06 1992-08-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic record medium with a magnetic layer coated with successive layers of carbon, organic amine, and fluoro lubricant

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2590482B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2581090B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2569689B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS6371923A (ja) 磁気記録媒体
JP2629725B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS6378316A (ja) 磁気記録媒体
JP2526545B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0816979B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS63113820A (ja) 磁気記録媒体
JPS63106914A (ja) 磁気記録媒体
JPS6371922A (ja) 磁気記録媒体
JPS6353716A (ja) 磁気記録媒体
JP2580684B2 (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JPS63106915A (ja) 磁気記録媒体
JPS6396724A (ja) 磁気記録媒体
JPS6371921A (ja) 磁気記録媒体
JPS6371920A (ja) 磁気記録媒体
JPS6355719A (ja) 磁気記録媒体
JPS63281217A (ja) 磁気記録媒体
JPS62236130A (ja) 磁気記録媒体
JPH0278016A (ja) 磁気記録媒体
JPS61178718A (ja) 磁気記録媒体
JPS62256218A (ja) 磁気記録媒体
JPS6339125A (ja) 磁気記録媒体
JPS62236129A (ja) 磁気記録媒体