JPS637829B2 - - Google Patents

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JPS637829B2
JPS637829B2 JP55067912A JP6791280A JPS637829B2 JP S637829 B2 JPS637829 B2 JP S637829B2 JP 55067912 A JP55067912 A JP 55067912A JP 6791280 A JP6791280 A JP 6791280A JP S637829 B2 JPS637829 B2 JP S637829B2
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JP
Japan
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rotating shaft
paint
spray head
electrostatic coating
electrode
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JP55067912A
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Inventor
Suekichi Sugyama
Hikari Morishita
Shunichi Suzuki
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to EP19810301071 priority patent/EP0037646B1/en
Priority to DE8181301071T priority patent/DE3164070D1/de
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Publication of JPS637829B2 publication Critical patent/JPS637829B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/28Cooling of commutators, slip-rings or brushes e.g. by ventilating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/025Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
    • B05B5/04Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces
    • B05B5/0415Driving means; Parts thereof, e.g. turbine, shaft, bearings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R39/00Rotary current collectors, distributors or interrupters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S403/00Joints and connections
    • Y10S403/05Carbon electrode

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転霧化静電塗装装置に関する。
従来より、例えば車両ボデイーを塗装するため
の塗装装置として、塗装装置のハウジング内にお
いて回転軸を玉軸受或いはコロ軸受によつて支承
し、回転軸の外端部に固定したカツプ状噴霧頭に
負電圧を印加すると共に回転しているカツプ状噴
霧頭の内周面上に塗料を供給し、カツプ状噴霧頭
から負電圧に帯電された微粒塗料を噴出せしめて
これを電気的に接地された被塗装面上に電気力に
より吸引し、それによつて被塗装面を塗装するよ
うにした回転霧化静電塗装装置が知られている。
このような回転霧化静電塗装装置では噴霧頭から
噴出する塗料噴霧のほぼ90パーセントが被塗装面
の塗装に有効に利用できるために塗料の消費量が
少なく、従つて広い産業分野において利用されて
いる。
一方、噴霧塗料を用いて塗装する場合において
きれいな塗装面に仕上げるには噴霧塗料の粒径を
できるだけ小さくさせる必要がある。上述のよう
な回転霧化静電塗装装置のように噴霧頭の回転に
より発生する遠心力を利用して塗料を微粒化せし
めるようにしている場合には遠心力の大きさ、即
ち噴霧頭の回転数が噴霧塗料の粒径に大きな影響
を与え、噴霧頭の回転数が高くなればなるほど噴
霧塗料の粒径は小さくなる。従つてこのような回
転霧化静電塗装装置を用いてきれいな塗装面に仕
上げるには噴霧頭の回転数をできるだけ大きくす
ることが必要となる。前述したように従来の回転
霧化静電塗装装置では回転軸を支承するために玉
軸受或いはコロ軸受が用いられており、これら玉
軸受或いはコロ軸受は通常グリースのような潤滑
剤が封入されている。このようなグリース潤滑し
た軸受は回転軸を高速度で回転せしめるとたちま
ち劣化してしまい、従つてこのようなグリース潤
滑した軸受を採用している回転霧化静電塗装装置
では回転軸の回転数、即ち噴霧頭の回転数をせい
ぜい20000r.p.m程度までしか上げることができな
い。しかしながら噴霧頭の回転数が20000r.p.m程
度である場合には噴霧塗料の粒径はかなり大き
く、従つてこのような回転霧化静電塗装装置を用
いてきれいな塗装面に仕上げるのは困難である。
従つて通常車両ボデイーの塗装工程は電着塗装に
よる下塗り、次いで中塗り、次いで仕上塗装とな
る上塗りからなるがこの回転霧化静電塗装装置は
中塗りをするために使用されており、上塗りをす
るためには使用することができない。
一方、玉軸受或いはコロ軸受の内輪と外輪間に
粘度の低い潤滑油を噴出させ、この潤滑油によつ
て玉或いはコロと内外輪間のころがり摩擦を大巾
に低減させると共に摩擦熱を奪い取るようにした
ジエツト給油方式を採用するとグリース潤滑によ
る軸受を使用した場合よりも回転軸の回転数を上
げることができる。しかしながらこのジエツト給
油方式は大がかりな潤滑油供給装置が必要となる
ために回転霧化静電塗装装置に適用するのは実用
上不適当である。更に、潤滑油が塗料内に混入す
ると塗装面が著しく損なわれるのでこのようなジ
エツト給油方式を採用した場合には潤滑油の漏洩
を完全に阻止する必要がある。しかしながら実際
には潤滑油の漏洩を完全に阻止するのは困難であ
り、従つてジエツト給油方式を回転霧化静電塗装
装置に適用するのは不可能である。
一方、噴霧塗料の粒径をかなり小さくすること
のできる塗装装置として、噴出する空気流によつ
て塗料を微粒化するようにした空気式霧化静電塗
装装置が知られている。この空気式霧化静電塗装
装置では上述のように噴霧塗料の粒径がかなり小
さくなるのできれいな塗装面に仕上げることがで
き、従つてこの空気式霧化方法は車両ボデイーの
上塗りに採用されている。しかしながらこの空気
式霧化静電塗装装置では塗料と共に多量の空気流
が被塗装面上に衝突し、次いで多量の塗料が被塗
装面上に付着することなく空気流と共に逃げてし
まうために噴霧塗料の40パーセント程度しか被塗
装面の塗装に有効に利用できず、従つて塗料の消
費量が必然的に大きくなるという問題がある。更
に空気流と共に逃げた塗料が工場内における公害
問題をひき起こしている。
本発明は従来の回転霧化静電塗装方法と空気式
霧化静電塗装方法の両者の欠点を除去すると共に
それら両方法の利点を兼ね備えた、即ち噴霧塗料
の粒径を小さくすることができると共に塗料の消
費量を少くすることのできる回転霧化静電塗装装
置を提供することにある。
以下、添附図面を参照して本発明を詳細に説明
する。
第1図を参照すると、その全体を符号1で示す
回転霧化静電塗装装置はほぼ中空円筒状の金属製
前部ハウジング2とほぼ中空円筒状の金属製後部
ハウジング3とを具備し、これらの両ハウジング
2,3はボルト4によつて強固に結合される。後
部ハウジング3の円筒孔5内には電気絶縁材料か
らなる支持ロツド6が嵌着され、後部ハウジング
3はボルト7によつて支持ロツド6に固締され
る。この支持ロツド6は図示しない基台によつて
支持されている。一方、前部ハウジング2内には
金属製の回転軸8が挿入される。この回転軸8は
その中央部に位置する中空円筒部8aと、中空円
筒部8aの前端部に一体形成された軸部分8b
と、中空円筒部8aの後端部に固着された軸部分
8cとにより構成され、この回転軸8の軸部分8
bには金属製噴霧頭9がナツト10により固締さ
れる。この噴霧頭9は環状空間11をその内部に
形成した噴霧頭支持体12と、この支持体12上
に固定されたカツプ状の噴霧頭本体13とにより
構成される。第1図並びに第2図に示されるよう
に支持体12の外筒部14上には環状空間11内
に開口しかつ噴霧頭本体13の内壁面15に滑ら
かに接続する多数の塗料流出孔16が形成され
る。一方、前記ハウジング2の前端部には端板1
7が固定され、この端板17上に塗料噴射ノズル
18が取付けられる。この塗料噴射ノズル18は
塗料供給ポンプ19を介して塗料タンク20に連
結され、また塗料噴射ノズル18のノズル口21
は支持体外筒14の円筒状内壁面に指向される。
第1図に示されるように前部ハウジング2には
テイルテイングパツド空気軸受からなる一対の非
接触型ラジアル軸受22,23が設けられ、これ
ら一対のテイルテイングパツド空気軸受22,2
3によつて回転軸8は前部ハウジング2上に回転
可能に支持される。これらのテイルテイングパツ
ド空気軸受22,23は同一の構造を有してお
り、従つて片方のテイルテイングパツド空気軸受
22の構造のみについて以下に説明する。第1図
並びに第3図を参照すると、テイルテイングパツ
ド空気軸受22は回転軸中空円筒部8aの外周面
と極めてわずかな間隙を隔てて配置された3個の
パツド24,25,26と、これらのパツド2
4,25,26を夫々保持する支持ピン27,2
8,29とを具備する。これらの各支持ピン2
7,28,29は夫々その内端部に球体30,3
1,32を一体に形成しており、これら球体3
0,31,32が各パツド24,25,26の背
面上に形成された球状凹所内に係合する。従つて
各パツド24,25,26は対応する球体30,
31,32を支点として揺動することができる。
前部ハウジング2の外周壁面上には軸受枠33が
例えばボルトにより固締され、支持ピン28,2
9はこの軸受枠33に夫々ナツト34,35によ
つて固締される。一方、弾撥性板状部36aを有
する支持アーム36の一端がボルト37によつて
軸受枠33に固締され、一方支持アーム36の他
端部に支持ピン27がナツト38によつて固締さ
れる。従つてパツド24は支持アーム36の弾撥
力によつて回転軸中空円筒部8a上に押圧せしめ
られる。
再び第1図を参照すると、回転軸8の軸部分8
cには一対のデイスク状ランナ39,40が挿入
され、これらランナ39,40はスペーサ41並
びにタービン翼車42を介してナツト43により
軸部分8cに固締される。一方、これら両ランナ
39,40の間には環状板44が配置され、ラン
ナ39,40と環状板44は非接触型のスラスト
空気軸受を構成する。なお、各ランナ39,40
は環状板44とわずかな間隙を隔てるように配置
される。環状板44は一対のOリング45,46
を介して密封的に前部ハウジング2に固定され
る。第1図並びに第4図に示すように前部ハウジ
ング2内には環状板44の外周面に沿つて環状溝
47が形成され、この環状溝47は前部ハウジン
グ2内に形成された圧縮空気導入孔48を介して
空気供給ポンプ49に連結される。一方、環状板
44内には環状溝47から半径方向内方に向かつ
て延びる多数の空気通路50が形成され、これら
の各空気通路50の内端部近傍からは夫々ランナ
39並びにランナ40に向けて延びる空気流出孔
51,52が形成される。
一方、前部ハウジング2内には環状板44に隣
接してタービンノズルホルダ53が固定され、こ
のタービンノズルホルダ53と前部ハウジング2
間には環状の空気導入室54が形成される。この
空気導入室54は圧縮空気導入孔55を介してコ
ンプレツサ56に連結される。空気導入室54は
多数のガイドベーン(図示せず)を具えた圧縮空
気噴出ノズル57を有し、この噴出ノズル57に
対応してタービン翼車42のタービンブレード5
8が配置される。一方、タービン翼車42が配置
されているハウジング内部室59は後部ハウジン
グ3に形成された排気孔60を介して大気に連結
される。コンプレツサ56から空気導入室54内
に導入された圧縮空気は噴出ノズル57を介して
ハウジング内部室59内に噴出する。このとき噴
出圧縮空気がタービン翼車42に回転力を与え、
斯くして回転軸8は高速度で回転せしめられるこ
とになる。次いでこの噴出圧縮空気は排気孔60
を介して大気に排出される。
一方、ハウジング内部室59を郭成する後部ハ
ウジング3の端壁部61には貫通孔62が形成さ
れ、この貫通孔62内を貫通する電極ホルダ63
がボルト64によつて端部壁61に固締される。
この電極ホルダ63の内部には回転軸8の回転軸
線と共軸的に形成された孔65が形成され、この
孔65内にカーボンのような耐摩耗性導電材料か
らなる電極66が移動可能に挿入される。更に電
極66と電極ホルダ63間には圧縮ばね67が挿
入され、この圧縮ばね67のばね力によつて電極
66の先端面68(第5図)は回転軸部分8cの
端面に向けて押圧せしめられる。第6図に示され
るように孔65はその内周壁面の一部に平坦部6
9を有し、一方電極66もその外周壁面上に平坦
部69と係合する平坦部70を有する。このよう
に孔65の内周壁面並びに電極66の外周壁面に
平坦部69,70を形成することによつて電極6
6が孔65内において回転するのを阻止すること
ができる。一方、第1図並びに第5図に示される
ように回転軸8の軸部分8cの端面中央部には穴
71が形成される。この穴71内にはスリツプ板
72の背面上に形成された突起73が圧入され、
斯くしてスリツプ板72は軸部分8cに固定され
る。このスリツプ板72は耐摩耗性に優れ、電導
率の高い摩擦係数の小さな材料、例えば鉄合金、
銅合金、アルミ合金からなり、電極66に接触す
る表面は平坦面に形成される。また、耐摩耗性を
向上するためにスリツプ板72の電極66と接触
する平坦表面上に硬質クロムメツキを施したり、
或いは窒化処理を施すこともできる。従つて回転
軸8が回転した際には電極66とスリツプ板72
とがすべり接触するがスリツプ板72の接触平坦
表面は滑かに形成されており、しかも硬質な接触
平坦表面に形成されているので傷が付きずらく、
更に摩擦係数の小さな材料から形成されているの
で電極66の早期摩耗を阻止することができる。
一方、後部ハウジング3の外壁面上には端子7
4がボルト75によつて固締され、この端子74
は−60kVから−90kVの負の高電圧を発生するた
めの高電圧発生装置76に接続される。従つて前
部ハウジング2並びに後部ハウジング3には負の
高電圧が印加され、更に噴霧頭9にも電極66、
スリツプ板72並びに回転軸8を介して負の高電
圧が印加される。
塗料噴射ノズル18のノズル口21から支持体
外筒14の内周壁面上に噴射された塗料は噴霧頭
9の回転により生ずる遠心力によつて塗料流出孔
16を通つて噴霧頭本体13の内周壁面15上に
流出する。次いでこの塗料は内周壁面15上にお
いて薄い液膜となつて広がりながら噴霧頭本体1
3の先端部13aに達する。前述したように噴霧
頭9は負の高電圧が印加されており、従つて噴霧
頭9の回転により生ずる遠心力によつて噴霧頭本
体13の先端部13aから薄い膜状に広がつた塗
料は負の高電圧に帯電された噴霧となる。通常、
被塗装面は零電位となつているので塗料噴霧は電
気力によつて被塗装面に向けて吸引され、それに
よつて被塗装面の塗装が行なわれることになる。
前述したように回転軸8はランナ39,40と
環状板44からなるスラスト空気軸受と、一対の
テイルテイングパツドラジアル空気軸受22,2
3により支承されている。このテイルテイングパ
ツド空気軸受22,23では回転軸8が回転した
際に回転軸中空円筒部8aと各パツド24,2
5,26(第3図)間の微少間隙内に空気が引込
まれ、これら回転軸中空円筒部8aと各パツド2
4,25,26間におけるいわゆる空気の楔作用
によつて空気が圧縮されて圧力上昇し、それによ
つて各パツド24,25,26が回転軸8を支持
する力が発生する。一方、上述のスラスト軸受で
は空気供給ポンプ49から環状溝47内に導入さ
れた圧縮空気は空気通路50を介して空気流出孔
51,52から環状板44とランナ39,40間
の間隙に噴出し、この間隙内に環状板44とラン
ナ39,40との間の微少間隙を保持するに必要
な圧力が発生する。従つて回転軸8は一対のラジ
アル軸受並びにスラスト軸受によつて微少な空気
層を介して非接触状態に支承される。よく知られ
ているように空気の粘性係数は潤滑油の粘性係数
の千分の一程度である。従つて空気を潤滑剤とす
る空気軸受は摩擦損失が極めて小さく、斯くして
摩擦損失によつて生じる熱は極めて小量であるの
でかなりの高速回転が可能となる。第1図に示す
実施例では回転軸8を80000r.p.m程度の高速回転
数で回転させることができる。
第7図は直径75mmの噴霧頭9を用いたときの塗
料粒子の大きさと回転数との関係を示す。第7図
において縦軸S.M.Dはザウター平均粒径で表わし
た塗料粒子の粒径(μm)を示し、横軸Nは噴霧
頭9の回転数(r.p.m)を示す。前述したように
従来の回転霧化静電塗装装置では回転数はせいぜ
い20000r.p.m程度までしか上げられないために直
径75mmの噴霧頭9を用いた場合には噴霧塗料の粒
径は55μmから65μm程度までしか微粒化できな
い。これに反して本発明では80000r.p.m程度まで
回転数を上げることができるので噴霧塗料の粒径
は15μmから20μm程度まで微粒化できることに
なる。従つて本発明による回転霧化静電塗装方法
は従来に比べて噴霧塗料の粒径を大巾に小さくで
きることがわかる。
また、前述したように前部および後部ハウジン
グ2,3並びに回転軸8には共に等しい負電圧が
印加されるためにこれらの前部および後部ハウジ
ング2,3と回転軸8との間で放電する危険性は
ない。
以上述べたように本発明によれば噴霧頭の回転
数を80000r.p.m程度まで上げることができるので
噴霧塗料の微粒化は極めて良好であり、従来の空
気式霧化静電塗装方式と同等以上の微粒化性能が
得られる。従つて極めてきれいな塗装面を得るこ
とができ、従つて例えば車両ボデイーの塗装工程
において仕上げ塗装となる上塗りに使用すること
ができる。更に、本発明によれば回転軸内端部の
端面上にスリツプ板が固定され、回転軸と共軸的
に配置された筒状をなす電極の平坦先端面がスリ
ツプ板の平坦表面上に圧接せしめられる。従つて
スリツプ板と電極とは回転軸線の近傍で互いに接
触することとなり、斯くして回転軸が高速度で回
転せしめられてもスリツプ板と電極との相対すべ
り速度を小さくすることができる。このようにス
リツプ板を取付けたことに加えて相対すべり速度
を小さくすることができるので電極の早期摩耗を
阻止することができる。また、スリツプ板はその
背面上に形成された突起を回転軸内端部の端面に
形成した穴内に圧入することによつて回転軸に固
定されるのでスリツプ板の取付けが簡単であると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る回転霧化静電塗装装置の
側面断面図、第2図は第1図の−線に沿つて
みた断面図、第3図は第1図の−線に沿つて
みた断面図、第4図は第1図の−線に沿つて
みた断面図、第5図は一部拡大側面断面図、第6
図は第5図の−線に沿つてみた断面図、第7
図は噴霧塗料の粒径を示すグラフである。 2……前部ハウジング、3……後部ハウジン
グ、8……回転軸、9……噴霧頭、18……塗料
噴射ノズル、22,23……テイルテイングパツ
ド空気軸受、24,25,26……パツド、3
9,40……ランナ、42……タービン翼車、4
4……環状板、51,52……空気流出孔、57
……噴出ノズル、58……タービンブレード、6
6……電極、72……スリツプ板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転霧化静電塗装装置のハウジング内におい
    て回転可能に支承された回転軸を具備し、該回転
    軸の外端部にカツプ状噴霧頭を固定し、該カツプ
    状噴霧頭の内周面上に塗料を供給するための塗料
    供給装置と該回転軸回転駆動装置を具備した回転
    霧化静電塗装装置において、該回転軸を非接触型
    ラジアル軸受並びに非接触型スラスト軸受により
    支承し、該回転軸内端部の端面中央部に穴を形成
    し、スリツプ板の背面に突起を形成して該突起を
    該穴内に圧入することによりスリツプ板を回転軸
    内端部の端面に固着し、柱状の負電圧印加用電極
    を該回転軸と共軸的に配置すると共に該電極の平
    坦な先端面をスリツプ板の平坦な表面に接触さ
    せ、更に該電極をスリツプ板の平坦な表面に向け
    て付勢する圧縮ばねを具備した回転霧化静電塗装
    装置。
JP6791280A 1980-04-04 1980-05-23 Rotary atomization electrostatic painting device Granted JPS56163777A (en)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6791280A JPS56163777A (en) 1980-05-23 1980-05-23 Rotary atomization electrostatic painting device
US06/200,025 US4365760A (en) 1980-05-23 1980-10-23 Rotary type electrostatic spray painting device
EP19810301071 EP0037646B1 (en) 1980-04-04 1981-03-13 A rotary type electrostatic spray painting device
DE8181301071T DE3164070D1 (en) 1980-04-04 1981-03-13 A rotary type electrostatic spray painting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6791280A JPS56163777A (en) 1980-05-23 1980-05-23 Rotary atomization electrostatic painting device

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Publication Number Publication Date
JPS56163777A JPS56163777A (en) 1981-12-16
JPS637829B2 true JPS637829B2 (ja) 1988-02-18

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ID=13358581

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6791280A Granted JPS56163777A (en) 1980-04-04 1980-05-23 Rotary atomization electrostatic painting device

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