JPS6224137B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6224137B2
JPS6224137B2 JP55066364A JP6636480A JPS6224137B2 JP S6224137 B2 JPS6224137 B2 JP S6224137B2 JP 55066364 A JP55066364 A JP 55066364A JP 6636480 A JP6636480 A JP 6636480A JP S6224137 B2 JPS6224137 B2 JP S6224137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
paint
housing
spray head
pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55066364A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56163774A (en
Inventor
Hikari Morishita
Suekichi Sugyama
Shunichi Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP6636480A priority Critical patent/JPS56163774A/ja
Priority to US06/195,850 priority patent/US4369925A/en
Publication of JPS56163774A publication Critical patent/JPS56163774A/ja
Publication of JPS6224137B2 publication Critical patent/JPS6224137B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/025Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
    • B05B5/04Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces
    • B05B5/0415Driving means; Parts thereof, e.g. turbine, shaft, bearings

Landscapes

  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転霧化静電塗装装置に関する。
従来より、例えば車両ボデイーを塗装するため
の塗装装置として、塗装装置のハウジング内にお
いて回転軸を玉軸受或いはコロ軸受によつて支承
し、回転軸の外端部に固定したカツプ状噴霧頭に
負電圧を印加すると共に回転しているカツプ状噴
霧頭の内周面上に塗料を供給し、カツプ状噴霧頭
から負電圧に帯電された微粒塗料を噴出せしめて
これを電気的に接地された被塗装面上に電気力に
より吸引し、それによつて被塗装面を塗装するよ
うにした回転霧化静電塗装装置が知られている。
このような回転霧化静電塗装装置では噴霧頭から
噴出する塗料噴霧のほぼ90パーセントが被塗装面
の塗装に有効に利用できるために塗料の消費量が
少なく、従つて広い産業分野において利用されて
いる。
一方、噴霧塗料を用いて塗装する場合において
きれいな塗装面に仕上げるには噴霧塗料の粒径を
できるだけ小さくさせる必要がある。上述のよう
な回転霧化静電塗装装置のように噴霧頭の回転に
より発生する遠心力を利用して塗料を微粒化せし
めるようにしている場合には遠心力の大きさ、即
ち噴霧頭の回転数が噴霧塗料の粒径に大きな影響
を与え、噴霧頭の回転数が高くなればなるほど噴
霧塗料の粒径は小さくなる。従つてこのような回
転霧化静電塗装装置を用いてきれいな塗装面に仕
上げるには噴霧頭の回転数をできるだけ大きくす
ることが必要となる。前述したように従来の回転
霧化静電塗装装置では回転軸を支承するために玉
軸受或いはコロ軸受が用いられており、これら玉
軸受或いはコロ軸受は通常グリースのような潤滑
剤が封入されている。このようなグリース潤滑し
た軸受は回転軸を高速度で回転せしめるとたちま
ち劣化してしまい、従つてこのようなグリース潤
滑した軸受を採用している回転霧化静電塗装装置
では回転軸の回転数、即ち噴霧頭の回転数をせい
ぜい20000r.p.m程度までしか上げることができ
ない。しかしながら噴霧頭の回転数が20000r.p.
m程度である場合には噴霧塗料の粒径はかなり大
きく、従つてこのような回転霧化静電塗装装置を
用いてきれいな塗装面に仕上げるのは困難であ
る。従つて通常車両ボデイーの塗装工程は電着塗
装による下塗り、次いで中塗り、次いで仕上塗装
となる上塗りからなるがこの回転霧化静電塗装装
置は中塗りをするために使用されており、上塗り
をするためには使用することができない。
一方、玉軸受或いはコロ軸受の内輪と外輪間に
粘度の低い潤滑油を噴出させ、この潤滑油によつ
て玉或いはコロと内外輪間のころがり摩擦を大巾
に低減させると共に摩擦熱を奪い取るようにした
ジエツト給油方式を採用するとグリース潤滑によ
る軸受を使用した場合よりも回転軸の回転数を上
げることができる。しかしながらこのジエツト給
油方式は大がかりな潤滑油供給装置が必要となる
ために回転霧化静電塗装装置に適用するのは実用
上不適当である。更に、潤滑油が塗料内に混入す
ると塗装面が著しく損なわれるのでこのようなジ
エツト給油方式を採用した場合には潤滑油の漏洩
を完全に阻止する必要がある。しかしながら実際
には潤滑油の漏洩を完全に阻止するのは困難であ
り、従つてジエツト給油方式を回転霧化静電塗装
装置に適用するのは不可能である。
一方、噴霧塗料の粒径をかなり小さくすること
のできる塗装装置として、噴出する空気流によつ
て塗料を微粒化するようにした空気式霧化静電塗
装装置が知られている。この空気式霧化静電塗装
装置では上述のように噴霧塗料の粒径がかなり小
さくなるのできれいな塗装面に仕上げるこがで
き、従つてこの空気式霧化方法は車両ボデイーの
上塗りに採用されている。しかしながらこの空気
式霧化静電塗装装置では塗料と共に多量の空気流
が被塗装面上に衝突し、次いで多量の塗料が被塗
装面上に付着することなく空気流と共に逃げてし
まうために噴霧塗料の40パーセント程度しか被塗
装面の塗装に有効に利用できず、従つて塗料の消
費量が必然的に大きくなるという問題がある。更
に空気流と共に逃げた塗料が工場内における公害
問題をひき起こしている。
本発明は従来の回転霧化静電塗装方法と空気式
霧化静電塗装方法の両者の欠点を除去すると共に
それら両方法の利点を兼ね備えた、即ち噴霧塗料
の粒径を小さくすることができると共に塗料の消
費量を少くすることのできる回転霧化静電塗装装
置を提供することにある。
以下、添附図面を参照して本発明を詳細に説明
する。
第1図を参照すると、その全体を符号1で示す
回転霧化静電塗装装置はほぼ中空円筒状の金属製
前部ハウジング2とほぼ中空円筒状の金属製後部
ハウジング3とを具備し、これらの両ハウジング
2,3はボルト4によつて強固に結合される。後
部ハウジング3の円筒孔5内には電気絶縁材料か
らなる支持ロツド6が嵌着され、後部ハウジング
3はボルト7によつて支持ロツド6に固締され
る。この支持ロツド6は図示しない基台によつて
支持されている。一方、前部ハウジング2内には
金属製の回転軸8が挿入される。この回転軸8は
その中央部に位置する中空円筒部8aと、中空円
筒部8aの前端部に一体形成された軸部分8b
と、中中空円筒部8aの後端部に固着された軸部
分8cとにより構成され、この回転軸8の軸部分
8bには金属製噴霧頭9がナツト10により固締
される。この噴霧頭9は環状空間11をその内部
に形成した噴霧頭支持体12と、この支持体12
上に固定されたカツプ状の噴霧頭本体13とによ
り構成される。第1図並びに第2図に示されるよ
うに支持体12の外筒部14上には環状空間11
内に開口しかつ噴霧頭本体13の内壁面15に滑
らかに接続する多数の塗料流出孔16が形成され
る。一方、前部ハウジング2の前端部には端板1
7が固定され、この端板17上に塗料噴射ノズル
18が取付けられる。この塗料噴射ノズル18は
塗料供給ポンプ19を介して塗料タンク20に連
結され、また塗料噴射ノズル18のノズル口21
は支持体外筒14の円筒状内周壁面に指向され
る。
第1図に示されるように前部ハウジング2には
テイルテイングパツド空気軸受からなる一対の非
接触型ラジアル軸受22,23が設けられ、これ
ら一対のテイルテイングパツド空気軸受22,2
3によつて回転軸8は前部ハウジング2上に回転
可能に支持される。これらのテイルテイングパツ
ド空気軸受22,23は同一の構造を有してお
り、従つて片方のテイルテイングパツド空気軸受
22の構造のみについて以下に説明する。第1図
並びに第3図を参照すると、テイルテイングパツ
ド空気軸受22は回転軸中空円筒部8aの外周面
と極めてわずかな間隙を隔てて配置された3個の
パツド24,25,26と、これらのパツド2
4,25,26を夫々保持する支持ピン27,2
8,29とを具備する。これらの各支持ピン2
7,28,29は夫々その内端部に球体30,3
1,32を一体形成しており、これら球体30,
31,32が各パツド24,25,26の背面上
に形成された球状凹所内に係合する。従つて各パ
ツド24,25,26は対応する球体30,3
1,32を支点として揺動することができる。第
1図並びに第4図からわかるように支持ピン2
7,28,29の両側の前部ハウジング2外周壁
面上には一対のリング溝33,34が形成され、
これらリング溝33,34内に嵌着されたOリン
グ35,36を介して軸受枠37が前部ハウジン
グ2上に取付けられる。第3図に示されるように
各支持ピン28,29は夫々前部ハウジング2上
に形成された開孔38を貫通し、軸受枠37にワ
ツシヤ39′を介してナツト39により固締され
る。一方、弾撥性板状部40aを有する支持アー
ム40の一端部がボルト41によつて軸受枠37
に固締される。支持ピン27は前部ハウジング2
に形成された開孔42並びに軸受枠37に形成さ
れた開孔43を貫通し、支持アーム40の他端部
にワツシヤ44′を介してナツト44により固締
される。従つてパツド24は支持アーム40の弾
撥力によつて回転軸中空円筒部8a上に押圧せし
められる。一方、第1図、第3図並びに第4図に
示されるように前部ハウジング2に形成されたね
じ孔45内には軸受枠37に形成された開孔46
を貫通するボルト47の先端部が螺着する。ま
た、このボルト47内にはワツシヤ48が嵌着さ
れ、このワツシヤ48と軸受枠37間に圧縮ばね
49が挿入される。このボルト47は前部ハウジ
ング2に対する軸受枠37の相対回転および軸方
向への移転を阻止し、更に圧縮ばね49と協力し
て前部ハウジング2と軸受枠37とを電気的に接
続する役割を果す。
一方、第6図から第8図に示されるように支持
アーム40には支持ピン27の外周壁面に沿つて
支持ピン27の軸線方向に延び次いでワツシヤ4
4′の下壁面に沿つて延びるL字形溝50が形成
され、この溝50内を導線51が貫通する。この
導線51の下端部はパツド24の背面上に溶着さ
れ、導線52の上端部はワツシヤ44′に溶着さ
れる。従つてパツド24は導線51、ワツシヤ4
4′並びに支持アーム40を介して軸受枠37に
電気的に接続される。一方、上述したように軸受
枠37は圧縮ばね49並びにボルト47を介して
前部ハウジング2に電気的に連結されており、斯
くしてパツド24は前部ハウジング2に連結され
ることになる。なお、図面には示さないが他のパ
ツド25,26も同様に導線を介して対応するワ
ツシヤ39′に連結される。従つてこれらのパツ
ド25,26も対応する導線を介して前部ハウジ
ング2に電気的に接続される。
回転軸8が高速度回転しているときは各パツド
24,25,26と回転軸8間の微少間隙内に大
きな圧力が発生するために各パツド24,25,
26と支持ピン27,28,29の球体30,3
1,32とは強固に接触しており、従つてこのと
きは各パツド24,25,26は一方では支持ピ
ン27,28,29を介して前部ハウジング2に
電気的に接続され、他方では導線51を介して前
部ハウジング2に電気的に接続されている。しか
しながら回転軸8の回転数が低くなると各パツド
24,25,26と回転軸8間の微少間隙内に発
生する圧力は小さくなり、その結果パツド24,
25,26が不安定となつて振動し、各パツド2
4,25,26が対応する支持ピン27,28,
29の球体30,31,32から瞬間的に離れる
場合がある。このようなときもし第6図において
導線51がなかつたならば支持ピン27の球体3
0とパツド24間に高電位差が生じ、その結果支
持ピン27の球体30とパツド24間で放電する
という問題が生ずるばかりでなく支持ピン27の
球体30を受容するためにパツド24の背面上に
形成された球状凹所52が電解腐触するという問
題が生ずる。しかしながら本発明による回転霧化
静電塗装装置ではパツド24が支持ピン27の球
体30から離れてもパツド24は導線51を介し
て支持アーム40に電気的に接続されているので
支持ピン27の球体30とパツド24は同電位に
保持され、従つて支持ピン27の球体30とパツ
ド24間において放電する危険性がなく、またパ
ツド24の背面上に形成された球状凹所52が電
解腐触することもない。なお、軸受枠37と前部
ハウジング2間に挿入されたOリング35,36
は回転軸8の振動を減衰する役割りを果す。
第9図に別の実施例を示す。この実施例では支
持ピン27の内部にその軸線方向に延びる貫通孔
53が形成され、この貫通孔53内を導線54が
貫通する。導線54の下端部は球状凹所52内に
おいてパツド24に溶着され、導線55の上端部
はワツシヤ44′に溶着される。
第10図は更に別の実施例を示す。この実施例
ではパツド24の球状凹所52内に更に凹溝55
が形成される。また支持ピン27の球体30の下
端部にも凹溝56が形成され、これら凹溝55,
56間に圧縮ばね57が挿入される。従つてこの
実施例ではパツド24が支持ピン27の球体30
から離れたとしてもパツド24と支持ピン27は
圧縮ばね57を介して互いに電気的に接続され
る。
再び第1図を参照すると、回転軸8の軸部分8
cには一対のデイスク状ランナ58,59が挿入
され、これらランナ58,59はスペーサ60並
びにタービン翼車61を介してナツト62により
軸部分8cに固締される。一方、これら両ランナ
58,59の間には環状板63が配置され、ラン
ナ58,59と環状板63は非接触型のスラスト
空気軸受を構成する。なお、各ランナ58,59
は環状板63とわずかな間隙を隔てるように配置
される。
第1図に示されるように環状板63の外周フラ
ンジ部63aの外周壁面と前部ハウジング2間に
は一対のOリング64,65が挿入され、更に環
状板外周フランジ部63aの両側面と前部ハウジ
ング2並びに後述するノズルホルダ66間にも夫
夫Oリング67,68が挿入される。一方、環状
板外周フランジ部63aから外方に延びる開孔6
9が前部ハウジング2内に形成され、この開孔6
9にはねじ70が螺着される。このねじ70と環
状板63間には圧縮ばね71が挿入され、この圧
縮ばね71によつて環状板63と前部ハウジング
2とは電気的に接続される。第1図並びに第5図
に示すように前部ハウジング2内には環状板外周
フランジ部63aの外周面に沿つて環状溝72が
形成され、この環状溝72は前部ハウジング2内
に形成された圧縮空気導入孔73を介して空気供
給ポンプ74に連結される。一方、環状板63内
には環状溝72から半径方向内方に向かつて延び
る多数の空気通路75が形成され、これらの各空
気通路75の内端部近傍からは夫々ランナ58並
びにランナ59に向けて延びる空気流出孔76、
77が形成される。
一方、前部ハウジング2内には環状板63に隣
接してタービンノズルホルダ66が固定され、こ
のタービンノズルホルダ66と前部ハウジング2
間には環状の空気導入室78が形成される。この
空気導入室78は圧縮空気導入孔79を介してコ
ンプレツサ80に連結される。空気導入室78は
多数のガイドベーン(図示せず)を具えた圧縮空
気噴出ノズル81を有し、この噴出ノズル81に
対面してタービン翼車61のタービンブレード8
2が配置される。一方、タービン翼車61が配置
されているハウジング内部室83は後部ハウジン
グ3に形成された排気孔84を介して大気に連結
される。コンプレツサ80から空気導入室78内
に導入された圧縮空気は噴出ノズル81を介して
ハウジング内部室83内に噴出する。このとき噴
出圧縮空気がタービン翼車61に回転力を与え、
斯くして回転軸8は高速度で回転せしめられるこ
とになる。次いでこの噴出圧縮空気は排気孔84
を介して大気に排出される。
一方、ハウジング内部室83を郭成する後部ハ
ウジング3の端部壁85には貫通孔86が形成さ
れ、この貫通孔86内を貫通する電極ホルダ87
がボルト88によつて端部壁85に固締される。
この電極ホルダ87の内部には回転軸8の回転軸
線と共軸的に形成された円筒孔88が形成され、
この円筒孔88内にカーボンのような耐摩耗性導
電材料からなる電極89が移動可能に挿入され
る。更に電極89と電極ホルダ87間には圧縮ば
ね90が挿入され、この圧縮ばね90のばね力に
よつて電極89の先端面91は回転軸部分8cの
端面上に押圧せしめられる。一方、後部ハウジン
グ3の外壁面上には端子92がボルト93によつ
て固締され、この端子92は−60kVから−90kV
の負の高電圧を発生するための高電圧発生装置9
4に接続される。従つて前部ハウジング2並びに
後部ハウジング3には負の高電圧が印加され、更
に噴霧頭9にも電極89並びに回転軸8を介して
負の高電圧が印加される。
塗料噴射ノズル18のノズル口21から支持体
外筒14の内周壁面上に噴射された塗料は噴霧頭
9の回転により生ずる遠心力によつて塗料流出孔
16を通つて噴霧頭本体13の内周壁面15上に
流出する。次いでこの塗料は内周壁面15上にお
いて薄い液膜となつて広がりながら噴霧頭本体1
3の先端部13aに達する。前述したように噴霧
頭9は負の高電圧が印加されており、従つて噴霧
頭9の回転により生ずる遠心力によつて噴霧頭本
体13の先端部13aから薄い膜状に広がつた塗
料は負の高電圧に帯電された噴霧となる。通常、
被塗装面は零電位となつているので塗料噴霧は電
気力によつて被塗装面に向けて吸引され、それに
よつて被塗装面の塗装が行なわれることになる。
前述したように回転軸8はランナ58,59と
環状板63からなるスラスト空気軸受と、一対の
テイルテイングパツドラジアル空気軸受22,2
3により支承されている。このテイルテイングパ
ツド空気軸受22,23では回転軸8が回転した
際に回転軸中空円筒部8aと各パツド24,2
5,26(第3図)間の微少間隙内に空気が引込
まれこれら回転軸中空円筒部8aと各パツド2
4,25,26間におけるいわゆる空気の楔作用
によつて空気が圧縮されて圧力上昇し、それによ
つて各パツド24,25,26が回転軸8を支持
する力が発生する。一方、上述のスラスト軸受で
は空気供給ポンプ74から環状溝72内に導入さ
れた圧縮空気は空気通路75を介して空気流出孔
76,77から環状板63とランナ58,59間
の間隙に噴出し、この間隙内に環状板63とラン
ナ58,59との間の微少間隙を保持するに必要
な圧力が発生する。従つて回転軸8は一対のラジ
アル軸受並びにスラスト軸受によつて微少な空気
層を介して非接触状態で支承される。よく知られ
ているように空気の粘性係数は潤滑油の粘性係数
の千分の一程度である。従つて空気を潤滑剤とす
る空気軸受は摩擦損失が極めて小さく、斯くして
摩擦損失によつて生じる熱は極めて小量であるの
でかなりの高速回転が可能となる。第1図に示す
実施例では回転軸8を80000r.p.m程度の高速回
転数で回転させることができる。
第11図は直径75mmの噴霧頭9を用いたときの
塗料粒子の大きさと回転数との関係を示す。第1
1図において縦軸S.M.Dはザウター平均粒径で表
わした塗料粒子の粒径(μm)を示し、横軸Nは
噴霧頭9の回転数(r.p.m)を示す。前述したよ
うに従来の回転霧化静電塗装装置では回転数Nは
せいぜい20000r.p.m程度までしか上げられない
ために直径75mmの噴霧頭9を用いた場合には噴霧
塗料の粒径は55μmから65μm程度までしか微粒
化できない。これに反して本発明では80000r.p.
m程度まで回転数を上げることができるので噴霧
塗料の粒径は15μmから20μm程度まで微粒化で
きることになる。従つて本発明による回転霧化静
電塗装方法は従来に比べて噴霧塗料の粒径を大巾
に小さくできることがわかる。
また、前述したように前部および後部ハウジン
グ2,3並びに回転軸8には共に等しい負電圧が
印加されるためにこれらの前部および後部ハウジ
ング2,3と回転軸8との間で放電する危険性は
ない。更に、回転軸8の回転数が低くなつてもテ
イルテイングパツド空気軸受のパツドは回転軸と
同電位に保持されるのでこれらの間で放電する危
険性もない。
以上述べたように本発明によれば噴霧頭の回転
数を80000r.p.m程度まで上げることができるの
で噴霧塗料の微粒化は極めて良好であり、従来の
空気式霧化静電塗装方式と同等以上の微粒化性能
が得られる。従つて極めてきれいな塗装面を得る
ことができ、従つて例えば車両ボデイーの塗装工
程において仕上げ塗装となる上塗りに使用するこ
とができる。更に、本発明は塗料の微粒化を空気
噴流によつて行なわない回転霧化静電塗装方式な
ので噴霧塗料のほぼ90パーセントを被塗装面の塗
装に有効に利用することができる。従つて噴霧塗
料が工場内に飛散することがないので工場内にお
ける大気汚染の問題を解決できるばかりでなく塗
料の消費量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る回転霧化静電塗装装置の
側面断面図、第2図は第1図の−線に沿つて
みた断面図、第3図は第1図の−線に沿つて
みた断面図、第4図は第1図の矢印Aで示す部分
の拡大図、第5図は第1図の−線に沿つてみ
た断面図、第6図は第1図の矢印Bで示す部分の
拡大図、第7図は第6図の矢印に沿つてみた側
面図、第8図は第6図の−線に沿つてみた断
面図、第9図は第6図と同様に示した別の実施例
の側面断面図、第10図は第6図と同様に示した
更に別の実施例の側面断面図、第11図は噴霧塗
料の粒径を示すグラフである。 2……前部ハウジング、3……後部ハウジン
グ、8……回転軸、9……噴霧頭、18……塗料
噴射ノズル、22,23……テイルテイングパツ
ド空気軸受、24,25,26……パツド、51
……導線、57……圧縮ばね、58,59……ラ
ンナ、63……環状板、89……電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転霧化静電塗装装置のハウジング内におい
    て回転可能に支承された回転軸を具備し、該回転
    軸の外端部にカツプ状噴霧頭を固定し、該カツプ
    状噴霧頭の内周面上に塗料を供給するための塗料
    供給装置と該回転軸回転駆動装置を具備した回転
    霧化静電塗装装置において、該回転軸をテイルテ
    イングパツドラジアル空気軸受並びに非接触型ス
    ラスト軸受により支承し、上記ハウジングを負電
    圧発生装置に接続すると共に該回転軸の内端部に
    常時接触する負電圧印加用電極を該ハウジングに
    取付けて該電極によりハウジングと回転軸とを電
    気的に接続し、更に回転軸外周壁面と微少間隙を
    隔てて配置されたテイルテイングパツドラジアル
    空気軸受のパツドを導線或いはばねを介して上記
    ハウジングに電気的に接続した回転霧化静電塗装
    装置。
JP6636480A 1980-05-21 1980-05-21 Rotary atomization electrostatic painting device Granted JPS56163774A (en)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6636480A JPS56163774A (en) 1980-05-21 1980-05-21 Rotary atomization electrostatic painting device
US06/195,850 US4369925A (en) 1980-05-21 1980-10-10 Rotary type electrostatic spray painting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6636480A JPS56163774A (en) 1980-05-21 1980-05-21 Rotary atomization electrostatic painting device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56163774A JPS56163774A (en) 1981-12-16
JPS6224137B2 true JPS6224137B2 (ja) 1987-05-27

Family

ID=13313713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6636480A Granted JPS56163774A (en) 1980-05-21 1980-05-21 Rotary atomization electrostatic painting device

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4369925A (ja)
JP (1) JPS56163774A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4913563A (en) * 1988-11-07 1990-04-03 Westinghouse Electric Corp. Hydrodynamic pivoted pad bearing assembly for a reactor coolant pump
DE19611369A1 (de) * 1996-03-22 1997-09-25 Duerr Gmbh & Co Rotationszerstäuber zum elektrostatisch unterstützten Beschichten von Gegenständen mit Farben bzw. Lacken

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3155539A (en) * 1958-11-20 1964-11-03 James W Juvinall Electrostatic spray coating methods and apparatus
FR1110350A (fr) * 1959-03-31 1956-02-10 Sames Mach Electrostat Appareil pour pulvérisation et projection électrostatiques
US3083911A (en) * 1960-03-17 1963-04-02 Westinghouse Electric Corp Electrostatic atomizing head
US3121533A (en) * 1961-04-12 1964-02-18 Jr John Sedlacsik Electrostatic atomizing head
NL279142A (ja) * 1961-05-31
US3130066A (en) * 1961-10-09 1964-04-21 Ransburg Electro Coating Corp Electro spray apparatus and method
NL286279A (ja) * 1961-12-08
US3281076A (en) * 1964-06-11 1966-10-25 Ford Motor Co Method and apparatus for atomizing liquids
US3512502A (en) * 1966-10-21 1970-05-19 Ransburg Electro Coating Corp Electrostatic coating apparatus
AT279775B (de) * 1967-06-15 1970-03-25 Villamos Automatika Intezet Vorrichtung zum gleichzeitigen elektrostatischen Spritzen verschiedener Stoffe
US3617102A (en) * 1968-09-17 1971-11-02 Toyda Koki Kk High speed gas bearing structures
US3873024A (en) * 1971-08-13 1975-03-25 Ransburg Corp Apparatus for spraying a plurality of different powders
JPS5324625Y2 (ja) * 1974-01-24 1978-06-23
FR2336181A1 (fr) * 1975-12-26 1977-07-22 Marchand Bernard Moteur pneumatique pour appareil d'application de peinture par procede electrostatique a tete atomisante rotative a grande vitesse
AU517923B2 (en) * 1977-02-07 1981-09-03 Ransburg Japan Ltd. Rotary paint atomizing device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56163774A (en) 1981-12-16
US4369925A (en) 1983-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5921668B2 (ja) 回転霧化静電塗装装置
JPS6224136B2 (ja)
JPS637827B2 (ja)
JPS6347511B2 (ja)
JPS6352948B2 (ja)
JPS637828B2 (ja)
JPS637826B2 (ja)
US4373672A (en) Rotary type electrostatic spray painting device
JPS6224139B2 (ja)
US4361287A (en) Rotary type electrostatic spray painting device
JPS6224137B2 (ja)
JPS637829B2 (ja)
JPS6351739B2 (ja)
JPS6224138B2 (ja)
EP0034246A2 (en) A rotary type electrostatic spray painting device
JPS6224140B2 (ja)
EP0038623B1 (en) A rotary type electrostatic spray painting device
JPS6246220B2 (ja)
JPH0122823B2 (ja)
US4365759A (en) Rotary type electrostatic spray painting device
EP0037646A1 (en) A rotary type electrostatic spray painting device
JP2556557Y2 (ja) 静電塗装機用スピンドル
JPS59209667A (ja) 回転霧化静電塗装装置
JPS6113100Y2 (ja)
JPS6246219B2 (ja)