JPS637826B2 - - Google Patents

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JPS637826B2
JPS637826B2 JP55018451A JP1845180A JPS637826B2 JP S637826 B2 JPS637826 B2 JP S637826B2 JP 55018451 A JP55018451 A JP 55018451A JP 1845180 A JP1845180 A JP 1845180A JP S637826 B2 JPS637826 B2 JP S637826B2
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JP
Japan
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paint
rotating shaft
fixed
annular
spray head
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JP55018451A
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Hikari Morishita
Suekichi Sugyama
Akira Sato
Shunichi Suzuki
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to EP81100317A priority patent/EP0034254B1/en
Publication of JPS56115653A publication Critical patent/JPS56115653A/ja
Publication of JPS637826B2 publication Critical patent/JPS637826B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/02Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
    • F16C17/03Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only with tiltably-supported segments, e.g. Michell bearings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/025Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
    • B05B5/04Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces
    • B05B5/0415Driving means; Parts thereof, e.g. turbine, shaft, bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/04Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
    • F16C32/0402Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means combined with other supporting means, e.g. hybrid bearings with both magnetic and fluid supporting means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/04Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
    • F16C32/0406Magnetic bearings
    • F16C32/0408Passive magnetic bearings
    • F16C32/0423Passive magnetic bearings with permanent magnets on both parts repelling each other
    • F16C32/0427Passive magnetic bearings with permanent magnets on both parts repelling each other for axial load mainly
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転霧化静電塗装装置に関する。
従来より、例えば車両ボデイーを塗装するため
の塗装装置として、塗装装置のハウジング内にお
いて回転軸を玉軸受或いはコロ軸受によつて支承
し、回転軸の外端部に固定したカツプ状噴霧頭に
負電圧を印加すると共に回転しているカツプ状噴
霧頭の内周面上に塗料を供給し、カツプ状噴霧頭
から負電圧に帯電された微粒塗料を噴出せしめて
これを電気的に接地された被塗装面上に電気力に
より吸引し、それによつて被塗装面を塗装するよ
うにした回転霧化静電塗装装置が知られている。
このような回転霧化静電塗装装置では噴霧頭から
噴出する塗料噴霧のほぼ90パーセントが被塗装面
の塗装に有効に利用できるために塗料の消費量が
少なく、従つて広い産業分野において利用されて
いる。
一方、噴霧塗料を用いて塗装する場合において
きれいな塗装面に仕上げるには噴霧塗料の粒径を
できるだけ小さくさせる必要がある。上述のよう
な回転霧化静電塗装装置のように噴霧頭の回転に
より発生する遠心力を利用して塗料を微粒化せし
めるようにしている場合には遠心力の大きさ、即
ち噴霧頭の回転数が噴霧塗料の粒径に大きな影響
を与え、噴霧頭の回転数が高くなればなるほど噴
霧塗料の粒径は小さくなる。従つてこのような回
転霧化静電塗装装置を用いてきれいな塗装面に仕
上げるには噴霧頭の回転数をできるだけ大きくす
ることが必要となる。前述したように従来の回転
霧化静電塗装装置では回転軸を支承するために玉
軸受或いはコロ軸受が用いられており、これら玉
軸受或いはコロ軸受は通常グリースのような潤滑
剤が封入されている。このようなグリース潤滑し
た軸受は回転軸を高速度で回転せしめるとたちま
ち劣化してしまい、従つてこのようなグリース潤
滑した軸受を採用している回転霧化静電塗装装置
では回転軸の回転数、即ち噴霧頭の回転数をせい
ぜい20000r・p・m程度までしか上げることがで
きない。しかしながら噴霧頭の回転数が20000r・
p・m程度である場合には噴霧塗料の粒径はかな
り大きく、従つてこのような回転霧化静電塗装装
置を用いてきれいな塗装面に仕上げるのは困難で
ある。従つて通常車両ボデイーの塗装工程は電着
塗装による下塗り、次いで中塗り、次いで仕上塗
装となる上塗りからなるがこの回転霧化静電塗装
装置は中塗りをするために使用されており、上塗
りをするためには使用することができない。
一方、玉軸受或いはコロ軸受の内輪と外輪間に
粘度の低い潤滑剤を噴出させ、この潤滑油によつ
て玉或いはコロと内外輪間のころがり摩擦を大巾
に低減させると共に摩擦熱を奪い取るようにした
ジエツト給油方式を採用するとグリース潤滑によ
る軸受を使用した場合よりも回転軸の回転数を上
げることができる。しかしながらこのジエツト給
油方式は大がかりな潤滑油供給装置が必要となる
ために回転霧化静電塗装装置に適用するのは実用
上不適当である。更に、潤滑油が塗料内に混入す
ると塗装面が著しく損なわれるのでこのようなジ
エツト給油方式を採用した場合には潤滑油の漏洩
を完全に阻止する必要がある。しかしながら実際
には潤滑油の漏洩を完全に阻止するのは困難であ
り、従つてジエツト給油方式を回転霧化静電塗装
装置に適用するのは不可能である。
一方、噴霧塗料の粒径をかなり小さくすること
のできる塗装装置として、噴出する空気流によつ
て塗料を微細化するようにした空気式霧化静電塗
装装置が知られている。この空気式霧化静電塗装
装置では上述のように噴霧塗料の粒径がかなり小
さくなるのできれいな塗装面に仕上げることがで
き、従つてこの空気式霧化方法は車両ボデイーの
上塗りに採用されている。しかしながらこの空気
式霧化静電塗装装置では塗料と共に多量の空気流
が被塗装面上に衝突し、次いで多量の塗料が被塗
装面上に付着することなく空気流と共に逃げてし
まうために噴霧塗料の40パーセント程度しか被塗
装面の塗装に有効に利用できず、従つて塗料の消
費量が必然的に大きくなるという問題がある。更
に空気流と共に逃げた塗料が工場内における公害
問題をひき起こしている。
本発明は従来の回転霧化静電塗装方法と空気式
霧化静電塗装方法の両者の欠点を除去すると共に
それら両方法の利点を兼ね備えた、即ち噴霧塗料
の粒径を小さくすることができると共に塗料の消
費量を少くすることのできる回転霧化静電塗装装
置を提供することにある。
以下、添附図面を参照して本発明を詳細に説明
する。
第1図を参照すると、その全体を符号1で示す
回転霧化静電塗装装置はほぼ中空円筒状の金属製
前部ハウジング2とほぼ中空円筒状の金属製後部
ハウジング3とを具備し、これらの両ハウジング
2,3はボルト4によつて強固に結合される。後
部ハウジング3の円筒孔5内には電気絶縁材料か
らなる支持ロツド6が嵌着され、後部ハウジング
3はボルト7によつて支持ロツド6に固締され
る。この支持ロツド6は図示しない基台によつて
支持されている。一方、前部ハウジング2内には
例えばジユラルミンのような高力アルミニウム合
金からなる回転軸8が挿入される。この回転軸8
はその中央部に位置する中空円筒部8aと、中空
円筒部8aの前端部に一体形成された軸部分8b
と、中空円筒部8aの後端部に固着された軸部分
8cとにより構成され、この回転軸8の軸部分8
bには金属製噴霧頭9がナツト10により固締さ
れる。この噴霧頭9は環状空間11をその内部に
形成した噴霧頭支持体12と、この支持体12上
に固定されたカツプ状の噴霧頭本体13とにより
構成される。第1図並びに第2図に示されるよう
に支持体12の外筒部14上には環状空間11内
に開口しかつ噴霧頭本体13の内壁面15に滑ら
かに接続する多数の塗料流出孔16が形成され
る。一方、前部ハウジング2の前端部には端板1
7が固定され、この端板17上に塗料噴射ノズル
18が取付けられる。この塗料噴射ノズル18は
塗料供給ポンプ19を介して塗料タンク20に連
結され、また塗料噴射ノズル18のノズル口21
は支持体外筒14の円筒状内周壁面に指向され
る。
第1図に示されるように前部ハウジング2には
テイルテイングパツド空気軸受からなる一対の非
接触型ラジアル軸受22,23が設けられ、これ
ら一対のテイルテイングパツド空気軸受22,2
3によつて回転軸8は前部ハウジング2上に回転
可能に支持される。これらのテイルテイングパツ
ド空気軸受22,23は同一の構造を有してお
り、従つて片方のテイルテイングパツド空気軸受
22の構造のみについて以下に説明する。第1図
並びに第3図を参照すると、テイルテイングパツ
ド空気軸受22は回転軸中空円筒部8aの外周面
と極めてわずかな間隙を隔だてて配置された3個
のパツド24,25,26と、これらのパツド2
4,25,26を夫々保持する支持ピン27,2
8,29とを具備する。これらの各支持ピン2
7,28,29は夫々その内端部に球体30,3
1,32を一体形成しており、これら球体30,
31,32が各パツド24,25,26の背面上
に形成された球状凹所内に係合する。従つて各パ
ツド24,25,26は対応する球体30,3
1,32を支点として揺動することができる。前
部ハウジング2の外周壁面上には軸受枠33が例
えばボルトにより固締され、支持ピン28,29
はこの軸受枠33に夫々ナツト34,35によつ
て固締される。一方、弾撥性板状部36aを有す
る支持アーム36の一端部がボルト37によつて
軸受枠33に固締され、一方支持アーム36の他
端部に支持ピン27がナツト38によつて固締さ
れる。従つてパツド24は支持アーム36の弾撥
力によつて回転軸中空円筒部8a上に押圧せしめ
られる。
再び第1図を参照すると、回転軸8の軸部分8
cには一対のデイスク状ランナ39,40が挿入
され、これらランナ39,40はスペーサ41並
びにタービン翼車42を介してナツト43により
軸部分8cに固締される。一方、これら両ランナ
39,40の間には環状板44が配置され、更に
これら両ランナ39,40の間には各ランナ3
9,40と環状板44とがわずかな間隙を隔だて
るようにスペーサ45が挿入される。第4図に示
されるように各ランナ39,40に対面する環状
板44の両側面上には夫々環状凹所46が形成さ
れ、これら凹所46内には夫々環状の永久磁石4
7,48が嵌着固定される。ランナ39の側面上
には永久磁石47に対面して環状凹所49が形成
され、この環状凹所49内に環状の永久磁石50
が嵌着固定される。一方、ランナ40の側面上に
も永久磁石48に対面して環状凹所51が形成さ
れ、この環状凹所51内に環状の永久磁石52が
嵌着固定される。第5図に示されるように永久磁
石47,50は互いに対向する側がN極となるよ
うに配置され、一方永久磁石48,52は互いに
対向する側がS極となるように配置される。従つ
て環状板44とランナ39とは永久磁石47,5
0の反撥力によつて互いに引離され、また環状板
44とランナ40とは永久磁石48,52の反撥
力によつて互いに引離される。このように環状板
44とランナ39,40は永久磁石の反撥力によ
つて微少な空気層を介して非接触状態で保持さ
れ、斯くして環状板44とランナ39,40とは
非接触型のスラスト磁気軸受を構成する。なお、
磁気抵抗を小さくして永久磁石から発する磁束数
を増大し、それによつて永久磁石間の反撥力を大
きくするためにスペーサ45は透磁率の高い材料
から形成することが好ましい。
一方、前部ハウジング2内には環状板44に隣
接してタービンノズルホルダ53が固定され、こ
のタービンノズルホルダ53と前部ハウジング2
間には環状の空気導入室54が形成される。この
空気導入室54は圧縮空気導入孔55を介してコ
ンプレツサ56に連結される。空気導入室54は
多数のガイドベーン(図示せず)を具えた圧縮空
気噴出ノズル57を有し、この噴出ノズル57に
対面してタービン翼車42のタービンブレード5
8が配置される。一方、タービン翼車42が配置
されているハウジング内部室59は後部ハウジン
グ3に形成された排気孔60を介して大気に連結
される。コンプレツサ56から空気導入室54内
に導入された圧縮空気は噴出ノズル57を介して
ハウジング内部室59内に噴出する。このとき噴
出圧縮空気がタービン翼車42に回転力を与え、
斯くして回転軸8は高速度で回転せしめられるこ
とになる。次いでこの噴出圧縮空気は排気孔60
を介して大気に排出される。
一方、ハウジング内部室59を郭成する後部ハ
ウジング3の端部壁61には貫通孔62が形成さ
れ、この貫通孔62内を貫通する電極ホルダ63
がボルト64によつて端部壁61に固締される。
この電極ホルダ63の内部には回転軸8の回転軸
線と共軸的に形成された円筒孔65が形成され、
この円筒孔65内にカーボンのような耐摩耗性導
電材料からなる電極66が移動可能に挿入され
る。更に電極66と電極ホルダ63間には圧縮ば
ね67が挿入され、この圧縮ばね67のばね力に
よつて電極66の先端面68は回転軸部分8cの
端面上に押圧せしめられる。一方、後部ハウジン
グ3の外壁面上には端子69がボルト70によつ
て固締され、この端子69は−60kVから−90kV
の負の高電圧を発生するための高電圧発生装置7
1に接続される。従つて前部ハウジング2並びに
後部ハウジング3には負の高電圧が印加され、更
に噴霧頭9にも電極66並びに回転軸8を介して
負の高電圧が印加される。
塗料噴射ノズル18のノズル口21から支持体
外筒14の内周壁面上に噴射された塗料は噴霧頭
9の回転により生ずる遠心力によつて塗料流出孔
16を通つて噴霧頭本体13の内周壁面15上に
流出する。次いでこの塗料は内周壁面15上にお
いて薄い液膜となつて広がりながら噴霧頭本体1
3の先端部13aに達する。前述したように噴霧
頭9は負の高電圧が印加されており、従つて噴霧
頭9の回転により生ずる遠心力によつて噴霧頭本
体13の先端部13aから薄い膜状に広がつた塗
料は負の高電圧に帯電された噴霧となる。通常、
被塗装面は零電位となつているので塗料噴霧は電
気力によつて被塗装面に向けて吸引され、それに
よつて被塗装面の塗装が行なわれることになる。
前述したように回転軸8はランナ39,40と
環状板44からなるスラスト磁気軸受と、一対の
テイルテイングパツトラジアル空気軸受22,2
3により支承されている。このテイルテイングパ
ツド空気軸受22,23では回転軸8が回転した
際に回転軸中空円筒部8aと各パツド24,2
5,26(第3図)間の微少間隙内に空気が引込
まれ、これら回転軸中空円筒部8aと各パツド2
4,25,26間におけるいわゆる空気の楔作用
によつて空気が圧縮されて圧力上昇し、それによ
つて各パツド24,25,26が回転軸8を支持
する力が発生する。一方、前述したようにスラス
ト磁気軸受では永久磁石の反撥力によつて環状板
44とランナ39,40間の微少間隙が保持され
る。従つて回転軸8は一対のラジアル空気軸受並
びにスラスト磁気軸受によつて微少な空気層を介
して非接触状態で支承されている。よく知られて
いるように空気の粘性係数は潤滑油の粘性係数の
千分の一程度である。従つて空気を潤滑剤とする
空気軸受は摩擦損失が極めて小さく、斯くして摩
擦損失によつて生じる熱は極めて小量であるので
かなりの高速回転が可能となる。第1図に示す実
施例では回転軸8を80000r・p・m程度の高速回
転数で回転させることができる。
第7図は直径75mmの噴霧頭9を用いたときの塗
料粒子の大きさと回転数との関係を示す。第7図
において縦軸S.M.Dはザウター平均粒径で表わし
た塗料粒子の粒径(μm)を示し、横軸Nは噴霧
頭9の回転数(r・p・m)を示す。前述したよ
うに従来の回転霧化静電塗装装置では回転数Nは
せいぜい20000r・p・m程度までしか上げられな
いために直径75mmの噴霧頭9を用いた場合には噴
霧塗料の粒径は55μmから65μm程度までしか微
粒化できない。これに反して本発明では80000r・
p・m程度まで回転数を上げることができるので
噴霧塗料の粒径は15μmから20μm程度まで微粒
化できることになる。従つて本発明による回転霧
化静電塗装方法は従来に比べて噴霧塗料の粒径を
大巾に小さくできることがわかる。
また、前述したように前部および後部ハウジン
グ2,3並びに回転軸8には共に等しい負電圧が
印加されるためにこれらの前部および後部ハウジ
ング2,3と回転軸8との間で放電する危険性は
ない。
以上述べたように本発明によれば噴霧頭の回転
数を80000r・p・m程度まで上げることができる
ので噴霧塗料の微粒化は極めて良好であり、従来
の空気式霧化静電塗装方式と同等以上の微粒化性
能が得られる。従つて極めてきれいな塗装面を得
ることができ、従つて例えば車両ボデイーの塗装
工程において仕上げ塗装となる上塗りに使用する
ことができる。更に、本発明は塗料の微粒化を空
気噴流によつて行なわない回転霧化静電塗装方式
なので噴霧塗料のほぼ90パーセントを被塗装面の
塗装に有効に利用することができる。従つて噴霧
塗料が工場内に飛散することがないので工場内に
おける大気汚染の問題を解決できるばかりでなく
塗料の消費量を低減することができる。更に本発
明では回転軸のスラスト軸受として磁気軸受を使
用している。この磁気軸受は4個の環状の永久磁
石からなり、各永久磁石は環状板およびランナに
形成された環状凹所内に嵌着固定されている。従
つて回転軸が80000r.p.m程度の高速度で回転めし
められ、それによつて各永久磁石に大きな遠心力
が加わつても永久磁石が破損するという危険性を
回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る回転霧化静電塗装装置の
側面断面図、第2図は第1図の−線に沿つて
みた断面図、第3図は第1図の−線に沿つて
みた断面図、第4図は第1図の一部拡大側面断面
図、第5図は第4図A部の拡大側面断面図、第6
図は第1図の環状板の正面図、第7図は噴霧塗料
の粒径を示すグラフである。 2……前部ハウジング、3……後部ハウジン
グ、8……回転軸、9……噴霧頭、18……塗料
噴射ノズル、22,23……テイルテイングパツ
ド空気軸受、24,25,26……パツド、3
9,40……ランナ、42……タービン翼車、4
4……環状板、47,48,50,52……永久
磁石、66……電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転霧化静電塗装装置のハウジング内におい
    て回転可能に支承された回転軸を具備し、該回転
    軸の外端部にカツプ状噴霧頭を固定し、該カツプ
    状噴霧頭の内周壁面上に塗料を供給するための塗
    料供給装置と該回転軸回転駆動装置を具備した回
    転霧化静電塗装装置において、該回転軸を非接触
    型ラジアル軸受並びに非接触型スラスト磁気軸受
    により支承すると共に該回転軸の内端部と常時接
    触する負電圧印加用電極を具備し、上記非接触型
    スラスト磁気軸受が上記ハウジングに固定された
    環状板と、上記回転軸に固定されかつ該環状板か
    らわずかな間〓を隔てて環状板の両側に配置され
    た一対のランナと、環状板の両側面上に形成され
    た環状凹所内に夫々嵌着固定された環状の永久磁
    石と、該永久磁石に対面して各ランナの側面上に
    形成された環状所内に夫々嵌着固定された環状の
    永久磁石とにより構成されている回転霧化静電塗
    装装置。
JP1845180A 1980-02-19 1980-02-19 Rotary atomized electrostatic coating device Granted JPS56115653A (en)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1845180A JPS56115653A (en) 1980-02-19 1980-02-19 Rotary atomized electrostatic coating device
US06/167,331 US4373673A (en) 1980-02-19 1980-07-09 Rotary type electrostatic spray painting device
DE8181100317T DE3171636D1 (en) 1980-02-19 1981-01-16 A rotary type electrostatic spray painting device
EP81100317A EP0034254B1 (en) 1980-02-19 1981-01-16 A rotary type electrostatic spray painting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1845180A JPS56115653A (en) 1980-02-19 1980-02-19 Rotary atomized electrostatic coating device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56115653A JPS56115653A (en) 1981-09-10
JPS637826B2 true JPS637826B2 (ja) 1988-02-18

Family

ID=11971983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1845180A Granted JPS56115653A (en) 1980-02-19 1980-02-19 Rotary atomized electrostatic coating device

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4373673A (ja)
EP (1) EP0034254B1 (ja)
JP (1) JPS56115653A (ja)
DE (1) DE3171636D1 (ja)

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