JPS6377495A - 洗濯機の運転方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭において使用する自動すすぎ機能を備
えた洗濯機の運転方法に関するものである。

従来の技術 従来の洗濯機の運転方法は第Ｓ図に示すように、洗濯終
了後に、使用者が選定したすすぎコースにより、排水工
程、給水工程を経て一回目のためすすぎ運転により、洗
濯物を攪拌して洗濯後の衣類に含まれている洗剤分を希
釈するすすぎ作用を行ない、設定された時間のすすぎ運
転終了後、再び排水、給水の工程を経て、ためすすぎ、
あるいは溢水すすぎの運転を設定された回数たけ繰り返
して、自動すすぎコースを終了するものであり、使用者
が選定できるのはためすすぎ、あるいは溢水すすぎを繰
り返す回数だけであり、その選定基準は、近年、すすぎ
センサー等の機能を有し、自動的に繰り返す回数を設定
することのできる洗濯機も見うけられるが、他の多くの
ものは、使用者の選択にゆだねられているが、どちらの
場合でも、ためすすぎ、あるいは溢水すすぎの各運転時
間は洗濯機の制御装置により設定されており、すすぎ運
転は、設定された時間のためすすぎ、あるいは溢水すす
ぎの繰り返し回数を変化させることで”念入り”、”標
準”、”節約”等とコース分けがされていた。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、”節約″コースと゛倉入り
”コースでも、ためすすぎは同じ時間たけ運転をするこ
とになるが、実際のためすすぎの挙動は、洗濯物に含ま
れている洗剤分が洗濯物の攪拌により液中にしみ出し均
一なすすぎ液となる、つまり一定の希釈度に到達するま
での時間は洗濯物の量により差があるものであり、例え
ば、洗濯物が少ない場合には、設定された時間の運転の
後手は、均−一なすすぎ液となり、ためすすぎの作用が
充分に行なわれているにもかかわらず、単に洗濯物を攪
拌しているたけとなり、また、洗濯物が多い場合には設
定された運転時間の範囲では、充分に、洗濯物に含まれ
ている洗剤分が攪拌により液中にしみ出していない。つ
まり、ためすすぎが不充分なまま次の排水工程に移るこ
とになる。すなわち、洗濯物が少ない場合には、無駄な
攪拌が行なわれ、衣類の傷み等にもつながり、まだ、洗
濯物が多い場合には、前述のように、すすぎが不充分で
あったり、また、それを補うためにすすぎ運転を増した
“念入り”コースの選択をせざる得ないことになる。ま
た溢水すすぎにおいても同様のことが言え、単に、設定
された時間のためすすぎ、あるいは溢水すすぎを繰り返
す回数によりすすぎの度合を“念入り”、“節約”等に
より分けるのは実際のすすぎ作用から見て不合理である
という問題があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、実際のす
すぎの挙動に合致したすすぎの運転方法を用い、効率の
良いすすぎを行うことを目的とするものである。

問題点を解決するだめの手段 この問題点を解決するために本発明は、ためすすぎ、あ
るいは溢水すすぎを組み合せた自動すすぎコースの中で
、洗濯物の量に応じて、ためすすぎ、あるいは溢水すす
ぎ時間の運転時間を設定する方法である。

作用 この方法により、洗濯物の量に応じた運転時間を設定す
れば、ためすすぎにおいては、一定のすすぎ希釈度に到
達した段階ですすぎを終了し、また、溢水すすぎにおい
ては、一定のすすぎ希釈度に到達するまで運転を行なう
ことができ、効率の良いすすぎ作業を行なえることとな
る。

実施例 以下、本発明の実施例について、第１図、第２図を参照
して説明する。第２図において、１は洗濯機の本体、２
は洗浄、すすぎ作業を行なう水槽で底部に攪拌翼３が回
転自在に設けられ、動力伝達部４を介してモータ６によ
り駆動される。６は水槽２への給水経路に設けられた給
水弁であり、７は水槽２に連通する排水管路８に設けら
れた排水弁である。９は前記モータ６、給水弁６、排水
弁７を入力部１０により設定された仕様にて制御を行な
う制御装置であり、入力部１０は水槽２内の水位を検知
する水位検知装置１１と布量検知装置１２を備えており
、水槽２の上方の操作箱１３内に前記制御装置９ととも
に内蔵されている。布量検知装置１２は使用者が洗濯物
の量を入力スイッチにより設定するものでも、あるいは
、センサーにより自動検知するものでもよい。第３図に
、給水を行なわず洗濯物を攪拌し洗濯物に含まれている
洗剤分をしみ出すためすすぎにおいて、時間の経過とと
もに、洗濯時の液濃度に対するすすぎ液の濃度の比であ
るすすぎ希釈度の変化の一例を表わしている。同図にお
いて、洗濯物の量、すなわち負荷の量により、一定のす
すぎ希釈度に到達する時間に明らかな差があることが判
る。また、第４図に給水を行ないながら洗濯物を攪拌す
る溢水すすぎのすすぎ希釈度の時間変化の一例を表わし
ている。同図において、ためすすぎの場合と同様に負荷
の量の違いにより一定の希釈度に到達するまでの時間に
差があることが判る。これらの負荷の量による特性をも
とに、制御装置９による自動すすぎコースの仕様を設定
したものを第１図に示す。各すすぎの間には制御装置９
による排水弁７の作用による排水工程と、給水弁６の作
用による給水工程と、水位検知装置１１によるすすぎ工
程への移行が行なわれる。第１図に示すような洗濯物の
量に応じて各すすぎの運転時間を設定すると、ためすす
ぎにおいては、洗濯物に含まれる洗剤分が回転翼３の動
きにより攪拌され、しみ出し、液濃度が飽和する段階で
運転が終了し、液濃度が飽和しているにもかかわらず、
すすぎ運転が続けられたり、あるいは、液濃度が充分に
飽和していないのにすすぎ運転が終了し次の排水工程シ
て移ることはない。また、溢水すすぎにおいても同様に
、洗濯物の量に応じて運転時間を設定することにより、
同じレベルのすすぎ希釈度を確保することができ、不用
意にすすぎを続は水を無駄にしたり不充分なまますすぎ
作業を終了することはない。なお、すすぎ液の濃度を電
極等により検知し、所定の濃度に達するまですすぎの運
転を続けることによっても同様の効果は得られるが、そ
の検知手段や液濃度によるすすぎ希釈度の判定手段は高
価なものとなり、製品の価格を引き上げることになる。

しかしながら、洗濯機の攪拌翼の回転数や反転時限等に
よる洗濯物の攪拌に伴う、すすぎの挙動を第３図、第４
図に示すように解明しておけば、適正な運転時間を容易
に設定することができ、制御装置の仕様を従来のすすぎ
の繰り返し回数を制御するものから時間を制御する仕様
に変更すればすむだけのものとなり、特に価格の引き上
げの要因となるものではなく、効率の良いすすぎの自動
運転を行なえるものである。

発明の効果 以上のように本発明によれば、洗濯物の量に応じて、た
めすすぎ、あるいは溢水すすぎの運転時間を設定し、こ
の運転時間により、少なくとも、ためすすぎあるいは溢
水すすぎの一方を繰り返す運転方法であり、すすぎが不
充分であったり、すすぎが充分にもかかわらず運転を続
ける等の問題が、高価なすすぎ液の濃度検知及び判定手
段を用いることなく解消でき、布の傷みが少なく、無駄
な給水がなく、効率の良いすすぎ作業を行えるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の洗濯機のすすぎの運転方法を
示す図、第２図は本発明の実施例の洗濯機の構成図、第
３図および第４図はためすすぎおよび溢水すすぎのすす
ぎ希釈度の時間変化を洗濯物の量刑に表わしたグラフ、
第５図は従来の洗濯機のすすぎの運転方法を示す図であ
る。 ９・・・・・・制御装置、１０・・・・・・入力部、１
１・・・・・・水位検知装置、１２・・・・・・布量検
知装置。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 ＩＱ 第　４　図 ×７０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗濯物の量に応じて、複数回にわたるためすすぎ、ある
   いは溢水すすぎの個々の運転時間の長短を設定すること
   を特徴とする洗濯機の運転方法。