JPS6376926A - 炭素質摩擦材 - Google Patents

炭素質摩擦材

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Publication number
JPS6376926A
JPS6376926A JP61218506A JP21850686A JPS6376926A JP S6376926 A JPS6376926 A JP S6376926A JP 61218506 A JP61218506 A JP 61218506A JP 21850686 A JP21850686 A JP 21850686A JP S6376926 A JPS6376926 A JP S6376926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon
carbon fiber
friction
disk
pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61218506A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiko Iwaki
岩城 英彦
Takeo Uemura
植村 武夫
Shigeru Murakami
村上 繁
Hitoshi Hanezawa
羽沢 均
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
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Publication of JPS6376926A publication Critical patent/JPS6376926A/ja
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  • Woven Fabrics (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は異なる材料を組合せて、安全かつ滑らかなIa
!擦を与える炭素質摩擦材に関する。
〔従来の技術) 摩擦材料、特にブレーキ月にとって必要な性質は、摩擦
特性が優れていることであるが、さらに摩擦熱を充分吸
収できる熱容4を有し、且つ軽量であることが求められ
る。特に、航空機、レーシングカー等では、非常に苛酷
な条件で使用されるだ番プでなく、少しでも軽い材料が
求められている。
炭素質FJF!A材は、r!f、擦係数がかなり高く、
しかち作動条件によってそれがあまり変化しないなど摩
擦特性が良く、熱容量が大きく、比重が軽い等の長所を
有し、この目的には最適であるが、強度が弱いのが欠点
であり、割れが発生したりして安全上の問題が生ずるだ
けでなく、摩耗が多く、実用化に難点があった。そのた
め炭素繊維で補強(いわゆる炭素繊維/炭素複合材。以
下C−C複合材という。)することが行なわれるように
なり、強度も向上し、実用可能な程度に摩耗も減少した
炭素質摩擦材は摩耗以外の性能が優れているので、摩耗
を減少する上記改良により、高性能摩擦材として航空機
、レーシングカー等にも利用されている。
上記摩擦材料のような板状のC−C複合材は、2次元織
物、いわゆる織布を原料としていた。このような2次元
強化C−C複合材は、面方向の強度が強いのが特徴であ
る。しかし、これをI!l!擦材に使うと、摩擦面の織
目の方向により摩擦抵抗が異なる。このように摩擦抵抗
が異なっていても、例えば円板状の摩擦材をその全面で
摩擦面にする場合は問題ない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、近年C−C複合材が種々のタイプに応用され
るようになり、織目の方向により摩擦抵抗が異なるのが
問題化してきた。例えば円板状のディスクの一部を2枚
のパッドで挟んでII! IIQするタイプではディス
クが一回転する間で織目の方向が変るため、摩擦抵抗が
変動し、滑らかな摩擦が得られない。
滑らかな摩擦とは摩擦抵抗がrJ摩擦材各点で変動しな
いことである。炭素illの織布を用いた場合は繊維に
方向性があること及び繊維の重なりの部分が生じるため
、f@擦材の各点及び摩擦の方向で摩擦抵抗が変動する
本発明者等は滑らかな摩擦を得るため、先に炭素の短繊
維をランダムに配向することを提案したく特願昭60−
257812)。この摩擦材は強度を高めるため不織布
を用いており確かに滑らかな摩擦が得られ、またC−C
複合材であるから強度も高いが、織布を原料にしたもの
に比べると靭性が低い欠点があった。
本発明者等はさらに上記欠点を解消覆べく、鋭意研究を
進め、滑らかな摩擦を得るためには、ディスク、或はパ
ッドのいずれか一方が短繊維であればよいことを発見し
た。
本発明は上記の発見に基づいてなされたもので、滑らか
な摩擦が得られ、しかも、割れたりすることのない安全
に使用出来る炭素質摩擦材を提供することを目的とする
〔問題点を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達成すべくなされたもので、その
要旨は、ディスクとパッドとの組合わせからなる炭素質
摩擦材であって、ディスクが炭素ta雑の織布で強化し
た炭素ta維/炭素複合材であり、パッドが炭素繊維の
短繊維で強化した炭素繊維/炭素複合材である炭素質F
J!?3材、およびディスクとパッドとの組合わせから
なる炭素質摩擦材であって、ディスクが炭素繊維の織布
で強化した炭素繊維/炭素複合材であり、パッドが均質
炭素であることを特徴とする炭素′ilI!!m月にあ
る。
〔発明の具体的構成および作用〕
以下本発明を説明する。
本発明に使用する摩擦材のディスク或はパッドのいずれ
か−hは、短mMiをランダムに配向したC−C複合材
、或は均質炭素でなければならない。
上記、ディスクは面積も大きく、強度および靭性を必要
とするので、これには炭素繊維の織イ1で強化した炭素
!I維/炭素複合材を用いるのが適当で、これは織布に
ピッチ、熱硬化性樹脂などを含浸、焼成してつくられる
。しかし、パッドはディスクに比して小形であり、通常
、割れたりするのを防止するため、金属の裏うちをして
使用に供するため、強度、靭性などを、それ程必要とし
ない。
したがって、パッドは知[ftのマットに、ピッチ、熱
硬化性樹脂等の含浸剤を含浸して焼成、或は短繊維と上
記含浸剤とを混合、成形し、焼成してつくられた短繊維
をランダムに配向したC−C複合材、或は均質炭素等の
方向性のない炭素質材料を使用する。
前者としては、短繊維を原料としたC−C複合材がすべ
て使用出来る。また、後火としては、ガラス状炭素材そ
の他の均質炭素材で、最近強度の高いものがつくられる
ようになった(特開昭60−161144号公報)。こ
れらは、靭性が全くなく、ディスク用としては不適当で
あるが、パッドとしては使用でき、組織が均質なので、
滑らかな摩擦を得るためには極めて有効である。
〔実施例〕
次に実施例、比較例を示して本発明を説明する。
実施例1 PAN系炭素炭素繊維子織(目付: 200g/尻)を
裁断し、積層したものに、軟化点85℃のコールタール
ピッチを含浸して板状に成形した。
この成形品を焼成し、さらにコールタールピッチの含浸
・焼成を繰返し、嵩密度1.69/cd以上とし、最後
にX線格子定数Coが6.85になるように黒鉛化し、
このC−C複合材をディスク状に加工した。
また、PAN系炭素炭素繊維t1i維(長さ3〜5cm
 )をマット状にしたものを積層し、コールタールピッ
チを含浸して板状に成形したものを上記同様に処理して
C−C複合材を得た。これをパッド状に加工し、上記デ
ィスクと組合せて慣性式yJIl!2!試験を行ったと
ころ、ディスクが1回転する時間におけるトルクの変化
を第1図に示すように、滑らかな1fJ擦が得られた。
このFX擦係数は0.31であった。
実施例2 PAN系炭素炭素繊維繊維(長さ3〜5 cm )70
部とフェノール樹脂の30%メタノール溶液30部を良
く混合し、板状に成形した。この成形品を焼成し、さら
にコールタールピッチの含浸・焼成を繰返し、嵩密度1
.6g/an’以上とし、最後にX線格子定数Coが6
.85になるように黒鉛化し、このC−C複合材をパッ
ド状に加工した。
実施例1のディスクと上記パッドを組合せて、慣性式摩
擦試験を行ったところ、第2図に示すように実施例1と
同様、滑らかな摩擦が得られ、摩擦係数は0.30であ
った。
実施例3 石油コークス微粉(325メツシユパス)70部とコー
ルタールピッチ30部を原料とし常法により均質炭素を
製造した。黒鉛化は、X線格子定数Coが6.85にな
るように黒鉛化し、パッド状に加工した。
実施例1のディスクと上記パッドを組合ゼて、慣性式摩
擦試験を行ったところ、第3図に示すように実施例1と
同様、滑らかな摩擦が得られ、摩擦係数は0.28であ
った。
比較例1 実施例1のディスクと同材質のパッドとを組合せて、慣
性式摩擦試験を行ったところ、第4図に示すようにトル
クが激しく変動し、どきには試験曙まで振動することが
あった。この平均摩擦係数は約0.3であった。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明に係る炭素質摩擦材は、パッ
ドによってその方向性が解消され滑らかな摩擦特性を有
し、さらにディスクは、織布を用いたC−C複合材とな
っているので、靭性も高く、極めて優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はそれぞれ、実施例1〜3、比較例
1で、ディスクが1回転する時間におけるトルクの変化
を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ディスクとパッドとの組合わせからなる炭素質摩
    擦材であって、ディスクが炭素繊維の織布で強化した炭
    素繊維/炭素複合材であり、パッドが炭素繊維の短繊維
    で強化した炭素繊維/炭素複合材であることを特徴とす
    る炭素質摩擦材。
  2. (2)ディスクとパッドとの組合わせからなる炭素質摩
    擦材であって、ディスクが炭素繊維の織布で強化した炭
    素繊維/炭素複合材であり、パッドが均質炭素であるこ
    とを特徴とする炭素質摩擦材。
JP61218506A 1986-09-17 1986-09-17 炭素質摩擦材 Pending JPS6376926A (ja)

Priority Applications (1)

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JP61218506A JPS6376926A (ja) 1986-09-17 1986-09-17 炭素質摩擦材

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JP61218506A JPS6376926A (ja) 1986-09-17 1986-09-17 炭素質摩擦材

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Publication Number Publication Date
JPS6376926A true JPS6376926A (ja) 1988-04-07

Family

ID=16720992

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JP61218506A Pending JPS6376926A (ja) 1986-09-17 1986-09-17 炭素質摩擦材

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JP (1) JPS6376926A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0710779A3 (en) * 1994-10-25 1996-05-15 Mitsubishi Chemical Corporation Sliding unit for a brake and method of producing the same
EP0719957A1 (en) * 1994-12-28 1996-07-03 Nippon Oil Co. Ltd. Carbon material for brake linings or brake discs
US5803210A (en) * 1994-12-28 1998-09-08 Nippon Oil Co., Ltd. Disk brakes

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0719957A1 (en) * 1994-12-28 1996-07-03 Nippon Oil Co. Ltd. Carbon material for brake linings or brake discs
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