JPH02184575A - 炭素繊維強化炭素複合材料 - Google Patents
炭素繊維強化炭素複合材料Info
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- JPH02184575A JPH02184575A JP1004126A JP412689A JPH02184575A JP H02184575 A JPH02184575 A JP H02184575A JP 1004126 A JP1004126 A JP 1004126A JP 412689 A JP412689 A JP 412689A JP H02184575 A JPH02184575 A JP H02184575A
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Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は航空機のブレーキパッド等に使用される炭素繊
維強化炭素複合材料(以下、c / cコンポジットと
いう)に関し、より詳しくは高い強度を有するC /
Cコンポジットに関する。
維強化炭素複合材料(以下、c / cコンポジットと
いう)に関し、より詳しくは高い強度を有するC /
Cコンポジットに関する。
〈従来の技術と発明が解決しようとする問題点〉近年、
C/ Cコンポジットは金属では到達できない耐熱性、
強度および軽量性を有することから、構造材、摺動材等
として脚光を浴びている。
C/ Cコンポジットは金属では到達できない耐熱性、
強度および軽量性を有することから、構造材、摺動材等
として脚光を浴びている。
C/ Cコンポジットは、炭素母材(マトリックス)中
に、母材強化用の強化繊維として炭素繊維を含有させて
、物理的または化学的に炭素母材と炭素繊維を接着する
ことにより作成される。
に、母材強化用の強化繊維として炭素繊維を含有させて
、物理的または化学的に炭素母材と炭素繊維を接着する
ことにより作成される。
前記強化繊維用炭素繊維としては、チョツプドファイバ
(短繊維)、ペーパー、不織布、フェルト、織られてい
ない長繊維、二次元織布、三次元織布以上の織物等、種
々の形状のものが用いられている。
(短繊維)、ペーパー、不織布、フェルト、織られてい
ない長繊維、二次元織布、三次元織布以上の織物等、種
々の形状のものが用いられている。
しかしながら、チョブドファイバのような短繊維の炭素
繊維だけで強化されたC / Cコンポジットは、一般
的に強度不足であるため、構造材料としては実用化し得
ない。
繊維だけで強化されたC / Cコンポジットは、一般
的に強度不足であるため、構造材料としては実用化し得
ない。
また、三次元織布を強化繊維として用いたC/Cコンポ
ジットは、強度にすぐれ、かつ等方性を示すために構造
材料としては好都合であるが、三次元織布は高価であり
、またいわゆる含浸法による場合、炭素繊維がフィルタ
ーのような役割をし、液状樹脂等の液状物が中心部に浸
透していくのを阻害するため、C/ Cコンポジットの
中心部を高密度化することが困難であった。
ジットは、強度にすぐれ、かつ等方性を示すために構造
材料としては好都合であるが、三次元織布は高価であり
、またいわゆる含浸法による場合、炭素繊維がフィルタ
ーのような役割をし、液状樹脂等の液状物が中心部に浸
透していくのを阻害するため、C/ Cコンポジットの
中心部を高密度化することが困難であった。
本発明は、強化繊維として高価な三次元織布を使用する
ことなく均一で高い強度を付与したC/Cコンポジット
を提供することを目的とする。
ことなく均一で高い強度を付与したC/Cコンポジット
を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段および作用〉本発明のc
/ cコンポジットは、強化繊維として一次元および
/または二次元強化炭素繊維を用いかつ母材として炭素
粉末を用いた複数枚のプリプレグを積層成形し、焼成し
たものであって、前記複数枚のプリプレグ間に強化繊維
単独層を介在させたことを特徴とする。
/ cコンポジットは、強化繊維として一次元および
/または二次元強化炭素繊維を用いかつ母材として炭素
粉末を用いた複数枚のプリプレグを積層成形し、焼成し
たものであって、前記複数枚のプリプレグ間に強化繊維
単独層を介在させたことを特徴とする。
このように本発明によれば、強化繊維単独層をプリプレ
グ間に介在させたため、成形時または焼成時にプリプレ
グに含有された炭素粉末を含むマトリックス材料が加圧
により強化繊維単独層に浸透する。その結果、形成され
るマトリックスが強化繊維単独層によってより一層強化
され、しかもプリプレグから滲出するマトリックス材料
は強化繊維単独層内に浸透し捕捉されるため、マトリ・
ンクス材料が表層部へ移動するのが防止され、強度が均
一になる。
グ間に介在させたため、成形時または焼成時にプリプレ
グに含有された炭素粉末を含むマトリックス材料が加圧
により強化繊維単独層に浸透する。その結果、形成され
るマトリックスが強化繊維単独層によってより一層強化
され、しかもプリプレグから滲出するマトリックス材料
は強化繊維単独層内に浸透し捕捉されるため、マトリ・
ンクス材料が表層部へ移動するのが防止され、強度が均
一になる。
また、本発明は、前記強化繊維単独層がフェルト状、マ
ット状、ペーパー状または不織布であって、短繊維およ
びウィスカーのうち少なくとも一方を含有したc /
cコンポジットをも包含するものである。
ット状、ペーパー状または不織布であって、短繊維およ
びウィスカーのうち少なくとも一方を含有したc /
cコンポジットをも包含するものである。
かかる短繊維および/またはウィスカーは隣接するプリ
プレグ内の炭素繊維と絡み合うため層間強度が向上され
る。
プレグ内の炭素繊維と絡み合うため層間強度が向上され
る。
本発明における前記プリプレグは、合成樹脂液に母材と
なる炭素粉末を分散させ、これを−次元および/または
二次元強化炭素繊維に含浸させ、乾燥させたものである
。
なる炭素粉末を分散させ、これを−次元および/または
二次元強化炭素繊維に含浸させ、乾燥させたものである
。
ここで、合成樹脂としては、例えばポリアクリロニトリ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコールなどがあげ
られるが、炭化可能な樹脂、例えばフェノール樹脂、尿
素樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹脂、ポリアクリロニト
リルなどを使用するのが好ましい。
ル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコールなどがあげ
られるが、炭化可能な樹脂、例えばフェノール樹脂、尿
素樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹脂、ポリアクリロニト
リルなどを使用するのが好ましい。
また、炭素粉末としては、圧粉体を焼成することによっ
て高密度な炭素焼成体となる自己焼結性炭素粉末および
この自己焼結性炭素粉末とそれ以外の炭素粉末(黒鉛粉
末、グラッシーカーボン粉末、カーボンブラック粉末等
)との混合粉末などがあげられる。
て高密度な炭素焼成体となる自己焼結性炭素粉末および
この自己焼結性炭素粉末とそれ以外の炭素粉末(黒鉛粉
末、グラッシーカーボン粉末、カーボンブラック粉末等
)との混合粉末などがあげられる。
前記−次元強化炭素繊維としては例えば長繊維があげら
れ、また二次元強化炭素繊維としては例えば二次元強炭
素繊維織布、ベーパー フェルト、不織布等があげられ
る。これらの−次元強化炭素繊維および/または二次元
強化炭素繊維は1種類を単独で用いてもよく、2種類以
上を併用してもよい。
れ、また二次元強化炭素繊維としては例えば二次元強炭
素繊維織布、ベーパー フェルト、不織布等があげられ
る。これらの−次元強化炭素繊維および/または二次元
強化炭素繊維は1種類を単独で用いてもよく、2種類以
上を併用してもよい。
合成樹脂と炭素粉末と強化繊維としての炭素繊維との重
量比は、約5〜65:10〜80:5〜70程度である
のが適当である。
量比は、約5〜65:10〜80:5〜70程度である
のが適当である。
前記強化繊維単独層としては、例えば■長繊維の炭素繊
維からなるフェルト状、マット状、ベーパー状、不織布
等のシート状物単独または■これに炭素、炭化ケイ素S
IC、ボロンおよび窒化ケイ素 5L3N4 のうち
少なくとも1種からなる短繊維および/またはウィスカ
ーを含有させたもの、さらに■上記炭素、炭化ケイ素、
ボロンおよび窒化ケイ素のうち少なくとも1種の短繊維
のみを用いて作った前記のごときシート状物(例えばフ
ェルト状、ペーパー状)もしくは■このシート状物に前
記ウィスカーを混入させたものなどがあげられる。特に
、短繊維および/またはウィスカーとして炭素以外の炭
化ケイ素、ボロンまたは窒化ケイ素を使用すると、c/
cコンポジットの耐酸化性を向上させることができる。
維からなるフェルト状、マット状、ベーパー状、不織布
等のシート状物単独または■これに炭素、炭化ケイ素S
IC、ボロンおよび窒化ケイ素 5L3N4 のうち
少なくとも1種からなる短繊維および/またはウィスカ
ーを含有させたもの、さらに■上記炭素、炭化ケイ素、
ボロンおよび窒化ケイ素のうち少なくとも1種の短繊維
のみを用いて作った前記のごときシート状物(例えばフ
ェルト状、ペーパー状)もしくは■このシート状物に前
記ウィスカーを混入させたものなどがあげられる。特に
、短繊維および/またはウィスカーとして炭素以外の炭
化ケイ素、ボロンまたは窒化ケイ素を使用すると、c/
cコンポジットの耐酸化性を向上させることができる。
プリプレグと強化繊維単独層との割合は、特に限定され
るものではないが、重量比で99.5:0.5〜50
: 50程度であるのが適当である。
るものではないが、重量比で99.5:0.5〜50
: 50程度であるのが適当である。
使用する短繊維の繊維長は501以下であるのが好まし
く、繊維長が50IIllを超えると短繊維が充分に母
材中に分散しないため、層間強度を均一に強化すること
が困難になる。
く、繊維長が50IIllを超えると短繊維が充分に母
材中に分散しないため、層間強度を均一に強化すること
が困難になる。
また、短繊維および/またはウィスカーのC/Cコンポ
ジット全体に対する含有量は約1〜35体積%であるの
が好ましく、短繊維および/またはウィスカーの含有量
が上記範囲よりも大なるときはコンポジット自体が低強
度となり、また小なるときはプリプレグ内の炭素繊維と
の絡み合いが少ないために層間強度が向上せず、いずれ
も好ましくない。
ジット全体に対する含有量は約1〜35体積%であるの
が好ましく、短繊維および/またはウィスカーの含有量
が上記範囲よりも大なるときはコンポジット自体が低強
度となり、また小なるときはプリプレグ内の炭素繊維と
の絡み合いが少ないために層間強度が向上せず、いずれ
も好ましくない。
以下、本発明のc / cコンポジットの製造方法を説
明する。まず、あらかじめ作製した複数枚のプリプレグ
の積層時または成形時にこれらのプリプレグ間に強化繊
維単独層を介在させて、所定の金型内に入れ、加圧成形
する。
明する。まず、あらかじめ作製した複数枚のプリプレグ
の積層時または成形時にこれらのプリプレグ間に強化繊
維単独層を介在させて、所定の金型内に入れ、加圧成形
する。
得られた成形物は加圧焼成または常圧焼成、あるいは両
者の組み合わせにより焼成し、C/ Cコンポジットと
する。焼成温度はC/ Cコンポジットの用途によって
異なるが、通常1000〜3000”C程度の範囲であ
る。
者の組み合わせにより焼成し、C/ Cコンポジットと
する。焼成温度はC/ Cコンポジットの用途によって
異なるが、通常1000〜3000”C程度の範囲であ
る。
成形または焼成において加えられる圧力はプリプレグ内
のマトリックス材料を強化繊維単独層に浸入させるのに
充分な圧力である。浸入は成形時または焼成時のいずれ
の段階であってもよい。斯くして、強度にすぐれたC
/ Cコンポジットが得られる。
のマトリックス材料を強化繊維単独層に浸入させるのに
充分な圧力である。浸入は成形時または焼成時のいずれ
の段階であってもよい。斯くして、強度にすぐれたC
/ Cコンポジットが得られる。
このように、本発明のC/ Cコンポジットは強化繊維
単独層を使用するものであって、プリプレグ形態で使用
するものではないため、きわめて量産性にすぐれている
。
単独層を使用するものであって、プリプレグ形態で使用
するものではないため、きわめて量産性にすぐれている
。
〈実施例〉
以下、実施例に基づき本発明をより詳細に説明する。
実施例I
PAN (ポリアクリロニトリル、以下同じ)系炭素繊
維の1000本フィラメントを平織にした織布と、自己
焼結性炭素粉末と、PAN系樹脂とをff1m比で3ニ
ア;7の割合で混和して、プリプレグを作製した。つい
で、このプリプレグとフェルト状炭素繊維(繊維長1〜
50+*mの短繊維からなる)とを、重量比が17=4
となるように交互に積層した。
維の1000本フィラメントを平織にした織布と、自己
焼結性炭素粉末と、PAN系樹脂とをff1m比で3ニ
ア;7の割合で混和して、プリプレグを作製した。つい
で、このプリプレグとフェルト状炭素繊維(繊維長1〜
50+*mの短繊維からなる)とを、重量比が17=4
となるように交互に積層した。
しかるのち、これらを加圧成形し、不活性雰囲気中で焼
成してc / cコシポジットを得た。成形条件は、温
度200’C1面圧力10kgd、加圧時間10分とし
た。また、焼成条件は、温度200 ”Cから1000
℃までの昇温速度30”C/時間、その後の温度100
0℃から2000”Cまテノ昇温速度100”C/時間
、面圧力500に94とした。
成してc / cコシポジットを得た。成形条件は、温
度200’C1面圧力10kgd、加圧時間10分とし
た。また、焼成条件は、温度200 ”Cから1000
℃までの昇温速度30”C/時間、その後の温度100
0℃から2000”Cまテノ昇温速度100”C/時間
、面圧力500に94とした。
このようにして得られたC / Cコンポジット中の短
繊維含有比率は20体積%であった。
繊維含有比率は20体積%であった。
実施例2
PAN系炭素炭素繊維000本フィラメントを平織にし
た織布と、自己焼結性の炭素粉末と、PAN系樹脂とを
重量比で3ニアニアで混和してプリプレグを作製した。
た織布と、自己焼結性の炭素粉末と、PAN系樹脂とを
重量比で3ニアニアで混和してプリプレグを作製した。
ついで、このプリプレグとフェルト状炭素繊維(1〜5
0mmの短繊維からなる)とを!f重量比17:7とな
るように交互に積層した後、加圧成形し、焼成してc
/ (コンポジットを得た。
0mmの短繊維からなる)とを!f重量比17:7とな
るように交互に積層した後、加圧成形し、焼成してc
/ (コンポジットを得た。
成形条件および焼成条件は実施例1と同様にした。得ら
れたC / Cコンポジット中の短繊維含有比率は30
体積%であった。
れたC / Cコンポジット中の短繊維含有比率は30
体積%であった。
実施例3
PAN系炭素炭素繊維000本フィラメントを朱子織に
した織布と、自己焼結性の炭素粉末と、PAN系樹脂と
を重量比で3ニアニアで混和してプリプレグを作製した
。ついで、このプリプレグとペーパー状の強化繊維(炭
化ケイ素ウィスカーボロンウィスカーおよび繊維長1〜
10mmの炭素繊維からなる)とを重量比が17:1と
なるように交互に積層した後、加圧成形し、焼成してC
/Cコンポジットを得た。
した織布と、自己焼結性の炭素粉末と、PAN系樹脂と
を重量比で3ニアニアで混和してプリプレグを作製した
。ついで、このプリプレグとペーパー状の強化繊維(炭
化ケイ素ウィスカーボロンウィスカーおよび繊維長1〜
10mmの炭素繊維からなる)とを重量比が17:1と
なるように交互に積層した後、加圧成形し、焼成してC
/Cコンポジットを得た。
成形条件および焼成条件は実施例1と同様にした。得ら
れたC / Cコンポジット中の短繊維(ウィスカーも
含む)含有比率は5体積%であった。
れたC / Cコンポジット中の短繊維(ウィスカーも
含む)含有比率は5体積%であった。
実施例4
繊維長1〜50mmのフェルト状炭素繊維に代えて、S
iCウィスカー Bウィスカーを含有した不織布(1〜
1000Iのカーボンファイバーを含む)を使用したほ
かは実施例1と同様にしてC/Cコンポジットを得た。
iCウィスカー Bウィスカーを含有した不織布(1〜
1000Iのカーボンファイバーを含む)を使用したほ
かは実施例1と同様にしてC/Cコンポジットを得た。
この場合の短繊維含有比率は20体積%であった。
比較例1〜3
プリプレグ(PAN系炭素炭素繊維己焼結性炭素粉末:
PAN系樹脂−1;1:1 (重量比))を単独で積
層し成形および焼成したほかは実施例1〜3と同様にし
てC/ Cコンポジットを得た。
PAN系樹脂−1;1:1 (重量比))を単独で積
層し成形および焼成したほかは実施例1〜3と同様にし
てC/ Cコンポジットを得た。
比較例4
繊維長1〜50mmのフェルト状炭素繊維に代えて、平
織のカーボンファイバークロスを使用したほかは実施例
1と同様にしてC/ Cコンポジットを得た。この場合
の短繊維含有比率は0体積%である。
織のカーボンファイバークロスを使用したほかは実施例
1と同様にしてC/ Cコンポジットを得た。この場合
の短繊維含有比率は0体積%である。
評価試験
実施例1〜4および比較例1〜4でそれぞれ得られたC
/ Cコンポジットについて、層方向に垂直な方向の
圧縮強度および層間剪断強度をΔP1定した。圧縮強度
は、試験片として各辺が10mmの立方体を使用し、ク
ロスヘツド速度0. 5ml11/分で行った。層間剪
断強度はASTM D−2344に従って、試験片寸法
4m+*x4mIIX28e+a+、スパン20 mo
+。
/ Cコンポジットについて、層方向に垂直な方向の
圧縮強度および層間剪断強度をΔP1定した。圧縮強度
は、試験片として各辺が10mmの立方体を使用し、ク
ロスヘツド速度0. 5ml11/分で行った。層間剪
断強度はASTM D−2344に従って、試験片寸法
4m+*x4mIIX28e+a+、スパン20 mo
+。
クロスヘツド速度0.5mm/分の3点曲げ試験法にて
行った。
行った。
試験結果を次表に示す。
表から、実施例1〜4では強化繊維単独層をプリプレグ
間に介在させることにより、比較例1〜4に比べて圧縮
強度が向上していることがわかる。
間に介在させることにより、比較例1〜4に比べて圧縮
強度が向上していることがわかる。
また、実施例1〜4では強化繊維単独層が短繊維および
/またはウィスカーで構成されるか、あるいはこれを含
んでいるため層間剪断強度にもすぐれていた。
/またはウィスカーで構成されるか、あるいはこれを含
んでいるため層間剪断強度にもすぐれていた。
〈発明の効果〉
本発明によれば、プリプレグ内のマトリックス材料が成
形、焼成時に強化繊維単独層中に浸透するため、形成さ
れるマトリックスが強化繊維単独層によってより一層強
化され、しがちプリプレグから滲出するマトリックス材
料は強化繊維単独層内に浸透し捕捉されるため、表層部
に移動するのが防止され、強度が均一になる。また、プ
リプレグ間に強化繊維単独層を介在させるだけであるが
ら、量産にも適している。
形、焼成時に強化繊維単独層中に浸透するため、形成さ
れるマトリックスが強化繊維単独層によってより一層強
化され、しがちプリプレグから滲出するマトリックス材
料は強化繊維単独層内に浸透し捕捉されるため、表層部
に移動するのが防止され、強度が均一になる。また、プ
リプレグ間に強化繊維単独層を介在させるだけであるが
ら、量産にも適している。
また、前記強化繊維単独層に短繊維およびウィスカーの
うち少なくとも一方を含有させることにより、この短繊
維および/またはウィスカーがプリプレグ内の炭素繊維
と絡み合うため、層間強度も向上される。
うち少なくとも一方を含有させることにより、この短繊
維および/またはウィスカーがプリプレグ内の炭素繊維
と絡み合うため、層間強度も向上される。
特許出願人 住友電気工業株式会社
Claims (5)
- 1.強化繊維として一次元および/または 二次元強化炭素繊維を用いかつ母材とし て炭素粉末を用いた複数枚のプリプレグ を積層成形し、焼成してなる炭素繊維強 化炭素複合材料において、 前記複数枚のプリプレグ間に、強化繊 維単独層を介在させたことを特徴とする 炭素繊維強化炭素複合材料。
- 2.前記強化繊維単独層が、フェルト状、 マット状、ペーパー状または不織布であ って、短繊維およびウィスカーのうち少 なくとも一方を含有した請求項第1項記 載の炭素繊維強化炭素複合材料。
- 3.前記短繊維およびウィスカーが炭素、 炭化ケイ素、ボロンおよび窒化ケイ素よ りなる群から選ばれた少なくとも1種を 素材とする請求項第2項記載の炭素繊維 強化炭素複合材料。
- 4.前記短繊維および/またはウィスカー が複合材料全体に対して1〜35体積% の割合で含有された請求項第2項記載の 炭素繊維強化炭素複合材料。
- 5.前記短繊維の繊維長が50mm以下である請求項第
2項記載の炭素繊維強化炭素 複合材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1004126A JPH02184575A (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 炭素繊維強化炭素複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1004126A JPH02184575A (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 炭素繊維強化炭素複合材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02184575A true JPH02184575A (ja) | 1990-07-19 |
Family
ID=11576093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1004126A Pending JPH02184575A (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 炭素繊維強化炭素複合材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02184575A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6703117B2 (en) | 2000-09-26 | 2004-03-09 | Sgl Carbon Ag | Friction body or sliding body formed from composite materials reinforced with fiber bundles and containing a ceramics matrix and process for the production of a friction or sliding body |
JP2012140283A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Covalent Materials Corp | 繊維強化複合材料 |
-
1989
- 1989-01-11 JP JP1004126A patent/JPH02184575A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6703117B2 (en) | 2000-09-26 | 2004-03-09 | Sgl Carbon Ag | Friction body or sliding body formed from composite materials reinforced with fiber bundles and containing a ceramics matrix and process for the production of a friction or sliding body |
JP2012140283A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Covalent Materials Corp | 繊維強化複合材料 |
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