JPS6375019A - オキシメチレンコポリマの製造方法 - Google Patents

オキシメチレンコポリマの製造方法

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JPS6375019A
JPS6375019A JP22076086A JP22076086A JPS6375019A JP S6375019 A JPS6375019 A JP S6375019A JP 22076086 A JP22076086 A JP 22076086A JP 22076086 A JP22076086 A JP 22076086A JP S6375019 A JPS6375019 A JP S6375019A
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茂 沖田
Yoshiyuki Yamamoto
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈従来の技術〉 トリオキサン単独、又はトリオキサンと環状エーテルを
塊状重合させてポリアセタールホモポリマ又はコポリマ
を得ることは、例えば特公昭44−5234号公報等で
公知である。
得られたポリマは、このままでは熱的に不安定であるた
め、ホモポリマの場合には、エステル化などにより末端
基を封鎖して、又コポリマの場合には、不安定末端部分
を分解除去して安定化されているが、それに先立って触
媒を失活させ、重言反応を停止することが必要である。
即ち、トリオキサン等をカチオン重合して得られるオキ
シメチレンホモポリマやコポリマは、その中に残存して
いる触媒を失活させないと、徐々tこ解重合を起こし、
著しい分子量の低下が1生じたり、熱的に極端に不安定
なポリマとなる。
三フッ化ホウ素系道合触媒の失活に関しては、特公昭5
5−45087号公報、特公昭55−50485号公報
に、トリオキサン等を三フッ化ホウ素系触媒で塊状重合
した後、三価のリン化合物を添加する方法が記載されて
いる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、三価のリン化合物で三フフ化ホウ素系重
合触媒を失活しても、失活効果が十分でなく、ポリマな
溶融した場合にやはり解重合が生じ、分子量の低下が見
られる。特にポリマな230℃以上の高温で溶融した場
合には、著しく分子量が低下する。
そこで、本発明者らは、上記従来技術の問題点を解決し
、熱安定性の優れたオキ7メチレンコポリマの製造方法
について鋭意検討した結果、本発明に到達したものであ
る。
く問題点を解決するための手段〉 即ち本発明は、トリオキサンと環状エーテルとの混合物
を三フッ化ホウ素、三フッ化ホウ素水和物および三フッ
化ホウ素と酸素原子またはイオウ原子を含む有機化合物
との配位化合物から成る群力λも選ばれる少なくとも一
種の重合触媒の存在下、塊状重合させてオキシメチレン
単位と他のオキシアルキレン単位を含むオキシメチレン
コポリマを製造するに際して、重合終了後に下記一般式
中で表わされるヒンダードアミン化百物を添加して三フ
ッ化ホウ素系触媒を失活させ、さらに安定剤を添加し、
100〜260℃の温度範囲で加熱することを特徴とす
るオキシメチレンコポリマの製造方法である。
(式中、Yは水素原子、−〇0、アルキル基、置換アル
キル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基、置
換アリール基またはアシル基をを示し、R1は低級アル
キル基を示す。Zは一〇−または−N−を示し、R2は
水素原子また■ は低級アルキル基を示す。nは■の価数を示し、l〜6
の整数を示す。■は有機カルボン酸または無機酸素酸よ
り誘導される残基を示す。また、示しても良<、R3お
よびR4は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、置換アリール基またはアシル
基を示す。)。
本発明で使用される環状エーテルとは、下記一般式(I
)で示される化合物を意味する。
(ただし、式中Yl (%j Y4は、水素原子、炭素
数1〜6のアルキル基、炭素数l〜6のハロゲン置換ア
ルキル基を示し、そ、れぞれ同一であっても異なってい
ても良い。又、Xはメチレン又はオキシメチレン基を表
わし、アルキル基や)・ロゲン置換アルキル基で置換さ
れていても良く、mは0〜3の整数を示す。あるいは、
Xは−(CHI ) p  O−CHI−又は−〇−C
)I、 −(CH□)p−0−CHI−であっても良く
、この場合はm=1であって、pは1〜3の整数である
。)上記一般式(I)で示される環状エーテルの中で、
特に好ましい化合物として、エチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、l、3−ジオキソラン、1.3−ジオキ
サン、l、3−ジオキソラン、1.3.5−1リオキセ
パン、1.3.6−)リオキソカン、エビクロルヒドリ
7などが挙げられる。
本発明の環状エーテルの共重合量は、トリオキサンtこ
対して0.1−10モル%、特に好ましくは0.2〜5
モル%の範囲にあることが必要で、0.1゛モル%以下
では、不安定末端部分を分解除去して安定化した際のポ
リマ収率が低く、生産性を低下するため好ましくない。
又、10モル%以上では、ポリマの融点や結晶性が低下
し、機械的強度や成形性が悪くなるため好ましくない。
本発明の重合触媒は、三フフ化ホウ素、三7フ化ホウ素
水和物及び酸素又はイオウ原子を有する有機化合物と三
フフ化ホウ素との配位化合物の群より選ばれる一種以上
の化合物が、ガス状、液状又は適当な有機溶剤の溶液と
して使用される。
三フッ化ホウ素との配位化合物を形成する酸素又はイオ
ウ原子を有する有機化合物としては、アルコール、エー
テル、フェノール、スルフィド等が挙げられる。
これらの触媒の中で、特に三フッ化ホウ素の配位化合物
が好ましく、とりわけ、三フッ化ホウ素・ジエチルエー
テラート、三フフ化ホウ素・ジプチルエーテラートが好
ましく使用される。
本発明の重合触媒用溶剤としては、ベンゼン、トルエン
、キシレンのような芳香族炭化水素、n−ヘキサン、n
−へブタン、シクロヘキサンのような脂肪族炭化水素、
メタノール、エタノールなどのアルコール類、クロロホ
ルム、ジクロルメタン、l、2−ジクロルエタンのよう
なハロゲン化炭化水素、ア七トン、メチルエチルケトン
のようなケトン類が使用される。
重合触媒の添加量は、トリオキサン1モルに対して、5
 X 10−@〜I X 10−1−eル(F)範囲テ
あり、特に好ましくはl X 10−’ −I X 1
0”−v−ルの範囲である。
トリオキサン単独又はトリオキサンと環状エーテルを塊
状で重合させるI々の装置が知られているが、本発明で
使用する塊状重合は、特に装置により限定されるもので
はなく、又トリオキサンに対してlOI量%以下ならば
、シクロヘキサンのような有機溶媒の存在下で行う重合
反応にも適用できる。
塊状重合においては、重合時の急激な固化や発熱が生じ
るため、強力な攪拌能力を有し、かつ反応温度が制御で
きる装置が、持をこ好ましく使用される。
このような性能を有する本発明の塊状重賞装置としては
、シグマ型攪拌翼を有するニーダ−1反応帯域として円
筒バレルを用い、そのバレルの中に同軸かつ多数の中断
した山を有するスクリユを備え、この中断部とバレル内
面に突出した歯とがかみ合うように作動する混合機、加
熱又は冷却用のジャケットを有する長いケースに一対の
互いにかみ合うような平行スクリユを持つ通常のスクリ
ユ押出機、二本の水平攪拌軸(こ多数のパドルを有し、
該軸を同時に同方向tこ回転した際に、互いに相手のパ
ドル面及びケース内面との間にわずかなりリアランスを
保って回転するセルフクリーニング型混合機等を挙げる
ことができる。
又、塊状1合においては、重合反応初期に急速に固化す
るため、強力な攪拌能力が必要であるが、一旦粉砕され
てしまえば、あとは天子な攪拌能力を必要としないため
、塊状重合工程を二段階に分けても良い。
塊状置台反応温度は、トリオキサンの融点近傍から沸点
近傍の温度範囲、即ち60〜115℃の範囲が好ましく
、特1こ60〜90℃の範囲が好ましい。
重言初期においては、反応熱や固化すること昏こよる!
J擦熱のためをこ、重合反応装置内の温度が持に上昇し
がちであるので、ジャケットに冷却水を通すなどして反
応温度をコントロールすることが望ましい。
本発明では三フッ化ホウ素系触媒を失活させるために下
記一般式で表わされるヒンダードアミン化合物が用いら
れる。
(式中、Yは水素原子、−〇@、アルキル基、置換アル
キル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基、置
換アリール基またはアシル基を示す。Aは R1は低級アルキル基を示す。2は一〇−または−N−
を示し、R2は水素原子または低級アルキル基を示す。
nは■の価数を示し、1〜6の整数を示す。■は有機カ
ルボン酸または無機酸素酸より誘導される残基を示す。
また、n=1の時、 <、R3およびR4は水素原子、アルキル基、置換アル
キル基、アルケニル基、アリール基、置換アリール基ま
たはアシル基を示す。)。
本発明で用いられる前記一般式中で表わされる化合物に
おいて、アルキル基としてはメチル、エチル、プロピル
、ブチル、ヘキシル、オクチル等があげられ、置換アル
キル基としてはクロルエチル、ヒドロキシエチル、エポ
キシプロビル、シアノエチル等があげられ、アルケニル
基としてはビニル、アリデル等があげられ、アラルキル
基トシてはベンジル、フェニルエチル等があげられ、ア
リール基、置換アリール基としてはフェニル基、a−ナ
フチル基、β−す7チル基、p−トリル&、o−トリル
基、クロロフェニル基等があげられ、アシル基としては
ポルミル、アセチル等があげられる。低級アルキル基と
してはメチル、エチル、プロピル、ブチル等があげられ
る。
■で示される有機カルボン酸の残基としては次tこポさ
れるカルボン酸の残基があげられる。
[17’l:1ヒオン酸、酪酸、カプロン酸、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリ
ン酸、ベヘニン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、オレイン酸、リルン酸、リシルシン酸、ヒドロキ
シ酢酸、アミノ酢酸、アミノクロトン酸、フェニル酢酸
、フェノキシ酢酸、3,5−ジー第3ブチル−4−ヒド
ロキシフェニルプロピオン酸、ラウリルチオプロヒオン
酸、安息香酸、トルイル酸、p−第3ブチル安息香酸、
p−ヒドロキシ安息香酸、サリチル酸、p−クロル安息
香酸、p−メトキシ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、3
,5−ジー第3ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸、ニコ
チン酸、イソニコチン酸、チオフェン−2−カルボン酸
、ピロリドンカルボン酸、ピペリジン−4−カルボン酸
、オロチン酸、シェラ酸、マロン酸、コハク酸、グルタ
ル酸、アジピン酸、スペリン酸、セパチン酸、デカメチ
レンジカルボン酸、マレイン酸、イタコン酸、アセチレ
ンジカルボン酸、ビス(3,5−ジー第3ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)マロン酸、チオジプロピオン酸、
チオジグリコール酸、メチレンビスチオグリコール酸、
イミノジ酢酸、酒石酸、リンゴ酸、チオリンゴ酸、ジヒ
ドロ酒石酸、エポキシコハク酸、3,4−ジオキシチオ
ツエンジカルボン酸、l、4−ビスカルボキシエチルピ
ペラジン、フタル酸、イソフタル酸、テレイタル酸、テ
トラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、5−ビシ
クロ(2,Zl、3へブテン−2,3−ジカルボン酸、
5−ビシクロ(2,2,2,)へブテン−2,3−ジカ
ルボン酸、プロパントリカルボン酸、ブタントリカルボ
ン酸、ブテントリカルボン酸、ニトリロトリ酢酸、クエ
ン酸・トリスカルボキシエチルイソシアヌレート、トリ
スカルボキンメチルイソシアヌレート、トリメリット酸
、ブタンテトラカルボン酸、エチレンテトラカルボン酸
、エチレンジアミンテトラ酢酸、ピロメリット酸、l、
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン−N、 N、
 N’、 N’−テトラ酢酸等があげられる。
■で示される無機酸素酸の残基としては次の無機酸素酸
の残基があげられる。
リン酸、亜リン酸、ホスホン酸、亜ホスホン酸、置換ホ
スホン酸、置換亜ホスホン酸、ケイ酸、ジ有機ケイ酸、
ホウ酸、炭酸等があげられる。
また上記有機カルボン酸及び無機酸素酸の波基の一部が
一価または多価のフェノール須あるいはアルコール類の
エステルとなってもよい。
そして、多価フェノールまたは多価アルコールのエステ
ルとなっている場4合には、次の式で示されるように二
つもしくはそれ以上の有機カルボン酸または無機酸素酸
が多価フェノールまたは多価アルコールによって連結さ
れていてもよい。
(pは1〜IOの整数、m6t、o〜2の整数、■は多
価フェノールまたは多価アルコールの残基を示す。) 上記◎で表わされる多価フェノールまたは多価アルコー
ルの残基としては例えば次の多価フェノールまたは多価
アルコールの残基があげられる。
多価フェノールとしては例えば、ハイドロキノン、4.
4’−イソグロピリデンジフェノール(ビスフェノール
A)、4.4’−シクロヘキシリデンジフェノール、4
.4’−メチレンビスフェノール、4.4’−スルホビ
スフェノール、2゜5−ジー第3ブチルハイドロキノン
、2,3゜6−トリメチルハイドロキノン、2−メチル
レゾルシン、2.2′−メチレンビス(4−メチル−6
−第3ブチルフエノール)、2.2’−メチレンビス(
4−エチル−6−第3ブチルフエノール)、2.2’−
メチレンビス〔4−メチル−6−(α−メチルシクロヘ
キシル)フェノール〕、2.2’−n−ブチリデンビス
(4,6−ジ−メチルフェノール)、ビス−1,1−(
2’−ヒドロキシ−3’、  5’−ジ−メチルフェニ
ル)−3゜5.5−)リメチルヘキサン、2,2′−シ
クロヘキシリデンビス(4−エチル−6−’J3ブチル
フェノール)、2.2’−イソプロピルベンジリデン−
ビス(4−エチル−6−第3プチルフエノール)、2.
2’−チオビス(4−第3ブチル−6−メチルフェノー
ル)、2.2’−チオビスC4−)チル−6−第3ブチ
ルフエノール)、2.2′−チオビス(4,6−第3ブ
チルフエノール)、4.4’−メチレンビス(2−メチ
ル−6−第3ブチルフエノール)、4.4’−イソプロ
ピリデンビス(2−フェニルフェノール)、4.4’−
n−ブチリデンビス(3−メチル−6−第3ブチルフエ
ノール)、4.4’−シクロヘキシリデンビス(2−第
3ブチルフエノール)、4.4′−シクロヘキシリデン
ビス(2−シクロヘキシルフェノール)、4.4’−ベ
ンジリデンビス(2−第3ブチル−5−メチルフェノー
ル)、4.4′−オキソビス(3−メチル−6−イツプ
ロビルフエノール)、4.4’−チオビス(2−メチル
−6−第3ブチルフエノール)、4.4’−チオビス(
3−メチル−6−第3ブチルフエノール)、4.4’−
スルホビス(3−メチル−6−第3ブチルフエノール)
、ビス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第3ブチル
ベンジル)スルフィド、l、l、3−)リス(2′−メ
チル−41−ヒドロキシ−5’−第3ブチルフエニル)
ブタン、2,2−ビス(3′−第3ブチル−4′−ヒド
ロキシフェニル) −4−(3’、  5’−ジー第3
ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)ブタン、2.2−
ビス−(2′−メチル−5′−第3ブチル−4′−ヒド
ロキシフェニル) −4−(3’、5’−ジー第3ブチ
ル−4′−ヒドロキシフェール)ブタンなどがあげられ
る。
多価アルコールとしては例えば、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、l、
2−プロパンジオール、1s3−プロパンジオール、1
.2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1.
4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジ
エチレングリコール、l、6−ヘキサンジオール、1.
10−デカンジオール、1,4−シクロヘキサンジオー
ル、1,4−ジシクロヘキサンジメタツール、l、4−
7二二レンジメタノール、水添ビスフェノールA1グリ
セリン、トリメチロールメタン、トリメチロールエタン
、トリス(2−ヒドロキシエチル)−イソシアヌ′−ト
などがあげられる。
また−価の7エノール類としては、フェノール、クレゾ
ール、4−第3ブチルフエノール、オクチルフェノール
、ノニルフェノール、2゜4−ジー第3ブチルフエノー
ル、2−シクロヘキシルフェノールなどがあげられる。
−価のアルコール類としては、メタノール、エタノール
、オクタツール、2−エチルヘキサノール、シクロヘキ
サノール、デカノール、ラウリルアルコール、テトラデ
カノール、ヘキサデカノール、オクタデカノール、メト
キシエタノール、エトキシエタノール、ブトキシェタノ
ール、フェノキシエタノール、エトキシエトキシエタノ
ール、ブトキシエトキシエタノールなどがあげられる。
本発明において用いられる前記式(I)で示される化合
物としては例えば次に示すようなもの(I−1〜30)
などがあげられる。
l−13−n−ブチ)’  71719+9 7トラメ
チルー1.3.8−トリアザスピロ(4,5)デカン−
2,4−ジオン、 1−2 3−n−ブチル−7,7,8,9,9−ペンタ
メチル−1,3,8−トリアザスピロ(4,5)デカン
−2,4−ジオン、l−33−n−4り?/l/−7.
7,9.9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピ
ロ(4,5)デカン−2,4−ジオン、 l−43−n−、tクチルア17.81 c+。
9−ペンタメチル−1,3,8−)リアザスピロ(4,
5)デカン−2,4−ジオン、l−53−アリル−7,
7,9,9−テトラメチル−1,3,8−)リアザスピ
ロ(4,5)デカン−2,4−ジオン、 I−63−グリシジル−7,7,9,9−テトラメチル
−1,3,8−1リアザスピロ〔4,5〕デカン−2,
4−ジオン、 1−73−グリシジル−7,7,8,9,9−ペンタメ
チル−1,3,8−)リアザスビロ(4,5)デカン−
2,4−ジオン、I−83−オクタデシル−7,7,9
,9−テトラメチル−1,3,8−)リアザスピロ(4
,5)デカン−2,4−ジオン、 I−93−シクロヘキシル−7,7,9,9−テトラメ
チル−1,3,8−)リアザスビロチル−1,3,8−
)リアザスピロ(4,5)デカン−2,4−ジオン、 1−11 7.7,8,9.9−ペンタメチル−1゜3
.8−トリアザスピロ(4,5)デカン−2゜4−ジオ
ン、 1−123−n−オクチル−8−ベンジル−7゜7.9
.9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ(4
,5)デカン−2,4−ジオン、1−13  ビス(9
−アザ−8,8,10,10−テトラメチル−3−エチ
ル−1,5−ジオキサスピロ(5,5)−3−ウンデシ
ルメチル)メチルイミノジアセテート、 1−14  ビス(9−アザ−8,8,10,10−テ
トラメチル−3−エチル−1,5・−ジオキサスピロ(
5,5)−3−ウンデシルメチル)lO−ペンタメチル
−1,5−ジオキサスピロ(5,5)−3−ウンデシル
メチル)@4.4’−ブチリデンビス(2−第3ブチル
−5−ノーテトラメチル−3−エチル−1,5−ジオキ
サスピロ(5,5)−3−ウンデシルメチル)−テトラ
メチル−1,5−ジオキサスピロ(5,5)−3−ウン
デシルメチル)・1.l。
3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第3ブ
チルフエニル)フ゛タン・トリホスファイト、 1−18  ビス(9−アザ−8,8,10,10−テ
トラメチル−3−エチル−1,5−ジオキサスピロ(5
,5)−3−ウンデシルメチル)Φペンタエリスリトー
ル・ジホスフェート、! −19ビス(9−アザ−8,
8,10,10−テトラメチル−3−エチル−1,5−
ジオキサスピロ(5,5)−3−ウンデシルメチル)カ
ーボネート、 1−20  ビス(9−7ザー8. 8. 10. 1
0−テトラメチル−3−エチル−1,5−ジオキサスピ
ロ(5,5)−3−ウンデシルメチル)惨水添ビスフェ
ノールA・ジカーボネート、1−21  ビス(9−ア
ザ−3,8,8,10,10−ペンタメチル−1,5−
ジオキサスピロ(5,5)−3−ウンデシルメチル)・
エチレングリコールΦジカーボネート、 1−223−アリル−7,7,8,9,9−ペンタメチ
ル−1,3,8−)リアザスピロ(4,5)デカン−2
,4−ジオン、 1−23 3−オクタデシル−7,7,8,9゜9−ペ
ンタメチル−!、3.8−)リアザスピロ(4,5)デ
カン−2,4−ジオン、1−24 3−シクロヘキシル
−7,7,8,9゜9−マンタメチルー1,3.8−)
リアザスピロ(4,5)デカン−2,4−ジオン、1−
25 ビス(9−アザ−8,8,9,10゜10−ペン
タメチル−3−エチル−1,5−ジオキサスピロ(5,
5)−3−ウンデシルメチル)φペンタエリスリトール
eジホスファイ  ト 1−26 ビス(9−アザ−8,8,9,10゜lO−
ペンタメチル−3−エチル−1,5−ジオキサスピロ(
5,5)−3−ウンデシルメチル)メチルイミノジアセ
テート、 l−27テトラ(9−アザ−3,8,8,9゜10.1
0−へキサメチル−1,5−ジオキサスピロ(5,5)
−3−ウンデシルメチル)・4.4′−ブチリデンビス
(2−第3ブチル−5−メチルフェノール)拳ジホスフ
ァイト、l−28テトラ(9−アザ−8,8,9,10
゜10−ペンタメチル−3−エチル−1,5−ジオキサ
スピロ(5,5)−3−ウンデシルメチル)・水添ビス
フェノールA・ジホスファlO−ペンタメチル−1,5
−ジオキサスピロ(5,5)−3−ウンデシルメチル)
・l。
1.3−)リス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−I
i3ブチルフェニル)ブタン・トリホスファイト、 1−30  ビス(9−7f−8,8,9,10゜lO
−ペンタメチル−3−エチル−1,5−ジオキサスピロ
(5,5)−3−ウンデシルメチル)・水添ビスフェノ
ールAΦジカーボネート。
これらのヒンダードアミン化合物の中で、三級アミン型
のヒンダードアミン化合物が、得られたポリマの色調が
優れるため、特に好ましく使用される。
本発明のと;/ダートアミン化合物は、そのままの形で
添加しても良いが、重合触媒との接触を促進する意味で
有様溶媒の溶液として添加しても良い。その際の有機溶
媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳
香族炭化水1、n−ヘキサン、n−へブタン、シクロヘ
キサンのような脂肪族炭化水素、メタノール、エタノー
ルなどのアルコール類、クロロホルム、ジクロルメタン
、l、2−ジクロルエタンのようなハロゲン化炭化水素
、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類が挙
げられる。
ヒンダードアミン化合物の添加量は、使用した=;蜘≠
愈三フッ化ホウ素系触媒のホウ素原子数に対して、同数
以上のヒンダードアミン構造を形成する窒素原子が存在
することが好ましい。窒素原子数がホウ素原子数より少
なくても触媒失活効果は見られるが、得られたポリマの
耐熱安定性が若干低下するので、目的とする耐熱安定性
の程度に応じて添加量を調整する必要がある。
本発明で使用する安定剤としては、酸化防止剤が挙げら
れ、具体例としては、トリエチレングリコール−ビス(
3−(3−第3−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)フロピ第ネート〕、ペンタエリスリチル−テ
トラキス(3−(3,5−ジー第3−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)フロピ第4−))、2.2−チオ−ジ
エチレンビス(3−(3,5−シー第3−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)グロピオネー))、N、N’−へ
キサメチレンビス(3゜5−ジー第3−ブチル−4−ヒ
ドロキシーヒドロシンナマイド) 、1.3.5−)リ
スチル−2,4,6−)リス(3,5−ジー第3−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、l。
6−ヘキサンシオールービス(3−(3,5−ジー第3
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)グロピオネー))
、2.4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒ
ドロキシ−3,5−ジー第3−ブチルアニリノ)−1,
3,5−)リアジン、オクタデシル−3−(3,5−ジ
ー第3−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)フロピ第ネ
ート、2,2−チオビス(4−メチル−6−第3−ブチ
ルフェノール)、3.5−ジー第3−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル7オスフオネートージエチルエステル、
l、3,5−トリス(4−第3−ブチル−3−ヒドロキ
シ−2,6−シメチルベンジル)イソシアヌル酸、1、
l、3−)リス(2−メチル−4−ヒドロ−? シー 
5−93−ブチルフェニル)ブタン、111−ビス(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−第3−ブチルフェニル
)ブタン、2.2’−メチレン−ビス(4−メチル−6
−第3−ブチルフェノール)、N、N’−ビス(3−(
3,5−ジー 第3−7”チル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニル〕ヒドラジンなどのヒンダードフェノ
ール化合物、テトラキス(2,4−ジー第3−ブチルフ
ェニル’)−4,4’−ビフェニレンホスホナイト、ト
リス(2,4−ジー第3−ブチルフェニル)ホスファイ
ト、テトラキス(2゜4−ジー第3−ブチルフェニル)
4.4’−ビフェニレンホスホナイト、ジステアリルペ
ンタエリスリトールジホスファイト、ジトリデシルペン
タエリスリトールジホスファイト、ジノニルフェニルペ
ンタエリスリトールジホスファイト、トリス(ノニルフ
ェニル)ホスファイト、ビスフェノールAべ/タエリス
リトールホスファイト、トリラウリルトリチオホスファ
イト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリ
スリトールテトラホスファイト、水添ピスフ。
エノールAホスファイトポリマ、トリス(2゜4−ジー
第3−ブチルフェニル)ホスファイト、ジフェニルモノ
デシルホスファイト、ジデシルモノフェニルホスファイ
ト、トリデシルホスファイトなどのリン系化合物、ジラ
ウリルチオジグロピオネート、ジステアリルチオジプロ
ピオネート、ジトリデシルチオジグロピオネート、4.
4′−チオ−ビス(3−メチル−5−第3−ブチルフェ
ノール)とトリデシルチオプロピオン酸のエステル、ペ
ンタエリスリトールとドデシルチオプロピオン酸のエス
テルなどの硫黄系化合物が挙げられる。
また、ホルムアルデヒドと反応してホルムアルデヒドを
吸収することのできる、いわゆるホルムアルデヒド吸収
剤も本発明の安定剤として使用することができ、アミド
化合物、ウレタン化合物、ピリジン誘導体、ピロリドン
誘導体、尿素誘導体、トリアジン誘導体、ヒドラジン誘
導体、アミジン化合物が挙げられ、具体的tこは、N、
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルア七ドア
ミド、N、N−ジフェニルホルムアミド、N、N−ジフ
ェニルアセトアミド、N。
N−ジフェニルベンズアミド、N、 N、 N’、 N
’−テトラメチルアジパミド、シュク酸ジアニリド、ア
ジピン酸ジアニリド、a−(N−フェニル)アセトアニ
リド、ナイロン6、ナイロンILナイロン12などのラ
クタム類の単独電合体ないしは共重合体、アジピン酸、
セバシン酸、デカンジカルボン酸、ダイマ酸のような二
価カルボン酸とエチレンジアミン、テトラメチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、メタキシリレンジアミ
ンのようなジアミンから誘導されるポリアミド単独重合
体ないしは共重合体、ラクタム類とジカルボン酸および
ジアミンから誘導されるポリアミド共重合体、ポリアク
リルアミド、ポリメタクリルアミド、N、N−ビス(ヒ
ドロキシメチル)スペルアミド、ポリ (γ−メチルグ
ルタメート)、ポリ (γ−エチルグルタメート)、ポ
リ (N−ビニルラクタム)、ポリ(N−ビニルピロリ
ドン)などのアミド化合物、トルエンジイソシアネート
、ジフェニルメタンジイソシアネートなどのジイソシア
ネートと1゜4−ブタンジオールなどのグリコールおよ
びポリ (テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ
ブチレンアジペート、ポリカプロラクトンなどの高分子
グリコールかも誘導されるポリウレタン、メラミン、ベ
ンゾグアナミン、アセトグアナミン、N−ブチルメラミ
ン、N−フェニルメラミン、N、N’−ジフェニルメラ
ミン N。
N’、N’−トリ7エ=ルメラミン、N−メチロールメ
ラミン、N、N’−ジメチロールメラミン、N、N′、
Nh−トリメチロールメラミン、2.4−ジアミノ−6
−ベンジルオキシトリアジン、2,4−ジアミノ−6−
ブトキシトリアジン、2,4−ジアミノ−6−シクロヘ
キシルトリアジン、メレム、メラムなどのトリアジン誘
導体、N−フェニル尿jLNIN’−ジフェニル尿素、
チオ尿素、N−フェニルチオ尿素、NIN′−ジフェニ
ルチオ尿素、ノナメチレンポリ尿素などの尿素誘導体、
フェニルヒドラジン、ジフェニルヒドラジン、ベンズア
ルデヒドのヒドラゾン、セミカルバゾン、l−メチル−
1−フェニルヒドラゾン、チオセミカルバゾン、4−(
ジアルキルアミノ)ベンズアルデヒドのヒドラジン、l
−メチル−1−フェニルヒドラゾン、チオセミカルバゾ
ンなどのヒドラジン誘導体、ジシアンジアミド、グアン
チジン、グアニジン、アミノグアニジン、グアニン、グ
アナクリン、グアノクロール、グアノキサン、グアノシ
ン、アミロリド、N−7ミジノー3−アミノ−6−クロ
ロピラジンカルボキシアミドなどのアミジン化合物、ポ
リ(2−ビニルピリジン)、ポリ(2−メチル−5−ビ
ニルピリジン)、ボリ(2−エチル−5−ビニルピリジ
ン)、2−ビニルピリジン−2−メチル−5−ビニルピ
リジン共重合体、2−ビニルピリジン−スチレン共重合
体などのピリジン誘導体などである。
これらの安定剤の中でも特に、トリエチレングリコール
−ビス(3−(3−第3−ブチル−5−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート〕、ペンタエリスリ
チル−テトラキス(3−(3,5−ジー第3−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)、l、3゜
5−トリス(4−第3−ブチル−3−ヒドロキシ−2,
6−シメチルペンジル)イソシアヌル酸、1,3.5−
トリメチル−2,4,6−)リス(3,5−ジー第3−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、N、N’
−へキサメチレンビス(3,5−ジー第3−ブチル−4
−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)などのヒンダード
フェノール化合物が好ましく、さらにこれらの化合物と
ホルムアルデヒド吸収剤、特にダイマ酸系ポリアミド、
メラミン、グアナミン、ベンゾグアナミン、N−メチロ
ール化メラミン、N−メチロール化ベンゾグアナミン、
熱可塑性ポリウレタン樹脂、ジシアンシア゛ミド、グア
ニジン、ポリ (N−ビニルピロリドン)、ポリ(2−
ビニルピリジン)、ポリ尿素、メレム、メラムを併用す
ると特に好ましい。
安定剤の添加量は、オキシメチレンコポリマに対して0
.O1〜10.0重量%、好ましくは0.02〜5.0
重量%、さらに好ましくは0.05〜3.0重量%であ
り、o、oztit%未満では耐熱性の向上効果が十分
でなく、10.01!l量%を越えると安定剤がオキシ
メチレンコポリマの表面に白粉状tこ析出して商品価値
を低下させるため好ましくない。
本発明の製造方法においては、特に必要ではないが安定
剤の他に末端分解促進剤を併用すると不安定末端が速や
カーに分解除去されるので好ましい。末端分解促進剤と
しては、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属無機弱酸
塩、アルカリ金属有@酸塩、アルカリ金属アルコキシド
、アルカリ金属フェノキシト、アルカリ土類金属水酸化
物、アルカリ土類金属無機弱酸塩、アルカリ土類金属有
機酸塩、アルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ土類
金属フェノキシトが挙げられるが、具体的にはリチウム
、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、
もしくはバリウムの水酸化物、炭酸塩、リン酸塩、ケイ
酸塩、ホウ酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪
酸塩、シェラ酸塩、マロン酸塩、グルタル酸塩、コハク
酸塩、アジピン酸塩、安息香酸塩、フタル象塩、イソフ
タル酸塩、テレフタル酸塩、P−トルイル酸塩、ベンゼ
ンスルホンe塩、p−トルエンスルホン酸塩、P−スル
ホ安息香酸塩、スルホイソフタル酸塩、スルホテレフタ
ル酸塩、メトキシド、エトキシド、イソプロポキシド、
n−ブトキシド、もしくはフェノキシトが挙げられる。
好ましくは水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水
酸化バリウムである。
末端分解促進剤の添加量はオキシメチレンコポリマに対
して0.01−10.Ofi量%、好ましくは0.02
〜5.0重量%、さらに好ましくは0.05〜3.0型
皿%である。Q、01!i量%未満では、添加効果がな
く、また、10慮量%を越えるとポリマの耐加水分M!
性などが低下するので好ましくない。
本発明では、トリオキサンと環状エーテル及び/又は環
状アセタールとの混合物を三フッ化ホウ素系触媒を用い
て塊状重合し、得られた重合体にヒンダードアミン化合
物を添加して触媒を失活させた後、安定剤を添加して1
00〜260℃の温度範囲、好ましくはコポリマの融点
〜240℃の温度範囲で加熱してオキシメチレンコポリ
マを製造する。100℃より低い温度では、不安定末端
の分解が遅く、ポリマが安定化するまで長時間かかつて
しまう。また、260℃を越えると不安定末端のみなら
ず、ポリマ主鎖も激しく分解してしまうので好ましくな
い。
本発明は、オキシメチレンコポリマの重台触媒をヒンダ
ードアミン化合物で失活し、しかも失活した触媒がポリ
マ中に存在しても、熱安定性に優れたポリマの製造方法
を提供するものであり、ヒンダードアミン化合物で触媒
失活されたポリマに対して本発明の安定剤が効果的tこ
作用して、従来のリン化合物で触媒失活されたポリマで
は得られな力為すな耐熱性に優れたオキシメチレンコポ
リマの製造方法を提供するものである。
本発明により製造されたオキシメチレンコポリマは、成
形性、機械的性質、溶融安定性や耐熱エージング性をこ
優れているため、機械機構部品、自動車部品、電気・電
子部品など広範な用途で使用することができる。
〈実施例〉 次に実施例及び比較列により本発明を説明する。なお、
実施例及び比較例中に示される成形品の表面状態、機械
物性、相対粘度ηr、加熱分解率に1ポリマ融点(Tm
 )及び結晶化温度(Tc )を次のようにして測定し
た。
成形品の表面状態: 5オンスの射出能力を有する射出成形様を用いて、シリ
ンダ温度230℃、金型温度60℃及び成形サイクル5
0秒に設定して、ASTM1号ダンベル試験片とアイゾ
ツト1m撃試験片を射出成形した。得られたASTMI
号ダンベル試験片の表面状態を肉眼で観察した。
機械物性: 上記射出成形で得られたASTM 1号ダンベル試験片
を用い、ASTM D−638法に準じて引張特性を測
定した。又、アイゾツト衝撃試験片を用い、ASTM 
D−256法に準じて衝撃強度を測定した。
相対粘度ηr: 2%のα−ピネ/を含有するp−クロルフェノール10
0mj中tこ、0.5fのポリマを溶解し、60℃の温
度で測定した。
加熱分解率KX: Kxは、x’Cで一定時間放置した時の分解率、!を意
味し、熱天秤装置を使用して、約lO岬のサンプルを、
空気雰囲気下、x℃で放置し、下記式で求めた。
Kx = (Wo−Wl) X 100/Wo  %こ
こで、WOは加熱前のサンプル重量、Wlは加熱後のサ
ンプル電量を意味する。
なお、熱天秤装置は、Dupont社の熱分析機109
0/1091 t−使用した。
ポリマ融点(Tm) 、結晶化温度(Tc) :差動走
査熱量計を使用して、窒素雰囲気下、lO℃/分の昇温
速度で昇温し、ポリマ融点(Tm)を測定後、lO℃/
分で降温し、結晶化温度(Tc)を測定した。
参考例1 2枚のΣ型撹拌翼を有する3リツトルのニーダを60℃
tこ加熱し、トリオキサン3.0#、l。
3−ジオキソラン75f1更(こ触媒として三フッ化ホ
ウ素φジエチルエーテラートをトリオキサン重量に対し
て200Fを10%ベンゼン溶液として6加し、30 
rpm T 攪拌した。
数分の内に内容物は固化し反応熱及び!g擦熱によって
系内温度が上昇したので、Σ型攪拌翼内部に冷風を通し
て冷却し、更1こ回転数を10rpm P−落として、
最高温度を80’Cまでにコントロールした。
そのまま攪拌を続け、60分後にポリマを取り出した。
得られたポリマは、ηr = 2.46の白色粉末であ
った。
このポリマをオキシメチレンコポリマAとする。
参考例2 参考例1において、ll 3−ジオキソランの代わりに
、エチレンオキシド44 fを使用する以外は、参考例
1と同様にポリマを塊状重きした。
得られたポリマは、ηr = 2.44の白色粉末であ
った。
このポリマをオキシメチレンコポリマBとする。
実施例1〜6、比較例1〜3 参J例1で得られたオキシメチレンコポリマAに対して
各種のヒンダードアミン化合物を15〜20%のベンゼ
ン溶液として表1に示した割合で添加し、2枚のΣ型攪
拌翼を有するニーダ中、35℃、3Q rpmで15分
間撹拌して触媒を失活した。これに安定剤(酸化防止剤
)としてo、5nti%のペンタエリスリチル−テトラ
キス(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)グロピオネート〕(チバ・ガイjf −(C
1ba −Geigy )社製″イルガノックス(Ir
ganox )” 1010 )を添加し、10分間で
210℃まで昇温した後、同温、30 rpmで20分
間攪拌した。
比較のため、ヒンダードアミン化合物の代わりにトリフ
ェニルホスフィンを使用してポリマを製造した。
得られたポリマの物性測定結果を表1にまとめた。
表1の測定結果、持をこ加熱分解率に222、K240
の結果より明らカ為に、ヒンダードアミン七百物を用い
て触媒失活したポリマはトリ7エ二ルホスフインを用い
て触媒失活したポリマより耐熱安定性に優れている。ま
たヒンダードアミン化合物の添刀Elが多いほど耐熱安
定性に優れる。ヒンダードアミン化合物の種類が変わっ
ても得られるポリマの耐熱安定性は変わらず、機械的物
性にも影嚇ないことがわかる。
実施例7〜14 安定剤(酸化防止剤)としてのペンタエリスリチル−テ
トラキス(3−(3,5−ジーを一ブチルー4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕(チバ・ガイギー(C
1ba −Geigy )社製n イルカ/7りx (
Irganox ) ” 1010 )の添加量を変え
る以外は実施例2と同様にしてポリマを製造した。
マタ、”イルカ/ yリス(Irganox)”101
0以外の安定剤(酸化防止剤)として、トリエチレング
リコール−ビス−(3−(3−t−ブチル−5−メチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕 (チパ
・ガイギー(C1ba −Ge−igy) 社製”イル
カッy/x (Irganox)”245)、1.6−
ヘキサンシオールービスー(3−(3゜5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕(チ
パ・ガイギー(C1ba −Geigy )社製”イル
カ/yりx (Irganox )”259)、ジノニ
ルフェニルペンタエリスリトールジホスファイト(アデ
カ・アーガス(AdekaArgus )社製゛マーク
(iVlark ) ” PEP−4)、1.3.5−
)リス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−シ
メチルペンジル)イソシアヌル酸(アメリカンサイアナ
マイト(Ameri−can Cyanamid )社
製”サイアノックx (Cyanox)”1790) 
、2.2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)(住友化学工業社製11スミライザー
(Sumilizer ) ” MDP −8)を使用
してポリマを製造した。
これらのポリマの物性測定結果を表2にまとめた。
表2より明らかに酸化防止剤の添加量が多いほど耐熱安
定性に優れたポリマが得られることがわかる。また、”
イルガノックス(Irganox)”1010以外の酸
化防止剤を使用しても、゛′イルガノックス(Irga
nox )”1010を使用した場合と同等の耐熱安定
性を有するポリマが得られる。
実施例15〜18 安定剤(酸化防止剤)の他に末端分解促進剤として水酸
化カルシウムを表3に示す割合で使用する以外は実施例
2と同様にしてポリマを製造した(実施例15)。
また、水酸化カルシウムの代わりに水酸化マグネシウム
(実施例16)、水酸化バリウム(実施例17)、炭酸
カリウム(実施例18)を使用得られたポリマの物性測
定結果を表3に示す。
表3より明らかに末端分解促進剤を使用すると得られた
ポリマの耐熱安定性が増すことがわカーる。
実施例19〜22 安定剤(酸化防止剤)としてペンタエリスリチル−テト
ラキス(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)グロピオネート〕(チバeガイギー(C1
ba −Geigy )社製゛1イルガノソクx (I
rganox ) ” 1010 )の他に、ジシアン
ジアミド、メラミン、ダイマ酸系ポリアミド、ポリエー
テルエステルアミドのような安定剤(ホルムアルデヒド
吸収剤)を併用する以外は実施例15と同様にしてポリ
マを製造した。
これらのポリマの物性測定結果を表◆にまとめた。表4
より明らかに、2種類の安定剤を併用することによりさ
らに耐熱安定性が良くなることがわかる。
実施例23〜26 参考例2で得られたコポリマBを使用する以外は実施例
2.to、16.19と同様にしてポリマを製造した。
得られたポリマの物性測定結果を表5に示す。
表5より明らかにコポリマBを使用しても、コポリマA
を使用した場合と同等の物性を有するポリマが得られる
ことがわかる。
〈発明の効果〉 実施例が示すように、本発明tこよる製造法を使用する
ことにより、洗浄による触媒の除去を行うことなく、き
わめて簡単なプロセスで耐熱安定性に優れたオキシメチ
レンコボリマヲ製造する。ことができる。
特許出願大東し株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 トリオキサンと環状エーテルとの混合物を三フッ化ホウ
    素、三フッ化ホウ素水和物および三フッ化ホウ素と酸素
    原子またはイオウ原子を含む有機化合物との配位化合物
    から成る群から選ばれる少なくとも一種の重合触媒の存
    在下、塊状重合させてオキシメチレン単位と他のオキシ
    アルキレン単位を含むオキシメチレンコポリマを製造す
    るに際して、重合終了後に下記一般式( I )で表わさ
    れるヒンダードアミン化合物を添加して三フッ化ホウ素
    系触媒を失活させ、さらに安定剤を添加し、100〜2
    60℃の温度範囲で加熱することを特徴とするオキシメ
    チレンコポリマの製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・( I ) (式中、Yは水素原子、−O°、アルキル基、置換アル
    キル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基、置
    換アリール基またはアシル基を示す。Aは >C=N−または▲数式、化学式、表等があります▼を
    示し、 R^1は低級アルキル基を示す。Zは−O−または▲数
    式、化学式、表等があります▼を示し、R^2は水素原
    子または低級アルキル基を示す。nは(B)の価数を示
    し、1〜6の整数を示す。(B)は有機カルボン酸また
    は無機酸素酸より誘導される残基を示す。また、n=1
    の時、 >A−Z−(B)は▲数式、化学式、表等があります▼
    を示して も良く、R^3およびR^4は水素原子、アルキル基、
    置換アルキル基、アルケニル基、アリール基、置換アリ
    ール基またはアシル基を示す。)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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