JPS6373910A - シ−ト状除毛材及び該除毛材を用いた除毛方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業との利用分野〉 本発明はシート状除毛材及び該除毛材企用いた除毛方法
に関するものである。

〈従来技術とその問題点〉 従来、脱毛剤としては、ワックスタイプのものや脱毛薬
物含有クリームタイプものが知られている。

ワックスタイプのものは、脱毛部位に塗布するに際して
熱源を必要とするばかりか１体毛を物理的に除毛するの
で強い皮肩刺倣を伴うという問題があった。

また、クリームタイプにおいては、クリームを除毛部位
に塗炬後、所定時間放置し、その後拭き取ることによっ
て除毛を行っているが、少年作業が煩！Ａなうえに、均
一に塗布することがむつかしく、除毛ムラが起生ずると
いう問題があった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 従って、本発明は、除毛に際して皮１１刺６！１．を伴
うことなく、また除毛ムラが生じることのないシート状
除毛材及び該除毛材を用いた除毛方法を提供するもので
ある。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は、ソート状物間に、辺縁部を残して粘性除毛剤
を介在させてなるシート状除毛材及び該除毛材を展開し
て前記除毛剤をほぼ均等に眉間破壊せしめ、これを除毛
部位に貼若して除毛する方法を提供するものである。

図面は、本発明のシート状除毛材の実例を示すもので、
第１図（Ａ）は平面図、第１図（Ｂ）は第１面 図（Ａ）の横ｉであり、第２図（Ａ）及び（Ｂ）、第３
図（Ａ）及び（Ｂ）も同様の図面である。

第１図（Ａ）及び（Ｂ）は、一枚のシート１が二つ折り
され、辺縁部が剥離可能にシール２され、内部に粘性除
毛剤３が封入されている。４はシート状除毛材を展開さ
せるのに便利な掴み代である。

第２図（Ａ）及び（Ｂ）は、二枚のシート１．１′の間
に辺縁部２′を残して粘性除毛剤３が介在されている。

この除毛材は、一枚又はそれ以とが密封容器内に封入さ
れて保管される。

第３図（Ａ）及び（Ｂ）は、二枚のシート１，１′の一
方が図示する如く成型され、辺縁部が剥離可能にシール
２されている。

シート１（及び１′）は、実質的に非透湿性のプラスチ
ックフィルム（厚さは５〜３００μｍが好ましい）又は
該フィルムを積層した紙、布などの多孔質基材で構成さ
れる。

本発明に用いられる粘性除毛剤は、脱毛薬物と水溶性又
は非水溶性高分子物質と水とから構成され、さらに必要
に応じてアルカリ剤、体毛膨潤促進剤、充填剤、香料、
着色剤などの添加剤が適量配合されて、ペースト状、ゾ
ル状、タル状又は水分散液状とされる。

他の粘性除毛剤は、脱毛薬物と親水性又は輝水性基剤と
水と界回活性剤とから構成され、さらに必要に応じて上
記の添加剤が配合され、クリーム状又は軟骨状とされる
。

高分子化合物の水溶′ｔＬヲ用いた除毛剤は、ポリビニ
ルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸及
びその塩、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセ
ルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキブロビルセルロース、ゼラチン、アルギ
ン酸塩、ポリエチレングリコール、アラビアゴム、ポリ
ビニルメチルエーテルなどの群から選ばれた少なくとも
１つの水溶性高分子物質１〜７０重量％、好ましくは２
〜５０重量％、より好ましくは５〜３０重量％と、チオ
グリコール酸又はその塩、硫化ストロンチウム、硫化ナ
トリウム、硫化カリウムなどの群から選ばれた少なくと
も１つの脱毛薬物１〜１５重量％、好ましくは：３〜１
２３〜１２重量好ましくは３〜ｌＯ重量％と、残部が水
及び前述の如き他の添加剤とから構成され０．１〜１０
００ボイズ（ａｔ　３００Ｃ）、好ましくは５０〜２０
０ポイズ（ａｔ３０℃〕の粘度に設計されているもので
ある。

また、高分子化合物のエマルジョンを用いた除毛剤は、
天然ゴム、合成ゴムなどのゴム類、或いはポリ酢酸ビニ
ル、エチレン系共重合体、ワックス、（メタ）アクリル
酸エステル例えば（メタ）アクリル酸メチル、（メタ）
アクリル酸エチル、（メタ）アクリル酸ブチル、（メタ
）アクリル酸２−エチルヘキシル、（メタ）アクリル酸
イノオクｙ−ル、（メタ）アクリル酸デシルなどの単独
又は共重合体、アミノ基、アミド基、ヒドロキシル基、
カルボキシル基、エポキシ基などの官能基を有する極性
単量体又は（メタ）アクリロニトリル、酢酸ビニル、ス
チレン、ビニルピロリドン、ビニルエーテルの如き官能
基を有しない極性単量体と前述の如き（メタ）アクリル
酸エステルとの共重合体の鮮から選ばれた少なくとも１
つの非水溶性高分子物質１〜７０重量％、好ましくは２
０〜６０重量％、より好ましくは３０〜５５重量％と。

前述の脱毛薬物１〜１５重量％、好ましくは３〜１２重
量％、より好ましくは３〜１０重量％と、残部が水及び
前述の如き他の添加剤とから構成され、０．１〜１００
０ポイズ（ａｔ３０℃）、好ましくは０．２〜１００ボ
イズ（ａｔ３０’ｃ）の粘度に設計されているものであ
る。

なお、前記アルカリ剤としては、有機ジカルボン酸のア
ンモニウム塩又はその金属塩、水酸化カリウム、水酸化
カルシウム、水酸化ナトリウムなどが挙げられ、これら
は少なくとも１つが除毛剤中に０．１〜５重量％、好ま
しくは０．５〜３重債％の範囲で配合することができる
。

また、体毛膨潤促進剤としては、尿素などが挙げられ、
さらに被膜の柔軟性を向上させる目的で、水溶型除毛剤
の場合はグリセリンの如き多価アルコール類を、エマル
ジョン型除毛剤の場合はジオクチルフタレート、ジブチ
ルフタレートの如きフタル酸誘導体類からなる’ｒＴＪ
塑剤を１〜１５重量％の範囲で用いてもよいものである
。

また、親水性又は疎水性基剤を用いた除毛剤は、親水ワ
セリン、加水ワセリン、マクロゴール類等の親水性基剤
又はセタノール、カカオ脂、スクアラン、白色ワセリン
等の隙水性基剤１０〜７０重量％、好ましくは２０〜５
０重量％と、脱毛薬物１〜１５Ｍｔ％、好ましくは３〜
１０Ｍ量％と、ソルビタンモノオレート、ラウリル酸ナ
トリウムの如き界面活性剤０．５〜１０爪量％、好まし
くは２〜７重量％と、残部が水及び前述の如き他の添加
剤とから構成され、１５〜１０００ポイズ（ａｔ　３０
℃）、好ましくは５０〜７００ボイズ（ａｔ３０℃）の
粘度に設計されているものである。

このように調整された除毛剤は、第１図〜第３図に図示
する如く、シート状物間に辺縁部を残して中央部に約０
．５〜３關の厚さで介在され、シート状除毛材とされる
。

このように構成された除毛材は、掴み代を手で持って展
開し、除毛剤をほぼ均等に層間破壊せしめることによっ
て、シートの表面に除毛剤が形成された除毛材が一枚（
第１図及び第３図）又は二枚（第２図）得られるもので
ある。これ分目的とする除毛部位に貼着する。

貼着後の除毛剤は、貼着直後或いは所定時間経過後、シ
ート上の除毛剤の一部又は大部分を除毛部位に残留する
ようにしてシートが剥がされる。

除毛部位に残留せしめられた除毛剤被膜は、所定時間後
拭き取って除毛することができるが夏場などの高温下で
水分の揮散が促進される条件下では、自然雰囲気下で乾
燥して固化膜化し、剥離することにより、固化膜中にト
ラップされ且つ脱毛薬物にて毛根部分が弱められた体毛
を美麗に除毛でき、しかも除毛部位に固化膜の残留物を
残すことがないものである。

除毛剤としてエマルジョンタイプを用いると、エマルジ
ョンは水分が揮散等により減水するに従って、固化膜が
透明化するために、目視で比較的簡単に乾燥状態が判別
でき、除毛操作の失敗がないので有効である。

しかして、前記の自然乾燥以外に、付加的な乾燥処理手
段を用いることにより、同化膜化を促進することができ
る。この処理は、固化膜化の促進以外に、除毛操作を容
易にすることがらとの説明から理解される。

乾燥処理手段の１つは、熱風による加熱処理であって、
この処理は脱毛剤を塗布後数分放置して除毛剤中の薬物
を体毛に浸透させて行うのが好ましい。通常は３５〜１
００℃で１〜１０分間処理される。熱源は家庭用ドライ
ヤーなどで充分である。

このように乾燥処理された固化膜は、そのｉま剥離して
除毛することができるが、該固化膜面に感圧接着性フィ
ルムを貼り合せ、固化膜をフィルム共々剥離すると、固
化膜とフィルムの感圧接着剤！−とが強固に接着してい
るために、脱毛部位に固化膜の残留物を残すことなく剥
離して除毛できる。

乾燥処理手段の他の例は、塗布してなる除毛剤被膜に吸
水性シートを貼シ合せ、さらに要すれば貼り合せた吸水
性シート面から加熱処理を行うことである。

この乾燥処理手段によれば、°吸水性シートは塗布した
除毛剤被膜中の水分を短時間で吸水させて固化膜化し、
同化膜を該シート共々剥離して除毛を行うか、或いは固
化膜から該シートのみを剥離し、次いで固化膜面に前記
感圧接着性フィルムを貼り合せて、固化膜をフィルム共
々剥離して除毛を行うことによって、除毛部位に固化膜
の残留物を残すことなく剥離できる。さらに加熱部ｆｆ
を併用した場合には、同化膜化するための乾燥時間がよ
り短縮される。

前記吸水性シートとしては、−役に知られる吸水能を有
するシート状物であれば特に制限なく使用できるもので
あって、例えば親水性の不織布、紙、布、発泡シートの
如き多孔質シート材料（厚みは５〜１００μｍが好まし
い）を用いた場合は、これを塗布したｔポ潤状態にある
除毛剤被膜に貼り合せて軽く押圧することによ勺、シー
ト材料が一体化し、この状態で乾燥することによシ、被
膜を吸水性シートとしての多孔質シート材料共々剥離し
て除毛する。他の吸水性シートの好ましい例としては、
水酸基、カルボキシル基又はその塩などの親和性基を有
する水溶性ポリマーに、架橋剤や放射線等により適度な
分子間架橋を導入した水不溶性で且つ自重の１０〜１０
００倍（重量）程度の吸水倍率を有する高吸水性ポリマ
ー、例えばデンプンに（メタ）アクリル酸、（メタ）ア
クリロニトリル又は無水マレイン酸をグラフト重合した
もの、炭素数が２〜１２個のα−オレフィンと無水マレ
イン酸或いはその誘導体との共重合物またはそのアルカ
リ中和物の架槁体、ポリアクリル酸塩なトラフィルム又
はシート状に成形したもの、或いはこれらの高吸水性ポ
リマーを内部又は表面に分散又は積層した不織布、紙、
発泡体などが挙げられる。

これらの高吸水性ポリマーを用いた吸水性シートは、そ
の保有する吸水能で除毛剤被膜中の水分を短時間で吸水
して、目的とする物理的強度を有する固化膜を形成する
。

このように乾燥処理によって固化膜化した除毛剤中の含
水量は、加熱処理を併用した場合は、０．１〜１０重量
％に、また加熱処理を用いない場合は１０〜４０重世％
になるようにするのが、脱毛時の物理的痛みの＠減及び
除毛効果の点から望ましいものである。

〈発明の効果〉 本発明のシート状除毛材及び該除毛材を用いた除毛方法
によれば、除毛材を展開し除毛部位に貼り付けることに
よって除毛部位に均一な厚みの除毛剤被膜を形成するこ
とができるので除毛ムラがないという特徴を有する。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を示す。文中％とあるのは重量％
を意味する。

実施例１ ポリビニルピロリドン　　　　　　　　　２０％チオグ
リコール酸カルシウム　　　　　　５％水酸化ナトリウ
ム　　　　　　　　　　　１％精製水　　　　　　　　
　　　　　　　７４％上記の成分からなる配合物を水に
均質に溶解して粘度２８０ボイス（ａｔ３０°Ｃ）の粘
性除毛剤を得る。

一方、プラスチックフィルムがラミネートされた不織布
（６ｃＴＬＸ１１α）の不織布面に、辺縁部にＩ　Ｑ　
ａｍの未塗布部分を残して約ＩＥ寞の厚さに均一に塗布
し、この塗布面に上記の同一形状の不織布を貼り合せて
、第２図に示すような形状のシート状除毛材を得た。

この除毛材を不織布の未塗布部分を掴んで展開させ、粘
性除毛剤をほぼ勾等な厚みでＮ間緻壊させ、二枚の除毛
材全得、こ几を除毛部位に貼着後剥がしたところ、除毛
部位に約２５０μｍの除毛剤被膜が形成された。

この被膜をドライヤーで加熱乾燥し固化膜化して剥がし
たところ、痛みも残存物もなくきれいに除毛された。

実施例２ セタノール　　　　　　　　　　　　　　　５％チオグ
リコール酸　　　　　　　　　　　３％ワセリン　　　
　　　　　　　　　　　　　１％水酸化力〜シウム　　
　　　　　　　　　５％ラウリル硫酸ナトリウム　　　
　　　　　０．５％香料　　　　　　　　　　　　　　
　　０．２％精製水　　　　　　　　　　　　　　　８
５．３％上記の成分からなる配合物を水に均質に溶解し
て粘度６００ボイズ（ａｔ３０℃）のクリーム状の粘性
除毛剤を得る。

この除毛剤を幅５工、長さ１１ｃｒＩＬのプラスチック
フィルム（１００μ想厚）の辺は部に１０ｍ翼の未塗布
部分を残して０．５Ｂの厚さで塗布し、これを二つ折シ
して辺縁部をシールし、第１図に示す形状のシート状除
毛材を得た。

この除毛材を展開させて除毛部位に約２５０μｍの除毛
剤被膜を形成した。

この被膜を１０分後に脱脂綿で拭き取ったところ、痛み
も残存物もなくきれいに除毛された。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）は本発明の実例を示す平面図、第１図（Ｂ
）は第１図（Ａ）の横断面図％第２図（Ａ）及び第３図
（Ａ）は他の実例を示す平面図、第２図（Ｂ）及び第３
図（Ｂ）は第２図（Ａ）及び第３図（Ａ）の横断面図で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）シート状物間に、辺縁部を残して粘性除毛剤を介在
   させたことを特徴とするシート状除毛材。 ２）シート状物が二つ折りされているものである特許請
   求の範囲第１項記載のシート状除毛材。 ３）シート状物が二枚のシートから構成されているもの
   である特許請求の範囲第１項記載のシート状除毛材。 ４）シート状物が二枚のシートから構成され且つ一方の
   シートが成型されているものである特許請求の範囲第３
   項記載のシート状除毛材。 ５）シート状物間に、辺縁部を残して粘性除毛剤を介在
   させたシート除毛材を展開して該除毛剤をほぼ均等に層
   間破壊せしめ、これを除毛部位に貼着して除毛すること
   を特徴とする除毛方法。