JPS6372537A - プレス成形性に優れた制振鋼板 - Google Patents

プレス成形性に優れた制振鋼板

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JPS6372537A
JPS6372537A JP21589586A JP21589586A JPS6372537A JP S6372537 A JPS6372537 A JP S6372537A JP 21589586 A JP21589586 A JP 21589586A JP 21589586 A JP21589586 A JP 21589586A JP S6372537 A JPS6372537 A JP S6372537A
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JP
Japan
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steel plate
resin
damping
vibration
steel
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Pending
Application number
JP21589586A
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English (en)
Inventor
木野 信幸
堀田 孝
岡 賢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 自動車をはじめとする車両1M業機械ま九各種機械器具
に対し、現任各種騒音対策がとられている。1つはエン
ジン等の振動、騒音源の改善である。また1つは、振動
、騒音が室内や外部に伝播しないように、振動を吸収す
る制振材料を講造物の一部として用いる技術である。不
発明は後者の目的に応えるものであり、プレス成形性の
優れ念割振鋼板に関するものである。
〔従来の技術〕
制振鋼板は1例えば厚さが等しい約1鵡程匿までの2枚
の鋼板の間に0.01〜0.3 wm程度の有機系粘弾
性物質層を介在させた構成をとり、他の制振材料例えば
Ou −Mr+合金のように双晶変形を利用するもの、
鋳鉄に代表される母金属と第二相との界面での粘性流動
を利用する制振材料に比べ、高い制振能と良好なプレス
成形性を有する。たとえば曲げ加工性を同上させ、より
良好なプレス成形性を得る方法として、粘弾性樹脂層の
ヤング率をすくなくとも10 dyo/−以上とするこ
とが開示されている(特開昭59−87146号公報)
。しかし自動車等、高いプレス成形性が要求される用途
に対し、従来の割振鋼板は十分なプレス成形性を有して
いるとは言い難い。特にプレス成形を行う際、軟質な粘
弾性樹脂を用いる常温用制振鋼板においそは、プレス成
形中の破断のみならず、表裏の鋼板のはがれ、7ラング
部のしわ等の問題を生じており(自動車材料ニュース:
 Ia27 、1984゜12/23 )、このことが
制振鋼板の適用の妨げとなっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
不発明はこのような状況鑑み、常温で高い制振性を示す
制振鋼板において、優れたプレス成形性を有する制振鋼
板を提供するものである。
〔問題点を解決する次めの手段〕
本発明は、2枚の鋼板の間に剪断接着強度lOOm/c
m3以下の樹脂を介在させた制振鋼板において、片側の
鋼板の板厚t1が0.65 m以下で他方の鋼板の板厚
t2が0.30露以上であり、下記条件を満足すること
を特徴とするプレス成形性に優れた割振鋼板である。
(tl+ h )/ tt≦1.75 〔作 用〕 不発明においては、常温で優れた制振性を有する鋼板と
する念め、介在せしめる粘弾性樹脂は剪断接着強度が1
00Yi以下のものを用いる。
ここで、剪断接着強度は第4図の試験片を20℃の温度
で5簡/−で引張った際の最高荷重を接着面積で割った
値である。
プレス成形性を支配する要因は、破断としわに分類する
ことができる。しわ押え力を上下させる等の手法によっ
て通常これを抑制し、破断もしわも生じないプレス成形
品を製造する。しかし、従来の割振鋼板においては、こ
のような良好なプレス成形域が存在しないか又は非常に
狭く、プレス成形が非常に難しい場合が多かった。不発
明者等はこの問題に対し、以下に示すプレス成形性同上
の新規知見を見出し、不発明を完結させたのである。
第1図は(t++h)/l+ の値としわの関係を示す
図である。表裏面は共にO: O,040〜、8i:0
.024 X 、 Mn: 0.21 X 、 P :
 0.010 X 、 S: o、o o sに、 A
1: 0.060に、N : 0.0032N。
残Feよりなる成分の鋼板で、樹脂は剪断接着強度が4
0贅の厚さ0.04露のポリエステル系でアリ。
tlをOニア5vaa以下s 12を0.3篩以上で行
った結果である。尚しわ高さく晴)の評価は実施例の欄
で詳述するプレス条件と同じ゛で行・ワた。
第1図に示すごとく、しわに対しては、2枚の表皮鋼板
の板厚の関係は、(tl+ tt )/ ttを1.7
5以下にすることによって、その発生を著しく低下させ
ることができることを見出した。材料は金を内または金
型へ絞り込まれる成形過程で、板面内の圧縮応力を受け
る。この圧縮応力が材料特性と周囲からの拘束条件から
定まる厘屈応力を超えることによって、しわが発生する
と考えられる。座屈応力は材料の剛性に関与することか
ら、(tl+tt)/Jを1.75以下とすることによ
って、割振鋼板の剛性が著しく改善されるものと認めら
れる。このことは2枚の表皮鋼板の片側を厚く、他方を
薄くすることが、しわに対し有効であることを示す。
しかしながら、一方の鋼板を著しく薄くすることは、プ
レス成形における破断限界を低下させるため好ましくな
い。プレス成形品にはエンボス加工を初めとし、高い張
出し成形性が要求されることが多い。第2図は薄い側の
鋼板すなわち他方鋼板の板厚t2が張出し性の尺度であ
るエリクセン値に与える影響を示す図である。尚第2図
は鋼板成分や樹脂は第1図と同じであり、tlを0.6
調と一定にしてttを変えたものをJISZ2247に
準拠してテストし次結果である。第2図にみられるごと
く%t2を0.3 fiより薄くすると急激なエクリセ
ン値の低下を壕ね〈。このため、他方鋼板の板厚t2を
0.3篩以上とした。
さらに制振鋼板は、プレス成形中に、単一鋼板とは異な
った特異な現象を生ずる。それはダイス屑、ビード部等
で材料が曲げ・曲げ戻しを受ける際、2枚の鋼板に、は
がれが生ずることである。
はがれが生ずるとプレス成形品としての価値を失うため
、絶対にその発生を避けなければならない。
不発明者等は第3図に示す装置で引張曲げ変形(張力の
加わった曲げφ曲げ戻し変形)を与え、この点に関し、
検討した。引張曲げ変形は実施例の欄で詳述する引張曲
げ条件と同じで、材料としては鋼板成分及び樹脂は第1
図、第2図と同一で。
ttを0.3篩と一定にし【lを変えて実験を行った結
果、片側鋼板、すなわち厚い側の鋼板板厚(tl)を0
−65m以下とすることで、はがれを回避することがで
きることを見出した。このため厚い側の鋼板板厚(tl
)は0.65mm以下にする必要がある。このような鋼
板のはがれは粘弾性樹脂の破断耐力に比べ、鋼板の変形
抵抗が著しく高くなると鋼板が自由に変形し、樹脂層が
鋼板の変形を拘束することが出来なくなるために起ると
考えられる。鋼板板厚を制限することは、はがれに対す
る鋼板の変形抵抗と、樹脂厚の破断耐力の関係を有利な
ものとすると考えられる。さらに、特に限定するもので
はないが、しわを−屑発生し難くするために用いる鋼板
は、できるだけ軟質な例えば降伏強度15助/−以下の
ものがよい。特に薄い側の表皮鋼板は、厚い側の表皮鋼
板に較べ降伏強度が高くなりがちであるが、できるだけ
厚い側の表皮鋼板の降伏強度に近い軟質な鋼板を用いる
ことが望ましい。ま′fc鋼板はたとえば冷延鋼板、各
種メッキ鋼板、有機被膜鋼板、化成処理鋼板などを単独
で、また種々組合せて用いることができる。
樹脂厚さは0.06m以下が望ましい。これは例えば割
振鋼板に6接性を付与するために、ステンレス粉、カー
ボンブラック等を樹脂中に分散させ、表皮鋼板の導通を
確保する場合、樹脂厚が厚くなると粒径が大きなステン
レス粉等を均一に分布させ安定した導電性を確保するこ
とが難しくなる念めである。さらに、樹脂厚さがあまり
薄くなると。
割振鋼板を製造する際に、表皮鋼板の板クラウン、また
は耳波により鋼板全面に渡る接着が十分確保できなくな
り、鋼板のエツジ部で接臂強閲不良を生ずる。これは現
状では樹脂厚さが0.02m以下になると発生しやすい
ため、樹脂厚さは0.02m以上が望ましい。樹脂種類
としてはアク」ノル系、ポリイソブチレン系、ポリオレ
フィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ビニル系樹
脂等を、単独または種々混合1−て用いてもよい。
〔実施例〕
つぎに不発明の実施例の第1表番号1〜5を比較例の第
1表番号6〜8と比較して第1表に示した。片側鋼板、
他方鋼板゛の板厚をそれぞれ変化させ(1+ +1* 
)/ 11を変化させ、しわ、はがれ、エリクセZ値を
調べた。
第1表の各割振鋼板の製造はホットプレス法によった。
ポリエステル系:30重量%のキシレン溶液をパーコー
ターで鋼板上に塗布し、鋼板を180℃に保った炉で1
分間加熱し芯材を蒸発させた。その後塗布面を内側にし
て2枚の鋼板を合せ、190℃まで昇@2分間保持し、
100℃まで冷却して行った。加圧は昇温前から冷却後
まで常時2Yiとしfc。
ポリアミド系:樹脂フィルムを2枚の鋼板で挾み、18
0℃1で昇@、2分間保持し、100℃まで冷却して行
った。加圧は昇温前から冷却後まで常時2″Mとした。
又各制振鋼板の性能試験はつぎの方法で行った。
(イ) プレスでのしわ高さ プレス条件 :円筒深絞り ポンチ径:100m ポンチ肩半径:10鵡 ダイス屑半径:10fi しわ押えカニ 0.51−ン 潤fyt:防錆油 ブランク径二200期 上記条件で高さ20m成形し、フランジ部のしわ高さを
評価した。20mスパン内のしわの高さで、しわ高さを
評価した。
(ロ)引張曲げによる鋼板はがれの有無第3図に示す治
具で鋼板に引張曲げを与えた際のはがれを観察した。
引張曲げ条件 引抜き速度二500畷/= 引抜き長さ:200m 引抜き後残存試料長さ:3C)m 潤滑   :防錆油 治具面圧 :30驚 (/→ エリクセン試験 試験は、薄い側の鋼板を張出し外側にして行った。試験
方法はJISZ2247に準拠して行った。
に)・芯材の剪断接着強度は剪断引張試験を行って求め
た。第4図に剪断引張試験の概略図を示す。
引張速度: 5m/m 試験温度=20℃ 試験を行い破断する際の荷重を接着部の面積で割り、こ
れを剪断接着強度とした。
第1表から明かなどとく本発明の実施例はいずれも比較
例に対し、すぐれたプレス成形性を示した。
〔発明の効果〕
以上説明したように、不発明によりプレス成形性に優れ
た制振鋼板が得られる。これは自動車用用途を中心とし
た高いプレス成形性を必要とする制振鋼板の用途に対し
、寄与するところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は(t+ + tz )/ t、xの値としわ高
さの関係を示す説明図、第2図は他方の鋼板板厚t2と
エリクセン値(張出し性を示す)の関係を示す説明図、
第3図は引張曲げ試験方法の概略図、第4図は剪断引張
試験の概略図である。 1・・・試験片、2・・・接着部分。 代理人 弁理士 秋 沢 政 元 他1名 オ)図 71−2図 ’2’2  (mηLン 71′3図 面圧 74図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2枚の鋼板の間に剪断接着強度100m/cm^
    3以下の樹脂を介在させた制振鋼板において、片側の鋼
    板の板厚t_1が0.65mm以下で他方の鋼板の板厚
    t_2が0.30mm以上であり、下記条件を満足する
    ことを特徴とするプレス成形性に優れた制振鋼板。 (t_1+t_2)/t_1≦1.75
JP21589586A 1986-09-16 1986-09-16 プレス成形性に優れた制振鋼板 Pending JPS6372537A (ja)

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JPS6372537A true JPS6372537A (ja) 1988-04-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011005725A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Nippon Steel Corp 樹脂シート積層鋼板

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5595563A (en) * 1979-01-16 1980-07-19 Hitachi Cable Laminate structure material
JPS5926640A (ja) * 1982-08-03 1984-02-10 Nippon Kokan Kk <Nkk> 制振用複合鋼板

Patent Citations (2)

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