JPS6372468A - ダイカスト鋳造の制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はダイカスト鋳造にＪ３ける鋳造条件の制御方法
に関するものである。

〈従来の技術〉 ダイカスト鋳造ではキャビティ内のＨ力の制御が製品の
良否を決める重要な要素となるが、従来ではこれらの要
素を正確に制御することが出来なかった。即ち、従来で
は溶湯の圧力条件を設定する場合には射出力でもって代
用させる等、キャビティ内における溶湯の圧力を間接的
にしか計測していなかった為、見かけ上の情報しか得ら
れず、従って、鋳造条件を制御する場合にも大雑把な制
御しかできず、当然のことながら鋳造サイクル内におけ
る製品−個一個の良否を判断することは不可能に近かっ
た。

〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明はこの様な従来の不具合に鑑みてなされたもので
あり、鋳造工程全体に亘って継続的にキャビティ内の圧
力を直接計測することにより、高い精度でもって鋳造条
件をシビアに制御することが出来ると共に、鋳造サイク
ル内での製品−個一個の良否の判定をその場で行なうこ
とが出来るダイカスト鋳造の制御方法を掟供せんとする
ものである。

く問題点を解決するための手段〉 係る目的を達成する本発明ダイカスト鋳造の制御方法は
、鋳造工程全体に亘って継続的にキャビティ内の圧力を
直接計測する圧力センサと、＆Ｒ造工程全体に亘ってｍ
続的にキャビティ表面の温度及び熱流束を直接計測する
温度センサのうちの少なくとも一方を設置させ、前記セ
ンサでもって直接計測した測定値を基準値と比較し、そ
の比較値に基づいて鋳造条件を制御するようにした事を
特徴とし、基準値と比較される測定値が、そのピーク値
又はある時間の勾配又はビ一り値発生時間又はある閾値
以上の値を保持（る時間又はある時間までの積分値であ
り、或いは基準値と比較される測定値が、２個所以上の
測定点から得られたピーク値又はある時間の勾配又はピ
ーク値発生時間又はある閾値以上の値を保持する時間又
はある時間までの積分値等、これら同じ測定値同士の差
及び／または和である事を特徴としたものである。

〈実施例〉 以下、本発明実施の一例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明におけるダイカスト鋳造の制御方法を実
施するダイカスト機の模式断面図であり、図中１は固定
型１ａと可動型１ｂとで構成される金型であり、２は固
定型１ａと可動型１ｂとで形成されるキャビティ、３は
キャビティ２内に溶湯を射出するための射出スリーブ、
４はキャビティ２内で鋳造した製品を金型１から離型押
し出すための押出ピン、５はその押出ピン４を動作させ
るための押出板を示し、その金型１又は押出ピン４に鋳
造工程全体に亘って継続的にキャビティ２内の圧力を直
接副側するための圧力センサ６を設置させる。

圧力センサ６は、例えば特開昭６１−４１９３９号公報
で開示された如き軸力センナを用いるか、或いは第２図
に示した如く、例えば押出ピン４の固定部内に形成した
空洞８内に略亜鈴形状をしだ受圧素子９を緊密に装着さ
せ、その受圧索子９の中頚部９ａに歪ゲージ１０を貼付
して構成したものを用いる。そして、このＩ圧力センサ
６は鋳造工程全体に亘って継続的にキャビティ２内の圧
力（圧縮又は引張の圧力）を直接計測できるように、そ
の受圧面６ａをキャビティ２内に臨ませ設置させる。こ
の場合、図示実施例の如く押出ピン４内に組込ませるか
、或いは押出ピン４以外の可動ピンに組込ませて、鋳造
サンクル毎にキャビティ２方へ出没動するように設置さ
せるものである。又、圧力センサ６は金型１の可動型１
ｂ側または固定型１ａ側のどちらに設置しても良く、例
えばゲートやゲート直後又は製品部や製品部の終端部位
置などに１個又は複数個を設置させるものである。

而して、射出スリーブ３から溶湯をキャビティ２内に射
出充填させ、キャビティ内の溶湯の圧力を圧力センサ６
でもって鋳造工程全体に亘って継続的に直接計測し、そ
の測定値を予め設定した基準値と比較し、その比較値に
基いてダイカスト機〈その周辺装置を含む。以下同じ）
の鋳造条件を制御する。

ここで鋳造工程全体とは、型閉から射出→型開→製品押
出し→離型剤スプレー→（型ｒｌ′ｌ）までの工程（サ
イクル）をいう。

ダイカスト機の鋳造条件を制御するための測定値として
は、鋳造工程全体に亘って計測された値（従っである波
形を、描く）のピーク値やある時間の勾配や、そのピー
ク値発生時間（時刻）、又はある閾値以上の値を保持す
る時間（期間）や、ある時間（期間）までの積分値、又
は測定点が２個所以上あった場合には各測定点から得ら
れた上記各測定値同士の差や和などが考えられる。

そして、圧力センサでもって計測した測定値を、予め設
定した基準値と比較し、その比較値に基づいて第３図の
フローチャート図に従って鋳造条件を制御する。即ち、
射出スリーブ３から溶場をキャビティ２内に射出充填さ
せると、鋳造工程全体に亘って第４図に示す如き圧力波
形が得られる。この圧力波形の内Ｐａは射出力を基にし
て描いた圧力波形であり、Ｐｌは圧力センサ６を例えば
ゲート直後位置に設置させた場合に得られる圧力波形で
あり、Ｐ２は同様圧力センサ６を例えば製品部の終端部
位置に設置させた場合に得られる圧力波形である。これ
らＰｌ及びＰ２の圧力波形を見ると射出充１２＄１了時
（圧縮圧力）と型開時（引張圧力）に圧力のピーク値Ｐ
ｐ＋　、ＰＤｚ　＊　Ｐ’　ｐ＋　、Ｐ’　ｌ：）２が
立っていることが解る。そこで、このピーク値Ｐｐ＋　
、Ｐｌ）２又はピーク値に至るまでの勾配やピーク値か
ら下降するまでの勾配などのある時間の勾配又はピーク
値発生時間ｔ　Ｄ　＋　＊ｔｐ２又はある閾値Ｐｓ以上
の値を保持づる時間（ｔｌ）＋　Ｅ−ｉｆ）＋　’　）
などの測定値を各々予め設定した基ＩＩｔ値と比較し、
その比較値が正常であればリターンし、異常（基準範囲
外）であれば異常フラグを発生して鋳造条件のａｉｌｌ
　ｙＡ項目を特定すると同時に、その異常ｍ（基準範囲
からどれだけ外れているか＝比較値の値）を検知して、
その異常聞く比較値）を演算し、それに基づいて各鋳造
条件を制御変更させるものである。この時、測定値と基
準値との偏差量や、測定点が複数ある場合には基準値か
ら外れた測定点の数、或いは各測定項目毎にある重み付
けをするなどして、各測定値の異常聞（比較値）に応じ
て鋳造条件の制ｔｌｌｆｆｉを決定するようになす。

又、測定点を２個所以上設定した場合には、各測定点か
ら得られたピーク値又はある時間の勾配又はピーク値発
生時間又はある閾値以上の値を保持する時間など、これ
ら同じ測定値同士の差又は和を測定値となし、この測定
値を基準値と比較するようにしても良い。更に、圧力波
形では第５図に示す如く、型開時と押出し時にも射出充
填時と同様にピークを持った圧力波形が現われるので、
そのピーク値又はある時間の勾配又はピーク値発生時間
又はある閾値以上の値を保持する時間を測定値とし、そ
の測定値を基準値と比較して各ｖｉ造条件を制ｔｌｌ変
更させることも出来る。尚、フローチャート図において
、第３図に示すようなシーケンシャルなフローであって
も、第５図に示すようなパラレルなフローであっても良
い。

〈発明の効果〉 本発明ダイカスト鋳造の制御方法は斯様に、ｖＩ造工程
全体に亘って継続的にキャビティ内の圧力を直接計測し
、その測定値を基準値と比較して各鋳造条件を制御変更
させるようにしたので、高い精度でもって鋳造条件の制
御をシビアに行なうことが出来ると共に、鋳造サイクル
内での製品−個一個の良否をその場で判定することが出
来る。従って、ダイカストマシンを常時最適条件に維持
することが出来ると共に、不良品の発生率を大巾に減少
させることが出来、尚■つ全数検査や加工方法の選定が
容易で、後工程までの不良をゼロとするシステムの製造
ラインが組め、更に不良発生個所の特定が容易迅速でそ
の不良対策が講じやすい、などの効果を期することが出
来る。

しかも、圧力センサは可動ピンに組込んだので、鋳造サ
イクル毎にキャビティ方へ出没し、従って、圧力センサ
の受圧面部分などにパリがさす恐れがなくなり、常時正
確な圧力センシングが可能となる。

よって、所期の目的を達成し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明ダイカスト鋳造の制御方法を実施するダ
イカスト機の模式断面図、第２図は、圧力センサの一実
施例を示す断面図、第３図は鋳造条件の制御を行なう際
のフローチャート図、第４図は圧力波形図、第５図はフ
ローチｐ　−ｔ−の変形例を示すフローチャート図であ
る。 図中、１は金型、２はキャピテイ、６は圧力センサ、で
ある。 特　　許　　出　　願　　人　　　　　　畑　　村　　
　洋太部手続判ｔ１正四 昭和６１年１０月２７日 特許庁長官　　　黒　　１）　明　　！ｉ　　　殿２、
発明の名称 ダイカストｖＪ造の制御方法 ３、補正をする名 事件との関係　　　特　許　出願人 氏名（名称）燻材　洋太部 ４、代理人 住所　東京都文京区白山５丁目１４番７号５、補正命令
の日付く自発補正） 昭和　　年　　月　　日 明ｔＭ書第３頁第１２行目〜１６行目を、「制御方法は
、金型１に可動ピンをキャビティ方へ出没自在に設置し
、該可動ピンに！５造工程全体に口って継続的にキャビ
ティ内の圧力を直接計測する圧カセンリを組込み、該圧
力センサＪと補正する。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）金型に可動ピンをキャビティ方へ出没自在に設置
   し、該可動ピンに鋳造工程全体に亘つて継続的にキャビ
   ティ内の圧力を直接計測する圧力センサを組込み、該圧
   力センサでもつて直接計測した測定値を基準値と比較し
   、その比較値に基づいて鋳造条件を制御するようにした
   事を特徴とするダイカスト鋳造の制御方法。
2. （２）前記センサでもって直接計測する測定点を１又は
   それ以上に設定した特許請求の範囲第（１）項記載の制
   御方法。
3. （３）基準値と比較される測定値が、そのピーク値又は
   ある時間の勾配又はピーク値発生時間又はある閾値以上
   の値を保持する時間である特許請求の範囲第（１）項記
   載の制御方法。
4. （４）基準値と比較される測定値が、２個所以上の測定
   点から得られたピーク値又はある時間の勾配又はピーク
   値発生時間又はある閾値以上の値を保持する時間等、こ
   れら同じ測定値同士の差及び／または和である特許請求
   の範囲第（１）項記載の制御方法。