JPH1110693A - 射出成形方法およびその装置 - Google Patents

射出成形方法およびその装置

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JPH1110693A
JPH1110693A JP16412497A JP16412497A JPH1110693A JP H1110693 A JPH1110693 A JP H1110693A JP 16412497 A JP16412497 A JP 16412497A JP 16412497 A JP16412497 A JP 16412497A JP H1110693 A JPH1110693 A JP H1110693A
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JP
Japan
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viscosity
pressure
resin
injection molding
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP16412497A
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English (en)
Inventor
Masaya Hirata
雅也 平田
Keiji Azuma
啓二 東
Shigeo Iwami
重夫 岩見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH1110693A publication Critical patent/JPH1110693A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7646Measuring, controlling or regulating viscosity

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼けなどの成形不良が生じにくく、ノズルの
強度も十分に高く保った上で、成形品の不良判別または
不良を出さないような成形条件の制御を、十分に精度が
よく行うことができる射出成形方法およびその装置の提
供。 【解決手段】 射出シリンダー11内に設けられるスクリ
ュー13を回転させて、射出シリンダー11前方部に樹脂を
送って計量したのち、射出シリンダー11先端部のノズル
12から樹脂を金型1内に射出充填する射出成形方法にお
いて、ノズル12内における樹脂の圧力を、樹脂の先端部
がノズル12先端部に達したときに一個所で測定し、この
測定された圧力に基づいて粘度を計算し、この計算され
た粘度を基準粘度と比較して、成形品の良否判別または
成形条件の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル内の樹脂の
粘度を計算して、成形品の不良判別または成形条件の制
御を適確に行うことができる射出成形方法およびその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形方法としては、図9に示
すような、特開平5−329864号公報に記載された
ものがある。
【0003】この射出成形方法では、射出成形機の金型
1に入る手前の位置にあるノズル12に圧力センサ3を設
け、この圧力センサ3によって樹脂の圧力を測定し、こ
の圧力から粘度を、理論式に基づいて計算している。そ
して、このようにして計算された粘度に基づいて、成形
品不良の推定判別を行っている。より正確には、圧力セ
ンサ3はノズル12における樹脂流路の、上流側と下流側
との二個所に設けられ、これらの二つの圧力センサ3の
測定する圧力の差に基づいて、上記粘度が理論式に基づ
いて計算されるのである。
【0004】一般に射出成形用の樹脂は、その乾燥状態
の良否、製造ロット間の物性のバラツキなどに基因し
て、成形不良が発生することがある。しかし、以上のよ
うにして成形される製品の粘度を調べることができるの
で、成形不良の発生を推定して判別することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例にあっては、ノズル12の二個所の部分に、圧力セ
ンサ3をそれぞれ設けているので、ノズル12の長さを長
くする必要があり、ノズル12の長さが長いと、焼けなど
の成形不良が発生しやすくなるという不都合が生じる。
また、短いノズル12に圧力センサ3を設けようとする
と、ノズル12の強度が弱くなることになる。
【0006】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、焼けなどの成
形不良が生じにくく、ノズルの強度も十分に高く保った
上で、成形品の不良判別または不良を出さないような成
形条件の制御を、十分に精度がよく行うことができる射
出成形方法およびその装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、射出シリンダー11内に設けられるス
クリュー13を回転させて、射出シリンダー11前方部に樹
脂を送って計量したのち、射出シリンダー11先端部のノ
ズル12から樹脂を金型1内に射出充填する射出成形方法
において、ノズル12内における樹脂の圧力を、樹脂の先
端部がノズル12先端部に達したときに一個所で測定し、
この測定された圧力に基づいて粘度を計算し、この計算
された粘度を基準粘度と比較して、成形品の良否判別ま
たは成形条件の制御を行うことを特徴として構成してい
る。
【0008】このような射出成形方法によれば、樹脂の
先端部がノズル12先端部に達したときに、一つの圧力セ
ンサ3を用いてこの樹脂の圧力を一個所で測定してい
る。このとき、樹脂先端部の圧力は大気圧に等しいと見
なせるので、この大気圧と見なした樹脂の圧力と、一つ
の圧力センサ3によって測定した圧力との差から、理論
式を用いて樹脂の粘度を計算することができる。つま
り、圧力センサ3が一個だけであり、圧力センサ3をノ
ズル12に設ける場合であっても、ノズル12を短くして、
このノズル12の強度を低下させることがないものになっ
ている。また、ノズル12が短く生成されるので、このノ
ズル12内で樹脂を加熱しすぎることによる不良発生が防
止される。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記のノズル12内における樹脂の圧力とし
て、スクリュー13を移動させる油圧シリンダー10内の油
圧を測定することを特徴として構成している。
【0010】このような射出成形方法によれば、圧力セ
ンサ3をノズル12に設ける必要がなく、このノズル12の
強度を低下させることがないものになっている。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ノズル12内の樹脂の温度を圧力とともに測
定し、この温度と圧力とから計算した樹脂の粘度に基づ
いて、成形品の良否判別または成形条件の制御を行うこ
とを特徴として構成している。
【0012】このような射出成形方法によれば、樹脂
の、温度と圧力と流量との関係式から流量を正確に求め
ているので、精度が高い粘度を求めることができる。つ
まり、樹脂の圧力から粘度を計算する際に、流量が必要
であるが、この流量をスクリュー13の移動などから求め
ると、樹脂の圧縮、滞留などの影響によって、実際の樹
脂の流量が求まらない恐れが回避されるのである。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載の発明において、一成形ショット内の
所定時に圧力を測定し、この圧力から粘度を計算するこ
とを特徴として構成している。
【0014】このような射出成形方法によれば、一成形
ショット内の一時点の計算された粘度によって、成形品
の良否判別または成形条件の制御が簡便に行われる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載の発明において、所定時間間隔内の粘
度の平均値を求め、この平均値を計算された粘度とする
ことを特徴として構成している。
【0016】このような射出成形方法によれば、所定時
間間隔内の粘度の平均値と基準粘度との偏差に基づいて
いるので、一時点の異常値にしたがって、誤った判別ま
たは制御を行う可能性が減少している。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の発明において、粘度と基準粘度との
各成形ショットにおける偏差が一定範囲を超える割合を
求め、この割合が基準超過率を超えたときに射出成形を
自動停止させることを特徴として構成している。
【0018】このような射出成形方法によれば、不良品
を一定の範囲を超えて多数製造するような状態になった
ときには、射出成形が自動的に停止する。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の発明において、計算された粘度が基
準粘度より高くずれている場合に、射出成形圧力を増加
させるように制御することを特徴として構成している。
【0020】このような射出成形方法によれば、射出成
形速度を大きく変化させずに、粘度に対応して良品が成
形されるように、成形圧力が制御されている。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の発明において、計算された粘度が基
準粘度より高くずれている場合に、射出速度を増加させ
るように制御することを特徴として構成している。
【0022】このような射出成形方法によれば、粘度に
対応して良品が成形されるように、射出速度が制御され
ている。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の発明において、計算された粘度が基
準粘度より高くずれている場合に、保圧力を増加させる
ように制御することを特徴として構成している。
【0024】このような射出成形方法によれば、粘度に
対応して良品が成形されるように、保圧力が制御されて
いる。
【0025】請求項10記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の発明において、計算された粘度が基
準粘度より高くずれている場合に、保圧時間を増加させ
るように制御することを特徴として構成している。
【0026】このような射出成形方法によれば、粘度に
対応して良品が成形されるように、保圧時間が制御され
ている。
【0027】請求項11記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の発明において、求められた粘度の各
成形ショットにおける粘度の移動平均値を算出し、この
移動平均値の増減量を加味して、射出成形圧力、射出速
度、保圧力または保圧時間を制御することを特徴として
構成している。
【0028】このような射出成形方法によれば、移動平
均値の増減量に基づいて制御するので、粘度の変化の傾
向が正確に予測され、長期間の脈動による粘度変化に対
応した制御を行うことができる。
【0029】請求項12記載の発明は、請求項11記載の発
明において、移動平均値が増加するときに射出シリンダ
ー11の温度を上げるように制御することを特徴として構
成している。
【0030】このような射出成形方法によれば、射出シ
リンダー11の温度を制御して、計算される粘度に適合し
て不良の発生しないような射出成形がなされている。こ
の場合、射出シリンダー11の温度を制御しているので、
樹脂の粘度に直接影響を及ぼすことができて、レスポン
スのよい制御ができる。
【0031】請求項13記載の発明は、請求項11記載の発
明において、移動平均値が増加するときに金型1の温度
を上げるように制御することを特徴として構成してい
る。
【0032】このような射出成形方法によれば、金型1
の温度を制御して、計算される粘度に適合して不良の発
生しないような射出成形がなされている。この場合、熱
劣化しやすい樹脂を射出シリンダー11内で加熱しすぎる
ことがなくなっている。
【0033】請求項14記載の発明は、ノズル12内におけ
る樹脂の圧力を、樹脂の先端部がノズル12先端部に達し
たときに、一個所で測定する圧力センサ3と、この圧力
センサ3の測定した圧力から粘度を計算する演算回路4
と、計算された粘度を基準粘度と比較して、成形品の良
否判別または成形条件の制御を行う判別制御回路5とを
有して成ることを特徴として構成している。
【0034】このような射出成形装置によれば、樹脂の
先端部がノズル12先端部に達したときに一つの圧力セン
サ3を用いて一個所でこの樹脂の圧力が測定される。こ
のとき、樹脂先端部の圧力は大気圧に等しいと見なせる
ので、この大気圧と見なした樹脂の圧力と、一つの圧力
センサ3によって測定した圧力との差から、理論式を用
いて樹脂の粘度を計算することができる。つまり、圧力
センサ3が一個だけノズル12に設けられるのみであるの
で、ノズル12を短くしてもこのノズル12の強度を低下さ
せることがないものになっている。
【0035】請求項15記載の発明は、請求項14記載の発
明において、ノズル12内の樹脂の温度を測定する温度セ
ンサ6を具備し、この温度センサ6によって測定された
温度から樹脂の流量を算出し、この流量と圧力センサ3
の測定した圧力とから粘度を計算するように演算回路4
を構成して成ることを特徴として構成している。
【0036】このような射出成形装置によれば、樹脂
の、温度と圧力と流量との関係式から流量を正確に算出
しているので、精度が高い粘度を求めることができる。
【0037】請求項16記載の発明は、スクリュー13を移
動させる油圧シリンダー10内の油圧を測定する圧力セン
サ3と、この圧力センサ3の測定した油圧をノズル12内
の樹脂の圧力として粘度を計算する演算回路4と、計算
された粘度を基準粘度と比較して、成形品の良否判別ま
たは成形条件の制御を行う判別制御回路5とを有して成
ることを特徴として構成している。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に添付
図を参照して説明する。
【0039】図1ないし図4を参照して、この実施の形
態の一つの射出成形方法および射出成形装置を以下に説
明する。
【0040】図1はこの実施の形態の射出成形装置の全
体構成を概略示す断面図であり、図2は同射出成形装置
のノズル12の周辺部を拡大して示す断面図であり、図3
は同ノズル12に設けられた圧力センサ3を示す一部破断
の正面図である。また、図4は圧力センサ3の検出した
圧力を処理する回路の構成を示すブロック図である。
【0041】図1に示すように、この射出成形装置は、
一般的な射出成形装置と略同様に構成されるものであっ
て、射出シリンダー11内に、成形材料である樹脂を、ノ
ズル12より金型1内に充填するスクリュー13を有してい
る。つまり、スクリュー13は油圧シリンダー10によって
前進して、射出シリンダー11前部に計量工程で蓄えられ
た樹脂を、金型1内に充填するのである。また、樹脂は
ホッパー14より射出シリンダー11内に供給され、射出シ
リンダー11外周に設けられたヒーター15によって、加熱
溶融されて金型1内に充填されるように構成されてい
る。
【0042】図2に示すように、ノズル12には、このノ
ズル12内における樹脂の圧力を、射出工程において、樹
脂の先端部がノズル12先端部に達したときに測定する圧
力センサ3が設けられている。
【0043】図3に示すように、この圧力センサ3は、
管状の本体先端にダイヤフラム3aを備え、このダイヤフ
ラム3aで受けた圧力を、本体内部に、先端をダイヤフラ
ム3aに接続させて設けられたキャピラリー3b内の液体に
よって、歪みゲージに伝えて圧力を検出するように形成
されている。また、このようなキャピラリー3bに代えて
金属製のプッシュロッドを設け、このプッシュロッドに
よって圧力を歪みゲージに伝達するように形成されるも
のであってもよい。
【0044】図4に示すように、圧力センサ3によって
測定された圧力は、演算回路4に取り込まれる。また、
このときのスクリュー13の位置信号も同時に演算回路4
に取り込まれる。圧力センサ3からノズル12先端までの
間を流れる樹脂の流量は、スクリュー13の位置信号によ
って求めることができる。また、ノズル12ないの樹脂流
路の断面形状は円形であるので、以下のよく知られた粘
度の関係式(1)より、このランナー17を流れる樹脂の
粘度を、演算回路4で計算することができる。
【0045】 η=(πR4 ・(P1 −P2 ))/(((3α+1)/α)・Q・2L) ・・・・(1) この式において、ηは粘度、Rはノズル12のの半径、P
1 は圧力センサ3の検出圧力、P2 はノズル12先端部に
おける樹脂の圧力、αは樹脂によって定まる定数、Qは
流量、Lは検出される圧力センサ3からノズル12先端ま
での距離である。なお、この関係式(1)は山口章三郎
著の「プラスチックの成形加工」に示されている。
【0046】また、ここで、ノズル12先端部における樹
脂の圧力P2 は、ちょうど樹脂の先端部がこのノズル12
の先端に達しているので、大気圧に等しいと見なされ
る。
【0047】以上のようにして、演算回路4にて計算さ
れた粘度は判別制御回路5に送られる。一方、この判別
制御回路5における判別器5aには、あらかじめ実験など
によって求められた基準粘度が記憶されている。この基
準粘度は、たとえば、成形不良が製造されないような樹
脂の粘度範囲として、製造実験データなどに基づいて求
められている。そして、計算された粘度がこの基準粘度
から外れている場合には、不良信号が製品の取り出し機
に送られ、取り出し機はこの不良と判定された製品を良
品と区別して取り出すように制御される。または、基準
粘度との偏差を偏差信号として制御回路5bに送り、この
制御回路5bは偏差信号に基づいて、成形条件を制御する
信号をこの射出成形装置の制御部に送るようにしてい
る。つまり、この制御回路5bは、偏差信号に対応した制
御ゲインを算出し、対象となる成形条件パラメータを適
正値にするように制御しているのである。
【0048】以上の圧力の計測から樹脂粘度の算出比
較、不良判別または成形条件パラメータの制御までを、
樹脂が金型1のキャビティ19に完全に充填されるまでの
間に行うようにしている。成形条件パラメータとして
は、射出成形圧力、射出速度、保圧力または保圧時間な
どを例示することができる。
【0049】以上のように構成されるこの射出成形装置
または射出成形方法によれば、樹脂の射出工程の溶融状
態の粘度に基づいて、成形しながら不良品の判別または
成形条件の制御を行うことができるので、不良品の判別
が容易かつ適確に行われるものであり、また、不良発生
に迅速に対応して成形条件を制御し、良品率の高い成形
を行うことができるので、原料となる樹脂の浪費を行う
こともないものになっている。
【0050】その上、圧力センサ3が一個だけでノズル
12に設けているのでる場合であって、ノズル12をそれ程
長くすることなく容易にこのノズル12が設けられてい
る。したがって、ノズル12の強度を低下させることもな
く、また、ノズル12で樹脂が加熱されすぎて発生する焼
け不良等も防止されている。
【0051】図5を参照して、上記のものとは異なる射
出成形装置および射出成形方法を以下に説明する。この
図はこの射出成形装置の全体構成を概略示す断面図であ
る。
【0052】この図5に示すように、この射出成形装置
では、圧力センサ3をスクリュー13を移動させる油圧シ
リンダー10に設けているものである。そして、上記のノ
ズル12内における樹脂の圧力として、油圧シリンダー10
内の油圧を測定するように構成している。つまり、ここ
で測定される油圧は、射出シリンダー11を前進させるた
めの圧力であるので、ノズル12を通過するときの樹脂の
圧力に該当している。
【0053】したがって、この射出成形装置では、圧力
センサ3をノズル12に設ける必要がなく、ノズル12の構
成を簡略なものにすることができるとともに、このノズ
ル12の強度を低下させることがないものになっている。
また、ノズル12を短く形成することができるので、焼け
不良等が発生することを防止することもできる。
【0054】図6を参照して、上記のものとはさらに異
なる射出成形装置および射出成形方法を以下に説明す
る。この図はこの射出成形装置のノズル12の周辺部を拡
大して示す断面図である。
【0055】この図6に示すように、この射出成形装置
では、ノズル12に圧力センサ3とともに温度センサ6を
設けている。これらの温度センサ6と圧力センサ3と
は、ノズル12内の樹脂の流路に互いに向かい合うように
設けられており、ノズル12内の同じ位置における樹脂の
温度と粘度とに基づいて、成形品の良否判別または成形
条件の制御を行うように構成されている。
【0056】つまり、温度センサ6によって測定された
温度から樹脂の流量を計算し、この計算された流量と圧
力センサ3の測定した圧力とから粘度を計算するように
演算回路4を構成しているのである。
【0057】この場合、測定された樹脂の温度から流量
を求めるには、以下のよく知られた樹脂流量の関係式
(2)を用いることができる。なお、この関係式(2)
は、前記の粘度の関係式(1)と同様に、山口章三郎著
の「プラスチックの成形加工」などに示されている。
【0058】Q=Q0 ・em(t-t0) ・Pn ・・・・
(2)この式において、Qは流量、Q0 は温度t0にお
ける流量、m、nは定数、tは樹脂の温度である。
【0059】なお、上記のQ0 、m、nは、あらかじめ
実験などで求められる数値である。以上のようにして、
樹脂の、温度と圧力と流量との関係から流量を正確に算
出しているので、精度が高い粘度を求めることができ
る。つまり、樹脂の圧力から粘度を計算する際に必要な
流量を、スクリュー13の移動から求めると、樹脂の圧
縮、滞留などの影響によって、実際の圧力を測定した位
置における流量との間に誤差があって、正確な粘度が計
算できない恐れを回避できるのである。
【0060】図7または図8を参照して、計算された粘
度に基づく、成形品の良否判別または成形条件の制御の
具体例を以下に説明する。
【0061】図8は、圧力センサ3で測定された圧力
の、一成形ショットにおける変化の一例を示すグラフ図
である。また、図9は測定された圧力に基づいて計算さ
れた粘度の、成形ショット間の変化の一例を示すグラフ
図である。
【0062】図7に示すように、型閉または射出開始の
信号を受けてからの圧力の変化としては、射出工程に該
当する最初の約25秒間の間に、最大120kg/cm
2 のピークを有するカーブを描き、この後の計量工程に
該当する約10秒間、50kg/cm2 程度の圧力を保
つようなカーブを描いている。
【0063】この成形の場合、一つの例としては、型閉
または射出開始の信号を受けてから約13秒間の所定時
間を経過した所定時に、圧力を測定して粘度を計算し、
この粘度と基準粘度との偏差に基づいて、成形品の良否
判別または成形条件の制御を行うようにすることができ
る。
【0064】このような方法によれば、一時点の計算さ
れた粘度によって判別または制御を行うので、圧力の測
定、粘度の計算回数が少なくなり、成形品の良否判別ま
たは成形条件の制御が簡便に行われる。
【0065】また、同じ図8に示すように、一成形ショ
ット内における所定時間間隔内の粘度の平均値を求め、
この平均値と基準粘度との偏差に基づいて、成形品の良
否判別または成形条件の制御を行うことも好ましい方法
の一つである。この図に示す例では、型閉または射出開
始の信号を受けてから9秒間経過した後の、約7秒間の
所定時間間隔の圧力を連続的に測定し、この連続した圧
力に対応する粘度の平均値を求めるようにしている。
【0066】このような方法によれば、所定時間間隔内
の粘度の平均値と基準粘度との偏差に基づいているの
で、一時点の異常値にしたがって、誤った判別または制
御を行う可能性が減少している。
【0067】また、各成形ショットで圧力を測定し、そ
れぞれの圧力から計算される粘度と、基準粘度との偏差
が一定範囲を超える割合が、基準超過率を超えたときに
射出成形を自動停止させることも好ましい制御方法の一
つである。
【0068】このような方法によれば、樹脂の粘度が連
続して一定の基準をはずれて、不良品を多数製造するよ
うな状態になったときには、射出成形が自動的に停止す
るので、不良品を多数続けて製造することが防止され
る。
【0069】以下に、成形パラメータの制御をより具体
的に説明する。その一つの制御としては、計算された粘
度が基準粘度より高くずれている場合に、射出成形圧力
を増加させるように、または、計算された粘度が基準粘
度より低くずれている場合に、射出成形圧力を減少させ
るようにすることである。
【0070】このような制御によれば、射出成形速度を
大きく変化させずに、粘度に対応して良品が成形される
ように、成形圧力が制御されている。たとえば、射出速
度を上げるとヤケ不良が発生しやすい場合には、焼け不
良が発生しない低速の射出速度とするとともに、射出成
形圧力を上げて成形性を改善することができる。
【0071】また、別な制御の例としては、計算された
粘度が基準粘度より高くずれている場合に、射出速度を
増加させるように、または、計算された粘度が基準粘度
より低くずれている場合に、射出速度を減少させるよう
に制御することができる。
【0072】このような制御によれば、粘度に対応して
良品が成形されるように、射出速度が制御されている。
つまり、成形品にエアトラップまたはウェルドラインな
どが目立ちやすい場合には、たとえば、低圧力で射出速
度を上げるようにして対応することができる。
【0073】また、さらに別な制御の例としては、計算
された粘度が基準粘度より高くずれている場合に、保圧
力を増加させるように、または、計算された粘度が基準
粘度より低くずれている場合に、保圧力を減少させるよ
うに制御することができる。
【0074】このような制御によれば、粘度に対応して
良品が成形されるように、保圧力が制御されている。つ
まり、粘度が高くヒケ不良が発生しやすい場合に、保圧
力を増加させてヒケ不良が起こらないようにしている。
このような保圧力の制御は、冷却時間が比較的短い樹脂
の成形の場合に、特に効果的に行われる。
【0075】また、さらに別な制御としては、計算され
た粘度が基準粘度より高くずれている場合に、保圧時間
を増加させるように、または、計算された粘度が基準粘
度より低くずれている場合に、保圧時間を減少させるよ
うに制御することができる。
【0076】このような制御によれば、粘度に対応して
良品が成形されるように、保圧時間が制御されている。
つまり、粘度が高くヒケ不良が発生しやすい場合に、保
圧時間を増加させてヒケ不良が起こらないようにしてい
る。
【0077】また、図8に示すように、通常、樹脂の粘
度は、成形ショット間で異なり、長期脈動するように変
化する。この図において、実線で示される折れ線グラフ
は、各成形ショットにおける粘度をプロットしている。
また、破線は粘度の移動平均値を滑らかに結んだ曲線を
示している。
【0078】このような移動平均値は粘度の増減の傾向
をよく示しているので、この移動平均値の増減量に基づ
いて、射出成形圧力、射出速度、保圧力または保圧時間
などの成形パラメータを制御することによって、長期間
の脈動による樹脂の粘度変化に対応した制御を実現しよ
うとするものである。
【0079】たとえば、この図9における一例を上げれ
ば、移動平均値が68Pa・Sを超えて、その増量が
0.5Pa・Sを超えたときに、樹脂粘度が高すぎる場
合の制御を行うようにする。また、逆に、67Pa・S
を下回り、その減量が0.5Pa・Sを超えたときに、
樹脂粘度が低すぎる場合の制御を行うようにするのであ
る。このような制御を行うことによって、図中の矢印A
またはBで示したように、良品範囲を逸脱させることな
く成形を行うことができる。
【0080】このような方法によれば、移動平均値の増
減量に基づいて制御するので、粘度の変化の傾向が正確
に予測され、長期間の脈動による粘度変化に対応した制
御を行うことができ、前記脈動が原因となる成形不良を
減少させることができる利点がある。
【0081】また、この場合、移動平均値が増加すると
きに、射出シリンダー11の温度を上げるように、また
は、移動平均値が減少するときに、射出シリンダー11の
温度を下げるように制御して、計算される粘度に適合し
て不良の発生しないような射出成形を行うことができ
る。この場合、射出シリンダー11の温度を制御している
ので、樹脂の粘度に直接影響を及ぼすことができて、レ
スポンスのよい制御ができる。
【0082】また、上記射出シリンダー11の温度に代え
て、移動平均値が増加するときに金型1の温度を上げる
ように、または、移動平均値が減少するときに金型1の
温度を下げるように制御してもよい。この場合、熱劣化
しやすい樹脂を射出シリンダー1111内で加熱しすぎるこ
とがなくなく、熱劣化しやすい樹脂を成形する場合に特
に好適である。
【0083】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、圧力測定
を一個所で行うので、圧力センサを一個だけ用いるのみ
でよく、また、ノズルに圧力センサを設ける場合であっ
ても、強度を低下させることなく、このノズルを短く形
成できる。したがって、ノズル強度を低下させることも
なく、また、ノズルで樹脂が加熱されすぎて発生する焼
け不良等も防止される。
【0084】請求項2記載の発明によれば、ノズルに圧
力センサを設けないので、ノズルの構成を簡略なものに
することができる。したがって、ノズルの強度を低下さ
せることがなく、ノズルを短く形成することができるの
で、焼け不良等が発生することを防止できる。
【0085】請求項3記載の発明によれば、温度と圧力
と流量との関係式から、正確な樹脂の流量求め、この正
確な流量値を基に、精度が高い粘度を求めることができ
る。したがって、成形品の判別が間違いなく行われ、ま
た、成形条件を適確に制御して成形不良が発生しないよ
うに制御することができる。
【0086】請求項4記載の発明によれば、一時点の計
算された粘度によって、成形品の良否判別または成形条
件の制御を行うので、多数の粘度を瀕回計算して用いる
必要がなくて、簡便な判別または制御を行うことができ
る。
【0087】請求項5記載の発明によれば、所定時間内
の粘度の平均値と基準粘度との偏差に基づいているの
で、一時点の異常値にしたがって、誤った判別または制
御を行う可能性が減少し、精度の高い判別または制御を
行うことができる。
【0088】請求項6記載の発明によれば、不良品を多
数続けて製造することが防止される。
【0089】請求項7記載の発明によれば、射出成形速
度を大きく変化させずに、粘度に対応して良品が成形さ
れるように、射出条件を制御することができる。たとえ
ば、射出速度を上げるとヤケ不良が発生しやすい場合に
は、焼け不良が発生しない低速の射出速度とするととも
に、射出成形圧力を上げて成形性を改善することができ
る。
【0090】請求項8記載の発明によれば、成形圧力を
大きく変化させずに、粘度に対応して良品が成形される
ように、射出条件を制御することができる。たとえば、
成形品にエアトラップまたはウェルドラインなどが目立
ちやすい場合には、エアトラップまたはウェルドライン
の不良が発生しにくい低圧力の条件とするとともに、射
出速度を上げるようにして対応することができる。
【0091】請求項9記載の発明によれば、粘度に対応
して、保圧力が制御されているので、ヒケ不良が発生し
にくくなっている。冷却時間が比較的短い樹脂の成形の
場合に、このような保圧力の制御が効果的に行われる。
【0092】請求項10記載の発明によれば、粘度に対応
して、保圧時間が制御されているので、ヒケ不良が発生
しにくくなっている。
【0093】請求項11記載の発明によれば、粘度の変化
の傾向が正確に予測され、この変化の傾向に対応して成
形条件が制御されるので、長期間の脈動による粘度変化
によって不良が発生することが防止される。
【0094】請求項12記載の発明によれば、射出シリン
ダーの温度を制御して、計算される粘度に適合して不良
の発生しないような射出成形がなされている。この場
合、特に射出シリンダーの温度を制御しているので、樹
脂の粘度に直接影響を及ぼすことができて、レスポンス
のよい制御ができる。
【0095】請求項13記載の発明によれば、金型の温度
を制御して、計算される粘度に適合して不良の発生しな
いような射出成形がなされている。この場合、射出シリ
ンダー内で加熱しすぎることがないので、熱劣化しやす
い樹脂の成形に特に適している。
【0096】請求項14記載の発明によれば、圧力測定を
一個所で行うので、圧力センサを一個だけ装置に具備さ
せるのみでよく、装置の構成が簡略なものとなる。ま
た、圧力センサをノズルに設ける場合においても、ノズ
ルの強度を低下さずに、このノズルを短く形成すること
ができる。つまり、ノズル強度を低下させる心配もな
く、また、ノズルで樹脂が加熱されすぎて焼け不良等が
発生することも防止される。
【0097】請求項15記載の発明によれば、温度と圧力
と流量との関係式から樹脂の流量を算出し、この正確な
流量に基づいて粘度が計算されるので、精度が高い粘度
を求めることができ、判別または制御の精度が向上して
いる。
【0098】請求項16記載の発明によれば、ノズルに圧
力センサを設けないので、ノズルの構成を簡略なものに
することができる。したがって、ノズルの強度を低下さ
せることがなく、ノズルを短く形成することができるの
で、焼け不良等が発生することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る一つの射出成形装置
の全体構成を概略示す断面図である。
【図2】同上の射出成形装置におけるノズル周辺部を拡
大して示す断面図である。
【図3】同上のノズルに設けられた圧力センサを示す一
部破断の正面図である。
【図4】同上の射出成形装置における検出した圧力を処
理する回路の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る一つの射出成形装置
の全体構成を概略示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る一つの射出成形装置
のノズル周辺部を拡大して示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る一つの射出成形装置
における圧力センサで測定された圧力の、一成形ショッ
トにおける変化の一例を示すグラフ図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る一つの射出成形装置
における圧力センサで測定された圧力に基づいて計算さ
れた粘度の、成形ショット間の変化の一例を示すグラフ
図である。
【図9】従来の射出成形装置の要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 金型 3 圧力センサ 3a ダイヤフラム 3b キャピラリー 4 演算回路 5 判別制御回路 5a 判別器 5b 制御回路 6 温度センサ 10 油圧シリンダー 11 射出シリンダー 12 ノズル 13 スクリュー 14 ホッパー 15 ヒーター

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出シリンダー内に設けられるスクリュ
    ーを回転させて、射出シリンダー前方部に樹脂を送って
    計量したのち、射出シリンダー先端部のノズルから樹脂
    を金型内に射出充填する射出成形方法において、ノズル
    内における樹脂の圧力を、樹脂の先端部がノズル先端部
    に達したときに一個所で測定し、この測定された圧力に
    基づいて粘度を計算し、この計算された粘度を基準粘度
    と比較して、成形品の良否判別または成形条件の制御を
    行うことを特徴とする射出成形方法。
  2. 【請求項2】 上記のノズル内における樹脂の圧力とし
    て、スクリューを移動させる油圧シリンダー内の油圧を
    測定することを特徴とする請求項1記載の射出成形方
    法。
  3. 【請求項3】 ノズル内の樹脂の温度を圧力とともに測
    定し、この温度と圧力とから計算した樹脂の粘度に基づ
    いて、成形品の良否判別または成形条件の制御を行うこ
    とを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の射
    出成形方法。
  4. 【請求項4】 一成形ショット内の所定時に圧力を測定
    し、この圧力から粘度を計算することを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の射出成形方法。
  5. 【請求項5】 所定時間間隔内の粘度の平均値を求め、
    この平均値と基準粘度との偏差に基づいて、成形品の良
    否判別または成形条件の制御を行うことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の射出成形方法。
  6. 【請求項6】 粘度と基準粘度との各成形ショットにお
    ける偏差が一定範囲を超える割合を求め、この割合が基
    準超過率を超えたときに射出成形を自動停止させること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の射出
    成形方法。
  7. 【請求項7】 計算された粘度が基準粘度より高くずれ
    ている場合に、射出成形圧力を増加させるように制御す
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    の射出成形方法。
  8. 【請求項8】 計算された粘度が基準粘度より高くずれ
    ている場合に、射出速度を増加させるように制御するこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の射
    出成形方法。
  9. 【請求項9】 計算された粘度が基準粘度より高くずれ
    ている場合に、保圧力を増加させるように制御すること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の射出
    成形方法。
  10. 【請求項10】 計算された粘度が基準粘度より高くずれ
    ている場合に、保圧時間を増加させるように制御するこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の射
    出成形方法。
  11. 【請求項11】 求められた粘度の各成形ショットにおけ
    る移動平均値を算出し、この移動平均値の増減量を加味
    して、射出成形圧力、射出速度、保圧力または保圧時間
    を制御することを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    かに記載の射出成形方法。
  12. 【請求項12】 移動平均値が増加するときに射出シリン
    ダーの温度を上げるように制御することを特徴とする請
    求項11記載の射出成形方法。
  13. 【請求項13】 移動平均値が増加するときに金型の温度
    を上げるように制御することを特徴とする請求項11記載
    の射出成形方法。
  14. 【請求項14】 ノズル内における樹脂の圧力を、樹脂の
    先端部がノズル先端部に達したときに、一個所で測定す
    る圧力センサと、この圧力センサの測定した圧力から粘
    度を計算する演算回路と、計算された粘度を基準粘度と
    比較して、成形品の良否判別または成形条件の制御を行
    う判別制御回路とを有して成ることを特徴とする射出成
    形装置。
  15. 【請求項15】 ノズル内の樹脂の温度を測定する温度セ
    ンサを具備し、この温度センサによって測定された温度
    から樹脂の流量を算出し、この流量と圧力センサの測定
    した圧力とから粘度を計算するように演算回路を構成し
    て成ることを特徴とする請求項14記載の射出成形装置。
  16. 【請求項16】 スクリューを移動させる油圧シリンダー
    内の油圧を測定する圧力センサと、この圧力センサの測
    定した油圧をノズル内の樹脂の圧力として粘度を計算す
    る演算回路と、計算された粘度を基準粘度と比較して、
    成形品の良否判別または成形条件の制御を行う判別制御
    回路とを有して成ることを特徴とする射出成形装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6914537B2 (en) 2001-05-25 2005-07-05 Toshiba Machine Co., Ltd. Method for monitoring operation data of an injection-molding machine
JP2005238519A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Matsushita Electric Works Ltd 射出装置及び射出成形方法
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JP2014240201A (ja) * 2014-08-29 2014-12-25 東洋機械金属株式会社 射出成形機の自動運転方法
DE102014013956A1 (de) 2013-09-26 2015-03-26 Fanuc Corporation Spritzgussmaschine mit Viskositätsmessung und Verfahren zur Viskositätsmessung mit einer Spritzgussmaschine
DE112020002436T5 (de) 2019-05-21 2022-02-17 Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha Verfahren zum Messen des Fließindex von Harzschmelze

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