JPS637162B2 - - Google Patents

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JPS637162B2
JPS637162B2 JP11311980A JP11311980A JPS637162B2 JP S637162 B2 JPS637162 B2 JP S637162B2 JP 11311980 A JP11311980 A JP 11311980A JP 11311980 A JP11311980 A JP 11311980A JP S637162 B2 JPS637162 B2 JP S637162B2
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JP
Japan
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water
parts
granules
dispersing
waxy substance
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JP11311980A
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English (en)
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JPS5738702A (en
Inventor
Takahiro Hatsutori
Takashi Yamamoto
Fujitoshi Yamane
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Nohyaku Co Ltd
Original Assignee
Nihon Nohyaku Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP11311980A priority Critical patent/JPS5738702A/ja
Publication of JPS5738702A publication Critical patent/JPS5738702A/ja
Publication of JPS637162B2 publication Critical patent/JPS637162B2/ja
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は水面施用用農薬粒剤に関する。更に詳
しくは、本発明は、農薬成分をロウ状物質の乳
化、分散あるいは溶解液に、溶解若しくは分散さ
せ、水溶性若しくは水分散性物質を増量剤として
押し出して造粒してなることを特徴とする水面施
用用農薬粒剤に関する。 本発明は、農薬有効成分の効率的な利用を図る
ことを目的とするものである。過去において、農
薬有効成分を浮遊させ、粒剤に賦形しつつ有効に
利用しようとする試みは数多くなされてきたが、
実用化されているものはない。その理由は種々考
えられるが例えば、ひる石等の担体へ有効成分を
吸着させて粒剤自体を水面に浮遊させる方法(特
公昭48−1181号)では、粒剤のかさ比重が小とな
るため均一散布が困難となるとか、或いはプラス
チツク粒基材に有効成分を担持させる方法(特公
昭45−9560号、同48−1180号)ではコスト高とな
る等の理由が指摘されえよう。一方、固形沈降性
物質に浮遊性物質を被覆する方法(特公昭48−
15613号)では、然程の浮遊期間を得ることがで
きず、またかさ等の問題も残つている。一般の練
り込み粒剤の中に添加剤を加えて浮遊させる試み
(特公昭51−42180号)は、添加量を多くしないと
効果が発現せず、かといつて添加量を多くすると
コスト高となるという難点を有している。 本発明者等は、農薬有効成分を浮遊させること
により、所期の農薬効果を発現させるのに有利な
処方を見い出した。 本発明においては、農薬有効成分をロウ状物質
の乳化、分散あるいは溶解液中に、溶解若しくは
分散させる必要がある。 農薬成分を単にロウ状物質に溶解若しくは分散
させる場合には、当該ロウ状物質を加熱溶融する
必要がある。しかしながら、ロウ状物質を加熱、
溶融することにより、農薬有効成分が分解するこ
とがある。そこで、本発明はロウ状物質を乳化、
分散あるいは溶解液とし、その中に農薬有効成分
を溶解若しくは分散させることによつて、農薬有
効成分を高温度に加温せずに使用し得るようにし
たものである。 本発明において農薬有効成分の分散状態は、固
体であつても液体状態であつてもよい。 有効成分の溶出性を高めるために適当な界面活
性剤(例えばポリオキシエチレンアルキルアリー
ルエーテル)或いは有効な添加剤(例えばポリア
ルキレングリコール)等を混入するのもよい。有
効成分の配合割合は、ロウ状物質の1重量部に対
して有効成分が0.1〜4重量部となる範囲から定
めるのがよい。 しかし、押し出し造粒した後の本発明粒剤中、
有効成分を溶解若しくは分散してなるロウ状物質
混合物の比重が1より小となるように、有効成分
その他添加剤の物性を考慮して、ロウ状物質は、
適切な比重を有するもののうちから選択して使用
すべきである。 ここにロウ状物質としては、例えば固形パラフ
イン、ステアリン酸、ロジン、モクロウ、硬化
油、牛脂、ステアリルアルコール、ポリエチレン
等を示すことができるが、比重が1より小であれ
ばこれに限つたものではなく、単独で若しくは混
合して使用できる。又、2種以上の物質を混合し
てロウ状物質となるものをも包含する。 なお本発明粒剤の効果を持続させるために、該
ロウ状物質は水に難溶性であることがのぞまし
く、又、固形パラフイン、硬化油、ポリエチレン
は融点が40℃以上であることがのぞましい。 ロウ状物質の乳化、分散あるいは溶解液とは、
ロウ状物質を適当な溶媒中に乳化もしくは分散さ
せたものあるいは溶媒に溶解させたものを意味
し、乳化、分散させる場合には適当な界面活性剤
(例えばポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
脂肪酸シヨ糖エステル等の非イオン界面活性剤、
高級アルコールアルキルエーテル、高級アルコー
ルアルキルエステル等)を用いることができる。 ロウ状物質を溶解させる場合には、適当な有機
溶媒を用いることができる。 また、本発明で使用することのできる農薬有効
成分は、水面施用により所期の有害生物防除活性
が得られるものであれば特に限定されず、例え
ば、農薬、園芸、水産業の分野では、育成すべき
有用植物若しくは動物を保護するために有用な活
性物質及び貯水池、排水路等水を貯え若しくは水
を流す施設で発生するボーフラ、雑草(藻を含
む)等の有害生物を防除するために有用な活性物
質を包含する。 例えば次のような活性物質を示すことができ
る。 殺虫剤: ダイアジノン、MEP、MPMC、O・O・O′・
O′−テトラメチル−O・O′−チオ−ジパラフエ
ニレンホスホロチオエート、2−t−ブチルイミ
ノ−3−イソプロピル−5−フエニル−テトラヒ
ドロ−1・3・5−チアジアジン−4−オン、2
−t−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−
(p−トリル)−テトラヒドロ−1・3・5−チア
ジアジン−4−オン、等。 殺菌剤: イソプロチオラン、IBP、プロベナゾール、メ
タンアルソン酸鉄、o−トリフルオロメチル−
m′−イソプロポキシ安息香酸アニリド等。 除草剤: NIP、クロメトキシニル、ベンチオカーブ、ブ
タクロール、オキサジアゾン、等。 (注:一般名称は農薬要覧、社団法人日本植物
防疫協会発行による) なかでも、土壌吸着性の大なる性質を有する有
効成分例えば上記チアジアジン誘導体に本発明を
適用するのは好ましい例である。また農薬成分は
混合して用いてもよい。 本発明で使用することのできる水溶性若しくは
水分散性増量剤の素材としては、例えば尿素、硫
安、苦土粒安、塩化アンモニウム、重炭酸アンモ
ニウム、塩化カリウム等の水溶性肥料、硫酸ナト
リウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、重
炭酸ナトリウム、カリミヨウバン等の無機塩、シ
ユウ酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸
ナトリウム等の有機酸若しくはその塩、庶糖、果
糖、ブドウ糖等の可溶性の糖等を挙げることがで
きる。 本発明において、粒剤は湿式押し出し造粒方法
により製造されることを不可欠とする。 湿式押し出し造粒方法による場合には、農薬成
分を分散してなるロウ状物質を粉砕して、これを
粉末状態の上記増量剤と適量な水を加えて混練し
所望の目開きの金網から押し出して造粒する。こ
の場合、結合剤を加えるのが好ましく、例えばポ
リビニルアルコール、ポリアルキレングリコール
類、リグニンスルホン酸塩、CMC、でんぷんの
り、アラビアゴム、庶糖等の水溶性若しくは水分
散性結合剤とか塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、ポリエチレン、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂
等を結合剤として使用する。結合剤は1種または
2種以上を混用してもよい。尚、熱可塑性樹脂を
結合剤として用いる場合は、造粒工程の適当な過
程で、例えば造粒乾燥時若しくは乾燥後に、その
樹脂の融点以上に加熱する必要がある。 本発明において、農薬成分とロウ状物質の総量
が製品中2〜98%(重量)におさまるように、農
薬成分をロウ状物質の乳化、分散あるいは溶解液
に、溶解若しくは分散させ、水溶性若しくは水分
散性物質を増量剤として押し出し造粒する。 本発明の粒剤は水田等有用植物若しくは動物を
保護すべき水のある場所、その他排水路等不快な
害虫や動物の発生若しくは生息する水のある場所
に適用される。しかるとき、本発明粒剤は一旦水
底に没するが、水溶性乃至水分散性の増量剤が
徐々に溶出し、結局、農薬成分を含むロウ状物質
が水面に浮遊し所期の農薬効果を長期にわたつて
発揮せしめることができる。 次に実施例の若干を示す。「部」は重量部であ
る。 実施例 1 ポリエチレン31%エマルジヨン(中京油脂株式
会社製、商品名ポリロンA)10部に2・4−ジク
ロロフエニル−4−ニトロフエニルエーテルを5
部加え、均一に分散させ、粉末塩化カリウム80.0
部、リグニンスルホン酸カルシウム5部、水5部
を加え、混練し、押し出し造粒したのち乾燥して
粒剤を得る。 実施例 2 ポリエチレン31%エマルジヨン(商品名ポリロ
ンA)10部に2・4−ジクロロフエニル−3′−メ
トキシ−4′−ニトロフエニルエーテル7部及びリ
グニンスルホン酸カルシウム5部を加え、均一に
分散したのち、これに水5部及び硫安84.9部を加
え、混練し、押し出し造粒したのち、乾燥して粒
剤を得る。 実施例 3 135〓パラフイン50%エマルジヨン(中京油脂
株式会社製、商品名セロゾール686)8部に、2
−t−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フ
エニル−テトラヒドロ−1・3・5−チアジアジ
ン−4−オン2部、リグニンスルホン酸ナトリウ
ム5部を均一に分散し、水5部及び硫酸カルシウ
ム(2水塩)89部を加え、混練し、押し出し造粒
した後、乾燥して粒剤を得る。 実施例 4 135〓パラフイン50%エマルジヨン(商品名セ
ロゾール686)10部にO・O−ジエチルO−(2−
イソプロピル−4−メチル−6−ピリミデイニ
ル)ホスホロチオエート3部、ポリビニルアルコ
ール2部及び水5部を加えて均一に分散し、これ
に塩化アンモニウム90部を加えて混練し、押し出
し造粒したのち乾燥し、粒剤を得る。 比較例 (1) 2−t−ブチルイミノ−3−イソプロピル−
5−フエニル−テトラヒドロ−1・3・5−チ
アジアジン−4−オン 2部 リグニンスルホン酸カルシウム 5部 ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
(ポリオキシエチレン10モル付加体) 0.2部 クレー 92.8部 を均一に混合粉砕し、適量の水を加えて湿式押
し出し造粒し乾燥して粒剤とする。 (2) モクロウ 8部 2・4−ジクロロフエニル−3′−メトキシ−
4′−ニトロフエニルエーテル 7部 ポリビニルアルコール 2部 ベントナイト 30部 ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
(10モル) 0.2部 クレー 52.8部 を均一に混合粉砕し、適量の水を加えて湿式押
し出し造粒したのち乾燥して粒剤とする。 (3) ステアリルアルコール 15部 メタンアルソン酸鉄 0.5部 タルク 84.5部 の粉砕物を70〜80℃にて加熱混練し押し出し造
粒し冷却後粒剤とする。 試験例 1 土壌をプラスチツクバツトに入れ、水を入れ撹
拌し、水深約5cmに保つ。1週間後に浮遊物を除
き、供試薬剤を処理し浮遊性を観察する。水深は
適時に水を補充して約5cmを保つようにする。 その結果実施例1〜4の本発明粒剤は、1日
後、10日後、30日後の観察で浮遊しており、比較
例(1)〜(3)の粒剤はいずれの場合も沈降したままで
あつた。 試験例 2 555分の1アールのプラスチツクバツトに土壌
をつめ尿素入り化成20号(9−7−8)を20g施
肥し、水稲苗(金南風。5.5葉期)を6本1株と
して8株を移植し、水深約3cmに湛水した。供試
薬剤を10アール当り4Kgの割合で処理した。供試
害虫ヒメトビウンカ3令幼虫は、3株の水稲に株
当り30頭を薬剤処理後7日目及び21日目にそれぞ
れ接種し、接種5日後に幼虫効果を調べた。
【表】 試験例 3 6000分の1アールポツトに植えた1葉期のタイ
ヌビエに3cm湛水条件下で供試薬剤を10アール当
り4Kgの割合で処理し、2週間後に雑草率(%)
を調査した。
【表】 試験例 4 一般慣行法に従い、土耕ポツト中で生成させた
出穂期の穂に紋枯病菌を接種して3日後に供試薬
剤を10アール当り3Kg施用し、15日後に被害度
(%)を調査した。1区3ポツト。
【表】 を均一に混合粉砕し、適量の水を加えて混練し押
し出し造粒後乾燥して粒剤とした一般押し出し造
粒法による沈降型粒剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 農薬成分をロウ状物質の乳化、分散あるいは
    溶解液に、溶解若しくは分散させ、水溶性若しく
    は水分散性物質を増量剤として押し出し造粒して
    なることを特徴とする水面施用用農薬粒剤。 2 農薬成分をロウ状物質に溶解若しくは分散さ
    せてなる混合物の比重が1より小である特許請求
    の範囲第1項記載の農薬粒剤。 3 結合剤を使用して湿式押し出し造粒してなる
    特許請求の範囲第1項記載の農薬粒剤。
JP11311980A 1980-08-18 1980-08-18 Granule of agricultural chemical for application to water surfaces Granted JPS5738702A (en)

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JP11311980A JPS5738702A (en) 1980-08-18 1980-08-18 Granule of agricultural chemical for application to water surfaces

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JPS5738702A JPS5738702A (en) 1982-03-03
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JPH0449188Y2 (ja) * 1986-11-25 1992-11-19
JPH0454232Y2 (ja) * 1987-04-02 1992-12-18
IL227343A0 (en) 2013-07-04 2013-12-31 Shaked Microbiology A method for the control of harmful algal blooms

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JPS5738702A (en) 1982-03-03

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