JPS6371175A - ヒトリゾチ−ムの微生物学的製造法 - Google Patents

ヒトリゾチ−ムの微生物学的製造法

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JPS6371175A
JPS6371175A JP21676686A JP21676686A JPS6371175A JP S6371175 A JPS6371175 A JP S6371175A JP 21676686 A JP21676686 A JP 21676686A JP 21676686 A JP21676686 A JP 21676686A JP S6371175 A JPS6371175 A JP S6371175A
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human lysozyme
gene
plasmid
yeast
recombinant plasmid
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Hitoaki Akimaru
秋丸 仁朗
Hideyuki Gomi
五味 英行
Hideo Yasukui
安喰 英夫
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/24Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2)
    • C12N9/2402Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2) hydrolysing O- and S- glycosyl compounds (3.2.1)
    • C12N9/2462Lysozyme (3.2.1.17)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide
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    • C07K2319/02Fusion polypeptide containing a localisation/targetting motif containing a signal sequence

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ヒトリゾチームの微生物学的製造法に関する
。更に具体的には、本発明は化学的に合成したヒトリゾ
チーム遺伝子に分泌リーダー配列及びプロセシングシグ
ナル配列を連結することにより大量のヒトリゾチームを
得ることを可能にした遺伝子工学的手法によるヒトリゾ
チームの製造法に関する。
〈従来技術及び問題点〉 ヒトリゾチームはヒトの涙、唾液、鼻粘液、乳、リンパ
腺、白血球等に見出される酵素蛋白質であり、N−アセ
チルグルコサミンと、N−アセチルムラミン酸量のβ−
1,4結合を加水分解するムラミダーゼとしての酵素活
性を有していることが知られている。ヒト乳由来のりゾ
チームは、130個のアミノ酸からなることが知られて
いる。
〔例えば、船津ら「溶酸酵素」55〜58頁 講談社す
イエンティフィク(1977)参照〕ヒトリゾチームは
種々の細菌を溶解する作用を有し、食品等の防腐剤ある
いは医薬品としてリゾチーム単独又は抗生物質との併用
による抗菌剤として利用することができる。又、血液凝
固及び止血作用、抗炎症作用、呼吸器疾患者にだいする
喀痰喀出作用等をも有するのでそれらを対象とした医薬
品としても利用することができる。
ヒトリゾチームはヒトの乳、尿等から単離する事ができ
るが、医療等を目的とする工業的生産の要求を満たすに
は効率が悪く実用的ではない。
通常、分泌タンパクは細胞膜通過の際に必要で、その過
程において切断されるシグナルペプチドと呼ばれるアミ
ノ酸配列を含む前駆体として生産される。異種タンパク
をコードしている遺伝子を酵母のプロモーター及びシグ
ナル部分を含むDNA配列に連結することにより、有用
な量の異種タンパクを成熟した型で生産し得ることが既
に知られている。又、酵母に認識される分泌タンパクの
リーダー及びプロセシングシグナルをコードする遺伝子
配列は酵母中の天然DNA配列から誘導され、酵母によ
り自然に分泌されるこれらのポリペプチドにはα−ファ
クター、aファクター、酸性ホスファターゼ、インベル
ターゼおよびこれらに類するものが含まれる。一方、組
換えDNA技術によるヒトリゾチームの生産に関しては
既に報告されており、宿主として大腸菌を用いた場合に
ついては特開昭61−78383号 及び61−783
87号に開示されている。又、酵母を用いた場合につい
て本発明者らは日本特許出願60−139710を出願
した。しかし従来の組換えDNA技術においては、発現
産物が菌体内に蓄積されるため生体細胞を破砕し煩雑な
精製技術を使用したり、ある種の発現のための人為構造
(例えば、AUG翻訳開始シグナルコドンの発現の結果
生じる本来のN末端アミノ酸に結合したメチオニン)を
除去する必要があり、一方、酵母における分泌過程及び
シグナルペプチドの果たす役割について未だ充分明らか
にされていないため異種タンパクを効率よ(分泌発現さ
せるために任意の異種タンパク遺伝子に対し望ましい酵
母の分泌タンパクシグナルペプチドを予知することが困
難であり、試行錯誤して最適なシグナルペプチドを探索
しなければならない等の問題点が存在した。
〈本発明が解決した点〉 本発明者らは、酵母細胞を用いたヒトリゾチームの分泌
生産を目的として種々検討を重ねた結果、酵母をα−フ
ァクター遺伝子由来の分泌リーダー配列とプロセシング
シグナル配列を連結した合成ヒトリゾチーム遺伝子及び
2μmプラスミド複製起点を保持する組み換えプラスミ
ドで形質転換することにより、高レベルでヒトリゾチー
ムが分泌生産されることを見出し、本発明を完成した。
〈発明の構成〉 本発明は、酵母に認識されうるプロモーター、α−ファ
クター遺伝子由来の分泌リーダー配列及びプロセシング
シグナル配列と連結されたヒトリゾチーム遺伝子を保持
し、かつ宿主細胞内で増殖可能な、ヒトリゾチームを発
現する組み換えプラスミドにより形質転換された微生物
を適当な培地で培養し産生されたヒトリゾチーム蛋白質
を回収することを特徴とするヒトリゾチームの製造法を
提供するものである。
以下に本発明の製造法について具体的に説明する。
1、合成ヒトリゾチーム遺伝子 本発明で用いた上記(特許請求の範囲第2項記載)の遺
伝子は特開昭61−78387記載の方法により取得で
きる。
2、組み換えプラスミドの調製 1、記載の合成ヒトリゾチーム遺伝子を用い、酵母に認
識される分泌タンパクのシグナルペプチドとの融合タン
パクとしてヒトリゾチームを分泌生産させるための好ま
しい組換えプラスミドの具体例はpLY−28である。
pLY−28は以下のものを所定の順序で配列して構築
する。これらの配列の組み込み操作そのものは分子生物
学の分野で公知の常法に従って行うことができる。具体
的方法については後記の実施例及び図面2、図面3を参
照されたい。
1)Hで−に゛  され′る) 15:使用する複製系
は酵母宿主が本来有しているものであることが好ましい
。多数の酵母ベクターがBotostein等、Gen
e(1979)訂17−24により報告されているが、
特に2μmプラスミド複製系を含有するYE、プラスミ
ドは多コピーで安定で有利である。これに加えて染色体
複製起点AR3とCENセントロメアとの組合せを用い
ることができる。
2)−湘′1、斤 ヤー配置(プロモーター):プロモ
ーターは分泌リーダー配列及びプロセシングシグナルに
関連したプロモーターの他に酵母内で高発現の遺伝子の
プロモーター、例えばADH1プロモーター(例えば旧
tzemanら、Nature293 717〜722
(1981)参照)、PGKプロモーター(例えば旧t
zemanら、5cience219620(1983
)参照) 、GAPDHプロモーター(例えばUrde
aら、Proc、Natl 、Acad、Sci。
USA807461〜7465(1983)参[) 、
PH05プロモーター(例えばKramerら、Pro
c、Natl、Acad。
Sci、LISA81367〜370(1984)参照
) 、ENOプロモーター(例えばHo1landら、
J 、Biol、Chem、2561385〜1395
(1981)参照)及びGALIOプロモーター(例え
ばBroachら、Experimental Man
ipulation of Gene Express
ion83〜117(1983)参照)等のプロモータ
ーを使用できる。これらのプロモーターを制御配列、例
えばエンハンサ−、オペレーター等と共に使用すること
によりヒトリゾチーム遺伝子の発現を制御することがで
きる。
構造遺伝子にフレームが合うように連結された、酵母に
認識されるα−ファクター遺伝子由来の分泌タンパクの
リーダー及びプロセシングシグナルをコードする遺伝子
配列を使用できる。
4)−酉 1 (−ミネーター): 2)のプロモーターと同様に分泌リーダー配列及びプロ
セシングシグナルに関連したターミネータ−の他に、酵
母内で高発現の遺伝子のターミネータ−を使用できる。
5)貝逍■複製肌址点ニ プラスミドの調製、増殖は大腸菌を1発現は酵母を用い
て行われるため酵母の複製開始点と大腸菌の複製開始点
の両方含むことが必要である。
3、形質転換 (1)宿主菌 ヒトリゾチー、ム遺伝子を組込んだ組換えプラスミドの
調整、増殖は大腸菌を用いて行われるが、宿主細胞の大
腸菌での一具体例はE、 coli294 (例えばB
ackman、Proc、NaLl、Acad、Sci
、USA 734174〜4178(1976)参照)
である。
ヒトリゾチーム遺伝子を組込んだ組換えプラスミドによ
るヒトリゾチームの発現は酵母を用いて行われるが、宿
主細胞の酵母での一具体例はS、cerevisiae
 NA37−11A(例えばArakiら、J、Mol
 、Biol。
旦191〜200(1985)参照)である。
ヒトリゾチーム遺伝子を組込んだ組換えプラスミドによ
る形質転換は上記の宿主に限定されるものではなく、公
知の種々のS、cerevisiae誘導体(例えばイ
ーストジェネテインクストイックセンター(Yeast
 Genetic 5tock Center)カタロ
グ参照)を使用することができる。これらのS、cer
eviS j a e 誘R体の多くのものはイースト
ジエネテインクストイックセンター(Yeast Ge
netic 5tock Center)及び公認の微
生物機関、例えば藤erican Type Cu1t
ure Co11ectionに寄託されており、そこ
から分譲が可能である。
(2)形質転換 形質転換操作そのものは、分子生物学の分野で公知の常
法に従って行う事ができる(大腸菌の形質転換について
は、例えばCohenらProc、Natl、Acad
、sci、UsA、 69.2110〜2114(19
72)及びManiat、isらMo1ecular 
Cloning、249〜253(19B2)参照)。
酵母の形質転換については、例えば旧Menら、Pro
c、Natl、Acad、Sci、IJSA、 75.
1929(1978)及びIt。
ら、J、Bacteriol、153163〜16B(
1983)参照)。
(3)形質転換体 酵母における形質転換体の一具体例は、S、cerev
isiae NA37−11AをpLY−28で形質転
換させて得た形質転換体であって、本発明では、それを
S、cerevisiae NA37(IA(pLY−
28)と命名し、工業技術院微生物工業技術研究所に徽
工研菌寄第8939号として寄託されている。
4、ヒトリゾチームの生産 この様にして得た形質転換体を、分子生物学および醗酵
学の分野で公知の方法に従って培養すれば、ヒトリゾチ
ームが生産される。
ヒトリゾチームは公知の免疫沈降反応、ラジオイムノア
ッセイ(例えばYuzuri haらChem、Pha
rm、Bull、272802〜2806(1979)
及びYuzurihaらChem、Pharm、Bul
l、26908〜914(197B)参照)、酵素活性
測定法(例えば5idhanら、Agric、Biol
、Chem、451817〜1823(1981)及び
Morsky Anal、Biochem、12877
・〜85(1983)参照)タンパクのドデシル硫酸ナ
トリウム−ポリアクリルアミドゲル電気永動(例えばL
aemmli、Nature、227680〜685(
1970)参照)等を用いて検出、定量することができ
る。
また生産したヒトリゾチームは生化学及び醗酵学の分野
で公知の常法を適宜組合せて回収、精製することができ
る。 具体的事項に関しては、後記の実施例を参照され
たい。
〈発明の効果〉 本発明は、ヒトリゾチームの分泌形態および発現効率の
点で優れ、かつ宿主の培養及び分泌されたヒトリゾチー
ムの分離、精製が容易である。本発明により安価に多量
に純粋なヒトリゾチームの生産が可能になった。
実施例 プラスミドpPLHLY−1(特開昭61−78383
、或いは特開昭61−78387に記載の方法で製造で
きる)25μgを11011Iトリス塩酸(pH7,5
)、10mMMgCj!z 、10mMDTT及び10
0単位の制限酵素TaqIを含む100μβの反応液中
で65℃、2時間インキュベートした後5%ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動を行い658bpの合成HLY遺
伝子を回収した。次に、このTa qI断片に合成オリ
ゴヌクレオチドを連結した。ヒトリゾチーム遺伝子とα
−ファクター遺伝子のための合成オリゴヌクレオチドは
図面1に示した配列を有する。この合成オリゴヌクレオ
チドは旧nd■粘着末端でα−ファクター遺伝子とTa
ql粘着末端でヒトリゾチーム遺伝子と連結するように
合成されている。この合成オリゴヌクレオチドA)、B
)各5μgを75℃、10分間保温後、室温に2時間放
置しアニーリングした。この合成オリゴヌクレオチド1
μgと先の合成ヒトリゾチーム遺伝子を含むTaqI断
片1μgを66mMトリス塩酸(pH7,6) 、10
mMMgCl!z、1mMATP、10mMDTTおよ
びT4DNAIJガーゼを含む30μlの反応液中で、
16℃、16時間連結(Iigation)を行った。
連結したDNA断片をエタノール沈澱後、10mM)リ
ス塩酸(pH7,5) 、50mMNaC1,10mM
MgC1t、1mMDTT、10単位の制限酵素5au
3AIを含む30μβの反応液中で37℃、2時間反応
させた後5%ポリアクリルアミドゲル電気泳動を行い、
合成オリゴヌクレオチドと合成ヒトリゾチーム遺伝子の
連結した旧nd m −5au3AI断片を回収した。
次にプラスミドPi−29を以下のようにして作成した
。先ず、ファージベクターシャロン4 A  (Wil
liamsとBlat、tner J、Viol、29
555〜575(1979))に制限酵素EcoRIで
部分分解した酵母DNAを挿入することによりライブラ
リーを作成した。このライブラリーをすでに報告されて
いるα−ファクター遺伝子の塩基配列(Kurjanc
とHersk。
witz Ce1l 30933−943(19B2)
)をもとに作成した15merの合成オリゴヌクレオチ
ド(5’  −ATCGAAATCCCCTTC−3”
 )を3zP チーyベルしたものをプローブとしてプ
ラークフィルターハイブリダイゼーション(Bento
nとDavis 5cience 196180−18
2(1977))によりスクリーニングし、α−ファク
ター遺伝子を含む1.8kbのEcoRI断片を得、こ
の1.13kbのEcoRI断片をEcoRIで切断し
たpBR322と連結することによってプラスミドPL
−29を作成した。このプラスミドP1−2915μg
を10mM)リス塩酸(pT(7,5)、50mMNa
C1,10mMMgC62、1mMDTT。
50単位の制限酵素BamHI及び旧ndlnを含む5
0μlの反応液中で37℃、2時間反応させた後1%ア
ガロースゲル電気泳動を行い、α−ファクターのプロモ
ーター、リーダー及びプロセシングシグナルを含む約5
 、2 kbpの断片を回収しておいた。この断片1μ
gと上記の旧ndI[[−5au3AI断片1100n
を混合し、66mMトリス塩酸(pH7,5)、10+
MMgC1z 、1mMATP、10dDTTおよびT
4DNAリガーゼを含む30μlの反応液中で、16℃
、16時間反応させた。
次にこの反応液を用いて大腸菌E、 colt 294
株を形質転換し、アンピシリン抵抗性(50μg /m
l)の形質転換体を得た。これらの形質転換体よりプラ
スミドDNAを調整し、制限酵素開裂パターンの分析を
行って図面2に示される様な組み換えプラスミド(以下
このプラスミドをpLY−26と呼ぶ)を含む形質転換
体を選びだした。
プラスミドの 築と  組み え プラスミドpAAR6(An+merer、Metho
ds in Enzymology Vol 1011
92〜201)15℃gをIQmM)リス塩酸(pH7
,5> 、50mMNaCj!、10mMMgC21,
1mMD’r’T、50単位の制限酵素EcoRI及び
Tthllllを含む50μEの反応液中で37℃、2
時間反応させた後1%アガロースゲル電気泳動を行い、
酵母用選赦マーカーTRP1、複製起点ARS 1を含
む約4.2 K b pの断片を回収した。
プラスミドpLY−2615μgを上記と全く同様に処
理して融合遺伝子を含む約3.5 K b pの断片を
回収した。上記のTRPI、AR5Iを含む約4.2K
bpの断片200ngと融合遺伝子を含む約3.5Kb
pの断片200ngを6611IMトリス塩酸(pH7
,5) 、 10mMMgC1z 、1mMATP、1
0鱈DTTおよびT4DNAリガーゼを含む30μlの
反応液中で、16℃、16時間反応して連結させた。次
にこの反応液を用いて大腸菌E、 coli 294株
を形質転換し、アンピシリン(50μg /ml)抵抗
性の形質転換体を得た。これらの形質転換体よりプラス
ミドDNAを調製し、制限酵素開裂パターンの分析を行
って図面2に示される様な組み換えプラスミド(以下こ
のプラスミドをpLY−27と呼ぶ)を含む形質転換体
を選びだした。
さらに、このプラスミドpLY−271μgを10關ト
リス塩酸(pH7,5) 、50mMNaC1,10m
MMgC1t、In+MDTT及びlO単位の制限酵素
EcoRIを含む40μlの反応液中で37℃、2時間
インキュベートした後エタノール沈澱して回収した。
別に、プラスミドpJDB219(Beggs Nat
ure 275104〜109 (1975)参照)2
0℃gを10mMトリス塩酸(p H7,4) 、50
mMNa C1,10mMM g SOs、1mMDT
T、50単位の制限酵素EcoRIを含む50μlの反
応液中で37℃、2時間反応させた後1%アガロースゲ
ル電気泳動を行い、2μmプラスミド複製起点を含む約
2.8Kbpの断片を回収した。上記のpLY−270
,5μg及び2μmプラスミド複製起点を含む断片1.
0μgを66mM)リス塩酸(pH7,5)、10mM
MgC1!、1+nMATP、10mMDTTおよび1
.5単位のT4DNAリガーゼを含む20μlの反応液
中で、15℃、14時間反応させた。次にこの反応液を
用いて大腸菌に一12294株を形質転換し、アンピシ
リン(50μg /ml)抵抗性の形質転換体を得た。
これらの形質転換体よりプラスミドDNAを調整し、制
限酵素開裂パターンの分析を行って図面3に示される様
な組み換えプラスミドpLY−28を含む形質転換体を
選びだした。この形質転換体よりプラスミドDNAを調
整しこれを用いて酵母NA37−11A株(MATcr
 1en2−3.112 his3 trpl pho
5−1)を形質転換した。形質転換体S、cerevi
siae NA37−11A(PLY−28) (微工
研菌寄第8939号)をそのTrρ“表現型により選択
し、そのヒトリゾチーム産生について検定した。
ヒトリゾチーム′ 云 の 酵母菌株NA37−11A  (ρLY−28)の単一
コロニーをSD及びCAA  150m1中 30℃で
増殖し、5.10.24.48.72.96.144時
間の時点で培養物を7000rpmで10分間遠心分離
して収穫した。培養上清は凍結乾燥後、50mMリン酸
ナトリウム緩衝液(pl+6.8)に溶かし、該緩衝液
に対し透析を行ったのちヒトリゾチームの発現を検討し
た。細胞は等容のガラスピーズを含む50mMMリン酸
ナトリウム緩衝液(pH6,8) 、1mMPMSF(
フェニルメチルスルフォニルフルオリド)に懸濁し高速
で2分間ポルテックスミキサーで攪拌後、101000
0rp分間遠心分離した。
得られた上澄液のヒトリゾチームの酵素活性を利cro
coccus 1ysodeikticusの細胞を基
質とした濁度減少法により測定した(例えば5idha
nら、Agric、Biol、chem、451817
〜1B23(1981)及びMorsky Anal、
Biochem、12877〜85(1983)参照)
。即ち、3mlのMicrococcus Iysod
eikticusの菌懸濁液(0,5B/+++IMi
crococcus 1ysodeikticus、 
 50mMリン酸緩衝液(pH6,2)に、0.1n+
1のヒトリゾチーム標品或いはサンプルを加えOD?。
。を測定、37℃で10分間保温後再び○D7゜。を測
定しその濁度の減少値から酵素活性を算出した。その結
果、培養時間48時間の時ヒトリゾチーム活性は培養上
清11あたり約300μg/lに達した。
【図面の簡単な説明】
図面1は合成ヒトリゾチーム遺伝子とα−ファクター遺
伝子を連結するための合成オリゴヌクレオチドの塩基配
列を示したものである。 図面2及び図面3は、発現用組み換えプラスミドp L
Y−28の作成法を示したものである。 図面1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)酵母に認識されうるプロモーター、α−ファクター
    遺伝子由来の分泌リーダー配列及びプロセシングシグナ
    ル配列と連結されたヒトリゾチーム遺伝子を保持し、か
    つ宿主細胞内で増殖可能な、ヒトリゾチームを発現する
    組み換えプラスミドにより形質転換された微生物を適当
    な培地で培養し産生されたヒトリゾチーム蛋白質を回収
    することを特徴とするヒトリゾチームの製造法 2)ヒトリゾチーム遺伝子が下記のヌクレオチド配列で
    表される構造遺伝子を含むヒトリゾチーム遺伝子である
    特許請求の範囲第1項記載のヒトリゾチームの製造法 【遺伝子配列があります】 3)2μmプラスミドの誘導体である組み換えプラスミ
    ドベクターを用いることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のヒトリゾチームの製造法
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0372889A (ja) * 1989-05-22 1991-03-28 Green Cross Corp:The アルブミン遺伝子を含むプラスミド、形質転換体、形質転換体の製造方法、アルブミンの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0372889A (ja) * 1989-05-22 1991-03-28 Green Cross Corp:The アルブミン遺伝子を含むプラスミド、形質転換体、形質転換体の製造方法、アルブミンの製造方法

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