JPS6371166A - 天然ゴム漿液を原料とした酒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、天然ゴム漿液を原料とした新規な酒に関する
。

〔従来技術〕

従来、天然ゴム漿液（ゴムの木の樹液から天然ゴム分だ
けを抜いた後の残液）は、河川にそのまま流したり、薬
品で一次処理して捨てられている。

しかし、天然ゴム漿液には蛋白質、脂肪、糖類等の固形
成分が含まれているため、これらの成分が腐敗し、ゴム
産地国では大きな環境問題が生じている。

〔発明の目的〕

本発明は、このような事情にかんがみ、天然ゴム漿液の
有効利用をはかるべくなされたものであって、天然ゴム
漿液を原料とした酒を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

このため、本発明は、天然ゴム漿液中の固形成分を３〜
３５％含有する水溶液に、酵母を添加し、培養してなる
ことを特徴とする天然ゴム漿液を原料とした酒を要旨と
するものである。

以下、本発明の構成について詳しく説明する。

本発明において用いる天然ゴム漿液中の固形成分を３〜
３５％含有する水溶液は、天然ゴム漿液そのもの、又は
天然ゴム漿液中の固形成分を粉末化した粉体を水に溶解
させたものである。

天然ゴム漿液には、固形成分が３〜５％含有されるから
、５ｉ　？夜自体を用いることができる。

また、天然ゴム漿液中の固形成分の粉末化は、運搬、保
存等に便利なためになされるもので、例えば、該漿液を
１５０〜２５０℃の高温雰囲気のスプレードライ容器内
へ微小満状にて供給し、瞬時に水分を蒸発させて粉末状
とする。これによって得られる粉体を、本発明では、３
〜３５％の水溶液として用いるのである。なお、粉体に
は、粗蛋白質が約５０％、糖類が約３０％、天分が約１
５％、その他として各種脂肪やビタミン類も含有されて
いる。

本発明では、上記水溶液に酵母を添加して培養を行なう
。酵母は、通常使用されているものでよく、例えば、サ
ツカロミセス・セレヴイシエである。また、培養は常法
によって行えばよい。

以下に実施例を示す。

〔実施例〕

下記の培養培地を調製し、培養を行った。この結果を下
記表１に示す。

（１）培養培地。

■　前培養培地 マルトエキストラクト　−・・−・−・・−−−−−−
２０ｇグルコース　　−・・−・−・−−一−−・−−
−−−・・・−−−−一−−−・・−５０ｇペプトン　
・−・−・−・−・・・−・−・−−一一−−−−・−
・・−・　１ｇｕｚｏ　　−−−−−−−・・−・−・
−一−−−−−−−−−−−−−−・・・・−−−−〜
−・−−−−−・・−−一一一・　　１１（ｐＨ５，０
） グルコース　−・−・−・・−一−−−−−−−−−−
−−・−・−一−−−・・・−・　１５０ｇＫｚＨＰＯ
ａ　　・−一−−−−−・−・−・−一一−−−−−−
−−−−・−・−・−−−−・・−・−１ｇＨ２Ｏ−・
−−−−一−・−−一−−−−−・−・・−一−−−−
−−−・・−・−・−・−・・・−１１（ｐＨ５，４） 注）消泡剤としてサラダ油を５０ｍＺ／ＩＮ添加。

（２）方　法。

■　５００　ｍｌ三角フラスコに前培養培地１００ｍ１
を入れ滅菌したものにサツカロミセス・セレヴイシエを
接種し、２５℃下で３日間振盪培養（２００ｒｐｍ）を
行った。

■　５Ｎ三角フラスコに本培養培地２ｉを入れ滅菌した
ものに、上記の振盪培養物を２００ｄ接種し、２５℃下
で３日間静置培養を行った。

■　得られた静置培養物を蒸留した（初留を除きアルコ
ール濃度２５％になるように留分をとる）。

■　活性炭処理は、蒸留したアルコールに約１％活性炭
を添加し濾過することによった。

（３）結　果。

表１ 上記のように、本培養物２１よりアルコール濃度約２６
％３０５ｒｎｌを得た。また、残留糖濃度は１０％であ
った。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、天然ゴム漿液を原
料として、まろやかな風味のある口あたりのよいアルコ
ール飲料を得ることができる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 天然ゴム漿液中の固形成分を３〜３５％含有する水溶液
   に、酵母を添加し、培養してなることを特徴とする天然
   ゴム漿液を原料とした酒。