JPS6369894A - 酵素含有高密度粒状洗剤組成物 - Google Patents

酵素含有高密度粒状洗剤組成物

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JPS6369894A
JPS6369894A JP21518286A JP21518286A JPS6369894A JP S6369894 A JPS6369894 A JP S6369894A JP 21518286 A JP21518286 A JP 21518286A JP 21518286 A JP21518286 A JP 21518286A JP S6369894 A JPS6369894 A JP S6369894A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高密度粒状洗剤に関し、更に詳しくは、酵素の
安定性に優れた高密度粒状洗剤組成物に関する。
〔従来の技術〕
近年、省資源的観点や洗剤の輸送面、主婦の持ち運びや
置き場所などの便宜性から高密度の粉末洗剤への要望が
増加してきている。
高密度粉末洗剤としては、例えば、特開昭4、8−61
511号公報には界面活性剤30%以上を含有し、嵩密
度が0.5g/cm3以上でかつ粒子径が0.5mmか
ら5mmの範囲内にある造粒洗剤組成物が開示されてい
る。また、特開昭53−36508号公報には界面活性
剤30〜70%と各種洗剤ビルダー類を特定量乾式配合
した嵩密度が0.55g/cm”以上の洗剤が開示され
ている。
さらに特開昭58−1.32093号公報には、緊密に
混合された陰イオン界面活性剤及び陰イオン重合体を含
有する粒状洗剤組成物が開示されている。これは、非石
鹸陰イオン界面活性剤に予め特定の水溶性陰イオン重合
体を緊密に混合した物を調製することにより、水溶性の
中性またはアルカリ性塩およびそれらの混合物を加えて
製造された噴霧乾燥粒状混合物に他の洗剤成分を配合し
て得られた高密度(例えば0.67g/cm3)の粒状
洗剤においても、粒状物の溶解を遅延させるように作用
する水と陰イオン界面活性剤との高粘稠rgumJ相の
形成を排除または遅延させ、粒状洗剤の分散・溶解性を
改良したものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この様な高密度の粉末洗剤においては、従来の
低密度の洗剤に比べ酵素粒子と洗剤粒子との接触性が密
であり、長期保存すると洗剤成分のアルカリ性雰囲気下
による酵素活性の減少(失活)が著しく、高密度洗剤へ
の酵素の安定配合が困難であった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、かかる問題を克服せんと鋭意検討を進め
た結果、高密度粒状洗剤生地中のアルカリ性を示す水溶
性無機塩の含有量を特定量以下に限定すると共に、その
水溶性かつアルカリ性の無機塩の粒子を水和を抑制しう
る有機物で処理して洗剤生地に乾式配合することにより
、同時に配合される酵素粒子に接触するアルカリ性雰囲
気が抑制され、酵素の安定性が格段に向上した高密度洗
剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
即ち本発明は、有機界面活性剤及び無機塩類を含有する
高密度粒状洗剤生地において、生地中の有機界面活性剤
の含有量が20〜60重量%、水溶性かつアルカリ性の
無機塩類の含有量が15重量%以下、その他の無機ビル
ダー及び/又は有機2価金属イオン捕捉剤の含有量が2
5〜80重量%である高密度粒状洗剤生地に対し、粉末
状及び/又は造粒状の酵素製剤、及び水和を抑制しうる
有機物を担持した水溶性かつアルカリ性無機塩類の粒子
を5重量%以上乾式混合してなることを特徴とする酵素
含有高密度粒状洗剤組成物を提供するものである。
本発明で高密度とは、嵩密度が0.5g/cm3以上、
好ましくは0.6g/cm’以上をいう。
本発明の高密度粒状洗剤生地に用いられる有機界面活性
剤としては、以下のものが挙げられる。
陰イオン性界面活性剤としては、直鎖または分岐鎖アル
キルベンゼンスルホン酸塩、アルキルまたはアルケニル
エーテル硫酸塩、アルキルまたはアルケニル硫酸塩、オ
レフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和ま
たは不飽和脂肪酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテ
ルカルボン酸塩、α−スルボ脂肪酸塩またはエステル、
アミノ酸型界面活性剤、N−アシルアミノ酸型界面活性
剤、アルキルまたはアルケニル酸性リン酸エステル、ア
ルキルまたはアルケニルリン酸エステルまたはその塩な
ど、両性界面活性剤としては、カルボキシまたはスルホ
ベタイン型界面活性剤など、 非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシアルキレン
アルキルまたはアルケニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、高級脂肪酸アルカノール
アミドまたはそのアルキレンオキザイド付加物、蔗糖脂
肪酸エステル、脂肪酸グリセリン千ノエステル、アルキ
ルアミンオキサイドなど、 カチオン性界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩
などが例示される。
好ましい界面活性剤としては、直鎖または分岐鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエ
ーテル硫酸塩、アルキルまたはアルケニル硫酸塩、オレ
フィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和また
は不飽和脂肪酸塩、カルボキシまたはスルホベタイン型
界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルまたはアル
ケニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、高級脂肪酸アルカノールアミドまたはその塩
が挙げられる。
有機界面活性剤の配合量は20〜60重量%、好ましく
は25〜60重量%の範囲である。含有量が20重量%
未満の場合は十分な洗濯性能が得られず、また60重量
%を越えると製造適性並びに得られる洗剤の粉末物性が
悪くなり好ましくない。
本発明の高密度粒状洗剤生地で含有量を限定する水溶性
かつアルカリ性の無機塩類、及び生地に乾式混合される
粒子に用いられる水溶性かつアルカリ性の無機塩類の例
としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素す1−リウム、セ
スキ炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウム(1号、2号、3
号珪酸ナトリウム等)、トリポリリン酸ナトリウム、ビ
ロリン酸ナトリウム及びオルトリン酸ナトリウム等が挙
げられる。
本発明の洗剤生地中におけるこれらの水溶性かつアルカ
リ性の無機塩類の配合量は15重量%以下であることを
要する。特に炭酸ナトリウムの場合は、アルカリ性が強
いことから10重量%未満に抑えることが望ましく、ま
た洗剤生地の粉末物性面より2重量%以上配合すること
が望ましい。
また、本発明の洗剤生地は、製造適性及び洗濯性能を増
強するために、水溶性ではあるが非アルカリ性である無
機塩類、水不溶性無機塩類などのビルダー物質及びその
他の洗剤常用成分を含有する。
これらの無機塩類としては、例えばアルカリ金属又はア
ンモニウムの塩化物、硫酸塩、硫酸水素塩、亜硫酸塩、
亜硫酸水素塩、A型ゼオライトで代表されるアルミノ珪
酸塩などの無機ビルダーが、その他の成分としては有機
2価金属イオン捕捉剤が挙げられ、それらの含有量は洗
剤生地に対し25〜80重量%である。
本発明に使用される有機2価金属イオン捕捉剤としては
、エタン−1,1−ジホスホン酸塩等のホスホン酸の塩
、2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸等のホス
ホノカルボン酸の塩、アスパラギン酸、グルタミン酸等
のアミノ酸の塩、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン
四酢酸塩等のアミノポリ酢酸塩、ポリアクリル酸、ポリ
アコニット酸等の高分子電解質、蓚酸、クエン酸等の有
機酸の塩、特開昭54−52196号公報に記載のポリ
アセタールカルボン酸重合体またはその塩などが挙げら
れる。
本発明に使用可能な酵素としては、動植物、細菌、菌類
に分布しているもの及びその精製分画物を使用でき、特
に限定されないが、その活性発現がアルカリ性において
も十分保持されるアルカリ性酵素の方が本発明の目的に
好適に使用される。
酵素の反応性から分類すると、ヒドロラーゼ類、リアー
ゼ類、オキシドレダクターゼ類、すガーゼ類、トランス
フェラーゼ類及びイソメラーゼ類が挙げられるが、本発
明には何れも適用できる。特に好ましいのはヒドロラー
ゼ類であり、プロテアーゼ、エステラーゼ、カルボヒド
ラーゼ及びヌクレアーゼが含まれる。
プロテアーゼの具体例は、ペプシン、トリプシン、キモ
トリプシン、コラ−ゲナーゼ、ケラチナーゼ、エラスタ
ーゼ、スブチリシン、BPN1パパイン、ブロメリン、
カルポキシペプチターゼA及びB1アミノベブチターゼ
、アスパーギロベプチターゼA及びBである。
エステラーゼの具体例は、ガストリックリパーゼ、バン
クレアチックリパーゼ、植物リパーゼ類、ホスホリパー
ゼ類、コリンエテスラーゼ類及びホスホターゼ類がある
カルボヒドラーゼとしては、セルラーゼ、マルターゼ、
サッカラーゼ、アミラーゼ、ペクチナーゼ、リゾチーム
、α−2β〜グリコシダーゼ等が挙げられる。
なかでも特に洗剤用に好適に使用される酵素としでは、
セルラーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ等が
挙げられる。
上記酵素は、精製分画物は勿論、粗酵素及びそれらの造
粒物も当然使用できる。
本発明の洗剤組成物中には、かかる酵素が目的に応じた
必要量、即ち精製酵素に換算して0.001〜10重量
%配合されなければならない。
これらの酵素は粗酵素もしくは粗酵素と洗剤組成物中の
他の成分と混合し予め造粒して得られる酵素造粒物とし
て使用するのが洗剤組成物を製造する面からして好まし
い。この場合は精製酵素として0.001〜10重量%
になる様に粗酵素もしくは造粒物が使用される。
更に本発明の組成物には次の様な成分を必要に応じて適
当量配合し得る。
1) 再汚染防止剤 ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースなど。
2)漂白剤、螢光染料等 漂白剤として過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、
硫酸ナトリウム/塩化ナトリウム過酸化水素付加物など
を、又増白剤として市販螢光染料などを、 その他香料、青味付剤、漂白活性化剤、酵素活性化剤な
ども必要に応じて配合することができる。
本発明の高密度粒状洗剤生地の製造方法については特に
限定はないが、例えば前述の特開昭4、8−61511
号公報に示される方法や、また未中和の陰イオン性界面
活性剤にアルカリ剤及び耐酸性の洗剤成分を加え、中和
した後、ゼオライトやトリポリリン酸塩などを加えて粉
砕する方法や、噴霧乾燥による粉末洗剤を造粒すること
によって嵩密度を大きくする方法などによって製造する
ことができる。
高密度粒状洗剤生地の粒径は通常40〜2000μ、特
に125〜2000μの範囲にあることが望ましい。
本発明では、高密度粒状洗剤生地に対し、水溶性かつア
ルカリ性の無機塩類粒子を水和を抑制しうる有機物、例
えばシリコーン等の疎水性有機物;ポリオキシエチレン
系、多価アルコール系、アルキロールアミド系等の非イ
オン界面活性剤;ポリエチレングリコール等の高分子で
処理して洗剤生地に乾式混合することにより、従来の噴
霧乾燥洗剤と同等以上の洗濯性能を達成することができ
、しかも高密度粒状洗剤中での酵素の失活を大幅に抑制
しつつ、任意の量の水溶性かつアルカリ性の無機塩類を
配合することができる。
水和を抑制しろる有機物は単独で用いることもできるが
、水溶性かつアルカリ性の無機塩類に融点が40℃以下
の水和を抑制しうる有機物を担持させ、その表面を融点
が40℃を越える(好ましくは50℃以上の)水和を抑
制しうる有機物で被覆した粒子として、即ち併用して用
いることが望ましい。粒子表面を融点が40℃を越える
(好ましくは50℃以上の)後者の有機物で被覆するこ
とにより、粒子に担持させる前者の有機物として低融点
のものを用いても自由流動性の粒子が得られ、保存中に
おいても無機塩の染み出しが殆どなく、酵素製剤に対し
てアルカリ雰囲気を抑制することができ、更に無機塩が
担持した前者の有機物の染み出しも抑えられるため、粒
子の自由流動性を損ねることがない。この粒子に担持さ
せる融点が40℃以下の有機物としては、非イオン性界
面活性剤が最も好ましく、粒子表面を被覆する融点が4
0℃を越える(好ましくは50℃以上の)有機物として
は、平均分子量が2000以上のポリエチレングリコー
ルが最も好ましい。なぜなら、非イオン性界面活性剤は
、静置状態で少量の水と水和することによりゲル化する
ため、無機塩類の水和・溶出を抑制する効果が高く、ポ
リエチレングリコールは、粒子表面で良好な被膜を形成
させ易いからである。
本発明の、融点が40℃以下の有機物を担持する粒状水
溶性かつアルカリ性無機塩類の表面を、融点が40℃を
越える(好ましくは50℃以上の)有機物で被覆した粒
子の製造方法については特に限定はないが、その好適な
例としては、特願昭60−195667号記載の方法が
挙げられ、実質的に50゛C以下で結晶水を遊離しない
水溶性かつアルカリ性の無機塩類の無水物の粉末と、融
点が40℃以下の有機物とを、その有機物の融点以上の
温度で予め混合した後、融点が40℃を越える(好まし
くは50℃以上の)有機物の水溶液を混合攪拌する方法
などによって製造することができる。この方法によれば
、後者の有機物水溶液中の水分が無機塩類の結晶水とし
て奪われ、粒子表面に後者の有機物の被膜が形成され、
流動性及び保存安定性の良好な粒子が得られるが、さら
に、−次粒子の平均径が5μm以下の微粉末(例えば、
A型ゼオライトで代表されるアルミノケイ酸塩の微粉末
など)を、得られた粒子に対して0.2〜10重量%添
加、混合すると一層流動性を良くすることができる。
この粒子中の前者の有機物の含有量は用いられる水溶性
かつアルカリ性の無機塩類の粒子形状に左右され、平均
粒子径の小さなものや、多孔性の粒子を用いることによ
って、含有量を多くすることができる。前者の有機物と
しては、非イオン性界面活性剤が最も好ましく、ポリオ
キシエチレン系、多価アルコール系、アルキロールアミ
ド系の非イオン性界面活性剤のいずれもが使用できる。
水溶性かつアルカリ性の無機塩類の粉末に対する前者の
有機物の量は、JISK 6221、ゴム用カーボンブ
ラック試験方法の6.1.2.によって求めた吸油量8
0%以下が望ましい。また、後者の有機物としては、ポ
リエチレングリコールが最も好ましく、平均分子量20
00以上のものが使用できる。これらの観点から、この
粒子中の前者の有機物の含量としては1〜20重量%、
好ましくは3〜10重量%、後者の有機物の含量として
は2〜20重景%重量ましくは6〜15重量%であるこ
とが望ましい。尚、上記以下の分子量のポリエチレング
リコールは融点が低いため、保存中に高温にさらされる
と融解することがあるため好ましくない。ポリエチレン
グリコールは40〜95重量%の水溶液として用いるの
が好ましい。また、ポリエチレングリコル の量が水溶性かつアルカリ性の無機塩類が結晶水として
取り得る水の量の0.1倍以上1,1倍以下の範囲内と
なるようにその添加量を決めることが望ましい。もし、
それ以上に水があると、乾燥操作に余分のエネルギーと
時間を必要とするので好ましくない。
前述の水和抑制処理された粒子は、高密度洗剤生地に対
し、通常5重量%以上、好ましくは15重量%以上、よ
り好ましくは15〜35重量%乾式配合される。
前述の水溶性かつアルカリ性の無機塩類のうち、特に、
嵩密度0.4〜1.0g/mlで、平均粒子径が200
〜1000μmである多孔性の炭酸ナトリウムが好まし
い。
〔実 施 例〕
次に実施例をもって本発明を具体的に説明するが、これ
らの実施例は本発明の範囲を限定するものではない。例
中の%は特記しない限り重量基準である。
表1の配合組成の高密度粒状洗剤生地(A)、粒子(B
)及び酵素(C)を製造し、(B)及び(C)を(八)
に乾式混合した高密度粒状洗剤の嵩密度及び酵素の安定
性について比較検討した結果を表2に示した。
(a)有機界面活性剤 LAS :直鎖アルキルベンゼンスルボン酸ソーダ(C
02〜C33) AS :アルキル硫酸ソーダ(C+4〜C+5)AES
 :ポリオキシエチレンアルキル硫酸ソーダ(C34〜
C75,前−1,5) AO3:α−オレフィンスルホン酸ソーダ(C36〜C
l8) ノニオン:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(C3
2〜C131面一10) 粒子(B)に用いたノニオンも同一 のものである。
(b)  水溶性かつアルカリ性の無機塩類*1 : 
JIS K 1201、ソーダ灰に規定されたもので、
嵩密度1.13g/cm3、平均粒径327μのものを
使用。
*2:特開昭59−190216号公報に開示された方
法により調製されたもので、嵩密度 0.56g/cm3、平均粒径550μのものを使用。
表1中(a)は有機界面活性剤であり、(blは本発明
の限定する水溶性かつアルカリ性の無機塩類である。尚
、ポリエチレングリコールは平均分子量約13,000
のものを用いたが、これは分散剤であり、(alの有機
界面活性剤には含まれない。
また、ゼオライトは水不溶性であり、(blには含まれ
ない。また、粒子(B)中のポリエチレングリコール及
び水は、ポリエチレングリコールの60重量%水溶液と
して用いた。
以下、高密度粒状洗剤の製造及び嵩密度、酵素の安定性
の測定法について説明するが、製法は、本実施例で用い
た高密度粒状洗剤を製造する好適な一例を示したもので
、特に限定されるものではない。
■) 洗剤製法 表1中(P)の組成で各々含水分50重量%のスラリー
を調製し、噴霧乾燥することにより、嵩密度が0.3g
/cm”前後の洗剤粉末(P)を得た。
次いで、(P)をハイスピードミキサー(攪拌転勤造粒
機、深江工業株式会社製)に投入し、微粉末ゼオライト
を水で湿らせた組成(ロ)を加えて、解砕造粒し、嵩密
度が0.6g/cm”〜0.8g/cm’の高密度粒状
洗剤を得た。この時、組成(0)中の水は、解砕された
洗剤粉末(P)の造粒バインダーとして作用し、組成(
0)中のゼオライト微粉末は、その造粒バインダーとし
ての水のキャリアーとして、また粗大粒子の生成を抑制
する造粒助剤として作用する。
また、造粒バインダーとしては、組成(P)中のノニオ
ンを液状にして造粒時に洗剤粉末にスプレーしても良い
。このようにして得られた高密度粒状洗剤(P) + 
(Q)に、最後に(R)の微粉末ゼオライト乾式混合し
、流動性、固結防止性の優れた高密度粒状洗剤生地(八
)を得、次いで粒子(B)を乾式混合することにより、
各組成の高密度粒状洗剤を得た。
組成2.5.6及び7の本発明の粒子(B)は、水溶性
かつ結晶性の無機塩粒子(b)の無水物をVブレングー
(P−K twin 5helllaboratory
blender+ 8QT、 Liquid−soli
d model+ PATTER5ON−KELLEY
 Co、、 USA)に入れ、次にノニオンをVブレン
グーの液体添加装置から加え、3分間混合後、予め用意
したポリエチレングリコール(平均分子量約13,00
0)の60重量%水溶液を添加し、5分間混合し、最後
に微粉末ゼオライトを加えて30秒混合することにより
、流動性、固結防止性の優れたものを得、本実施例に用
いた。
一方、本実施例において使用した酵素(C)(乾式混合
により配合)を以下に示す。
(1)  アルカリ性プロテアーゼ: ノボ・インダストリーズ社 ΔIcalase 2.LT (2)  アルカリ性プロテアーゼ: 昭和電工 PI−21 (3)  アルカリ性セルラーゼ; 右下 微工研菌寄第1138号 (4)アミラーゼ; ノボ・インダストリーズ社 ターマミル60T (5)  リパーゼ; ギスト・プロケイデス・nv社 起源R,0ryzae 尚、本実施例では、解砕造粒後、目開き1mmのスクリ
ーンを通過させ、粒径1mm以上の粗粒子を除いた。本
製法によれば、解砕造粒条件(造粒機の種類、造粒温度
、造粒時間及び造粒バインダーの種類等)及び造粒後通
過させるスクリーンの目開きや、粗大粒子のリサイクル
等により、また乾式混合する水溶性かつアルカリ性の塩
粒子(B)の配合量、嵩密度及び粒度の選択により所望
の嵩密度及び粒度の粒状洗剤を得ることができる。
2)洗剤嵩密度(見掛は比重)の測定 JIS L3362の方法によって測定3)酵素の安定
性試験 各組成の洗浄剤を配合後、粉末洗剤用カートン中にて5
0℃の条件下で50日間放置した後、以下の測定法によ
り各酵素の活性を測定し、次式により酵素活性残存率を
算出した。
酵素活性残存率(%)− 各組成の洗浄剤を1%の水道水溶液(硬度2.5°DI
)とし、自動分析機オートアナライザー■(テクニコン
社)を使用して、酵素活性を測定した。測定の詳細は、
下記文献に従った。
文献:八nahyst、96 (2) (1971) 
P159〜163酵素(3) 各組成の洗浄剤を終濃度0.2%の水道水溶液(硬度2
.5°DH)とし、これに水溶性セルロースであるカル
ボキシメチルセルロース(山陽国策パルプ社、サンロー
ズAφIMC;純度96.6%、エーテル化度0.68
.1%粘度10cp)の終濃度0.5%−水溶液及び終
濃度0.1M−グリシン−NaOH緩衝液(pH9)の
組成で40℃、20分間作用させた後、遊離する還元糖
をDNS法で測定した。
尚、DNS法とは3,5−ジニトロサリチル酸がアルカ
リ性において煮沸条件で糖類の還元基と反応して発する
色を比色する方法であり、詳細は下記文献に従った。
文献:生物化学実験法I、還元糖の定量法、福井作蔵著 H−素一班 酵素液(各組成の洗浄剤を適当に希釈して580nmの
吸光度が10〜30%減少するようにする)0.1Tn
1に基質として0.1%可溶性澱粉水溶液0.2mf及
びpl+ 8.0の0.2M−グリシン−NaOH緩衝
液0.2mlを加え、40℃で10分間反応させ、これ
に0.2N−HClをQ、5ml加えて反応を停止させ
た後、ヨウ素液2. Q mlを加え良く攪拌した後5
80nmの吸光度を測定した。対照は、上記と同じ基質
及び緩衝液各Q、2mfに0.2N−1(CIを予め0
.5ml加え、そこに酵素液0.1mZを加えた後、ヨ
ウ素液2.0m7を加え良く攪拌した後580nmの吸
光度を測定した。なお、ヨウ素液としてはKl 45g
とヨウ素酸カリウム3.57gを水1βに溶解してヨウ
素原液とし、使用時にこれを水で300倍に希釈して用
いた。
アミラーゼ活性は、得られた反応液の吸光度(D)及び
対照の吸光度(no)を用いて、下記式により求めた。
酵素(5) オリーブ油9mlを150m1用コツプに分注し、次に
O,1Mリン酸緩衝液(pH7,0)を14−取り50
℃に加温する。マグネチソクスクーラーで反応液を均一
に攪拌(800rpm) シながら各組成の洗浄剤を適
当量水道水に希釈した酵素液を加えて反応を開始し、一
定時間(30分)反応させた後、アセトン、エタノール
(1: 1)混液を20m7加えて反応を止める。この
液にトウィーン80(Tween 80)10%溶液を
1mZ加え、反応で生成した脂肪酸をpH電極を用いた
自動中和滴定装置(Mettler社製DL40RC)
により0.5N水酸化カリウム(アルコール性)溶液で
滴定した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機界面活性剤及び無機塩類を含有する高密度粒状
    洗剤生地において、生地中の有機界面活性剤の含有量が
    20〜60重量%、水溶性かつアルカリ性の無機塩類の
    含有量が15重量%以下、その他の無機ビルダー及び/
    又は有機2価金属イオン捕捉剤の含有量が25〜80重
    量%である高密度粒状洗剤生地に対し、粉末状及び/又
    は造粒状の酵素製剤、及び水和を抑制しうる有機物を担
    持した水溶性かつアルカリ性無機塩類の粒子を5重量%
    以上乾式混合してなることを特徴とする酵素含有高密度
    粒状洗剤組成物。 2 酵素製剤以外の乾式混合される該粒子が、融点が4
    0℃以下の水和を抑制しうる有機物を担持する粒状水溶
    性かつアルカリ性無機塩類の表面を、融点が40℃を越
    える水和を抑制しうる有機物で被覆した粒子である特許
    請求の範囲第1項記載の酵素含有高密度粒状洗剤組成物
    。 3 酵素製剤以外の乾式混合される該粒子が、非イオン
    性界面活性剤を担持する水溶性かつアルカリ性無機塩類
    の表面をポリエチレングリコールで被覆した粒子である
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載の酵素含有高密度
    粒状洗剤組成物。 4 粉末状及び/又は造粒状の酵素製剤がセルラーゼ、
    プロテアーゼ、アミラーゼ及びリパーゼからなる群より
    選ばれた1種又は2種以上の酵素よりなる酵素製剤であ
    る特許請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載の酵
    素含有高密度粒状洗剤組成物。 5 粉末状及び/又は造粒状の酵素製剤がアルカリ性に
    至適条件を有する酵素製剤である特許請求の範囲第4項
    記載の酵素含有高密度粒状洗剤組成物。 6 水溶性かつアルカリ性の無機塩類が、炭酸ナトリウ
    ム、珪酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ピロ
    リン酸ナトリウム及びオルトリン酸ナトリウムからなる
    群より選ばれた1種または2種以上のものである特許請
    求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載の酵素含有高
    密度粒状洗剤組成物。 7 乾式混合される該粒子の配合量が10〜40重量%
    である特許請求の範囲第1〜6項のいずれか1項に記載
    の酵素含有高密度粒状洗剤組成物。
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