JPS6369002A - 回転磁気ヘツド装置 - Google Patents

回転磁気ヘツド装置

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JPS6369002A
JPS6369002A JP61212550A JP21255086A JPS6369002A JP S6369002 A JPS6369002 A JP S6369002A JP 61212550 A JP61212550 A JP 61212550A JP 21255086 A JP21255086 A JP 21255086A JP S6369002 A JPS6369002 A JP S6369002A
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JP
Japan
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signal transmission
magnetic
magnetic heads
rotary transformer
core
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JP61212550A
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Keitaro Yamashita
山下 啓太郎
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A、産業上の利用分野 B1発明の概要 C3従来の技術 り1発明が解決しようとする問題点 E0問題点を解決するための手段 F3作用 G、実施例 G−1,一実施例の概略構成(第1.2図)G−2,動
作説明(第3.4図) G−3,有効コア面積の比較例(第5図)G−4,34
0°巻きVTR(7)例(第6.7図)H,発明の効果 A、産業上の利用分野 本発明は、回転磁気ヘッド装置に関し、特に、回転ドラ
ムに4個の磁気ヘッドを配設し、ロータリートランスを
介して信号伝送を行うとともに、これらの磁気ヘッドを
順次切り換えて作動させるような回転磁気ヘッド装置に
関する。
B0発明の概要 本発明は、磁気記録媒体が270°以上の角度で巻き付
けられる回転ドラムを有し、該ドラムにはアジマス角が
互いに異なる2個1組の磁気ヘッドを2組の計4個の磁
気ヘッドを互いに90”ずつ隣り合わせて配置し、これ
ら磁気ヘッドを順次切り換えて作動させる構成を有する
回転磁気ヘッド装置において、これらの4個の磁気ヘッ
ドのうちのそれぞれ互いに同じアジマス角の磁気ヘッド
に接続される上記信号伝送コイルをロータリートランス
のコア上で隣合わせて配設し、これらの2個ずつ隣接配
置された各信号伝送コイルの組の間にショートリングを
配設して構成することにより、ロータリートランスのコ
ア上の溝数を削減し、該コアの加工精度の要求や組み立
て精度の要求を緩和するとともに、各信号伝送コイル間
の相互干渉を防止しながらロータリートランスの磁気的
結合特性を高めて良好な信号伝送を可能とするものであ
る。
C1従来の技術 −mに、VTR(ビデオテープレコーダ)等に用いられ
る回転磁気ヘッド装置においては、回転する磁気ヘッド
とVTR本体側に固定された回路部との間の電気的接続
(信号伝送)を行うために、所謂ロータリートランス等
が用いられる。
ここで第8図は、上述のロータリートランスを有する回
転磁気ヘッド装置の一例を示している。
この第8図において、VTR等の機器本体のシャーシ等
の取付基台11に取付固定された回転磁気ヘッド装置の
固定ドラム12の中心位置には、軸受13を介して回転
軸14が回転自在に支持されている。この回転軸14に
取付固定された回転ドラム15には、外周面より先端が
やや突出するように磁気ヘッド16が取付けられている
。上記固定ドラム12と回転ドラム15の各対向面には
、ロータリートランス17の固定側コア18と回転側コ
ア19とがそれぞれ設けられ対向配置されている。これ
らのコア18.19の各対向面には、同心円状に穿設形
成された幾つかの溝内に信号伝送コイルLが設けられ、
回転側コア19の各信号伝送コイルしは上記各磁気ヘッ
ド16にそれぞれ接続され、固定側コア18の各信号伝
送コイルしはVTR等の機器本体に固定配置される回路
部に接続されている。ここで、ロータリートランス17
の各信号伝送コイルLの間には、必要に応じて、シール
ド用あるいはクロストーク防止用の所謂ショートリング
SRを設けることがある。
このような回転磁気ヘッド装置において、磁気ヘッドの
個数が増加した場合には、これらの各磁気ヘッドと接続
される信号伝送コイルの個数が増加し、また、各48号
伝送コイルの間に配設されるショートリングの個数も増
加する0例えば、磁気ヘッドの個数が4個となる場合に
は、これらの磁気ヘッドに接続される信号伝送コイルも
4個(固定側コイルを含めると4対)必要となり、・:
れらの各信号伝送コイル間での13号の漏れ込みを防止
するためには、さらに3個のショートリングが必要とな
って、計7個の同心円状溝を各コアに穿設形成すること
が必要となる。
D9発明が解決しようとする問題点 ところで、例えば所謂8鰭ビデオの標準規格においては
、回転2ヘッド方式で、ビデオテープが180°以上の
角度で回転ヘッド・ドラムに巻きイ寸けられており、8
亥ドラムの径は40嘗璽とされているが、さらに小型化
を図る目的で、本件出願人は先に、特願昭54−896
12号明細書等において、回転ドラム上に4個の磁気ヘ
ッドを設け、270°以上の角度に磁気テープを巻付け
ることにより、ドラム径を約2/3の27鶴程度にまで
減少させ得るような磁気記録再生装置を提案している。
この磁気記録再生装置においては、磁気テープに接触し
ている磁気ヘッドが常時少なくとも3個以上あるため、
ロータリートランスの信号伝送コイルについては、各ヘ
ッド間でのクロストーク防止のため上記ショートリング
を設けることが必要とされる。すなわち、ロータリート
ランスには、4個の信号伝送コイル用の溝と、3個のシ
ョートリング用の溝との、計7個の溝を穿設形成するこ
とが必要とされる。
しかしながら、上述のようにドラム径が27fl程度と
小さな磁気記録再生装置に用いられるロータリートラン
スは、上記コアの径も小さく、使用し得るコア面積が極
めて小さいため、上記同心円状溝の形成のための加工精
度に高精度を要し、また、トランスとしての結合特性に
制限が生ずる。
すなわち、ロータリートランスのコアにおける各溝の部
分は、一般にトランスのカップリング特性が悪いため、
溝以外のコア対向部面積を可能な限り広くとることが必
要であるが、コア半径のうちの有効幅をWとし、上記7
つの溝の各溝の幅をdとするとき、コア対向部分の1チ
ヤンネル(1つの磁気ヘッド)当たりの幅は、 (W−7d)/4 となる。従って、加工マージンをとるために溝幅dを広
くすると1チヤンネル当たりのコア対向部の幅が狭くな
り、また、トランスの結合特性を向上するために1チヤ
ンネル当たりのコア対向部の幅を広くとろうとすると、
溝幅dが極端に狭くなって極めて高い加工精度を要し、
コイルやショートリングの配設作業も困難となる。
具体的には、例えばロータリートランスにおける中心軸
や周縁部の余裕等を考慮して、環状コアの上記有効幅W
としては、半径2〜3曹1から12〜13龍までの範囲
の略々10m@程度を実現するのが限度である。この有
効幅W=10i■の環状領域に、上記7本もの溝を穿設
形成することが必要とされ、溝幅dを通常の技術で穿設
形成可能なIn程度に設定すると、1チヤンネル当たり
のコア対向部の幅は、上記式より、0.75 +nと極
めて小さくなってしまう。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり
、小径のロータリートランスに設けられる4つの信号伝
送コイル間の相互干渉等を防止しながらトランスのコア
の溝数を削減でき、回転する磁気ヘッドと固定側回路部
との間の信号伝送特性を改善するとともに、生産性向上
及びコストダウンを図り得るような回転磁気ヘッド装置
の提供を目的とする。
E0問題点を解決するための手段 本発明に係る回転磁気ヘッド装置は、上述の問題点を解
決するために、磁気テープが270°以上の角度で巻き
付けられる回転ドラムに対し、アジマス角が互いに異な
る2個1組の磁気ヘッドを2組用いた計4個の磁気ヘッ
ドを、それぞれ互いに90°ずつ隣り合わせて配置し、
これらの磁気ヘッドと固定側回路部との間の信号伝送を
ロータリートランスの信号伝送コイルを介して行わせる
とともに、上記各磁気ヘッドを順次切り換えて作動させ
る構成を有する回転磁気ヘッド装置において、上記2組
の磁気ヘッドのうちのそれぞれ互いに同じアジマス角の
磁気ヘッドに接続される上記信号伝送コイルを上記ロー
タリートランスのコア上の隣合った溝内にそれぞれ配設
し、これらの2個ずつ隣接配置された各信号伝送コイル
の組の間に穿設形成された溝内にショートリングを配設
して成ることを特徴としている。
F8作用 上記互いに同じアジマス角の磁気ヘッドの間のショート
リングが不要となり、ロータリートランスのコアの溝数
を削減できるため、回転ドラムの径が小さくなってもロ
ータリートランスの溝の穿設形成時の加工精度や組立精
度を緩和でき、また1チヤンネル(1つの磁気ヘッド)
当たりの有効コア面積が大きくなってトランスの磁気的
結合特性も改善される。
G、実施例 G−1,一実施例の概略構成(第1図、第2図)第1図
は本発明の一実施例となる回転磁気ヘッド装置に用いら
れるロータリートランスの概略断面図を、また第2図は
該回転磁気ヘッド装置に用いられる回転ドラムの概略平
面図を、それぞれ示している。なお、回転磁気ヘッド装
置の全体構成は、例えば前述した第8図と同様に構成す
ればよいため、説明を省略する。
先ず、第2図において、回転ドラム15上に互いに90
’ずつ隣合わせて配置された4個の磁気ヘッドH1a、
 H2a、 Hlb、 H2bは、添字の1.2がアジ
マス角の違いを示しており、互いに異なるアジマス角を
有する一対の磁気へラドH1a、 H2aで一つの組を
なし、残りの一対の磁気ヘッドHlb。
H2bが他の一つの組をなしている。磁気テープ(ビデ
オテープ)MTは、回転ドラム15の周囲に角度で2γ
0°以上(270°+α+β)の範囲に渡って巻き付け
られ、矢印F方向に走行駆動される。回転ドラム15は
、このテープ走行方向に沿った矢印R方向に回転駆動さ
れる。
このような4個の磁気ヘッドH1aSH2a、 Hlb
H2bを、ビデオテープレコーダ本体側の固定された回
路部に電気的に接続(信号伝送)するために、本発明実
施例においては、第1図のような構成のロータリートラ
ンス17を用いている。この第1図において、中心軸(
図中の一点鎖線)を回転軸とするロータリートランス1
7は、2枚のIa状の磁気コア18.19を互いに対向
配置して構成されている。これらの各磁気コア18.1
9の各対向面18f、19fは、半径方向の幅がWとな
っており、これら各対向面18f、19f上には、回転
中心軸(一点鎖線)を中心とする同心円状の5本の溝G
1〜G5がそれぞれ穿設形成されている。これらの?i
G1〜G5には、上記2組の磁気ヘッドH1a、’H2
a及びHlb、 H2bのうちのそれぞれ互いに同じア
ジマス角の磁気ヘッドHla、 Hlb(あるいはH2
aSH2b)に接続される信号伝送コイルLla、 L
lb (あるいはL2a、 L2b)を隣合わせて配置
し、これらの2個ずつ隣接配置された各信号伝送コイル
L la、 L lbの組及びL2a、 L2bの組の
間にショートリングSRを配設している。すなわち、第
1図の例においては、ICIから05に向かって順に、
信号伝送コイルL Ia、 L lb、ショートリング
SR,信号伝送コイルL2a、 L2bを配設している
。ここで、上記条件を満足する組み合わせとしては、 第1表 が挙げられる。この第1表において、各信号伝送コイル
Lla−L2b及びショートリングSRの配設形態とし
ては、最上段に示す各?gG1〜G5に対する各コイル
Lla−L2b及びショートリングSRの組み合わせの
みならず、最下段に示す溝G5′−Glに対する組み合
わせとしてもよい。この第1表からも明らかなように、
信号伝送コイルLlaとLlb、及びL2aとL2)1
はそれぞれ任意に交換でき、またコイルL la、 L
 Ibの組とコイルL 2a 、 L 2bの組とにつ
いても互いに任意に交換できる。
G−2,動作説明(第3図、第4図) 次に、このような配置が可能となる理由について説明す
る。第3図は、上記第2図の4個の磁気ヘッドH1a、
 H2a、 Hlb、 H2bによる磁気テープMTに
対する記録再生動作のタイミングを示している。この第
3図において、各磁気へラドH1a、H’2aSH1b
、 H2bが((i気テープMTに対して実際に記録再
生動作を行う期間を、図中の斜線部(ハツチング部)に
て示しており、上記回転ドラム15が270°回転する
毎に各磁気ヘッドがHla、H2a、 Hlb、 H2
bの順で切り換えられて、順次lフィールド(1v)ず
つの映像信号が記録あるいは再生される。図中の斜線部
(ハンチング部)の前後の白抜き部分は、第2図からも
明らかなように、回転ドラム15に対し、磁気テープM
Tを上記所定角270°を越えて余分に巻き付けた部分
、所謂オーバーランプ部を示し、テープMTの入口側オ
ーバーラツプ角をα、テープMTの出口側オーバーラン
プ角をβとしている。また、図中の太い実線部分は、磁
気ヘッドH1a、 H2a、 H1bSH2bが磁気テ
ープMTに対して接触のみしている部分を示している。
すなわち、4個の磁気ヘッドH1a、 H2a、 Hl
b。
H2bは、磁気テープMTに対して、上記回転ドラム1
5の3回転(1080”回転)の間に順次IV(1フイ
ールド)ずつの記録あるいは再生動作を行い、この4V
間で全4ヘツドについての1つの切換サイクルを形成し
ている。この1サイクル(4V、ドラムの3回転)間に
、各磁気ヘッドI(Ia、 H2a、 Hlb、 H2
bはそれぞれ3回ずつの割合で磁気テープと接触し、こ
れら各3回のうちの各1回の接触時に実際の記録あるい
は再生動作が行われる。
ここで第3図を注目すると、互いに同じアジマス角であ
って第2図中で180°対向して配置された磁気ヘッド
H1aとl−11b(あるいは磁気ヘッドH2aとH2
b)の組は、上記オーバーランプ部分を考慮しても、決
して同時に動作することがない。
従って、ロータリートランス上での信号伝送コイルの配
置を考える際に、上記同一アジマス角であって同時に動
作することのない磁気ヘッドの組の内の使用していない
ヘッドに対応する信号伝送コイル(固定側)を短絡する
(ショートする)ような制御を行わせることによって、
上記同一アジマス角ヘッドの組の各信号伝送コイルを隣
接配置しても相互干渉等の悪影響を防止できる。すなわ
ち、上記同一アジマス角の磁気ヘッドの組の各信号伝送
コイルをロータリートランスのコア上で隣接配置し、か
つ該磁気ヘッドの組の各信号伝送コイル(の固定側コイ
ル)をヘッドの動作状態に応じて短絡制御することによ
って、使用していないヘッドの信号伝送コイルをショー
トリングとして用い、従来のような専用のショートリン
グを削減することができる。
ところで、上記使用していないヘッドに対1.チする信
号伝送コイルの短絡(ショート)については、例えば第
4図に示すような回路を用いることで実現できる。すな
わち、この第4図において、回転する磁気・\ラドHは
、ロータリートランス17の回転コア側の信号伝送コイ
ルしに接続されており、ロータリートランス17の固定
コア側の信号伝送コイルしは、例えば一端が接地され、
他端(非接地端)が再生アンプ等のアンプ21に接続さ
れている。この固定側の信号伝送コイルLの非接地端は
、トランジスタ等のスイッチング素子22を介して接地
され、このスイッチング素子22の制御入力端子23に
は、固定側信号伝送コイルLを短絡制御するための制御
信号が供給されるようになっている。そして、使用しな
い磁気ヘッドHに対する固定側の信号伝送コイルしにつ
いては、上記スイッチング素子22をオン制御して短絡
状態におくことにより、ショートリングとしての作用を
持たせ、隣接する他の信号伝送コイルからの信号の漏れ
込み等の悪影響を防止する。
なお、第1図に示すように、同一アジマス角の磁気ヘッ
ドHla、 Hlbに対応する各信号伝送コイルL l
a、 L lbの組と、磁気ヘッドH2a、 H2bに
対応する各信号伝送コイルL2a、 L2bの組との間
には、従来と同様な専用のショートリングSRが必要で
ある。従って、ロータリートランスのコアに穿設形成す
べき13号伝送コイル及びショートリングのための溝は
、計5個となり、従来必要とされた7個の溝に比べて2
個削減できることになる。
G−3,有効コア面積の比較例(第5図)さらに、本発
明実施例のように、同時に動作することのない磁気ヘッ
ドの組の各信号伝送コイルを隣接配置することにより、
ロータリートランスの有効コア面積上で、次のような利
点が生ずる。
ずなわら、第5図へにおいて、ショートリングSt?ま
での間に2個の信号伝送コイル、例えば上記コイルLl
a及びLlbが隨合って配設されている場合に、一方の
コイル、例えばLlbが上記短絡状態に制御されている
ときの他方のコイル、例えば■、18についての有効コ
ア面積は第5図Aの幅Waの範囲となり、また逆に、コ
イルLlaが上記短絡状態に制御されているときの他方
のコイルLlbについての有効コア面積は第5図Aの幅
wbの範囲となるかみ、これらの共通部分Wcが重複し
て用いられることになり、コアの利用効率が高い。これ
に対して、第5図Bに示すような従来のロータリートラ
ンスのコアの場合には、上記と同様にショートリングS
Rまでの間に2個の上記信号伝送コイルLla及びLl
bを配設しようとすると、これらのコイルLlaとLl
bとの間にもショートリングSR,が必要となり、各コ
イルLlaとLlbとについての各有効コア面積は、そ
れぞれ第5図Bの幅W0及びWbIの各範囲となる。す
なわち、ショートリングSR,用の溝幅骨だけ有効面積
が小さいのみならず、各信号伝送コイルLla及びLl
bについての各有効コア部分が互いに分離されて、第5
図Aのような共通利用部分Wcの無い構造となっている
。このため、1チヤンネル当たり(1つの磁気ヘッド当
たり)の有効コア面積は、第5図のAとBとで大幅に異
なってくる。
ここで具体例として、ロータリートランスの環状コアの
半径方向の幅W(第1図参照)を10鶴とし、それぞれ
幅lImの溝を穿設形成するものとするとき、上記ショ
ートリングSRまでの幅whは(10−1λ/2より4
.5msとなる。このショートリングSRまでのIgW
h =4.5 asの間に、2個の信号伝送コイルL 
la、 L lbを配設する場合に、本発明実施例の第
5図Aの構造とすると、上記1チヤンネル当たりの有効
コ、ア面積に対応する幅Wa、Wbはいずれも約2.7
1−となるのに対し、従来例の第5図Bの構造とすると
、上記1チヤンネル当たりの有効コア面積に対応する幅
W0、W、はいずれも約1.75−箇となる。さらに、
信号伝送コイルLla又はLlbの溝幅(1,n)を差
し引(と、第5図へでは約1.7fiであるのに対し、
第5図Bでは約0゜75■lと極端に狭くなってしまう
。これらのことからも、第5図Aの構造と第5図Bの構
造とでは、磁気結合特性が大幅に異なることになり、機
械的な加工精度の余裕度の上からも、本発明実施例の構
造が有利であることが明らかである。
G−4,340°巻きV T Rの例 (第6図、第7図) ところで、所謂8Nビデオテープレコーダの場合には、
磁気テープ上の映像信号トラックの延長線上にオーディ
オPCM信号記録用のトラックを形成可能なフォーマッ
トを採用しており、このPCM用トランクに対して記録
及び/又は再生が可能なビデオテープレコーダも多く供
給されている。
このようなビデオテープレコーダの回転磁気ヘッド装置
においては、第6図に示すように、回転ドラム15に対
する磁気テープMTの巻き付は角度は略々340°とな
り、さらに前記オーバーランプ角゛のα及びβだけ余分
に磁気テープMTが巻き付けられている。
この第6図に示す回転磁気ヘッド装置における各磁気ヘ
ッド[(la、 H2a、 Hlb、 H2bについて
の記録再生動作のタイミングを第7図とともに説明する
。この第7図は、前記第3図と同様に、図中の斜線部(
ハツチング部)にて各磁気へラドH1a〜H2bが磁気
テープMTに対して実際に記録再生動作を行う期間を示
している。すなわち、先ず映像信号についてのみ着目す
ると、上記回転ドラム15の270°回転毎に、各磁気
ヘッドがHla、H2a、 Hlb、[(2bの順で1
フイールド(1v)ずつ記録あるいは再生動作状態とな
る。これらの各ヘッドH1a〜H2bによるそれぞれ上
記270°回転に対応する映像信号の各1フイールド(
1v)ずつの記録あるいは再生に先立ち、それぞれ一定
角度(約70°程度)分のオーディオPCM信号の記録
あるいは再生動作が行われる。なお、第7図中の斜線部
内のVが映像信号部分を、PがオーディオPCM信号部
分をそれぞれ示しており、また、該斜線部の前後の白抜
き部分は所謂オーバーラツプ部を示し、第6図の矢印F
方向に走行されるテープMTのドラム入口側オーバーラ
ンプ角をα、出口側オーバーラツプ角をβとしている。
また、第7図中の太い実線部分は、磁気ヘッドH1a、
H2a、 Hlb、 H2bが磁気テープMTに対して
接触のみしている部分を示している。
このオーディオPCM信号記録及び/又は再生可能なビ
デオテープレコーダの回転磁気ヘッド装置の場合にも、
第7図から明らかなように、同一アジマス角の磁気ヘッ
ド対H1aSH1b (ある、いは磁気ヘッド対H2a
、 H2b)は、上記PCM信号記録再主部分及びオー
バーラツプ部分を考慮しても、決して同時に動作するこ
とがない、従って、前述したように、これらの同一アジ
マス角であって同時に動作することのない磁気ヘッド対
の内の使用していないヘッドに対応する信号伝送コイル
を短絡することによって、相互干渉等の悪影響を防止し
ながら、該ヘッド対の各信号伝送コイルをロータリート
ランスのコア上で隣接配置することができる。すなわち
、上記同一アジマス角の磁気ヘッド対にそれぞれ接続さ
れた各信号伝送コイルをロータリートランスのコア上で
隣接配置し、これらの信号伝送コイル(の固定側コイル
)をヘッドの動作状態に応じて短絡制御することによっ
て、使用していないヘッドの信号伝送コイルをショート
リングとして用い、従来のような専用のショートリング
を削減することができる。
なお、本発明は、上記実施例のみに限定されるものでは
なく、例えば、所謂3 +n V T R以外にも小さ
いドラム径で多くの磁気ヘッドを用いる回転磁気ヘッド
装置に適用することができる。
H、発明の効果 本発明の回転磁気ヘッド装置によれば、互いに同じアジ
マス角となる磁気ヘッドの各信号伝送コイルについては
、動作状態にない磁気ヘッドの信号伝送コイルを短絡さ
せることにより、ショートリングを介在させずに隣合わ
せて配設することができ、ロータリートランスのショー
トリング削減を図ることができる。従って、ロータリー
トランスのコアの加工寸法精度や組立精度等を緩和して
生産性を向上させることができ、またトランスの磁気的
結合特性を改善してロータリートランスの性能を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例となる回転磁気ヘッド装置に
用いられるロータリートランスの概略断面図、第2図は
該−実施例に用いられる回転ドラムの概略平面図、第3
図は第2図中の回転する各磁気ヘッドの動作タイミング
を示すタイムチャート、第4図は上記ロータリートラン
スの信号伝送コイルの短絡回路を示す回路図、第5図は
ロータリートランスの有効コア面積の比較例を示す概略
断面図、第6図は340°巻きタイプのVTRの回転磁
気ヘッド装置の回転ドラムの概略平面図、1は 第7図φ第6図中の各ヘッドの動作タイミングを示すタ
イムチャート、第8図は回転磁気ヘッド装置の概略構成
を示す断面図である。 15・・・回転ドラム 17・・・ロータリートランス 18・・・固定側コア 19・・・回転側コア Hla−H2b・・・磁気ヘッド MT・・・磁気テープ L1a=L2b・・・信号伝送コイル Sol・・・ショートリング 61〜G5・・・溝

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  磁気テープが270°以上の角度で巻き付けられる回
    転ドラムに対し、アジマス角が互いに異なる2個1組の
    磁気ヘッドの2組より成る計4個の磁気ヘッドをそれぞ
    れ互いに90°ずつ隣り合わせて配置し、これらの磁気
    ヘッドをロータリートランスの信号伝送コイルを介して
    固定側回路部に電気的に接続するとともに、上記各磁気
    ヘッドを順次切り換えて作動させる構成を有する回転磁
    気ヘッド装置において、 上記2組の磁気ヘッドのうちのそれぞれ互いに同じアジ
    マス角の磁気ヘッドに接続される上記信号伝送コイルを
    上記ロータリートランスのコア上で隣合わせて配設し、 これらの2個ずつ隣接配置された各信号伝送コイルの紐
    の間にショートリングを配設して成ることを特徴とする
    回転磁気ヘッド装置。
JP61212550A 1986-09-11 1986-09-11 回転磁気ヘツド装置 Pending JPS6369002A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03105703A (ja) * 1989-09-19 1991-05-02 Sanyo Electric Co Ltd ロータリトランスのクロストーク軽減回路
EP1752850A3 (en) * 2005-08-02 2013-04-10 Ricoh Company, Ltd. Automatic guided vehicle

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JPH03105703A (ja) * 1989-09-19 1991-05-02 Sanyo Electric Co Ltd ロータリトランスのクロストーク軽減回路
EP1752850A3 (en) * 2005-08-02 2013-04-10 Ricoh Company, Ltd. Automatic guided vehicle

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