JPH0355129Y2 - - Google Patents

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JPH0355129Y2
JPH0355129Y2 JP1348185U JP1348185U JPH0355129Y2 JP H0355129 Y2 JPH0355129 Y2 JP H0355129Y2 JP 1348185 U JP1348185 U JP 1348185U JP 1348185 U JP1348185 U JP 1348185U JP H0355129 Y2 JPH0355129 Y2 JP H0355129Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、テープレコーダの磁気ヘツドに係
り、特に磁気記録テープの幅方向の中央部を中心
に回転する回転型磁気ヘツドに関する。
「従来技術およびその問題点」 テープレコーダの磁気ヘツドは従来、消去ヘツ
ド、録音ヘツド、および再生ヘツドが一列に並べ
て配置されている。第3図、第4図はその従来例
で、第3図の例では消去ヘツド11、録音ヘツド
12および再生ヘツド13がそれぞれ独立してい
る。14は矢印方向に走行する磁気テープであ
る。このように各ヘツドが独立していると、消去
ヘツド11と録音ヘツド12の磁気ギヤツプの大
きさやコア材質を自由に設定することができ、し
たがつて録音再生特性(周波数特性)を優れたも
のにすることができる。しかし各ヘツドが独立し
ているために、スペースに多くを要し、小型のテ
ープレコーダには不向きである。
第4図は、例えばオートリバース機に採用され
ている回転型磁気ヘツドの従来例を示すもので、
ヘツドケース15は磁気テープ14の幅方向の中
央部の回転軸16を中心に回転可能であり、この
ヘツドケース15に、録音再生兼用ヘツド(以下
録再ヘツドという)17と消去ヘツド18が設け
られている。この録再ヘツド17の磁気コアの位
置と、消去ヘツド18の磁気コアの位置は対応し
ている。
磁気テープ14は、ヘツドケース15の上下の
回転位置に応じ、常に消去ヘツド18から録再ヘ
ツド17側へと走行し、録音時のみ消去ヘツド1
8に電流が流れて消去作業をする。
この種の回転型磁気ヘツドでは設置スペースは
少なくて済むという利点があるが、録音用磁気コ
アと再生用磁気コアは同一であり、またギヤツプ
の大きさも同じである。すなわち録音時と再生時
にギヤツプの大きさやコア材質を異らせることが
不可能または困難である。したがつて録音または
再生特性のどちらかを犠牲にしなければならなか
つた。
「考案の目的」 本考案は、このような従来装置についての問題
意識に基づき、小型でありながら、記録、再生の
両ヘツドに自由度が得られ、録音再生特性を優れ
たものとすることができる磁気ヘツドを得ること
を目的とする。
「考案の概要」 本考案は、オートリバース機に用いられている
回転型磁気ヘツドを応用して、その回転中心軸の
一方の側に録音ヘツドを、他方の側に再生ヘツド
を設けたことを特徴としている。すなわち従来の
オートリバース機の回転型磁気ヘツドは、磁気テ
ープの幅方向の中央部を中心に回転するもので、
上記のように、磁気テープの走行方向に対応させ
て反転され、往復録音および再生させるものであ
るが、磁気ヘツドは、録再ヘツドが用いられる。
このため、この録再磁気コアは、磁気テープの上
半分または下半分が録音再生されるように、回転
中心の一方のみに配置されている。また消去ヘツ
ドコアは録再ヘツドコアに対応したところに配設
されている。これに対し本考案の回転型磁気ヘツ
ドは、回転中心の上下に録音用磁気コアと再生用
磁気コアを配設し、磁気テープの走行方向、およ
び録音、再生の別に対応させてこの回転型磁気ヘ
ツドを反転させ、録音時には録音専用磁気コア
を、再生時には再生専用磁気コアを使用するよう
にしたものである。消去ヘツドの消去コアは、録
音用磁気コアに対応させて設けられ、録音時のみ
作動する。この構成によればスペースに多くを要
することがなく、しかも録音ヘツドと再生ヘツド
は独立しているために、その磁気ギヤツプや材質
を周波数特性が優れたものとなるように個別に設
定できる。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。第
1図、第2図は、4トラツク2チヤンネルのテー
プレコーダに本考案を適用した実施例で、磁気ヘ
ツドホルダ20は、回転軸21を中心に少なくと
も180度回転可能で、その上下を反転できる。こ
の磁気ヘツドホルダ20には、磁気テープ14の
4つのトラツクTに対応する位置に、4つの磁気
ヘツドのコア22,23,24,25が設けられ
ている。回転軸21は磁気テープ14の幅方向の
中央に位置する。
4つの磁気ヘツドコア22〜25のうち、回転
軸21の第1図の下側は録音ヘツドコア(録音ヘ
ツド)22,23であり、上側は再生ヘツドコア
(再生ヘツド)24,25である。この録音ヘツ
ドコア22,23と、再生ヘツドコア24,25
は、それぞれ記録(録音)、再生に適した磁気ギ
ヤツプとし、かつそのコアの材質を決定する。具
体的には、例えば録音ヘツドコア22,23はセ
ンダスト材から構成してその磁気ギヤツプ22
g,23gを4μm程度とし、再生ヘツドコア2
4,25のはパーマロイ材から構成してその磁気
ギヤツプ24g,25gを0.8μm程度とすると、
記録および再生に適した磁気ヘツドコアが得られ
る。さらに巻線数等の他の要素を記録再生用に異
ならせてもよい。
上記構成の本装置は、磁気テープ14に記録す
る場合と再生する場合とで、磁気ヘツドホルダ2
0を反転する。すなわち磁気テープ14の走行方
向を第1図矢印方向とし、その下半分に記録する
場合には、第1図のように磁気ヘツドホルダ20
の録音ヘツドコア22,23を回転軸21の下側
に位置させる。そしてこの状態で記録した信号を
再生するときに、磁気ヘツドホルダ20を回転軸
21を中心に反転し、第2図のように下方に再生
ヘツドコア24、25を位置させる。すると録音
ヘツドコア22,23で記録された信号が、再生
ヘツドコア24,25で再生されることになる。
勿論、第1図の状態において、磁気テープ14
の上側の録音済みトラツクから再生ヘツドコア2
4,25を用いて再生することが可能であり、第
2図の状態において、磁気テープ14の上側の記
録トラツクに録音ヘツドコア22,23で録音す
ることが可能である。第1図、第2図において
は、磁気テープ14の録音トラツクに斜線を付
し、再生トラツクに格子を付している。
消去ヘツドコア(消去ヘツド)18は、録音ヘ
ツドコア22,23のテープ走行方向前方に設け
る。これは図示例のように磁気ヘツドホルダ20
に固定して設けても、磁気ヘツドホルダ20とは
別体として設けることもできる。また本回転型磁
気ヘツドは、オートリバース機に適用することも
可能である。この場合には、消去ヘツドコアを磁
気ヘツドホルダ20とは別体にし、かつ磁気ヘツ
ドホルダ20の入口側と出口側にそれぞれ設けれ
ば、3ヘツドコアのオートリバース機が得られ
る。
さらに本回転型磁気ヘツドの別の使用例として
は、録音ヘツドコア22,23と再生ヘツドコア
24,25をそれぞれメタルテープとノーマルテ
ープ用に設定し、それぞれのテープ特性に合つた
磁気ヘツドを構成することができる。
「考案の効果」 以上のように本考案の回転型磁気ヘツドは、回
転中心に関する反対側に別個に録音ヘツドコアと
再生ヘツドコアを設けたので、スペースを要する
ことなく、録音ヘツドコアと再生ヘツドコアの特
性を任意に設定することができる。すなわち磁気
ギヤツプやコアの材質、巻線数等の記録再生特性
に関係のある要素を全く自由に設定することがで
きるので、記録特性と再生特性をそれぞれ優れた
ものにすることができ、またテープの特性に合わ
せてこれらの要素を設定することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の回転型磁気ヘツドの実施例を
示す要部の正面図、第2図は同異なる作動状態の
正面図、第3図は従来の磁気ヘツドの配置例を示
す平面図、第4図は他の従来例を示す正面図であ
る。 14……磁気テープ、20……磁気ヘツドホル
ダ、21……回転軸、22,23……録音ヘツド
コア、24,25……再生ヘツドコア。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 磁気記録テープの幅方向の中央部の回転軸を
    中心に回転して上下位置を反転可能な回転型磁
    気ヘツドにおいて、上記回転中心の一方の側に
    録音ヘツドを配し他方の側に再生ヘツドを配
    し、該録音ヘツドと再生ヘツドの両コアは互に
    異なる磁性材料からなることを特徴とする回転
    型磁気ヘツド。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、録
    音ヘツドおよび再生ヘツドは、それぞれ磁気記
    録テープの複数のトラツクに対応させて複数設
    けられている回転型磁気ヘツド。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    において、録音ヘツドの磁気ギヤツプは、再生
    ヘツドの磁気ギヤツプより広く設定されている
    回転型磁気ヘツド。
JP1348185U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0355129Y2 (ja)

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JPS61132523U JPS61132523U (ja) 1986-08-19
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