JPS636811A - 磁石 - Google Patents
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- JPS636811A JPS636811A JP15046886A JP15046886A JPS636811A JP S636811 A JPS636811 A JP S636811A JP 15046886 A JP15046886 A JP 15046886A JP 15046886 A JP15046886 A JP 15046886A JP S636811 A JPS636811 A JP S636811A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野〕
本発明は希土類鉄系磁石の表面処理に関するものである
。
。
本発明はＮｄ−Ｆｅ系磁石を始めとする希土類鉄系磁石
の安定した品質を得ることを目的として、磁石表面にプ
ラズマ重合を利用して、有機重合被膜、金属複合有機重
合被膜などの被膜を形成したもので、プラズマ重合を利
用することで、表面にち密でピンホールフリーでかつ硬
質の膜を形成し、耐食性が良好で、長期安定性にすぐれ
た磁気特性を保つことができるという利点を有する。
の安定した品質を得ることを目的として、磁石表面にプ
ラズマ重合を利用して、有機重合被膜、金属複合有機重
合被膜などの被膜を形成したもので、プラズマ重合を利
用することで、表面にち密でピンホールフリーでかつ硬
質の膜を形成し、耐食性が良好で、長期安定性にすぐれ
た磁気特性を保つことができるという利点を有する。
従来高エネルギー積磁石としては、５ｓ−Ｃｏ系磁石が
用いられてきたが、コスト、機械加工性、より高いエネ
ルギー積といった点で有利な希土類鉄系磁石が最近注目
され、なかでも原子百分率として８〜３０％のＲ（但し
ＲはＹを含む希土類元素の少なくとも一種）、２〜２８
％のＢ、および残部Ｆｅおよび不可避不純物からなる組
成が効果的である。
用いられてきたが、コスト、機械加工性、より高いエネ
ルギー積といった点で有利な希土類鉄系磁石が最近注目
され、なかでも原子百分率として８〜３０％のＲ（但し
ＲはＹを含む希土類元素の少なくとも一種）、２〜２８
％のＢ、および残部Ｆｅおよび不可避不純物からなる組
成が効果的である。
ただし、希土類鉄系磁石はＳｍ−Ｃｏ系に比べ、耐食性
という面では劣り、種々の表面処理が検討されている状
況にある。
という面では劣り、種々の表面処理が検討されている状
況にある。
希土類鉄系磁石はＳｍ−Ｃｏ系と同じく焼結法により作
成され、また成分として鉄を含むため、耐薬品性、時に
酸、アルカリに弱く、湿式めっき等の表面処理では、酸
、アルカリ等による前処理あるいはめっき工程中に表面
が侵されたり、たとえめっきが出来ても、内部に侵入し
た薬品の影響により、内部腐食が発生したり、結晶粒間
が浸食されることで磁気特性の劣化が発生する。この磁
気特性の劣化は、時計のステップモータ用ロータ磁石を
例にとると、初期的には未処理に比べ１０％程度低下し
、長期的にみるとさらに劣化が発生するという問題があ
った。また同時に機械的強度についても特性が劣化する
という問題が発生している。
成され、また成分として鉄を含むため、耐薬品性、時に
酸、アルカリに弱く、湿式めっき等の表面処理では、酸
、アルカリ等による前処理あるいはめっき工程中に表面
が侵されたり、たとえめっきが出来ても、内部に侵入し
た薬品の影響により、内部腐食が発生したり、結晶粒間
が浸食されることで磁気特性の劣化が発生する。この磁
気特性の劣化は、時計のステップモータ用ロータ磁石を
例にとると、初期的には未処理に比べ１０％程度低下し
、長期的にみるとさらに劣化が発生するという問題があ
った。また同時に機械的強度についても特性が劣化する
という問題が発生している。
本発明は、上記の欠点を除去し、耐食性、磁気安定性、
機械的強度にすぐれた希土類鉄系磁石を提供することを
目的とする。
機械的強度にすぐれた希土類鉄系磁石を提供することを
目的とする。
上記問題点を解決するため、希土類鉄系磁石表面にプラ
ズマ重合により有機重合被膜、金属複合有機重合被膜な
どの被膜を形成するようにした。
ズマ重合により有機重合被膜、金属複合有機重合被膜な
どの被膜を形成するようにした。
プラズマ重合による被膜形成では、七ツマ−が気相にお
いてポリマー生成中間体を形成し、それが基板上にデポ
ジットして基板上で重合膜を生成するプロセス、基板表
面あるいは基板表面に吸着したモノマーおよび２〜３量
体プラズマにより活性化されて重合するプロセスおよび
一度形成された重合体が再びプラズマによりエツチング
作用をうけて脱離するプロセスが複雑にからみあって、
高密度に網目構造を存する被膜が形成可能で薄い膜でも
ピンホールフリーであり、膜としても耐摩耗性、耐薬品
性にすぐれる性質がある。また気相での被膜形成のため
、微小すきまへのつきまわりにもすぐれる性質を有し、
さらにプラズマ重合時金属を蒸発させることにより金属
複合膜も可能で耐摩耗性等をさらに向上させることが出
来る。これを応用することにより、希土類鉄系磁石の耐
食性、磁気安定性、機械的強度を向上させるものである
。
いてポリマー生成中間体を形成し、それが基板上にデポ
ジットして基板上で重合膜を生成するプロセス、基板表
面あるいは基板表面に吸着したモノマーおよび２〜３量
体プラズマにより活性化されて重合するプロセスおよび
一度形成された重合体が再びプラズマによりエツチング
作用をうけて脱離するプロセスが複雑にからみあって、
高密度に網目構造を存する被膜が形成可能で薄い膜でも
ピンホールフリーであり、膜としても耐摩耗性、耐薬品
性にすぐれる性質がある。また気相での被膜形成のため
、微小すきまへのつきまわりにもすぐれる性質を有し、
さらにプラズマ重合時金属を蒸発させることにより金属
複合膜も可能で耐摩耗性等をさらに向上させることが出
来る。これを応用することにより、希土類鉄系磁石の耐
食性、磁気安定性、機械的強度を向上させるものである
。
以下実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例−１
前記組成範囲のＮｄ−Ｆｅ−Ｂ系の焼結磁石から作成し
た時計用ステップモータのロータを溶剤等による洗浄に
より清浄にした後、第２図に示すような内部電極型プラ
ズマ重合装置により、Ａｒガスおよびアクリル酸メチル
モノマーを導入し、ｌＸｌ０−’Ｔｏｒｒで、１３．５
６ＭＨｚの高周波電源ニテフラスマを発生させ、プラズ
マ重合を行い、ロータ上に０．５ミクロンのポリアクリ
ル酸メチル被膜を形成した。
た時計用ステップモータのロータを溶剤等による洗浄に
より清浄にした後、第２図に示すような内部電極型プラ
ズマ重合装置により、Ａｒガスおよびアクリル酸メチル
モノマーを導入し、ｌＸｌ０−’Ｔｏｒｒで、１３．５
６ＭＨｚの高周波電源ニテフラスマを発生させ、プラズ
マ重合を行い、ロータ上に０．５ミクロンのポリアクリ
ル酸メチル被膜を形成した。
このように形成したロータは第１図に示すように磁石の
結晶粒間の間隙も含め、均一に被膜が形成されており、
４０℃、９５％ＲＨの恒温恒湿試験を１００Ｈｒ行った
折、耐食性は問題なく、また磁気特性についても従来の
ような低下はみられず、長期安定性にもすぐれたもので
あった。
結晶粒間の間隙も含め、均一に被膜が形成されており、
４０℃、９５％ＲＨの恒温恒湿試験を１００Ｈｒ行った
折、耐食性は問題なく、また磁気特性についても従来の
ような低下はみられず、長期安定性にもすぐれたもので
あった。
実施例−２
前記組成範囲のＮｄ−Ｆｅ−Ｂ系の焼結磁石を高周波イ
オンブレーティング装置を使用して、装置内を５ ｘｔ
ｏ−ｓＴｏ ｒ ｒまで排気し、アルゴンを導入してイ
オンボンバードを１０分程行った後、エチレンモノマー
を導入し、抵抗加熱方式によるＡＩの蒸発を行いながら
、１３．５６ＭＨｚの高周波電力１００Ｗを印加し、１
ｘｌｏ−”ｒ ｏ ｒ ｒでプラズマ重合を行い、ポ
リエチレン重合膜中に細かいＡＩが一様に分布したＡＩ
複合ポリエチレン重合膜を０．３ミクロン形成した。
オンブレーティング装置を使用して、装置内を５ ｘｔ
ｏ−ｓＴｏ ｒ ｒまで排気し、アルゴンを導入してイ
オンボンバードを１０分程行った後、エチレンモノマー
を導入し、抵抗加熱方式によるＡＩの蒸発を行いながら
、１３．５６ＭＨｚの高周波電力１００Ｗを印加し、１
ｘｌｏ−”ｒ ｏ ｒ ｒでプラズマ重合を行い、ポ
リエチレン重合膜中に細かいＡＩが一様に分布したＡＩ
複合ポリエチレン重合膜を０．３ミクロン形成した。
この磁石においては、実施例−１と同様耐食性、磁気安
定性にすぐれ、かつＡｆを複合することで被膜強度も高
まり耐摩耗性にすぐれたものであった。
定性にすぐれ、かつＡｆを複合することで被膜強度も高
まり耐摩耗性にすぐれたものであった。
以上述べてきたように本発明によれば、ち密でピンホー
ルフリーの耐食性、耐摩耗性にすぐれたプラズマ重合膜
を希土類鉄性磁石表面に形成することにより、耐食性に
すぐれ、磁気特性の長期安定性が高くかつＪａ械的強度
にすぐれた磁石を提供することができる。
ルフリーの耐食性、耐摩耗性にすぐれたプラズマ重合膜
を希土類鉄性磁石表面に形成することにより、耐食性に
すぐれ、磁気特性の長期安定性が高くかつＪａ械的強度
にすぐれた磁石を提供することができる。
なお形成する重合膜は実施例に限らず、各種モノマー、
金属を使用出来る。特にプラズマ重合においては、あら
ゆる種類の有機化合物をモノマーとして利用できるとい
う利点がある。
金属を使用出来る。特にプラズマ重合においては、あら
ゆる種類の有機化合物をモノマーとして利用できるとい
う利点がある。
第１図は本発明による希土類鉄系磁石の部分断面図、第
２図は実施例−１で使用したプラズマ重合装置の断面図
である。 １・・・希土類鉄系磁石（ロータ） ２・・・プラズマ重合膜 ３・・・真空槽 ４・・・電極５・・・高周波
電源 ６・・・バレル機構７・・・反応ガス導入口
８・・・排気口以上 出願人 セイコー電子工業株式会社 本発明の希土類鉄系磁石の部分断面図 第１図 ｍ２図 区１ ０発 明 者 岸 松 雄 東京都江東
区１−区１
２図は実施例−１で使用したプラズマ重合装置の断面図
である。 １・・・希土類鉄系磁石（ロータ） ２・・・プラズマ重合膜 ３・・・真空槽 ４・・・電極５・・・高周波
電源 ６・・・バレル機構７・・・反応ガス導入口
８・・・排気口以上 出願人 セイコー電子工業株式会社 本発明の希土類鉄系磁石の部分断面図 第１図 ｍ２図 区１ ０発 明 者 岸 松 雄 東京都江東
区１−区１
Claims (2)
- （１）希土類鉄系磁石において、その表面にプラズマ重
合による有機重合被膜、金属複合有機重合被膜などの被
膜を形成したことを特徴とする磁石。 - （２）前記希土類磁石が、原子百分率として８〜３０％
のＲ（但しＲはＹを含む希土類元素の少なくとも一種）
、２〜２８％のＢ、および残部Ｆｅおよび不可避不純物
からなる特許請求の範囲第１項記載の磁石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15046886A JPS636811A (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | 磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15046886A JPS636811A (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | 磁石 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS636811A true JPS636811A (ja) | 1988-01-12 |
Family
ID=15497571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15046886A Pending JPS636811A (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | 磁石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS636811A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02249205A (ja) * | 1989-03-23 | 1990-10-05 | Tdk Corp | 高耐食性磁石 |
| US5154978A (en) * | 1989-03-22 | 1992-10-13 | Tdk Corporation | Highly corrosion-resistant rare-earth-iron magnets |
| CN1312361C (zh) * | 2005-02-21 | 2007-04-25 | 湖北高科交通工程咨询有限公司 | 沥青砼钢桥面及其铺装方法 |
-
1986
- 1986-06-26 JP JP15046886A patent/JPS636811A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5154978A (en) * | 1989-03-22 | 1992-10-13 | Tdk Corporation | Highly corrosion-resistant rare-earth-iron magnets |
| JPH02249205A (ja) * | 1989-03-23 | 1990-10-05 | Tdk Corp | 高耐食性磁石 |
| CN1312361C (zh) * | 2005-02-21 | 2007-04-25 | 湖北高科交通工程咨询有限公司 | 沥青砼钢桥面及其铺装方法 |
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