JPS6366515B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6366515B2
JPS6366515B2 JP17805685A JP17805685A JPS6366515B2 JP S6366515 B2 JPS6366515 B2 JP S6366515B2 JP 17805685 A JP17805685 A JP 17805685A JP 17805685 A JP17805685 A JP 17805685A JP S6366515 B2 JPS6366515 B2 JP S6366515B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sake
rice
flavor
steamed rice
fermentation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17805685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6240280A (ja
Inventor
Mamoru Yamashita
Denbee Kawamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HANANOMAI SHUZO KK
SHIZUOKAKEN
Original Assignee
HANANOMAI SHUZO KK
SHIZUOKAKEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HANANOMAI SHUZO KK, SHIZUOKAKEN filed Critical HANANOMAI SHUZO KK
Priority to JP60178056A priority Critical patent/JPS6240280A/ja
Publication of JPS6240280A publication Critical patent/JPS6240280A/ja
Publication of JPS6366515B2 publication Critical patent/JPS6366515B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alcoholic Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(発明の目的) 〔産業上の利用分野〕 この発明は、新規な清酒の製造法に関する。 〔従来技術〕 清酒は、蒸米と麹により糖化させた後、酵母に
よつてアルコール醗酵させる事により製造され
る。すなわち、糖化とアルコール醗酵が同一タン
クの中で併行して行われる。 そして、この製造原料および製造方法が清酒独
特の香味(熟柿香)を提供している。 〔従来技術の問題点〕 しかしながら、一方ではこの香味が飲酒する際
の大きな抵抗となり、清酒の需要が伸びなやんで
いるという不都合を有した。 (発明の構成) 〔前記問題点を解決するための手段〕 前記問題点を解決するために発明者は鋭意研究
した結果この発明を完成した。 そして、その要旨は、 蒸米を麹および酵素によつて糖化した後、酵母
によつてアルコール醗酵することにより熟成もろ
みを得、その後この熟成もろみの上槽液を限外濾
過し、更に、この濾過したものに炭酸ガスを混入
させる、新規な清酒の製造方法である。 〔発明の作用〕 この発明に係る、新規な清酒の製造方法は上記
のように構成されているため、第3表に示すごと
く、従来の清酒に比し、軽い香りを呈すると共に
長期間にわたつてしぼり立ての香りを維持できる
ものである。 即ち、従来の清酒が有した清酒独持の香味(熟
柿香)が著しく減少して、軽く且つしぼり立ての
新鮮な香りを長期間にわたつて維持できるため、
従来の清酒に比して飲みやすいものとなつた。 〔発明の具体的説明〕 (1) 蒸米は白米を洗浄、浸漬した後、蒸すことに
より用意する。なお、α―澱粉米を湯に浸浸し
て蒸米を得ることもできる。 (2) 蒸米を糖化するとき添加する酵素は、トラン
スグルコシダーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ
である。その添加割合は、総米100Kgに対して、
トランスグルコシダーゼ約15g、アミラーゼ15
g、プロテアーゼ10gである。なお、糖化は、
約55℃で12時間位おこなえばよい。 (3) アルコール醗酵の際に使用する酵母は清酒酵
母を使用する。この酵母を用いて、第1表に示
す仕込配合で醗酵させると、アルコール分に変
わるべき成分が少ないため、アルコール分を低
くおさえられ、味味を軽くすつきりさせること
ができ、また一段仕込であるので酸も多く生成
される。なお、醗酵は15〜20℃で約15日間行
う。 (4) 熟成もろみの上槽液の限外濾過は、上澄液を
分離後直ちに行う。 かかる限外濾過は、しぼり立ての香味を変性
させる、上槽液(清酒)中の残存酵素や高分子
醗酵生成物、火落菌を除去するために行うもの
である。 (5) 炭酸ガスの混入は清酒により一層の清涼感を
与えるために行うものである。 (6) 麹の使用量を最小限とし、各種の酵素剤を用
いれば、ぶどう糖の含有量を低くして、非醗酵
性の糖、例えば、パノース、イソマルトース等
を多く生成せしめることができるため、製品の
甘味をすつきりした甘味とすることができる。 (7) 前記以外の製法に関することは、通常の清酒
の製法と同様である。 〔実施例の説明〕 まず、第1表に示すごとく仕込を行う。 そして、総米100Kg(蒸米98Kgに麹米2Kg)に
酵素40gを混ぜ、55℃で12時間かけて蒸米を糖化
させた。その後、品温を15℃に下げて、酒母5
を添加した。そして、15〜20℃で15日間アルコー
ル醗酵させ、熟成もろみを得た。この熟成もろみ
の上槽液の成分は第2表のとおりである。 その後、上槽液を限外濾過し、その濾液をビン
詰めしたものにガス圧を調整しながら炭酸ガスを
混入しこの発明に係る製品を得た。 この製品を従来の清酒と比較して軽い香りに関
す味覚のパネルテストを行つた。その結果は第3
表のとおりである。なお、パネラーは、男女5名
づつの10名であり、判断結果は、 ・ 最も良い…1点、 ・ 良い …2点、 ・ 普通 …3点、 ・ 悪い …4点、 ・ 最も悪い…5点 として評点によつて示した。その結果は第3表の
とおりである。 この結果によると本発明品は生香が発生せず、
軽い香りに関しては従来品に比し、極めて良好な
結果がでた。特に、ビン内の炭酸ガスの内圧が20
Kg/cm2のときが最良であつた。 又、本発明品の時間的変性を気温約20℃の状態
で、従来の清酒と比較しながら試験したところ、
本発明品は40日間経過してもしぼり立ての香味を
保持できたのに対して、従来の清酒は15日間経過
するとしぼり立ての香味は失われるものである。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 蒸米を麹および酵素剤によつて糖化した後、
    酵母によつてアルコール醗酵することにより熟成
    もろみを得、その後この熟成もろみの上槽液を限
    外濾過し、更に、この濾過したものに炭酸ガスを
    混入させる、新規な清酒の製造方法。
JP60178056A 1985-08-13 1985-08-13 新規な清酒の製造方法 Granted JPS6240280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60178056A JPS6240280A (ja) 1985-08-13 1985-08-13 新規な清酒の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60178056A JPS6240280A (ja) 1985-08-13 1985-08-13 新規な清酒の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6240280A JPS6240280A (ja) 1987-02-21
JPS6366515B2 true JPS6366515B2 (ja) 1988-12-21

Family

ID=16041831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60178056A Granted JPS6240280A (ja) 1985-08-13 1985-08-13 新規な清酒の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6240280A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000189148A (ja) * 1998-12-29 2000-07-11 Ichinokura:Kk 発泡性低アルコ―ル清酒およびその製造方法
JP4044712B2 (ja) * 2000-01-28 2008-02-06 大関株式会社 低アルコール清酒の製造法
JP4162362B2 (ja) * 2000-06-09 2008-10-08 宝ホールディングス株式会社 活性清酒及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6240280A (ja) 1987-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4594940B2 (ja) パラチノースを含有した低アルコールビールまたはビールに似た清涼飲料
JP2012239460A (ja) 低アルコール発酵麦芽飲料の製造方法
CN108220075A (zh) 一种用籼米酿造半甜型果香黄酒的方法
JPH02117377A (ja) 耐久性の良いビールの製造法
JP4628552B2 (ja) 発酵麦芽飲料の製造方法
JPS6239994B2 (ja)
CN101307278B (zh) 纯生米酒的生产工艺
JPS6153008B2 (ja)
JPH0568529A (ja) 低アルコールビールの製造方法
JPS6366515B2 (ja)
CN113528273B (zh) 一种低杂醇高柠檬酸发酵型米酒及其酿造方法
JPS6119479A (ja) 海藻酒の製造法
JPH10165163A (ja) 香味の調整を可能にした発泡酒の製造法
JPS6398376A (ja) 植物又は果実の醗酵により酢を製造する方法
JPS6054033B2 (ja) 食酢の製造方法
JPS586469B2 (ja) 清酒の製造法
JPS61187777A (ja) 栄養液
JPH11127838A (ja) 茶添加ビール様酒の製造方法
JPS6149948B2 (ja)
JPH06303959A (ja) 麦酒類似の新規な発泡酒の製造法
JPS5933352B2 (ja) 醸造酢の製造方法
JP2654632B2 (ja) 清酒の醸造方法
JPS61293379A (ja) 変り麹を使用した変り清酒の製造法
JPS6161797B2 (ja)
JPS6031469B2 (ja) 穀類を原料とする食酢の製造法