JPS6366397A - グラビア印刷紙塗被用組成物 - Google Patents

グラビア印刷紙塗被用組成物

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JPS6366397A
JPS6366397A JP20921086A JP20921086A JPS6366397A JP S6366397 A JPS6366397 A JP S6366397A JP 20921086 A JP20921086 A JP 20921086A JP 20921086 A JP20921086 A JP 20921086A JP S6366397 A JPS6366397 A JP S6366397A
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JP
Japan
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alkali
copolymer latex
latex
composition
paper
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JP20921086A
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Inventor
隆治 安田
中西 益彦
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙塗被用組成物に関し、特に1グラビア印刷法
において良好な網点再現性を有する印刷用紙を得るため
の紙塗被用組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
グラビア印刷方式は、大量印刷が可能であり、印刷物の
階調再現性が良い等の理由から、近年出版印刷業界で広
く使用されてきている。
従来のグラビア印刷方式は、インキを金属ロールの凹版
から直接紙面に転写する方式であるが、印刷時凹版の個
々のセルから被印刷紙へのインキの転写もれの、いわゆ
る網点欠落が起こり、著しく印刷物の美感が損表われ易
い。この網点欠落の防止釦ついては、被印刷紙の妻面平
滑性、クッション性、吸油性等の改良が必要とされ、原
紙、クレー等の顔料の検討、スーパーカレンダーなどの
後処理の改良が行表われ、対処されてきている。
また、結合剤でも種々の工夫が行なわれている。
従来、結合剤としては、一般K、スチレン−ブタジェン
系共重合体ラテックスを中心とした合成ゴム系水性分散
体とカゼイン、澱粉等の水溶性天然高分子物質が併月さ
れている。また保水剤としては、カルボキシメチルセル
ロース、メチルセルロース、アルギン酸ソーダ等が従来
から知られている。
グラビア印刷紙塗被用組成物について述べると、まず第
一に品質上グラビア印刷性の改着、すなわち、網点欠落
の減少が要求される。次に操業性の観点から、省エネル
ギー化のために塗被用組成物の高濃度化が要求される。
それは、塗工におけるエネルギー消費の最大のものが、
塗工後の塗工層の乾燥によるものだからである。また、
塗工における生産性向上のためKは、組成物の流動性が
良いこと、すなわち、粘度が高すぎないことが要求され
る。特に高濃度においては、流動性が低下する必然性か
ら、流動性の良いことは重要なことである。さらに、組
成物の保水性も重要である。保水性が低いと塗工時に組
成物中の水分の原紙への急激な浸透による濃度変化によ
りストリーク等の操朶ならびに品質上のトラブルが生じ
る。そしてこれらの諸要求がすべてバランス良く兼ね備
わることが必要であるが、これらの性質はそれぞれ互い
に相反する要求である場合が多く、そこシて困難な問題
がある。
これらの要求特性の点からみると、カゼイン、澱粉等の
水溶性天然高分子物質やカルボキシメチルセルロース等
の保水剤は、組成物に対し高い保水性を付与する一方で
、組成物の流動性の点で問題がある。
グラビア印刷性の改善には、結合剤は硬いものよや柔ら
かなものが優れていることは周知であり(Tappi 
Journal Vol、 47 Na/ 、Pit 
〜II (/9r4り ) 、例えばスチレン−ブタジ
ェン系共重合体ラテックスのブタジェン含有量を増加す
ることが提案されている。
また、例えば、特公昭6o−2−弘r9!号、あるいは
特開昭!A−7007/号公報などに網点再現性の良好
な結合剤についての開示がされている。
〔発明が解決しようとする間履点〕
しかしながら、これらのラテックスを使用した場合、わ
ずかに網点再現性は向上するものの、白紙光沢ならびに
印刷光沢が低下するという問題がある。
本発明者らは、このような現状Kかんがみ、グラビア印
刷時の網点欠落を改良すべく鋭意検討を行なった結果、
特定の共重合体ラテックスの釦合わせからなる結合剤を
用いることによ抄1白紙光沢)印刷光沢に優れ、接着強
度を落とすこと々く、かつ保水性、流動性が良好で優れ
たグラビア印刷適性を有するグラビア印刷紙塗被用組成
物が得られることを見い出し、本発明に到達したもので
ある。
〔間噸点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、(1)紙塗工用顔料(4)700
重量部に対し、アルカリ感応型共重合体ラテックス(B
)を!−/j重量部 含有する紙塗被用組成物であって
、該アルカリ感応型共重合体ラテックス(B)が平均粒
子径が300 N!00nmのアルカリ不溶性共重合体
ラテックス(C)ならびに平均粒子径が70−λSOn
m  のアルカリ不溶性共重合体ラテックスの)とアル
カリ可溶性共重合体ラテックス(勅とのブレンドからな
り、(C)ならびK Q))と(E)の混合重量比が9
9:lないし7j二コjであることを特徴とする紙塗被
用組成物。
(2)アルカリ不溶性共重合体ラテックス(C)がトル
エン不溶分tlj%以上で、かつガラス転移温度が−!
O〜−JO’(であり、またアルカリ不溶性共重合体ラ
テックスの)がトルエン不溶分71−90%でガラス転
移温度が−19〜lj℃であり、ブレンド比率が重量比
で(C)/(ロ)が弘/l〜7/3であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の紙塗被用組成物。
(3)  アルカリ可溶性共重合体ラテックス(E)が
共重合単量体成分として不飽和モノカルボン酸単量体/
j−!0重量%を含み、かつ該アルカリ可溶性共重合体
ラテックス(匂のアルカリ中和時のガラス転移温度が−
21−Jr 0℃ であることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の紙塗被用組成物・(4)  紙塗工用
顔料(4)およびアルカリ感応型共重合体ラテックスC
B)を含有する組成物が…7.!〜0.0だ水溶性アル
カリ性物質で調整されてなる特許請求の範囲第1項記載
の紙!!i被用被成組成物供するものである。
以下に本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明組成物に顔料結合剤として用いるアルカリ感応型
共重合体ラテックス(B)とけ、後述の定義によるアル
カリ不溶性共重合体ラテックスとアルカリ可溶性共重合
体ラテックスとのブレンドからなシ、水溶性アルカリ性
物質の添加によってラテックスの一変化に伴ってラテッ
クス粘度の変化を起こすものである。(C)成分のアル
カリ不溶性共重合体ラテックスは粒子径が300〜!0
0nrn  であることが必須であし、j00=II0
0nmがよね好ましい。
粒子径が300van未満の場合は、網点欠落が改良さ
れず好ましく々い。また、jOOrlrrlを越えると
塗工紙の耐スーパーカレンダー汚れ性が低下するため好
ましくない。
ここで、「粒子径」とけ、共重合体ラテックスをオスミ
ウム酸で処理し、これを電子顕微鏡を用いて倍率3万倍
で写真撮影し、得られた顕微鏡写真における粒子500
個の粒子径を測定して数平均で求めた値である。かかる
共重合体の粒子径は、共重合体ラテックス製造に用から
れる種ラテツクスもしくは乳化剤の量によって制御する
ことができゐ。
(0成分のアルカリ不溶性共重合体ラテックスはトルエ
ン不溶分が411%(以下、%は特に断わりのない限9
重tSである。)以上である。トルエン不溶分がμj%
未満では、塗工紙における表面強度が不十分となる。
ここで、「トルエン不溶分」とは、得られた共重合体ラ
テックスを虜!、jに調整した後−3°C1温度6j%
の雰囲気下でフッ素樹脂板上に薄く流してat時間乾燥
させフィルム状とし、その約0,2りを試料として、こ
れをjO−のガラス製スクリュー管に採取し、そこに3
0−のトルエンを加え、震とう機(ヤマト科学製: 5
haker jmodel: SAJ/ :条件: 5
peedj)で3時間処理した後、32!#ステンレス
製金M(大きさ: jcmX !yH×j口)上にスク
リュー管内のものを移し、!−のトルエンで洗浄後73
0℃の乾慢機内で7時間乾燥したトルエン不溶分を測定
し、試料に対する重量%で示したものである。共重合体
ラテックスのトルエン不溶分は通常の乳化重合に使用さ
れる連鎖移動剤の使用によって調節することができる。
さらに、(C) 成分のアルカリ不溶性共重合体ラテッ
クスのガラス転移温度が−10〜−一〇℃であることが
好ましい。ガラス転移温度が一一〇℃を越えると塗工紙
における表面強度が不十分となり、一方−jO℃未満で
は白紙光沢が不十分となる。ここで、「ガラス転s混度
」とは、共重合体ラテックスをpHsJにmsした後、
−3°C,温度t r %I)ftFA気下でフッ素樹
脂板上に薄く流してμを時間乾燥させフィルム状とした
ものを示差走査熱量計(DSC)(第コ精工舎製: S
SC/j≦O)で、昇温条件−”C/分、開始温度−l
コO′Cで測定して得られた値である。
一方、G))成分のアルカリ不溶性共重合体ラテックス
は粒子径が70〜2jOnmであることが必須であり、
1OO−200nmがより好ましい。粒子径が70 n
m未満の場合は、白紙光沢が低下し好ましくない。また
s230nmを越えると塗工紙の表面強度が低下するた
め好ましく々い。■)成分のアルカリ不溶性共重合体ラ
テックスはトルエン不溶分カフ!〜90%である。トル
エン不溶分が7j%未満では、塗工紙における表面強度
が不十分と々す、一方、90%を越えると網点欠落が改
良されず好ましぐない。さらに、CD)成分のアルカリ
不溶性共重合体ラテックスのガラス転移温度が−/9〜
/、t”(:であることが好ましい。ガラス転移温度が
ir”Cを越えると塗工紙における袋面強度が不十分と
な抄、一方、−/9°C未満では印刷光沢が不十分とが
る。
本発明のラテックス(C)、の)の共重合体は、主とし
て共役ジオレフィン、不飽和カルボン酸およびモノオレ
フィン系単量体からなるが、共役ジオレフィン系単量体
としてはブタジェン、イソプレン、クロロプレン等が使
用でき、特にブタジェンが好ましい。不飽和カルボン酸
単量体としてはアクリル酸、マレイン酸、メタクリルT
:!sSイタコン酸1フマル酸等があり、いずれも単独
あるいけ併用して用いることができる。モノオレフィン
系単量体としてけスチレン等の芳香族ビニル単量体、ア
クリル曖メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル
、アクリル酸λ−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル
、メタクリル酸エチル、アクリル酸コーヒドロキシエチ
ル等の不飽和カルボン酸エステル系単尺体、アクリルニ
トリル、メタクリルニトリル等のニトリル系単量体、塩
化ビニル、酢酸ビニル等のビニル単量体、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド1グリシジルメタクリルアミド、
N−メチロールアクリルアミド等の不飽和カルボン酸ア
ミド単量体、その池上記以外の単量体を併用しても差し
支え々い。
また、本発明組成物K(E)成分として用いるアルカリ
可溶性共重合体ラテックスの共重合体は、非架橋性の共
重合体であり、アルカリ水溶液中で完全に溶解すること
が好ましい。このアルカリ水溶液中で完全溶解とけ、3
%の該ラテックスに3%の水酸化す) IJウム水溶液
を滴下し、該混合物の虜が7.1以上において波長11
7Qnmの光線透過率がg□%以上であることをいう。
本発明でいう(C)、(D)のアルカリ不溶性共重合体
とは上記の定義のアルカリ可溶性共重合体ラテックス以
外の共重合体ラテックスをいう。
本アルカリ可溶性共重合体ラテックスのアルカリ溶解性
を発現させるためにその共重合体単量体成分として不飽
和モノカルボン酸単量体を75〜50重量%含むことが
好ましく、20−μO重量%がより好オしい。不飽和カ
ルボン酸としてはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、ジカルボン醒のハーフェステル等があるが、特にア
クリル酸および/′!たはメタクリル酸が好ましい。そ
の他車アルカリ可溶性共重合体ラテックスに使用できる
単量体としては、不飽和カルボン酸エステル単量体、酢
酸ビニル等の親水性の強い重合体を与える単量体が使用
できるが、酢酸ビニルの使用は好ましい。不飽和カルボ
ン酸エステル単量体としては、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸コー
エチルヘキシル、メタクリル酸メチル等がある。
本発明のアルカリ可溶性共重合体ラテックスはそのアル
カリ中和時のガラス転移温度が一2j〜(0”Cテする
ことが好ましい。「アルカリ中和時」とは、該ラテック
スのすがt、Oのときである。ガラス転移温度が一2r
”(未満であると、耐スーパーカレンダー汚れ性が低く
適当でない。一方、to”cを越えると塗工液粘度が低
く好ましくかい。
本発明のアルカリ不溶性共重合体ラテックスおよびアル
カリ可溶性共重合体ラテックスはいずれも、重合温度3
0〜100”Cの通常の乳化重合によって製造され、パ
ッチ重合、セミバッチ重合、連茂重合のいずれも可能で
ある。重合に際しては公知の方法によって水性媒体中で
乳化剤、重合開始剤、連鎖移動剤等を用いて製造するこ
とができる。乳化剤としてはアニオン性、ノニオン性、
カチオン性界面活性剤のいずれも使用できる。アニオン
性界面活性剤としては、例えば高級アルコールの硫酸エ
ステル、アルキルベンゼンスルホンri!!塩、コ肪族
スルホンr!s、々どが挙げられる。また、ノニオン性
界面活性剤としては、通常のポリエチレングリコールの
アルキルエステル型為アルキルエーテル型、アルキルフ
ェニルエーテル型などが用いられる。開始剤としては、
過硫酸アンそニウム1過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウ
ム等の水溶性開始剤、通り化ベンゾイル等の油性開始剤
、あるいはレドックス系開始剤などのいずれも使朋でき
る。
また、連鎖移動剤としては、例えばt−ドデシルメルカ
プタン、チオグリコール酸、ブロモホルム、四塩化炭素
などを用いることができる。キレート化剤、無機塩等も
乳化重合添加剤として公知のものが使用できる。
本発明のアルカリ不溶性共重合体ラテックスとアルカリ
可溶性共重合体ラテックスの重量混合比率は99:l〜
7j:コjであることが必須であり、q7:3〜rr:
/sであることが好オしい。99:/を越えると塗工液
粘度および保水性が低下し、また、7!r二コよ未満で
は塗工液粘度が著しく高くなり好ましくない。
本発明のアルカリ感応型共重合体ラテックスは紙塗工用
顔料10Q重量部に対し5〜73重量部を含むことが必
須であり、7〜/コ重量部であることが好ましい。3部
未満でけ塗工紙の表面強度が低下し、73部を越えると
耐スーパーカレンダー汚れ性が低下する。
本発明組成物にはまた、酸化スターチ、エーテル化スタ
ーチ、エステル化スターチ等のスターチ類、天然あるい
は合成のカゼイン類、あるいはその他カルボキシメチル
セルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、アルギン酸ナ
トリウム等の結合剤あるいは保水剤を併用することも、
もちろん可能である〇 本発明組成物の紙塗工用顔料(4)としては、カオリン
クレー、焼成りレー、デラミクレー、重質炭酸カルシウ
ム、沈降性炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、サテ
ンホワイト、タルク、二酸化チタン等の鉱物性顔料やプ
ラスチックピグメント等の有機合成顔料など通常の紙塗
工用顔料が使用できる。この場合、単体あるいは二種類
以上の顔料の併用も可能である。カオリンクレーけ、六
角板状の結晶で、その粒度はグレードによってさまざま
であるが、2μm以下でl5%以上含有が好ましい。炭
酸カルシウムは、粒子径が017〜3μmを使用するが
、特に097〜7μmが好ましい。
本発明組成物にはまた、通常紙塗工用組成物に使用され
る他の添加剤、例えば尿素樹脂、メラミン樹脂、グリオ
キザール等の耐水化剤や、ビロリン酸ナトリウム、ヘキ
サメタリン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム等
の顔料分散剤、さらに消泡剤、離型剤、防腐剤、殺菌剤
、螢光染料、着色顔料等が使用できる。
本発明組成物はその−を7.j〜/J、OVC調整する
ことが好ましい。7,5未満ではアルカリ可溶性共重合
体ラテックスが完全溶解せず塗工用組成物の保水性およ
び粘度が低下し、また/ J、0を越えると塗工用組成
物の粘度が著しく増加し好ましくない。
本発明に使用される水溶性のアルカリ性物質としては、
例えば水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウム等が挙げられる。
本発明組成物はケディーミル、ホモミキサー等の公知の
装置を用いて製造することができ、該組成物を用いて紙
への塗工を行なうKあたっては、エアーナイフ塗工、ブ
レード塗工、ロール塗工、サイズプレス塗工、バー塗工
等オンまたはオフの通常の方法によって塗工することが
できる。また一つの面に一回以上の塗工を行なう場合、
その一方、または両方に該組成物を用いることができる
塗工量は、乾燥重量で5−2o9/rr?(片面)の範
囲が適当である。また、乾燥後さらにスーツく−カレン
ター、クロスカレンダーなどの仕上げ工Nを通すが、紙
塗工における公知の加工手段がいずれも適用できる。
本発明組成物のグラビア印刷性が良好なこと、すなわち
、網点欠落を少なくできる理由とし、て、塗工してでき
た塗工層の嵩高性によるものと推測できる。一般に1網
点欠落を少なくするために、塗工層表面の平滑性の改良
について検討されている。従来、結合剤のラテックスの
ガラス転#温度を下げることにより、塗工層にクッショ
ン性を付与することが行なわれているが、印刷物の高品
質要求が高まり、その要求に対応してい々い。その要求
に対応するために、塗工層の嵩高性に注目し、これをに
&Nインキdropで数値化した結果、本発明組成物の
特徴を明らかにすることができた。ここにおいて、rK
&Nインキdrop 、Jとは、塗工紙表面KK&Nイ
ンキ(K&N Laboratoriss Inc、製
)を30×5副の面積にlり塗布し、−分後ティシュベ
−パーテ衷面のインキをすべて拭き取り、ハンタ一式白
色度計(村上色彩製:CM(D)Kてインキ処理部とイ
ンキ未処理部との白色度を測定し、白色度の低下率を求
め、その値をいう。この値が大きい程塗工層がインキを
吸収しやすく、つまり塗工層の空隙が多いことを示し、
それが塗工層の嵩高性を表わす。粒子径の大きいラテッ
クス(J00nm以上)のみを使用した組成物のに&N
インキdropは、粒子径の小さいラテックスのみを使
用した物に比べて、かな抄大きい。ところが、本発明組
成物のに&Nインキdropは、粒子径の大小ブレンド
で粒子径の大きい系並みの値を示す。さらに、白紙光沢
(ミクロな塗工層表面の平滑性を示す)Kついて検討し
た結果、本発明組成物の優位性を明らかKすることがで
きた。「白紙光沢」とは、光沢度計(村上色彩製:GM
−,2≦O)Kて、塗工紙表面の7j0(入射角”) 
−7j’(反射角)m面光走度を測定し、その値をいう
。白紙光沢は、塗工紙表面に入射角7!0から平行な光
の束を当ててその度射光の分布を測定しており、表面が
より平滑な程、値が高くなることがわかる。図面に粒子
径の異々るラテックスにょる塗工層構造の模式図を示す
。粒子径の小さいラテックスのみを使用した組成物の光
沢は低く、これはラテックスが塗工後、塗工層表面付近
へ移動した結果表面に多く分布し、乾燥時に収縮するた
めに、妻面が粗く大部分が細い毛細管構造(塗工層表面
から厚み方向につながっている管)をとっていると考え
られる(第一図)。一方、粒子径の大きいラテックス(
300nm以上)のみを使用した組成物の光沢は高い値
を示す。これは、乾燥時にラテックスの移動が少ないた
めに塗工層の厚み方向に均一に分布し、表面が平滑で、
大部分太い毛細管構造をとっていると考えられる(第3
図)。本発明組成物の光沢は粒子径の特定な範囲のブレ
ンドおよび組成により高い値を示し、さらに袋面強度に
良好な結果を示す。これは、組成および特定の大小の粒
子径のブレンドにより嵩高性、平滑、顔料粒子間の接着
についてバランス良く具備され、表面が平滑で、細い毛
細管と太い毛細管が適度に混在している構造をとってい
るためと考えられる(第1図)。
〔実施例〕
以下に実施例を示す。以下の%および部は、特に断わり
のない限り重量表示である。実施例における各物性の測
定方法を次に示す。
(1)  塗工液粘度 BL型粘度計(≦Orp■、Nilμスピンドル)Kよ
って、2!r”Cにおいて測定 (z)  塗工層表面付近 明製作所■製RI試験機を使用。シートオフセットイン
キを数回重ね刷部し塗工紙表面のピッキング状態を肉眼
で判定し、◎(至)、○、△、×劣に分類 (3)  塗工紙グラビア印刷適性 大蔵省印刷研究所式グラビア印刷機を使用。
網点グラビア版を使用して印刷を行ない、ノ・−フトー
ン部のミスドツトを数え、◎(至)、○、Δ、X■に分
類 (4) 塗工紙白紙光沢、印刷光沢 村上色彩潤製光沢度計(GM−210)を使用。
740−y!0m面光沢面光走度測定光沢はグラビア印
刷のペタ刷部を測定。
(5)耐スーパーカレンダー汚れ性(ダスティング性曲
)自利ロール製スーパーカレンダーヲ使用。
黒ラシャ紙とスーパーカレンダー処理前の塗工紙(,2
mX 20cm )の塗工面を合わせ重ね、先端を接着
テープで固定し、以下の条件(E0℃、線圧:コ00〜
/α、3回通し)で処理し、引き剥し後の塗工層のラシ
ャ紙への転移を肉眼で判定し、◎(至)、○、Δ、×(
ホ)K分類 (E)   保  水  性 鋼板上にS、 D、 穐rren紙を敷き、ステンレス
製円形セル(直径コOWs高さJolol)を準備し、
セルと銅板の間Km流計とlコボルトの電池を直列につ
々ぐ。セルに塗工液を注入した時から電流が流れるまで
の時間(塗工液中の水分が紙の中に浸透し銅板に達する
と電流が流れる)を測定する。
実施例1 /−1アルカリ不溶性共重合体ラテックス(C)の作成
滴下装置および攪はん機付き耐圧重合容器に、まず10
0部の水、ついで粒子径lコOnmの種ラテツクス(ス
チレン9t%、アクリル酸tI%からなるスチレン−ア
クリル酸共重合体ラテックス)一部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム0.12m、エチレンジアミン四
酢酸ナトリウム0.07部、フマール酸一部を仕込みI
 O’CK加温した。窒素置換後、重合容器を減圧とし
、ステレフ30部、ブタシェフ30部、t−ドデシルメ
ルカプタン0.7部からなる油性単量体混合液と、水3
0部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムO0O≦
W、、水WI化ナトリウムO8/部、ベルオキソ硫酸ナ
ト991085部からなる水性混合液を添加開始し、を
時間で添加を終えた。添加終了後、粒子径はJJOHl
、pi(3、j、転化率99%の共重合体ラテックス(
C−7)が得られ九0法に1このラテックスが本発明で
いうアルカリ不溶性共重合体であることを確認した。
/ −一  アルカリ不溶性共重合体ラテックス(D)
の作成滴下装置および攪はん機付き耐圧重合容器に、ま
ずIOμ部の水、ついで粒子径2!rnmの捌ラテック
ス(スチレンゾロ%、アクリル酸4t%からなるスチレ
ン−アクリル酸共重合体ラテックス)0.2部、ドテシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウムo、i 2 B、エチ
レンジアミン四酢酸ナトリウム0.07部、フマール醗
コ部を仕込み90’CK加温した。窒素置換後、重合容
器を減圧とし、スチレンtom、ブタジェンμO部、t
−ドデシルメルカプタン0.3部からなる油性単量体混
合液と、水30部、ドテシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム0.01部、水醗化ナトリウムo、/ m、ペルオ
キソ硫酸ナトリウム015部からなる水性混合液を添加
開始し、6時間で添加を終えた。添加終了後1粒子径は
200mm−。
pHJ、j 、転化率99%の共重合体ラテックス(C
−/)が得られた。次に1このラテックスが本発明でい
うアルカリ不溶性共重合体であることを確認した。
/−3アルカリ可溶性共重合体ラテックス(匂の作成攪
はん機付き重合容器<Slず101部の水、次にドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.9部、ペルオキソ
硫酸ナトリウム0.3部を仕込み、さらにメタクリル酸
2j部、アクリル酸エチル30部、酢酸ビニル75部、
t−ドデシルメルカプタンo、i部を仕込み窒素置換後
、90℃Km温し重合を開始させた。重合開始後3時間
で粒子径−00mmspHコ、r1転化率99.3%の
共重合体ラテックス(E−/)が得られた。次に1この
ラテックスが本発明でいうアルカリ可溶性共重合体ラテ
ックスであることを確認した。
次に1アル力リ不溶性共重合体ラテックス(C−/)と
同じくアルカリ不溶性共重合体ラテックス(D−/)を
混合比j / jに混合し、さらにアルカリ可溶性共重
合体ラテックス(E−/)を混合1、アルカリ感応型共
重合体ラテックス(B−/)を得た。(C−/)ならび
K(D−/)と(E−/)との混合比はqo : to
とした。
ノーq 紙塗被用組成物および塗工紙の作成アルカリ感
応型共重合体ラテックス(B−/)を用いて、表1の配
合で紙塗被用組成物を作成した。固形分60%、声は水
醸化アンモニウムにより10.0とした。このようKし
て得られた該組成物を評117jり/dの原紙にワイヤ
ーパーを用い、to9/lr?<片面)塗布し、直ちに
熱風乾燥機に入れ7IO′C,J 9秒の条件で乾燥を
行ない、SO℃1200Kq/cmで2回スーパーカレ
ンダー掛けをした後、恒温恒湿室(23°C1温度A!
%)中KJ44時間放置し測定層塗工紙試料とした。組
成物および塗工紙試料の試験結果を表3に示す。
表  l    配  合 実施例−〜≦1比較例7〜9 表−に示す単量体組成で実施例/と同様の方法でアルカ
リ不溶性共11合体ラテックス(C−j)〜(C−4)
ならびに(D−2)〜(D −4)およびアルカリ可溶
性共重合体ラテックス(E−2)〜(E−r)を作成【
また。
次に、これらのラテックスをそれぞれ混合したアルカリ
感応型共重合体ラテックスを実施例1と同じ配合処方で
紙塗被用組成物を作成した。これらの物性の測定結果を
表3に示す。
実施例11比較例10−/J 表μに示すように、(C−/)、(D−/)、(E−/
)の混合比を変えたアルカリ感応型共重合体ラテックス
を実施例1と同じ配合処方で紙塗被用組成物を作成した
。これらの物性の測定結果を表!に示す。
実施例11比較例1弘〜17 表乙に示す配合にて、アルカリ感応型共重合体ラテック
ス(B−/)を使用し、添加量ならびに…を変化させ、
紙塗被用組成物を作成した。これらの物性の測定結果を
表7に示す。
(以下余白) 〔発明の効果〕 比較例10S//によると、粒子径の小さいラテックス
のみを使用した組成物は、白紙光沢、グラビア印Wl適
性に劣り、また粒子径の大きいラテックスのみを使用し
た組成物は、表面強度、耐スーパーカレンダー汚れ性に
劣る。比較例へコ、弘、jKよると、粒子径の特定な範
囲のブレンドを外れると、表面強度、耐スーパーカレン
ダー汚れ性またはグラビア印刷適性に劣る。また、比較
例3.7%、rS?によると、組成からも同様なことが
示される。さらに、比較例14!〜/7によると、使朋
量、使用声においても特定な範囲において効果を示す。
したがりて、本発明によれば、グラビア印刷適性、白紙
光沢、印刷光沢に優れ、また表面強度が良好で耐スーパ
ーカレンダー汚れ性に優れた塗工紙を与える紙塗被用組
成物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は塗工層構造の模式図である。第1図は本発明組成
物の図、第一図は粒子径の小さいラテックス系の図、第
3図は粒子径の大きいラテックス系の図を示す。 図において、/は塗工層、2は原紙層、3は毛細管であ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紙塗工用顔料(A)100重量部に対し、アルカ
    リ感応型共重合体ラテックス(B)を5〜15重量部含
    有する紙塗被用組成物であって、該アルカリ感応型共重
    合体ラテックス(B)が平均粒子径が300〜500n
    mのアルカリ不溶性共重合体ラテックス(C)ならびに
    平均粒子径が70〜250nmのアルカリ不溶性共重合
    体ラテックス(D)とアルカリ可溶性共重合体ラテック
    ス(E)とのブレンドからなり、(C)ならびに(D)
    と(E)の混合重量比が99:1ないし74:25であ
    ることを特徴とする紙塗被用組成物。
  2. (2)アルカリ不溶性共重合体ラテックス(C)がトル
    エン不溶分45%以上で、かつガラス転移温度が−50
    〜−20℃であり、またアルカリ不溶性共重合体ラテッ
    クス(D)がトルエン不溶分75〜90%でガラス転移
    温度が−19〜15℃であり、ブレンド比率が重量比で
    (C)/(D)が4/6〜7/3であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の紙塗被用組成物。
  3. (3)アルカリ可溶性共重合体ラテックス(E)が共重
    合単量体成分として不飽和モノカルボン酸単量体15〜
    50重量%を含み、かつ該アルカリ可溶性共重合体ラテ
    ックス(E)のアルカリ中和時のガラス転移温度が−2
    5〜80℃であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の紙塗被用組成物。
  4. (4)紙塗工用顔料(A)およびアルカリ感応型共重合
    体ラテックス(B)を含有する組成物がpH7.5〜1
    3.0に水溶性アルカリ性物質で調整されてなる特許請
    求の範囲第1項記載の紙塗被用組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02127598A (ja) * 1988-11-01 1990-05-16 Asahi Chem Ind Co Ltd 板紙塗被用組成物
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