JPS6366360B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6366360B2
JPS6366360B2 JP513283A JP513283A JPS6366360B2 JP S6366360 B2 JPS6366360 B2 JP S6366360B2 JP 513283 A JP513283 A JP 513283A JP 513283 A JP513283 A JP 513283A JP S6366360 B2 JPS6366360 B2 JP S6366360B2
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JP
Japan
Prior art keywords
oil
vegetable
raw materials
raw material
soybeans
Prior art date
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Expired
Application number
JP513283A
Other languages
English (en)
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JPS59129296A (ja
Inventor
Shuzo Nakazono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANPAKU SHIGEN KAIHATSU KK
Original Assignee
TANPAKU SHIGEN KAIHATSU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TANPAKU SHIGEN KAIHATSU KK filed Critical TANPAKU SHIGEN KAIHATSU KK
Priority to JP513283A priority Critical patent/JPS59129296A/ja
Publication of JPS59129296A publication Critical patent/JPS59129296A/ja
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  • Fats And Perfumes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野 この発明は、野菜類、穀類、大豆類等から植物
油を回収する方法に関するものである。 (ロ) 従来の技術及びその課題 従来、植物性原料たとえば、大豆から大豆油等
の植物油を回収する方法としては、原料を加熱し
て絞つて搾油する方法が採用されているが、充分
な回収ができず、原料中に含有された植物油の大
部分は、残留状態であり、効率よく回収できなか
つた。 (ハ) 課題を解決するための手段 本発明では、70〜150℃に加熱した動物油中に、
野菜類、穀類、大豆類等の植物性原料を浸漬し、
当初は少ない初期減圧を行い、次いで大きな後期
減圧を行つて、油温脱水をし、さらに、脱水した
原料を圧搾して動物油を搾油し、次いでノーマル
ヘキサン等の脱油剤により原料中の植物油を抽出
することを特徴とする野菜類、穀類、大豆類等か
ら植物油を回収する方法を提供せんとするもので
ある。 (ニ) 実施例 この発明の実施例を詳説すれば、まず動物油と
しては、ラード、ヘツド油等を熱媒体として使用
する。 こらの動物油1Klを攬拌羽根を内蔵した約4.5
m3のクツカー中に収納して70〜150℃位に加熱し、
同油中に、植物性原料約1000Kgを浸漬する。かか
る原料としては、大豆類、野菜類、穀類等のう
ち、本実施例では、大豆の植物性油脂分を多量に
含有するものを使用する。 そして、加熱した動物油中に、植物性原料の大
豆を浸漬した後に、同原料を油温にて脱水するも
のであり、この際、加温初期においては、10〜20
mmHg位の少ない減圧を行い、約30分間油温脱水
し、次いでほぼ真空状態に近い700〜750mmHgの
大きな減圧をして脱水し、約3時間前後油温脱水
を継続する。 このようにして、クツカー中にて油温により加
熱された原料には、熱媒体とした動物油が原料の
組織中に浸透して組織内部に均一な加熱を行い、
組織自体は、約90℃〜約100℃に保持されている。 そして、組織が内部まで加熱されていくと、自
己有水分は脱水されていき、含水率が約6%以下
になり、さらには、組織そのものが熱変性により
破壊されていき、水分と共に揮発性化合物が蒸散
分離していき、同時に組織中のゼラチン、水溶性
蛋白質は熱変性を生じて凝固することになる。 従つて、組織中のゼラチン、水溶性蛋白質は、
熱変性により、油分と分離しやすくしている。 また、かかる二段階減圧処理時において、動物
油が原料の組織中に浸透する際に、同動物油中の
酸化しにくい飽和脂肪酸と、原料中の植物脂肪分
の不飽和脂肪酸とが複合化することになる。 さらに、脱水処理した原料をクツカーより取出
し、粉砕して、圧搾機により、脱油処理し、原料
と熱媒体としての動物油として分離する。 脱油処理においては、脱水処理に使用した動物
油を、搾油するものであり、油温脱水に使用した
動物油は、原料中に浸漬しているが圧搾により、
充分に搾油されて、原料から除去される。 次いで、ノーマルヘキサン等の脱油剤を上記の
ように処理した原料に散布して、原料より油分の
みを脱油し、脱油剤と共に、脱油した植物油脂分
から脱溶剤による処理を行い、原料中に含有され
た植物油脂分の回収を効率よく行うものである。 なお、植物油を抽出した後の抽出粕は、磨砕す
ることにより、粉末状とし、植物蛋白質原として
使用でき、調味料、食用、肥料、飼料等に使用し
うるものである。 (ホ) 効果 この発明によれば、動物油を使用して、動物油
中にて、植物性原料を二段階減圧による油温脱水
にて処理し、ノーマルヘキサン等の脱油剤によ
り、植物油脂分の回収を行うことを要旨とするも
のであり、原料より植物油脂分を効率よく回収す
ることができ、しかも、回収した植物油中の不飽
和脂肪酸は、動物油中への飽和脂肪酸と複合化
し、同飽和脂肪酸によつて味及び風味の変化を防
止し、植物油を長もちさせることができる。 さらに、動物油と植物油とは油温脱水処理過程
において、油温脱水時に使用した動物油は、搾油
処理により搾油され、原料組織中に含有の植物油
は脱油剤により、容易に脱油でき、純粋な植物油
の回収が行える効果がある。 かかる本発明により、原料の大豆から回収した
植物油指分と、従来法、すなわち当初より原料を
加熱、圧搾して回収したものとの比較をしてみる
と次のとおりである。なお、原料の大豆の成分は
水分、12.5%、油分19.0%、たんぱく質35.3%、
炭水化物28.2%、灰分5.0%、酸価0.1のものであ
る。
【表】 第1表の抽出粕は、多量の蛋白質を含み、肥
料、飼料等に使用されるものである。次いで、本
発明にて回収した植物油脂分と、従来法のものと
の酸価を比較すると次のとおりである。
【表】 第1表からも明らかなように、本発明は、原料
から油脂分の回収率を高くすることができる。 また第2表において、本発明のものは、酸価が
低く、そのことによつて長期間にわたり味及び風
味を保持することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 70℃〜150℃に加熱した動物油中に、野菜類、
    穀類、大豆類等の植物性原料を浸漬し、当初は少
    ない初期減圧を行い、次いで大きな後期減圧を行
    つて、油温脱水をし、さらに、脱水した原料を圧
    搾して動物油を搾油し、次いでノーマルヘキサン
    等の脱油剤により原料中の植物油を抽出すること
    を特徴とする野菜類、穀類、大豆類等から植物油
    を回収する方法。
JP513283A 1983-01-13 1983-01-13 野菜類、穀類、大豆類等から植物油を回収する方法 Granted JPS59129296A (ja)

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JPS59129296A JPS59129296A (ja) 1984-07-25
JPS6366360B2 true JPS6366360B2 (ja) 1988-12-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61183395A (ja) * 1985-02-08 1986-08-16 住友精化株式会社 油脂分離法

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JPS59129296A (ja) 1984-07-25

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