JPS62195267A - 低脂肪魚粉及びその製造方法 - Google Patents

低脂肪魚粉及びその製造方法

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JPS62195267A
JPS62195267A JP61034269A JP3426986A JPS62195267A JP S62195267 A JPS62195267 A JP S62195267A JP 61034269 A JP61034269 A JP 61034269A JP 3426986 A JP3426986 A JP 3426986A JP S62195267 A JPS62195267 A JP S62195267A
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JP
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fat
fishmeal
fish body
fish
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JP61034269A
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Fukuo Nukita
貫田 福男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は含有脂肪分をできるだけ除去した低脂肪魚粉及
びその製造方法に関する。  −〔従来の技術〕 従来から食品添加物や家畜資料に用いられる魚粉は知ら
れていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら従来の魚粉には以下の問題点があった。す
なわち従来の魚粉は魚体に含まれる脂肪分をそのまま含
んだ状態で加熱処理後、魚粉に加工されるので脂肪分に
富んでいた。又仮に従来の脱脂方法を用いても最低8%
程度の脂肪分が残存していた。この含有脂肪のうち不飽
和脂肪酸が多いから熱や日光で酸化しいわゆる油焼けの
原因となり又酸敗し不快な臭味を帯びた。従って従来の
魚粉には保存性に問題があった。
又含有脂肪は健康食品や家畜飼料にとってはむしろ不要
であり著しく商品価値を低めていたという問題点があっ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前述した従来の魚粉の問題点を解決することを
目的とする。そこで加温処理した後含有脂肪分を極力除
去し、かつ相対的に他の栄養分の含有量を高めた低脂肪
高栄養魚粉を得た。さらに脂肪分を除去するに当たって
、効率的かつ他の栄養素を破壊しない溶媒抽出法を用い
た低脂肪魚粉の製造方法を得た。
〔作用〕
本発明においては魚粉の含有脂肪分を除くのに溶媒抽出
法を用いた。そのため極めて効率的に脂肪分を除くこと
ができた。例えば原料が鰯の場合残存量が全重量の0.
5%〜2.0%になるまで除去できた。さらに比較的低
温でかつ脂肪分のみを選択的に抽出するので他の栄養素
を破壊流失することな(保存できた。その結果相対的に
栄養素に富んだ魚粉を得ることができた。
〔実施例〕
以下本発明の好適な実施例を詳細に説明する。
説明の都合上、まず低脂肪魚粉の製造方法を二つ紹介し
、ついで得られた低脂肪魚粉の栄養学上の組成を説明す
る。
(第1の低脂肪魚粉製造方法) ■ 生又は冷凍の真鰯を用意する。原料としてはこの他
にニシン、サバ、サンマ、スケソウダラ、コマイ等があ
る。いずれの魚種であっても本製造方法は通用される。
■ 原料の真鰯を減圧加熱装置内の食用油の油温か12
0℃〜130℃の温度になったら投入し、減圧下で30
〜40分加熱処理する。
減圧加熱は主として原料中の蛋白質等を熱凝固させ、か
つ細胞組織中の水分を蒸発させ脱水させるために行う。
■ いわゆる空揚げされた真鰯魚体(以下ケークという
)を綱の上に広げて油切りを行う。
この段階でケークは全重量に対して50%程度の油及び
脂肪分を含有する。
■ 次にケークは油分抽出装置により脱脂される。連続
方式の場合ケークを40℃〜50℃以上加熱し特殊コン
ベアーに供給され溶脂性溶媒例えばn−ヘキサンのスプ
レー又はシャワー撒布の下をケークが徐々に通過移動し
ている。ケーク層は集中的なスプレー又はシャワー撒布
を受けながら溶脂性溶媒と接触浸透されながら脱脂する
。又バラチオ式の場合、ケーク容量に対して5〜6倍の
n−ヘキサンが満たされた櫂にケークを浸漬して脱脂す
る。
いずれの場合もケークに吸収された油分及びケークに含
有された脂肪分を同時に抽出する。
この段階でケークに残存する油分は0.5%〜2.0%
(重量比)となりほぼ完全に脱脂できる。
■ 脱脂されたケークをクラッシャーで粉砕し魚粉とす
る。魚粉の粒径は用途によって異なる。魚粉そのままで
食料(例えばフリカケ)や飼料に供する場合には18〜
20メツシユに粉砕する。この場合にはハンマーミール
で粉砕する。
又魚粉を食品添加用(例えばメンやパンに添加する場合
)に用いるときは200メツシユ〜250メツシ工程度
に粉砕する。この場合にはハンマーミールで荒引きした
後ペーパーライザーで臼引きして加工する0以上で製品
が得られた。
(第2の低脂肪魚粉製造方法) ■ 原料は前述した第1の低脂肪魚粉製造方法の場合と
同じである。
■ 原料をクツカーに投入して蒸煮する。クツカーは第
一種又は第二種の圧力容器を用いる。
蒸気の導入方法は直接式又は間接式のいずれであっても
良い、加熱により魚体の蛋白質等が熱凝固し又細胞膜も
破壊されるので魚体の中から油脂が溶出しやす(又水分
は脱水しやすい状態になる。
■ 蒸煮された魚体を圧搾プレスにより脱水、搾油処理
する。
■ 圧搾処理された魚体をドライヤーで熱風乾燥する。
この際直火乾燥でも良く又間接乾燥であっても良い。
■ 以下油分抽出工程及び粉砕工程に進むがこれらは第
1の低脂肪魚粉製造方法と同じである。
(得られた低脂肪魚粉の栄養学的組成)次に第1の製造
方法により得られた魚粉の栄養学的分析結果を表1及び
表2に示す。
本製品の第1の特徴は脂質の含有量が100g中1.中
上。著しく少ない点である。従って本製品は油焼は等の
劣化が生じにくく保存性に優れている。また肥満防止上
も好ましく健康食品としても適している。
第2に蛋白質の含有量が100g中74.5gと高く極
めて栄養価が高い。
第3にEPAすなわちエイコサペンタエン酸の含有量が
770■/kgと極めて大きい。EPAは血漿板の凝固
を防止する働きがあり血管の硬化を防ぐ。従って健康食
品として価値が高い。
さらに健康維持に必要なミネラルやビタミン類等も多く
含み特徴的な製品である。とりわけ人体の成長と健康維
持に必要とされ最近とかく不足しがちなカルシウムやリ
ン、鉄の含有量が多(、また人体の骨格の形成に重要な
役割を果たす・ビタミンDの含有量も多い。表2から判
るように必須アミノ酸の組成についてもそのバランスが
良く、特に植物性食品に不足していると云われるリジン
を始めメチオニン、スレオニン、バリンの含量に優れて
いる。牛肉に比べてもはるかにその組成は優れている。
重金属などの存置物質については特に問題はない。有効
成分としては先に述べたEPAの他に、血圧降下、脳出
血、心筋梗塞の予防に効果があると言われているタウリ
ンなども比較的多(含んでいる。
以上述べたように表1及び表2の成分分析結果から本製
品は高蛋白、低脂質で、ミネラル、ビタミン類を多く含
み、特にリン、カルシウム ・の含量並びに必須アミノ
酸組成において優れた貯蔵性の高い高栄養食品である。
(用途) 本発明にかかる低脂肪魚粉の用途はその低脂肪高栄養価
に鑑み以下の用途が考えられる。
食品添加用として食品の栄養価を高める。例えば、メン
類やパンあるいは煎餅に添加する。
又魚粉を固めて錠剤とし健康食品とする。
さらに家畜飼料に添加する。例えば競争馬用の栄養飼料
として好適である。スキにも良い。
〔発明の効果〕
本発明によれば他の栄養分を損なうことなく低脂肪高蛋
白の魚粉を得ることができる。従って以下の効果を有す
る。
低脂肪であるため油焼は等の劣化が生じず保存性に優れ
ている。
高蛋白であるので栄養価に優れている。
EPAの含有量が高いため血栓症や心筋脳梗塞の予防に
効果がある。
又タウリンの含有量が高く血圧効果や脳出血、心筋梗塞
の予防に効果がある。
その他人体の成長及び健康維持に必要なビタミン類(例
えばビタミンD)やミネラル(例えばカルシウム)を多
量に含むので栄養学上優れている。
又本発明にかかる製造方法によれば他の栄養素を損なう
ことな(脂肪分のみを効率的に抽出することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱処理されかつ含有脂肪分を溶媒抽出により除
    去した低脂肪魚粉。
  2. (2)魚体を食用油中にて加熱処理する工程と、加熱処
    理された魚体から含有脂肪分及び吸収食用油分を溶媒抽
    出する工程と、脂肪分の除去された魚体を粉砕する工程
    よりなる低脂肪魚粉の製造方法。
  3. (3)魚体を蒸煮により加熱処理する工程と、圧搾プレ
    スで含有水分を除去する工程と、溶媒抽出により魚体か
    ら含有脂肪分を除去する工程と、魚体を粉砕する工程よ
    りなる低脂肪魚粉の製造方法。
JP61034269A 1986-02-19 1986-02-19 低脂肪魚粉及びその製造方法 Pending JPS62195267A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020527A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Nichirei Corp 甲殻類加工品の製造方法
JP2011524165A (ja) * 2008-06-03 2011-09-01 ネステク ソシエテ アノニム 嗜好性向上剤及び嗜好性を向上させる方法
WO2019187879A1 (ja) * 2018-03-28 2019-10-03 株式会社下瀬微生物研究所 脱油脂乾燥物の製造装置およびその製造方法

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