JPS636597Y2 - - Google Patents

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JPS636597Y2
JPS636597Y2 JP1982186006U JP18600682U JPS636597Y2 JP S636597 Y2 JPS636597 Y2 JP S636597Y2 JP 1982186006 U JP1982186006 U JP 1982186006U JP 18600682 U JP18600682 U JP 18600682U JP S636597 Y2 JPS636597 Y2 JP S636597Y2
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JP
Japan
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furnace
gas
furnace wall
tube
burner
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JP1982186006U
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JPS5992346U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、炉内が還元性ガス雰囲気(低O2
焼)となるボイラおよぶ焼却炉の火炉構造に関す
るものである。
第1図a,b,c,d,e,fはそれぞれ従来
のボイラの火炉とバーナの配置を示すもので、第
1図aに示す単炉のコーナフアイアリング構造、
同cに示すフロントフアイアリング構造、同dに
示すフロント、リアフアイアリング構造のいずれ
の場合も、蒸発管により火炉の四周の炉壁1を構
成させ、1本または複数本の燃焼用バーナ2を配
置し、高温の燃焼ガスより熱吸収させる構造であ
る。なお、蒸発管は第1図eおよびfに示すよう
に相互に溶着されたウエルデツトウオール構造ま
たはバラ管となつているタンジエントウオール構
造のいずれかに形成されている。
最近のボイラは大気汚染の規制から低NOx燃
焼が強いられており、そのため、空気過剰率の低
い(低O2)燃焼を行わせている。
一方、粗悪燃料を使用する要求から脱硫装置を
設けたボイラでは、S分の多い燃料が用いられて
いる。この結果、火炉H2Sを多量に含む還元性ガ
ス雰囲気が形成されることになる。例えば第2図
aに示す斜線部分の火炉四周の炉壁であつて、第
2図bに示す斜線域のバーナレベルゾーンの炉壁
管部Aは特に著しい還元性ガスにさらされ高温腐
食による減肉のため短期間で管切替を行なう必要
が生じている。
この還元性ガス雰囲気にさらされた炉壁管が選
択的に高温腐食減肉するため、第3図のガス雰囲
気と腐食量との関係曲線に示すように、還元性ガ
ス雰囲気での減肉量は、酸化性ガス雰囲気でのそ
れに比べて5倍以上となり著しく大きい。すなわ
ち、試験条件としては還元性ガス雰囲気(ガス組
成%;CH4:0.6、H2:5、CO:7、CO2:10、
H2S:0.035、残余N2)と酸化性ガス雰囲気(ガ
ス組成%;SO2:0.096、O2:2、CO2:15、残余
N2)とにおいて、試験材料STBA−24を400〜
600℃において200時間放置したときの腐食減量を
それぞれ実線と破線で示したもので、還元性雰囲
気の場合の方が数倍の減量となつている。
上記の欠点を排除するために、炉壁管の高腐食
減肉対策として、本出願人は、還元性ガス雰囲気
を強制的に崩壊させ、酸化性ガスあるいは不活性
ガス等のシールガスによりガスシール方法として
バーナ近傍の還元ガスの発生する位置の管壁管の
フユージヨンウエブを切欠きあるいは管曲げを行
ない、シールガスの横流れを利用し、炉内ガスよ
り高い圧力のシールガスを炉内に吹込むことによ
りバーナ近傍の炉壁管の還元性ガスの崩壊による
炉壁管の保護を行つたボイラの火炉構造について
先に出願(実願昭56−174135号)したが、本考案
は上記先願の考案と軌を一にしており、更に改良
された具体的手段として、シールガスを炉壁の縦
(高さ)方向に流し、しかも火炉四周の全域の炉
壁管保護を行うものである。
すなわち、本考案は、炉壁管の高温腐食減肉対
策として還元性ガス雰囲気を強制的に崩壊させる
ため、燃焼用空気、再循環ガスまたはこれらの混
合ガス、あるいは不活性ガス等により炉壁管をシ
ールし保護することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案は、ボイラ
の火炉を構成する炉壁管のバーナ設置域下方部分
を曲げ加工して炉内側へ突出する部分を形成し、
この突出部上面に炉壁に沿つてシールドガスを噴
出する噴出口を形成し、シールドガスはバーナ下
方から炉壁管に沿つて上昇させ、噴出させるシー
ルドガスを有効に活用し、出来るだけ噴出ガス量
を少なくする構造にしたことを特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第4図a,b,c,d,eは本考案をウエルデ
ツドウオール構造の炉壁に適用した場合の第1実
施例を示し、火炉の炉壁にはバーナ11が設置さ
れ、一方、火炉の四周には炉壁管12が配設され
ている。そして、バーナ設置域BLの火炉下方部
分にシールドガス注入ダクト13を設置し、シー
ルドガスを注入ダクト13から炉内に噴出させる
ようになつている。また炉壁管12相互の間は、
フユージヨンウエブ14が形成されており、フユ
ージヨンウエブ14を連続または間隔をおいて切
欠いてスリツト15が形成されている。ここで、
第4図cに示すように、注入ダクト13の炉内へ
の開口近傍に配置されている炉壁管12は曲げ加
工して炉壁側へ突出形成させ、従つて、シールド
ガスは矢印のように、注入ダクト13を経てスリ
ツト15から炉内へ炉壁に沿つて上方に噴出し、
バーナ設置域BLの炉壁管12の表面を酸化性ガ
スでシールすることになる。
第5図a,b,cは本考案をタンジエントチユ
ーブ構造の炉壁に適用した場合の第2実施例を示
し、第4図に示したウエルデツトウオール構造の
の場合と同様に、注入ダクト13の炉内への開口
近傍であつて、バーナ配置域の下方部分を炉内側
へ曲げ加工して突出形成させると共に、炉壁管の
上方管曲げ部TBの一部を第4図aに示すように
更に間隔をおいて屈曲させ、シールドガスの噴出
口Eを形成する。これによりシールドガスは矢印
に示すように注入ダクト13を経てシールドガス
噴出口Eから炉壁に沿つて上方に噴出し、炉壁管
の表面を酸化性ガスでシールする。
本考案は、上記のような構成したので、炉壁管
に設けた隙間よりシールドガスを炉壁に沿つて上
方へ吹き込むことにより、還元性ガス雰囲気にさ
らされた炉壁管を強制的にガスシールし、炉壁管
の酸化減肉を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,c,dは従来のボイラ火炉構造
の概略平面図、同e,fは従来のボイラ火炉の蒸
発管配置を示す概略断面図、第2図は還元性ガス
による炉壁管の腐食減肉範囲を示す概略図で同a
は火炉の平面図、同bは正面図、第3図はガス雰
囲気と腐食量との関係を示す特性図、第4図aは
本考案をウエルデツトウオール構造の炉壁に適用
した場合の火炉の側断面図、同bはaのAA矢視
断面図、同cは同aの部の拡大詳細図、同dは
同cのBB矢視断面図、同eは同dのCC矢視断面
図、第5図aは本考案をタンジエントチユーブ構
造の炉壁に適用した場合の火炉のガスシールド部
分の要部拡大平面図、同bはガスシールド部分の
要部拡大側面図、同cは同bのAA矢視断面図で
ある。 11……バーナ、12……炉壁管、13……注
入ダクト、14……フユージヨンウエブ、15…
…スリツト、BL……バーナ設置域、TB……上
方管曲げ部、E……噴出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボイラの火炉を構成する炉壁管のバーナ設置域
    下方部分を曲げ加工して炉内側へ突出する部分を
    形成し、同突出部上面に炉壁に沿つてシールドガ
    スを噴出する噴出口を形成したことを特徴とする
    ボイラの火炉構造。
JP1982186006U 1982-12-10 1982-12-10 ボイラの火炉構造 Granted JPS5992346U (ja)

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JP1982186006U JPS5992346U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 ボイラの火炉構造

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JP1982186006U JPS5992346U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 ボイラの火炉構造

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Publication Number Publication Date
JPS5992346U JPS5992346U (ja) 1984-06-22
JPS636597Y2 true JPS636597Y2 (ja) 1988-02-24

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ID=30401887

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JP1982186006U Granted JPS5992346U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 ボイラの火炉構造

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000065305A (ja) 1998-08-20 2000-03-03 Hitachi Ltd 貫流型ボイラ
JP2009162405A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ボイラの腐食低減構造

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Publication number Publication date
JPS5992346U (ja) 1984-06-22

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