JPS6365604B2 - - Google Patents

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JPS6365604B2
JPS6365604B2 JP57228283A JP22828382A JPS6365604B2 JP S6365604 B2 JPS6365604 B2 JP S6365604B2 JP 57228283 A JP57228283 A JP 57228283A JP 22828382 A JP22828382 A JP 22828382A JP S6365604 B2 JPS6365604 B2 JP S6365604B2
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JP
Japan
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sio
crystalline aluminosilicate
hours
reaction
alkali metal
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Application number
JP57228283A
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JPS59128210A (ja
Inventor
Masazumi Chono
Hiroshi Ishida
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE8383113159T priority patent/DE3361440D1/de
Priority to US06/595,069 priority patent/US4537757A/en
Publication of JPS59128210A publication Critical patent/JPS59128210A/ja
Publication of JPS6365604B2 publication Critical patent/JPS6365604B2/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なアルミノシリケート、その製造
方法及びそのアルミノシリケートから成るモノア
ルキルベンゼンのアルキル化用触媒に関し、さら
に詳しくいえば、従来から公知の結晶性アルミノ
シリケートとは異なつたX線回折パターンを示
し、かつ特異な特性を有する結晶性アルミノシリ
ケートに関するものである。 結晶性アルミノシリケートは、一般にゼオライ
トと称される物質であつて、SiO4とAlO4とが酸
素原子を介して交さ結合している剛性の三次元構
造を有しており、この中のアルミニウム原子とケ
イ素原子の和と酸素原子との比は1:2であり、
またアルミニウムを含有する四面体の電子価は、
結晶内に種々のカチオンを含有することによつて
平衡が保たれている。 この結晶性アルミノシリケートは天然品又は合
成品として入手でき、吸着剤が触媒などとして広
く利用されている。 最近、シリカ供給物質、アルミナ供給物質、ア
ルカリ金属供給物質及び水の組成物に、テトラア
ルキルアンモニウムイオンを添加して合成された
結晶性アルミノシリケート(ゼオライト)、すな
わちZSM−5(モービルオイル社製)は、従来の
ゼオライト、例えばフオージヤサイト型ゼオライ
ト(X、Y型)とは異なる種々の特性を有してい
る。すなわち、このZSM−5は特異なX線回折
パターンを示す新規な結晶構造をもつているこ
と、またそのSiO2/Al2O3比が大きくて高い耐熱
性及び酸強度を有していることなどから、これを
触媒として用いた場合、メタノールからの炭化水
素の製造や芳香族炭化水素類の不均化、アルキル
化及び異性化反応などに優れた効果を発揮するも
のとして注目されている。 一般に、シリカ含有量の多い結晶性アルミノシ
リケートは、シリケート供給物質、アルミナ供給
物質とともに、アルカリ金属カチオン及びそれと
組合せて使用するその他のカチオンを共存させて
製造されており、このその他のカチオンの種類及
び組合せ、さらにはその製造条件などによつて、
得られた結晶性アルミノシリケートの構造及びそ
の特性が異なる。 本発明者らは、新規な結晶性アルミノシリケー
トについて鋭意研究を進めた結果、特定の有機ア
ミン、すなわち1分子中に3個の第一級アミノ基
をもつアミンを有機カチオン源として使用し、特
定の製造条件下にて製造することにより、従来か
ら公知の結晶性アルミノシリケートとは明らかに
異なつたX線回折パターンを示す特異な特性を有
する新規な結晶性アルミノシリケートが得られる
ことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成
するに至つた。 すなわち、本発明は、式 M2O・Al2O3・XSiO2 (式中のMはアルカリ金属イオン、アンモニウム
イオン及び水素イオン、Xは10〜1000である)に
相当する組成を有し、かつX線回折パターンにお
いて、次記の回折角(2θ)及び相対強度により特
徴づけられる少なくとも7本の回折線を有する結
晶性アルミノシリケートを提供するものである。
【表】 このものは、シリカ供給物質、アルミナ供給物
質、アルカリ金属供給物質水及び窒素含有有機カ
チオン供給源として1分子中に3個の第1級アミ
ノ基を有するアミン(A)を含有し、かつそれぞれの
成分モル比が SiO2/Al2O3=10〜1000 OH-/SiO2=0.05〜1.0 H2O/SiO2=5〜50 A/SiO2=0.5〜10 (ただし、OH-はアルカリ金属供給物質に由来
するものであり、Aは1分子中に3個の第1級ア
ミノ基をもつ炭素数3以上の脂肪族トリアミンで
ある) の範囲である均質組成物を、100〜250℃の温度に
加熱して結晶が生成するのに十分な時間反応させ
ることによつて製造され、このようにして得られ
た結晶性アルミノシリケートは、モノアルキルベ
ンゼンのアルキル化用触媒として好適である。 上記の方法により製造された結晶性アルミノシ
リケート(以下AZ−1で表わす)は、従来得ら
れているゼオライト、例えばZSM−5などと比
較して明らかに異なるX線回折パターンを示す。
第1表に本発明のAZ−1と特公昭46−10064号公
報に基いて製造したZSM−5のX線回折データ
ーの1例を示した。
【表】 である。
第1表から明らかなように、本発明のAZ−1
はZSM−5と比較してピーク(回折角)の相対
強度が顕著に異なり、特にAZ−1の最強ピーク
が2θ=8.7であるのに対し、ZSM−5のそれは
23.1であつて、両者の各X線回折パターンにおけ
る2θ=8.7と23.1の強度比を求めると、AZ−1は
ZSM−5の約4倍となつている。 また、両者の回折角(2θ)7.8と8.7の強度比も
顕著に異なつている。すなわち2θ=7.8に対する
8.7の強度比がZSM−5では約1/2であるのに対
し、AZ−1はその約10倍の約5である。 さらに、AZ−1の8.7と8.9の回折角は明らかに
2本のピークに分裂している。 このように、本発明のAZ−1が特異なX線回
折パターンを示すことは、このものがZSM−5
とは異なつた特異かつ新規な結晶構造を有するも
のであることを示しており、また次に示すような
特性を発揮することから、その特異性は物性面か
らも明らかである。 すなわち、AZ−1はその吸着特性において特
異性が著しく、例えばピリジン及び4−メチルキ
ノリンの吸着量を325℃の温度で2時間後に測定
した結果、AZ−1はZSM−5と比較してピリジ
ン/4−メチルキノリンの吸着量比が大幅に異な
ることが見出された。その結果を第2表に示す。
【表】 このピリジン吸着量は、ゼオライトの細孔内酸
性度に対応し、4−メチルキノリンの吸着量は細
孔外酸性度に対応することから、AZ−1はZSM
−5に比べて細孔内酸性点の割合が大きいことが
分る。 このような酸性点の分布が異なる原因は明らか
ではないが、これによつてAZ−1が従来の結晶
性アルミノシリケート、例えばZSM−5とは異
なつた特異な結晶構造及び表面構造を有するもの
であると考えられる。 この特性は、例えばモノアルキルベンゼンのア
ルキル化反応によりジアルキルベンゼンを製造す
る際に顕著な効果を発揮する。 すなわち、本発明のAZ−1を触媒として用い、
モノアルキルベンゼンのアルキル化反応を行つた
場合、驚くべきことにp−ジアルキルベンゼンが
極めて高選択率で得られることが判つた。これ
は、AZ−1の新規な結晶構造及び表面構造によ
る酸性点の分布の特異性に由来するものであると
思われる。 従来、結晶性アルミノシリケートを触媒として
用い、芳香族化合物をアルキル化する方法は公知
であり、またモノアルキルベンゼンをアルキル化
してジアルキルベンゼンを製造する方法も知られ
ている。しかしながら、この場合、得られるジア
ルキルベンゼンの各異性体(o−、m−、p−
体)の組成は平衡組成、例えばエチルトルエンの
場合は通常o−体:10%、m−体:60%、p−
体:30%の組成である。 これに対し、本発明のAZ−1は、特別な変性
処理、例えばo−体、m−体の生成を抑制するよ
うな変性処理を何ら施すことなく、未変性の状態
で触媒として用いられ、平衡組成の3倍以上とい
つた高選択率でp−体を与える。 本発明の方法で用いるシリカ供給物質としては
従来の結晶性アルミノシリケートの製造に通常使
用されているものであれば特に制限がなく、例え
ば、シリカ粉末、ケイ酸、コロイド状シリカ、ケ
イ酸ナトリウム水溶液などが用いられる。 また、本発明の方法で用いるアルミナ供給物質
としては、従来の結晶性アルミノシリケートの製
造に通常使用されているものであれば特に制限は
なく、例えば、アルミナ粉末、硫酸アルミニウ
ム、アルミン酸ナトリウムなどが用いられる。 これらのシリカ供給物質とアルミナ供給物質と
の使用割合は、SiO2/Al2O3とのモル比が10/1
ないし1000/1、好ましくは、20/1ないし
300/1の範囲になるように選ぶのが好ましい。 次に、アルカリ金属供給物質としては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化物が用
いられるが、水酸化ナトリウムが特に好ましい。 アルカリ金属供給物質の使用量は、SiO21モル
換算当り0.05〜1.0の範囲である。 本発明方法においては、シリカ供給物質、アル
ミナ供給物質及びアルカリ金属供給物質より結晶
性アルミノシリケートを製造する際に、有機カチ
オン源として1分子中に3個の第一級アミノ基を
もつアミンを共存させることが必要である。この
アミンは炭素数3以上の脂肪族トリアミンであつ
て、好ましくは9以上のものが用いられる。特に
好適なアミンは、式 で示される1,8−ジアミノ−4−アミノメチル
オクタン(以下トリアミンと略称する)である。 本発明方法におけるアミンの使用量は、SiO21
モル当り0.5〜10モルの範囲である。 また、本発明方法においては、結晶性アルミノ
シリケートの製造を水溶液中で行う必要がある。
この際の水の量はSiO21モル当り5〜50モルの範
囲である。 本発明においては、前記のシリカ供給物質、ア
ルミナ供給物質、アルカリ金属イオン供給物質、
アミン及び水を、前記したような組成比を有する
原料組成物として使用する必要があり、また本発
明に基づく特異なX線回折パターンを示す結晶構
造のゼオライトを得るためには、さらに次に示す
ような条件下で製造することが重要である。 まず、前記の原料組成物をゼオライトの結晶化
前に、よくかきまぜて混合を行う。この場合、例
えば回転ミキサー、ホモジナイザーなどを用い、
刃先端の線速1.0m/s以上の条件でかきまぜて
混合することが好ましい。また、この原料組成物
のPHを、例えば酸を適時添加して11.5〜12.5の範
囲に調整することが好ましい。 次に、このようにして調整された原料組成物
を、常圧又は自己発生圧力下で、100〜250℃の温
度に加熱してゼオライトを結晶化させる。この時
の反応時間は温度が圧力によつて左右されるが、
通常5〜100時間である。 本発明の結晶性アルミノシリケートを触媒とし
て用い、モノアルキルベンゼンのアルキル化反応
を行う場合、通常反応温度は200〜700℃、反応圧
力は0.1〜100気圧の範囲であり、またモノアルキ
ルベンゼンとアルキル化剤との使用割合は、モル
比で1:1ないし20:1の範囲である。 この反応に用いるモノアルキルベンゼンとして
は、例えば、トルエン、エチルベンゼンなどが好
ましく、またたアルキル化剤としては、例えばエ
チレン、プロピレン、メタノール、エタノールな
どが好ましく挙げられる。 さらに、この反応を実施するに際し、希釈剤と
して、メタン、エタンなどの低級炭化水素、窒
素、二酸化炭素などを、アルキル化剤1モルに対
し0.1〜20モルの割合で加えてもよい。また、触
媒寿命を延ばす目的で水素をアルキル化剤1モル
に対し1〜30モルの割合で共存させてもよい。 この反応によつて得られるp−ジアルキルベン
ゼンとしては、例えばエチルトルエン、ジエチル
ベンゼン、キシレン、シメンなどが挙げられる。 本発明の結晶性アルミノシリケートは、前記の
反応に使用する場合、種々の耐熱性、耐久性、多
孔性などを有する無機材料に混合、成形して使用
することが望ましい。この無機材料としては、例
えばシリカ、アルミナ、シリカアルミナ、マグネ
シア、粘土などが挙げられる。 さらにこの反応は、反応型式として、例えば固
定床、移動床、流動床などが用いられ、また回分
式、半連続式又は連続式などの操作で実施され
る。 本発明の結晶性アルミノシリケートは、必要に
応じて所望するカチオン、例えばプロトン、プロ
トン前駆体並びに元素周期律表A、A、
B、A、B、の各族及び希土類に属する金
属のカチオンの中から選ばれた少なくとも1種と
イオン交換することができる。またこの結晶性ア
ルミノシリケートは、生成物を乾燥した状態、
300℃以上で焼成した状態又はイオン交換された
状態で、触媒や吸着剤などとして用いられる。 特に本発明の結晶性アルミノシリケートを触媒
として用いる場合、モノアルキルベンゼンのアル
キル化反応によるジアルキルベンゼン製造におい
て顕著な特性を発揮する。 すなわち、キシレン、エチルトルエン、ジエチ
ルベンゼン、シメンなどのジアルキルベンゼンは
化学原料の中間体として重要なものであり、例え
ばキシレンは酸化されてフタル酸に、エチルトル
エン、ジエチルベンゼンは脱水素されて、それぞ
れメチルスチレン、ジビニルベンゼンとなつて有
用な高分子用モノマーとして使用される。しか
し、この高分子用モノマーとしては、これらはい
ずれもパラ異性体が特に有用であつて、従来の方
法ではそれぞれの製造プロセスによつて得られる
他の異性体(オルソ異性体、メタ異性体)を分離
する必要があるが、これらの異性体は沸点が近似
しているため分離工程が極めて煩雑となること、
脱水素工程においてオルソ異性体が環化反応を起
しやすいことなど、製造プロセス上種々の問題点
がある。しかしながら、本発明の結晶性アルミノ
シリケートを触媒として前記のアルキル化反応に
用いた場合、パラ異性体が高選択率で得られ、そ
の生成物はそれぞれの平衡組成の3倍以上のパラ
−体を有する組成となり、したがつて前記の製造
プロセス上の問題点が大幅に軽減されることにな
る。 本発明の結晶性アルミノシリケートは、前記以
外の触媒の用途として、例えば炭化水素類のクラ
ツキング反応、重合反応、トルエンよりキシレン
とベンゼンを得る反応のような不均化反応、エチ
ルベンゼンからキシレンを得る反応のような異性
体反応、アルコールからオレフインを得る反応の
ような脱水反応、オレフインからアルコールを得
る反応にような水和反応などに用いることができ
る。 また、本発明の結晶性アルミノシリケートは吸
着剤として、例えば芳香族化合物における異性体
の吸着分離に使用することもできる。 なお、本発明における結晶性アルミノシリケー
トのX線回折データーは、X線回折計としてガイ
ガーフレツクス(理学電機製)を、X線として
CuKα線を使用した。この測定において、結晶性
アルミノシリケート自体のバラツキ及び測定誤差
などにより、数%程度の相対誤差を生じることが
あるが、回折角相互の相対的位置及び相対的強度
に関しては不変である。 次に実施例によつて本発明をさらに詳細に説明
する。 実施例 1 1,8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタン
10g、硫酸アルミニウム(Al2(SO43・18H2O)
0.5g、水酸化ナトリウム0.5gを水15gにとか
し、さらに、シリカゾル(30%SiO2)20gを加
えて均質な溶液を得た。この溶液にかきまぜなが
ら20%硫酸を滴下してPH12に調整して均質なゲル
を得た。さらに、このゲルをミキサーに入れ、
1000rpm(刃先端の線速1.0m/sec)で10分間混
合しゲル化を促進した。このゲルをテフロン製試
験管に仕込みステンレス製耐圧容器中で、170℃、
48時間静置した結晶化を行つた。 得られた生成物を、ろ過、洗浄したのち、120
℃で3時間乾燥してさらに500℃で4時間焼成し
たのちのX線回折パターンを第1図に示す。 実施例 2 1,8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタン
5g、硫酸アルミニウム0.3g、水酸化ナトリウ
ム0.4gを水15gにとかして均質な溶液を得た。
この溶液に、かきまぜながら20%の硫酸を適下し
てPH12に調整して、均質なゲルを得た。さらにこ
のゲルをホモジナイザーで5000rpm、15分間高速
かくはんしてゲル化を促進した。このゲルをテフ
ロン製試験管に仕込み、ステンレス製耐圧容器中
で160℃、72時間静置して結晶化を行つた。 得られた生成物をろ過、洗浄したのち、120℃
で3時間乾燥し、さらに500℃で4時間焼成した
のちのX線回折パターンを第2図に示す。 実施例 3 1,8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタン
100g、硫酸アルミニウム4g、水酸化ナトリウ
ム5gを水200gにとかし、さらにシリカゾル
(30%SiO2)250gを加えて均質な溶液を得た。
この溶液にかきまぜながら20%硫酸を滴下してPH
12.5に調整して均質なゲルを得た。さらに、この
ゲルをミキサーに入れ2000rpm、20分間高速かく
はんした。このゲルを、テフロン内張りオートク
レーブ中に仕込み、50rpmでかきまぜながら、
150℃で24時間結晶化させた。 得られた生成物をろ過、洗浄したのち、120℃
で3時間乾燥し、さらに500℃で4時間焼成した
のちのX線回折パターンを第3図に示す。 実施例 4 1,8−ジアミノ−4−アミノメチルオクタン
20g、硫酸アルミニウム1.0g、水酸化ナトリウ
ム0.5gを水15gにとかし、さらにシリカゾル
(30%SiO2)を加えて均質な溶液を得た。この溶
液に、かきまぜながら20%硫酸3.0gを滴下して
均質なゲルを得た。このゲルを、ミキサー中で、
2000rpm、20分間かくはん混合してゲル化を促進
した。このゲルを、テフロン製試験管に仕込み、
ステンレス製耐圧容器中で、180℃で20時間静置
して結晶化を行つた。 得られた生成物を、ろ過、洗浄して、120℃で
3時間乾燥したのち、さらに500℃で4時間焼成
したのちのX線回折パターンを第4図に示す。 比較例 1 Qbrandケイ酸塩水溶液(Na2O8.9wt%、
SiO228.9wt%、H2O62.2wt%)300gに10%テト
ラプロピルアンモニウムハイドロキサイド水溶液
200gを加え、さらに水100gに硝酸アルミニウム
(Al(NO339H2O)5gを溶かした溶液を加えて
均質な溶液を得た。さらに硝酸をかきまぜながら
滴下して、PH10〜10.5に調整して均質なゲルを得
た。このゲルをテフロン内張りオートクレーブに
仕込み、かきまぜながら180℃、24時間結晶化さ
せた。 得られた生成物を、ろ過、洗浄したのち、120
℃3時間乾燥し、さらに500℃、4時間焼成した
のちのX線回折パターンを第5図に示す。この回
折パターンは、通常のZSM−5の回折パターン
と一致した。 なお、実施例1〜4及び比較例で得られた結晶
性アルミノシリケートの回折角(2θ)と相対強度
との関係を第3表に示す。
【表】 実施例 5 実施例1で得たAZ−1を用いてトルエンとエ
チレンからのエチルトルエンの合成反応を行つ
た。実験条件は、触媒としてAZ−1 2g、ト
ルエン/エチレンモル比2.3、WHSV4hr-1、反応
温度420℃で、常圧流通法で行つた。 反応開始後、2時間から3時間の成積は、トル
エン転化率(エチレン基準)50%、エチルトルエ
ン収率48%、エチルトルエン中のパラ体の割合90
%であつた。 実施例 6 実施例2で得たAZ−1を用いて水素共存下で
トルエンとエチレンからのエチルトルエンの合成
反応を行つた。実験条件は、触媒としてAZ−1
20g、トルエン/エチレン/H2モル比2/
1/4、WHSV4hr-1、反応温度400℃、圧力3
Kg/cm2で行つた。 反応開始後、2〜3時間、20〜21時間の成積を
第4表に示す。
【表】 実施例 7 実施例3で得られたAZ−1を用いて、トルエ
ンとメタノールからのキシレンの合成反応を行つ
た。実験条件は、触媒としてAZ−1 2g、ト
ルエン/メタノール/N2モル比2/1/12、
WHSV4hr-1反応温度500℃で常圧流通法で行つ
た。 反応開始後、1〜2時間の成績は、トルエン転
化率20%、キシレン収率19%、キシレン中のパラ
体の割合80%であつた。 実施例 8 反応温度が600℃であること以外は、実施例7
と同じ条件でトルエンとメタノールからのキシレ
ンの合成反応を行つた。 反応開始後、2〜3時間の成績は、トルエン転
化率30%、キシレン収率28%、キシレン中のパラ
体の割合75%であつた。 実施例 9 実施例2で得られたAZ−1を用いてエチルベ
ンゼンとエチレンからのジエチルベンゼンの合成
反応を行つた。実験条件は、エチルベンゼン/エ
チレンモル比2.5、AZ−1 2g、WHSV4hr-1
反応温度450℃で常圧流通法で行つた。 反応開始後、2〜3時間の成績は、エチルベン
ゼン転化率40%、ジエチルベンゼン収率38%ジエ
チルベンゼン中のパラ体の割合75%であつた。 実施例 10 実施例3で得られたAZ−1を用いてトルエン
とエタノールからのエチルトルエンの合成反応を
行つた。実験条件は、AZ−1 2g、トルエ
ン/エタノールモル比3.0、WHSV40hr-1、反応
温度400℃で、常圧流通法で行つた。 反応開始後、2〜3時間の成績はトルエン転化
率45%、エチルトルエン収率43%、エチルトルエ
ン中のパラ体の割合は85%であつた。 比較例 2 比較例1で得られたZSM−5を1N−HNO3
で室温で4時間イオン交換を行い、ろ過・洗浄後
120℃で8時間乾燥してH−ZSM−5を得た。 さらに、このH−ZSM−530gをリン酸50g中
に24時間浸漬した後、ろ過して120℃で8時間乾
燥した。さらに、これを5%酢酸マグネシウム水
溶液50g中に24時間浸漬した後、ろ過して120℃
で乾燥した後、500℃で5時間空気中で焼成して
P、Mg変性ZSM−5を得た。 このH−ZSM−5とP、Mg変性ZSM−5を
触媒に用いて、実施例5と同じ条件でトルエンの
エチル化反応を行つた。その結果を第5表に示
す。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1〜第4図は、実施例で得られた本発明の結
晶性アルミノシリケートのX線回折パターンであ
り、第5図は比較例で得られたZSM−5のX線
回折パターンである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 M2O・Al2O3・XSiO2 (式中のMはアルカリ金属イオン、アンモニウム
    イオン又は水素イオン、Xは10〜1000である) に相当する組成を有し、かつX線回折パターンに
    おいて、次記の回折角(2θ)及び相対強度により
    特徴づけられる少なくとも7本の回折線を有する
    結晶性アルミノシリケート。 【表】 2 シリカ供給物質、アルミナ供給物質、アルカ
    リ金属供給物質、水及び窒素含有有機カチオン供
    給源として1分子中に3個の第一級アミノ基をも
    つアミン(A)を含有し、かつそれぞれの成分モル比
    が SiO2/Al2O3=10〜1000 OH-/SiO2=0.05〜1.0 H2O/SiO2=5〜50 A/SiO2=0.5〜10 (ただし、OH-はアルカリ金属供給物質に由来
    するものであり、Aは1分子中に3個の第一級ア
    ミノ基をもつ炭素数3以上の脂肪族トリアミンで
    ある) の範囲である均質組成物を、100〜250℃の温度に
    加熱して結晶が生成するのに十分な時間反応させ
    ることを特徴とする結晶性アルミノシリケートの
    製造方法。 3 式 M2O・Al2O3・XSiO2 (式中のMはアルカリ金属イオン、アンモニウム
    イオン又は水素イオン、Xは10〜1000である) に相当する組成を有し、かつX線回折パターンに
    おいて、次記の回折角(2θ)及び相対強度により
    特徴づけられる少なくとも7本の回折線を有する
    結晶性アルミノシリケートから成るモノアルキル
    ベンゼンのアルキル化用触媒。 【表】
JP57228283A 1982-12-30 1982-12-30 結晶性アルミノシリケ−ト、その製造方法及びそのアルミノシリケ−トから成るモノアルキルベンゼンのアルキル化用触媒 Granted JPS59128210A (ja)

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