JPS6365526B2 - - Google Patents

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JPS6365526B2
JPS6365526B2 JP56099899A JP9989981A JPS6365526B2 JP S6365526 B2 JPS6365526 B2 JP S6365526B2 JP 56099899 A JP56099899 A JP 56099899A JP 9989981 A JP9989981 A JP 9989981A JP S6365526 B2 JPS6365526 B2 JP S6365526B2
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JP
Japan
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ventilation
mode
air
cooling
heating
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Application number
JP56099899A
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English (en)
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JPS584617A (ja
Inventor
Yoshio Myata
Naochika Kokubo
Tosha Eto
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP9989981A priority Critical patent/JPS584617A/ja
Publication of JPS584617A publication Critical patent/JPS584617A/ja
Publication of JPS6365526B2 publication Critical patent/JPS6365526B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00357Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles
    • B60H1/00371Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles for vehicles carrying large numbers of passengers, e.g. buses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00207Combined heating, ventilating, or cooling devices characterised by the position of the HVAC devices with respect to the passenger compartment
    • B60H2001/00221Devices in the floor or side wall area of the passenger compartment

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用空調装置の自動制御装置に関す
るもので、バス車両に装備される補助エンジン駆
動式車両用冷房装置に用いて好適なものである。
〔従来の技術〕
従来この種の車両用空調装置においては、車両
天井部に冷房用上部吹出口を設け、また車両床部
に暖房用下部吹出口を設け、冷房モード時には上
記上部吹出口から冷風を吹出し、暖房モード時に
は上記下部吹出口から暖風を吹出す構成となつて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来公知の空調装置においては、冷房モー
ドあるいは暖房モードの続行により車室内の温度
が乗員にとつて不快になるような場合には、送風
フアンによる送風のみを行う、いわゆる換気モー
ドを設定する必要がある。
しかしながら、換気モードにおいて、上記吹出
口から風を吹出すように設計すると、暖房モード
から換気モードへの切替え時には暖房モードの際
の残余熱による温風が上部吹出口から一時的に吹
出され、乗員にとつて不快である。また、逆に換
気モードの風を上記下部吹出口から吹出すように
設計すると、冷房モードから換気モードへの切替
え時に冷房モードの際の残余熱による冷風が下部
吹出口から一時的に吹出され、やはり乗員にとつ
て不快である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上述の点に鑑みて案出されたものであ
つて、空調ケーシング内に設置された冷凍サイク
ルの蒸発器と、前記空調ケーシング内に設置され
た加熱器と、これら蒸発器および加熱器を通過し
た風を送風する送風用フアンと、車両天井部に設
けられた上部吹出口と、車両床部に設けられた下
部吹出口と、この両吹出口への通風路を切替える
通風切替装置と、前記蒸発器による冷房能力を制
御する冷房能力制御手段と、前記加熱器による暖
房能力を制御する暖房能力制御手段と、車室内の
温度を検出する室温センサと、外気温度を検出す
る外気温センサと、車室内の温度を設定する温度
設定用可変抵抗器と、前記両センサおよび前記可
変抵抗器の合成抵抗値が入力され、この合成抵抗
値の大小に応じた出力信号を発して前記送風用フ
アン、前記両能力制御手段、および前記通風切替
装置の各作動を制御し、かつ前記合成抵抗値が小
から大に向かうに従つて順次冷房モード、換気モ
ード、暖房モードを設定する電子演算装置と、を
具備し、 冷房モード時には前記演算装置により前記合成
抵抗値の大きさに応じて前記冷房能力制御手段を
制御して前記冷房能力を制御するとともに、前記
送風フアンを駆動し、かつ前記通風切替装置を作
動させて前記上部吹出口へ前記通風路を切替えて
該上部吹出口から車室内へ冷風を吹出し、 暖房モード時には前記演算装置により前記合成
抵抗値の大きさに応じて前記暖房能力制御手段を
制御して前記暖房能力を制御すると共に、前記送
風フアンを駆動し、前記通風切替装置を作動させ
て前記下部吹出口へ前記通風路を切替えて該下部
吹出口から車室内へ暖風を吹出し、 冷房モードから換気モードに設定される冷房モ
ード寄りの換気モードの時には前記演算装置によ
り前記冷房能力制御手段による冷房を停止すると
ともに、前記送風フアンを駆動し、かつ前記通風
切替装置を作動させて前記上部吹出口から送風
し、 暖房モードから換気モードに設定される暖房モ
ード寄りの換気モードの時には前記演算装置によ
り前記暖房能力制御手段による暖房を停止すると
ともに、前記送風フアンを駆動し、かつ前記通風
切替装置を作動させて前記下部吹出口から送風す
るように構成したという技術的手段を採用したも
のである。
〔作用〕
上記のように、外気温センサ、室温センサ、お
よび温度設定用可変抵抗器の合成抵抗値に応じて
該合成抵抗値が小から大に向かうに従つて電子演
算装置により順次冷房モード、換気モード、暖房
モードが設定され、かつ電子演算装置により、冷
房能力制御手段、暖房能力制御手段が制御されて
蒸発器による冷房能力、加熱器による暖房能力が
自動制御され、送風フアンが駆動され、更には通
風切替装置が制御されて上部吹出口、下部吹出口
へ通風路が自動的に切替えられる。
このため、冷房モード、暖房モードに見合つた
吹出口の切替えが自動的に行われるとともに、各
モードに対応した空調能力を自動制御できる。
一方、冷房モードから換気モードに設定される
冷房モード寄りの換気モードでは冷房が停止し、
送風フアンを介して上部吹出口より車室内へ風が
吹出される。
他方、暖房モードから換気モードに設定される
暖房モード寄りの換気モードでは暖房が停止し、
送風フアンを介して下部吹出口より車室内へ風が
吹出される。
〔発明の効果〕
このように、本発明によれば、冷房モード、暖
房モード、換気モードを自動制御できる。また、
冷房寄り、暖房寄りの各換気モードに見合つた吹
出口の切替えが自動的に行われ、各換気モードの
際の乗員の空調フイーリングが向上する。
〔実施例〕
以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。図示の実施例は、本発明をバス車両用空調装
置に適用した例であり、第1図は空調装置本体部
100を示し、この空調装置本体部100は図示
しない架台上に一体的に構成され、第2図に示す
ようにバス車両101の床102の下方に架装さ
れている。第1図および第2図においては、1は
空調装置駆動用の補助エンジンで、デイーゼルエ
ンジンよりなり、その一端側には冷凍サイクルの
圧縮機2が直結されている。3は補助エンジン1
の他端側に直結された冷却用送風フアンで、補助
エンジン1のラジエータ4および冷凍サイクルの
コンデンサ5を冷却するものである。ラジエータ
4とコンデンサ5はバス車両101の一方の側板
6に開口された空気取入口7から導入される空気
(外気)によつて冷却されるようになつている。
この空気取入口7には外気温度を検出する外気温
センサ8が取付けられており、この外気温センサ
8は通常サーミスタのごとき半導体感温素子より
なる。
9はコンデンサ5にて凝縮した液冷媒を溜める
レシーバ、10はこのレシーバ9から送られてく
る液冷媒を減圧して膨張させる膨張弁、11はこ
の膨張弁10で断熱膨張した霧状の冷媒を蒸発さ
せ、その蒸発潜熱により周囲の空気を冷却する蒸
発器で、蒸発後のガス冷媒は圧縮機1に再び吸入
されて圧縮されるようになつている。
12は蒸発器11を収納している空調ケーシン
グで、その空気導入口12aはバス車両101の
床102の開口部103を経て、座席104の下
方に設けられた車室内空気取入口13に連通して
いる。また、空調ケーシング12には蒸発器11
の上流側に換気用の外気を導入するための空気口
12bが設けられている。前記車室内空気取入口
13には車室内空気温度を検出する室温センサ1
4が取付けられており、この室温センサ14も通
常サーミスタ等の半導体感温素子よりなる。15
は空調ケーシング12内で蒸発器11の下流側に
直列に設置された加熱器で、第3図および第4図
に示すように風の流れ(矢印イ)の前後方向に積
層された2つの熱交換部15a,15bと、この
2つの熱交換部15a,15bがともに連通して
いる上部タンク15cと、一方の熱交換部15a
のみが連通している下部タンク15dと、他方の
熱交換部15のみが連通している下部タンク15
eと、下部タンク15dに設けられた温水入口1
5fと、上部タンク15cに設けられた第1の温
水出口15gと、下部タンク15eに設けられた
第2の温水出口15hとを有している。16は空
調ケーシング12の加熱器下流側に接続されたス
クロール状の送風ケーシングで、その内部にはシ
ロツコフアン等を用いた送風フアン17が内蔵さ
れている。18はこの送風フアン17の回転軸1
7aに直結された駆動用モータ、19は駆動軸
で、補助エンジン1の回転がプーリベルト機構2
0を介して伝達されるものであり、その端部には
電磁クラツチ21が設けられており、この電磁ク
ラツチ21の接続時には駆動軸19の回転がプー
リベルト機構22を介して送風フアン17に伝達
されるようになつている。
23はレシーバ9内のガス冷媒を圧縮器2の吸
入側に直接戻す冷媒バイパス管で、その途中には
電磁弁24が設置されている。
前記した加熱器15は補助エンジン1の温水
(冷却水)および車両走行用主エンジン25の温
水(冷却水)を熱源とするもので、加熱器15の
温水入口15fは補助エンジン1および主エンジ
ン25の温水吐出部に接続されており、第1の温
水出口15gは補助エンジン1の温水吸入部に接
続され、第2の温水出口15hは主エンジン25
の温水吸入部に接続されている。そして、加熱器
15と補助エンジン1との間の温水の流れは電磁
弁26によつて断続されるようになつており、ま
た加熱器15と主エンジン25との間の温水の流
れは電磁弁27によつて断続されるようになつて
いる。28は主エンジン25のラジエータ、29
はこのラジエータ28の冷却フアンである。30
は主エンジン25の温水を加熱器15に導入する
ための電動ポンプである。
第5図は上記した送風ケーシング12の出口部
16aから出た風の通風経路を示すもので、出口
部16aの仕切板16bにより2つの通路16
c,16dに区画されており、その一方の通路1
6cは冷房用ダクト31と暖房用ダクト32に分
岐され、他方の通路16dも同様に冷房用ダクト
33と暖房用ダクト34に分岐されている。冷房
用ダクト31,33は左右の車体側板6に沿つて
車両天井部まで配設され、車両天井部において車
両前後方向にほぼ全長にわたつて設けられている
天井ダクト35,36に連通している。この天井
ダクト35,36には多数の上部吹出口37が設
けられている。暖房用ダクト32,34は床10
2の下面で車両前後方向にほぼ全長にわたつて設
けられた床下ダクト38,39に連通しており、
この床下ダクト38,39には床面上に位置して
設けられた多数の下部吹出口40が接続されてい
る。冷房用ダクト31と暖房用ダクト32の分岐
点および冷房用ダクト33と暖房用ダクト34の
分岐点にはそれぞれ切替ダンパ41,42が設け
られており、このダンパ41,42により上記両
ダクト31と32の間および33と34が切替え
られる。この両ダンパ41,42は電磁ソレノイ
ドからなる通風切替装置43により連動作動する
よう構成されており、この装置43はそのソレノ
イドに通電されると電磁吸引力を生じて、作動棒
43aを矢印a方向に吸引するもので、固定支点
43bを中心としてリンク43cを矢印b方向に
回動させ、更にリンク43d,43eを介してダ
ンパ41を実線位置に操作するとともに、別のリ
ンク43f,43gを介してダンパ42を実線位
置に操作するようになつている。上記装置43へ
の通電が遮断されると、作動棒43aが図示しな
い内蔵スプリングにより矢印aと逆方向へ復帰し
てダンパ41,42がそれぞれ破線位置に操作さ
れるようになつている。
第6図は上記装置43への通電の断続(ON・
OFF)と、天井ダクト35,36および床下ダ
クト38,39の切替えとの関係を示すものであ
る。
第7図は本発明装置の電気回路を示すもので、
44は温度制御用電子演算装置で、外気温センサ
8、室温センサ14および温度設定用可変抵抗器
45の合成抵抗値変化を入力信号として、その合
成抵抗値の大小に応じてA〜Mの13の出力を出す
比較回路44aと、この比較回路44aの出力を
所定の演算処理してO〜Zの11の出力を出す演算
回路44bとを有している。46,47は補助エ
ンジン1の回転数制御用の第1、第2の電磁ソレ
ノイドで、この両ソレノイド46,47は補助エ
ンジン1の吸気管の絞り弁(図示せず)の開度を
調整して補助エンジン1の回転数を制御するもの
であり、第1の電磁ソレノイド46のみに通電さ
れると補助エンジン1は低速回転(Lo)となり、
第2の電磁ソレノイド47のみに通電されると補
助エンジン1は高速回転(Hi)となり、両ソレ
ノイド46,47がともに通電されないときは中
速回転(Me)となり、両ソレノイド43,44
がともに通電されたときは燃料噴射ポンプ(図示
せず)の停止レバーを引き補助エンジン1が停止
する構造となつている。
48,49,50は送風フアン駆動用モータ1
8の速度制御用抵抗であり、この3つの抵抗4
8,49,50の抵抗値R48,R49,R50
はR48>R49>R50の関係に定めてある。
従つて、電子演算装置44の出力を例えばX,
W,V,U,W+V+Uにすることにより、モー
タ18の速度、すなわち送風量を5段階に切替え
ることができる。
51は車両の電源バツテリ、51はヒユーズ、
53は空調作動スイツチである。
次に、本発明装置の作動について説明する。第
8図は両温度センサ8,14と設定用可変抵抗器
45の合成抵抗値Rsと、比較回路44aの13の
出力A〜Mと、13の作動モードM1〜M13と、
空調仕様と、吹出口との関係を示す。第8図から
明らかなように、上記合成抵抗値Rsの大小に応
じて冷房、暖房、換気モードが設定され、かつそ
の抵抗値Rsが小→大に向かうに従つて順次冷房、
換気、暖房モードに設定される。夏期の最大冷房
を行う際には、サーミスタからなる両温度センサ
8,14および可変抵抗器45の抵抗値がいずれ
も小となり、その合成抵抗値Rsが最小となり、
比較回路44aの出力がAとなり、演算回路44
bによりM1の作動モードが選択される。このM
1の作動モードにおいては、第9図の表に示すよ
うに、P,Q,Zの出力が出され、第2ソレノイ
ド47が通電され、補助エンジン1(すなわち圧
縮器2)が高速(Hi)で回転するとともに、電
磁クラツチ21が通電され接続するので、フアン
17は補助エンジン1により高速で駆動される。
また、通風切替装置43も通電され、冷房用の天
井ダクト35,36側の通風路を開く。これによ
り、冷房能力は最大に発揮され、天井ダクト3
5,36の上部吹出口37から車室105内へ矢
印ロのごとく冷風を吹出すことにより、車室10
5内の冷房が良好になされる。
そして、車室105内の冷房が進行して室温が
低下したり、あるいは可変抵抗器45による設定
温度が上昇したり、あるいは外気温が低下する
と、合成抵抗値Rsが増加するので、作動モード
はM1から順次M2,M3…と切替えられる。M
2の作動モードでは、出力がQ,Zとなり、補助
エンジン1の速度が中速(Me)になつて、冷房
能力が所定量(例えば3000Kcal程度)低下する。
M3の作動モードでは出力がO,Q,Zとなり、
補助エンジン1の速度が低速(Lo)となり、冷
房能力がさらに所定量低下する。M4の作動モー
ドでは、出力がO,Q,Y,Zとなり、補助エン
ジン1の速度が低速(Lo)になるとともに、電
磁弁26が開弁して補助エンジン1の温水が加熱
器15の片側の熱交換部15aを通過するように
なり、ここで冷風が再加熱されるので、冷房能力
がさらに所定量低下する。M5の作動モードで
は、出力がO,Q,R,Zとなり、上記電磁弁2
6が開弁し、その代わりに電磁弁24が開弁し、
レシーバ9内のガス冷媒が圧縮器2に直接吸入さ
れるので、冷房能力がさらに低下する。M6の作
動モードでは、出力がO,Q,R,Y,Zとな
り、上記両電磁弁24,26が同時に開弁して冷
房能力が更に低下する。
以上のM1〜M6の作動モードは補助エンジン
1の運転による冷房モードを行う場合であるが、
次にM7,M8の作動モードは補助エンジン1を
停止して、送風のみを行う換気モードである。す
なわち、M7の作動モードでは出力がU,V,
W,Zとなり、吹出口は依然として冷房用の天井
ダクト35,36が選択されており、そしてフア
ン用モータ18には3つの抵抗48,49,50
の並列回路を通して通電されるので、モータ18
は最高速である第5速に次ぐ速度の第4速で回転
し、天井ダクト35,36の吹出口37から吹出
す風(換気用の外気を導入する空気口12bを経
て入る風)によつて車室内が強制換気される。な
お、換気モードに切替わる時、短時間だけ第1、
第2の両ソレノイド46,47に同時に通電さ
れ、補助エンジン1の運転が自動停止される。M
8の作動モードでは出力がU,V,Wとなり、Z
の出力がなくなるので、通風切替装置43への通
電が遮断され、これにより第6図に示すように床
下ダクト38,39が選択され、この床下ダクト
38,39に接続された下部吹出口40から矢印
ハのごとく風が吹出して、車室内が強制換気され
る。
次に、M9〜M13の作動モードは温風の吹出
しによる暖房モードであり、M9の作動モードで
は出力がS,Uとなり、温水回路の電動ポンプ1
0および電磁弁27が通電され、作動する。これ
により、走行用エンジン25の温水が加熱器15
の2つの熱交換部15a,15bを通して流れる
ようになる。また、同時にフアン用モータ18に
は最大の抵抗値を持つ抵抗48を通して通電さ
れ、モータ18は最低速度、すなわち第1速で作
動し、暖房能力は最小に設定される。このとき、
通風切替装置43はオフ状態を継続しているか
ら、温風は床下ダクト38,39を通つて下部吹
出口40から車室内へ吹出す。次に、M10の作
動モードでは出力がS,Vとなり、フアン用モー
タ18に中間の抵抗値を持つ抵抗48を通して通
電され、モータ18が第2速で作動し、暖房能力
が所定量向上する。M11の作動モードでは出力
がS,Wとなり、最小の抵抗値を持つ抵抗50を
通してフアン用モータ18に通電され、モータ1
8が第3速で作動し、暖房能力がさらに向上す
る。M12の作動モードで出力がS,U,V,W
となり、フアン用モータ18に3つの抵抗48,
49,50の並列回路を通して通電され、モータ
18が第4速で作動し、暖房能力がさらに向上す
る。M13の作動モードでは出力がS,Xとな
り、フアン用モータ18には抵抗48,49,5
0を介することなく直接電源より通電され、モー
タ18が最高速(第5速)で作動し、暖房能力が
最大となる。
以上のごとく、電子演算装置44の出力により
M1〜M13の13モードを選択することにより車
室温度を良好に自動制御できる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるこ
となく種々変形可能であり、例えば加熱器15へ
の温水の流入を断続する2個の電磁弁26,27
は1個の三方電磁弁に置換することもできる。
また、加熱器15としては温水式のものに限ら
ず、灯油等の燃料を燃焼させて、空気を加熱する
燃焼式ヒータを使用することもできる。
また、床下ダクト38,39は床102の上方
側に設置するようにしてもよい。
また、上述の実施例における冷房能力および暖
房能力の制御方法は好適な一例にすぎず、他の方
法に種々変更することもでき、例えば冷房能力の
制御においてレシーバ9のガス冷媒を直接圧縮器
2の吸入側にバイパスさせるかわりに、圧縮器2
の吐出冷媒ガス(ホツトガス)を一部バイパスさ
せて蒸発器11に直接流入させる等の冷房能力制
御手段を用いることができる。また、冷房能力の
制御を圧縮器2の回転数切替と加熱器15の加熱
作用断続との組合せにより行い、冷凍サイクルに
おける冷媒のバイパスは廃止してもよい。また、
暖房能力制御手段においても送風量を調節するの
に加え、加熱器15への温水量を電動ポンプ30
の回転数、流量調節弁の付加等により調節するよ
うにしてもよい。また、電子演算装置44は、予
め設定したプログラムに従つて論理演算を行うマ
イクロコンピユータを用いて構成してもよいこと
はもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す冷凍サイ
クルおよび温水回路の系統図、第2図は本発明装
置を装備したバス車両の概略断面図、第3図は本
発明装置における加熱器の正面図、第4図はこの
加熱器の側断面図、第5図は本発明装置の通風系
統を示すダクト構成図、第6図は本発明装置の通
風切替装置の制御特性図、第7図は本発明装置の
電気回路図、第8図および第9図は本発明装置の
作動説明図である。 1……補助エンジン、2……圧縮機、8,14
……外気温センサ、室温センサ、11……蒸発
器、12……空調ケーシング、15……加熱器、
37……上部吹出口、40……下部吹出口、43
……通風切替装置、44……電子演算装置、45
……温度設定用可変抵抗器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 空調ケーシング内に設置された冷凍サイクル
    の蒸発器と、前記空調ケーシング内に設置された
    加熱器と、これら蒸発器および加熱器を通過した
    風を送風する送風用フアンと、車両天井部に設け
    られた上部吹出口と、車両床部に設けられた下部
    吹出口と、この両吹出口への通風路を切替える通
    風切替装置と、前記蒸発器による冷房能力を制御
    する冷房能力制御手段と、前記加熱器による暖房
    能力を制御する暖房能力制御手段と、車室内の温
    度を検出する室温センサと、外気温度を検出する
    外気温センサと、車室内の温度を設定する温度設
    定用可変抵抗器と、前記両センサおよび前記可変
    抵抗器の合成抵抗値が入力され、この合成抵抗値
    の大小に応じた出力信号を発して前記送風用フア
    ン、前記両能力制御手段、および前記通風切替装
    置の各作動を制御し、かつ前記合成抵抗値が小か
    ら大に向かうに従つて順次冷房モード、換気モー
    ド、暖房モードを設定する電子演算装置と、を具
    備し、 冷房モード時には前記演算装置により前記合成
    抵抗値の大きさに応じて前記冷房能力制御手段を
    制御して前記冷房能力を制御するとともに、前記
    送風フアンを駆動し、かつ前記通風切替装置を作
    動させて前記上部吹出口へ前記通風路を切替えて
    該上部吹出口から車室内へ冷風を吹出し、 暖房モード時には前記演算装置により前記合成
    抵抗値の大きさに応じて前記暖房能力制御手段を
    制御して前記暖房能力を制御すると共に、前記送
    風フアンを駆動し、前記通風切替装置を作動させ
    て前記下部吹出口へ前記通風路を切替えて該下部
    吹出口から車室内へ暖風を吹出し、 冷房モードから換気モードに設定される冷房モ
    ード寄りの換気モードの時には前記演算装置によ
    り前記冷房能力制御手段による冷房を停止すると
    ともに、前記送風フアンを駆動し、かつ前記通風
    切替装置を作動させて前記上部吹出口から送風
    し、 暖房モードから換気モードに設定される暖房モ
    ード寄りの換気モードの時には前記演算装置によ
    り前記暖房能力制御手段による暖房を停止すると
    ともに、前記送風フアンを駆動し、かつ前記通風
    切替装置を作動させて前記下部吹出口から送風す
    るように構成したことを特徴とする車両用空調装
    置の自動制御装置。
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