JPS6364850A - 自動車の前部車体構造 - Google Patents
自動車の前部車体構造Info
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- JPS6364850A JPS6364850A JP61208565A JP20856586A JPS6364850A JP S6364850 A JPS6364850 A JP S6364850A JP 61208565 A JP61208565 A JP 61208565A JP 20856586 A JP20856586 A JP 20856586A JP S6364850 A JPS6364850 A JP S6364850A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knee protector
- glove box
- lower panel
- knee
- reinforcing
- Prior art date
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- 210000003127 knee Anatomy 0.000 claims abstract description 55
- 230000001012 protector Effects 0.000 claims abstract description 47
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 36
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims abstract description 10
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 210000000689 upper leg Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、自動車の前部車体構造、特に、助手席前方に
、ニープロテクタとステアリングシャフトを支持する車
幅方向に延びるステアリング支持部材とが設けられてい
る自動車の前部車体構造に関するものである。
、ニープロテクタとステアリングシャフトを支持する車
幅方向に延びるステアリング支持部材とが設けられてい
る自動車の前部車体構造に関するものである。
(従来の技術)
従来、ステアリングシャフト上部の支持構造としては、
単室前面部に位置するダッシュパネルに車至内に向けて
延びるブラケットを設け、このブラケットによりステア
リングシャフトを支持するようにした支持構造が採用さ
れている。しかしながら、このような支持構造では、ス
テアリングシャフトの支持剛性、特に高速走行時におけ
る支持剛性に限界があり、また車両衝突時においては衝
突によりダッシュパネルが優遇するとこれに伴ってブラ
ケットと共にステアリングシャフトも後方に突き出され
、乗員に衝撃を与えることとなる。
単室前面部に位置するダッシュパネルに車至内に向けて
延びるブラケットを設け、このブラケットによりステア
リングシャフトを支持するようにした支持構造が採用さ
れている。しかしながら、このような支持構造では、ス
テアリングシャフトの支持剛性、特に高速走行時におけ
る支持剛性に限界があり、また車両衝突時においては衝
突によりダッシュパネルが優遇するとこれに伴ってブラ
ケットと共にステアリングシャフトも後方に突き出され
、乗員に衝撃を与えることとなる。
このため、特開昭57−4466号に開示されているよ
うに、前部座席前方に車幅方向に延びるステアリング支
持部材を設け、このステアリング支持部材の両端部を左
右フロントドア開口前縁部から前方に延びる1対のカウ
ルサイドパネルに固定するとともに、該ステアリング支
持部材の中央部に該ステアリング支持部材とフロアとを
連結する補強部材を固定することにより、ステアリング
シャフトの支持剛性の向上を図るとともに車両衝突時に
おいてダッシュパネルが後退してもこれとは無関係にス
テアリングシャフトを支持することができるように構成
した支持構造が提案されている。
うに、前部座席前方に車幅方向に延びるステアリング支
持部材を設け、このステアリング支持部材の両端部を左
右フロントドア開口前縁部から前方に延びる1対のカウ
ルサイドパネルに固定するとともに、該ステアリング支
持部材の中央部に該ステアリング支持部材とフロアとを
連結する補強部材を固定することにより、ステアリング
シャフトの支持剛性の向上を図るとともに車両衝突時に
おいてダッシュパネルが後退してもこれとは無関係にス
テアリングシャフトを支持することができるように構成
した支持構造が提案されている。
一方、車両の前部座席の乗員を衝突時等の衝撃から保護
する他の手段としてニープロテクタの採用が行われてい
る。このニープロテクタは、前部座席前方に設けられる
部材であって、衝突時等における慣性力のために乗員が
前方に移動したとき、乗員の膝部をニープロテクタで受
は止めることによりそれ以上の前進を阻止し、乗員の上
体がダツシュボード等に衝突するのを未然に防止する機
能を果すものである。
する他の手段としてニープロテクタの採用が行われてい
る。このニープロテクタは、前部座席前方に設けられる
部材であって、衝突時等における慣性力のために乗員が
前方に移動したとき、乗員の膝部をニープロテクタで受
は止めることによりそれ以上の前進を阻止し、乗員の上
体がダツシュボード等に衝突するのを未然に防止する機
能を果すものである。
ニープロテクタの車体への取付けは、ニープロテクタの
両端flitsを車体側面部に設けられたサイドブラケ
ットおよび車体中央部に設けられたセンタブラケットに
固定すること等によりなされるが、助手席前方に位置す
るニープロテクタにあっては、その中央部において該ニ
ープロテクタと略同−高さにグローブボックスが位置す
るため、このグローブボックスによりニープロテクタの
一部が形成されることとなる。
両端flitsを車体側面部に設けられたサイドブラケ
ットおよび車体中央部に設けられたセンタブラケットに
固定すること等によりなされるが、助手席前方に位置す
るニープロテクタにあっては、その中央部において該ニ
ープロテクタと略同−高さにグローブボックスが位置す
るため、このグローブボックスによりニープロテクタの
一部が形成されることとなる。
ところで、助手席前方に位置するニープロテクタとその
前方に位置するダツシュロアパネルとの間には、車体中
央部寄りにヒータユニット、車体側面部寄りにブロア、
これらの中間にブロアからの空気をヒータユニットに送
るダクトがそれぞれ配設され、クーラ付きの車両にあっ
ては、上記ダクトの位置にクーラが配設されるのが一般
的である。このクーラ付きの車両にあっては、ニープロ
テクタの一部を形成するグローブボックスの前方にクー
ラが位置し、このクーラがグローブボックスとダツシュ
ロアパネルとの間のスペースを埋める状態となるので、
衝突時等の衝撃によりグローブボックスに乗員のIf!
Iが当たった場合、ニープロテクタとして膝部を受は止
めるのは勿論のこと、それ以上の衝撃荷重によりグロー
ブボックスが前方に変位するようなことがおっても一種
の剛体たるクーラの存在によりグローブボックスの前方
変位が規制され、膝部を確実に受は止めることが可能で
ある。
前方に位置するダツシュロアパネルとの間には、車体中
央部寄りにヒータユニット、車体側面部寄りにブロア、
これらの中間にブロアからの空気をヒータユニットに送
るダクトがそれぞれ配設され、クーラ付きの車両にあっ
ては、上記ダクトの位置にクーラが配設されるのが一般
的である。このクーラ付きの車両にあっては、ニープロ
テクタの一部を形成するグローブボックスの前方にクー
ラが位置し、このクーラがグローブボックスとダツシュ
ロアパネルとの間のスペースを埋める状態となるので、
衝突時等の衝撃によりグローブボックスに乗員のIf!
Iが当たった場合、ニープロテクタとして膝部を受は止
めるのは勿論のこと、それ以上の衝撃荷重によりグロー
ブボックスが前方に変位するようなことがおっても一種
の剛体たるクーラの存在によりグローブボックスの前方
変位が規制され、膝部を確実に受は止めることが可能で
ある。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、クーラの付いていない車両にあっては、
クーラの代わりにグローブボックスとダツシュロアパネ
ルとの間に存在するのは容易に変形可能なダクトである
ため、グローブボックスが前方に変位したときこれを阻
止する構造物がなく、グローブボックスはダツシュロア
パネルまで移動することとなり、ニープロテクタとして
の機能を十分に発揮させることができない。
クーラの代わりにグローブボックスとダツシュロアパネ
ルとの間に存在するのは容易に変形可能なダクトである
ため、グローブボックスが前方に変位したときこれを阻
止する構造物がなく、グローブボックスはダツシュロア
パネルまで移動することとなり、ニープロテクタとして
の機能を十分に発揮させることができない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって
、ニープロテクタとダツシュロアパネルとの間にクーラ
等の剛体構造物の存在しない車両においでもニープロテ
クタが衝撃に対して前方へ変位するのを規制することの
できる自動車の前部車体構造を提供しようとするもので
ある。
、ニープロテクタとダツシュロアパネルとの間にクーラ
等の剛体構造物の存在しない車両においでもニープロテ
クタが衝撃に対して前方へ変位するのを規制することの
できる自動車の前部車体構造を提供しようとするもので
ある。
(問題点を解決するための手段)
本発明による自動車の前部車体構造は、ニープロテクタ
前方に該ニープロテクタの前方への変位を規制する補強
部材を設けることにより上記問題点を解決しようとする
ものであり、前記補強部材を設けるに当たり、その下端
部をダツシュロアパネルに結合する一方、その上端部を
車幅方向に延びるステアリング支持部材を利用してこれ
に結合するようにしたものである。すなわち、助手席前
方に、ニープロテクタとステアリングシャフトを支持す
る車幅方向に延びるステアリング支持部材とが設けられ
ている自動車の前部車体構造であって、前記ニープロテ
クタ前方に、上端部が前記ステアリング支持部材に結合
され下端部がダツシュロアパネルに結合された前記ニー
プロテクタの前方への変位を規制する補強部材が設けら
れていることを特徴とするものである。
前方に該ニープロテクタの前方への変位を規制する補強
部材を設けることにより上記問題点を解決しようとする
ものであり、前記補強部材を設けるに当たり、その下端
部をダツシュロアパネルに結合する一方、その上端部を
車幅方向に延びるステアリング支持部材を利用してこれ
に結合するようにしたものである。すなわち、助手席前
方に、ニープロテクタとステアリングシャフトを支持す
る車幅方向に延びるステアリング支持部材とが設けられ
ている自動車の前部車体構造であって、前記ニープロテ
クタ前方に、上端部が前記ステアリング支持部材に結合
され下端部がダツシュロアパネルに結合された前記ニー
プロテクタの前方への変位を規制する補強部材が設けら
れていることを特徴とするものである。
上記「補強部材」は、ニープロテクタの前方への変位を
規制することができるものであればその形状等は特に限
定されるものではなく、例えば一体で形成してもよいし
、あるいはニープロテクタが変位したときこれと面接す
る部分と、ステアリング支持部材に結合される上端部お
よびダツシュロアパネルに結合される下端部とを別の部
材で形成し、これらを結合してなるものであってもよい
。
規制することができるものであればその形状等は特に限
定されるものではなく、例えば一体で形成してもよいし
、あるいはニープロテクタが変位したときこれと面接す
る部分と、ステアリング支持部材に結合される上端部お
よびダツシュロアパネルに結合される下端部とを別の部
材で形成し、これらを結合してなるものであってもよい
。
(作 用)
上記構成により、車両衝突等に伴う慣性力により助手席
の乗員が前方へ移動すると乗員の膝部がニープロテクタ
に当たりニープロテクタは衝撃荷重を受けるが、ニープ
ロテクタは補強部材により前方への変位が規制されるの
で、その衝撃vJ重がニープロテクタ自体で耐えること
ができる大きさ以上のものであっても乗員の膝部に押さ
れてニープロテクタが前方に変位することはなく、この
ため乗員の上体がダツシュボード等に衝突するといった
危険を回避することができる。
の乗員が前方へ移動すると乗員の膝部がニープロテクタ
に当たりニープロテクタは衝撃荷重を受けるが、ニープ
ロテクタは補強部材により前方への変位が規制されるの
で、その衝撃vJ重がニープロテクタ自体で耐えること
ができる大きさ以上のものであっても乗員の膝部に押さ
れてニープロテクタが前方に変位することはなく、この
ため乗員の上体がダツシュボード等に衝突するといった
危険を回避することができる。
(発明の効果)
したがって、本発明によれば、ニープロテクタとダツシ
ュロアパネルとの間にクーラ等の剛体構造物の存在しな
い車両においてもニープロテクタの機能を十分に発揮せ
しめることが可能となり、助手席の乗員の身の安全に万
全を期すことができる。
ュロアパネルとの間にクーラ等の剛体構造物の存在しな
い車両においてもニープロテクタの機能を十分に発揮せ
しめることが可能となり、助手席の乗員の身の安全に万
全を期すことができる。
(実 施 例)
以下添付図面を参照しながら本発明の一実施例について
詳述する。
詳述する。
第1図は、本実施例による自動車の前部車体構造を後方
から見て示す図である。
から見て示す図である。
前部座席前方には、ステアリングシャフト1を支持する
ステアリング支持部材2が車幅方向に延設されている。
ステアリング支持部材2が車幅方向に延設されている。
このステアリング支持部材2は、U字形ブラケット3を
介してステアリングシャフト1を支持する支持部分を除
き断面円環状に形成されている。ステアリング支持部材
20両端部は、左右のカウルサイドパネルに固定された
1対の取付ブラケット4に固定部材5で固定されている
。
介してステアリングシャフト1を支持する支持部分を除
き断面円環状に形成されている。ステアリング支持部材
20両端部は、左右のカウルサイドパネルに固定された
1対の取付ブラケット4に固定部材5で固定されている
。
また、ステアリング支持部材2の中央部には、下方に延
びる1対の垂直部材6が固定されていて、両垂直部材6
は、フロアパネルが隆起して形成されたトンネル部7に
口字形ブラケット8を介して連結されている。両垂直部
材6間には、ステアリング支持部材2と略平行に延びる
バー9が設けられていて、垂直部材6の車幅方向の強度
を確保するようになっている。
びる1対の垂直部材6が固定されていて、両垂直部材6
は、フロアパネルが隆起して形成されたトンネル部7に
口字形ブラケット8を介して連結されている。両垂直部
材6間には、ステアリング支持部材2と略平行に延びる
バー9が設けられていて、垂直部材6の車幅方向の強度
を確保するようになっている。
また、運転席前方および助手席前方には、ステアリング
支持部材2の略下方に位置して車幅方向に延びるニープ
ロテクタ10および11がそれぞれ設けられていて、各
ニープロテクタ10.11の両端部は、それぞれ取付ブ
ラケット4および垂直部材6に溶接により固定されてい
る。助手席前方に位置するニープロテクタ11は、垂直
部材6に固定された左側部分11aと、取付ブラケット
4に固定された右側部分11bと、これら左側およびも
側部分11aおよび11bの間に位置するグローブボッ
クス12とから形成されていて、これにより車両衝突時
等における慣性力により乗員が前方に移動したときその
膝部を受は止める機能を果すようになっている。
支持部材2の略下方に位置して車幅方向に延びるニープ
ロテクタ10および11がそれぞれ設けられていて、各
ニープロテクタ10.11の両端部は、それぞれ取付ブ
ラケット4および垂直部材6に溶接により固定されてい
る。助手席前方に位置するニープロテクタ11は、垂直
部材6に固定された左側部分11aと、取付ブラケット
4に固定された右側部分11bと、これら左側およびも
側部分11aおよび11bの間に位置するグローブボッ
クス12とから形成されていて、これにより車両衝突時
等における慣性力により乗員が前方に移動したときその
膝部を受は止める機能を果すようになっている。
第2図に示すように、グローブボックス12と該グロー
ブボックス12の前方のダツシュロアパネル13との間
には、車体中央部に位置するヒータユニット14と車体
側面部近傍に位置するブロア15とに両端部が連結され
た、ヒータユニット14にブロア15からの空気を送る
ダクト16が配設されている。
ブボックス12の前方のダツシュロアパネル13との間
には、車体中央部に位置するヒータユニット14と車体
側面部近傍に位置するブロア15とに両端部が連結され
た、ヒータユニット14にブロア15からの空気を送る
ダクト16が配設されている。
そして、このダクト16とグローブボックス12どの閤
には、補強板17がグローブボックス12に沿って設け
られ、その下端部はパイプ状部材を梯子形に構成してな
る補強フレーム18を介してダツシュロアパネル13に
固定されている。
には、補強板17がグローブボックス12に沿って設け
られ、その下端部はパイプ状部材を梯子形に構成してな
る補強フレーム18を介してダツシュロアパネル13に
固定されている。
第3図に示すように、補強フレーム18はダクト16の
下方に配設され、その前後端部のダツシュロアパネル1
3および補強板17への固定はボルト締めによりなされ
ている。補強板17は、グローブボックス12の背面に
沿って略垂直に延びる垂直部19と、グローブボックス
12の上部開口に沿って略水平に延びる水平部20と、
グローブボックス12の左右両側に沿って略垂直に延び
る側面部21とが一体に形成されてなり、ざらに垂直部
19の下縁部および水平部20の後縁部にはそれぞれフ
ランジ部19a 、 20aが形成されている。そして
、補強板17は、その水平部20の上面においてL字形
部材22を介してステアリング支持部材2に溶接により
固定されている。これにより、相互にボルト締めされた
補強板17と補強フレーム18とでグローブボックス1
2の前方への変位を規制する補強部材が形成されている
。
下方に配設され、その前後端部のダツシュロアパネル1
3および補強板17への固定はボルト締めによりなされ
ている。補強板17は、グローブボックス12の背面に
沿って略垂直に延びる垂直部19と、グローブボックス
12の上部開口に沿って略水平に延びる水平部20と、
グローブボックス12の左右両側に沿って略垂直に延び
る側面部21とが一体に形成されてなり、ざらに垂直部
19の下縁部および水平部20の後縁部にはそれぞれフ
ランジ部19a 、 20aが形成されている。そして
、補強板17は、その水平部20の上面においてL字形
部材22を介してステアリング支持部材2に溶接により
固定されている。これにより、相互にボルト締めされた
補強板17と補強フレーム18とでグローブボックス1
2の前方への変位を規制する補強部材が形成されている
。
次に本実施例の作用について説明する。
車両衝突時等の衝撃に伴う慣性力により助手席の乗員が
前方に移動すると、乗員の膝部がニープロテクタ11に
当たって受は止められる。このとき、ニープロテクタ1
1は左側および右側部分11a 、 11bよりもグロ
ーブボックス12が一段後方に出ているので、膝部はグ
ローブボックス12に当たり、左側および右側部分11
a 、 11bはこれによる荷重を負担することとなる
。
前方に移動すると、乗員の膝部がニープロテクタ11に
当たって受は止められる。このとき、ニープロテクタ1
1は左側および右側部分11a 、 11bよりもグロ
ーブボックス12が一段後方に出ているので、膝部はグ
ローブボックス12に当たり、左側および右側部分11
a 、 11bはこれによる荷重を負担することとなる
。
ニープロテクタ11自体の有する強度によりある一定の
衝撃荷重までは耐えることが可能であるが、それ以上の
衝撃荷重に対してはニープロテクタ11は前方へ変位し
ようとする。しかしながら、ニープロテクタ11を構成
するグローブボックス12の前方には該グローブボック
ス12に沿った補強板17が設けられ、該補強板17は
その上端部がステアリング支持部材2に固定されるとと
もにその下端部がダツシュロアパネル13に固定された
補強フレーム18に固定され、かつ補強板17自体も左
右に側面部21が、下縁部および後縁部にそれぞれフラ
ンジ部19aおよび20aが一体で形成されこれにより
十分な剛性を有しているので、グローブボックス12の
前方への変位はグローブボックス12が補強板17の垂
直部19に当接した時点でそれ以上の変位が阻止される
こととなる。
衝撃荷重までは耐えることが可能であるが、それ以上の
衝撃荷重に対してはニープロテクタ11は前方へ変位し
ようとする。しかしながら、ニープロテクタ11を構成
するグローブボックス12の前方には該グローブボック
ス12に沿った補強板17が設けられ、該補強板17は
その上端部がステアリング支持部材2に固定されるとと
もにその下端部がダツシュロアパネル13に固定された
補強フレーム18に固定され、かつ補強板17自体も左
右に側面部21が、下縁部および後縁部にそれぞれフラ
ンジ部19aおよび20aが一体で形成されこれにより
十分な剛性を有しているので、グローブボックス12の
前方への変位はグローブボックス12が補強板17の垂
直部19に当接した時点でそれ以上の変位が阻止される
こととなる。
このように、本実施例によれば、グローブボックス12
の前方に設けられた補強板17および補強フレーム18
からなる補強部材により、ニープロテクタ11の前方へ
の変位が規制されるので、たとえダツシュロアパネル1
3とグローブボックス12どの間にクーラ等の剛体構造
物が存在していなくても、衝突時等における助手席の乗
員の身の安全を保障することが可能となる。
の前方に設けられた補強板17および補強フレーム18
からなる補強部材により、ニープロテクタ11の前方へ
の変位が規制されるので、たとえダツシュロアパネル1
3とグローブボックス12どの間にクーラ等の剛体構造
物が存在していなくても、衝突時等における助手席の乗
員の身の安全を保障することが可能となる。
また、本実施例においては、補強板17の水平部20が
グローブボックス12の上部開口に沿って設けられてい
るので、補強板17にグローブボックス12のカバ一部
材としての機能を持たせることができる。
グローブボックス12の上部開口に沿って設けられてい
るので、補強板17にグローブボックス12のカバ一部
材としての機能を持たせることができる。
ざらに、補強板17および補強フレーム18からなる補
強部材かステアリング支持部材2およびダツシュロアパ
ネル13に固定されているので、ステアリング支持部材
2は補強板17および補強フレーム18を介してダツシ
ュロアパネル13により支持されることとなり、したが
ってステアリング支持部材の強度向上をも図ることがで
きる。
強部材かステアリング支持部材2およびダツシュロアパ
ネル13に固定されているので、ステアリング支持部材
2は補強板17および補強フレーム18を介してダツシ
ュロアパネル13により支持されることとなり、したが
ってステアリング支持部材の強度向上をも図ることがで
きる。
第1図は本発明による自動車の前部車体構造の一例を後
方から見て示す図、 第2図は第1図の■−■線断面図、 第3図は第1図の■−■線断面図である。 1・・・ステアリングシャフト 2・・・ステアリング支持部材 11・・・ニープロテクタ 13・・・ダツシュロアパネル 17・・・補強板 18・・・補強フレーム 第2図 第3図
方から見て示す図、 第2図は第1図の■−■線断面図、 第3図は第1図の■−■線断面図である。 1・・・ステアリングシャフト 2・・・ステアリング支持部材 11・・・ニープロテクタ 13・・・ダツシュロアパネル 17・・・補強板 18・・・補強フレーム 第2図 第3図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 助手席前方に、ニープロテクタとステアリングシャフト
を支持する車幅方向に延びるステアリング支持部材とが
設けられている自動車の前部車体構造であつて、 前記ニープロテクタ前方に、上端部が前記ステアリング
支持部材に結合され下端部がダッシュロアパネルに結合
された前記ニープロテクタの前方への変位を規制する補
強部材が設けられていることを特徴とする自動車の前部
車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61208565A JPS6364850A (ja) | 1986-09-04 | 1986-09-04 | 自動車の前部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61208565A JPS6364850A (ja) | 1986-09-04 | 1986-09-04 | 自動車の前部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6364850A true JPS6364850A (ja) | 1988-03-23 |
JPH0466738B2 JPH0466738B2 (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=16558287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61208565A Granted JPS6364850A (ja) | 1986-09-04 | 1986-09-04 | 自動車の前部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6364850A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0325353U (ja) * | 1989-07-24 | 1991-03-15 | ||
JP2009061910A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Shigeru Co Ltd | ニーガード装置 |
-
1986
- 1986-09-04 JP JP61208565A patent/JPS6364850A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0325353U (ja) * | 1989-07-24 | 1991-03-15 | ||
JP2009061910A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Shigeru Co Ltd | ニーガード装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0466738B2 (ja) | 1992-10-26 |
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