JPS6364714A - 成形機における成形品突出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、成形金型より成形品を突出離型する成形品
突出装置に関する。

（従来の技術） 一般にこの種の成形品突出装置では、金型内に設けられ
た突出ピンは型締盤側より突出する突出ロッドにより前
進され、金型内に設けられたリターンピンまたはリター
ンスプリングにより戻される。

しかし金型構造上リターンピン、リターンスプリングが
設けられない場合や、サイクルアップのため高速で突出
ピンを作動する場合、或いは金型保護のため確実に突出
ピンを復帰させようとした場合には、金型内の突出ピン
と、突出ロッドとを連結し、突出ロッドの進退により強
制的に突出ピンを進退させることが行われている。

そのような場合の連結手段としては、金型を可動盤に取
り付けた後、突出ロッドな前進させ、金型側面の作業穴
よりスパナ等を用いてねじ着したり、金型の突出ビ／を
背面に突出し、成型締盤に組付したのち、型締盤背面よ
り突出板にねじ着する方法が行われている。

（発明が解決しようとする問題点） しかし上述した従来方法では、作業スＲ−スが狭いこと
から作業が因難で時間がかかり、また作架上の安全性も
十分確保し難い問題があった。

この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、
金型側の突出ピンと、型締側の突出手段との連結を簡単
にかつ安全に行うことのできる成形品突出装置を提供す
ることを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 上記目的によるこの発明は、金型に内装された突出ピン
と、型締盤内に可動自在に挿通された突出ロッドと、そ
の突出ロッドを進退移動する型締盤側の駆動手段とから
なり、上記突出ピンと突出ロッドは、突出ピン後部に膜
島口内にて、該受口の内周側に形成した環状溝と、突出
ロッドの先端側部に出没自在に設けた連結子との係合に
より一体的に結合され、かつ連結子の係脱は突出ロッド
に内装した軸方向に移動自在なロック部材をもって行い
、これにより上記従来の問題点を解決してなる。

（作　用） この発明では金型を型締盤に取付けた後、突出ロッドを
前進して突出ピン後端の接続部内に先端部を嵌挿し、そ
の後ロックピストンにより連結子を環状溝内に挿込むと
、その連結子によって突出ピンと突出ピストンとが一体
的に接続され、ロックピストンを後退させて外さぬ限り
、突出ピンは突出ピストンと共に進退移動して、成形品
の突出しを行う。

（実施例） 図中１は射出成形機の型締盤、２は金型で図面では省略
したが、型締盤１に対設した固定盤側の金型と対をなし
、型閉じにより形成されたキャビティへの溶融樹脂の充
填により成形品３が成形される。

上記金型２には成形品３の突出ピン４が出入自在に内装
しである。この突出ピン４の後端ニは、突出ピン４より
も大径で内周側に環状溝５を有する円筒形の受口６とな
っており、その受口６と突出ピン４との境の段部が金型
２の内壁に接するまで突出ピン４は金型２の型面から外
部に突出する。

７は突出ロッドで突出駆動用の油圧シリンダ８の突出ピ
ストン９の先端に一体形成しである。この突出口゛ラド
７及び突出ピストン９は中空で、内部にロックピストン
１０が挿入しである。

また突出ロッド７の先端部７ａの外径は、上記受口６の
内径よりも若干小さく形成され、先端側部には上記環状
溝５と嵌合する複数の鋼球による連結子１１がチー・卆
一孔１２に遊嵌して出没自在に設けである。

上記突出ピストン９は上記油圧シリンダ８を貫通すると
ともに、上記ロックピストン１０のシリンダ１３に形成
され、内装したばね部材１４によりロックピストン１０
は、先端が突出ロッド先端に位置するところまで弾圧さ
れている。また係合シリンダ１３に〜はばね部材１４に
抗してロックメジ１０を後退移動する油圧路１５を備え
ている。

１６は、突出ロッド７の先端部を被覆する円筒形のカバ
一部材で、突出ロッド７の周囲に軸方移動自在に嵌装さ
れ、か？突出ピストン９とカバ一端面とにわたり設けた
ばね部材１７により先方へ押圧されて、突出ロッド先端
部を被覆するとともに、上記連結子５の脱落を防止して
いる。

上記突出ロッド７は、油圧シリンダ１３の型締盤１への
取付けにより、金型２の突出ピン収納凹所１８と対応す
る位置に穿設した型締盤内の貫通孔１９に位置しており
、上記突出ピストン９がばね部材１４に抗して後退位置
しているときには、第２図に示すように、上記突出ピン
４と離れているが、油圧により突出ピストン９を前進す
ると、貫通孔１９から金型凹所１８に突出する。

この突出ロッド７の突き出しにより突出ピン４も受口６
が金型内壁に接するまで移動し、移動停止後に突出ロッ
ド先端部７ａが受口６に嵌り込む。

この際カバ一部材１６は受口６の開口端により押戻され
て連結子ＩＪが露出する。

上記連結子１１が環状溝５に位置した時点において、上
記係合シリンダ１３における油圧力を除（と、ロックピ
ストン１０がばね圧により前進移動して連結子１１を外
方へ押圧する。これにより連結子１１は上記環状溝５と
係合し、突出ピン４と突出ロッド７とが一体的に結合す
る（第３図参照）。

この環状溝５と連結子１１との係合は、上記ロックピス
トン１０を強制的に後退させて除かぬ限り維持され、油
圧シリンダ８の作動ごとに共に進退移動して成形品３の
突出しを行う。したがって、環状溝５かも連結子１１を
離脱させて結合を解除する必要が生じたときには、係合
シリンダ１３に油圧を供給してロックピストン１０を元
の位置に戻せばよい。

なお上記実施例では、連結子ｒ、ｔとして鋼球を用いた
が、連結子ｒｉは他のものでもよく、また突出ロッド７
の先端部７已に止着された場合にはカバ一部材１６を不
要とする。

更にまた、突出ロッドやロックピストンの［動は油圧に
より行っているが、これは空圧や電動機の回転力をポー
ルねじ等により往復運動に変換したものを用いても良い
。

（発明の効果） こ、の発明は上述のように、金現に内装された突出ピン
と、型締盤内に可動自在に挿通された突出ロッドとを、
該突出ロッドの前進移動により突出ピン後部の受口の内
部にて一体的に結合してなることから、型締盤に金型を
取付けたのちに、突出ロッドを前進作動するだけで、突
出ピンと突出ロッドとの連結が自動的に行われる。また
受口側の環状溝５に突出ロッド先端部の連結子１１をロ
ック部材１０により押込んで両者の結合が行うことがで
きるように構成してなるため、ロック部材の移動のみを
もって係脱ができ、しかもロック部材を除かない限り決
して結合が解除されることはないから、成形品の突出作
業中、常に両者は一体で分離するようなこともない。

したがって、金型交換に伴う人為的な突出装置の連結が
省略され、金型交換が短時間にて行えるので生産性が向
上するなどの特長を有する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る成形機における成形品突出装置の
１実施例を示すもので、第１図は型開時の縦断面図、第
２図は突出ピン分離時の縦断面図、第３図は結合時の縦
断面図である。 １・・・・・・型締盤　　　　　２・・・・・・金型４
・・・・・・突出ピン　　　　５・・・・・・環状溝６
・・・・・・受口　　　　　　７・・・・・・突出ロッ
ド８・・・・・・油圧シリンダ　　９・・・・・・突出
ピストン１１・・・・・・連結子　　　　　１２・・・
・・・テーパ一孔１３・・・・・・係合シリ　ンダ　　
　　ｌり・・・・°°ロックピストン（０ツ２ｈ脣）特
許出願人　　日精樹脂工業株式会社 外１名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金型に内装された突出ピンと、型締盤内に可動自在に挿
   通された突出ロッドと、その突出ロッドを進退移動する
   型締盤側の駆動手段とからなり、上記突出ピンと突出ロ
   ッドは、突出ピン後部に設けて受口内にて、該受口の内
   周側に形成した環状溝と、突出ロッドの先端側部に出没
   自在に設けた連結子との係合により一体的に結合され、
   かつ連結子の係脱は突出ロッドに内装した軸方向に移動
   自在なロッド部材によることを特徴とする成形機におけ
   る成形品突出装置。