JPS636453B2 - - Google Patents

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JPS636453B2
JPS636453B2 JP59203047A JP20304784A JPS636453B2 JP S636453 B2 JPS636453 B2 JP S636453B2 JP 59203047 A JP59203047 A JP 59203047A JP 20304784 A JP20304784 A JP 20304784A JP S636453 B2 JPS636453 B2 JP S636453B2
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JP
Japan
Prior art keywords
clamp
pair
clamp units
reinforcing core
state
Prior art date
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Application number
JP59203047A
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English (en)
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JPS6181326A (ja
Inventor
Yoshikazu Osada
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KYUSHU EMU AI SHII KK
Original Assignee
KYUSHU EMU AI SHII KK
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Publication date
Application filed by KYUSHU EMU AI SHII KK filed Critical KYUSHU EMU AI SHII KK
Priority to JP20304784A priority Critical patent/JPS6181326A/ja
Publication of JPS6181326A publication Critical patent/JPS6181326A/ja
Publication of JPS636453B2 publication Critical patent/JPS636453B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A41H43/00Other methods, machines or appliances
    • A41H43/02Handling garment parts or blanks, e.g. feeding, piling, separating or reversing
    • A41H43/0207Stacking

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
  • De-Stacking Of Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は背広服やその他の衣服製造工程におい
て使う自動中表取り方法と、そのためのスタツカ
ーに関する。
例えば、背広服を製造するような場合、その布
生地に前工程で補強芯が裏貼りされた前身ごろの
左右一対を、コンベヤーなどによつてその補強芯
が表側(上側)を向いた状態のままで搬送し、そ
の左右一対を次工程での縫製容易化に資するた
め、その布生地が表側を向くように反転(所謂裏
返し作用)させて取り上げ、整然と正しく重ね合
わせてスタツクする中表取り作業が必要である。
ところが、従来ではこの中表取りの工程が悉く人
手作業によつて行なわれているため、著しく煩雑
であつて、作業能率に劣ると共に重労働を要し、
量産上の隘路となつている。
本発明はこのような問題点の解決に役立つ衣服
の自動中表取り方法とそのためのスタツカーを提
供しようとするものであり、その詳細を図面に基
いて詳述すると、第1〜3図は背広服における前
身ごろ(以下、単に目的物と略称する。)の左右
一対を、直線搬送体上に2列として流す過程で、
一挙に且つ自動的に正しく中表取りするスタツカ
ーを表わしており、1は作業床への据付け枠台で
あつて、その上段後部位置には目的物Mの後述す
るクランプユニツトを、該目的物Mの搬送方向A
と直交する左右方向へ横移動させる機構2が設置
されている。
即ち、その機構2は主として前後一対の横移動
用ガイドバー3と、これに沿いエヤーシリンダー
4によつて作動させるスライド盤5とから成つて
おり、そのガイドバー3が上記枠台1の上段後部
位置に、相互平行して左右方向に延在するよう固
定横架されている。6,7はそのガイドバー3の
両端部を支持するピローブロツクと固定盤であ
り、その固定盤7は枠台1の上面に一体成形され
ていると共に、横方向から見てほぼ門字型を呈し
ている。スライド盤5は固定盤7との言わば左右
の対をなしており、その固定盤7の下面に固定保
持された作動用エヤーシリンダー4によつて、上
記ガイドバー3に沿う左右方向へ往復直線的に横
移動されることになる。その横移動により、スラ
イド盤5が固定盤7に対して接離するようになつ
ているわけである。8はスライド盤5の軸受座で
あり、両ガイドバー3と嵌合されている。そのス
ライド盤5にエヤーシリンダー4のシヤフト9が
連結されていること、勿論である。
10,10は同じくクランプユニツトを昇降さ
せる機構の左右一対であり、何れも主に昇降用ガ
イドボール11,11と、これに沿つてエヤーシ
リンダー12,12により昇降作動される昇降盤
13,13とから成つている。そのガイドボール
11,11は上記固定盤7とスライド盤5から、
各々前後一対づつの合計4本として固定立設され
ており、その上下両端部に固定されたキヤツプ1
4,14と脚筒15,15との相互間で規制され
た範囲内を、昇降盤13,13が昇降運動するよ
うになつている。その昇降盤13,13は固定盤
7とスライド盤5に対応する左右一対として存在
し、そのためその作動用エヤーシリンダー12,
12が固定盤7とスライド盤5から各々吊り下げ
状態に保持されており、これから起立するシヤフ
ト16,16と昇降盤13,13が何れもブラケ
ツト17,17を介して連結されている。18,
18はガイドボール11,11と嵌合する昇降盤
13,13の軸受座である。
更に、19,19はクランプユニツトを目的物
Mの搬送方向Aと同一の前後方向に沿つて進退さ
せる機構の左右一対であり、前後進退用のガイド
ロツド20,20と、その作動用エヤーシリンダ
ー21,21とから成つている。つまり、両昇降
盤13,13の盤面は固定盤7並びにスライド盤
5の盤面と直交する配置関係にあり、その盤面か
ら前方に向かつて各々ガイドロツド20,20が
突出されている。22,22はそのガイドロツド
20,20を前後進退自在に支承する軸受座であ
つて、何れも昇降盤13,13の盤面に固着され
ている。エヤーシリンダー21,21はこの軸受
座22,22の直下位置に臨みつつ、やはり昇降
盤13,13の盤面に固定設置されており、その
シヤフト23,23が何れもガイドロツド20,
20と平行に前方へ突出されている。
24,24はその前後進退作動用エヤーシリン
ダー21,21のシヤフト23,23とガイドロ
ツド20,20との両突出前端部に各々取付けら
れた左右一対のクランプユニツトであり、搬送体
25上を左右一対の2列として直線的に流れてく
る目的物Mをつかみ取つて後、180度の反転(所
謂裏返し作用)と90度の旋回(方向変換作用)と
を行なえるように構成されている。
即ち、クランプユニツト24,24の左右一対
はその構成上同一であつて、互いに左右対称の運
動作用を営なむようになつているため、今その一
方のみを抽出した第4図の拡大図に基いて、その
構成を具体的に説明すると、先ず26,26は横
方向から見てL字型をなす固定台であり、その一
辺の垂直面に上記前後進退用ガイドロツド20,
20とシリンダーシヤフト23,23の上下一対
が、ボルト・ナツト27,27,28,28など
を介して着脱自在に連結一体化されていると共
に、同じく他辺の水平面には上方から方向変換作
動用のエヤーシリンダー29,29が載置固定さ
れている。
そのエヤーシリンダー29,29の短かいシヤ
フト30,30は、上記固定台26,26の開口
部31,31から下向き垂直に突出されており、
これに添え板32,32を介して旋回台33,3
3が取付け一体化されている。つまり、上記エヤ
ーシリンダー29,29の作動によつて旋回台3
3,33が、該シリンダー29,29におけるシ
ヤフト30,30の垂直軸線廻りに、90度の角度
範囲α,αだけ方向変換される機構として定めら
れているものである。しかも、その変換の方向性
は左右一対のクランプユニツト24,24につい
て、その後述するクランプ片同志が互いに内側を
向き合うように制御されることとなつている。
次に、上記旋回台33,33はこれを横方向か
ら見るとき、固定台26,26に対して下方から
向かい合う倒立L字型を呈しており、その一辺の
水平面に上記添え板32,32が重合一体化され
ていると共に、同じく他辺の垂直面に後方から反
転作動用エヤーシリンダー34,34が固定設置
されている。そのエヤーシリンダー34,34の
短かいシヤフト35,35は、旋回台33,33
の開口部36,36から前方へ水平に突設されて
おり、これに反転板37,37を介してクランプ
片38,38の開閉作動用エヤーシリンダー3
9,39が取付けられているのである。
そのクランプ片38,38は、横方向から見て
鳥のくちばしを思わせる「く」字型を呈しつつ、
シリンダー39,39から前方へ突出しており、
その圧縮空気の給排用配管類については図示省略
してあるが、そのシリーダー39,39から空気
が抜かれた時に拡開作用し、逆にシリンダー3
9,39へ空気が送り込まれた時閉合作用して、
目的物Mをつかみ取ることになる。そして、上記
反転用エヤーシリンダー34,34の作動によ
り、反転板37,37などを介してクランプ片3
8,38が、そのシリンダー34,34における
シヤフト35,35の水平軸線廻りに、180度の
角度範囲β,βだけ旋回され、以つて目的物Mの
表裏が反転されるようになつているのである。
更に、再び第1〜3図において、40は上記し
た据付枠台1の下段前部位置に、スライド盤5の
横移動用ガイドバー3と平行する如く、やはり左
右方向に走るものとして固定横架された前後一対
のガイドレールであり、これに沿つて目的物Mの
吊り掛け用ハンガー台41が直線的に往復移動す
るようになつている。そのハンガー台41は図か
ら明白なように、横方向から見てほぼコ字型を呈
しており、その上端部が目的物Mの幅寸法よりも
長い寸法として前後方向に延在していると共に、
同じく下端部にはその作動用エヤーシリンダー4
2が固定されている。43はそのシリンダー42
のシヤフト、44はハンガー台41の軸受座であ
り、ガイドレール40と嵌合されている。
その場合、ハンガー台41は上記した両クラン
プ片38,38の直下位置、就中その前後進退作
動用エヤーシリンダー21,21による後退位置
の直下を往復直線的に横断移動するよう関係設定
されており、以つてそのハンガー台41の上端部
が、クランプ片38,38から吊り下がる目的物
Mの途中を必らずや干渉し合つて、その目的物物
Mを言わば半折りする如くに、その上端部へ確
実・円滑に吊り掛けスタツクし得るようになつて
いる。又、そのハンガー台41の横移動ストロー
クは上記スライド盤5のそれよりも長大として、
両クランプ片38,38の左右両側から更に横外
方へハンガー台41が退避できるように定められ
ており、以つてクランプ片38,38の上記目的
物Mを反転させる作用中と、同じく方向変換させ
る作用中には、ハンガー台41がその両作用を阻
害しないようになつているのである。
上記目的物Mとその搬送について言えば、その
目的物Mは図示した実施例の場合、背広服におけ
る前身ごろの左右一対を指し、その各前身ごろは
第8〜14図から示唆されるように各種の布生地
aと、これに裏貼り(プレスによるヒートシー
ル)された不織布の補強芯bとから成つており、
その左右一対が2列としてコンベヤなどの搬送体
25上を平行直線的に流される過程において、そ
の裏貼りがプレス装置45のヒートシール作用に
より自動瞬間的に完了され、引続き搬送されて
後、上記クランプユニツト24,24のクランプ
片38,38により各々つかみ取られるのであ
る。
従つて、上記水平軸線廻りの反転作用は、搬送
体25上を補強芯bの表側(上側)向きとして流
されてくる前身ごろを、逆にその布生地aが表側
を向くように返して、所謂中表取りすることを意
味することになり、又上記垂直軸線廻りの方向変
換作用は、反転された前身ごろの左右一対をその
布生地a同志が対面接触し合う如く、互いに整然
と正しく重ねつつハンガー台41へ吊り掛けるこ
とを意味する。
次に、上記好適実施例の構成に基いてその作用
を詳述すると、本発明のスタツカーは第1〜3図
から明白な通り、搬送体25による目的物Mの搬
送終点位置に、その後方から正しく臨んで言わば
待機する如く据付けられており、その待機状態で
は上記クランプユニツト24,24のクランプ片
38,38が、流されてくる目的物Mと実質上同
一高さの下降・前進位置にあつて、しかもその左
右一対の互いに一定の横移動ストローク分だけ離
隔している。その離隔状態の間隔寸法は、左右2
列に流される目的物Mの相互間隔寸法と実質的に
対応する。又、ハンガー台41はそのように離隔
し合つているクランプユニツト24,24の左右
両側よりも、更に横外方位置へ退避した状態にあ
る。
そのような状態から目的物Mにおける搬送終点
位置への到達が検知されるや否や、拡開されてい
るクランプユニツト24,24のクランプ片3
8,38によつて、その目的物Mが受け止め状に
つかみ取られる。そのつかみ取つたままで、クラ
ンプユニツト24,24は第5〜7図のように搬
送体25から目的物Mを吊り上げる如く、昇降作
動用エヤーシリンダー12,12により上昇され
ると同時に、前後進退作動用エヤーシリンダー2
1,21によつて後退移動されるのであり、その
動作過程において目的物Mが第8〜10図と第1
1,12図との対比から示唆されるように、反転
作動用エヤーシリンダー34,34により水平軸
線の廻りに、180度だけ表裏反転されることにな
る。目的物Mの吊り上げ当初には、前側向きに露
呈していた補強芯bが、逆に後側向きに返される
わけである。
その場合、クランプユニツト24,24は目的
物Mのつかみ取り後、その目的物Mの搬送方向A
に順応する如く後退移動されるようになつている
と共に、その後退の終点位置へ達するまでに上昇
と反転が行なわれるようになつているので、上記
目的物Mにおける搬送体25からの所謂移載作用
が、一切の抵抗なく円滑に行なわれることとな
り、又反転作用時における目的物M自身の折れ重
なる如き不正変形も効果的に防止されることにな
る。
そして、クランプユニツト24,24がその後
退と上昇の終点位置に到達すると、次に目的物M
は上記方向変換作動用エヤーシリンダー29,2
9によつて、垂直軸線廻りに90度だけ方向変換さ
れ、その左右一対として第13,14図に示す通
り互いに向き合わされるのであり、引続きスライ
ド盤5における図示の矢印B方向に向かう横移動
によつて、一方のクランプユニツト24が他方の
クランプユニツト24に接近し、目的物Mの左右
一対が互いに対面接触されることとなる。布生地
a同志が合掌する如くに、直接重ね合わされるこ
とになるわけである。
この時、クランプ片38,38から吊り下がり
状態の目的物Mに対して、ハンガー台41が衝
当・干渉する如くに、上記退避位置から第6,7
図の矢印Cで示す横方向へ往動され、そのハンガ
ー台41の上端部に目的物Mの左右一対が、一挙
に所謂半折りの重合状態として吊り掛けられるの
であり、その完了と同時にクランプ片38,38
が拡開されて、目的物Mを解放する。その吊り掛
け時には、クランプユニツト24,24が若干下
降されて、ハンガー台41への目的物吊り掛け作
用を安定に営なむようになつている。
目的物Mの吊り掛け完了後には、一旦クランプ
ユニツト24,24が上昇されることにより、そ
の直下位置をハンガー台41が支障なく円滑に、
上記矢印Cと反対の横方向へ復動退避する。茲
に、一旦上昇作動されることによつて、ハンガー
台41における目的物Mの吊り掛け積載高さが変
化しても、その支障なくハンガー台41を横移動
させることができることになる。又、クランプユ
ニツト24,24も第1〜3図に示した当初の待
機位置に復帰する如く、その前進と下降並びに左
右一対の相互に離隔されることになり、そのクラ
ンプ片38,38が再び次回の目的物Mに臨まさ
れるのであり、その復帰の動作過程においてその
クランプ片38,38自体、上記垂直軸線と水平
軸線を中心に戻り回転される。このような1サイ
クルを反復することにより、順次に搬送される多
量の目的物Mを能率良く、自動的に中表に取つて
スタツク作業することになるわけであるが、上記
一連の作用が位置検知などの各種センサーやスイ
ツチ類と協働して、電気的に制御されていること
言うまでもない。
先には、一対の目的物Mが左右対称な正しい並
列状態を保ち乍ら、同時に流れてくるものとして
その作用を説示したけれども、その目的物Mが2
列に搬送される限りでは、時間的に相前後して所
謂千鳥状のランダム(不規則)に流れてくる場合
にも、その両クランプユニツト24,24の制御
方法如何によつて、一方のクランプ片38をその
先行する目的物Mの上記方向変換作用完了状態ま
でで一旦待機させておき、その後行の目的物Mが
他方のクランプ片38により方向変換されて、そ
の先行の目的物Mと対面し合つた時に初めて、上
記両クランプユニツト24,24の接近からハン
ガー台41への目的物吊り掛けに至る諸作用を行
なわせることができ、上記と同一効果を達成し得
る。そのため、むしろこのような場合に図示実施
例の構成を採ることの実益があるものと言える。
目的物Mの搬送上制約を受けることなく、その左
右一対を常時確実に整然と中表取りスタツクする
ことができるからである。
尚、目的物Mそれ自体についても、背広服の前
身ごろのみに限らず、その他の衣服に対して同様
に本発明を適用することができる。
以上のように、本発明では衣服の自動中表取り
方法として、布生地aとこれに裏貼り一体化され
た補強芯bとから成る目的物Mの左右一対を、何
れもその補強芯bが表側(上側)を向く水平状態
として、且つ一定間隔を保つ2列の平行直線的に
後方へ搬送する搬送体25の搬送終点位置へ、 その目的物Mの搬送方向Aに沿う前後方向への
進退動作と、同じく搬送方向Aと直交する左右方
向への横移動々作、並びに目的物Mの上下可能な
昇降動作とを各別に行なえるクランプユニツト2
4,24の左右一対を、 上記搬送体25による目的物Mの左右一対と対
応する離隔状態を保つて、且つその目的物Mと実
質上同一高さの下降・前進位置において何れも待
機するように架設すると共に、 そのクランプユニツト24,24の下方位置
へ、やはり目的物Mの搬送方向Aと直交する左右
方向への横移動可能に設置した目的物吊り掛け用
ハンガー台41の1個を、予じめ両クランプユニ
ツト24,24の左右両側から横外方へ退避する
位置に待機させて、 上記目的物Mが搬送体25による搬送終点位置
へ到達したことを検知した時、その目的物Mと対
応するクランプユニツト24,24に付属するク
ランプ片38,38により、該目的物Mを受け止
め状につかみ取りつつ、そのクランプユニツト2
4,24の上昇・後進動作に伴なつて、そのまま
目的物Mの補強芯bが前向きとなる状態に吊り上
げ後退させると共に、 そのクランプ片38,38を前後方向に沿う水
平軸線の廻りに180度だけ回転させることにより、
上記目的物Mの補強芯bが後向きとなる状態に表
裏反転させ、 その後上記クランプユニツト24,24が上
昇・後進動作の終点位置に到達した時、そのクラ
ンプ片38,38を垂直軸線の廻りに90度だけ回
転させることにより、上記目的物Mの左右一対を
その布生地a同志が対面し合う横向き状態に方向
変換させると共に、 そのクランプユニツト24,24の一方を他方
の存在位置に向かつて横移動させることにより、
上記目的物Mの布生地a同志が接触する状態に重
ね合わせ、 そのクランプユニツト24,24のクランプ片
38,38から吊り下がつた重合状態にある目的
物Mに対して、これと衝当する如くに上記ハンガ
ー台41を、その待機位置から横移動させること
により、そのハンガー台41へ目的物Mの左右一
対を所謂半折り状態として吊り掛けると同時に、
上記クランプ片38,38による目的物Mのつか
み動作を解放させるようになつているため、冒頭
に述べた従来技術の問題点を容易に解消できる効
果がある。
つまり、布生地aとこれに裏貼り一体化された
補強芯bとから成る目的物Mの左右一対を、2列
の平行直線的に搬送するようになつているので、
その目的物Mの中表取り作業性が著しく向上する
と共に、その左右一対の目的物Mと対応するクラ
ンプユニツト24,24の左右一対も、各個に目
的物Mの吊り上げや表裏反転、方向変換などの動
作を行なうようになつているため、上記目的物M
の左右一対が仮令時間的に相前後して搬送されて
も、所期する効果を支障なく達成できるのであ
る。
又、上記目的物Mはプレス装置45によつて、
その布生地aに対する補強芯bの裏貼りが行なわ
れる関係上、その補強芯bが表側(上側)を向く
水平状態として搬送される処、クランプユニツト
24,24によつて該目的物Mを搬送終点位置か
ら受け止める如くにつかみ取り、その補強芯bが
そのまま前向きとなる状態に一旦吊り上げ後退さ
せた後、逆に補強芯bが後向きとなる状態に目的
物Mを表裏反転させ、引き続き上記左右一対の目
的物Mをその布生地a同志が対面し合う横向き状
態に方向変換させて、該布生地a同志が接触する
状態に重合させた目的物Mを、ハンガー台41へ
半折り状に吊り掛けるようになつているため、そ
のクランプユニツト24,24における就中クラ
ンプ片38,38の自動機械的を動きにより、そ
の目的物Mを支障なく正確に中表取りすることが
でき、次工程での型紙による高精度な栽断や、縫
製の能率化にも供し得るのである。
更に、上記方法の実施装置に係るスタツカーと
しても、クランプユニツト24,24は据付け枠
台1上を前後方向、左右方向並びに上下方向と云
う3次元に直線スライド運動するようになつてお
り、特にその目的物Mのつかみ取り用開閉クラン
プ片38,38が、表裏反転作動用エヤーシリン
ダー34,34のシヤフト35,35を水平軸線
として、180度だけ回転されるようになつている
と共に、別な方向変換作動用エヤーシリンダー2
9,29のシヤフト30,30の垂直軸線とし
て、90度だけ回転されるようにもなつているた
め、目的物Mをその布生地a同志が重合する状態
に正しく中表取り作業できるのであり、更にはハ
ンガー台41もクランプユニツト24,24の下
方位置を横移動するようになつているので、その
重合状態の目的物Mを円滑にハンガー台41へ吊
り掛けることができることとなる。
この点、例えば表裏反転作動用エヤーシリンダ
ー34,34の設置を省略し、方向変換作動用エ
ヤーシリンダー29,29による90度の方向変換
作用のみを行なわせて、その目的物Mの左右一対
を横向き状態に方向変換させる時には、該目的物
Mの補強芯b同志が対面して重合される結果とな
り、中表取りの状態を得ることができない。その
意味から本発明において、上記2種のエヤーシリ
ンダー29,29,34,34による目的物Mの
方向変換と表裏反転は不可欠の条件をなしてお
り、本発明のように構成して初めて所期する効果
を達成できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスタツカーの全体斜面
図、第2,3図は第1図の正面図と側面図、第4
図はクランプユニツトを抽出して示す拡大側面
図、第5図は第3図に対応する作用状態の側面
図、第6,7図は第5図の平面図と正面図、第8
図は第7図における目的物のクランプ状態を抽出
した拡大正面図、第9,10図は第8図の平面図
と側面図、第11図は第8図に対応する目的物の
反転状態を示す拡大正面図、第12図は第11図
の側面図、第13図は第10,12図と対応する
目的物の方向変換状態を示す拡大側面図、第14
図は第13図の平面図である。 M……目的物(背広服の前身ごろ)、a……布
生地、b……補強芯、1……据付け枠台、2……
横移動機構、3……ガイドバー、5……スライド
盤、7……固定盤、10,10……昇降機構、1
1,11……ガイドポール、13,13……昇降
盤、19,19……前後進退機構、20,20…
…ガイドロツド、24,24……クランプユニツ
ト、25……搬送体、26,26……固定台、
4,12,12,21,21,42……エヤーシ
リンダー、29,29……方向変換用エヤーシリ
ンダー、33,33……旋回台、34,34……
反転用エヤーシリンダー、38,38……クラン
プ片、39,39……開閉用エヤーシリンダー、
40……ガイドレール、41……ハンガー台。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 布生地aとこれに裏貼り一体化された補強芯
    bとから成る目的物Mの左右一対を、何れもその
    補強芯bが表側(上側)を向く水平状態として、
    且つ一定間隔を保つ2列の平行直線的に後方へ搬
    送する搬送体25の搬送終点位置へ、 その目的物Mの搬送方向Aに沿う前後方向への
    進退動作と、同じく搬送方向Aと直交する左右方
    向への横移動々作、並びに目的物Mの上下可能な
    昇降動作とを各別に行なえるクランプユニツト2
    4,24の左右一対を、 上記搬送体25による目的物Mの左右一対と対
    応する離隔状態を保つて、且つその目的物Mと実
    質上同一高さの下降・前進位置において何れも待
    機するように架設すると共に、 そのクランプユニツト24,24の下方位置
    へ、やはり目的物Mの搬送方向Aと直交する左右
    方向への横移動可能に設置した目的物吊り掛け用
    ハンガー台41の1個を、予じめ両クランプユニ
    ツト24,24の左右両側から横外方へ退避する
    位置に待機させて、 上記目的物Mが搬送体25による搬送終点位置
    へ到達したことを検知した時、その目的物Mと対
    応するクランプユニツト24,24に付属するク
    ランプ片38,38により、該目的物Mを受け止
    め状につかみ取りつつ、そのクランプユニツト2
    4,24の上昇・後進動作に伴なつて、そのまま
    目的物Mの補強芯bが前向きとなる状態に吊り上
    げ後退させると共に、 そのクランプ片38,38を前後方向に沿う水
    平軸線の廻りに180度だけ回転させることにより、
    上記目的物Mの補強芯bが後向きとなる状態に表
    裏反転させ、 その後上記クランプユニツト24,24が上
    昇・後進動作の終点位置に到達した時、そのクラ
    ンプ片38,38を垂直軸線の廻りに90度だけ回
    転させることにより、上記目的物Mの左右一対を
    その布生地a同志が対面し合う横向き状態に方向
    変換させると共に、 そのクランプユニツト24,24の一方を他方
    の存在位置に向かつて横移動させることにより、
    上記目的物Mの布生地a同志が接触する状態に重
    ね合わせ、 そのクランプユニツト24,24のクランプ片
    38,38から吊り下がつた重合状態にある目的
    物Mに対して、これと衝当する如くに上記ハンガ
    ー台41を、その待機位置から横移動させること
    により、そのハンガー台41へ目的物Mの左右一
    対を所謂半折り状態として吊り掛けると同時に、
    上記クランプ片38,38による目的物Mのつか
    み動作を解放させるようにしたことを特徴とする
    衣服の自動中表取り方法。 2 布生地aとこれに裏貼り一体化された補強芯
    bとから成る目的物Mの左右一対を、何れもその
    補強芯bが表側(上側)を向く水平状態として、
    且つ一定間隔を保つ2列の平行直線的に後方へ搬
    送する搬送体25と、 その搬送体25による目的物Mの搬送終点位置
    へ固定設置された据付け枠台1と、 その枠台1の上面における左側又は右側の端部
    に設けられた固定盤7と、 同じく枠台1の上面に固定横架されたガイドバ
    ー3,3により、目的物Mの搬送方向Aと直交す
    る左右方向に沿つて、固定盤7と接離し合うよう
    に横移動されるスライド盤5と、 その固定盤7とスライド盤5との左右一対から
    各々固定立設されたガイドポール11,11に沿
    つて、上下方向へ昇降作動される左右一対の昇降
    盤13,13と、 その両昇降盤13,13から目的物Mの左右一
    対と対応するように、前方へ各々突出されたガイ
    ドロツド20,20に沿つて、目的物Mの搬送方
    向Aと同一な前後方向へ進退作動される左右一対
    のクランプユニツト24,24と、 上記スライド盤5のガイドバー3,3と平行す
    るように、枠台1へ固定横架されたガイドレール
    40,40に沿つて、クランプユニツト24,2
    4の下方位置を横移動される目的物吊り掛け用の
    ハンガー台41とから成り、 上記ガイドロツド20,20の前端部に対する
    クランプユニツト24,24の連結固定台26
    へ、目的物Mの方向変換作動用エヤーシリンダー
    29,29を設置すると共に、そのエヤーシリン
    ダー29,29のシヤフト30,30を垂直軸線
    として回転される旋回台33,33を、そのシヤ
    フト30,30に取付け一体化する一方、 その旋回台33,33に設置した反転作動用エ
    ヤーシリンダー34,34のシヤフト35,35
    を水平軸線として回転される目的物Mの表裏反転
    板37,37を、そのシヤフト35,35に取付
    け一体化すると共に、 その反転板37,37に、開閉作動用エヤーシ
    リンダー39,39によつて開閉される目的物M
    のつかみ取り用クランプ片38,38を設置し
    て、 そのクランプ片38,38により搬送体25の
    搬送終点位置からつかみ取りつつ、そのまま補強
    芯bが前向きとなる状態に吊り上げ後退させた目
    的物Mを、先づ上記水平軸線廻りに180度だけ回
    転する反転板37,37により、その補強芯bが
    後向きとなる状態に表裏反転させ、 次いで、その目的物Mを上記垂直軸線廻りに90
    度だけ回転する旋回台33,33により、その左
    右一対の布生地a同志が対面し合う横向き状態に
    方向変換させると共に、 そのクランプユニツト24,24の一方が他方
    へ接近する如く、上記スライド盤5を横移動させ
    ることにより、上記目的物Mの布生地a同志が接
    触する状態に重ね合わせて、 その吊り下がり重合状態の目的物Mを、その後
    横移動するハンガー台41へ所謂半折り状態とし
    て吊り掛け得るように設定したことを特徴とする
    衣服の自動中表取り用スタツカー。
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