JPS636432A

JPS636432A - 漏洩検出装置

Info

Publication number: JPS636432A
Application number: JP15051786A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Kubo; 久保　克巳
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-06-26
Filing date: 1986-06-26
Publication date: 1988-01-12
Also published as: JPH0460540B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）この発明は、原子力発電所や再処理施設等の潤滑系統や
冷却系統の油漏れを検出する漏洩検出り法および装置に
関するものである。

（従来の技術）原子力発電所や再処理ｆ１１！！設においては潤滑系統
や冷却系統を有し、これら各系統の健全性確保のために
毎日、パトロール員による点検、監視が行われている。

（発明が解決しようとする問題点）　　′上述したパト
ロール員による点検、監視ポイントは、例えば１１０万
ｋｗの発電プラントで約２０００点にも達し、これに多
大な労力と時間を費やさなければならなかった。

また、点検、監視場所が狭隘であったり、放射線線ｍ率
しベルの高い場所があったりして、点検、監視の作業自
体が大変でもあった。

本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
、油たまりを効果的に検出すると共に、監視員の危険を
取り除いて点検、監視の負担を著しく軽減することので
きる漏洩検出方法および装置の提供を目的とする。

（発明の構成）（問題点を解決するための手段）この出願に係る第１の発明は、油たまり点検、監視領域
に紫外線を照射して油中の螢光物質と反応させ、この反
応による発光像を撮影することによってディジタル画像
データを作り、このディジタル画像データの濃度頻度分
布の谷を求め°Ｕ２ｍ化し、２値化された画像の面積か
ら油たまりの有無を判定し、油たまりがあったときに油
の漏洩があると判定することを特徴とする漏洩検出方法
にある。

また、この出願に係る第２の発明は、ＩＴＶカメラと、
このＩＴＶカメラの撮影領域に紫外線を照射する紫外線
照射装置と、前記ＩＴＶカメラおよび紫外線照射装置を
搭載する移動台車と、この移動台車を油たまり点検、監
視ポイントへ順次運行させる運行制御手段と、前記ＩＴ
Ｖカメラの映像信号を処理して油たまりの有無を判定り
゛る画像データ処理手段と、このデータ処理手段の処理
結果を表示する表示装置とを備え、油たまりを点検監視
して油の漏洩を検出することを特徴とする漏洩検出装置
にある。

（作　用）一般に、冷却系統や潤滑系統の配管から油が漏洩すると
油たまりを生じることから、油たまりによって漏洩を検
出することができる。

しかしながら、油たまりを肉眼で検出するには光を！’
［ｉｍしたり、点検角度を変えたりして油たまりである
ことの確認ができるけれども、これをＩＴＶカメラで撮
影し、その映像から油たまりを点検するには相当の困難
を伴う。

そこで、この出願の第１の発明においては、油たまり点
検領域に紫外線を照射することによって油中の螢光物質
と反応させ、次いで、この反応による発光像をＩＴＶカ
メラ等で躍彰することにより画像データを得ると共に、
Ａ　／　Ｉ）変換によりディジタル画８Ａ５’−タに変
換する。次に、このディジタル画像データを、画像のコ
ントラストが強調されるような値に変換し、さらに、そ
のｍａ頻度分布すなわちヒストグラムの谷の部分を境と
してディジタル画像データを２値化する。さらに、この
２値化されたデータから上記発光像の面積を求め、この
面積から油たまりか否かを判定し、油たまりがあると判
定された部分の近くで油が漏洩していることを検出する
。

また、この出願の第２の発明は、上記第１の発明を実施
する装置に関するものであり、移動台車に■「■カメラ
と紫外線照射装置を搭載し、運行ｔ、ｌｊ　１１１手段
によって移動台車を順次、油たまり点検、監視ポイント
へ運行させる。そして、移動台車が点検、監視ポイント
へ到着するごとに紫外線を照射すると共に、データ処理
手段がＩＴＶカメラの映像信号を処理して点検、監視領
域に油たまりがあるか否かを判定し、その結果を表示装
置に表示させるもので、これによって自動監視が可能に
なる。

（実施例）第２図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。同図において、ＩＴＶカメラ１と、このＩＴＶカ
メラ２の撮影領域に紫外線を照射する紫外線照射装置２
と、同じ＜ｒＴＶカメラの撮影領域を明るく照らし出す
照明装置３とが移動台車４に搭載されている。このうち
、ＩＴＶカメラ１には、映像信号を８ビツトのディジタ
ル信号に変換するアナログプロヒラ１す５が接続されて
いる。

また、アナログプロセッサ５と、ディジタル信号を入力
して画像処理を行う演算ユニット６と、この画像処理に
用いたり、処理結果を記憶させたりするフレームメモリ
７と、制御プロヒラ（す８および演算プロセッサ９とが
高速バス１１で接続されるほか、アナログプロセッサ５
、演ｎユニット６およびフレームメモリ１２がビデオバ
ス１２で接続されている。次に、高速バス１１に繋がる
入出力バス１３には表示装置１０が接続されるほか、イ
ンタフェース１４を介して紫外線照射装置２および照明
装置３が接続され、さらに、インタフェース１５を介し
て移動台車４が接続されている。

なお、ＩＴＶカメラ１、紫外線ｆｆｌ射装置２および照
明装置３は移動台車４に搭載された状態で点検、監視ポ
イントに順次、移ｖＪ往しめられるが、これ以外の構成
要素は全て監視室等に設置される。

次に、第１図は第２図に示した実施例を、部分的に機能
ブロックで示したブロック図であり、図中第２図と同一
の符号を付したものはそれぞれ同一の要素を示す。そし
て、ＩＴＶカメラ１の映像情報に基いて移動台車４を制
御する運行制御手段２１、この運行制御手段２１の運行
位置信号に応じて紫外線照射装置２および照明装置３の
点滅を制御する照明制御手段２２、ＩＴＶカメラ１の映
像信号を処理する画像データ処理手段２３、および、こ
の画像データ処理手段２３の処理結果を表示装置１０に
表示させる表示制御手段２４を協えたものである。

上記のように構成された本実施例の動作を、第１図に従
って、ざらに、第３図乃至第６図の画像例をも参照して
説明する。

先ず、点検、監視を開始するべ（照明制御手段２２で照
明装置３を点灯すると、ＩＴＶカメラ１は第３図に示す
ような画像、すなわち、通路１４の両側に白線１５が引
かれ、その側部に弁１７を有する配管１６を設置した画
像■△を撮影し、その映像信号を運行制御手段２１に与
える。運行制御手段２１は映像信号を８ビツトのディジ
タル画像データに変換し、続いて、連続するディジタル
画像データに微分処理を施して境界（エツジ）を検出し
、さらに、区域分けを行って番号付けすることにより第
４図に示す画像ＶＢに対応づ゛る画像データを得る。そ
して、移動台車４の走行゛可能領域が１１０と番号付け
された領域であることを認識して走行を開始し、点検、
監視ポイントで停止する。また、同様にして次から次へ
と点検、監視ポイントまで移動して停止する。この場合
、運行制御手段２１を構成する制御ブロセッリ８には点
検、監視ルートの地図情報が格納されており、この地図
上に記述されている場所と、自己の位置とを比較し、両
省が一致した点検、監視ポイントにて移動台車を停止さ
せることになる。

次に、移動台車４が停止すると、その停止信号に基いて
照明制御手段２２が照明装置３を消灯させ、その代わり
に紫外線照射装置２を一定時間動作させる。

ちなみに、第３図に示す弁１７の部分が油漏れの点検、
監視ポイントでその床面に油たまり１８があったとする
と、紫外線の照射によって油中の螢光物質が発光し、紫
外線の照射を中止しても発光を続ける。

このように、紫外線の照射を中止した直後の発光像が１
１−　Ｖカメラ１　ｔ’献影され、第５図に示すように
紫外線照射装置２０を有する画像ＶＣに対応する映像信
号がＩＴＶカメラ１から出力される。

ここで、画像データ処理手段２３は、映像信号を８ビツ
トのディジタル信号に変換すると共に、その画像にヒス
トグラム処理を施して画像中の最高値が２５５（ｉ度ｍ
ａｘ）になるようにコントラストを強調する。その後、
再度ヒストグラム処理を施して明暗部の谷の部分を求め
、この谷の部分の値を閾値として２値化処理を行なう。

続いて２値化処理した結果を、第６図に示す画像ＶＤの
ように領域分割された画素の総和が３以上の５のを取り
出して面積を計測する。

以上の処理により、油たまりに対応した画素面積が所定
値、つまり、３以上あるとき配管１６（第３図）に漏洩
があるものとして表示制御手段２４が表示装置１０に表
示させる。

上述した操作を点検、監視ポイント毎に繰返すことによ
り潤滑系統や冷却系統の油洩れを自動的に検出すること
ができる。

〔発明の効果〕

以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、
原子力発電施設や再処理施設で行なわれている油漏洩の
点検、監視を確実に行なうことができ、しかも、点検、
監視場所が点在したり、放射線線温率レベルの高い場所
があったりする悪環境下での点検監視作業を自動化し得
ることから、点検員の負担を暑しく軽減することができ
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の構成を、部分的に様能ブ
ロックで示したブロック図、第２図は同実施例のハード
ウェアの構成を示すブロック図、第３図乃至第６図は同
実施例の動作を説明するための画像例である。１・・・ＩＴＶカメラ、２・・・紫外線照射装置、３・
・・照明装置、４・・・移動台車、５・・・アナログプ
ロセッサ、６・・・演算ユニット、７・・・フレームメ
モリ、８・・・制御プロセッサ、９・・・演算プロセッ
サ、１０・・・表示装置、２１・・・運行制御手段、２
２・・・照明制御手段、２３・・・画像データ処理手段
、２４・・・表示制御手段。躬　１　図躬２図耶３　図躬４図

Claims

【特許請求の範囲】１、油たまり点検、監視領域に紫外線を照射して油中の
螢光物質と反応させ、この反応による発光像を撮影する
ことによつてディジタル画像データを作り、このディジ
タル画像データの濃度頻度分布の谷を求めて２値化し、
２値化された画像の面積から油たまりの有無を判定し、
油たまりがあつたときに油の漏洩があると判定すること
を特徴とする漏洩検出方法。２、ＩＴＶカメラと、このＩＴＶカメラの撮影領域に紫
外線を照射する紫外線照射装置と、前記ＩＴＶカメラお
よび紫外線照射装置を搭載する移動台車と、この移動台
車を油たまり点検、監視ポイントへ順次運行させる運行
制御手段と、前記ＩＴＶカメラの映像信号を処理して油
たまりの有無を判定する画像データ処理手段と、この画
像データ処理手段の処理結果を表示する表示装置とを備
え、油たまりを点検、監視して油の漏洩を検出すること
を特徴とする漏洩検出装置。